[1046] 第5回ニューウェーブ短歌コミュニケーションのご案内 佐藤りえ 2007年03月12日 (月) 19時28分

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第5回ニューウェーブ短歌コミュニケーションのご案内

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このたび、第5回歌葉新人賞授賞式
及び記念のシンポジウムを
開催することになりました。
みなさまのご参加を心からお待ちしております。

◆日時 2007年4月15日(日)13:30〜17:00
(受付開始 13:00)

◆会場 日本出版クラブ会館
東京都新宿区袋町6
TEL 03-3267-6111

交通アクセス
JR飯田橋駅(西口)徒歩8分
地下鉄都営大江戸線 牛込神楽坂駅(A2出口)徒歩2分
地下鉄有楽町線・南北線 飯田橋駅(B3出口)徒歩7分
地下鉄東西線 神楽坂駅(神楽坂口)徒歩7分

◆プログラム◆

*授賞式 第5回歌葉新人賞受賞者 廣西昌也

*シンポジウム

【鼎談】「短歌は新人に何を求めるか」
 荻原裕幸×加藤治郎×穂村弘

【公開討論】「新人は短歌に何を求めるか」
 司会:穂村弘
 ※公開討論の部ではご出席者からご意見をいただきながら、
  会場全体でのディスカッションを予定しております。
  ふるってご参加下さい。

*懇親会
 シンポジウム終了後、17:30より近隣にて懇親会を行います

◆参加費◆
シンポジウム 1,500円
懇親会 4,000円

◆参加申込先◆
佐藤りえ宛て
メールでお申し込みください。(タイトル欄参照)

◆申込み記載内容
1) 申込みパート
*下記から1つお選びください。会費は当日いただきます。
(1)シンポジウム及び懇親会
(2)シンポジウムのみ        
(3)懇親会のみ      

2) お名前 所属グループ名
*メールのタイトルには「第5回NTC参加」とお書きください。

◆受付締切
4月12日(木)
*お席に限りがございますので定員になり次第締め切らせて頂きます。
 尚、満席の場合は当方よりご連絡を差し上げます。

◆主催:
SS-PROJECT(荻原裕幸、加藤治郎、穂村弘)
コンテンツワークス株式会社

【歌葉】の歌集を購入ご希望の方は、
BookParkまでお願いいたします。
http://www.bookpark.ne.jp/utanoha/

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みなさまのご参加を心からお待ちしております。
よろしくお願いいたします。


[1045] B型で水瓶座の廣西です 廣西昌也 2006年11月15日 (水) 13時20分

 今回第5回歌葉新人賞を頂くことになり、心から感謝いたします。
 第1回から応募してきて、普段批評してもらう機会の乏しい私にとって大変な刺激になってきました。選者の方々の年ごとのコメントを受け止めながら、どう短歌を作っていくかという作業を続けることができたことはたいへん幸福なことだと思います。
斉藤斎藤さんがおっしゃっていたように、今後、短歌に積極的に関わっていくことで、受賞の恩返しができるように、前向きに行動していきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、荻原様、加藤様、穂村様、関係者の方々、ほんとうにありがとうございました。


[1044] "songs" goes on フラワーしげる 2006年11月13日 (月) 12時30分

こんにちは

 新人賞決定しましたね。祝辞とお礼と感想を。

 廣西さん、中田さん、おめでとうございます。
 廣西さん、豊かな歌才がおそらくこの機会を得て、全開されることと思います。今後の活躍間違いないですね。御挨拶できませんでしたが、またお目にかかれるのを楽しみにしております。
 中田さん、わたしも穂村さんがおっしゃったように、中田さんの歌には新しいものを感じました。今後の御活躍楽しみです。

 候補者の方々、みなさま、お疲れさまでした。経験してみて分かりましたが、これはけっこうきつかったですね。受賞の期待は後になればなるほど薄く成って、当日はゼロに近い状態でしたが、どうも長いお預けの状態と目の前の審査はちょっと拷問に似た感じもありました。でも、いい経験と言えば、いい経験でしょうか。それに色々な場所で批評してもらったことはやはりいいことだったような気がしますし(歌葉24時、裏葉、ついでに2ちゃんにも感謝)色々な感覚があるものだとあらためて思いました。仕事が滞ってしまったので、そのへんはかなり厳しかったですが。ともあれ、候補者の未来に愛と友情がごろごろ転がっていますように。

 順番としては後になってしまいましたが、選考委員の荻原裕幸さん、加藤治郎さん、穂村弘さん、ありがとうございました。ほんとうに稀有な機会を与えてくださったこと、幾ら感謝しても感謝したりない気がします。
 荻原さん、わたしの短歌にたいする評言「短歌にたいする悪意がある」というのは、ひじょうに面白く、どのあたりがそうなのか詳しく伺いたかったし、短歌にたいする悪意があったらいけないのか、そういうものにも文学的な、詩的な価値があるのでは、ということも伺いたかったのですが、それはいつか直接話せばいいですね。あの場では精細な議論は無理でしたし。
 加藤さん、わたしのものが全応募作のなかで一番短歌的な韻律がある、との評言ただ驚きました。短歌の批評って深いです。人間味がある、に関しては、あらためて考えました。人間味があるのもいいですが、人間味がないのもいいなとも思っているので。
 穂村さん、韻律がないと自分としてはとれない、との発言は御自身の短歌にたいするスタンスに関する明確なクレドですね。穂村さんのそのスタンスと、わたしのスタンスには深い懸隔があるような気がいたしました。
 もう一読明らかだと思うのですが、わたしは「短歌的」韻律より、意味のほうを優先してしまいます。いや、じつはわたしは57577にあまりにも忠実な意識をもった短歌はそれだけで、アレルギー的な拒否反応を起こしてしまいます。だったら、どうして短歌を作っているのかと、言われそうですが。しかし、結果的に57577という形になったという印象の歌も多く、そうした歌はとても好きです。自分のそうした感覚を考えると「枠」といったものにたいする拘泥なのかなという気がしています。
「枠」は好きではありません。しかし、それがないと何事も成立しないし、そもそもわたしは短歌という「枠」も嫌いではない。
 でも、短歌の韻律という枠は、短歌のジャンル性をあまりにも強調しすぎてしまうような気がしてしまうのです。わたしはひとつの短歌をもって、ひとつのマンガと、ひとつの小説、ひとつの映画と勝負したいです。そうして、そのためには意味先行のほうがいいと思っています。もし、短歌というジャンルが、ほかのジャンルと勝負したために、拡散、霧消という形になっても、それはそれでいいと思っています。それだけのものならそれだけのものですし(こういった姿勢を荻原さんは鋭く察知されたのかもしれません)。
 ジャンル内を固めて、優れたものを作って、それで他ジャンルと勝負したらいいではないかという考えもあるかなという気もしますが、そういうスタンスは澱みを作るだろうなという気がします。
 ただ穂村さんの、中田さんにたいする評価、それは短歌的描写という文脈のうえで、新しいリアリティーを追求している、ということだったと、わたしは解釈しているのですが、それはわたしも似たようなことを感じました。
 中田さんの短歌は、おそらく「認識」に関する短歌なのではないでしょうか。認識そのものについての短歌、認識される対象についての短歌ではなく。
 認識の手段について中田さんは拘泥されているのかなとわたしは思いました。
 そしてそれはかなりの程度意識的なものだろうなと思いました。たぶん中田さんは自分の認識システムに関して、かつて深刻な状況に瀕したことがあるのではないでしょうか。そうして、その後、認識システムを再構築したのではないでしょうか。それが、表現上説得力を持った、わたしはそう考えています。
 触覚を一度失った人間が、それを徐々に取り戻していく過程で、そうそう触覚ってこういう感じ、と学習していくようなものをわたしを想像しました。
 一方、中田さんの作品にたいする抵抗感のようなものも分かります。加藤さんが具体的にどういう言葉を使っておられたか、覚えていないのですが、つまりは、練られていない、ということだったと思います。荻原さんも最初は中田さんにたいしては肯定的ではなかったと思います(その後、意見を変えられましたが、唐突な印象を受けました。時間が押していなければ、あの場でもうすこし詳しく聞きたかったですね)。
 そうした、中田さんの作品にたいする抵抗感というのは、やはり、中田さんの作られるものが、短歌という表現形式にたいする拘泥より、認識にたいする拘泥のほうが先行していて、短歌的作品性の点で、見るべきところが少ないという印象があるからだと思います。

 また、ものすごく長くなっています。すみません。待機の時間があまりに長かったので、たまっていました。最後に面白かったことをひとつ。

 審査に耳を傾けていたのですが、何となく後ろを向くと、後ろにいたふたりの女性が、なにやら言いたげで、それから髪を結わえたほうの方が、わたしの左肩から何かをつまみあげて、それを床に捨てました。全体の意味を把握していないながらも、何となくお礼を言い、また審査に注意を戻したのですが、そうしながらも、何が肩に乗っていたのか、少し気になりました。もしや○○ブ○と思ったのです。そのまま真実を知らないのも面白いかなと思いましたが、好奇心に負けて、二次会でその方にうかがってしまいました。
答えは「蟻」でした。なぜ、あんなところに蟻がいたか不思議です。誰かの身体の付いてきたのでしょうか。お二方、ありがとうございました。一方の方は黒崎さんでしたよね。あと、二次会はものすごく楽しかったです。他の候補者たちに会うのはものすごく不思議な感じでしたし、遠方からの方もたくさんいらっしゃって、リアルとネットと時間と場所を超えたお祭りのようでした。早めに帰らなければいけないのがほんとに残念でした。またみなさんにお目にかかりたいものです。

 さて、短歌も短歌の批評もつづいていきますね。最後に歌をひとつ、キリンジの本歌取りですが。

 歌の神は意外に背が低く温度計柄のシャツでその内側の汗の冷たさ


[1043] 無事終了しました 多田百合香@ぷらむ。 2006年11月13日 (月) 12時05分

第5回歌葉新人賞が決まった翌日に
第2回歌葉新人賞次席の兵庫ユカさんの
『七月の心臓』批評会、無事開催、終了いたしました。
おかげさまで満員、
とても熱のある批評が繰り広げられました。

ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。
また、貴重なスペースをお借りして宣伝させていただきまして
ありがとうございました。