[743] Re[741]: 予定通り、21時に再開します。 穂村弘 2004年09月12日 (日) 20時56分

はい、ごはんたべました。


[742] Re[741]: 予定通り、21時に再開します。 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 20時56分

はいっ!

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[741] 予定通り、21時に再開します。 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 20時55分

加藤さん、穂村さん、
よろしいでしょうか?

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[740] Re[739]: では、休憩に入ります。 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 17時51分

お疲れさまでした。

これから、ふろ、ごはんです。

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[739] では、休憩に入ります。 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 17時50分

長めの休憩です。
21時から再開となります。

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[738] Re[737][734][733][731][727][726][722]: [ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」 穂村弘 2004年09月12日 (日) 17時48分


加藤さんが比較した二首以外にも、例えば、

春うらら文学少女は文学に強姦されて恍惚とする
数学を知っている木々 数学を知らない我がその森をゆく

たぶん、この二首なんかも、同じスイングでバットが振られているんだと思うんです。
ただ、その結果の方が大きく分かれてる。それはバットコントロールや選球眼のレベルの問題で、そもそものスイングの速さは買えると思います。勿論、荻原さんの云うように「だからこそ、結果に期待」ということにはなりますが。

以上です。


[737] Re[734][733][731][727][726][722]: [ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 17時46分

荻原さんの挙げた
 
  包帯をやさしくやさしく巻くように脱がされていく初めての夜

それから

  ビスケット・ソーダ・くちびる・ビスケット 美味しかったし許してあげる

もいいと思いました。

「空振り」もいいけど、やっぱり、良い歌を引き立てる「地の歌」で揃えたいところと思います。

私からは以上です。



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[736] Re[734][733][731][727][726][722]: [ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」 穂村弘 2004年09月12日 (日) 17時44分


> 全体を、7,1,6,1,8,1,6と区切っていますね。
> 虹の7色の反映かと思いましたが、ほかになにか意味はあるのかな?

1の部分は皆「天象」ですね。
もっと何かあるかな。


[735] Re[732][731][727][726][722]: [ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 17時44分

穂村さんの言う、

> 結果的に引き寄せたレトリック

というのは大事なことですね。
でも、だからこそ、
結果に期待したくなるんですね。
そして、この作者は、
その結果に期待できる人だと思います。
ぼくからは以上です。

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[734] Re[733][731][727][726][722]: [ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 17時42分

加藤さんの

> 全体を、7,1,6,1,8,1,6と区切っていますね。
> 虹の7色の反映かと思いましたが、ほかになにか意味はあるのかな?

という疑問、ぼくには読み切れませんでした。
1と6を足せば7、8から1を引けば7ですが、
ちょっとそこまでの仕掛けには見えませんでした。

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[733] Re[731][727][726][722]: [ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 17時36分

全体を、7,1,6,1,8,1,6と区切っていますね。
虹の7色の反映かと思いましたが、ほかになにか意味はあるのかな?

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[732] Re[731][727][726][722]: [ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」 穂村弘 2004年09月12日 (日) 17時34分

> こうした自意識の二重性みたいな、
> 手ざわりのたしかな場所へ向ける視点、
> この人の飛躍ポイントだという気がします。

深いところに「人外」感覚があるように思います。今回はそれが明るく出てるけど、たしか、去年はとても苦い一連を出していたような・・・・。


[731] Re[727][726][722]: [ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 17時31分

> わりこまれて会話の仕方をもういちど覚えるように人を見ている

これは、一連の中では、
ちょっと異色の作品かなと感じました。
おもしろいですね。自意識のたどり具合。
こうした自意識の二重性みたいな、
手ざわりのたしかな場所へ向ける視点、
この人の飛躍ポイントだという気がします。
あまり世界を大掴みしようとすると、
ことばがつるつるになってしまって、
かえって、ふつうの感じ、になるのかも……。

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[730] Re[729][727][726][722]: [ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」 穂村弘 2004年09月12日 (日) 17時30分


ミーティング抜け出してきたリスさんとアルファベットのAから齧る
新しいものが見たくて目を大きく開けたらゴミも入ってしまう

こういう空振りはあってもいいのではないかと。
「 レトリックの濃い作風」と加藤さんが云ってるけど、初めからレトリックに向かうタイプならこういう空振りはないと思う。結果的に引き寄せたレトリック(最初に、大滝さんの名前を出したけどあのタイプの)に価値があると思います。


[729] Re[727][726][722]: [ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 17時25分

> 「リスさん」と「七色の工場」あたりに、短歌作品としての境界があるように思いました。

と加藤さんが言っていること、
非常によくわかります。
あ、いいな、お、いいぞ、
と思いながら○を付けたり、
一方で、これはちょっと、が出たり、
たしかに「七色の工場」は、
ん、んん? みたいな感じで考えました。
穂村さんの言う「紙一重」を
すべて「秀歌」の方に向けるような、
そういう、方法論、と言えばいいのかな、
みたいなものが確立されたら、
この人はものすごいことになるような気がします。
それに、秀歌率がどこまでも伸びると、
ときどきあらわれるメルヘンタッチみたいなところも、
また違った味が出て来るのではないかと思います。

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[728] Re[726][722]: [ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 17時20分


荻原さん言う
>  ミーティング抜け出してきたリスさんとアルファベットのAから齧る
>
> といった作品があらわれると、
> う〜ん、どうなのかなあ、という気も……。


 一粒の雨の中にも七色の工場がある 虹が、あふれる

はいいと思ったんです。童話的な世界ですよね。

 「リスさん」と「七色の工場」あたりに、短歌作品としての境界があるように思いました。




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[727] Re[726][722]: [ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」 穂村弘 2004年09月12日 (日) 17時18分

この作者の場合、「数学を知っている木々」のような長打力が魅力ですね。
感覚もいいし、言葉も切れるんだけど、歌になったときに打率を稼げないような印象はちょっとあって、

快晴の日には空気が降り積もりトンネル班がトンネルを掘る
天体も微動している台風の夜はランプに心も入れて

この辺りは「トンネル班」や「微動」の背後には強い心の圧があるんだと思うんですよね。でも「降り積もり」はちょっとわかりにくく、「心も入れて」はちょっと類型になってる。いずれも、もっと遠くまでいける歌のように感じます。

わりこまれて会話の仕方をもういちど覚えるように人を見ている

これは面白い。自意識の歌ですね。


[726] Re[722]: [ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 17時14分

> 紙一重の秀歌

という判断がむずかしいですね。
かなり大きく期待をする作者ですが、

 ミーティング抜け出してきたリスさんとアルファベットのAから齧る

といった作品があらわれると、
う〜ん、どうなのかなあ、という気も……。

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[725] Re[723][722]: [ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 17時11分

失礼しました。歌をきちんと引いておきます。

春うらら文学少女は文学に強姦されて恍惚とする
快晴の日には空気が降り積もりトンネル班がトンネルを掘る
新しいものが見たくて目を大きく開けたらゴミも入ってしまう

> レトリックの濃い作風です。
> 読み直してみると、いい歌がけっこうあったのですが、初めの3首でちょっと躓いた感じです。
>
> 「文学に強姦されて」これはインパクトがありますが、冒頭の歌としてはマイナスだと思います。
> まず、「もしもし」と話しかけて、読者との架橋を考えたいですね。
> 「空気が降り積もり」というところで詩的にするのは疑問でした。
> 「目を大きく開けたらゴミも入ってしまう」もどうかな。
> 最初の一連にやや疑問があったので、その印象を引きずったようです。

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[724] Re[722]: [ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 17時05分

[ID 61] 黒崎恵未さんの「vibgyor」、
迷うところの多い一連でした。
おもしろいんですよね。間違いなく。
ことばのセンスも光るものが多いし。

 数学を知っている木々 数学を知らない我がその森をゆく
 欠けてゆく部分はきっと必要じゃなかったところ なくなるこころ
 ひまわりの鎖骨を折って過ごす夏 あの人はいつも遠くから来た
 包帯をやさしくやさしく巻くように脱がされていく初めての夜
 朝焼けの窓に二人は触れていて永続的なやけどをしてる

これらの歌、かなり良いなと思ったものです。
ただ、穂村さんが言う、

> このベタさにも惹かれるものがあります。これは紙一重の秀歌なんじゃないかな。

の「ベタ」な感じの何首かに、
どうしてもうまく乗り切れないものがありました。

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[723] Re[722]: [ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 17時05分


全体を7つのパートに分けて、虹を現しているのかな。
色は関係ないみたいですね。

レトリックの濃い作風です。
読み直してみると、いい歌がけっこうあったのですが、初めの3首でちょっと躓いた感じです。

「文学に強姦されて」これはインパクトがありますが、冒頭の歌としてはマイナスだと思います。
まず、「もしもし」と話しかけて、読者との架橋を考えたいですね。
「空気が降り積もり」というところで詩的にするのは疑問でした。
「目を大きく開けたらゴミも入ってしまう」もどうかな。
最初の一連にやや疑問があったので、その印象を引きずったようです。

終わりの方の
 
 空気屋が空気切り場で切り出した空気の分だけ落ちてくる空

も、上句は魅力的なんですが「空気の分だけ」と、駄目押しされると苦しいですね。
全体的にやや喋りすぎという感じで、もう少し〈色〉=〈言いたいこと〉を消すとよかったと思います。

いいと思ったのはこんな歌です。

 一粒の雨の中にも七色の工場がある 虹が、あふれる

 数学を知っている木々 数学を知らない我がその森をゆく

 さみどりのペリエの瓶を投げやれば弾けるほどに沸きたつ林

 ひまわりの鎖骨を折って過ごす夏 あの人はいつも遠くから来た

 紙風船の中で宇宙の始まりを再現しながら回るウイルス



才能のある楽しみな作者ですね。 ☆

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[722] [ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」 穂村弘 2004年09月12日 (日) 16時59分


[ID 61] 黒崎恵未「vibgyor」について。

 未知の世界への怖れと期待が鋭く表現されている。「虹の7色を記録するための語 violet,indigo,blue,green...」というタイトル「vibgyor」も魅力的。

  数学を知っている木々 数学を知らない我がその森をゆく

 「数学を知っている木々」という把握そのものが凄いんだけど、それがまるで自明のように書かれ、さらに「数学を知らない我がその森をゆく」とくる。このめくるめく孤立感に痺れる。飛躍と自明性、大滝和子さんなみの切れ味ですね。
 
 ひまわりの鎖骨を折って過ごす夏 あの人はいつも遠くから来た
 朝焼けの窓に二人は触れていて永続的なやけどをしてる
 手鏡はくだけてしまう神様の鏡と合わせ鏡になって

 「鎖骨を折って」「永続的なやけど」「くだけてしまう」などの痛みを織り込んだ表現が、何かそれ以上の殆ど喜びに近いような震えを伴って迫ってくる。言葉の組み立てに終わらない臨場感がある。

 鳥が啼く声を切なく思うのは愛していると言っているから

 このベタさにも惹かれるものがあります。これは紙一重の秀歌なんじゃないかな。



[721] Re[720]: では、17時まで休憩しましょう。 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 16時51分

17時頃、穂村さん、
[ID 61] 黒崎恵未さんの「vibgyor」のコメント、
よろしくお願いします。

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[720] では、17時まで休憩しましょう。 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 16時50分

そんなに文字数多くないのに、
書いたり消したりのタイピングで、
肩がこって来ました。(^^;;;

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[719] Re[716][708][707][706][704][702][700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 穂村弘 2004年09月12日 (日) 16時47分

> 加藤さんの言う、歌の鮮度、というあたり、
> どう捉えてゆくかということが、
> 永井さんの作品評価をする上で
> 非常にむずかしい問題となると感じます。

そう思います。
ぼくとしては最初に出したコメントが今のところの評価の上限です。
あとは最終選考で。
以上です。


[718] Re[715][714][712][710][708][707][706][704][702][700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 16時47分

そうですね。
テロとの関連でいうと、ちょっと弱いかな。
時代の停滞感は一側面と言ったんですけど、こういったテロ、暴力、恐怖、狂気、そういうものに晒されてる現実を、ぼくは避けて通りたくないし、新人がそういうものにどう立ち向かっていくか、注視したい。
だから、時代の反映というところで、この作品を評価するなら、ちょっと乗れない感じがします。

時代の停滞感に風穴をあけて、読者を別の世界に連れて行く。

そんな期待があります。

私からは以上です。




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[717] Re[716][708][707][706][704][702][700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 16時47分

ぼくからは以上です。

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[716] Re[708][707][706][704][702][700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 16時45分

やりとりしていると、やはり、
加藤さんの言う、歌の鮮度、というあたり、
どう捉えてゆくかということが、
永井さんの作品評価をする上で
非常にむずかしい問題となると感じます。

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[715] Re[714][712][710][708][707][706][704][702][700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 16時40分

 パチンコ屋の上にある月 とおくとおく とおくとおくとおくとおく海鳴り
 食事の手とめてメールを打っている九月の光しずかなときを

時間がないので、二首だけ引きますが、
こうした歌は、日本のいま・ここですが、
2001年から2002年にかけてのいま・ここであり、
背景としてテロをそれなりに意識はしている、
ということを読みとってもいけなくはないんじゃないでしょうか。
ただ、それがメインモチーフとまでは言わないですけど。
背景だからこそ活きているようにも思います。

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[714] Re[712][710][708][707][706][704][702][700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 16時37分

加藤さん、

> そうですか。であれば、そういった事件に無関心な日々となりますね。

そうとばかりは言えないような気もするのですが……。
背景、と思っていたので、あれですが、
ちょっと待って下さいね。

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[713] Re[712][710][708][707][706][704][702][700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 穂村弘 2004年09月12日 (日) 16時36分

荻原さん、タイピングはやい・・・

加藤さん
> 今歌うとき、2001年の夏から2002年の春、である意味は、ぼくには解らなかった。
> 「ストック」とまでは言わないけど、2002年という年号は、鮮度という意味で、ネガティブ印象を持つでしょう。それも計算?

雨音かシャワーの音かわからない2002年のある朝起きて

これですね。
これはわからなかった。
でも、「2004年」にするのは簡単なんだから、敢えてやっているのは確かですよね。

> 時代の停滞=歌の停滞という悪循環を感じるんです。

個人の停滞感と歌として水位のようなものはイコールじゃないよね。
実感の盛られ方は歌の大きな要素として印象を左右するけど、すべてじゃないでしょう。
ただこの一連に関してはかなりリンクしているから、あんまり強気に出ると嘘になるけど。




[712] Re[710][708][707][706][704][702][700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 16時32分

> > 今歌うとき、2001年の夏から2002年の春、である意味は、ぼくには解らなかった。
>
> 加藤さん、これは、
> アメリカの、同時多発テロとか、
> そのあたりを意識しているのでは?


そうですか。であれば、そういった事件に無関心な日々となりますね。


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[711] Re[707][706][704][702][700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 16時30分

> 最近「ナンバ歩き健康法」とか「古武術健康法」みたいな本が流行ってるでしょう。
> 「戦後」にリンクした西洋式のスポーツ理論の見直しみたいな感じで。
> 斉藤さんとか永井さんとかの歌から、なんとなく、それを連想するんだよね。

そうなのか。それはちょっとわからなかったけど、
この二人の「心」は類かも知れないと思います。
ただ、「ことば」の面は括れない、と言うか。

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[710] Re[708][707][706][704][702][700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 16時26分

> 今歌うとき、2001年の夏から2002年の春、である意味は、ぼくには解らなかった。

加藤さん、これは、
アメリカの、同時多発テロとか、
そのあたりを意識しているのでは?

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[709] Re[706][704][702][700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 16時24分

あと、

> 歌で、時代を切りひらいていくという姿勢がほしいと思うんです。

というのはもちろんそうなんですが、
ある種の日常への絶望みたいな場で、
ニヒリズムに陥らずにもちこたえる、
というのがベースにあって、
そこから明るさみたいなものも出ているのでは?

 五円玉 夜中のゲームセンターで春はとっても遠いとおもう

この歌だけを引くと、
ちょっと凹んだ感じが出ますが、
これは連作の終わりに向けての凹みの部分で、
ここから後の、特に、末尾の5首、
絶望的な感触のなかからなおたちあがってくる
明るさ楽しさの方向へ向いているように読みました。

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[708] Re[707][706][704][702][700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 16時23分

鮮度が今ひとつかな、この一連は。読者として、歌の鮮度を求めたとして、

>さらにフラットな地獄/日常が描かれている。(穂村さん)

だからいいんだとなったら、歌の批評は成立しないでしょう。

この一連、「夏の夜」「熱帯夜」「九月」「冬の歩道」「十二月」「春雨」と、一年をスケッチしているのだけど、その割に季節感が乏しい。
このだらだらした感じや、めりはりのない一年、それがリアルなのかな。じゃあ、リアルであれば、いいのか。
で、最後の歌で、2002年って来て、ちょっとがっくりする。
たとえば一晩、24時間の「冒険」だったら、面白かったと思うけれども。
今歌うとき、2001年の夏から2002年の春、である意味は、ぼくには解らなかった。
「ストック」とまでは言わないけど、2002年という年号は、鮮度という意味で、ネガティブ印象を持つでしょう。それも計算?

時代の停滞=歌の停滞という悪循環を感じるんです。


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[707] Re[706][704][702][700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 穂村弘 2004年09月12日 (日) 16時20分

加藤さん
> 停滞に受動的すぎないか。

確かに、斉藤斎藤さんにはもっと世界が歪むような個としての意志を感じますね。

荻原さん
> 力をかけてはいけないところに力を入れない、
> ということを全力で果たそうとしている、
> という徹底したこだわりだと思って読みました。

ちょっと話がずれるんだけど、最近「ナンバ歩き健康法」とか「古武術健康法」みたいな本が流行ってるでしょう。「戦後」にリンクした西洋式のスポーツ理論の見直しみたいな感じで。斉藤さんとか永井さんとかの歌から、なんとなく、それを連想するんだよね。


[706] Re[704][702][700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 16時17分

加藤さんの言う、

> > 停滞する現在の空気というものを掴んでいるんじゃないかな
>
> ぼく、これ、時代のごく一側面だと思うのです。
> それはそれでいいけど、それが歌の良さに繋がっているのかな。
>
> 停滞に受動的すぎないか。

停滞が一側面かどうかはともかくとして、
「この状況」に対する徹底ぶりというのは、
一つの価値観のたちあげ、ではないでしょうか。
歌の良さ、つまり、従来の歌の良さ、の場を、
かすめつつ逸れているようなところ、
その位置どりの確かさに「良さ」を感じます。
そこをおもしろく読みました。
比較対象として斉藤斎藤さんをあげましたが、
二人が類だというわけではないです。

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[705] Re[702][700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 16時11分

穂村さんの言う、

>  二〇〇四年現在の「豊かな貧しさ」や「だからどうした的な不幸」に正対していると思いました。

というあたりから以下もろもろ、
引用歌は違っているけど、
ほぼ同じ視点で読んでいるようですね。

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[704] Re[702][700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 16時10分


> 停滞する現在の空気というものを掴んでいるんじゃないかな

ぼく、これ、時代のごく一側面だと思うのです。
それはそれでいいけど、それが歌の良さに繋がっているのかな。

停滞に受動的すぎないか。

> 五円玉 夜中のゲームセンターで春はとっても遠いとおもう

歌で、時代を切りひらいていくという姿勢がほしいと思うんです。


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[703] Re[700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 16時05分

地味が滋味に繋がるといいんだけど、
ちょっとどんよりしているかな。

BEST10に入れようか迷ったけれど、推しきれなかったです。
これだ、というが弱いと思うんです。
それは何であってもいいのですが、もう少し訴求力が欲しかった。
タイトルの「冒険」はアイロニカルに言っているんですね。

いいと思った歌は、こんな歌です。

 食事の手とめてメールを打っている九月の光しずかなときを

 半そでのシャツの上からコート着て透き通る冬の歩道をあるく 

 山手線とめる春雷 30才になれなかった者たちへスマイル

 胸の小さな女の折った折り紙に英語でできた詩を書いてやる 

 春雨は窓を打ちつつこの本に何かがきっと書かれるだろう

もう、出来上がったはずの「本」に、何かが書かれるという確信は、未来を未知のものとする眩い思いである。これはいい歌ですね。



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[702] Re[700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 穂村弘 2004年09月12日 (日) 16時03分


[ID 52] 永井祐「冒険」について。

 二〇〇四年現在の「豊かな貧しさ」や「だからどうした的な不幸」に正対していると思いました。『冒険』というタイトルは、そのことに対して意識的である証かな。自分に好都合な希望や救いを丁寧に排除した上で、自虐的にならないように注意が払われている。本気や前向きであることが、自分においてはこのかたちを取る、という判断が一連の底を流れているのを感じます。斉藤斎藤作品よりも個人に根ざした呪詛がなく、さらにフラットな地獄/日常が描かれている。

  五円玉 夜中のゲームセンターで春はとっても遠いとおもう

「ゲームセンター」では全く使い道がない「五円玉」が効いている。

  昨夜みた映画の中に外人が罪悪感にふるえるシーン

 「罪悪感」に震える「外人」との距離が、〈私〉という存在を照らし出しているようだ。
 「春はとっても遠い」「とおくとおく とおくとおくとおくとおく海鳴り」「遠くにデルタ・ブルースきこえる」など、一連にくり返し現れる距離感が離人的な〈私〉のあり方を感じさせる。

  食事の手とめてメールを打っている九月の光しずかなときを

 微妙な優先順位の狂いのなかに、今の空気感が生々しく捉えられている。とてもさみしいうつくしさがある。このような把握は以下の歌にも共通している。

  明け方の布団の中で息をはく部屋の空気がわずかにうごく
  終電のホームにあった水飲み場 足のぴりぴり星のぴりぴり 

 これらの作品から、何故かこんな歌を連想。

花もてる夏樹の上をああ「時」がじいんじいんと過ぎてゆくなり(香川 進)

 有名な歌だけど、こちらが敗戦後の流れ出した時間を表現しているとすれば、永井作品は停滞する現在の空気というものを掴んでいるんじゃないかな。 


[701] Re[700]: [ID 52] 永井祐 「冒険」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 16時03分

穂村さん、コメント、お願いします。

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[700] [ID 52] 永井祐 「冒険」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 16時01分

先に議論した二篇、
しおみまきさん、土岐友浩さんの作品が、
くっきりした仕掛けの風景のなかで、
もちまえの資質を前面に押し出していたのに比べて、
[ID 52] 永井祐さんの「冒険」は、
かなり「地味」だと言えるかも知れませんね。

昨年の受賞者の斉藤斎藤さんにも、
この種の「地味」な傾向があったと思いますが、
何と言ったらいいかな、
力をかけてはいけないところに力を入れない、
ということを全力で果たそうとしている、
という徹底したこだわりだと思って読みました。

 パチンコ屋の上にある月 とおくとおく とおくとおくとおくとおく海鳴り
 何してもムダな気がして机には五千円札とバナナの皮 
 女もののジーンズのまま階段に座ってるとき出てた半月 
 昼過ぎの居間に1人で座ってて持つと意外に軽かったみかん
 胸の小さな女の折った折り紙に英語でできた詩を書いてやる 
 春雨は窓を打ちつつこの本に何かがきっと書かれるだろう 

強く惹かれたのはこのあたりの作品です。
「海鳴り」と「五千円札とバナナの皮」は
まだめだちますけど、その他の、
「女もののジーンズのまま」の「まま」とか、
「持つと意外に」の「意外に」とか、
「胸の小さな女」の「胸の小さな」とか、
「何かがきっと書かれるだろう」とか、
微妙な意味の負荷とかねじれとか、
この世界の、何かを掴めてるんじゃないか、
という印象を持ったりしました。

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[699] あはは。 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 15時52分

タバコの本数、増えるかと思いましたが、
吸ってる暇がほとんどないです。(笑)

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[698] Re[697]: では、16時まで休憩します。 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 15時49分

ちょっとタバコ買ってきます (うそ)

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[697] では、16時まで休憩します。 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 15時49分

ハードだなあ……。

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[696] Re[694][683]: 土岐友浩作品について 穂村弘 2004年09月12日 (日) 15時46分

> それから、冒頭の「虹の解体」の引用とか、
> 末尾に入っている解説的な部分とか、
> このあたりの大きな構えについては、
> どうもその効果が読み切れなかったのですが、

私も若さによる世界の乱反射性みたいな結びつきくらいしかわかりませんでした。
かっこいい系の歌は逆風の時代なので、期待したいですね。
以上です。


[695] Re[694][683]: 土岐友浩作品について 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 15時45分

どうなんでしょうね?
というのは、修辞疑問的な疑問ですので、
ではこれは最終のときの問題にします。
ぼくからは以上です。

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[694] Re[683]: 土岐友浩作品について 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 15時43分

それから、冒頭の「虹の解体」の引用とか、
末尾に入っている解説的な部分とか、
このあたりの大きな構えについては、
どうもその効果が読み切れなかったのですが、
これらはどうなんでしょうね?

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[693] Re[692][689][687][683]: 土岐友浩作品について 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 15時42分


> > が、ぼくは、この作者のある種の甘さ、幼さは、詩人としての美質と感じるんです。
>
> というのは、
> 思考思惟でがちがちにならずに、
> 人間的な甘さやわらかさ幼さみたいなものが、
> バランスよく出ているという意味でしょうか?
> もしそうだったらたしかに「美質」ですね。


そうですね。 
引用や仕掛けがあって、知的な武装があるんだけど、その殻のなかにある柔らかい感性が紛れないと思うんです。

期待したい作者です。

私からは、以上です。


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[692] Re[689][687][683]: 土岐友浩作品について 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 15時38分

加藤さんの言う、

> が、ぼくは、この作者のある種の甘さ、幼さは、詩人としての美質と感じるんです。

というのは、
思考思惟でがちがちにならずに、
人間的な甘さやわらかさ幼さみたいなものが、
バランスよく出ているという意味でしょうか?
もしそうだったらたしかに「美質」ですね。

読んでいるときは、
徹底したテンションの高さでは
連作を組みあげ切れていない、という
何かマイナス要素があるようにも感じましたが、
もう一度読み直してみた方がいいかな。

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[691] Re[690][688][685][683]: 土岐友浩作品について 穂村弘 2004年09月12日 (日) 15時38分


> (混沌を)ミキサーのなか(混沌のまま)金魚をいっぴき飼うように
>
> ミキサーで、ズダズタになるかもしれない、危うい生命のありよう。
> 混沌をそのまま受け入れるというのは、そういう危うさを内包するんだ、という歌と解釈しました。
> なかなか複雑なことを言っているんじゃないか。

確かにこの感覚はいいですね。
(混沌を)(混沌のまま)の文体も工夫されている。

(混沌を)/ミキサーのなか/(混沌の/まま)金魚をいっ/ぴき飼うように

機械的に切るとこうでしょうか。


[690] Re[688][685][683]: 土岐友浩作品について 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 15時30分

穂村さんの言う、

> いつかこのコンクリートの霊園のどこかで未来を密造しよう
>
> 加藤さんは評価しているけど、私はこの歌もちょっとツメが甘いように感じました。「いつか」「どこか」では、信じ切れないというか。

この「信じ切れない」という感じ、
一首の出来とか不出来ということではなく、
全体のことばの切り出し方として、
ところどころ見受けられるような……。
医学を通して世界を見る全体の構成が先にあって、
そこに歌を組み入れているような手つき、と言ったらいいか。
力がきちんとあるので、ほとんど気づきませんが、
こうしたところに少し顔を出しているのかも知れないですね。
あ、でも、これは、力の証、ということにもなるかなあ……。

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[689] Re[687][683]: 土岐友浩作品について 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 15時30分

そうですね。
未完成なところもありますが、新人としての登場にふさわしい、感覚的な冴えがあります。
リリカルなところと、思索的な面もある。

(混沌を)ミキサーのなか(混沌のまま)金魚をいっぴき飼うように

ミキサーで、ズダズタになるかもしれない、危うい生命のありよう。
混沌をそのまま受け入れるというのは、そういう危うさを内包するんだ、という歌と解釈しました。
なかなか複雑なことを言っているんじゃないか。

甘いところもある。

 月へ手をかざした君のサファイアがきらめく誰もだれもが乱視

が、ぼくは、この作者のある種の甘さ、幼さは、詩人としての美質と感じるんです。




 

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[688] Re[685][683]: 土岐友浩作品について 穂村弘 2004年09月12日 (日) 15時22分

>  君の背に檸檬まみれの手でえがく:E・イーコール・mc・二乗
>
> というような切り口、
> ちょっと素朴すぎるかな、
> というのが、これだけでなく、
> 全体に、各歌に、少しずつ感じられました。

いつかこのコンクリートの霊園のどこかで未来を密造しよう

加藤さんは評価しているけど、私はこの歌もちょっとツメが甘いように感じました。「いつか」「どこか」では、信じ切れないというか。


[687] Re[683]: 土岐友浩作品について 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 15時17分

あと、気になった方を言えば、

 虚仮おどしの俺の上をB・Jが鳥にしちゃった少女が飛んだ

これは、手塚治虫かな。
むかし読んだことあるエピソードだけど、
こういう歌がそのまま通用するという感覚は、
ちょっとどうなのかなあ、という気がしました。
逆に、いいなと思ったのは、

 春の原っぱのさようなら臍の緒を切られたみたいにくすぐったい
 (混沌を)ミキサーのなか(混沌のまま)金魚をいっぴき飼うように
 携帯電話のいちばん奥に死んだ仔のエコー画像がまだ残ってる
 オルゴールだった人形だった風だった解剖実習初日
 女とか男とかなんかそういうのを越えたところで犯してみたい
 初雪が壊れるようにできている俺たちの眼に織りあげた虹

といったところです。
人体や生命に対する、無機的なんだけど、
冷静な視点、と言うか、粘着的な視点があって、
これらの感覚は、かなりうまく活きていると思います。

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[686] Re[684][683]: 土岐友浩作品について 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 15時11分

> 穂村です。

>  コントローラ大統領大大統領コントローラ・コントローラー
>
> これとか面白そうなんだけど、いまひとつ構造がわからなかった。どういう歌なんでしょう。

コントローラーは制御する装置ですね。
制御装置としての「大統領」がいて、それをさらに制御する「大大統領」がいる。そういう制御の連鎖というふうに受けとりました。


> 好きだったのは、こんな歌。
>
>  オルゴールだった人形だった風だった解剖実習初日
>
> 「解剖実習初日」を支える表現として「オルゴールだった人形だった風だった」は(私は解剖実習未経験ですが)、言葉の散らし方、リズムともに絶妙のバランスだと感じました。

うん、この歌、いいね。 ☆



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[685] Re[683]: 土岐友浩作品について 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 15時06分

さきほどのしおみまきさんもそうですが、
土岐友浩さん、連作の構えが大きくて、
わくわくさせてくれるところがありますね。
ただ、

 君の背に檸檬まみれの手でえがく:E・イーコール・mc・二乗

というような切り口、
ちょっと素朴すぎるかな、
というのが、これだけでなく、
全体に、各歌に、少しずつ感じられました。

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[684] Re[683]: 土岐友浩作品について 穂村弘 2004年09月12日 (日) 15時06分


穂村です。
[ID 18] 土岐友浩「Cellphone Constellations」について。

全体に攻めていていいと思うけど、破調、引用などちょっと意図が読み切れないところもありました。

 コントローラ大統領大大統領コントローラ・コントローラー

これとか面白そうなんだけど、いまひとつ構造がわからなかった。どういう歌なんでしょう。
好きだったのは、こんな歌。

 オルゴールだった人形だった風だった解剖実習初日

「解剖実習初日」を支える表現として「オルゴールだった人形だった風だった」は(私は解剖実習未経験ですが)、言葉の散らし方、リズムともに絶妙のバランスだと感じました。


[683] 土岐友浩作品について 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 15時00分

では、[ID 18] 土岐友浩さんの 「Cellphone Constellations」です。

鮮やかな登場だと思いました。
医学部の学生というポジションは、作品から浮かび上がってきますが、
一連、クールで脆い悪意をもった人物像がくっきり描かれていると思いました。
魅力的なキャラクターです。


 携帯電話のいちばん奥に死んだ仔のエコー画像がまだ残ってる
 *ルビ:携帯電話=ケータイ

 オルゴールだった人形だった風だった解剖実習初日

 「そのまさかです」と慣れない口笛を奏でる君へささげるコスモス


いずれもいい作品だと思いますが、このあたりは、医学生の日々が反映しているのでしょうね。
実体のある歌という感じがしました。

「死んだ仔」とは何だろう。
実習で使った動物かとも思ったけれど、「エコー画像」というのだから、胎児なんでしょう。
もう死んでしまった仔の、かつてのエコー画像が携帯電話に残っている。
「いちばん奥に」がいいですね。
現代の底知れぬ冷ややかな闇を象徴していると思います。

「解剖実習初日」の印象を記している。
棒立ちで無力だったという自覚でしょうか。
オルゴール、人形、風、の流れが美しいですね。
この歌のようなある種の幼い感覚がいいです。

患者が亡くなった場面かな。よくない出来事があった。
「そのまさかです」というのは、同級生の女の子でしょう。
こういうぎこちなさを淡い侮蔑と共に愛する。それが自分に返ってくるわけですね。

引用や表記も凝っていますが、ぼくは全体的に、この作者の感覚的な切れ味に強く惹かれました。リリカルなところがいいんです。

ほかに、こんな歌に○を付けました。


 (混沌を)ミキサーのなか(混沌のまま)金魚をいっぴき飼うように

 おかわりは空いたグラスと交換でお願いしますって言って、もっかい

 夏に舞いおちるのはひかり じゃがいものあたまに灯るバターもとけて

 コントローラ大統領大大統領コントローラ・コントローラー

 いつかこのコンクリートの霊園のどこかで未来を密造しよう



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[682] 1時間で、 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 15時00分

200アクセスありました。

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[681] Re[680][679][678]: 15時まで休憩しましょう。 穂村弘 2004年09月12日 (日) 14時59分

> > けっこう厳しいねえ。
> > 早指し将棋というか、一分将棋というか。。。

甘いものが食べたくなった。。。。。


[680] Re[679][678]: 15時まで休憩しましょう。 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 14時54分

> けっこう厳しいねえ。
> 早指し将棋というか、一分将棋というか。。。

そうですね。
さっき携帯に電話があって、
パニックになりかけました。(^^;;;

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[679] Re[678]: 15時まで休憩しましょう。 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 14時51分

けっこう厳しいねえ。
早指し将棋というか、一分将棋というか。。。

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[678] 15時まで休憩しましょう。 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 14時49分

15時頃、加藤さん、
[ID 18] 土岐友浩さんの「Cellphone Constellations」、
コメントよろしくお願いします。

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[677] Re[676][673][671][670][669][668][661]: しおみまき作品について 穂村弘 2004年09月12日 (日) 14時46分


> 作者の感性とか言語感覚とか、
> ものすごく良いものがあるので、
> この構成が組めるということですから。

そうですね。
もっと作品がみてみたいです。
作者像にも興味が湧きますね。

以上です。


[676] Re[673][671][670][669][668][661]: しおみまき作品について 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 14時44分

加藤さんの言う、

> 催眠効果と言いましたが、パターンの繰り返しで、ゆったり感性を委ねられるんです。

この点、わかります。
作者の感性とか言語感覚とか、
ものすごく良いものがあるので、
この構成が組めるということですから。
ぼくの言っているのは「ないものねだり」だと思います。
それもこれも、これだけ良いものがまとまるなら、
もっとふつうに連作をまとめた方が、
より良さがきわだつのではないか、
というような意見です。
とても期待できる作者ですね。
ぼくからは、こんなところです。

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[675] Re[674][672][667][666][665][661]: しおみまき作品について 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 14時42分

私からは以上です。

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[674] Re[672][667][666][665][661]: しおみまき作品について 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 14時41分


> 修辞的には連作の展開がありますが、
> もっと散文的な意味での内容の展開については、
> どうなのでしょう?>加藤さん
> sigeって誰?/何? とか。
> 時間の流れは? とか。

sigeは、猫かなと思って読みました。
単に友人のイメージでもかまわないと思います。
連作の初めに「sigeとわたしは猫語ではなす」があり、また最後から二首めに再び「sigeとわたしは猫語ではなす」が出てきますね。
ゆったり円環的に時間と空間が閉じてゆく感じがします。


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[673] Re[671][670][669][668][661]: しおみまき作品について 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 14時34分

なかなか、最初の印象を出るのは、難しいですが、この連作に限って言えば、4首、3首のブロックの移行は、うまく行っていると思うんです。
催眠効果と言いましたが、パターンの繰り返しで、ゆったり感性を委ねられるんです。
この作品で、一首、一首、仕切直しとなると、かえって辛い気がします。




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[672] Re[667][666][665][661]: しおみまき作品について 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 14時33分

> 今まで、こういう30首構成の仕方はなかったんじゃないかな。

修辞的には連作の展開がありますが、
もっと散文的な意味での内容の展開については、
どうなのでしょう?>加藤さん
sigeって誰?/何? とか。
時間の流れは? とか。

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[671] Re[670][669][668][661]: しおみまき作品について 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 14時27分

穂村さんの言う、

> 読者としては自分にとって最高の一首をみつけてしまった場合、勝手かもしれないけど同じフレーズをもつ他の歌はいらないように感じてしまいますね。

この点、でしょうね。

 のどぼとけひろいあつめてかごのなか雲がながれるこぼさぬように
 かごの中ぶちまけみればアメガフルあすふぁるとからからめるぷりん
 ひんやりとゆびにとまれり七月のかえるかしこくまなこをとじる
 いつになく花を浮かべて水のうえおもいがつのるわたしはこころ
 ぬかがらのころんころんとセミコロンもがくもがくももがくもがくれ
 まちうけのみみをはさんで西がはのくびすぢだけが熟れてゆくなつ

これらの歌、すごくいいな、
と思って○を付けてはいるのですが、
パターン内でとっているのは、
他にもいい歌があるように感じるのに、
わりあい自然に一首に限定されてしまって。
この構成のため、作者の持っている資質の良い部分が、
一首単位では削がれてしまっているかも、と
やはりそんな印象が消えないです。

ただ、300首のなかにこの30首があれば、
という考え方もありますので、
その場合はそれでいいのではないか、
というきもちももちろんあります。

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[670] Re[669][668][661]: しおみまき作品について 穂村弘 2004年09月12日 (日) 14時25分

穂村です。

「連作構成」的な意識ではなくて、もう少し生理的な必然(言葉の助走とか)のようなところから出てきているように感じます。

荻原さん
> ただ、2〜5首くらいのこのパターン内では、
> それぞれが推敲過程でできた一首分のバリエーション、
> という印象がどうしてもあって、気になります。


読者としては自分にとって最高の一首をみつけてしまった場合、勝手かもしれないけど同じフレーズをもつ他の歌はいらないように感じてしまいますね。


[669] Re[668][661]: しおみまき作品について 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 14時17分

11首めあたりで、ブレイクしたり、19首めあたり、「熟れてゆくなつ」と結句にパターンを移行したり、わりと工夫はされているように思います。

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[668] Re[661]: しおみまき作品について 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 14時14分

加藤さんの言う、

> 別のパターンへ次々連鎖してゆく構成は、
> 試みとして評価できるのではないか。

という点はよくわかります。
たしかにほんとに単調な連作とは違いますので。
ただ、2〜5首くらいのこのパターン内では、
それぞれが推敲過程でできた一首分のバリエーション、
という印象がどうしてもあって、気になります。

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[667] Re[666][665][661]: しおみまき作品について 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 14時13分

そうですね。
4首、3首単位のブロックの展開が、相殺と映るか、交響的になるかですね。
今まで、こういう30首構成の仕方はなかったんじゃないかな。


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[666] Re[665][661]: しおみまき作品について 穂村弘 2004年09月12日 (日) 14時11分

穂村です。
[ID 8] しおみまき「sige」について。

評価のところに最後まで「?」がついていました。
とても新鮮な作品で、関節を外したような言葉の柔らかい使い方、平仮名の表記とリズムに誘い込まれるような魅力がありますね。
この緩さが癖になるというか。

 のどぼとけひろいあつめてかごのなか雲がながれるこぼさぬように
 ひんやりとゆびにとまれり七月のかえるかしこくまなこをとじる
 ぬけがらのころんころんとセミコロンゆび吸いながらとわのゆふぐれ

迷ったのは、「のどぼとけひろいあつめてかごのなか」「ぬけがらのころんころんとセミコロン」などの同じフレーズが何首にもわたって使われている部分で、加藤さんが積極的に評価しているように、確かにある種の効果をあげていると思うけど、私はどちらかといえば、この特異な言語感覚で全部ちがっている(つまり普通に書かれている)バージョンが、読みたかったように感じました。
非常に面白い感覚の持ち主だと思います。


[665] Re[661]: しおみまき作品について 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 14時10分

しおみまきさんの「sige」、
とるかとらないか、
両極端な反応になるかなあ、
ということを感じながら読みました。
たとえば、一首単位で見れば、

 のどぼとけひろいあつめてかごのなか雲がながれるこぼさぬように

とか、自在で豊かな感じなんですが、
同工異曲がならんでいるし、
構成が単調にも見えてしまって……。

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[664] 微妙な 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 14時06分

時間差がありますねえ。

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[663] さっそく。 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 14時04分

前後しちゃいましたね。(笑)

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[662] [ID 8] しおみまき 「sige」 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 14時03分

では、早速ですが、
[ID 8] しおみまきさんの「sige」、
加藤さんの選評から、ということで、
どうぞよろしくお願いいたします。

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[661] しおみまき作品について 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 14時02分

こんにちは。

加藤治郎です。

名古屋、よく晴れて暑いです。

じゃあ、いきますね。



[ID 8] しおみまきさんの「sige」です。

まず、30首の構成が、面白いですね。
4首あるいは3首の単位で「ここそこにひとえまぶたのともがいて」というように、一定のパターンを繰り返す。
子規の「足たたば」のように、小規模の連作で、初句ですとかパターンを繰り返す方法は、わりあいあったのですが、この作品のように、別のパターンへ次々連鎖してゆく構成は、試みとして評価できるのではないか。
パターンの繰り返しと平仮名の表記と相俟って、なにか催眠効果というか不思議な陶酔感があるんですよね。
それが緩やかに推移してゆくところが心地よい。

「ちひさな」「ゆふぐれ」という仮名遣いの混淆はあまり賛成できませんし、「ぬかがら」は誤記かな、そういうところはよくないと思いました。

一首、一首も粘りがあって、わりと読ませると思いました。
 
 ここそこにひとえまぶたのともがいてちゃちゃつぼちゃつぼうつぼのかづら

 のどぼとけひろいあつめてかごのなかガーゼかぶせてひとやすみする

 かごの中ぶちまけみればアメガフルあすふぁるとからからめるぷりん

 いつになく花を浮かべて水のうえおもいがつのるわたしはこころ

 なつ果実えらびてたてるこゆびかなおわしましますみろくのにわに

 ふるいどにぽたりぽったり藍色のしたたりおちる淡きにくよく


異才といえるのではないでしょうか。



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[660] はい! 加藤治郎 2004年09月12日 (日) 14時01分

だいじょうぶですよ。

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[659] Re[658]: 予定通り14時頃からはじめます。 穂村弘 2004年09月12日 (日) 13時59分

穂村です。
はい、OKです。



[658] 予定通り14時頃からはじめます。 荻原裕幸 2004年09月12日 (日) 13時58分

>加藤さん、穂村さん

準備よろしいでしょうか?

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[657] Re[655]: 拙作表記など 加藤治郎 2004年09月11日 (土) 01時09分

こんにちは。
加藤治郎です。

印字でない難しさがありますね。
選考時には考慮しますので、ご心配なく。

> となっていますが、応募時の歌稿では、
> 二行目、三行目をそれぞれ半角で二字、一字ずつ空け、
> さらに各行五番目の Re: のあとを半角で二字空けた表記、つまり
>
> e: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re:
> Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re:
> Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: R
>
> となっていたように記憶しています。




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[656] と思ったら 土岐友浩 2004年09月11日 (土) 00時59分

ふたたび失礼します。土岐です。
リアルタイム・スペース上でも表記が直っていませんね……。
うーん、いま某ネット・カフェでキーボードを叩いているのですが、こちらのパソコン環境に問題があるようです。もうしわけありません。

二点目の訂正は、このパソコン上では文字化けしていますが、"Tetes" の二文字目の "e" の上に山(「人」のようなかたち)がつく、ということです。


[655] 拙作表記など 土岐友浩 2004年09月11日 (土) 00時52分

はじめて書き込みします。土岐友浩と申します。

遅まきながら、一次審査おつかれさまでした。
また拙作を候補作品として取り上げていただいて、ありがとうございます。

ただ、現在公開されている拙作の表記について、
二点気になる点がありました。

ひとつは24首目、表記が

e: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re:
Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re:
Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: R

となっていますが、応募時の歌稿では、
二行目、三行目をそれぞれ半角で二字、一字ずつ空け、
さらに各行五番目の Re: のあとを半角で二字空けた表記、つまり

e: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re:
Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re:
Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: Re: R

となっていたように記憶しています。
お手数をおかけしますが、後者のように変更できないでしょうか。

ふたつめは付記中の「百頭女」の原題ですが、
"La Femme 100 Tetes" ではなく、正確には
"La Femme 100 Têtes" です。

以上いずれもトゥリビアルな点ですが、留意の上ご笑覧ください。よろしくお願いします。

   *   *   *

拙作についてなにかコメントがありましたら、
個人のウェブサイトをもっていないので、
tom-sim@m03.mbox.media.kyoto-u.ac.jp
までメールを。
どんな感想でもかまいませんので、お待ちしています。

それでは長文失礼しました。


[654] 第3回歌葉新人賞候補作品、公開 荻原裕幸 2004年09月10日 (金) 21時43分

候補作品、公開しました。
http://www.bookpark.ne.jp/utanoha/kikaku5/kouho3kai.html

http://ogihara.cocolog-nifty.com/


[653] 第3回歌葉新人賞公開選考会のご案内 荻原裕幸 2004年09月10日 (金) 20時49分

公開選考会、以下のように行います。
点線に囲まれた部分、コピぺ等していただき、
告知にご協力いただければ幸いです。

----------------------------------------------------------------------------------------

第3回歌葉新人賞公開選考会のご案内

【日時】2004年9月26日(日)13:30〜17:00(受付13:00〜)
【会場】津田ホール・1階会議室
    東京都渋谷区千駄ヶ谷1-18-24、TEL 03-3402-1851
    ※中央線千駄ヶ谷駅改札正面
【選考委員】荻原裕幸、加藤治郎、穂村弘
※第3回歌葉新人賞候補作について充分に討議をし、
 選考委員の合意により、受賞作品を決定いたします。

【参加費】1,500円
【参加申込先】風媒社(info@fubaisha.com)
※人数の確認の都合がありますので、
 風媒社宛、事前にメールでお申込み下さい。

【主催】風媒社、コンテンツワークス株式会社、エスツー・プロジェクト

----------------------------------------------------------------------------------------

どうぞよろしくお願いします。

http://ogihara.cocolog-nifty.com/


[652] リアルタイム・スペース討議タイムテーブル 荻原裕幸 2004年09月10日 (金) 20時45分

リアルタイム・スペースでの討議、
以下のようなタイムテーブルで進行する予定です。
加藤治郎さんのアイデアです。(^^)

選評投稿5分、意見交換45分、休憩10分、
というサイクルの繰り返しです。
予定外の事態が起きたような場合は、
多少何か変更が生じると思います。

みなさんからの応援コメントについては、
13日〜17日、19日〜23日、
というスケジュールで募集しますので、
12日と18日については、
選考委員のみがコメントするということで、
どうぞご了承下さい。

----------------------------------------------------------------

●9月12日(日)

1)14:00〜 [ID 8] しおみまき 「sige」
2)15:00〜 [ID 18] 土岐友浩 「Cellphone Constellations」
3)16:00〜 [ID 52] 永井祐 「冒険」
4)17:00〜 [ID 61] 黒崎恵未 「vibgyor」
5)21:00〜 [ID 64] 佐原みつる 「左手で摘む」
6)22:00〜 [ID 94] 島なおみ 「すべての海はバスタブにつながる」

----------------------------------------------------------------

●9月18日(土)

1)14:00〜 [ID 111] 柳澤美晴 「詠ひ手冥利」
2)15:00〜 [ID 112] 我妻俊樹 「インフェル野」
3)16:00〜 [ID 139] 広西昌也 「坂道」
4)17:00〜 [ID 140] 多田百合香「犬になりたい」
5)21:00〜 [ID 155] 魚柳志野 「天頂から降り注ぐ」
6)22:00〜 [ID 156] しんくわ 「卓球短歌カットマン」

----------------------------------------------------------------

よろしくお願いします。

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[651] 第3回歌葉新人賞候補作品リスト 荻原裕幸 2004年09月10日 (金) 14時49分

候補作品、3人で各5篇、
重複がありましたので、
計12篇が選出されることになりました。
あらためて、選出した選考委員の名前とともに
リストにしておきますのでご覧下さい。
作品の公開はいましばらくお待ち下さい。

----------------------------------------------------------------

[ID 8] しおみまき 「sige」
【加藤】

[ID 18] 土岐友浩 「Cellphone Constellations」
【加藤】

[ID 52] 永井祐 「冒険」
【穂村・荻原】

[ID 61] 黒崎恵未 「vibgyor」
【穂村】

[ID 64] 佐原みつる 「左手で摘む」
【荻原】

[ID 94] 島なおみ 「すべての海はバスタブにつながる」
【荻原】

[ID 111] 柳澤美晴 「詠ひ手冥利」
【加藤】

[ID 112] 我妻俊樹 「インフェル野」
【加藤・穂村】

[ID 139] 広西昌也 「坂道」
【穂村・荻原】

[ID 140] 多田百合香 「犬になりたい」
【穂村】

[ID 155] 魚柳志野 「天頂から降り注ぐ」
【荻原】

[ID 156] しんくわ 「卓球短歌カットマン」
【加藤】

----------------------------------------------------------------

どうぞよろしくお願いします。

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[650] 選考のスケジュール 荻原裕幸 2004年09月09日 (木) 13時13分

こんにちは。
第3回歌葉新人賞、
選考の流れについて、
概要をお知らせいたします。

・今週中に候補作品12篇を公開いたします。
 公開次第URLをこちらでお知らせします。

・リアルタイム・スペースにおいての
 選考委員による討議は、
 9月12日(日)、9月18日(土)の二日間、
 午後から夜にかけて、両日とも正味6時間程度、
 集中的におこなう予定です。

・最終選考となる公開選考会は、
 9月26日(日)13:30〜17:00(受付13:00〜)
 津田ホール・1階会議室
 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-18-24、TEL 03-3402-1851
 ※中央線千駄ヶ谷駅改札正面
 にて開催いたします。

詳細については数日中にあらためてお知らせします。
どちらさまもどうぞよろしくお願いします。

http://ogihara.cocolog-nifty.com/


[649] あ、そうか。 加藤治郎 2004年08月28日 (土) 07時52分

ありがとう。あの評論はよかったですね。
ぼくも同じ「みぎわ」の6月号、シリーズ現代短歌の焦点@で、今橋愛論をかきました。ぼくは、今橋愛にはむしろ過剰なものを感じるんだが。でも確かに80〜90年代の過剰さとは違うなあ。


http://www.sweetswan.com/jiro/


[648] えーと、 穂村弘 2004年08月28日 (土) 06時20分

ほかには書いてないと思います。
時間が流れると、いつのまにか短歌の重心というかアイデンティティは少しずつ移動して、それによって短歌に呼ばれる(?)ひとも変わってくるんじゃないかなあ。
自分が20代の頃は形式のなかに過剰な情報を詰め込む面白さみたいなのを感じてた気がするんだけど、今はちょっと違うよね。
斉藤斎藤さんとか玄米菜食健康法みたいな感じだ。


[647] ぼくは、穂村弘が「みぎわ」8月号に書いた 加藤治郎 2004年08月28日 (土) 01時09分

「棒立ちの歌」がずっと気になっているんだが。入手しにくい雑誌だよね。
ここんところの発言がクリアにまとまった評論だが、ほかに何処かで、同様の主旨でかいているのかな。



http://www.sweetswan.com/jiro/


[646] 楽しみです。 黒崎恵未 2004年08月27日 (金) 15時14分

一次選考おつかれさまでした。
候補作品のところに自分の名前を見つけ、いや錯覚かも、明日になったら取り消されるかも、と怯えつつとても喜んでいます。「歌葉にうかりますように」みたいなことを絵馬(500円)に書いた甲斐がありました。
ところで、私の作品「vibgyor」30首を、鳴井有葉という名前で作っているHPに発表してあります。よろしかったらご覧下さい。
はやく皆さんの作品を読んでみたいです。ああ、今後が楽しみで楽しみで仕方ないです。

http://www.geocities.jp/aruha0225/


[645] うーん。 加藤治郎 2004年08月26日 (木) 21時43分

嶮しい道程が思われるなあ。



ところで【歌葉】の特選短歌のコーナーがリニューアルいたしました。

http://www.bookpark.ne.jp/cm/utnh/select.asp

お立ち寄りください。




http://www.sweetswan.com/jiro/


[644] 三者の選が出ました。 荻原裕幸 2004年08月26日 (木) 21時25分

今後の進行については、
あらためてここでお知らせいたします。
どうぞよろしくお願いします。

http://ogihara.cocolog-nifty.com/


[643] 荻原裕幸選「第3回歌葉新人賞候補作品&一次予選通過作品」 荻原裕幸 2004年08月26日 (木) 21時22分

こんにちは。
荻原裕幸です。
ぼくの一次選考の結果は以下の通りです。

-------------------------------------------------------
候補作品
[ID 52] 永井祐 「冒険」
[ID 64] 佐原みつる 「左手で摘む」
[ID 94] 島なおみ 「すべての海はバスタブにつながる」
[ID 139] 広西昌也 「坂道」
[ID 155] 魚柳志野 「天頂から降り注ぐ」
-------------------------------------------------------

以上5篇を候補作品として選びました。
また、一次予選通過作品としては、

-------------------------------------------------------
一次予選通過作品
[ID 45] 新田瑛 「短歌になりうる30の短文」
[ID 61] 黒崎恵未 「vibgyor」
[ID 100] 佐藤有希 「アルカイック・スマイル」
[ID 101] 雪舟えま 「魔物のように幸せに」
[ID 112] 我妻俊樹 「インフェル野」
-------------------------------------------------------

の5篇を選びました。
伯仲だったと思います。まだ虚脱状態です。
応募者のみなさん、どうもありがとうございました。

どうぞよろしくお願いします。

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[642] 穂村弘選「第3回歌葉新人賞候補作品&一次予選通過作品」 穂村弘 2004年08月26日 (木) 17時30分

穂村弘です。
以下のように候補作品5編と一次予選通過作品5編を選びました。

●候補作品
[ID 52] 永井祐  「冒険」
[ID 61] 黒崎恵未 「vibgyor」
[ID 112] 我妻俊樹 「インフェル野」
[ID 139] 広西昌也 「坂道」
[ID 140] 多田百合香「犬になりたい」

●一次予選通過作品
[ID 8]  しおみまき「sige」
[ID 53] 飯岡幸子 「てれぽう」
[ID 94] 島なおみ 「すべての海はバスタブにつながる」
[ID 101] 雪舟えま 「魔物のように幸せに」
[ID 144] 小島左  「みぎ、ひだり。」

以上です。
ここからどうなるのか、何が起きるのか、楽しみです。
よろしくお願いいたします。


[641] 加藤治郎選「第3回歌葉新人賞候補作品&一次予選通過作品」 加藤治郎 2004年08月26日 (木) 00時59分

こんにちは。

加藤治郎です。

あの「奇跡の夏」から、もう1年たったの、という気持ちです。

私の一次選考の結果を発表させていただきます。


候補作品

──────────────────────────────────

[ID 8]  しおみまき 「sige」

[ID 18]  土岐友浩 「Cellphone Constellations」

[ID 111] 柳澤美晴 「詠ひ手冥利」

[ID 112] 我妻俊樹 「インフェル野」

[ID 156] しんくわ 「卓球短歌カットマン」

──────────────────────────────────



一次予選通過作品

───────────────────────────────

[ID 65]  原田弥生 「死なない国」

[ID 94]  島なおみ 「すべての海はバスタブにつながる」

[ID 101] 雪舟えま 「魔物のように幸せに」

[ID 107] 今井佐恵子 「痛みの核」

[ID 145] 神保元 「凡人神保」

───────────────────────────────

以上です。

昨年とはまた違った傾向の作品が集まりました。
水準が高かったです。
最後まで、てもとに約30篇残りました。
そこから5篇+5篇。
何回も読み返し、ようやく確信に到りました。

応募されたみなさん、本当にありがとうございました。


★彡



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[640]    そろそろ、 加藤治郎 2004年08月26日 (木) 00時12分


   
   いくよ。

   ☆



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[639] ●サーバメンテナンスのお知らせ 荻原裕幸 2004年08月25日 (水) 19時00分

サーバメンテナンスのお知らせです。
本日、25日(水)20時〜24時の間、
sweetswan.comのサーバメンテナンスがあります。
リアルタイム・スペース、
つながらない時間が続くと思います。
利用者にはご迷惑おかけしますが、
どうぞよろしくお願いします。

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[638] 一次選考結果は、8月26日(木)に発表します。 荻原裕幸 2004年07月30日 (金) 11時18分

第3回歌葉新人賞の一次選考の結果発表は、
8月26日(木)とさせていただきます。
当日、選考委員がそれぞれの選考結果を、
リアルタイム・スペースに書きこみます。

一次選考後、候補作品をウェブに掲載します。
その後、選考委員間での討議をおこないますが、
今回は、特定日に集中しておこなう予定です。
日程についてはあらためてここでお知らせします。

また、前回と同様、今回の最終選考も
オフラインの公開選考会の形式でおこないます。
9月26日(日)午後、東京都内で開催いたします。
詳細が決まりましたらお知らせいたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

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[637] ニューウェーブ短歌コミュニケーション 荻原裕幸 2004年07月30日 (金) 11時13分

7月25日に開催いたしました
第3回ニューウェーブ短歌コミュニケーション、
多くの方におはこびいただき感謝しております。
参加者61名でした。どうもありがとうございました。

予定しておりました
第2回新人賞受賞者の斉藤斎藤さんの
第一歌集『渡辺のわたし』を刊行、
著者からのプレゼントとして、
授賞式に参加された方にお贈りさせていただきました。
(同歌集の【歌葉】サイトでのリリースについては、
 いましばらくお待ち下さい。)
なお、兵庫ユカさんの第一歌集については、
残念ながら少し刊行が遅れまして、
当日に間にあいませんでした。
こちらは近日刊行の予定です。

どうぞよろしくお願いします。

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[636] Re[635][634]: 【速報】応募総数 荻原裕幸 2004年07月30日 (金) 10時51分

>ありすさん

> 結構前に、おくってみたのですが、おうぼつうちがとどきません。
> やっぱり、だめだったのでしょうか。

コンテンツワークスさんに確認してもらいました。
応募作品は届いているとのことです。
また、通知も発送していますが、
応募時にお知らせいただいたメールアドレス、
不達だったとのことです。
どうぞよろしくお願いします。

http://ogihara.cocolog-nifty.com/


[635] Re[634]: 【速報】応募総数 ありす 2004年07月27日 (火) 07時45分

こんにちは。
結構前に、おくってみたのですが、おうぼつうちがとどきません。
やっぱり、だめだったのでしょうか。
パソコンの扱いに慣れていないので。

http://blog.livedoor.jp/satomixberry/


[634] 【速報】応募総数 荻原裕幸 2004年07月22日 (木) 13時34分

応募作の事務的なチェックが完了しました。

第3回歌葉新人賞、応募総数は、155でした。
たくさんのご応募どうもありがとうございました。
一次選考の結果発表の日程など、あらためて
リアルタイム・スペースで告知します。

これから、みなさんの応募作品を
じっくり読ませていただきます。

http://ogihara.cocolog-nifty.com/


[633] Re[632]: 応募フォームからの誤送信について 荻原裕幸 2004年07月22日 (木) 13時29分

>こうじさん

ご意見どうもありがとうございました。
反映できるものかどうか、
いまのところは何とも言えませんが、
次回の検討対象にさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

http://ogihara.cocolog-nifty.com/


[632] 応募フォームからの誤送信について こうじ 2004年07月06日 (火) 14時11分

下に誤送信のご報告がありましたが、その原因は応募フォームの送信手順にあると思われます。
応募フォームでは、文字入力ポインタ(キャレット)が作品記入欄以外にある場合、例えば氏名や住所記入欄などにある場合に、Enterキー(改行コード入力)を不必要に押すと、マウスで送信ボタンをクリックしたのと同じことになります。
単に誤って押した場合はもちろんですが、変換確定などの場合にEnterキーを2回押してしまうと、1回目は確定、2回目は送信ボタンをクリックしたのと同じことになり、その時点で送信されてしまいます。
Enterキーの押し間違いによる誤送信を防ぐために、すべての記入欄を一括表示する確認画面を設定し、確認画面から送信するようにしてはいかがでしょうか。
確認画面があれば、確認画面ですべての欄の記入をチェックできるので、誤記入も発見しやすくなり、誤記入は応募フォームに戻って訂正すれば、Enterキーの押し間違いによる誤送信も防げます。
受信側も誤送信が減少すれば、誤送信と正常送信の区分けの手間や手違いも減ると思います。
応募を締め切ったばかりで、集計中のお忙しい時に応募フォームについて、つまり次回応募について記すのは時期尚早で、また、差し出がましいとも思いましたが、忘れないうちにと思いあえて書き込みさせて頂きました。
もしこの書き込みが見当外れだったり、流れの邪魔になるようであれば、削除して頂ければ幸いです。
http://www4.diary.ne.jp/user/444848/

http://www4.diary.ne.jp/user/444848/


[631] 応募、ありがとうございました。 荻原裕幸 2004年07月02日 (金) 12時46分

みなさん、第3回歌葉新人賞への応募、
どうもありがとうございました。
6月30日をもって締め切らせていただきました。

応募作品のチェックが済みましたら、
応募総数の発表等をこちらでいたします。
いましばらくお待ち下さい。
どうぞよろしくお願いします。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[630] はじめまして 小島 左 2004年06月30日 (水) 22時49分

ぎりぎりセーフ、でしょうか?
応募させていただきました。
どうぞ宜しくお願いします。

http://www.h7.dion.ne.jp/~barabai/


[629] はじめまして 山田せばすちゃん 2004年06月30日 (水) 04時16分

たった今、応募させていただきました。
応募作品は「現代詩フォーラム」カテゴリー「短歌」にて公開中です。
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=15011


[628] 誤送信してしまいました 近藤サトミ 2004年06月29日 (火) 21時19分

こんにちは、近藤サトミと申します。
先ほど応募フォームより作品を応募させて頂いたのですが、
目視による確認作業を行っている間に間違ってエンターキーを
押してしまい、不完全なものを送信してしまいました。
大変お手数とは存じますが、最初に送信したものを
削除していただければと思います。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

http://sayonaraswitch.com/


[627] 誤送信申し訳ありません 篠原由香 2004年06月29日 (火) 16時50分

こんにちは、はじめまして。

先程応募フォームより応募をさせていただきましたが、
誤ってエンターキーを押してしまい白紙応募をしてしまいました。
申し訳ございません。
直後に再度送信させていただきました。
また、応募作品中私のPCでは変換できなかった
難読と思われる漢字にルビをるけさせていただきました。
不要であれば削除して下さい。


[626] 第3回歌葉新人賞、30日(水)までです。 荻原裕幸 2004年06月29日 (火) 00時34分

応募締切の6月30日(水)まで、
いよいよあとわずかとなりました。

要項↓
http://www.bookpark.ne.jp/utanoha/kikaku5/
をお確かめの上、ご応募下さい。
力作、お待ちしております。(^^)

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[625] こんにちは。 荻原裕幸 2004年06月28日 (月) 21時33分

>本所飛鳥さん

一次選考の結果以前の過程を
何らかのかたちで見たいという件、
ご意見としてうけたまわりました。
実現は困難である、と予測されますが、
選考委員で検討させていただきます。
どうもありがとうございました。



>通行人さん、本所飛鳥さん

お二人のコメントは、
ともに歌葉新人賞に対して、
好意的な観点から出していただいたものと思います。
ただ、リアルタイム・スペースには向かないと思いますので、
関連コメントでご自身で削除されたもの以外もすべて、
失礼ながらこちらで削除させていただきます。
どうぞよろしくお願いします。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[623] 第3回歌葉新人賞、応募締切迫る! 荻原裕幸 2004年06月23日 (水) 23時09分

応募締切の6月30日が近づいてまいりました。

要項↓をお確かめの上、
http://www.bookpark.ne.jp/utanoha/kikaku5/
ぜひみなさんの力作をお寄せ下さいますよう、
よろしくお願いいたします。

みなさんの作品との出逢いを、
楽しみにしております。(^^)

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[622] 【第2回歌葉新人賞授賞式のご案内】 荻原裕幸 2004年06月23日 (水) 23時04分

こんにちは。
荻原裕幸です。

第2回歌葉新人賞授賞式について、
下記のスタイルで開催したいと思います。
(同内容ですが、公式の告知ページは
 こちらです。→http://www.sweetswan.com/ss/ntc_3.html
どうぞよろしくお願いします。



。,:*:・°☆。,:*:・ ★。,:*:・°☆。,:*:・°★。,:*:・°☆。


第3回ニューウェーブ短歌コミュニケーションのご案内


。,:*:・°☆。,:*:・ ★。,:*:・°☆。,:*:・°★。,:*:・°☆。


このたび、第2回歌葉新人賞授賞式
及び記念のシンポジウムを
開催することになりました。
みなさまのご参加を心からお待ちしております。


◆日時 2004年7月25日(日)
シンポジウム 13:00〜16:00
授賞式    16:30〜18:30
(受付開始 12:30)

◆会場 日本出版クラブ会館
東京都新宿区袋町6
TEL 03-3267-6111

交通アクセス
JR飯田橋駅(西口)徒歩8分
地下鉄都営大江戸線 牛込神楽坂駅(A2出口)徒歩2分
地下鉄有楽町線・南北線 飯田橋駅(B3出口)徒歩7分
地下鉄東西線 神楽坂駅(神楽坂口)徒歩7分


◆プログラム

★シンポジウム 「ぼくたちのいる場所、秀歌の基準」

【鼎談】
荻原裕幸×加藤治郎×穂村弘

【第2回歌葉新人賞受賞者&候補者による公開歌会】
我妻俊樹、大塚真祐子、斉藤斎藤、島なおみ、鈴木二文字、兵庫ユカ


★授賞式 第2回歌葉新人賞受賞者 斉藤斎藤

授賞式及び祝賀パーティー

※受賞の斉藤斎藤氏の歌集、次席の兵庫ユカ氏の歌集、
 ただいま【歌葉】にて製作進行中です。
 当日会場でお披露目することを予定しています。

◆参加費
シンポジウム 2,000円
授賞式パーティー 6,000円

◆参加申込先
風媒社宛て
メールでお申し込みください。
info@fubaisha.com

◆申込み記載内容
1) 申込みパート
*下記から1つお選びください。会費は当日いただきます。
(1)シンポジウム及び授賞式パーティー
(2)シンポジウムのみ        
(3)授賞式パーティーのみ      

2) お名前 所属グループ名
*メールのタイトルには「ニューウェーブ参加」とお書きください。

◆受付締切
7月21日(水)
*お席に限りがございますので定員になり次第締め切らせて頂きます。尚、満 席の場合は当方よりご連絡を差し上げます。

◆主催:
風媒社
SS-PROJECT(荻原裕幸、加藤治郎、穂村弘)
コンテンツワークス株式会社

【歌葉】の歌集を購入ご希望の方は、
BookParkまでお願いいたします。
http://www.bookpark.ne.jp/utanoha/

それでは、みなさまのご参加を心からお待ちしております。


。,:*:・°☆。,:*:・ ★。,:*:・°☆。,:*:・°★。,:*:・°☆。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[621] お詫びとお知らせ 桜井凛香 2004年05月22日 (土) 16時34分

第一歌集を出版することになってしまい、
歌葉の応募条件から外れてしまうことになったので、
応募の取消をお願いした桜井凛香です。
先日、荻野さまから、確認のメールいただきました。
お手数おかけして大変申し訳ありませんでした。

歌葉新人賞に参戦できなくなってしまい、
応募作品「ネット以上、現実未満。」を、
このまま眠らせてしまうのももったいないなぁと思い、
自身のホームページに載せることにしました。
このBBSをご覧の皆様、読んでいただけたらうれしいです。

SR31
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Himawari/2104/

実は、「もしも、もしも、歌葉を受賞することができたら。。。」
夏、秋、冬、春の四章構成にして、
各章50首づつ、計200首の歌集にしよう!
などどいう妄想を暴走させて、半分くらい、
もう作品を書き始めていました(^◇^;)

この場所に、どのような作品が登場し、
どのような選考が行われるのか、楽しみにしています。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Himawari/2104/


[620] 受信いたしました。 桜井凛香 2004年04月19日 (月) 00時19分

荻野さん、長期出張おつかれさまでした。
なんだか急かしてしまったようで、
こちらこそ申し訳なかったです(^^;

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Himawari/2104/


[619] お知らせ 清水幸多 2004年04月18日 (日) 14時36分

こんにちは。
事務局の荻野さん、確認メール、確かに受け取りました。
お手数をおかけしました。
それから、さきほど、第3回歌葉新人賞応募作品三十首を、
僕のウェブサイトにアップしました。
これから応募されるみなさんも、よければご覧ください。
それでは、失礼します。

http://www3.diary.ne.jp/user/343254/


[618] 応募についてご注意ください。 荻野 2004年04月18日 (日) 13時00分

おせわになっております。
事務局の荻野です。
作品をご応募いただいた方、遅くなって申し訳ありませんでした。
本日確認メールを差し上げました。
ただし、ご応募いただいた方の中に携帯のメールアドレスをご記入いただいている方がいらっしゃいました。
明記していなかったのですが、携帯のメールアドレスは登録しないでください。ご連絡を差し上げる際、文字数制限でご連絡が取れないことがありますので・・・。
よろしくおねがいいたします。


[617] 了解です! 桜井凛香 2004年04月12日 (月) 23時43分

加藤さん、カキコミありがとうございました。
安心しました。気長に待ちます。

清水幸多さん、ありがとうございます。
フーコーの受賞作を出版するか、どうしようかと、
いま迷っているところです。
出版しちゃうと、歌葉新人賞には、
参戦できなくなるんですよねぇ。。。悩みます。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Himawari/2104/


[616] 承知しました。 清水幸多 2004年04月12日 (月) 19時21分

加藤治郎さん、お返事ありがとうございます。
担当の方は長期出張中ですか。気長に待ちます。

それから、桜井さん、はじめましてかな。
桜井さんのウェブサイト、拝見しました。
第7回フーコー短歌賞優秀賞、おめでとうございます。
また、桜井さんの歌葉応募作を拝見するのも楽しみにしています。

http://www3.diary.ne.jp/user/343254/


[615] 応募受付の件 加藤治郎 2004年04月12日 (月) 15時00分

表記の件、ご迷惑をおかけしています。
只今、受付担当者が長期出張中です。
対応がとれましたらご連絡します。
よろしくお願いいたします。


[614] わたしもです。 桜井凛香 2004年04月12日 (月) 00時25分

下の清水幸多さんと同じく、4月4日(日)に、
応募フォームから送信したのですが、
まだ応募受付確認メールが来ていません。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Himawari/2104/


[613] こんばんは 清水幸多 2004年04月09日 (金) 19時43分

4月1日に第3回歌葉新人賞に応募した清水です。
コンテンツワークス事務局のメールアドレスが分からなかったので、
こちらに書き込みします。
もう8日たつのですが、まだ応募受付確認メールが来ません。
事故があって届いていないのなら、すぐに再送信します。
お手数ですが、確認をお願いします。

http://www3.diary.ne.jp/user/343254/


[612] こんにちは。 加藤治郎 2004年04月02日 (金) 01時00分

ちょっと仮眠をとって、という感じです。

動き出しました。

第3回歌葉新人賞。

鮮烈な作品を、待っています!








http://www.sweetswan.com/kato/jiro.cgi


[611] Re[610]: 応募しました 荻原裕幸 2004年04月01日 (木) 18時30分

>清水幸多さん

書きこみありがとうございます。
また早速のご応募ありがとうございました。
コンテンツワークスさんから
応募作がこちらに届きましたら、
じっくり読ませていただきます。



また、短歌ヴァーサスについてのご意見、
どうもありがとうございました。
参考にさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[610] 応募しました 清水幸多 2004年04月01日 (木) 18時12分

審査委員のお三方、またみなさん、
こんばんは、清水幸多です。

ところで、さっそく応募しました。
応募したのはたぶん一番乗りでしょうが、
作品を完成させるまではそれなりに時間をかけています。
荻原さんに出会ってよかったと思わせる作品であればよいと思っています。
それから、僕のウェブサイト(日記しかありません)に、
短歌ヴァーサス第3号についての勝手な感想が書いてあります。
よければ、ご覧ください。
では、よろしくお願いします。

http://www3.diary.ne.jp/user/343254/


[609] 第3回歌葉新人賞について 荻原裕幸 2004年03月31日 (水) 23時32分

募集要項が【歌葉】サイト
http://www.bookpark.ne.jp/utanoha/
にて告知されております。
このBBSからもリンクをはりました。



新しい出会い、再びの出会いを
楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いします。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[608] こんにちは。 荻原裕幸 2004年01月19日 (月) 04時53分

こんにちは。

オンラインの選考も公開選考会も、
思った以上に疲労が残るようで、
候補の作品たちを読み直していると
まだどこかからだが重いような気がします。(^^;;;

次回もここでいろいろな作品に出会いたいものです。

以下、荻原選の一次予選通過作品で、
まったく触れていなかった作品について、
引用と、少しだけコメントを入れてみました。



[ID 51] 雪舟えま 「垂直の草原」 

 かなしい歌詞に怒れるきみは紅葉のなかへあたしをつかんでゆきぬ
 薄っぺらいビルのなかにも人がいる いるんだわ しっかりしなければ
 気に入ったページは歯形つけるでしょ これはいもうと これはあたしの
 おまえよく生きてるなあと父がいうあたしが鼠にいったことばを
 県、てどういう感じかついにわからない夜明けの光で足洗いおり

引用したくなる歌はもっとたくさんありました。
ものすごい才能の持ち主だと感じています。
一首一首のムラがなければ、おそらく、
いちばん上になれる人だと思います。


[ID 112] 三浦信二 「ノーブランドのぼく」

 エプソンのPM−740Cで印刷したら空がはみでた
 シビックがファミリーカーとなる前にぼくと過ごしたあの五年間
 インプレッサセダンに九年乗っていていまだに妻と子供はおらず
 かきあげる髪もないのに父さんはビダルサスーンのシャンプーを買う

素朴なところから書きおこされた歌たちですが、
メーカー/ブランド等にトリビアルにこだわる視点が、
全体にうまく活きているように感じました。
何か一つに徹底してこだわるのは良いことだと思います。


[ID 130] 伴風花  「Watercolors」

 あの日から一年二ヶ月十二日まりもは一度もうごかなかった、と
 なにをきけばいいかわからず笑ってるゆっくり北へと向かう列車で
 この先に光太郎碑が建つという あたたらやま、っていまつぶやい、た?
 もうこれで「おとといのほう向いているみたいだ」なんて言われない、かな

前回最後まで推した作者です。
そのセンスにはとても良いものを感じますが、
今回の作品は全体におとなしい印象でした。
素材に変化のあるもの、一首の焦点の明確なものが光っていました。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[607] ありがとうございました。 加藤治郎 2004年01月18日 (日) 23時38分

こんにちは。

加藤治郎です。

気がつくと、1,2週間すぐ経っているというこの頃です。
ついこのあいだ「おめでとう」とか言っていたのに。
候補作については公開選考会を含め十分語ったと思いますので、最後に、一次選考通過作品のなかから、印象に残った歌を引いておきたいと思います。


★宮川聖子 「ラミパスラミパスルルルルル」

  急激に回す重さが軽くなる鉛筆削り母の許しは

  カーテンを天井つくまで吹き上げる風に音符が混ざる教室

  振り返る長い廊下の奥にあるみかんの網に残った石けん
  


★コバ トオル 「シティ・ライト」

  昨晩の精子のように消えていく七回裏のジェット風船

  明け方に愛した後に汗ばんだ乳房のわきのキズにキスした

  履歴書に「職歴なし」と書くだびに人生さえもなかった気がする
 


★酒井徹 「しあわせの種」

  家族とは何なんだろう トイレからうちの姉貴はまだ出て来ない

  蚊をつまみ三本足を抜いてからつぶすあなたに会えてさみしい

  そらを飛ぶ城にも生と死とがあり花は骸の上のみに咲く



★中島裕介 「無菌室に行く為の舞踏譜」


 In our serenade, I must make an ape set a grenade that is made by lemonade.
   レモネードを身体に浴びてから行く 明日、無菌室爆破記念式典

 The ramified demons and I ramble at random. We realize to be randy.
   エピタフが無くとも更に彷徨せよ 欺く神が顕れても尚



ありがとうございました。

また、ここで、お会いしましょう。

みなさんの、ご健詠を祈りつつ。




http://www.sweetswan.com/jiro/


[606] ありがとうございました。 荻原裕幸 2003年12月31日 (水) 19時04分

11月23日の公開選考会以後、
個人的にネット環境がうまく整わず、
第2回の締め括りが遅くなりましたが、
年が明けてから、選考委員三人の、
最終のコメントを書きこんだところで、
リアルタイム・スペースでの討議、
完了とさせていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。



なお、すでに発表済みで、
すでにご覧いただいている通り、
今回の選考では下記のような結果が出ております。
再度こちらでもアナウンスさせていただきます。


第2回歌葉新人賞

●新人賞
斉藤斎藤「ちから、ちから」
http://www.bookpark.ne.jp/utanoha/kikaku4/view_works.asp?ID=399203995

●次席
兵庫ユカ「七月の心臓」
http://www.bookpark.ne.jp/utanoha/kikaku4/view_works.asp?ID=769507654



以上です。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[605] コメントありがとうございます。 荻原裕幸 2003年12月01日 (月) 02時48分

いま、自分のではないパソコンから書きこみをしていて、
(というのは現在自前のパソコンがクラッシュしていて、)
あまり自由にコメントができない状況なんですが、
斉藤斎藤さんと枡野浩一さんが話していた
「(P.N)」というのは、以前にコメントしたとおり、
データの処理作業をする際に作為なしに残ったものです。
事務的なミスですので、
ぼくはこの作業者ではない、
とはあえて書かなかったかも知れませんが、
ぼくはこの作業者ではありませんし、
作業者の無意識の反映でもないと思われます。
ということをあらためてお伝えしておきますね。(^^)
今後ともどうぞよろしくお願いします。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[604] 594の訂正です。 枡野浩一 2003年11月28日 (金) 21時03分

× あらゆる「批評」にされされて当然ではないでしょうか。

○ あらゆる「批評」にさらされて当然ではないでしょうか。



されされたくはありませんね。
訂正し、おわびします。

http://8202.teacup.com/h/bbs


[603] いや、荻原裕幸さんのことだから、 枡野浩一 2003年11月28日 (金) 20時53分

確信犯としての事務的なミスだったのかも……。
斉藤斎藤がペンネームであることを
枡野浩一にそれとなく知らせるための。

フロイトによれば、
うっかりミスには本音があらわれるらしいし。



冗談はさておき。

そういえば昔、
私が「枡野浩一」以外の名前で角川書店「短歌」誌の新人賞に応募したら、
勝手に本名「枡野浩一」で候補作になってしまったことがあります。
二十歳の頃のことです。
もう活字になっていたし
異議を唱えることもできませんでしたが、
今となっては「短歌」編集部の横暴に感謝しています。



興味深いコンテストでした。
最終選考の日が
NHK「しゃべり場」の収録日と重なってしまい、
選考会場にお邪魔できませんでしたが、
きっと「しゃべり場」よりしゃべりが白熱したのでしょうね。

紙媒体での報告も楽しみにしています。
新しい詠み手の皆様のご活躍も!

http://8202.teacup.com/h/bbs


[602] 過去ログによると、 斉藤斎藤 2003年11月28日 (金) 20時31分

[438] 候補作品についての補足
で、荻原裕幸さんは、

>一部の候補作品の作者名に付随して、
>(P.N)という表示がありますが、
>作品とはまったく関係のない、
>応募者の整理上のデータです。
>すべて削除いたします。

と書かれています。
事務的なミスだったようで、確信犯ではないですね。

そうそう、受賞しました。
公式にありがとうございます。
公式にみなさんのおかげです。

あと、今回候補になったみんなでなにかおもしろいことをやろう、
という話をしています。
なりゆき上、私の掲示板で話をしていますが、
近いうちにMLなどをつくって、
何をするかみんなで話し合おうという流れに
なっています。
もし興味をおもちの候補者の方いらっしゃいましたら、
こちら↓をのぞいてみてくださいませ。

http://bbs.infoseek.co.jp/Board01?user=saitousaitou

今後ともよろしくお願いいたします。

http://saitousaitou.hp.infoseek.co.jp/


[601] あ、そのへん記憶が曖昧なのですが、 枡野浩一 2003年11月28日 (金) 20時03分

全員の名前のうしろに(P.N)がついていなかったんですね。

それなら、
主催者は当初、私と考え方が近かったのかもしれない。

斉藤斎藤さんの異議にこたえる形で、
表記スタイルを変えたのだとしたら、
それほど確信犯だったわけでもないのかもしれない。

そのへんは主催者にしかわからないことですね。



私の「ペンネーム」観は以前、
ここに書いたことがあります。
 ↓
http://8630.teacup.com/gucci/bbs

それから、
拙著『日本ゴロン』(毎日新聞社)に、
「うにまる」さんや
「金色冬生」さんのお名前に関して、
考察したコラムが収録されています。
金色冬生さんには、
「クイック・ジャパン」誌でインタビューしたことまであるのです。

以上、ご参考まで。
というか、
宣伝でした。

http://8202.teacup.com/h/bbs


[600] だとしたら 斉藤斎藤 2003年11月28日 (金) 19時41分

>本名をペンネームとして採用している、
>ということだから、
>なんら問題はないのでは?

だとしたら、
全員の名前のうしろに(P.N)が
つくことになりますね。

http://saitousaitou.hp.infoseek.co.jp/


[599] それは、 枡野浩一 2003年11月28日 (金) 18時50分

本名をペンネームとして採用している、
ということだから、
なんら問題はないのでは?

そもそもコンテストの運営スタイルは主催者が決めるものなのに、
そこに応募者(候補者)から異議が唱えられた。それによって、
このコンテストの「双方向性」があらわになったわけで、
あれはあれで面白い出来事だったと思っていますが……。

私は個人的に、
「本名でない名前をペンネームに採用する人」と、
「本名をペンネームに採用する人」は、
それぞれ評価に差をつけられてもおかしくないとすら考えています。

たとえば
名著『愛より速く』(新潮文庫)の斎藤綾子が、
じつは本名でないペンネームだと知ったとき、
かなりがっかりしました。
あの内容は、本名で書かれてこそ輝くのに……と。
当時の私の同居人も同意見でした。

ですから、
主催者が「本名」と「ペンネーム」を厳密に区別して、
あえて情報公開する方針をとるくらいでも全然よかったのでは、
なんて思っているんです。

ふだん使用している名前とは別のペンネームを、
コンテスト作品用として使用している人が複数いた……、
という現象も興味深かったです。

この話はいつかどこかでコラムなどに書き、
原稿料を稼ぐことにします。
私の長話が退屈だった皆さん、ごめんなさいね。

http://8202.teacup.com/h/bbs


[598] こんにちは 斉藤斎藤 2003年11月28日 (金) 18時05分

枡野さん、こんにちは。

>《作者の名前のあとの
>
>(P.N)
>
>は、いかがなものかという感じを表明しておきます。》
>と書いたのは斉藤斎藤さんでした。
>その表明に対してこそ私は、
>いかがなものかという感じを表明しておきたかったのです。

あー、その感じはなんとなくわかるような気がします。
ただ、当時(P.N)は、私以外の本名っぽい名前の方にも
すべてつけられていたので、それはちょっとと。
自分の名前を「本名」と言うのも「ペンネーム」と言うのも
作者の自由ですが、主催者が勝手にバラすのはいかがなものか、
ということです。
マジレスで恐縮ですが。


[597] 「斉藤斎藤」、気になって夜も眠れません。 枡野浩一 2003年11月28日 (金) 17時40分

こんなユニークな本名をつけた親御さんが、
いったいどんな人なのか……。

私はもちろん斉藤斎藤さんの掲示板も、
気になるからよく拝読しています。
なので、
私の下の書き込みのベクトルは、
むしろ斉藤斎藤さんの冗談(?)をまにうけて、
律儀に訂正記事を書いている觜本さんに向かっている……、
ということをご理解いただければ幸いです。

私の書いた「否定してまわる」という一文はたしかに
誤解を招く表現かもしれません。失礼いたしました。
が、
かつてここの掲示板で、
《作者の名前のあとの

(P.N)

は、いかがなものかという感じを表明しておきます。》
と書いたのは斉藤斎藤さんでした。
その表明に対してこそ私は、
いかがなものかという感じを表明しておきたかったのです。

すべてはそこからスタートしていて、
そこへのこだわりを延々申し上げているに過ぎません。
でも、
私の意見のほうがむしろ少数派であるらしいとわかってきたので、
驚きを隠せず、
いいかげん自分の頑固さにも飽きてきたので、
「斉藤斎藤ってやっぱり印象に残るいいお名前ですね」、
と言ってみたくなる日だってあるのです。


http://8202.teacup.com/h/bbs


[595] おっおー。 斉藤斎藤 2003年11月28日 (金) 17時14分

斉藤斎藤です。
公式なお礼が遅れていますが、取り急ぎ。
あー、觜本さんの訂正は、
私の掲示板↓

http://bbs.infoseek.co.jp/Board01?user=saitousaitou

での「訂正していただきたく。」発言を受けてのものだと
思うのですが、ほんとうに訂正されると思わなかったでした。
初対面なのにわかりずらい冗談を言ってしまって
ごめんなさい觜本さん。

あー、枡野さん、私は「訂正してまわった」のではなくて、
自分の掲示板で觜本さんに
「ペンネームという表現は失礼ですか」と聞かれたので、
「本名です。訂正してください」と言ってみせたまでですね。
つまり「自由」レベルの発言だということです。
てゆうか枡野さん、斉藤がそんなに気になるのですか。