[8513] Re[8507]: 横たわる子規―詞書寸感 投稿者:服部滋 投稿日:2006/10/01(Sun) 14:58

藤原龍一郎さま

御紹介賜りありがたく存じます。一知半解の拙い書きもので汗顔の至りです。
先日、子規の遺品が発見されたと朝日新聞夕刊に出ていましたが、折も折、岡井さんや平出隆さんらによる子規に関する連続講座、シンポジウムも行なわれていたようです。


[8512] 石田柊馬さん 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/10/01(Sun) 12:39

二次会の席で、いろいろな人に熱弁しておられました。「川柳を芸術として昇華するにはあなたはどうすればよいか」ということを、かなりハイレベルな人に言っておられるのです。相手も熱弁を返します。私はそのテーブルで機嫌よくご飯を食べていましたがふと聞きたくなったので「私は女学生のころ、いろいろな詩形を書いていたころへ戻るといいかもしれませんね」「うーん、そやけどもっと前やな、言語を獲得するころぐらい」「覚えてないんですけど。」「思い出しなはれ」
人間にはそれまで獲得した経験と「俺の人生」がある、という持論ですが、私の場合経験値が少なくて人生確定してないのでいっそ振り出しから考えてごらんということらしいです。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8511] 突然詩 投稿者:一の字 投稿日:2006/10/01(Sun) 05:02

ああこんなこともあるものか 藤原龍一郎と文字を打ち 辿り着いたは紅顔の友


愕くとともに、お達者な様子、安心しました(^^) 

http://homepage2.nifty.com/ichinoji260626-49/


[8510] 深森未青 投稿者:黒田英雄 投稿日:2006/10/01(Sun) 00:51

 しかし、qfwfqって、「レ・コスミコミケ」を知ってる人が詩壇俳壇歌壇にそんなにいるんでしょうか。


[8509] ありがとうございます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/30(Sat) 21:21

ふゆのゆふさま

石田柊馬さんがそのようにおっしゃってくださったのは、私にとって大きな励まし
になります。お知らせいただきありがとうございます。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8508] 藤原さん、石田柊馬さんが 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/09/30(Sat) 21:14

藤原さんの歌はあんなに言葉がごつごつしているのに、それでも音楽性がある。川柳ではかなわないと思うのはその音楽性だと言っておられました。
栗田さんのお話はわかりやすかったけど、趣旨にもろ手を挙げて賛同できないのです。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8507] 横たわる子規―詞書寸感 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/30(Sat) 07:32

この欄でも、しばしばご紹介してきました、服部滋さんの「qfwfqの水に流し
て」。
今回は「横たわる子規―詞書寸感」と題して、子規の視点の問題をめぐり、岡井隆氏の論
等を論評。最後の部分で、私の『東京式』の試みにも言及していただいておりま
す。私にとって、とても励まされる文章でした。
ぜひ、みなさまも読んでいただけるとありがたく思います。

「qfwfqの水に流して」→http://d.hatena.ne.jp/qfwfq/

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8506] 悲しいときー。夕陽が沈んだときー。 投稿者:森雅彦 投稿日:2006/09/29(Fri) 09:08

黒田英雄さま
僕は好きですよ、四十〜五十代の歌人。栗木京子さん、米川千嘉子さんも好きだし、加藤治郎さん、穂村弘さんも好きです。

加藤さん、穂村さん、荻原さんは評、作両面で現代歌壇をリードされてきたんだなぁ、というのが、作歌歴半年の僕の見解です。

>穂村弘をけなすやつは山ほどいたけど加藤治郎はまったくけなされてこなかった

僕の持論ですが、伝統とは守られるべき、そして覆されるべきであると思います。
短歌史において、穂村さんは覆し続け、加藤さんは覆しつつ守ってきたと言えるでしょう。
初めて読んだ本格的短歌誌「短歌ヴァーサス」で笹公人さん、今橋愛さん、の短歌を読んで衝撃を受けましたが、その何倍も激しかったのが、特集されていた加藤治郎さんでした。

加藤さんも穂村さんも、「コレってあり?」って言いたくなる技法を使った短歌をいくつも作られていますが、批判されながら読者の支持を得るのは容易いことではありません。
まぁ、穂村さんの作品を読めば、伝統短歌に人生を捧げてきた石田比呂志氏が、「割腹自殺する」とか言うのも解らなくはないですが。
しかし、おしなべて、詩というものは悲しみを表現するもの。その表現方法は限りなく自由であっていいはずでしょう。
また、黒田さまは穂村さんの歌評を絶賛されていますが、感情を読み取るのが上手い人は表現もきっと上手いんじゃないでしょうか。
すなわち、「読むちから」は「詠むちから」であるということです。


それから、野口あや子さんの作品も、感情の深層心理を探って読めば、十分楽しんで読めます。

長歌などは詠まれなくなり、俳句、川柳は短歌から派生したもので歴史は浅いです。
短歌ほどすばらしい詩型は日本中、いえ、世界中どこを探しても見つかりません。
限りなく自由、そして伝統的で面白い短歌を僕は追求したいと思います。

口で言うより遥かに難しいですけど。


[8505] Re[8503]: 岐路に立つ 投稿者:黒田英雄 投稿日:2006/09/28(Thu) 23:51

 そうでしょうか?僕は70年代以降に生まれた歌人の歌に注目しています。すごく痛みを感じます。荻原さんがどの程度若い歌人をさして言ったのかはわかりませんが、たとえば、野口あや子の歌などは、つまらないけれども、そこに詠われている感覚は異文化とはまったく感じません。ただ、歌詞的造語が散らばっていて陳腐なだけです。それは「理解できない」とはまた別のことでしょう。理解できないといえば、むしろ荻原さんと同世代のニューウエーブと言われた歌人の作品です。某歌人よりのまた聞きによりますと「穂村弘をけなすやつは山ほどいたけど加藤治郎はまったくけなされてこなかった」。なんという異常な事態であることか。僕は穂村氏の歌は好みませんが、その批評眼は高く評価します。わかりやすく、読みが深い。ともあれ、荻原さんが若い世代の歌をわからんちんと思うのは、例によってすでに百出している歌詞的に陳腐な表現を、見たことも聞いたこともないと勘違いされてるのではないかと愚考する次第です。



> 東京新聞の本日の夕刊に荻原裕幸さんの「岐路に立つ」というエッセイが掲載されている。
> ニューウエーブと呼ばれていた荻原さん自身が、さらに若い世代の短歌を読んで、
> 「異文化に放りこまれたような印象さえおぼえたりしている」というホンネを語った
> 心にしみる内容である。
> その文章の一行目に「八月で四十四歳になった。」とあるのを読んで、思わず吐息が出た。
> ああ、日は暮れて、鐘は鳴る、月日は流れ、わたしは残る……


[8504] Re[8502]: 深みが出る読み 投稿者:ゆい 投稿日:2006/09/28(Thu) 18:19

藤原龍一郎 様

 早速なる「Reコメント」、大変恐縮して居ります。なお、私のコメント〔8500〕中の「この一首は、作者と今は亡き小野茂樹を敬慕する作者・影山一男氏の情を窺わせて」の件(くだり)の「作者と」の部分は衍字でした。失礼致しました。
 また、ご教示いただいた、 影山一男氏の作品、「しゆるしゆしゆしゆ隅田川辺に花火咲く下にねむれる空襲の死者」も、大変感慨深く鑑賞させていただきました。大変ありがとうございます。


[8503] 岐路に立つ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/28(Thu) 17:30

東京新聞の本日の夕刊に荻原裕幸さんの「岐路に立つ」というエッセイが掲載されている。
ニューウエーブと呼ばれていた荻原さん自身が、さらに若い世代の短歌を読んで、
「異文化に放りこまれたような印象さえおぼえたりしている」というホンネを語った
心にしみる内容である。
その文章の一行目に「八月で四十四歳になった。」とあるのを読んで、思わず吐息が出た。
ああ、日は暮れて、鐘は鳴る、月日は流れ、わたしは残る……


[8502] 深みが出る読み 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/28(Thu) 16:32

ゆい様

書き込みをいただきありがとうございます。
確かに、小野茂樹の空襲を詠った歌が、影山一男さんの意識下にはあったかもしれません。
そう思って読むと、いっそう、作品に深みが出てくる気がします。
影山一男歌集『若夏』には、次のような歌も収録されています。

しゆるしゆしゆしゆ隅田川辺に花火咲く下にねむれる空襲の死者/影山一男『若夏』


[8501] Re[8500]: 今日の一首 投稿者:ゆい 投稿日:2006/09/28(Thu) 11:28

> レインボーブリッジ深夜に越えゆけり小野茂樹見ざりし湾岸の灯よ/影山一男

 この一首は、作者と今は亡き小野茂樹を敬慕する作者・影山一男氏の情を窺わせて、なかなかに感慨深い作品なのですが、その対極に、小野の名作として知られた「東京の空はあまねく晴れすみて夜ごとに襲ひ来る銀の翼」「殷々と夜空を迫るとどろきに死すべきたれかまた選ばれし」などを置いて読むとき、また一段と感慨が増します。
 東京湾の夜空を殷々と轟かせて襲いくる銀の翼に、日ごと夜ごと脅えながら生い立った小野茂樹の眼には、今の湾岸風景、殊にその夜景は、どのように映ることでしょうか。
 




[8500] 今日の一首 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/28(Thu) 09:57

レインボーブリッジ深夜に越えゆけり小野茂樹見ざりし湾岸の灯よ/影山一男『若夏』不識書院刊


[8499] テレビでビックリ!! 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/26(Tue) 13:22

森さま、玲さま

書き込みありがとうございます。
やはり、レイハルさんだったんですね。
いつも、「短歌21世紀」の「小暮政次短歌を読む」の座談会のページで
お顔の写真だけは拝見しているので、テレビに同じ顔がアップになったときは
びっくりしました。
一点差ですか。残念です。
決勝大会への進出、お祈りしています。


[8498] さすが、藤原さん 投稿者:玲はる名 投稿日:2006/09/26(Tue) 01:16

藤原さんがごらんになったのはわたくしだそうです。
自分は見てないのですよ。残念。
またしても3×4 一回戦敗退でしたが完全燃焼しました。
リングは魔物です。
また、来年予選からがんばります。


[8497] 自由詩はどうなんでしょう? 投稿者:森雅彦 投稿日:2006/09/25(Mon) 13:49

玲はる名さんですか。あの方は確か、幼少期から詩を書いていらっしゃるんでしたよね(短歌ヴァーサスで読みました)。
歌集は持っていなくて少し読んだだけですが、歌意を理解しかねています。
短歌ヴァーサスの「R☆FC」は賑やかで面白いですけどね。


[8496] 藤原さんありがとうございました 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/09/25(Mon) 11:09

先入観なしで会ってきます、もともと川柳のイベントだし、俳句はまた違うでしょうから。
実は裏方で受付をしますが私は人の顔を覚えるのが下手で、川柳歴が浅いので有名な柳人でもほけーとしています。ま、向こうのほうが「何やら変わった新人さんがいるな」としか思わないのでどっちもどっちです。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8495] 俳句甲子園 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/25(Mon) 09:16

森雅彦さま

夜中に「俳句甲子園」の番組があったのですね。
残念、見損なってしまいました。
俳句甲子園をテーマにした映画「恋は五七五」を見て、
現実の俳句甲子園にはとても興味をもっているのですが
わたしの真剣味が足りないのか、どうも、放送を見逃してしまいます。

そういえば、きのうは「詩のボクシング」の神奈川県大会もあったようですね。
NHKのニュースで、玲はる名さんらしい人が、詩を朗読している場面が
写ったのですが、人違いかもしれません。


[8494] 俳句甲子園 投稿者:森雅彦 投稿日:2006/09/25(Mon) 02:59

いま、俳句甲子園を見ていました。
高校生の俳句にかける激しい情熱がひしひしと伝わってきます。
初句から結句までの十七音は、正に青春讃歌。高校生の俳句というのは独特の味わいがありますね。

優勝した熊本信愛女学院の、女子高生らしい清新な表現の数々に、思わず頬が緩みました。

生まれつき人見知りです姫胡桃

開成と松山東のレベルの高さにも驚かされました。
寺山修司も高校時代は、こんな熱血青年だったのかなぁと思うと、大変感慨深いものがあります。


[8493] Re[8492]: 栗田やすしさんという俳人を 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/24(Sun) 17:45

ふゆのゆふ様

> 藤原さんはご存知ですか。評価は聞きません(先入観を持ちたくないし)
> 名古屋で30日センリュウトークというものを開催しますが、講演されるので。
> 栗田さんのほうは藤原さんを知っているでしょうか。

栗田やすしさんに関しては、私は存じ上げません。
栗田様も私のことはご存知ないと思います。
センリュウトーク、楽しんできてください。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8492] 栗田やすしさんという俳人を 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/09/24(Sun) 17:36

藤原さんはご存知ですか。評価は聞きません(先入観を持ちたくないし)
名古屋で30日センリュウトークというものを開催しますが、講演されるので。
栗田さんのほうは藤原さんを知っているでしょうか。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8491] 今日の一首 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/24(Sun) 09:19

ゆい様、ふゆのゆふ様、伊津野重美様
書き込みありがとうございます。

今朝空はしづかなるかな呟かば真とならむ言葉あるごとく/横山未来子「短歌」10月号

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8490] 文鳥の 投稿者:伊津野重美 投稿日:2006/09/21(Thu) 18:17

藤原龍一郎さま

東郷雄二さんの「伊津野重美論」のご紹介をありがとうございました。
あのように丁寧にお読みいただきご講評を受け、たいへん光栄なことでありました。

木犀の香も流れ、すっかり秋めいてきました。
どうぞお体にお気をつけてお過ごしください。

http://homepage2.nifty.com/paperpiano/


[8489] 自転車の歌 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/09/18(Mon) 20:14

日本に自転車が渡来して、もうどれだけたったのかわかりませんが、少なくとも今では子供でも乗っています。それくらいポピュラーなものは歌としてもたくさん作られて佳作も多いはずです。それのカテゴライズを本歌取りとはいえないと思いますが、どうでしょうか。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8488] 無題 投稿者:ゆい 投稿日:2006/09/18(Mon) 05:17

藤原様、ふゆの様
 ご教示ありがとうございました。実を申すと、私自身もお二方と同じように思っていたのです。が、加藤治郎さんのあのようなご発言を受けて、当事者の大辻隆弘さんが「そう受け取られても仕方がない」などとコメントされ、ごく常識的には、言いがかりとも受け取られかねない加藤治郎さんのご指摘を、かえって有難がって居られるご様子だったので、不思議なことだと思った次第でした。
 「本歌取り」とは別次元の話でしょうが、ある作品の成立が、著名な別の作品の影響に縁る、といったことは短歌に限らずよくあることでしょう。もしかしたら、高野作品と大辻作品との関係は、そのレベルのことではないでしょうか。
 そのレベルのことで言うと、私には、高野さんの例の作品、「風いでて波止の自転車倒れゆけりかなたまばゆき速吸の海」は、あの著名な「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」の影響下に成り立ったとも思えますし、万葉の「近江の海夕波千鳥汝が鳴けば〜」と、藤原さんの御作、「ついに近江を見ざる歌人として果てん〜」との関係も無視出来ないし・・・・・。
 それはそれとして、栗木さんの作品、「倒れゐる自転車立たせてやる気力なくて熱帯夜の駅を出る」が、加藤治郎さんが言い出しっぺとなった例の「論争」を皮肉って、「世間では、<自転車が倒れ>云々の大辻作品が、同じ趣向の高野作品の本歌取りであるとかないとか、下らないことを話題にして騒いでいるが、私の住んでいる街は連日の熱帯夜で、私はさっき駅を降りて自転車置き場の前を通って来たんだけど、その時、誰かのいたずらか、自転車が数台倒れていた。そんな時、いつもの私なら、それらの自転車を丁寧に起こしてやるんだけど、さすがの私も、今夜はそんな気にならなかった。それなのに、世間では、本歌取りがどうのこうのって、全くどうでもよいことを、五月蝿いことだ」とか何とかって感じで創られたのであるとしたら面白いですね。でも、成立時期から判断して、その可能性はゼロでしょうか。
 私こそ、どうでもいいことを長々と失礼致しました。


[8487] 熱帯夜の自転車 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/17(Sun) 20:02

ゆいさん、ふゆのさん、書き込みありがとうございます。
栗木京子さんの一首は熱帯夜の倦怠感を倒れた自転車に仮託して
巧く詠いえていると思います。
この歌の場合は、純粋に作品に真向かって鑑賞するべきだと思います。

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[8486] 自転車の歌 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/09/17(Sun) 14:22

[8485]ゆいさんのコメントしている三首、自転車が倒れていく、もしくは倒れているという状況以外ぜんぜん別物だと私には思えるのですが。
加藤治郎さんがそういうことをいわれるのがよくわからないし、栗木さんの歌は倒れていくのではなくすでに倒れているのだし、作中人物のアンニュイ、けだるさと言うのは別物だと思います。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8485] 無題 投稿者:ゆい 投稿日:2006/09/17(Sun) 12:34

 大辻隆弘さんが「未来」2006年7月号に発表された作品「自転車がいまやはらかく倒れたり対人地雷を敷きつめし地に」について、加藤治郎さんがご自身のブログで、「この歌は、どう評価すべきか。言うまでもなく、(高野公彦さんの)『風いでて波止の自転車倒れゆけりかなたまばゆき速吸の海』を踏まえている。大辻君がこの歌を知らぬはずがない」と発言されて以来、短歌関係のHPやブログで、両者の関係や「本歌取り」の問題などが五月蝿く論じられておりますが、先日、藤原龍一郎様がご紹介なさった<今日の一首>「倒れゐる自転車立たせてやる気力なくて熱帯夜の駅を出る」を、この路線上に置いて考えると、問題が益々興味深いものになりますね。この作品の作者の栗木京子さんの創作意図などをお聞きしたいものです。





[8484] ファイト・ショック 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/16(Sat) 20:28

山本孝一さま

「週刊ファイト」の休刊、火曜日の朝刊スポーツ紙に報じられていました。
この痛みがわかる人は数少ないかもしれませんが、鋭い痛みであることは
たしかですよね。
ターザン山本の時代は遠くなりにけりです。

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[8483] 週間ファイトも… 投稿者:山本孝一 投稿日:2006/09/15(Fri) 22:57

>「週刊ファイト」もあと2号で休刊である。
えっ、知りませんでした。
プロレス界の暗いニュースが続いていたのでファイトを読むのが嫌になり
購読を止めて一年近くたちます。
1ヶ月ほど前にプロレスファンの知人が、「週間ファイト」のタイガー・
ジェッド・シン特集号を保存していないかと電話をかけてきたけど
(引越しの時に処分したらしく残っていなかった)そんな話はしていなかった
なぁ。ファイト、お前もか、という感じでますますさびしくなりますね。


[8482] 日曜日の毎日新聞 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/15(Fri) 14:29

こんどの日曜日、17日の毎日新聞朝刊の短歌俳句欄に時評が掲載されますので、
機会がありましたら、ご高覧ください。


[8481] 竹中から神取へ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/15(Fri) 14:28

竹中平蔵の参議院議員辞任で神取忍が繰り上げ当選になるのだそうだ。
これで、前身がプロレスラーだったという議員は馳浩、大仁田厚に続いて3人目。
とはいえ、プロレスというジャンル自体は滅びかけているわけだ。
「週刊ファイト」もあと2号で休刊である。


[8480] 質問にお答えします 投稿者:藤村美子 投稿日:2006/09/13(Wed) 21:52

森さま 貴重な提案ありがとうございます。参考にします。
ふゆのさま 
作品に 絵をつけたければどうぞ と許容しています
歌の背景として必要があれば。あくまでも楽しんで。

幕末をテーマとした研究授業を来週やります。
国語よりこっちが本業ですので しばし歴史人になります。


[8479] 伊津野重美論 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/13(Wed) 14:51

東郷雄二さんの「伊津野重美論」が下記のサイト↓に載っています。

http://lapin.ic.h.kyoto-u.ac.jp/tanka/tanka170.html

ぜひ、ご覧ください。


[8478] 今日の一首 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/13(Wed) 14:44

もりあがっているところを恐縮です。
良い歌がありましたので、今日の一首として紹介します。

倒れゐる自転車立たせてやる気力なくて熱帯夜の駅を出る/栗木京子「短歌新聞」9月号


[8477] 藤村さんに質問ですが 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/09/13(Wed) 00:25

今短歌を導入で習うとき、ひとつの短歌・和歌に絵をつけてノートに書かせますか?私もしたし、家庭教師の子もしていたのです。ちなみに姪っ子が三年生ですが、このころはまだ教えないのでしょうか?

http://www.geocities.jp/negxo/


[8476] 提案を、ひとつ 投稿者:森雅彦 投稿日:2006/09/12(Tue) 23:35

藤村美子さま
俵万智さんが、かつて高校教師をされていたとき、教科書とは別の短歌をプリントにしたものを、教材に使っていたんだそうです。
藤村さんもプリントを作られてはいかがでしょうか?
今ではインターネットがあるので、すぐにいい短歌が探せると思います。
探す上でオススメな歌人は、俵万智さん、栗木京子さん、穂村弘さん、今橋愛さん、笹公人さん、松木秀さん、といったところでしょうか。
特に今橋さん、笹さん、松木さんはぜひとも読んでいただきたい歌人です。
プリントを作るほうも楽しくなること、受け合いですから。
それでは、お仕事頑張ってください。


[8475] なるほどです! 投稿者:藤村美子 投稿日:2006/09/12(Tue) 20:46

こんばんは。なんだか最近またうるさくてすいません。

牙城さま ふゆのさま
貴重なご意見どうもありがとうございます。しかと受け止めました。
強制ではなく楽しい目的意識がもてるような手立てをもう少し工夫してみます。

明日から国語研究の一環として「言葉の貯金をしよう」が始まります。
「楽しい」という言葉を他の言葉に置き換えて
「わくわく」「心が弾む」「うれしい」などと
「楽しい」から連想する他の言葉を伝え合うことで語彙を広げていきます。
ちいさな学びから 豊かな言葉の世界が少しでもこころに貯金できれば
文を書く際の助けになり 読書する際には言葉の感覚が磨かれるのでは
というねらいであります。

言葉の感覚を磨くことで韻文にきたときにも
何らかのプラスになればというかすかな期待もあり・・
一日ってなんで24時間なんでしょう。もっと時間ほしいです。


[8474] 藤村さま 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/09/12(Tue) 11:50

強制的、ですか…
私は書きたくてたまらないほうでしたが、書きたくないっていう子もいることを念頭においてください。
体が動くほうが先って子も、小学生ならいるので。
高校になると、もっと自我を発散したいと言うのが現れるので、単元としてはみんな乗ってきますが。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8473] 目的意識 投稿者:牙城 投稿日:2006/09/12(Tue) 10:32

藤村美子さま
しっかりと過去ログから読んでいるわけではないので、
トンチンカンなことかも知れませんが、
>クラスで「あなたの一首 一句募集します」という箱つくり
>自由に作品を集ってますが・・閑古鳥鳴いてます(泣)
というお書き込みが気になりました。
自由投稿というのでは、子供たちはなかなか乗ってきません。
たとえば、僕の地域の中学ではPTA主催の俳句大賞というのを文化祭でやります。
特選には米10kgです。PTA賞はじゃがいも10kgだったかな、りんご10kgという賞もありました。
賞品で釣ろうというのではなく、きっかけ作りをしてやるということです。
僕が来年から関わる虚子・小諸全国俳句大会には小学生の部があります。
ここでは一句への賞のほかに学校賞を出していて、
今年は千葉の成東小学校などが学校賞を受けていました。
こういう俳句大会や短歌大会は探せばいろいろあると思います。
クラス全員で投稿するというのも、きっといい目的になります。
言葉で何か表現するという作業自体には、こどもは興味を示すはずですので、
目的意識の持てるきっかけを作ってやるといいのではないでしょうか。
住所をお知らせ下されば、虚子・小諸全国俳句大会のチラシをお送りしますよ。


[8472] あのう・・ 投稿者:藤村美子 投稿日:2006/09/11(Mon) 22:54

ふたたびすいません。
漢字がどうしても読めなくて
お名前まちがいましたか。もしかして
久々湊さまだったのかしら?? というレベルです。
この程度の国語力です。


[8471] お言葉ありがとうございました 投稿者:藤村美子 投稿日:2006/09/11(Mon) 22:49

久々さま
初めまして。藤村といいます。
私など新参者におそれおおいようなお言葉をかけてくださり
まことに恐縮しております。けふ一日考えて
先ほどメールを送らせていただいたのが
なぜかふられて戻ってきちゃいましたので、ここにきました。
(藤原さまごめんなさい)

私などそんな全国大会のリストなどとてもとても・・です。(実際)
いちおう教師でいちおう6年担任でやっているというだけで
短歌俳句については、わかばマークも同然のレベルです。
と言いながらも 私でも何かしら役に立てるのかしら
と思うと活用していただけると嬉しいかなという思いもあり・・
また、今後の短歌・俳句指導の面で参考にもなりそうで・・
というわけで
もしもよろしかったなら お声かけてくださいませ。

長々とすみません。でもお言葉ホントにうれしかったです。
昨日雨の中の運動会で汗も涙も雨にながしたり で
ドラマは生まれても、その前に風邪ひいてしまつたようで
このままふとんにザブーンと睡眠です。


[8470] 藤村美子様 投稿者:久々湊盈子 投稿日:2006/09/10(Sun) 22:49

はじめまして。私は日本歌人クラブでヤング連盟を担当しています。来年、全国レベルでジュニアの短歌大会を立ち上げることになりました。子供達への短歌の指導をお考えになっている(実行している)人のリストを作っているところです。よかったらご連絡下さい。藤原さんのページお借りして申し訳ありません。


[8469] 無題 投稿者:森雅彦 投稿日:2006/09/10(Sun) 05:19

佐佐木信綱の歌は「春ここに生まるる朝の日をうけて山河草木みな光あり」でしたね。(今、調べました。)


[8468] はじめまして。 投稿者:森雅彦 投稿日:2006/09/10(Sun) 05:08

森雅彦といいます。
名前を覚えて頂ければ、幸いです。

松村正直さん。

あなたとは遠くの場所を指す言葉ゆうぐれ赤い鳥居を渡る

という作品が大好きです。まさしく、珠玉の一首。後世に残したいと思うほどです。
初見ですが『やさしい鮫』表題作も、すばらしい。 

今日の一首。佐佐木信綱の「山河草木みな光あり」を思い出しました。上句がはっきり思い出せませんが。(↑↑ダメじゃん。)
僕は冷泉の流れる山村で育ったので、水を詠んだ短歌には特別な思い入れがあるのですが、また一つ美しい歌を知ることができて、大変うれしく思います。


[8467] すてきな短歌ですね 投稿者:藤村美子 投稿日:2006/09/09(Sat) 19:10

藤原さま 今日の一首すてきですね〜。
こういう一首 一句にここでめぐりあえるのも
こちらのサイトにきたくなる楽しみのひとつです。
ぜひこころを揺さぶるすてきな一首 一句を
ご紹介ください。これからも楽しみにしています。

クラスで「あなたの一首 一句募集します」という箱つくり
自由に作品を集ってますが・・閑古鳥鳴いてます(泣)
自分たちの作品から詩歌の価値を感受しあえたらいいなと
思ったのだけど・・まっ 。。
いまの小学生は部活や塾やその他いそがしく 詩歌つくる暇なんかないよ
って感じなのかな。「詠み人しらず」の作品をワタシがつくって
「こんなすてき?な作品がはいってたのよ。作者不詳」と紹介して
もっぱら「それだれつくったんだー」と顔みあわせて詩歌の鑑賞になど
いたらないのであります(泣) 
明日は運動会で、きっとドラマや感動があると思うので
運動会短歌を半ば強制的に書かせようかな ナンテ。

こころうごくような体験・感動が作歌の原動力になれば いいなあ。
ごめんなさい うるさくなりそうなので このへんで。


[8466] 今日の一首 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/09(Sat) 13:45

形なく匂ひなく水はながれゆきただ光のみ満たしゐるかな/原田千万『風に帰らむ』

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8465] 詩歌を感受する心 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/09(Sat) 13:42

藤村美子さま

「いい短歌や俳句にこころ動かされて」と思える方がたくさんふえてくれるのが
うれしいですね。
ぜひ、生徒のみなさんに詩歌の価値をつたえてあげてください。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8464] 言葉をひろげたい 投稿者:藤村美子 投稿日:2006/09/07(Thu) 20:11

こんばんは。すっかり秋?風が吹いてくるかのようなこのごろ。
いつぞやは「一冊の本」云々とこちらにいろいろ書きました。
その節はたくさんの方々からご教示いただき、ありがたかったです。

いよいよその一冊の「国語研究」が9月中旬から始まります。
骨子がまとまり いかに効果的表現力で素敵な一冊を伝えるか
「書く」ためのスキルの研究にスタッフみんなで悩みながら
国語の奥座敷へ。思いを17オンや31オンに凝縮するのも難しく
楽しいですが、ここから 文章 にする楽しさを味わっていきたいです。

言葉の語彙をふやすための手立てを考えているのですが
なかなかむずかしくて・・
感情(プラスの思考 マイナスも)を伝える言葉を
どう増やし広めていったらいいのかなあと。
ボキャブラリー不足は まあわたしもかな。。
わたし自身もゆたかなことばを駆使できるひとになりたいな
いい短歌や俳句にこころ動かされて。






[8463] 今日の一首 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/07(Thu) 16:42

「やさしい鮫」と「こわい鮫」とに区別して子の言うやさしい鮫とはイルカ/松村正直『やさしい鮫』


[8462] 転記ミスです 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/05(Tue) 11:17

恒成美代子様

情報の書き込みありがとうございます。
タイトル部分は、わたしの思い込みによる転記ミスです。
ご指摘いただき恐縮です。
ご迷惑おかけしました。


[8461] 近藤とし子さんの歌 投稿者:恒成美代子 投稿日:2006/09/04(Mon) 19:16

2005年6月号の「未来」に以下の3首が掲載されています。
この号では、この3首のみの出詠です。

ドイツ語を学べと君の言いましし遠きとおき日少女の夕べ
くれぐれを花に埋りて君といつクロバーの思い出はいつも愛しく
桜の蕾ふくらみ初めて生れ月にことしもようやく齢かさねつ

なお、あとの2首は、2005年7月号の「未来」の以下の3首の中の
もののようです。

待ち待ちて満ち咲くさくら風の中に花びら散らぬ一樹かがやく
強き風の中咲き満ちて散らぬ花は今日ひと日のみと言いて人立つ
待ちて今年を逢い得し桜満開を仕合せとして愛しみとして

藤原さま
「短歌年鑑」も「未来」も、「クロバー」と表記されており、タイトルも
「クロバーの花」となっていますが…???


[8460] 無題 投稿者:かわうそ亭 投稿日:2006/09/03(Sun) 20:24

鈴木英子さま
平成17年3月号に近藤とし子さんが出詠されていることをご教示いただきありがとうございました。時間が出来しだい、近日中に図書館に赴いて確認をいたします。

藤原龍一郎さま
短歌年鑑の五首、引いてくださり感謝いたします。苜蓿や桜を詠んでおられるところからみると平成17年の春先の作と思われますね。

http://kawausotei.cocolog-nifty.com/easy/


[8459] Re[8456]: こんばんは 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/03(Sun) 11:10

久々湊盈子さま

小川双々子さんが、絵むをお描きになっていたことは、私は知りませんでした。

この掲示板をお読みの方で、興味をお持ちの方は、どうぞ、久々湊様まで、
メールで、ご連絡してください。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8458] 短歌年鑑平成18年版 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/03(Sun) 11:06

鈴木英子さま

補足していただきありがとうございます。

かわうそ亭さま

「短歌年鑑」は手元にありましたので、近藤とし子さんの自選五首を引用します。

クローバーの花

 ドイツ語を学べと君の言いましし遠きとおき日少女の夕べ
 くれぐれを花に埋りて君といつクロバーの思い出はいつも愛しく
 桜の蕾ふくらみ初めて生れ月にことしもようやく齢重ねつ
 待ち待ちて満ち咲くさくら風の中に花びら散らぬ一樹かがやく
 待ちて今年を逢い得し桜満開を仕合せとして愛しみとして

以上五首になります。
平成十七年の発表作品の中からの自選五首だと思われます。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8457] かわうそ亭さま 投稿者:鈴木英子 投稿日:2006/09/03(Sun) 10:27

 失礼致します。先に、私も不完全なのでメールをさせていただきましたが、↓、
違っているので出てきました。
 17年3月の「短歌研究」に出詠されていらっしゃいます。が、かわうそ亭さんの
挙げられた2首は、そこに入っていないということです。違う歌を出されています。
松木秀さんはそういうおつもりで書かれていると思いますよ。

 かわうそ亭さんの引かれた2首は、18年度版の角川書店の「短歌年鑑」に自選
作品として5首、「クロバーの花」のタイトルで載っています。その中で、
かわうそ亭さんの挙げられた歌は1首め2首目に位置しています。

 こちらは自選なので、その前にどこかに発表されているんだとは思いますが、
初出はどこかわかりませんでした。が、出典という意味では、18年度版「短歌
年鑑」でも差し支えないのかなあと思います。ここまでしかわかりませんが、
17年3月に出されていない、と間違いのままはいけないと思い、お邪魔しました。
 失礼致しました。


[8456] こんばんは 投稿者:久々湊盈子 投稿日:2006/09/02(Sat) 22:43

昨日、近藤さんを偲ぶ会でお会いできるかと思っていましたが、お姿が見えなかったのでメールにします。「地表」の小川双々子が亡くなりましたが、生前に書きためた油絵がたくさんあります。子供のない人でしたから、甥御さんが全部処分すると言うので、姉がなんとかしたいと言ってきました。
今は預かってくれている人がいますが、近く名古屋で展示会をして、もらってくれそうな人を探すそうです。写真を見ましたがなかなかいいと思います。私はひとつ決めましたが、額装代はかかりますが、もし興味がありましたらメール下さい。


[8455] どうもありがとうございます 投稿者:かわうそ亭 投稿日:2006/09/02(Sat) 20:30

松木秀さま
わざわざご確認をいただきありがとうございました。平成18年3月号に出詠されていないという事実だけでも、はっきりして満足です。平成17年3月号にも、わたしの手元に控えた二首だけでなく、そもそも近藤さんは出詠をされていないのだろうとコメントより推察いたしました。
じつは近藤とし子さんは、平成14年、15年、16年と「短歌研究」のこの現代代表女流歌人集に出詠をされているのですね。(これはコピーをとっていま手元にあります)平成17年から出詠されていないということであれば(そうらしく思えますが)なんとなく納得ができるのです。いずれにしても、感謝申し上げます。

藤原龍一郎さま
どうも、掲示板をお借りして勝手な質問などいたしまして申し訳ありませんでした。ドイツ語他の二首が「短歌研究」平成17年3月号でないとすると(それがわかっただけでもありがたい)図書館で調べていた資料から考えて、「短歌年鑑」から転記したものかもしれません。ありがとうございました。

http://kawausotei.cocolog-nifty.com/easy/


[8454] すみません 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/02(Sat) 17:30

かわうそ亭さま

「短歌研究」を定期購読はしているのですが、なにぶん、部屋が手狭で、雑誌を
いつまでもとっておけない状況でありまして、すでに手元には今月号しかありま
せん。
お役にたてず恐縮です。
松木秀さんが平成17年3月号の「現代女流歌人作品集」に関しては調べてくだ
さいましたが、結局、まだ出典はわからないままですね。

どなたか、おわかりのかたがいらっしゃいましたら、どうぞ、書き込んで
ください。
まったく、お役にたてずにすみません。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8453] かわうそ亭さまへ 投稿者:松木 秀 投稿日:2006/09/02(Sat) 02:50

横から失礼いたします。近藤とし子さんの歌についてです。

まず、ドイツ語を学べと君の言いましし遠きとおき日少女の夕べ
   くれぐれを花に埋りて君といつクロバーの思い出はいつも愛しく

この二首を短歌研究平成17年3月号の「現代女流歌人作品集」にあたると、
載っていませんでした(それ以前のものはうちにバックナンバーがないので
今のところわかりません)。出典がどこかは、浅学ながらわかりません。
すみません。

それと、平成18年3月号の「現代女流歌人作品集」に近藤とし子さんが出詠
しておられない、というのは、これは事実であります。

以上肝心なところでお役にたてなくて失礼いたしました。


[8452] 「略語天国」 投稿者:山本孝一 投稿日:2006/09/01(Fri) 22:31

藤原さんお勧めの、藤井青銅さんの『略語天国』を読みました。
むちゃくちゃ面白い本ですね。
「略語」、それだけをキーワードに1冊の本を書くなんて
面白すぎます。
文章も達者ですし、みごとな仕上がりです。
「団地」とか化粧品やサプリメントの「DHC」、
それに「リストラ」なんて言葉が何の略語かなんて知っている人
少ないでしょうねぇ。
そんなトリビアな話も楽しめるし、もっともらしい略語の法則とか
略語の串カツ効果という説には笑いました。
こんなけったいな本(ほめ言葉です、念の為)はめったにないでしょうね。


[8451] 近藤とし子さんのこと 投稿者:かわうそ亭 投稿日:2006/09/01(Fri) 20:49

藤原龍一郎さま
ご無沙汰いたしております。
もしどなたかにお教えいただけたらありがたいと思い、ちょっとお邪魔いたしました。
じつは先日、図書館でいくつか調べものをしたのですが、ノートにちょっと不備があり、もう一度きちんと確かめる必要があるのです。
確かめたいことはふたつありまして、どちらも「短歌研究」の二冊のバックナンバーを繰るとすぐにわかることなんです。どちらも近藤とし子さんの短歌に関することです。

まず一つめ。ノートに近藤さんの最近の作として

 ドイツ語を学べと君の言いましし遠きとおき日少女の夕べ
 くれぐれを花に埋りて君といつクロバーの思い出はいつも愛しく

の二首を抜いて「クロバーの花」と転記してきたのですが、うっかりして出典をきちんと書いていなかったのです。記憶では、「短歌研究」の平成17年3月号「現代女流歌人作品集」の中からだったと思うのですが、きちんとそれを確かめたい。(でもバックナンバーがないので、今度図書館に行く時間ができるまでしばらく確かめることができない)

もうひとつは「短歌研究」の今度は平成18年3月号の同じく「現代女流歌人作品集」に近藤さんが歌を「出しておられない」こと(ぱらぱらと見て「ない」なあという記憶はあるのですが、丁寧に確認していないので)を念のために確認したいのです。

もし、お手間をとっていただける方があれば、まことに嬉しく、のどのつかえがおりるのですが。(笑)

http://kawausotei.cocolog-nifty.com/easy/


[8450] ありがとうございます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/01(Fri) 17:05

荻原裕幸さま

うかつにもさきほど気づいたのですが、歌集『楽園』の版元のサイトにリンクをはってい
ただきありがとうございます。
おかげさまで、予想以上のみなさまに、読んでいただけているようです。


[8449] 40代 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/09/01(Fri) 16:00

いや、バラエティーに富む世代だと思う。仕事は大変だは、子供が大変だは、親もそろそろ老齢だは。
父が40のとき私は15。「二人の娘を学校出して嫁にした、勤め先が倒産した。」うわー大変。
私はこれからどうなるのだろうか。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8448] 今日の一首 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/01(Fri) 14:34

「ごゆつくり」と人は言へども譲られし木のベンチすでに朽ちてゐたりき/斎藤史『風翩翻』


[8447] 50代 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/09/01(Fri) 13:57

黒田英雄さんも冬野宿六さんもフラワーしげるさんも、そして私も50代です。
道浦母都子さんが「50代、今のわたしがいちばん好き」と言った気持ちが今ならわかります。



[8446] 今日の中日阪神戦で 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/08/31(Thu) 23:48

川藤と言う人が解説していた。気持ち気持ちと言う。あまりにもホームとアウェイの差を観客の中に感じるさびしい名古屋人は、川上憲伸が「気持ちで投げているからええ」と彼にほめられ?ていたのが少しうれしかった。
同じく佐野と言う解説の人は、てかてかと頭に後光が射していた。

黒田さん、夫は二十九年四月一日生まれで新宿で暴れ、厚木に行って、未成年の癖につかまってると言うレアな人ですが。わたしが「ただそこを歩いてたり、会社に行こうとしてた人はすごく迷惑だと思うが」と言ったら「まあそうだが」と困っていた。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8445] フラワーしげるの衝撃 投稿者:黒田英雄 投稿日:2006/08/31(Thu) 22:45

 日記拝読しました。フラワーしげる氏は数年前二首選されたときからたいへん
注目しています。しかも僕と同年の昭和三十年生まれ!ぜひ歌葉新人賞を
とっていただきたい。そして、「短歌研究」の推すような低血圧であいまいな
お子様短歌を吹き飛ばしてもらいたいものだと思います。「歌葉新人賞」は一気に
面目をほどこすでありましょう。


[8444] こちらこそ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/08/30(Wed) 14:32

村井康司さま

こちらこそごぶさたしております。

『略語天国』(藤井青銅著・小学館刊)は、知的エスプリにみちたみごとな一冊でした。
ジャーナリスト専門学校とかで、教科書につかってほしいくらいです。

また、俳人・村井康司さんにもお目にかかれますよう。


[8443] 書評、ありがとうございました。 投稿者:村井康司 投稿日:2006/08/30(Wed) 01:28

藤原さま。
ごぶさたしております。
産経新聞の『略語天国』書評を拝読しました。
略語論であり日本語論であり日本文化論であり日本人論でもある『略語天国』の本質を明快に分析していただき、担当編集者としてたいへんうれしく読ませていただきました。
ありがとうございました。


[8442] Re[8441]: 書評 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/08/28(Mon) 16:15

> 本日の産経新聞朝刊読書欄に、藤井青銅著『略語天国』(小学館刊)の書評を書きました。
> 産経新聞が手にいれられる方は、お読みいただければ幸甚です。
>
鶴舞図書館か、愛知県図書館に行かねば。って休みですがなー。
産経新聞は毎日よりマイナーです、名古屋では。手に入らない。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8441] 書評 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/08/28(Mon) 14:37

本日の産経新聞朝刊読書欄に、藤井青銅著『略語天国』(小学館刊)の書評を書きました。
産経新聞が手にいれられる方は、お読みいただければ幸甚です。


[8440] 今日の一首 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/08/28(Mon) 11:04

たおれふす自転車二台くさむらにハンドルたゆくからませながら/佐藤弓生

「たゆく」という言葉の選択が抜群に巧い。
詩歌にはこの言葉しかないという効き目の一語があって、この「たゆく」はまさにそれにあたる。


[8439] 川柳とブログ 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/08/26(Sat) 17:27

川柳の先生、ちょっとシニカルな人。二十代から五十年近く一人で結社誌の編集や指導をしてきて事情通ではあるが、ブログに川柳の世界に関する意見を書くと怖いよ、狼がいるよ、とおっしゃる。
ところが同じ年の川柳作家さんとブログでコメントしあっているあいだに「身体障害者で川柳作家で四十代」と言う共通項さんがまた見つかった。
川柳の世界のことは言わないが、川柳を書いたり、雑談したりが楽しい。

ブログつながりって言うジャンルを作ってもいいかもしれない。なんせこの二人は句会に行くのも難しい重度の人である。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8438] レリーフ 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/08/26(Sat) 17:18

石膏で固めたのですか?ベートーベンのレリーフ?を作ったことがあります。「五年の学習」の付録で「日本地図」もあった。石膏は固まると言うこともわかるし、ベートーベンについてもわかるかもしれないし、日本の地理を学び始めるのは五年生。

ああなのに。一年坊の妹とその友達が「耳なし芳一」ってもみじの木につるしてしまい、ベートーベン様は哀れ石打の刑にされていた。日本地図は本州と北海道と九州らしきものができ、四国はなく悲しさに涙が出そうでした。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8437] 今日の一句 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/08/25(Fri) 14:35

夕日さす漬物樽や秋暑し/内田百間『百鬼園俳句帖』

むかし、ホトトギス社で子規の顔のレリーフを通信販売で売っていて
岡山中学の学生だった内田百間は、それを購入して、机の前の柱に、
かけていたのだそうだ。


[8436] まだまだひよっこです 投稿者:藤村美子 投稿日:2006/08/20(Sun) 22:48

純粋な夏休みは今日でオシマイです。楽しいことは必ず終わる。悲しいです。
読書といってもほとんど歴史関連ですが 夢中で読みあさるうちに
いかに自分が無知だったか知りました。人物ひとりひとり奥がふかすぎます。
でもこうして まだまだだとおもえるものに体当たりしていくことが
生きる楽しさかも なんて思ってます。幕末に本気で旅したいです。

表現の世界も然りですね。一日20句くらいずつ創ってます。
創っては削り 削ってはつくる。つらく楽しく こちらも奥がふかいです。
「おかあさんお仕事がんばってるね」と夢中で創作してるとき
息子がいうときこころが痛みます。(笑)

明日は休みをとって罪滅ぼしに息子とプ−ルデートします。


[8435] パソコン修理終了 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/08/20(Sun) 11:36

自宅のパソコンの修理が終了しました。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8434] 無題 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/08/18(Fri) 10:47

藤村美子さま、読書が面白いのは生活が充実している証拠です。
じゅうぶんに有意義な夏休みをお過しください。

そして、今日の一句。

三井銀行の扉の秋風を衝いて出し/ 竹下しづの女


[8432] それなりに充実の夏休みです 投稿者:藤村美子 投稿日:2006/08/16(Wed) 23:09

おかげさまで相当読書・創作が進んでいます。
ひとりよがりかもしれませんが
一日一日をたいせつに いたましく過ごしています。
本の再読というのもいいものですね。
読書が今おもしろくて仕方ありません。
と言いつつ、今夜は「戦場のピアニスト」を観ます。


[8431] 今日の一句 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/08/16(Wed) 13:09

萩咲くやかしこの山も歌枕 石橋秀野


[8430] 危険な曲がり角 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/08/14(Mon) 12:35

黒田英雄さま

「夜の訪問者」のJ・B・プリーストリーの別の作品です。
同族企業の出版社の関係者7人が、もう一人の自殺者に関して語るうちに
隠された人間関係や愛憎のしがらみがあらわになり、というストーリーです。
確かに、物語の骨格は「夜の訪問者」と似ていますね。

藤村美子さま、冬野宿六さま

私も小栗上野介といえば、埋蔵金を即座に連想します。
高木彬光に、この埋蔵金をテーマにしたミステリがありました。
読んだのですけど、題名が出てきません。


[8429] 永嶋敏行もやってました 投稿者:黒田英雄 投稿日:2006/08/13(Sun) 23:47

 日記にお書きの「危険な曲がり角」というのはひょっとして、従来「夜の訪問者」
として上演されてきたものでしょうか?とある平和そうに見える家庭に警部が訪ねてきて
(現代Inspecter Calls)、死んだ女と家族全員につながりがあったことを
暴くという。僕は内田良平主演で見た記憶があります。サスペンス系のウエルメイドプレイ
だったと思います。最近はミュージカルバージョンもあるようでs。


[8428] ありがとうございます 投稿者:藤村美子 投稿日:2006/08/13(Sun) 23:05

冬野様 耳寄りなHPのご紹介ありがとうございます。
早速お気に入りに登録しました。じっくり読みたいと思います。
幕末ひとつとってもまだまだ私など知らないことが多くて 
点と点が線になってはっとする瞬間があって こころがふるえます。
埋蔵金発掘の気分で 歴史探訪をつづけます。
ちょうど夏休み明けから 徳川幕府です。
藤原様ごめんなさい この話題ここまでとしますね。


[8427] Re[8426]: えっ そうなんですか?? 投稿者:冬野宿六 投稿日:2006/08/13(Sun) 22:33

> お盆でございますね。
>
> 冬野さま。小栗について「えっ そうなの?」という新たな視点をくださり
> ありがとうございました。意外性あるとさらにおもしろく感じますね。

下記ご参照お願いします。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B3%E5%B7%9D%E5%9F%8B%E8%94%B5%E9%87%91


[8426] えっ そうなんですか?? 投稿者:藤村美子 投稿日:2006/08/13(Sun) 08:30

お盆でございますね。

冬野さま。小栗について「えっ そうなの?」という新たな視点をくださり
ありがとうございました。意外性あるとさらにおもしろく感じますね。
私は歴史はスキですが知識はうすいのです。もぐりかもしれません。
もっと勉強しなきゃ です。まだまだです。読みたい本がそこに重なってます。
ただけふ一日は 主婦っぽく?がんばることにします。お盆ですもんね〜。
ではみなさんもよいお休みを。


[8425] Re[8423]: やっと夏休みです♪ 投稿者:冬野宿六 投稿日:2006/08/12(Sat) 21:32

>>
> 勝海舟のライバルだった小栗上野介なんてあまり知られていない?人の
> 生き様が面白く、歴史のるつぼにはまってしまうんですよね〜。
>

小栗上野介というのは、かつて徳川幕府の秘密の埋蔵金を、さる場所に、埋めたとか埋めなかったとかで、TVで大騒ぎした人ではなかったですか?


[8424] お知らせ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/08/12(Sat) 13:25

藤村美子さま
充実した夏休みをお過ごしください。

自宅のパソコンを修理にだしました。
月末までかかるとのことですので、その期間、自宅へのメールが届きません。
この書込みの名前の欄に、もうひとつのアドレスが入っていますので
メールの御連絡は、こちらのアドレスでお願いします。


[8423] やっと夏休みです♪ 投稿者:藤村美子 投稿日:2006/08/11(Fri) 22:49

藤原さま こんばんは。またお邪魔しています。毎日暑いですね。
「街角の歌」の高瀬さんの一首 懐かしくしみじみと読ませていただきました。
ご紹介ありがとうございました。天国の高瀬さんも喜んでいることでしょう。

明日から本当の意味で9日間の夏休みです。企業の方にすると9日も
休むのかーと怒られそうですが。朝寝坊ができるのがうれしいですね。
読書とあらゆる創作が少しでも進めば と思っています。
よい本のすすめをいただきましたのに相変わらず歴史本ばかり読んでいます。

勝海舟のライバルだった小栗上野介なんてあまり知られていない?人の
生き様が面白く、歴史のるつぼにはまってしまうんですよね〜。
小栗は幕末の置きみやげに造船所をつくった人です。最後は斬首されますが。
すがすがしい生き方で惹かれました。裏舞台にこそヒーローはいる。ナンテ。
こんなんですので、なかなかおすすめの良い本に手がのびません。

関係ないけど今日昔の教え子(当時6年)が突然目の前に現れて
「俺のこと覚えてますか」と言い
あまりに素敵な青年(高1)になっていてびっくりしました。
手塩にかけた子でしたので「忘れるわけないじゃない」と言い
しばし話したのでしたが 子供っていつのまにか大人になり
背丈もこころも成長し 自分は、ったく成長してないんだなあと・・
「先生あいかわらずお美しいですね」などとお世辞までいうので
さらに驚きました。でもすっかり舞い上がっているのでした(笑)
嘘でも褒められると超うれしいです。今日はいい日でした。単純。

この9日間で一冊でも こころ成長できる本に出合いたいです。
では おやすみなさい。


[8422] 街角の歌 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/08/11(Fri) 06:20

冬野宿六さま、並木夏也さま、書き込みありがとうございます。
お知らせを一つ書き込ませてください。

ふらんす堂のサイトの黒瀬珂瀾氏の連載コラム「街角の歌」の
本日分↓は高瀬一誌さんの一首がとりあげられています。

http://furansudo.com/

ご高覧ください。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8419] 桜庭一樹 投稿者:冬野宿六 投稿日:2006/08/10(Thu) 21:57

私も「GOSICK」シリーズの時には完全に男だと思い込んでいて「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」でやっとこさ女性だと気づきました。
思い起こせば「GOSICK」以外の作品の主人公は全部少女の一人称なので、もっと早く気づくべきでしたけども・・・

「図書館戦争」の有川浩も間違いやすいですよね。

小長谷清美は、伊藤聚とやっていた同人誌「壱拾壱」のときから知っているのでそういう間違い方は、しませんでした。


[8418] 藤原龍一郎歌集『楽園』 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/08/08(Tue) 08:34

新歌集、おかげさまで好評です。
こちらで↓おもとめいただけます。

http://www.bk1.co.jp/product/2699313

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8417] 「短歌人」夏季集会 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/08/05(Sat) 09:29

今日はこれから逗子で開催される「短歌人」の夏季全国集会に行きます。
会場でお会いしましょう。

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[8416] お台場のダイソーで 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/08/04(Fri) 20:12

社屋の前のアクアシティにダイソーが入っているので、勤め帰りによって
ダイソー文学シリーズ何冊か買ってきました。

6 樋口一葉 「にごりえ」「たけくらべ」ほか
7 宮沢賢治 I 「注文の多い料理店」「銀河鉄道の夜」ほか
12 芥川龍之介 III 「蜘蛛の糸」「侏儒の言葉」ほか
14 太宰治 I 「桜桃」「人間失格」
27 石川啄木 「一握の砂」「呼子と口笛」
28 与謝野晶子 「みだれ髪」「舞姫」ほか

これで、消費税込み630円。
薄めの文庫本一冊の値段。
いちおう、むかしの旺文社文庫風に、語注もついていたりするので
読み損なっている本とか、好きな作品とか、買ってもよいと私は思います。
山頭火とか白秋をみつけたら買っておこうと思う。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8415] こんなラインナップ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/08/04(Fri) 11:52

8月2日の日記に書いたダイソー文学シリーズは、下記のようなラインナップでした。

文学シリーズ ラインナップ
1 夏目漱石 I 「坊っちゃん」
2 夏目漱石 II 「こころ」前編
3 夏目漱石 III 「こころ」後編
4 夏目漱石 IV 「三四郎」前編
5 夏目漱石 V 「三四郎」後編  
6 樋口一葉 「にごりえ」「たけくらべ」ほか
7 宮沢賢治 I 「注文の多い料理店」「銀河鉄道の夜」ほか
8 宮沢賢治 II 「風の又三郎」「オツベルと象」ほか
9 宮沢賢治 III 「春と修羅」ほか
10 芥川龍之介 I 「鼻」「河童」ほか
11 芥川龍之介 II 「羅生門」「奉教人の死」ほか
12 芥川龍之介 III 「蜘蛛の糸」「侏儒の言葉」ほか
13 新美南吉 「ごん狐」「おじいさんのランプ」ほか
14 太宰治 I 「桜桃」「人間失格」
15 太宰治 II 「斜陽」
16 太宰治 III 「走れメロス」「ヴィヨンの妻」ほか
17 森鴎外 I 「雁」ほか
18 森鴎外 II 「山椒大夫」「舞姫」ほか
19 種田山頭火 「草木塔」
20 中原中也 「山羊の歌」「在りし日の歌」
21 北原白秋 「まざあ・ぐうす」
22 萩原朔太郎 「月に吠える」ほか
23 菊池寛 「父帰る」「恩讐の彼方に」ほか
24 梶井基次郎 「檸檬」「城のある町にて」ほか
25 島崎藤村 「若菜集」
26 正岡子規 「歌よみに与ふる書」ほか
27 石川啄木 「一握の砂」「呼子と口笛」
28 与謝野晶子 「みだれ髪」「舞姫」ほか
29 有島武郎 「生まれいずる悩み」「カインの末裔」
30 伊藤左千夫 「野菊の墓」「奈々子」ほか
 


[8414] 今夜は立川志らく独演会に 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/08/03(Thu) 22:54

山本孝一さん、こんばんは。
さっきまで、立川志らくの独演会に行ってまして、おりよく「寝床」を
聞いて来たところです。
まくらで、「亀田を園遊会に招いてほしいね」と言ってました。会場爆笑。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8413] 私が読まずに誰が読む 投稿者:山本孝一 投稿日:2006/08/03(Thu) 18:35

>しかし、この過剰さに敢然と立ち向かおうではないか。
>私が紀音夫俳句を読まずに、誰が読むというのだ。
藤原さん、カッコいい。
私も一度は言ってみたい台詞です。
お店の旦那の「人殺しの浄瑠璃」に立ち向かおうとする
モリタのお母はんみたいです。


[8412] Re[8411]: エディット・ピアフ 投稿者:椎名和之 投稿日:2006/08/03(Thu) 17:58

エディット・ピアフ→えびピラフ
素敵です


[8411] エディット・ピアフ 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/08/03(Thu) 14:23

藤原さんが切なくなっているところ、申し訳ありませんが

えびピラフが食べたくなりました。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8410] 今日の一句 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/08/03(Thu) 13:30

エディット・ピアフ雨の日の海の家/今井聖

青春時代の記憶をせつなく刺激する一句。


[8409] 福田基さん 投稿者:花森こま 投稿日:2006/08/01(Tue) 20:52

懐かしいお名前です。確か私財を投じて俳句の文学館のようなものを作られているような記憶が。すごくダンディでステキな方です。シャイで^^。

http://plaza.rakuten.co.jp/hansulove/


[8408] 歌集『楽園』 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/08/01(Tue) 19:55

私の新しい歌集『楽園』、下記の角川のサイトから購入できます。

http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200602000218

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8407] 完膚なきまで孤り 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/07/31(Mon) 23:42

言い切りましたな。すご。
ミスタードーナッツで飲み物飲んでるとき、時々そう感じて泣きそうになります。
私はひとりでないとなくことができないのです。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8406] 今日の一首 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/07/31(Mon) 10:04

窓の灯は路地に菜の花いろに洩れ完膚なきまで人は孤りぞ/石田比呂志『萍泛歌篇』


[8405] こちらこそ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/07/31(Mon) 10:01

中岡毅雄様
わざわざ書き込みをいただきありがとうございます。
ご高著『高浜虚子論』に関しましては、その実証的な論の進め方に
とても感銘をうけました。
自分が書いてきた、実証性を欠く文章の数々が恥かしくなります。
拙歌集、ご高覧いただき、ありがたく思います。
俳人の方に読んでいただけるのは、嬉しいことです。


[8404] ありがとうございました 投稿者:中岡毅雄 投稿日:2006/07/31(Mon) 09:08

先日は、歌集『楽園』ありがとうございました。

短歌の批評は、素人で心許ないのですが、また、近日中、自分の日記に感想を発表させて頂きたく思っております。

また、拙著『高浜虚子論』お読み下さっている由、日記で拝見し、恐縮に存じました。

藤原さんのような方に、読んで頂けると、私と致しましても、光栄な限りに存じます。

これからも、どうか、よろしくお願い申し上げます。


[8403] 明日のジョー 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/07/30(Sun) 20:23

は、私が小学生のころはすでに伝説で、ああいう不良ってもう絶滅していたんではないか。別の種類の不良が出てくるけど、小学生にはあまり関係ないはなし。
でもな、不良が更正してボクサーになるってひとつのタイプがありますね。そうでないボクサーもいるけど、具体的に名前が出てこない。
うちの父親が巨人とボクシングが好きで、当時のキャラクターが書いてあるズック靴で星飛雄馬を履かされてなんか変だなと思ったけど猛烈におだて倒されて「はかない」ともいえないし。色がピンクだったんで納得したと言うことも考えられる。青かったらかなり悶着したな。

小さかった、すなわち足も小さかったのでだいぶ大きくなるまではかされていました。紐靴デビューは中学生。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8402] ありがとうございます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/07/30(Sun) 19:40

ふゆのゆふ様、舟橋剛二様、花森こま様

書き込みありがとうございます。

花森さんのブログ拝見しました。
引用していただいた3首が、この時代の中でのホラー的感性の共鳴を
ねらったものでしたので、ああ、やっぱり、感受性の質が似ているんだなあ、と
苦笑したことでありました。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8401] ワンコインで歌会に参加できたらいいな 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/07/30(Sun) 19:20

もちろん名古屋の近くでないといけない。
もう十年位前になるが、名古屋で短歌人の歌会をしたが、出席率が低い理由に「地方結社が行かせてくれない」と言うのがあったのだ。そんなぁと食い下がると「あなたが知らなくてもいいことよ」と淋しく微笑まれてしまった。

出席しないとわかっていて行動を起こすのは馬鹿みたいだし。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8400] ブログにて 投稿者:花森こま 投稿日:2006/07/30(Sun) 18:45

簡単ですが藤原さんの歌集の宣伝をさせていただきました。そして、とても簡単な感想を書きました。
藤原さんの短歌を読んでいると、どうしても仲原弓彦(小林信彦)の仕事ぶりが思い出されます。

http://plaza.rakuten.co.jp/hansulove/


[8399] 帰宅早々お疲れ様です 投稿者:舟橋剛二 投稿日:2006/07/30(Sun) 18:07

箱根ですか、いいですね。
富士登山競走対策のトレーニングで、
春から何度か自宅(御殿場)から走って行ってきました。
といっても、長尾峠から芦ノ湖を見下ろして(霧で見えないことも多い)戻るだけですが。
一度、箱根の温泉でゆっくりしてみたいものです。

富士登山競走、おとといだったのですが、肉離れを起こして不本意な結果に終わりました。
短歌の方もそうですが、走りの方もまだまだです。


[8398] 箱根ですか 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/07/30(Sun) 17:51

都内の温度よりやはり涼しいのでしょうか。
「赤毛のアン」シリーズを何巻も借りたので、読むのに大変です。文が難しいわけではありませんが量が膨大。モンゴメリパワフル。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8397] 昨日の昼前からさきほどまで 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/07/30(Sun) 17:13

家族旅行で箱根に行っておりました。
書き込みが遅くなって、申し訳けありません。

黒田英雄さん、斎藤真伸さん、舟橋剛二さん、それぞれのご意見は
うけたまわりましたが、やはり、感情がはいってくると、冷静さを
欠いてしまいます。
とりあえず、この場では、これ以上の書き込みは
ひかえていただきますようお願い致します。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8396] この掲示板について 投稿者:松木 秀 投稿日:2006/07/30(Sun) 16:42

私の書くこともお目汚しですが書いておきたいと思います。黒田英雄さんも斉藤真伸さんもですが、ここは藤原龍一郎さんの掲示板であることを忘れないでください。論争大いに結構ですが、黒田さんのブログでやったほうがベターかと思われます。なお、私は短歌をはじめてからこれまでに三回しか歌会に出たことはありませんが、ものすごく勉強になったことは事実です。

あと話はそれますが、斉藤真伸さんにひとこと。私の歌集の評をお書きになった「みぎわ」をお送りいただきありがとうございます。感想はブログ(ミクシィのも
同じ内容です)に一応書きましたので、一読いただければ幸いです。

http://ameblo.jp/matsutanka/


[8395] Re[8394][8393]: 横から失礼します 投稿者:舟橋剛二 投稿日:2006/07/30(Sun) 15:42

斉藤さんってずいぶん威勢がよくて、なんだか山月記の虎を彷彿とさせますね。

「己ひとりの考えなんぞたかが知れている」
まあ、それはあくまであなたの考えであって、それが世間の常識というわけでは
ないというのを押さえないと、独りよがりで会話にならない人というレッテルを貼られますよ。

どの程度の歌を詠まれる方か存じませんが、ご健詠ください。
では。


[8394] Re[8393]: 横から失礼します 投稿者:斉藤真伸 投稿日:2006/07/30(Sun) 15:01

>でも、実作者として高きを望むなら、歌会は不可欠というわけではないですね。
こういうことを言っているようなら、あなたも「山月記」の虎だ。
己ひとりの考えなんぞたかが知れている。だから他の人間の話も聞きに行くんじゃないか。
だいたい「自分自身との闘い」と言ったって、その「自分自身」とやらが生ぬるいようではどうにもなるまい。


[8393] 横から失礼します 投稿者:舟橋剛二 投稿日:2006/07/30(Sun) 14:16

歌会に出ると、短歌観の偏狭な人がたくさん見られて、それはそれでおもしろいとは思います。
僕が見るところ、歌会にたくさん出る人は歌よりも講釈がうまくなるようです。
だから、歌評家を目指す人はどんどん歌会に出るべきでしょう。
でも、実作者として高きを望むなら、歌会は不可欠というわけではないですね。
他のジャンルでは大半の表現者は自分自身との闘いとして創作をしているのに、
歌会や句会にこれだけ価値を与えているのは、短歌と俳句ばかりでしょう。
近藤芳美氏がどう言ったではなく、自分の頭で判断することが大切でしょうね。
斉藤真伸さんに限らず、これは歌人や俳人に一般的に言えることですが。


[8392] Re[8390][8384][8381]: おやおや 投稿者:斉藤真伸 投稿日:2006/07/30(Sun) 03:30

わたしもずいぶんとずうずうしい質ではありますが、迷惑をかけた相手に対して厚かましくもいろいろと要求し、あまつさえ居丈高に説教をなさるような方にはかないませんな。
「短歌人」でも「塔」でもかまわないから、あんたいっぺん歌会というものに出てみなさい。自分の短歌観がどれだけ偏狭なものか心底思い知らされるから。このままだとあんた「山月記」の虎になるよ。さきほどなくなった近藤芳美氏も、二言目には「歌会に出ろ」とおっしゃっていたそうですよ。


[8390] Re[8384][8381]: おやおや 投稿者:黒田英雄 投稿日:2006/07/30(Sun) 01:48

> いい加減な情報と思い込みで人様を誹謗中傷なさることで有名なクロダヒデオさんではございませんか。
> この間の「大失態」とやらをごくわずかでも恥じているのなら、少しは口を慎みなさい。
>

 文句があるなら僕のブログにコメントしなさい。それに先日の大失態については
はっきり謝りましたし、それに対して当の斉藤藤斎藤氏からさっそくのご配慮
ありがとうとコメントいただいてます。それを反省することと、今回の僕の日記や
その内容となんの関係があります?間違ったことがあるからといって沈黙せねば
ならないとでも言うのですか?あなたは間違ったことを言ったら沈黙してしまうの
ですか?それに、「取り入っている」とはなんですか?歌集をだれがいつ出したかなどと
いう歌壇内力点みたいなのに僕が関心持つと思われるとは、ずいぶんみくびられた
ものです。あなたには「下種の勘ぐり」という言葉をお送りします。藤原さんに
取り入っているとはいったいどういう意味ですか?返答次第ではただではすましませんよ。
もし藤原さんが短歌的に僕を憤激させることを言ったなら僕はいくらでも批判します。
甘くみるんじゃない。ひょっとして、取り入りたいのはあなた自身ではないでしょうか。
笑わせちゃいけません。


[8386] 管理人・荻原裕幸様 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/07/29(Sat) 07:25

>花森様
 「彼らは廃馬を撃つ」、映画化の邦題「ひとりぼっちの青春」です。僕はこの
映画に非常に感動しました。さすが藤原龍一郎。原題は「They Shoot
The Horse」。「廃」にあたる単語のないところがまた哀切です。

[8381]の黒田英雄氏の書込みの、映画情報の部分のみ、上にコピーしました。
書込みの後半は不適切な個人攻撃だと思いますので、[8381]は削除いたします。

ちなみに、「ひとりぼっちの青春」の原作は「彼らは廃馬を撃つ」という題名で
当時角川文庫から刊行されています。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8385] だいたい 投稿者:斉藤真伸 投稿日:2006/07/29(Sat) 04:55

藤原氏と加藤氏の歌集が同時に出たからといって、加藤氏をおとしめて藤原氏に取り入ろうとはなんたる醜態か。そもそも藤原氏ともあろうお方がそのような卑屈なへつらいを喜ぶわけがないではないか。


[8384] Re[8381]: おやおや 投稿者:斉藤真伸 投稿日:2006/07/29(Sat) 03:22

いい加減な情報と思い込みで人様を誹謗中傷なさることで有名なクロダヒデオさんではございませんか。
この間の「大失態」とやらをごくわずかでも恥じているのなら、少しは口を慎みなさい。


[8383] あ、先を越された 投稿者:冬野宿六 投稿日:2006/07/28(Fri) 22:47

でも削除の仕方がわからない。多謝。


[8382] Re[8380]: 熱狂は快楽であり賜死でありマラソン・ダンスに撃たれる廃馬 投稿者:冬野宿六 投稿日:2006/07/28(Fri) 22:45

> ジェーン・フォンダの映画にありましたね。タイトルは残念ながら思い出せませんが、

日本では「ひとりぼっちの青春」という、つまらない題で公開されましたね。監督がシドニー・ポラック。マラソン・ダンスの映画。撃つほうはマイクル・サラザン。撃たれる「廃馬」のほうが、ジェーン・フォンダ。


[8380] 熱狂は快楽であり賜死でありマラソン・ダンスに撃たれる廃馬 投稿者:花森こま 投稿日:2006/07/28(Fri) 22:23

ジェーン・フォンダの映画にありましたね。タイトルは残念ながら思い出せませんが、廃場を撃て、という意味の原題であったと思います。今の私はまさしく廃馬です。息苦しいこの世に自分の身の置き所を探してさまよっています。
藤原さんもそうなのでしょうか。
生きるということはまさしく撃たれる覚悟がなければ出来ませんね;;。
それにしても、凄みのある歌集でした。私はこの歌集の足元にも及びませんが、読めたことを至福と思いました。ありがとうございます、このような歌集に出遭えたことが夢のまた夢です。

http://plaza.rakuten.co.jp/hansulove/


[8379] 歌集『楽園』発売! 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/07/28(Fri) 14:43

さて、噂のみ先行していましたが、
藤原龍一郎の最新歌集『楽園』が発売になりました。

『楽園』
角川書店刊
税別定価2571円(税込2700円)

都市は楽園。
饒舌は快楽。
行動し、煽動し、その底に熱い思いを潜める。
刺激的な−−最新歌集

自選5首
燃えつきて白き灰への蕩尽はジョーのみならず のみならず今日
根岸より地下鉄を二度乗換えてりんかい線で子規居士来れ
コンビニは眠らぬゆえに戦争も醜聞も花花は枯れざる
ビックサイトの開門を待つ行列に人麻呂も居る電波楽浪
熱狂は快楽であり賜死でありマラソン・ダンスに撃たれる廃馬

都内大書店には配本されているはずです。
「短歌人」の方は、歌集センターにお申し込みください。
角川学芸出版03−5842−5364でも購入できます。


[8378] 今日の一句 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/07/25(Tue) 15:01

既視感のあるプールなりやり過ごす/櫂未知子「どこかで水が」(「文藝春秋」8月号)

八句の作品だが、どの句も詩的結晶度がきわめて高く、力が入った作品。


[8377] 無題 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/07/23(Sun) 16:01

アハウ・クニヒコ様

作品の書き込みありがとうございます。
ぜひ、個人の歌集や現代歌人のアンソロジー、短歌専門誌などに
目をとおして、現代短歌の前線の試行を、ご自分で確認してみてください。
詩集まで刊行されているかたなら、必ず、短歌という詩型の生理と機能を
把握し、自分ならではの世界を詠うことができるようになると思います。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8376] 短歌を始めたばかりです 投稿者:アハウ・クニヒコ 投稿日:2006/07/22(Sat) 23:26

はじめまして、藤原様。
短歌を始めて数ヶ月、右も左もわからず、詠んでいます。
口語自由詩は20年やってきて、精神世界の出帆新社から
『SOUL FOOD』『精神活動体2』と上梓しました。
どなたも、自作を載せていないので憚られるのですが・・・


あれもいいこれもまたいい信ずるは
          己の感性 野生の理性

古語辞典抱きてねむる昼下がり
     童の声さえ いにしえぶりに

清涼の炭酸水のコップには
       氷溶けいる水玉結ぶ

闇の世に輝きい出よ良性の
       一灯ともす誠の言の葉

悪徳の成れの果てだよ牛人間
       人の魂(たま)入る肉牛の胎


艶(あで)やかな雲居立ち込む帝都にて
            摩天楼煙り傘の花開く

内奥の光を求む一日に
    どう過ごすとも今日は今日なり

自らを無知であるぞと思う時
        そこはかとなき喜び満る

赤誠の日本の美徳宣揚し
     闇を切り裂け言の葉の力

黎明は音もなく来し曇天の
       鈍(びに)の色さえ白々と明く

山上のお花畑は懐かしき
      我が霊界を夢でなぞりし

かれて愛のこの国の歴史の流れに
            世界史の先駆・雛形見る思いす

天空を我は抱きて息静か
         日がな一日雲の行方追う

人間は己を定義し続ける
          今日新たなる定義加わる

エデンにて我が母の胸に抱かれて
           愛の泉で沐浴しけり

かみさびてDNAモデル学びし夜
         月天ささやき天空に満つ

わだつみの霞む水平見渡せば
         遠き島影風の行く末

陶酔の57577にて蘇える
        太古の調べ今詠みすすむ

イラクにて皇御軍(すめらみいくさ)仕事為す
           「自由」を置きて帰つるかも
     
              以上失礼しました。


[8375] Re[8374]: 今日のトリビア 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/07/21(Fri) 20:38

> 山岳俳句で有名な、前田普羅の普羅という俳号は、花が好きなので
> フラワーのフラを、漢字で当て字にしたのだそうだ。
> フラワーのフラとは思いもよらなかった。
ありがたいお坊様・仏様かと思った。
ふらふらのふらでもない。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8374] 今日のトリビア 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/07/21(Fri) 15:02

山岳俳句で有名な、前田普羅の普羅という俳号は、花が好きなので
フラワーのフラを、漢字で当て字にしたのだそうだ。
フラワーのフラとは思いもよらなかった。


[8373] 黒岩剛仁歌集「トリアージ」 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/07/19(Wed) 15:55

黒岩剛仁様

わざわざ書き込みに来ていただいて、ありがとうございます。
歌集『トリアージ』(ながらみ書房刊)、おとなのほろ苦さを感じさせてくれる一巻でした。

・若き部員と語りつつ思うかつて我に青春と言う日々ありしこと
・制作の現場を退きし我が身なれどエキストラとはまだならぬなり
・月末に早期退職しゆく人思い出の一つ抹茶アイスは

読んでいて、共感する歌がたくさんありました。


[8372] 受領のお葉書、ありがとうございました。 投稿者:黒岩剛仁 投稿日:2006/07/18(Tue) 11:58

拙歌集受領のお葉書、ありがとうございました。
藤原さんが挙げて下さった、新幹線の歌、うれしく拝見しました。
前歌集『天機』に対して、もっと職場のドロドロを、との批評を藤原さんから頂戴したことが印象に残っており、今回の歌集をまとめる際には、意識して職場の歌を多く残したつもりですが、まだドロドロを歌い切る、というところまでは行っていないな〜、と次を期したいとも考えております。
取り急ぎ、御礼のメッセージまで。
                              黒岩剛仁 拝


[8371] ありがとうございます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/07/18(Tue) 07:12

未知子さま

第一回詩・歌・句フォーラムのご盛況、おめでとうございます。
私は三連休ずっと、書かなければならない原稿の強迫観念に自縄自縛に
なっておりまして失礼いたしました。

 「すぐに役立つわけではないものを聴きにゆくこと、
  ある言葉が生まれる場に立ち会うことの尊さを
  感じることのできた良い機会でした。」

こういうことを、蓄積してゆくことの大事さは、はかりしれません。
フォーラムに参加したみなさま、この経験を大切にしてください。

このような情報、今後もどしどしお知らせください。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8370] フォーラム御礼 投稿者:未知子 投稿日:2006/07/18(Tue) 02:20

(主催者でもないのにおかしいかもしれませんが、とにかく御礼)
フォーラム、無事終了致しました。
予想を上回る参加者数で、大変有意義な催しでした。
あつく御礼申し上げます。
筑紫さんの、わかりやすく深いトーク、
永田紅さんの清楚な語り口が印象的でした。

すぐに役立つわけではないものを聴きにゆくこと、
ある言葉が生まれる場に立ち会うことの尊さを
感じることのできた良い機会でした。


[8369] ご案内 投稿者:未知子 投稿日:2006/07/16(Sun) 22:38

俳人の未知子でございます。
過日も書かせて頂きましたが、再び。明日のイベントの案内です。
「詩歌とは」を考えるよい機会ですので、
一人でも多くの皆様にご出席頂けたら幸いです。
☆なお、当日、筑紫さんの著書の販売がございます。

【会場】東西線・神楽坂駅そばのエミール(教育会館)
(赤城神社側改札を出て、地上に出て左。
すぐに左折し、赤城神社前で向かって右へ。駅からすぐです)


第一回 詩・歌・句フォーラム 開催のお知らせ

 北溟社では日本の詩歌界全体の活性化を目指し、「詩歌句フォーラム」として公開シンポジウム等のイベント活動を、今後積極的に推進してゆくこととなりました。
 その第一回の試みとして来たる7月17日(月、祝日)、「詩歌の発生と未来を語る」という公開シンポジウムを開催します。当日のご案内をさせていただきますので、皆様お誘いあわせのうえ、ご来場をお待ち申し上げます。

◇日時  2006年7月17日(月・祝日・海の日) 午後1時〜5時15分
◇場所  神楽坂エミール(03-3260-3251) 新宿区赤城元町1-3
◇会費  1500円(資料代含む。当日会場にてお支払いください)
◇プログラム 

〈第一部〉 トークショー 午後1時〜3時
  藤井貞和・筑紫磐井 「詩歌の発生を語る」

〈第二部〉 若手詩人、歌人、俳人によるミニシンポジウム
  午後3時15分〜5時15分
  テーマ「詩歌の未来を語る」
  小笠原鳥類(詩人)・五島高資(俳人)・永田紅(歌人)

◇問い合わせ 北溟社まで 03-5225-0723  info@hokumei.co.jp


[8368] 武下奈々子さんの短歌について 投稿者:川島由紀子 投稿日:2006/07/16(Sun) 08:40

武下奈々子さんの短歌を見た人が「これを見ると、秋田県で5月に小1の男の子を殺害した容疑者と、その一ヶ月前に水死体で発見された長女にこの短歌を重ね合わせてしまう」というようなことをいっている人がいましたね。
私の母は、「秋田で小学1年生の男の子を殺害した人は、平塚で、5人もの遺体を遺棄(そのうちの4人を殺害したと思われる)人と似ている」というような意味のことを言っていました。
確かに、この二人はよく似ているような気がしてなりません。
秋田の小学1年生を殺害した容疑者と平塚で5人の遺体を遺棄した人と、
小学1年生の子が殺害された1ヶ月前に水死体で発見された長女と、5人の遺体のうちの一人で、殺されてしまった19歳の長女と似ているような気がします。

追伸
秋田で小学1年生の男の子を殺害した人は
「その1ヶ月前に水死体で発見された長女は自分で橋から落とした」
と、いっていました。


[8367] よい連休を 投稿者:藤村美子 投稿日:2006/07/15(Sat) 20:48

藤原さま

このサイトにお願いの書き込みをすればいつも多方面から耳寄りでありがたき
情報をたくさん寄せていただけて(これは藤原様の人徳ですネ)
本当にうれしく思います。同僚にも報告し 研究を進められます。

全国的に雨模様やら猛暑やらいまひとつのお天気のようですが
ご協力いただけたみなさま どうぞよい連休をお過ごしください。
わたしはとっぷりと読書をしてエレクトーンを弾く休みにします。

素晴らしい読書体験。ただ今「東郷平八郎」に入りました。 


[8366] ありがとうございます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2006/07/15(Sat) 07:44

藤村美子さま

みなさまがたくさん書き込んでくださいました。
ぜひ、参考になさってくださいね。
読書のよろこびを知るか知らないかで、人生の味わいは濃くも薄くもなります。
小学生のみなさんには、ぜひ、素晴らしい読書体験をしてほしいと思います。

花森こまさん、小林檀さん、黒山羊さん、石塚公昭さん、川島由紀子さん、
ふゆのゆふさん、どうもありがとうございます。
心から御礼申し上げます。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[8365] ありがとうございました 投稿者:藤村美子 投稿日:2006/07/15(Sat) 07:18

この場でたくさんの方々からオススメの本についてご紹介いただき
ありがとうございました。今後の学習にぜひ生かしていきたいです。
いつでも夢中で本に浸っている子供が多く、うれしいのだけど
「今は読書じゃないよ。けじめつけて」という状況です(苦笑)
道徳でイチローの生き方を学んだら、そのすごさに感動して
一気にスポーツ選手の伝記にはしりそうな気配。影響うけやすし。

とにかく これから夏休みに向けて 豊かな読書生活ができるよう
がんばります。またもしもよろしかったらこんな本を・・という本
おとな向けでもいいですから教えていただければ幸いです。
個人的には (幕末ならこれを読んでほしい) という一冊
を教えてください。幕末研究がいまのわたしの趣味です。
お邪魔いたしました。


[8364] 小学校六年生のころは 投稿者:ふゆのゆふ 投稿日:2006/07/14(Fri) 21:15

平家物語・源氏物語を注釈に頼って読んでいました。が、平家物語のように合戦物だと思ったのになんかがっくり来た気分で、みやびも糸瓜もありませんでした。

http://www.geocities.jp/negxo/


[8363] 無題 投稿者:川島由紀子 投稿日:2006/07/14(Fri) 19:03

藤村美子様

はじめまして。あ、これは仮名です。
「田園に死す」は寺山修司さんの歌集ですね。
でも、読んでいないからよくわかりませんので、藤原さんに聞いたほうがよろしいのではないのでしょうか。
すいません。


[8362] 1冊とはいきませんが 投稿者:石塚公昭 投稿日:2006/07/14(Fri) 09:31

「ジャングルブック」「十五少年漂流記」「岩窟王」などは印象深いです。


[8361] 価値ある本 投稿者:黒山羊 投稿日:2006/07/13(Thu) 20:02

6年生の時に読んで感動したのは「ビルマの竪琴」でした。子供が読む本は内容も重要ですが綺麗な文章のものを読んでほしい。昭和20〜30年代の児童文学は端麗な文章のものが多いと思います。

今読んでいるのは川口慧海の「チベット旅行記」http://www.amazon.co.jp/gp/product/4560073724/250-7298929-2173052?v=glance&n=465392この本ならば中学生でも読めます。そうそう、小学生の頃「コンチキ号漂流記」もはまったなあ。ノンフィクションや冒険ものが好きです。


[8360] 追伸 投稿者:藤村美子 投稿日:2006/07/12(Wed) 22:48

寺山修二の「田園に死す」ってどんな本ですか
読んでみたいです。「罪と罰」は読んでなかったです。はずかしながら。
わたし自身が読書の世界を広げること ここからでした まずは。

読書生活踏み出してみたいです。今の愛読は「山本五十六」おもしろい。
このあと「東郷平八郎」そして「明智光秀」につづく予定です。あれっ
やはりジャンルにかたよりが。歴史本は今わたしにとっての最高です。
〜短歌発言スペース を読書発言スペースにしちゃってごめんなさい。
藤原様 おこらないでくださいね。


[8359] さっそくうれしいです♪ 投稿者:藤村美子 投稿日:2006/07/12(Wed) 22:15

♪♪藤原様 花森様 小林様
このような私の勝手気ままなお話にていねいにお答えくださり
嬉しい気持ちでいっぱいです。ありがさうございました。

小林さま 私は6年生の担任をしています。今日「読書生活をふりかえよう」
をやったところ、すごい偏りでした。ハリーポッターばかり読破している子
歴史ものばかりこだわって読んでいる子 物語にとっぷり浸っている子・・
それがダメ というわけではないけど この夏ジャンル広げて欲しいなあと
つくづく思った次第です。毎日給食後に読書タイムがあり、日々読み進めら
れる環境にあるので頑張りたいです。この時間だけは 座禅時のごとく静かです。

「あらしのよるに」は映画も原作もみました 泣きました 私は大好きな本です。
簡単に読めて感動できるいい本♪ 子供たちに勧めたいですね。
生き方 につながる視点 というと、ノンフィクションや哲学系からいけばという指摘も職場でありましたが あまり堅苦しく考えず模索していきます。

わたしは自分が6年生の頃はシャーロークホームズにはまってました。
とのかくすきでした。かたよっていました。ワトソンがよくて。
高校では五木寛之、大学で太宰治という傾向。スキになると盲目的に
それだけを追います。全集持ってますというくらい。
こんなワタシが子供にはジャンル広げろといえないのですが・・(苦笑)

生きていくうえで 共生 困難に立ち向かう 夢を追いかける 
いろいろ価値ある視点があります。どれも大切で感得してほしく
イチローや中田や松井などのスポーツ選手の生き様もいいと思ってます。
八方美人のこんな私ですが 知識感性豊かなみなさまから
ご教示いただけるとありがたき幸せに存じます。

ああ またしても長くて 凝縮は苦手です。
明日は 道徳で「イチロー」の生き様取り上げ 読書に強引に引きずり込みます
夢を追う生き方はいくつになってもステキだし夢に年齢制限は ないから。