[7170] さらに地味な怪獣 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/02/02(Wed) 23:58

 僕は、バランにも哀愁を感じます。映画はヒットしないし、主演の男優女優も
さっぱりスターになれなかったし、だいたい舞台が、長野の山奥というのが
スゴイですよね。俳優座の御大、千田是也扮する学者が、「長野は現代のチベットだ」
という台詞があり、僕は子供のころこれを聞いて、「長野というのは山奥の秘境地帯だ」
と思ったものです。アンギラス対バランを映画化したらまったく無彩色の怪獣同士で、
客来ないだろうなあ。僕はバランに関しても短歌を作りたいと思っています。

http://hideo.269g.net/


[7169] 私の好きな怪獣 投稿者:冬野宿六 投稿日:2005/02/02(Wed) 22:54

「フランケンシュタインの怪獣 サンダとガイラ」

誰か怪獣占いでもしてくれませんかね。


[7168] アンギラス 投稿者:花森こま 投稿日:2005/02/02(Wed) 21:00

もしかしてゴジラよりも好きかも?あの動きは、非常に動物的で、よかったですよね。
私は彼(彼女?)のことをひそかに「アンジー」と呼んでおります。
ところで、京都駅でガメラは立ち往生したままですが、4が作られることはありえないようですね。観たいような、観たくないような。
うちの2階の階段の壁に「ゴジラ」第一作のポスターが貼ってあります。これは地震で壊れた家から夫が私のために持ち出してくれたポスターです。何でも、30万円の値がついているとかどこかで聞いてきて「売ろう!」と娘が申しますので「これは復刻版だからそんな値段ではないよ」と説明してあげました。ほんとに復刻版なので、忍び込まないでね。

http://plaza.rakuten.co.jp/hansulove/


[7167] 題詠マラソン2005参加者募集開始 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/02/02(Wed) 07:44

「題詠マラソン2005」の参加者募集が始まりました。
わたしも早速エントリーしてまいりました。
インターネット上で実施されている短歌のイベントとして、
きわめて面白く、充実した内容のものだと思います。
パソコンはつかっているけれど、ネットで短歌を発表するのはなんとなくイヤと
思っている歌人の方々にこそ、その偏見を打破するために、
ぜひ、参加して、その内容を実感してほしいと思います。
詳細は下記のとおりです。


「題詠マラソン2005」開催のお知らせ

今年も「題詠マラソン2005」を開催します。
ただいま、参加のお申し込みを受付中です(2月28日正午まで)。
どうぞ、ふるってご参加くださいませ。

2003年にスタートした題詠マラソンも、今回で3回(年)目を迎えました。
今年も大勢の方と、100首の道のりを一緒に走れたらうれしいです。
100首を完走する意気込みのある方なら、どなたでも自由にご参加いただけます。

くわしくは、以下のURLにアクセスして、ご案内をご覧ください。

(題詠マラソン2005の会場)
http://www.sweetswan.com/daiei-2005/index.html


[7166] 無題 投稿者:秋桜 投稿日:2005/01/31(Mon) 22:52

言いたいことは言っておくのがいいですな。
あとはしらね。

そういえば黒田さーん。
ハニー経由で言いたいことを言いたいと伝言してるんですけど
いかがお過ごしなんですかね。


[7165] 無題 投稿者:藤村美子 投稿日:2005/01/30(Sun) 19:21

中岡さま、はじめまして。藤村と言います。いろいろ教えてくださりありがとうございます。『季語の底力』よく読んでいます。緻密な取材を通して書かれた面白い本です。「NHK俳壇」の実用言葉の歳時記も面白いですね。
今月は「動物」がテーマ。

櫂さんは、去年の秋に全県俳句大会の講師および選者として秋田にいらした折、
「雪を生きる」と題した講演をされて、これも非常に興味深いものでした。
月明かりと化粧水を取り合わせた私の句を「上品なのにぞくっとする色気のある作品」などと評し、佳作に選んでくださいました。
その際お話する機会があり、「短歌か俳句か迷っています」と言うと
「あなたはぜひ俳句でがんばってほしい」 と激励されました。

この櫂さんとの出会いがわたしにおおきく俳句の扉をひらかせた・・
今そんな思いがしています。櫂さんのような斬新な句を作りたいと思うのですが
私程度ではなかなか・・。17文字のことば宇宙はあまりにも奥がふかくて。


[7164] 「季語の底力」 投稿者:中岡毅雄 投稿日:2005/01/30(Sun) 17:58

藤村美子さま

多分、お読みだろうと思いますが、櫂未知子さんは『季語の底力』(NHK出版)という評論を出されています。単なる季語の説明だけではなく、民俗学的な背景まで調査され、中身の濃いお薦め本です。

また、昨年、角川「俳句」3・5・7・9・11月号に「シリーズ・第一句集を語る」という連載で、鷹羽狩行・有馬朗人・阿部完市・廣瀬直人・川崎展宏各氏のインタビューと小論を執筆されています。

あと、「NHK俳壇」のテキストにも、文章を連載されています。
現在、俳句界で、最も精力的な書き手の一人です。



[7163] 贅肉を削ぎ落とす 投稿者:藤村美子 投稿日:2005/01/30(Sun) 15:03

藤原龍一郎さま

さっそく「ぎりぎり俳句道」買いに走りました。
ほんとに短いのですが、ビシっと心にエキスが入ってきました。
「紆余曲折を経て、贅肉を削ぎ落とした人ならではの迫力」と
櫂さんに評されたカムバック俳人の句集を探してみたいです。

教えてくださり、ありがとうございました。これから毎週読みます。


[7162] Re[7159][7156]: 土曜日の午前の憂愁 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2005/01/30(Sun) 11:20

>
> > 黒田英雄さま
> > 「黒田英雄の安輝素日記」毎日読んでいます。
> > 安輝素をアンギラスと読ませるのもいかにも黒田さんらしくて好きです。
> >
>
>  藤原様、ご愛読ありがとうございます。著名無名に限らず、ドタマに来たことに
> 関しては、言いたい放題言おうと思っています。僕は基本的にフリーの立場でありたいと
> 思っています。

黒田さま。
わたしは、アンギラスを、子規の「うたよみに与ふる書」、藤原龍一郎の「抒情が目にしみる」「電脳日記・夢みる頃を過ぎても」を、正統的短歌を撃つ歴史的時系列に置き、読みすすめている、ものです。参加する光栄を感じています。

新シリーズの「ガメラ1、2、3」を神のように思っています。黒田さん、ガメラについても書いてくださいませ。かしこ。

http://www.youyoujoho.com/yasima


[7161] ぎりぎり俳句道 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/30(Sun) 10:04

藤村美子様

「短歌はマラソン」という意味は、つまり、総力戦で持久戦ということです。
俳人の櫂未知子さんは、きわめて聡明で斬新な才能の持ち主です。
櫂さんが産経新聞の日曜詩歌欄に「ぎりぎり俳句道」というエッセイを
連載していらっしゃいますので、お読みになることをオススメします。
短いけれども、毎週、俳句をつくるためのツボをついた好内容の文章です。


[7160] アマゾン! 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/30(Sun) 10:00

昨日の午前8時30分に丸谷才一の『後鳥羽院 第2版』をアマゾンに注文したら
10時20分に発送完了のメールが届き、午後1時には、本が我が家に届いた。
これくらい早ければ、便利だなあ、と実感できる。
ちなみにアマゾンの商品配送センターでの労働体験記が今月号の「文藝春秋」に
掲載されています。『自動車絶望工場』の書籍版の好ルポルタージュです。


[7159] Re[7156]: 土曜日の午前の憂愁 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/30(Sun) 00:31


> 黒田英雄さま
> 「黒田英雄の安輝素日記」毎日読んでいます。
> 安輝素をアンギラスと読ませるのもいかにも黒田さんらしくて好きです。
>

 藤原様、ご愛読ありがとうございます。著名無名に限らず、ドタマに来たことに
関しては、言いたい放題言おうと思っています。僕は基本的にフリーの立場でありたいと
思っています。

http://hideo.269g.net/


[7158] エピソード 1. 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2005/01/29(Sat) 14:37

藤原龍一郎さま。
わたし、2000年に短歌人に入りたてのころ、たしか、斎藤典子氏からだったですが、あるエピソードを、聴いています。

 「藤原さんはね、あんまり小池さんのことを、ほめてほめてしかたがないので、ある人から、同結社なのだからすこしは、お慎みあそばせ」

って、言われたのよー。って。わたし、最近やっと、斎藤典子のうたがすばらしいな、と、わかってきまして、嬉しがってをります。

http://www.youyoujoho.com/yasima


[7157] 土曜日の午後のまどろみ 投稿者:藤村美子 投稿日:2005/01/29(Sat) 13:27

突然お邪魔いたします。藤村です。
いつも短歌人掲示板にいらぬ記事を書いてしまいます。

ところで藤原さんの
「短歌はマラソンのようなもの」ですか。やはり。
最近短歌からこころ俳句に惹かれ 俳句のほうに
からだも傾いてしまつています。
藤原さんは以前、月彦さんでしたよね。
そこから短歌へ そしてふたたび俳句も・・
そういう表現のうねりに身をゆだねるきっかけとは
いかなるものでしょう。
去年、俳人の櫂未知子さんとお会いする機会にめぐまれ
「短歌から俳句へ」転向したわけを伺いまして
いまのじぶんと重なる部分を感じたのでした。
17字の世界に冒険したいという偽らざる思いと 
短歌ならではの表現世界のよさをもっと享受したい思いと
二つがまだこころの奥でうごめいているのかもしれません。

先日短歌の勉強する機会があり ああ短歌の世界もすごい
なんてことを感じるなかで 心の方向性は俳句だったりして・・
そんなこと考えつつ
午後のまぶしすぎる日射しをあびて まどろんでます。

突然長いひとりごとのような書き込み、すみません。





[7156] 土曜日の午前の憂愁 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/29(Sat) 09:38

甲斐昭子さま
復活していただきうれしいです。
短歌はマラソンのようなものですから、ペースを落とすこともありえます。
また、バイオリズムが必ず上昇してきますよ。

黒田英雄さま
「黒田英雄の安輝素日記」毎日読んでいます。
安輝素をアンギラスと読ませるのもいかにも黒田さんらしくて好きです。

矢嶋博士さま
わたしもヒカルマニアであることをカミングアウトいたします。
ファンなんてレベルじゃないですからね。本当のことをいうと
30年以上のめりこんでます。


[7155] 斉藤斎藤歌集『渡辺のわたし』批評会のお知らせ 投稿者:花笠海月 投稿日:2005/01/29(Sat) 05:39

 こんにちは。花笠海月です。
 この場をお借りして告知させてください。

 藤原さんにとっても私にとっても短歌人会の仲間である斉藤斎藤さんの第一歌集『渡辺のわたし』が昨年7月にコンテンツワークス株式会社さんより「歌葉叢書」として出版されました。来る3月27日、有志による批評会を開催する運びとなりました。わたくしめもスタッフの1人としてお手伝いしております。すてきな会になるよう鋭意準備中ですので、ご都合がつく方はぜひいらして下さい。
 ここを御覧みなさまのご参加を心からお待ちしています。よろしくお願いいたします。


◇ ◇ ◇ 斉藤斎藤第一歌集『渡辺のわたし』批評会 ◇ ◇ ◇

【日時】3月27日(日)13:30〜17:00 (開場 13:00)

【会場】 東京芸術劇場大会議室(池袋駅西口から徒歩5分)
  東京都豊島区西池袋1-8-1 tel 03-5391-2111
  http://www.geigeki.jp/

【プログラム】
 ◇第一部・『渡辺のわたし』を語る会
   鼎談:岡井隆 小池光 穂村弘

 ◇第二部・出版記念パーティー  17:30〜
   パーティ&レストラン パサル
   東京都豊島区西池袋3-25-13 リバーストンビルB1
   tel 03-3971-6660
   http://r.gnavi.co.jp/g707700/map1.htm

【会費】第一部 1500円 第二部 4500円

【申込み】下記内容をお書きの上、3月15日までにメールでお申し込みください

 ★★★ 申込みメール記載内容 ★★★

 ◇参加内容(下記から1つお選びください)
  (1)第一部+第二部
  (2)第一部のみ
  (3)第二部のみ

 ◇お名前(ふりがな)・御所属

 ※メールの件名は「渡辺のわたし批評会」とお書きください。

 申込先/問合せ先:花笠海月 info_clerk@yahoo.co.jp

【発起人】蒔田さくら子、奥村晃作、中地俊夫、石井辰彦、荻原裕幸
【運営】短歌人若手有志の会

歌集『渡辺のわたし』は【歌葉】にて購入することができます。
以下が関連サイトになります。

著者 斉藤斎藤ホームページ
http://saitousaitou.hp.infoseek.co.jp/

【歌葉】
http://www.bookpark.ne.jp/cm/utnh/detail.asp?select_id=47

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


[7154] 大橋麻衣子さんの歌集「シャウト」 投稿者:花森こま 投稿日:2005/01/28(Fri) 22:58

みなさまのおかげで歌葉から注文できました。水曜日に発送ですって。ということは、わざわざ私のために一冊作ってくれるんでしょうか。だったらすごいですね。
黒田英雄さんが誉めていらしたので、楽しみにしています。
あ、細江さんの写真集は三島が載っていないとのことなので、版元さんには悪いけれど、キャンセルしました(^^;。版元さん、ごめんなさい。

http://plaza.rakuten.co.jp/hansulove/


[7153] 「うごく短歌」に寄せて 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/28(Fri) 21:18

 「短歌人」2月号斉藤斎藤氏の評論「うごく短歌」の感想をブログにアップしました。みなさんどうぞ読んでみてください。

「黒田英雄の安輝素日記」
http://hideo.269g.net/


http://hideo.269g.net/


[7152] 27日付け電脳日記 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2005/01/27(Thu) 23:53

>小池光に駄歌は一首もない、という信念を再確認できた。

 藤原さま。
わが意を、得たり。とは、こういうお言葉を、読めるときに使うものだと、じーんん、ときてをります。

http://www.youyoujoho.com/yasima


[7151] Re[7150]: ご無沙汰しております 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2005/01/27(Thu) 21:58

かいさん。ヤシマです。おなつかしや。あなたの掲示板にさきほど、のりこんどきましたぜー。ちょーしのいい、歌、もはやくみせてくださいませ。

http://www.youyoujoho.com/yasima


[7150] ご無沙汰しております 投稿者:甲斐昭子 投稿日:2005/01/27(Thu) 21:19

あまりに短歌からかけ離れた生活をしており、大反省の日々です。覚えていただいておりますでしょうか・・・(苦笑)
短歌からは離れておりますものの、藤原さんの電脳日記サイトには毎日お邪魔しております。このたび私もヒマに飽かせてホームページを立ち上げました。短歌のことはまだまだとても書けそうにないのですが、相変わらず調子のイイことを書いております。お忙しいこととは思いますが、一度是非お運びくださいませ。

 ではでは。私の電脳生活に無くてはならない藤原さんのサイトの更なるご発展をお祈りしております(*^。^*)

http://www.hpmix.com/home/seema/


[7149] ゾンビなど 投稿者:清水幸多 投稿日:2005/01/27(Thu) 19:55

藤原さん、こんばんは。
清水です、拙歌集の件では大変お世話になりました。
おかげさまで順調に進んでいて、予定通り今月末の発売予定です。

ところで、日記拝見しました。
笹公人「よろしく! ゾンビ先生」ですが、全体的として、
また細かいことを言えば、最後の俵万智の歌のパロディも、
カラスを「一匹」と数えるのも、どうしても僕には底が浅く見えてしまいます。
でも、ひぐらしひなつさんや松木秀さんも、藤原さんとはまた違う見方から、
あの作品を評価しているようですし、僕ももう少し考えてみます。

それから、今さらですが、僕の日記からこちらの掲示板にリンクいたしました。
それでは、また今後ともよろしくお願いいたします。

http://www3.diary.ne.jp/user/343254/


[7148] 朗読イベントへ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/27(Thu) 16:52

石井辰彦さま
ひさしぶりに初代の登場ですね。

詩歌の朗読を聴いたことがないという方々には、ぜひ、おすすめしたいと思います。
固定観念が打ち破られる瞬間を体験できるはずです。


[7147] 了解です 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/27(Thu) 08:45

くらげさま

了解です。ありがとうございます。書店で動くのも重要なことです。
お手数かけました。

松木秀さま

こちらも了解です。よろしく、お願いいたします。


[7146] Re[7141]花森こまさん 投稿者:冬野宿六 投稿日:2005/01/27(Thu) 00:08

>三島の写真、ちゃんと載ってるよね?載ってないかも。というか、さんまんえん。(激泣)

載ってません。ごめんなさい。これは土方巽の写真集です。「復刊ドットコム」で私も投票いたしました。さらにごめんなさい。


[7145] 『渡辺のわたし』 投稿者:松木 秀 投稿日:2005/01/26(Wed) 22:43

藤原龍一郎さま。

『渡辺のわたし』やっと購入しました。今日出した手紙の
内容と異なっておりますが、なにとぞご容赦ください。

以上、業務連絡でした。


[7144] 朗読会への(さらなる)お誘い 投稿者:石井辰彦 投稿日:2005/01/26(Wed) 15:30

斉藤斎藤さんの出演が急遽決定しました!
是非聴きにおいでください!

************************************************

明治学院大学 言語文化研究所主催
ポエトリー・リーディング
現代詩に声を取り戻そう 第4回

出演者:石井辰彦、池井昌樹、江代充、工藤幸雄、
小池昌代、斉藤斎藤、田中槐、四方田犬彦、
天沢退二郎

日時:2005年1月29日(土)
開場:午後2時半
開演:午後3時
場所:明治学院大学白金校舎パレットゾーン・アートホール

入場無料。予約不要。直接お越し下さい。

交 通:南北線「白金台」「白金高輪」下車徒歩8分
都営浅草線「高輪台」下車徒歩7分
問合先:明治学院大学 言語文化研究所
〒108-8636港区白金台1-2-37 /Fax03-5421-5213
http://www.meijigakuin.ac.jp/event/kouen_log/001732.html

http://www.meijigakuin.ac.jp/event/kouen_log/001732.html


[7143] 注文しました 投稿者:くらげ 投稿日:2005/01/26(Wed) 08:47

『永井陽子全歌集』、新年歌会で見本を拝見いたしました。すっきりと見やすい字組に、すてきな装画の上品な本でした。

さっそく神保町の書店に注文。2月中旬到着予定だそうです。


[7142] ブログ開設 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/25(Tue) 23:52

 ついに! 僕もblogを開く決心をしました。他人の掲示板ではやっぱり遠慮が
ありますし、迷惑をかけている気もします。自分のページで日々雑感を思い切り
綴っていきたいと思います。お暇があれば、ぜひ覗いてくださいませ。
「黒田英雄の安輝素日記」
http://hideo.269g.net/

http://hideo.269g.net/


[7141] 「シャウト」ふたたび 投稿者:花森こま 投稿日:2005/01/25(Tue) 22:50

中岡さん、藤原さん、情報をありがとうございます。
えとね〜、青幻舎でしたっけ、さっそくメールしたんですよ。で、細江英公の写真集が3千円で復刻されるというので、とびついて注文したわけですよ。
今日、返信メールがきて、「シャウト」はうちの出版物ではありませんて書いてくれればいいのに何もなくて、そしてですね、写真集は「3まんえん」だったのぉ!!!;;。
三島の写真、ちゃんと載ってるよね?載ってないかも。というか、さんまんえん。(激泣)

http://plaza.rakuten.co.jp/hansulove/


[7140] いえいえ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/25(Tue) 09:24

中岡毅雄さま、お気になさらず。
私も、〔7137〕で、荻原裕幸さんが「歌葉サイトにて入手できます」と
書いていらっしゃるのにもかかわらず「歌葉のサイトからも購入できるはずです」
などとマヌケなことを書いてしまいました。


[7139] 花森さん、ごめんなさい 投稿者:中岡毅雄 投稿日:2005/01/25(Tue) 09:10

花森さんの[7131]の書き込み、藤原龍一郎さんの[7130]の真上に書いてあったので、永井陽子さんの歌集と勘違いしてしまいました。大橋麻衣子さんの歌集のことを仰っていたのですね。早とちり、お恥ずかしい次第です。失礼致しました。([7133]削除しようと思ったのですが、うまくいきませんでした。藤原さまにも、お詫び申し上げます。)


[7138] 大橋麻衣子歌集「シャウト」 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/25(Tue) 09:00

花森こまさま

大橋麻衣子歌集「シャウト」は「短歌人」の歌集センターに申し込めば
購入できます。
歌葉の歌集なので、歌葉のサイトからも購入できるはずです。


[7137] 大橋麻衣子第一歌集『シャウト』出版記念会/ご案内 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2005/01/25(Tue) 00:23

ぼくのブログに掲載してある情報、
こちらにも転載しておきます。
メルアドの掲載はご本人も承諾済みですが、
転載される場合にはご留意下さい。
当日、お会いできれば幸いです。

------------------------------------------------------------------------------
大橋麻衣子第一歌集『シャウト』出版記念会

【日時】2005年2月19日(土)14:00〜(開場13:30)
【会場】大阪弥生会館(電話06-6373-1841)
    大阪市北区芝田2-4-53(ヨドバシカメラ駐車場北側)
    ※JR大阪駅中央北出口または地下鉄御堂筋線梅田駅5番出口から徒歩5分

【プログラム】
◎批評会(14:00〜16:30)
 パネラー=江戸雪、大塚寅彦、中津昌子、造酒廣秋、吉岡生夫(司会)
◎祝賀会(17:00〜19:00)

【参加費】批評会=1,000円、祝賀会=5,000円
【参加申込・問い合わせ】
 著者・大橋麻衣子(maiko-dana@mtd.biglobe.ne.jp)宛にお願いします。
 氏名、連絡先、批評会・祝賀会の各出欠を明記の上、1月31日(月)までに。

【発起人】荻原裕幸、香川ヒサ、小池光、中地俊夫、藤原龍一郎、斎藤典子
※同歌集は、【歌葉】サイトにて入手できます。
http://www.bookpark.ne.jp/cm/utnh/detail.asp?select_id=46
------------------------------------------------------------------------------

http://ogihara.cocolog-nifty.com/


[7136] 冬野宿六さま 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/24(Mon) 22:33

 「日本春歌考」、渋い映画を出してくれましたねえ。言いたいことは山ほどあるけど
とりあえず控えておきます。荒木一郎がよかった。


[7135] あ、 投稿者:冬野宿六 投稿日:2005/01/24(Mon) 21:40

私「イムジン河」を1番だけ韓国語で歌えます。が、著作権に触れそうなので、歌うのはやめにします。


[7134] おくればせながら 投稿者:冬野宿六 投稿日:2005/01/24(Mon) 21:37

「パッチギ」をシルバー劇場で見ました。

映画のことはさておき、「イムジン河」が発禁になったので、加藤和彦はこの曲をテープで逆回しして、それに北山修が詞をつけて「悲しくてやりきれない」を作ったのでしたね。
北山修といえば「ヒポクラテスたち」に医師の役で出て、しきりとフォークルとビートルズのつながりを強調してたのは、あれはなんだったかわかりません。
それにしても、「血と骨」といい、いまの日本映画でアクチュアリティを出そうと思ったら「在日」の方へ行くしかないのでしょうか?それとも「日本春歌考」の「朝鮮は日本のふるさとだ」というテーゼへ行くのでしょうか?(「誰も知らない」については今ちょっとわからないので保留しておきます。)


[7133] 花森さんへ 投稿者:中岡毅雄 投稿日:2005/01/24(Mon) 21:36

姫野さん、藤原さんがお書きの「青幻舎」さんのHPから、直接、申し込みができるようになっています。
京都にお住まいの方なら、三月書房さんが、多分、何冊か余計に仕入れされると思うので、直接、手に取ってからご購入できると思います。(三月書房さんのHPで、在庫があるか、お確かめ下さい。)


[7132] びっくり。 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/24(Mon) 21:27

 山本様、藤原様。
 さすがにリアルタイムで地元におられたかたの感想は違いますね。僕は、あの
バスをひっくり返すシーンは、「おー、井筒監督もずいぶんオーバーな演出やるなあ」と
ちょっと醒めて見てたんですが、あれは事実なんれすか!? びっくりしましたよ。
この映画の評価も、そうなれば完全に変わってきますね。僕は正直、サッカーの
試合あたり以降からこの映画に乗ってきました。
 僕の田舎も土曜日の昼は吉本新喜劇が放送されていて、おにぎりとチープなウインナーを
食べながらいつも見ていたものです。平参平のギャグも懐かしいけど、僕はあの気弱な
二枚目をやっていた船場太郎の「スミちゃ〜ん」というのが好きでした。相手役は
いっつも山田スミ子でしたもんね。船場以前の二枚目は、秋山たか志でした。ああ、
そういえば、ルーキー新一がいたなあ。自殺しちゃったけど、あのくだらないくだらない
乳首ギャク「イヤ〜ンイヤ〜ンイヤ〜ン」の三連発はいつも聞いていて体の力が抜けてた
ものです。ああそうですか、この映画はちょっともう1回見直さなくちゃいけないなあ。


[7131] 大橋麻衣子さんの「シャウト」 投稿者:花森こま 投稿日:2005/01/24(Mon) 20:59

大阪での出版記念会に出席します。生こまさんはめったに人前に出ないので、お徳ですよ〜。なんて。
それより、この歌集はどうしたら入手できるのですか。記念会の前に読んでおきたいのですが。誰か教えて。

http://plaza.rakuten.co.jp/hansulove/


[7130] 『永井陽子全歌集』のおすすめ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/24(Mon) 20:45

姫野希美さま、中岡毅雄さまがお書き込みのとおり、『永井陽子全歌集』が
ついに刊行になりました。
志半ばにして夭折した歌人・永井陽子の短歌をぜひ読んでください。

下記の青幻舎様のHPからでも申し込みができます。書店に注文していただいても
けっこうです。

http://www.seigensha.com
青幻舎HP

まぼろしの第一歌集『葦牙』、第二歌集『樟の木のうた』が収録されているのは
きわめて、資料的にも価値高く、また、永井陽子のみずみずしい抒情質を堪能できます。
一人でも多くの人に読んでいただきたいと切望いたします。


[7129] 『永井陽子全歌集』定価 投稿者:姫野希美 投稿日:2005/01/24(Mon) 18:57

中岡様、早くにご注文いただいて有難うございます。26日に完成します分から早速にお送りさせていただきます。
価格について不明瞭で申し訳ございません。本体6000円+税で決定しました。よろしくお願い致します。
先ほど、京都にある三月書房にお邪魔しておりました。既に9名のご予約が入っているとお聞きし、なんとも嬉しかったです。

http://www.seigensha.com


[7128] 永井陽子歌集 情報訂正 投稿者:中岡毅雄 投稿日:2005/01/24(Mon) 14:32

 ちょうど、青幻舎の姫野さんのご書き込みがあるので、その次に、情報訂正させていただきます。
 以前、このHPに、『永井陽子全歌集』の紹介を書かせて頂きましたが、その件について、本日、青幻舎さんより、私の方に、価格訂正メールが入りました。
 文章は、以下の通りです。

 この度は「永井陽子全歌集」をご注文いただきまして、
 誠にありがとうございます。
 先日、メールを送らさせていただいた際の件ですが、
 商品の価格表示に訂正がございます。
 4500円と表記いたしましたが、価格は現在未定です。
 おそらく、6000円前後になるかと思われます。

ということだそうです。
 私個人としては、永井陽子さんの全歌集なら、1万円でも安いと思っています。 取り急ぎ、情報訂正させて頂きます。 



[7127] 永井陽子全歌集 投稿者:姫野希美 投稿日:2005/01/24(Mon) 12:55

青幻舎の姫野と申します。藤原さん、大変お世話になっております。
PRのようで恐縮なのですが、この度小社より『永井陽子全歌集』を発刊致しましたのでご案内させていただければと思います。
短歌人会の青柳守音さんらのご協力が大きく、藤原さんに懇切な解題を頂戴しました。岡井隆さんの帯文もすばらしく、昨日上がってきた見本に私たちスタッフも改めて気持ちを揺さぶられました。不行き届きの点もあるかと存じますが、永井さんの全歌集をつくれるご縁があったことを本当に感謝致しております。
第一歌集『葦牙』から『小さなヴァイオリンが欲しくて』まで全ての歌集と、解題、年譜、索引を収めております。多くの方にお手にとっていただければ幸いです。

http://www.seigensha.com


[7126] 『シャウト』批評会2月19日 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2005/01/24(Mon) 09:41

昨日、新年歌会で、大橋麻衣子に会えました。2月19日の『シャウト』出版記念会への出席者が、きのふの時点で、なほ、少ない、と、嘆いてをりました。会場の弥生会館は、大阪駅から50メートルの至近にあります。こぞってご参加くださいますよう、伏してお願い申し上げます。

『シャウト』は、与謝野晶子、齋藤史、道浦母都子、阿木津瑛、の革命をうたった歌人の偉大な道程に「必死に」繋がっているものでございます。傷はいろいろあります、が、それさえも、これからの大橋の大きな可能性が籠もっている、とわたしは思うものでございます。2月19日の出版記念会は、その、評価のいまだ定まらないじてんでのまことに貴重な「処女批評会」でございます。

スリリングな視点がいろいろ湧き上がってきます。必ず。

小池光、も、出席します。わたし、いま、さねさし、相模の国の辺境に流されてをりまして、詳しいことは手元にありませんが、以下、大阪のどなたかが、詳細を補記してくれますでせう。時間、パネリスト、他。

歴史的な、批評会にたちあっていただきたい。切に、ここにお願いいたすものであります。大阪の居酒屋のいっぱいも、お楽しみになされませ。
                               かしこ。

http://www.youyoujoho.com/yasima


[7125] 署名入り『東京式』 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2005/01/23(Sun) 23:25

短歌人新年歌会2005会場で、藤原龍一郎『東京式』を買う。1700円のところが1000円だったので、もー思わず大喜び。藤原さんにサインせがんで、してもらひました。ハナマル。
わたしは、
  都市は淫売! されど都市より逃れえぬ夢の一期や 狂いたけれど
を所望、隣に藤原さん自選をひとつ、と どこまでもおーさかじんのしつこさでお願ひ。藤原さんが、中太の黒色水性サインボールペンで丌ごつしく、

  バニティ・フェアに生きていること実感し文学という言い訳をする

と、『東京式』の第一扉に書いてくれる。バニティ・フェア のうたは同書1999年11月12日の項にあるうた。その日の記事には、<岩波現代短歌辞典>の「ああ」の項に引用されているのが <ああ夕陽 明日のジョーの明日さえすでにはるけき昨日とならば> であったことに気づいた、その感慨が記されている。

 これは「21世紀も現代短歌の1番打者たれ」との短歌の神様の激励だと思うことにする。

藤原様、「イムジン河」、はわたしの、持ち歌(?)の最強のひとつであります。(^^;)。本日はありがとうございました。山本孝一さま、それはよろしうございました。学士会館のお寿司おいしうございました。酔いの助のたくあんおいしうございました。(::)/^^。

http://www.youyoujoho.com/yasima


[7124] 1968・京都 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/23(Sun) 22:14

黒田英雄さま、山本孝一さま

実は私も昨日「パッチギ」を有楽町シネカノンで見てきました。
掛け値なしに痛快でせつない青春映画です。
映画の初めの方に出てくる観光バスをひっくりかえした事件は事実ですよね。
私も映画の中の登場人物たちと同じ、1968年の夏には大阪の高校二年生でしたので
この観光バス事件はよくおぼえています。
もちろん、家族と一緒に阪神パークにレオポンも見にゆきました。

「女体の神秘」の映画看板の隣に「バーバレラ」の看板があったので、山本さんも
なつかしいと思いますよ。
ちょうど、山本さんや私が「超人類」の集会に出ていた頃の話です。

「ボンカレー食って、吉本新喜劇見てる場合やなかったの」というセリフが出て
きますが、山本孝一さんも実感的にご存じでしょうが、当時の関西の中学・高校生の
土曜日の午後はカレーを食べながらテレビで吉本新喜劇を見るのが定番でありました。
このセリフがきっかけで、足をひきずって、いきなり膝をたたき、相手の股間を蹴る
のは、もちろん平参平のギャグです。この件は先週の「週刊文春」のコラムで
小林信彦も、こまかいデティールの面白さとして指摘していましたね。

キャラクター造型でも、あとで看護婦になる女子高校生が、学校ではマスクをかけ
てるのが抜群に巧い。ああいうキケンな女の子は確かにいたんです。ゾクリとしました。
バロン吉本の「柔侠伝」シリーズのビジュアルを彷彿とさせます。

「イムジン河」のレコードの発売中止事件もなまなましく覚えています。
なぜなら、私は当時レコード屋に、このレコードを予約していたからです。
発売前から、当時のOBCやABCのリクエスト番組ではガンガン流れていたのに
ある時、急に何の説明もなく、流れなくなった事情が、この映画を見てわかりました。

私の従兄も、シベリア鉄道に乗って、北欧旅行に旅立ちました。
青年は荒野をめざす時代でありました。



[7123] 偶然にも 投稿者:山本孝一 投稿日:2005/01/23(Sun) 21:37

>パッチギ!
私は観ていないのですが、二ヶ月ほど前、小学校時代の
同級生と会ったとき、この映画の話になりました。
コンサート会場へ(映画では、クラブか何かに変更されて
いるかもしれませんが)下駄を手にした高校生が殴り込んで
くる場面ってありましたか。
それは実際に京都であった話で、その時にコンサートで
司会をしていたのが、私の同級生だったのです。
その映画のロケ場所は、偶然にも、実際に乱闘のあった
ライブハウスと同じビルだったそうです。
私も観てみたいものです。
「いかレスラー」「お父さんのバックドロップ」も
観たいと思ってますが、なかなか時間がなくて。

>矢嶋博士様
私も早速に「Tちょんまげ天国~TV時代劇音楽集~」
を注文しました。
私は杉良の「すきま風」が好きなのですが
あの曲をド演歌の宮史郎さんが歌ってるLPを
持ってます。これがまた良いのですよ。


[7122] パッチギ! 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/23(Sun) 20:48

 「パッチギ!」を観る。前半からの乱闘シーンの連打と、上すべりするカッティングに
“おいおい、この映画大丈夫かいな”と心配して観ていたが、中盤から後半にかけての
重層的なドラマ展開にぐんぐん引き込まれてしまった。何より「イムジン川」という
名曲を嫌味ない感動で21世紀のスクリーンに歌い上げた井筒監督の功績は大と言える
だろう。在日のルーツの問題は、あらゆる表現でもってこれからの日本映画にとっての
モチーフにしなければいけないと思う。まずは必見作と言っておきます。観終わって、
異常に体がエキサイトする映画です。
 オダギリジョー、ほれぼれとするいい役者ですねえ。大ファンになりました。彼は、
スタニスラフスキー・システムを徹底して学び、実践している唯一の日本男優と
言ってもいいんじゃないでしょうか。まあ、例を言えば、ロバート・デ・ニーロみたいな
もんですよ。このタイプの俳優は、強烈な自己愛とプライドを持ってるから、プライバシーの
部分を公開するということは、あまりないだろうなあ。ちょっとこの人を追っていきたいと
思います。ちなみに、タイトルの「パッチギ」とは、朝鮮語で「頭突き」の意味だそうです。


[7121] Re[7119]: 希望の明日へ向かって撃て! 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/23(Sun) 01:02

> 黒田さま、矢嶋さま
> しばらく書き込まずにいてすみません。
> 「銀泥の島」に関しましては、私も今回の応募作の中で、もっとも
> 読ませる力と対象へ接近する力を持った作品だと思います。
> 激怒し絶望しつつも、今日を生きる、ということでしょうか。
> 少なくとも意見の表明だけはしていきたいと思います。
> 話は変わりますが、世田谷文学館で「成瀬巳喜男展」があるようですね。

 もしも僕に、「お前の独断と偏見で歌壇賞の受賞者を選べ」と言われたら、「銀泥の島」か、
「潮鳴り」(矢島るみ子)でさんざん悩むと思います。このお二人の作品は、直截に
僕の琴線に迫ってくる連作としてのエネルギーを感じます。一首一首に、○×をつけて
細かいことをいちいちとりあげるのはつまらないことだと思います。あくまでも、
総体としての迫力がどこまであるかというのが、特に新人賞の決め手だと思います。
無難な作品を選んでほしくない。それにしても、去年の短歌研究新人賞といい、このたびの
歌壇賞といい、どうして最初に得点の高かったものがこうもた易く逆転されるのか、
さっぱり分かりません。今回も、「銀泥の島」が、得点的には高かったでしょう。
「ファースト・インプレッション」は大事です。何回読んでも、最終的に、「石笛」が
受賞した選考理由が、僕には分かりません。「石笛」が悪いわけじゃないけど、新人賞を
受けるほどの迫力はないと思います。


[7120] 死の都 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2005/01/22(Sat) 16:33

ブリューゲルやヒエロニムス・ボッシュの  Wien
藤原龍一郎の               Tokio

藤原龍一郎の見るもの書くもの歌うものは、すべて「死」の或る「カタチ」。


[7119] 希望の明日へ向かって撃て! 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/22(Sat) 08:23

黒田さま、矢嶋さま
しばらく書き込まずにいてすみません。
「銀泥の島」に関しましては、私も今回の応募作の中で、もっとも
読ませる力と対象へ接近する力を持った作品だと思います。
激怒し絶望しつつも、今日を生きる、ということでしょうか。
少なくとも意見の表明だけはしていきたいと思います。
話は変わりますが、世田谷文学館で「成瀬巳喜男展」があるようですね。


[7118] 不意打ちされました。 投稿者:並木夏也 投稿日:2005/01/21(Fri) 21:20

 並木夏也です。ご無沙汰しております。

 藤原さんの日記にある、

>岡野宏文・豊崎由美共著の『百年の誤読』

 の書名に不意打ちされました。
 おもわずツボに来ました。

 どのような書籍を「誤読」として取り上げているのかが知りたくなったので、
明日、明後日にでも書店へいって手にとってみます。
 では、では、失礼します。

http://www.enpitu.ne.jp/usr7/71418/


[7117] 17歳の死臭ぷんぷん 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2005/01/21(Fri) 13:53

モーツァルトの交響曲第25番を「青春の元気溌剌の」とかなんとか、NHKの名曲の時間でいってましたが、とんでもない。死の床で完成間近までいったレクイエムの死臭ふんぷんたる響満載ではないか。モーツァルトの不幸を思わざるをえませんな。真の天才の。音楽に選ばれて、選ばれた瞬間から死者ですわな、現世にいても。しかし、この響き、ウィーンという都市はよほど陰隠滅滅としたところなんだろう。行けないが行きたくもないわ。ブリューゲルやヒエロニムス・ボッシュの人間の滅亡絵を置いておく場所にふさわしいですわな。


[7116] Re[7115]: 激怒と絶望 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2005/01/20(Thu) 22:50

> もう、僕の気分は絶望的である。

黒田さん。あなたの絶望は、小西さんにとって、大いなる希望の声に聞こえていますよ、きっと。もちろんわたしにとってもですよ。


[7115] 激怒と絶望 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/20(Thu) 22:05

 テーマうんぬんよりも「銀泥の島」一連はすばらしい!と何日か経ってつくづく
思う。ここには、都市生活者の苛立ちと、のっぴきならない不安と怒りが各首に
叩き込まれていて、総体としての連作のエネルギーに満ち溢れている。

 ビルは巨大な砂時計にて人は砂エスカレータを昇り降りて
 鏡の裏に私は逃げるテロリストよ己が姿に恍惚とせよ
 天女にはなれぬものらしエレベータは一分で我を地上に下ろす

 等等、僕の琴線にびしびしに触れてくる歌ばかりである。「鏡の―」の歌は、
選考委員が分かりづらいと言っていたが、何が分かりづらいんぢゃ!僕なんか
しょっちゅう思い描いていることですよ!少なくとも、「銀泥の島」が「石笛」
より劣る理由はまったくない。エラソーに、と言う人がいるかもしれないが、
これは受賞作を完全に間違えていると思います。僕が小西さんなら、筒井康隆の
「大いなる助走(映画化題名「文学賞殺人事件」)」みたいに審査員ひとりひとりを
撃ち殺す幻想を抱くでしょう。まあ冗談ですけどねははははは、と笑いながら
私はいかっています。小西さんはこんな不当な選考に負けずにがんばって欲しい。
もう、僕の気分は絶望的である。


[7114] 日本中プロレタリアート 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/20(Thu) 21:02

 働くことにもううんざりだ。いや、僕はそんなに働いてないほうかもしれないが、
それでも仕事に行くのに毎日うんざりする。どうして収入を得る手段というのは
くだらないことばっかりなのだろう。マルクスの間違いは、人間は基本的に労働が
嫌いだということに気づかなかったことだ。もっとも、当時は資本家の横暴に対する
労働者の団結が美しかったから社会主義というのは勃興したんだろうなあ。
 映画監督五所平之助は、労働者の連帯というものを美しく、叙情的に描いた作家で
ある。今観ても胸が熱くなってくる。たとえば、「心配するな、これは働く者
同士の約束なんだから」という台詞が「鶏はふたたび鳴く」という映画にある。感動
するいいシーンである。が、私は言いたい。働くのはいやだ。職場詠とかがなくなった
のもそのせいだろうなあ。だって、社長だって政治家だって、結局は明日をも知れぬ、
プロレタリアートとみんなわかったんだから。そうですよ。日本中プロレタリアート
ですよ。


[7113] ちょんまげ天国 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2005/01/20(Thu) 18:33

〜TV時代劇音楽集〜というCDをいま懸けながらスタジオの側面を銀色のクールシートで包んでいます。レフ版にして女の子の顔の影という影を無くしてから撮ろうという算段のもとに。プリクラボックス状態にするつもり。
で、このCDなかせます、泣きながらいまわたし、クールシートを張り巡らせつつあります。人生涙と笑顔ありー、杉良太郎いいです、好過ぎる!「風が吹く時も」「セ フィニ〜愛の幕切れ〜」「銭形平次」などなど・・・。27曲はいってますが、やはり、わたしら、『演歌』いいですなぁ。
わたしの短歌も泣かせるやつを、つくろう。とりあえず、自分だけでも泣いてやれるやつをつくろう!。「泣かせてどーする!」という小池光の叱責のこゑを背中に浴びながら、「おとっさん、許してくだせー」とくちびるかんで泣きながら。


[7112] 売り切れ!! 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/19(Wed) 20:36

 本阿弥書店に電話して、小笠原和幸「風は空念仏」を注文したところ、ななななんと、
売り切れとのこと。思わず聞き返す。「これは新刊ではないのれすか?」「いいえ二年
前に出ております」 二年前!! わたくしはそんなことは知らん。 そのころはこの歌人の
名前さえ知らなかったので、歌評を見落としたのかもしれないが見たおぼえがない。
それに、「日月」が最新号で歌評を出してるじゃないですか。歌集って、品切れに
なってはじめて歌評が出るんですか!? いや何も、「日月」に文句を言ってるわけじゃ
なく、ただこの事実に驚いているのです。歌集のタームは短すぎるし、歌評は遅すぎる。
品切れならば当然、二刷を出すべきだと思いますけど。
 「セレクション歌人」で、小笠原さんは自分の歌集が売れ残っていると嘆いておられ
ましたが、今回のsold outはひとごとながら嬉しいと思います。この歌人は、
藤原さんを通して僕は知ったのですが、藤原さんにはこれからも、知名度がいまいち
でも実力ある歌人をどんどん紹介していただきたいと思います。


[7111] 朗読会へのお誘い 投稿者:石井辰彦 投稿日:2005/01/19(Wed) 17:39

下記の朗読会に出演します。
聴きにお出でください!

***************************************************

明治学院大学 言語文化研究所主催
ポエトリー・リーディング
現代詩に声を取り戻そう 第4回

出演者:石井辰彦、池井昌樹、江代充、工藤幸雄
小池昌代、田中槐、四方田犬彦、天沢退二郎  他

日時:2005年1月29日(土)
開場:午後2時半
開演:午後3時
場所:明治学院大学白金校舎パレットゾーン・アートホール

入場無料。予約不要。直接お越し下さい。

交 通:南北線「白金台」「白金高輪」下車徒歩8分
都営浅草線「高輪台」下車徒歩7分
問合先:明治学院大学 言語文化研究所
〒108-8636港区白金台1-2-37 /Fax03-5421-5213
http://www.meijigakuin.ac.jp/event/kouen_log/001732.html


http://www.meijigakuin.ac.jp/event/kouen_log/001732.html


[7110] 同感、その他。 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2005/01/19(Wed) 10:01

まあ、『バルサの翼』のうたを中核にした小池光の角川短歌応募の50首(当時は何首だったかしりませんが、あるいは30首だったかも)が編集部員の下読み段階で撥ねられている、というものですからね。全ての賞にいたる過程というものは。
シュキャンダラス(醜聞的)なものですわ。


[7109] 追記 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/17(Mon) 22:04

 かつて、小池光さんが角川短歌賞の選考で、「決定には従うが、あくまで僕は反対
したということを明記していただきたい」という意味のことをおっしゃっていましたが、
これが正しい選考委員の姿勢だと思う。創作において、多数決というものほどくだらない
システムはない。できれば、選考委員長というものを置いて、最終的に委員長の
独断で決定してほしいと僕は思います。多数決というシステムほど、ジャンルを非活性化
させるものはないと僕はかつてさんざん味わいました。創作世界においては、最終的に
れっきとした独断と偏見を持った個人に委ねるという覚悟が必要だと思います。何度も
思いますが、中城ふみ子や寺山修司を独断で選んだのは中井英夫でしょう。選考委員長を
作るべきです。多数決などうんざりだ!


[7108] もっと緊張感を 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/17(Mon) 21:42

 清水様、ご意見ありがとうございます。
 ではありますが、まず自分の歌集を出してみせろというのはこの場合筋違いでは
ないかと思います。僕は短歌を読むときに期待していることを述べているのであって、
自分にはできるぞお前らどうだと言っているわけではありません。あくまでも僕なりの
短歌論です。実作を見せなければ意見を言えないというのであれば、役者や監督でない
者に映画の批評をするなと言っているのに等しいではありませんか。

 「歌壇賞」が発表された。かつて筒井康隆は、文学賞の選考委員をやっていた時、
「最後まで競って落とされた候補者には刺されても仕方ない」という意味のことを
述べていました。歌壇賞の選考委員に果たしてそこまでの覚悟があったでしょうか。
というのは、コメントの中に、受賞作に対する読者の反応を気にしている言葉を
読んだからです。違うでしょう。まず第一に考えるべきは、落とされた候補者の
ことでしょう。「石笛」と「銀泥の島」、どちらか選べと言われれば、僕なら
主題性のインパクトの強さから躊躇なく「銀泥の島」を選びます。選考委員は、
歌壇賞に限らず、もっともっと緊張感をもって選に当たってほしい。読者がどう
思うなんてコメントがよく出てくるものだと思いますよ。作品によるのかもしれない
けど、もっと歌人生命を賭けてもこの作品を推す、というような強烈な論争が
あってもいいんじゃないでしょうか? まるでお茶を飲みながら気軽に短歌談義
しているような印象を受けてしょうがないのです。


[7107] 一首の密度 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/17(Mon) 20:13

タイトルをつけて、そのイメージに沿いつつ、ゆるやかな連作というか、イメージの
連鎖という感じで、二十首をつくるというような手法がありますよね。
二十首すべてが、タイトルとなった主題を詠っているのではなく、地歌的な歌が次の
屹立をきわだたせるような歌い方です。
このように、一首の密度に濃淡をつけるということも、雑誌への発表の場合、私は
心がけています。
ただ、読み手として考えると、叙事詩的な構成の連作には惹かれます。
たとえば、高島裕氏が短歌研究新人賞に応募した「首都赤変」を、私は高く評価して
います。佐佐木幸綱氏の『群黎』の中の「動物園抄」も忘れ難い作品です。
岡井隆の「ナショナリストの生誕」、「思想兵の手記」、「歴表組曲」といった連作
は、30年近く前に読んだとき、大きな刺激を受けました。
いつか、私もこういったダイナミックな言葉のはばたきを感じさせる叙事詩的連作を
つくりたいと、今でも思っています。


[7106] Re[7104]: 秀歌は無数の凡歌によって支えられる 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2005/01/17(Mon) 08:46

齋藤茂吉の歌集などはまさにそれです。黒田さま。

  オリーブの油のごとき苦しみをかの使徒もついにもちていたるや

この歌や、ほかの無数の茂吉の超弩級の名歌は茂吉どくとくの凡歌(こんなものはなく、茂吉のすべては天才の歌とわたしはおもっていますがね)のこれでみかの羅列のなかに突然に屹立して置いてありまして、仰天仰天また仰天の快楽を味わえます。
このためにも歌集は800首以上必要です。貧血気味の感傷的末梢神経てきのたかだか200〜300くらいを『厳選』したという歌集など、買う気しませんな。お金がもったいない。


[7105] 大にぎわいですね 投稿者:清水幸多 投稿日:2005/01/17(Mon) 06:10

みなさん、おはようございます。

もちろん、歌集一冊すべて秀歌というのは難しいですが、
そういうものを目指すべきだと考えるのです。
黒田さんのご意見は承知しました。
ただ、机上だけの議論をしても仕方がないので、
ぜひ黒田さんの考え方を形にした歌集を見せていただきたいなと思いました。
こういう話は結局実物を見て判断を下すしかないのではないでしょうか。

http://www3.diary.ne.jp/user/343254/


[7104] 秀歌は無数の凡歌によって支えられる 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/16(Sun) 23:37

 えー昨日は、ベストアルバムという表現を使いましたけど、一首一首が
すべていいなんて歌集があるわけないではありませんか。僕は、歌集を読む
ときは、五首ないし六首を読んで、その中から立ち上がってくる一首を楽しみに
しています。これは、結社誌の会員の皆さんの歌でも一緒です。掲載歌五首、六首が
すべていいなんて絶対ありえません。ほかの何首かが、その一首のためにある、
それでいいと思います。たとえば僕が結社誌に出詠した場合、自分の歌が何首
載るかということにはほとんど興味がありません。十首送ったうちの、自信歌一首が
載れば、極端に言えば僕はそれで満足です。その一首が採られていないときは
大ショックを受け、推敲をこころみ決して棄てません。どういう体裁をとろうと、
作者の中には、自信のある、愛着のある一首というものを無数の歌のなかにまぎれ
こませている筈です。そのことが読み手にとっても歌集を読むリズム感を与えられ、
集中を切らせない要素だと思います。
 ちなみに僕は、たとえば著名な歌人のすぐれた作品ばかりを集めた「名歌集」という
ものにも興味がないです。秀歌というのは、それほどでもない作品たちに支えられて
こそ光るものなのです。秀歌と呼ばれるものを連続して読まされてもきっと疲れる
だけでしょう。そのへんのところで僕は、連作というテーマを重視するわけです。


[7103] 1首の独立性と連続性 投稿者:冬野宿六 投稿日:2005/01/16(Sun) 21:58

言い換えると「深読み」させる技術に、1首が効果的な歌もあれば、数首または数十首が効果的な歌もある、ということではないでしょうか?
要するに、読み手から何を引き出してくるか?あるいはどう共振させるか?というときに、搦め手からじわじわ攻めてゆくとき(連作)と、一気に胸倉をつかんで引き寄せてしまうとき(1首)があるのでは?


[7102] 一首の背後にあるもの 投稿者:田外茗子 投稿日:2005/01/16(Sun) 20:58

黒田さま、確かに主題は大切です。その方々の歌に対するテーマというのでしょうか
連作といえども、一首一首のが独自で立ち上がらなければならないのでは、ないでしょうか
歌が互いに寄りかかり合っているようでは、いけないと思うのです
それでは、七・五調の散文になりかねません。

もう8年程前になるでしょうか。
角川書店「短歌」11月号にて、立松和平氏と福島泰樹氏との対談の企画がありました。
(何年前かは不鮮明なのですが、肝心の資料をなくしてしまいましたので)
そのなか、「短歌で泣けるか」ということが話題に上がりました。
やはりその何年か前、福島氏は吉本隆明氏より同じ質問をされており、
そのとき「短歌は泣ける文学である」と答えていたと記憶しております
手元に資料がないので不鮮明な部分もあるのですが
たった一行の短歌の背後に、原稿用紙何百行(何百枚だったでしょうか)の物語があると
福島氏は語ってらっしゃいました

たった一行でも、背後にあるものは膨大なのが、短歌なのではないでしょうか


[7101] おはようございます 投稿者:清水幸多 投稿日:2005/01/16(Sun) 09:05

黒田さん、松木さん、こんにちは。
藤原さん、こちらではお久しぶりです。
歌集解説ではたいへんお世話になり、お礼の言葉もございません。

歌集や連作の主題について、
僕の日記にまた私見を書かせていただいたのでご覧下さい。

http://www3.diary.ne.jp/user/343254/


[7100] 主題中心主義 投稿者:松木 秀 投稿日:2005/01/16(Sun) 05:09

行き過ぎると、「うたわれている内容が良ければ歌の出来は
どうだっていい」ということになりがちなので、そこは注意
すべきですね。それと人間というものは、あるときイラク戦
のことを想っても、次の瞬間には花鳥風月のことを想ったり
恋愛のことを想ったりしながら生きている(そんなに人間は
首尾一貫した生き物ではない)と思うので、「今ここに生き
ているひとりの人間としてのわれ」を主題にした場合に(大
部分の歌人はそうだと思いますが)、イラク戦詠の横に相聞
歌や花鳥風月の歌が並んでもちっとも不自然ではないと思い
ます。


[7099] 追記 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/16(Sun) 01:30

 ちなみに、僕は一首だけしか出せない歌会というものには興味がないです。連作を対象とする「連作歌会」というのはないんでしょうか?短歌はあくまで連作だと思います。


[7097] 主題がすべて 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/16(Sun) 01:15

 これは、歌集の永遠の命題かもしれませんが、「何を詠むべきか(主題中心主義)」「いかに詠むべきか(表現中心主義)」の対立があると思いますが、僕は絶対に前者をとります。一首一首がたとえ稚拙でも、強烈なテーマと作者の個性を感じる歌集に、僕は魅きつけられます。テーマや主題よりも一首一首の出来だという考えもあるようですが、僕には理解不能です。それじゃまるで歌会に出すためにわざわざ用意した一首を集めたようなものじゃないですか。音楽のアルバムで言えば、ベストアルバムみたいなもので、実に味気ないものです。たとえば、イラク戦詠の横に相聞歌や花鳥風月の歌を出詠する人もいますが、さっぱり理解できない。イラク戦詠が浮かべば同じテーマで十首作るべきだと思うし、主題の違う歌を続けて作れる作者の心理も理解しがたい。ましてや歌集において、八方美人的にいろんなテーマに手を出すなんて、読んでいて集中力がそがれるし、実につまらない。絶対にテーマを持つべきです。それがない限り、歌集を編む理由はないんじゃないかと僕なんかは思います。繰り返し、「どのように詠むのか」ではなく、「なにを詠むのか」。短歌においては、テーマ性が絶対なものだと思うし、そういう歌人が好きだ。


[7096] ご英断に心から感謝 投稿者:中岡毅雄 投稿日:2005/01/14(Fri) 23:30

 藤原龍一郎様

昨夜、藤原さんのHPに書き込みをさせていただいたあと、早速、青幻舎へ予約注文しました。青幻舎のHPでは、予価¥6,000となってましたが、本日、返送されてきた予約確認書によると、¥4,500(税抜き)だそうです。

第一句歌集の『葦牙』まで、収録されているのですか……。永井陽子さんが短大文芸部時代に刊行された幻の一著ですね。正直、これだけは、絶対、入っていないと思っていました。
編集を担当された方の、永井陽子作品への愛情が、伝わってくるようです。
本当に、ありがたいことです。


[7095] 永井陽子全歌集 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/14(Fri) 21:53

中岡毅雄さま

お書き込みのとおり、青幻舎さまの英断により、ついに刊行それることになりました。
下記の青幻舎のページ↓で予告が見られます。

http://www.seigensha.com/f_index.htm

「短歌人」の同人の青柳守音さんの献身的な尽力のたまものでもあります。
短歌の本当の魅力を知るためにも、ぜひ、『永井陽子全歌集』を
短歌を愛するすべての人に、お読みいただきたいとお願いいたします。
買っていただければありがたいし、地域の図書館にリクエストしていただいても
けっこうです。
第一句歌集の『葦牙』も収録されています。
この『葦牙』には、永井陽子さんの俳句も入っています。
うたびと永井陽子の全貌をぜひ確認してください。


[7094] 永井陽子全歌集、遂に刊行♪♪ 投稿者:中岡毅雄 投稿日:2005/01/13(Thu) 23:47

永井陽子さんの全歌集が、遂に、刊行されるそうですね!

この半年間、インターネット古書店で、ほとんど毎日、アホのように、「永井陽子」「永井陽子」「永井陽子」と検索していました。しかしながら、出てくるのは、「永井陽子写真集」ばっかり。それでも、手を尽くして、何とか、「モーツアルトの電話帳」「ふしぎな楽器」「なよたけ抄」は手に入れましたが、「樟の木のうた」「てまり唄」に関しては、絶望的。かくなる上は、誰か、高名な歌人が亡くなって下さり、蔵書が流れるのを狙うしかないと、不謹慎ながら、思っていました。

先ほど、青幻舎のHPで、確認しました。
確かに、2月発売予定と書いてあります。(夢ではない!)
予価¥6,000は、安い!安すぎる!
ちなみに、解説は、藤原龍一郎さんがお書きだそうですね。
心から、刊行を楽しみにしています。


[7093] 20分前、JR町田駅前Denny’s 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2005/01/13(Thu) 23:26

でお茶してたら(ここの深炒りコーヒーは、んまいッ、おかわりしてくれるのでとっても重宝)、隣のカップルの会話。妙。
「あー俺、切れそう」
「どーして?私に?」
「うん」
「どこがなの?」
「なんてゆーか、むかつく」
「えーッ」
で、薄目でみたら、ニコニコしながらの会話。そうして、二人は、仲良く、和気藹々で、出てゆきましたが。えー(おっさん風にいうと)近頃のわかいもんの、言語感覚って、こーなの。二三週間前は、東京都港区三田の慶応義塾まえのサ店で、教養豊からしき大学生のかいわ。
「わたし、司馬遼太郎なんて、辞書無ければ読めない!からむづかしいわ」
「そーだよなー」
って。どーなの。


[7092] 楽曲管理 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/12(Wed) 21:47

冬野宿六さま

楽曲の著作権はきわめて厳しく管理されています。
荻原裕幸さんのおっしゃるとおりで、JASRACの許諾を得た
サイトが、歌詞や曲を流しているわけです。

谷口純子さま

私の日記の記述がお役にたてて幸甚です。
クレイジー・ケン・バンドや大西ゆかりと新世界の楽曲は
おとなが聞いて、胸がせつなくなるものばかりです。
じっくりお楽しみください。


[7091] Re[7089]: 削除された[7085] 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2005/01/11(Tue) 23:31

>冬野宿六さん

> http://wagesa.cool.ne.jp/music/j-folk2/sayonaraosurutameni.html
>
> これならいいんですよね?はて??

はい。そのサイトの音楽系のトップページは
http://wagesa.cool.ne.jp/music/music.html
だと思いますが、表示されている通り、
JASRACにお金を払って許諾を得ているようです。

http://ogihara.cocolog-nifty.com/


[7090] Re:[7086]荻原電脳保安官様 投稿者:冬野宿六 投稿日:2005/01/11(Tue) 23:26

大変お騒がせしたことをお詫び申し上げます。


[7089] 削除された[7085] 投稿者:冬野宿六 投稿日:2005/01/11(Tue) 23:16

http://wagesa.cool.ne.jp/music/j-folk2/sayonaraosurutameni.html

これならいいんですよね?はて??


[7088] タイガー&ドラゴン 投稿者:谷口純子 投稿日:2005/01/11(Tue) 22:59

藤原龍一郎さま

「タイガー&ドラゴン」面白かったですね。流れていた曲がとても気に入って、
是非しりたいと思っていたものですから、うれしかったです。
早速アマゾンに発注しました。どうもありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。


[7087] 世界を揺るがした十日間 コマネチ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/11(Tue) 08:03

小池光さんのブログ↓「世界を揺るがした十日間 コマネチ」が始まりました。

http://blog.livedoor.jp/qqng48r9/

早速、話題になっていますが、これは2005年のニュースであります。
鈴木竹志さんの↓「竹の子日記」も1月10日分から書き込みが始まっています。

http://www2.diary.ne.jp/user/166872/


[7086] 歌詞を 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2005/01/11(Tue) 00:07

>冬野宿六さん

ここまでそのまま転載すると
著作権のことでたぶん問題が出ます。
当面はこのまま置いておきますが、
近いうちに削除させていただきますので、
どうぞご了承下さい。

ちなみに、
ゆうべかれてた「はな」が、
すぎたひの「かなしみも」、
「むねに」のこるおもいで「と」、
だと思いますよ。(^^)

http://ogihara.cocolog-nifty.com/


[7085] 1月7日に寄せて 投稿者:冬野宿六 投稿日:2005/01/10(Mon) 22:46

♪すぎたひのほほえーみ〜をー
 みんなきみーにあーげるー
 ゆうべかれてたばーらがー
 いまはーさいているよー
 すぎたひのおもいーで〜をー
 みんなきみーにあーげるー
 あのひしらないひーとがー
 いまはーそばにねむるー

 あたたか〜なーひるさが〜りー
 とおりすぎるーあめ〜にー
 ぬれることをーゆめにみるよー
 かぜ〜にーふかーれてー
 いまものこるーおもいで〜にー
 さよなーらをするため〜にー
         (作詞:石坂浩二、歌:ビリー・バンバン)


[7084] フェイドイン 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2005/01/10(Mon) 17:54

雑踏の新宿。目元すずしく、しかし剣も呑みこんだ眼光の長身。
黒田英雄がなにやらメモしている。ズームアップ・・・歌。


[7083] 撤退宣言 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/10(Mon) 00:16

 みなさま。今日をもってわたくし黒田英雄は競馬界から撤退します。ながながと
お騒がせいたしまして誠に申し訳ございませんでした。

                    完


[7082] Re落語 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/09(Sun) 17:20

山本孝一さま


> 昨夜、京都の「桂枝雀一門会」に行ってまいりました。
> 演目は
> 延陽伯  桂 雀太
> 茶の湯  桂 こごろう
> 花筏   桂 南光
> 僕は廃品回収業 桂 九雀
> かぜうどん 桂 雀三郎
> そして、大喜利でした。
> 正月なので「正月丁稚」あたりを演ってほしかった
> ところですが、南光師の「花筏」はマクラに曙のK−1
> 6連敗を使ったりして、面白かったですよ。
> 今年は枝雀師の七回忌だそうです。早いものです。
> 京都の南座でひらかれる七回忌の落語会には
> 行ってみたいと思っています。

お正月から、枝雀一門会というのは、うらやましいです。
私は関西落語のお正月ネタでは、「けんげしゃ茶屋」なんてのが好きです。
道楽者の旦那が、縁起担ぎの芸子母娘をからかう話ですね。
枝雀師匠の七回帰、ほんとうに月日の流れの早さを実感します。


[7081] ガーネットS 投稿者:小Rンxs 投稿日:2005/01/09(Sun) 11:25

藤原さま
本年もよろしく(あちらも)おねがいします。
3連単
1着G
2着CJKMO
3着@CDJKLMNO
40通り各500円
計2万円買いましたが、これは外れそうですね。



[7080] ガーネットSのオッズを見て 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/09(Sun) 10:23

 ガーネットS、オッズを見て、アグネスウイングとサミーミラクルの思った以上の
人気の高さに驚いた。この2頭の馬連、4倍ですって!?まいったなあ。三連複も
思ったよりつかないなあ。ただ、想像していたより評価の低い馬は13番シャドウスケイプ。
この馬の人気のなさには驚いた。レースはハイペース必至。しかも中山の砂は今深い。
当然追い込みがきく馬場である。俄然この馬が穴馬として浮上してきた。14番、
メイショウボーラーはオッズからももう消すしかないなあ。来たらしょうがないや。


[7079] 時は流れて 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/09(Sun) 04:32

中岡毅雄さま

いえいえ、お気遣いはご無用です。
さまざまな交流が生れたり、再開したりするのがインターネットの効用の
一つですから。
「渦」に居た頃、岸本尚毅は、まだ東大生で、「渦」東京句会に来ていました。
兜子師の死後、私は桑原三郎さんと「犀」の創刊に参加し、岸本尚毅は「青」に
移ってゆきました。
その後、私は表現活動を短歌にしぼり、「犀」も辞めましたが、
一昨年あたりから、インターネット句会などに参加して、また、俳句とのご縁が
できました。現在は「豈」と、島田牙城さんの「里」に、媚庵という俳号で
俳句を発表しています。
或る年齢に達すると、何より健康に留意しなければならないと、私も最近、身にしみて
感じています。
私も、ムリをせずに、たとえば赤尾兜子論のような、どうしても書いておきたい文章を
少しずつでも、書き進めてゆくつもりでおります。


[7078] こちらこそ、お久しぶりです 投稿者:中岡毅雄 投稿日:2005/01/09(Sun) 00:19

花森さん、ご無沙汰いたしております。
そういえば、永田耕衣先生の会に、裕明さんがお見えになって、ご一緒したことがありましたね。和田悟朗先生もお見えで、思い返せば、贅沢な会合でした。
冬野虹さんも、本当に、良い方でした。
私の方は、昨年は、体調不調のため、とても、吟行会や句会に出ることができる状態ではなかったので、「藍生」も欠詠していました。しかしながら、徐々に、活動再開していく予定です。そのうちに、皆さまの前に、顔を出すこともあると思います。

※藤原龍一郎さん、申し訳ありません。何だか、掲示板が、同窓会の場になってしまったみたいで……。


[7077] 背水の陣のガーネットステークス 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/09(Sun) 00:15

 過去6勝1敗。この時期のダート1200の力関係ははっきりしており、よほどの
紛れのない限りは、波乱は少ない。そこで、注目は大外絶好枠のアグネスウイング、
急上昇中のサミーミラクル、普通ならどちらを軸にしようかと迷うところだが、
1着3着にうんざりの私は今回初めて三連複で勝負します。穴馬は、4番
サイモンセッズと、5番マルターズヒート、この2頭以外考えられない。
 前日予想結論。8−11−16を本線として、8−16から、14、13、12、
5、4、それに、馬連4−16、5−16もおさえる。馬券は取ったも同然だが、
三連複のオッズが前日ではわからないので、どれぐらいつくか不安です。多分、
アグネスとサミーが上位にくるのは間違いないと思うけどなあ。


[7076] 中岡毅雄さん 投稿者:花森こま 投稿日:2005/01/08(Sat) 23:23

お久しぶりです。「もとの会」では、何度か田中さんにも逢えましたね。冬野虹さんも、遠くへ行ってしまわれ、さみしくてなりません。
「藍生」には俳句は出しておられないのですか。去年おからだを壊しておられたとのこと、ご活躍ぶりからは思いもしないことでした、もう、元気ですか?
いろんなことを思い出します。いつかどこかで逢えるといいですね。2月になったらまた「逸」送りますので、読んでね。

http://plaza.rakuten.co.jp/hansulove/


[7075] 竈猫 投稿者:冬野由布 投稿日:2005/01/08(Sat) 11:23

母の話では、育った家にいた猫は、冬寒いので竈の中に入っていて、朝ごはんを炊こうと火をつけたら焦げ猫になりながら飛び出してきたので、以来猫がいないか探ってからにしたそうです。ちなみに関が原です。(雪で新幹線がおくれるという)
その竈を見ましたが、大きかったです。
外国人に竈をどう説明し竈猫をどう説明するか、思案中。


[7074] なかしま都さんは 投稿者:冬野由布 投稿日:2005/01/08(Sat) 11:12

私が中学1年のとき、中一時代の投稿詩らんを見て(短歌や俳句のコーナーはなかったです)自分で作ったコピー誌を送ってくれて、私もそこに書いてもらうようになり、高1で『獏』に入り、『短歌人』の十代特集に書きませんかと言う例の葉書が来て、大学に入ったら『獏』の廃刊を見届けることになり、『短歌人』にはって今に到っているわけです。

なかしまさんは私が高校生のうちに結婚されて、岐阜の結社にいるのではないでしょうか。この人がいなかったら私は何処へどう作品を出して良いかすらわからずにいたでしょう。


[7073] 龍の玉つねにことばをあたらしく 投稿者:中岡毅雄 投稿日:2005/01/08(Sat) 01:21

藤原龍一郎様

いくつかのHPで、田中裕明さんのことについて触れてある文章に接しました。ところが、現時点では、俳人よりも、歌人の方が、裕明さんの訃報にコメントしているようです。本当に、これで、いいのかな……という感じです。

藤原さんは、「渦」に所属されていたのですね。そのころ、確か、岸本尚毅さんが、学生で投句されていたのではないでしょうか。

何だか、田中裕明さんの話をしていると、だんだん、懐古的な話になっていきますが、命を与えられ、生きている我々は、それぞれの方法で、「言葉」の世界に積極的に関わり、次の世代に、継承していく責任があるようにも思います。


[7072] 俳縁・詩縁・歌縁 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/07(Fri) 19:48

中岡毅雄様

田中裕明さんの夭逝は、かえすがえすも残念です。
新馬立也さんとは、私は赤尾兜子主宰の「渦」で、先輩後輩の仲であります。
兜子師もまた、早すぎる死でした。
「獏」も、一時期送っていただいていましたので、なかしま都さんという方の
短歌など、とても印象に残っています。
縁をたいせつにしつつ、生きている私たちは、すぐれた詩歌を生み出すべく
努力を続ける、ということなのでしょう。


[7071] 水洟の不惑なれども星菫派 投稿者:中岡毅雄 投稿日:2005/01/07(Fri) 19:09

思い返せば、私の俳句人生の源が、同人誌『獏』であり、田中裕明さんでした。
田中さんに出会わなければ、『青』に入会して、波多野爽波先生に師事することもなく、また、『青』に所属していなければ、岸本尚毅さんに出会い、現在、所属している『藍生』の黒田杏子先生に出会うこともなかったと思います。
先日の裕明さんのご葬儀には、『獏』を設立された新馬立也先生がお見えだったみたいでしたが、ご出席の方が多く、ご挨拶できませんでした。

なお、私事ながら、昨年は、厄年で身体を壊してしまいました。
幸い、命は助かり、生きながらえています。

お身体をお大事になさって下さい。


[7070] おなつかしや中岡様 投稿者:冬野由布 投稿日:2005/01/07(Fri) 14:35

昔『獏』にいました。田中さんや中岡さんをかっこいいなあと思っていました。中岡さんの年を忘れましたが、田中さんより私は6歳下です。
持病が悪くなってちょっくら入院してきますが、必ず戻ってきますので。


[7069] はじめまして 投稿者:中岡毅雄 投稿日:2005/01/06(Thu) 22:00

藤原さんのHPに、俳人・田中裕明さんについての書き込みがあるという情報をうかがい、はじめて、アクセスしてみました。

1月4日の大阪での告別式、お参りしてきました。新聞では、「肺炎」で亡くなったと報道されていましたが、「骨髄性白血病」で、長い間、闘病生活をされていたそうです。強い治療を受けられたのに、残念ながら、奏功しなかったそうです。2〜3日前までは、お元気だったのに、肺炎にかかられ、あっという間に、おなくなりになってしまったそうです。

最後の句集を担当された編集者の方から、お話をうかがいましたが、句集名の『夜の客人』とは、「死」を意味するそうです。「縁起がよくないから、名前を変えて欲しい」と、編集者の方が、説得されても、どうしても、田中さんは、お譲りにならなかったそうです。

  杖つかぬ桂信子やほととぎす
  一身に心がひとつ烏瓜
  顕微鏡下の細胞ひとつひとつ春
  君が知る昭和若しや夏来る
  天上の人を語らん昼の露
  万太郎の前書みじか日短か
  日脚伸ぶ重い元素と軽い元素
  泳ぐことベッドのうへでかんがへる
  空へゆく階段のなし稲の花
  ゑのころや夜の明けてくる窓にむき
  春の臍この世にあるはたのもしき
  卒業の眼鏡みづいろ風みづいろ
  青饅や組織図に我なきごとし
  浮いてゐるだけか泳ぎかよくわからぬ
  教会のつめたき椅子を拭く仕事
  白魚のいづくともなく苦かりき
  おほぜいできてしづかなり土用波
  糸瓜棚この世のことのよく見ゆる

伝統句の中に、冒険句もあり。此岸と彼岸を自由に行き来するようで、独特のふくらみと奥行きを持った空間を表現した句集です。通読してみると、虚子の句集を読んでいるようで、不思議な時間の流れの中に、引き込まれていくようです。

こういう俳句を作る俳人は、もう、出てこないような気がしています。
歌人の方々にも、ぜひ、ご一読いただき、故人の才能に触れていただきたいと思っています。
『夜の客人』田中裕明(ふらんす堂)¥2600 です。
  


[7068] Re[7065] 投稿者:冬野宿六 投稿日:2005/01/06(Thu) 21:50

>佐藤理江さん

瞬間的なインパクトでは、映像に勝るものはないでしょう。
そのかわりじわじわと沁みこんで、いつまでも残るという持続力では、言葉(特に韻文)に勝るものはないと思います。

あ、「虹の片脚」拝読させていただきました。あれも地味ながらじわじわと残る言葉だと感じました。

 心中の高校生は加速する落下のさなか目を開きけむか

あと、外側から受動的に与えられる映像よりも、言葉によって、想像力で自らつくりあげた脳内映像の方が、結果的には最後まで残ると思いますよ。
いわゆる「映画化された名作文学」がどれもいまひとつだと思うのは、その表れではないでしょうか?


[7067] 落語 投稿者:山本孝一 投稿日:2005/01/06(Thu) 20:51

昨夜、京都の「桂枝雀一門会」に行ってまいりました。
演目は
延陽伯  桂 雀太
茶の湯  桂 こごろう
花筏   桂 南光
僕は廃品回収業 桂 九雀
かぜうどん 桂 雀三郎
そして、大喜利でした。
正月なので「正月丁稚」あたりを演ってほしかった
ところですが、南光師の「花筏」はマクラに曙のK−1
6連敗を使ったりして、面白かったですよ。
今年は枝雀師の七回忌だそうです。早いものです。
京都の南座でひらかれる七回忌の落語会には
行ってみたいと思っています。


[7066] 味噌汁ご飯を愛す 投稿者:冬野由布 投稿日:2005/01/06(Thu) 16:00

大学生のころ、夕食の味噌汁とご飯が残ると、消灯の11時以降はだれがどれだけ食べても良かった。別々に盛り付けて朝ご飯にするのは当然だったけれどぶっ掛けて食べているのは私だけらしかった。
「先輩!!犬飯を食べるのはやめてください」「別にいいでしょう、すきなんだから」「だったら人目に付くところでは食べないでください」しかられてなおこっそり食べてると言うくらい好き。
味噌は、八丁味噌か京赤だし。


[7065] あけましておめでとうございます。 投稿者:佐藤理江 投稿日:2005/01/06(Thu) 06:47

藤原さん、みなさん、
今頃ですが、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

昨日ようやくビデオで『華氏911』をみて、
映像の伝達力の強烈さに落ち込んでいます。

昔の人が子供に小説を読ませないのと同じように、
途中で子供を居間から追い出しました。

いま、この15R映像に匹敵する文学表現ってあるんでしょうか。
特に短歌は映像同様、感覚に訴える部分が多いわけで、
自分の不勉強を棚において、体育座りで考え込んでいます。

http://www1.u-netsurf.ne.jp/~okiraku/


[7064] うんざり!! 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/05(Wed) 20:45

 さすがにこたえてきた。ボディーブローを浴び続けているボクサーのようです。
今回は軸は来たけど、対抗がまたまた3着。アズマサンダース、残ると思った
けどなあ。これでもう八レース続けて1着ー3着。1着ー3着ってよくあること
だけど、こんなに続くことは僕の競馬人生では今までになかった。ちょっと試合放棄
したいぐらいいや〜〜〜な気分です。カスリもしないほうがダメージはないんですよね。
8日は過去6勝1敗のガーネットステークスですが、これでまた同じようなことが
あったら、さすがにちょっと競馬から離れようかと思っています。

 悠久の円環ときに疲労して今朝は楕円に入る朧月 小笠原和幸


[7063] 私が常備したい食品 投稿者:冬野由布 投稿日:2005/01/05(Wed) 16:49

お米・水(これは当たり前)トマト水煮缶詰・大豆製品・かつおぶし・みかんなどかんきつ類・マヨネーズ・しょうゆ。味噌。
トマト水煮とみかんは風邪が回復してきたときにやたら食べたくなるもの。夏ならオレンジとか。牡蠣も食べたくなるけれどちょっと高い。
鰹節とマヨネーズで猫飯を作って自分が食べる。すぐできるので良いとおもうが、宿六は好きだろうか?(好きなら書いといてくれ、すぐできるから)味噌汁ご飯も大好きで、かなわんのだが宿六は…(もういいっつーの)。
宿六が和菓子とお肉が好きなのも知っているが。お肉は脂が出るから面倒。何も作りたくないといっているわけでは、わーっ、たすけて!


[7062] 愚問 投稿者:冬野由布 投稿日:2005/01/05(Wed) 16:14

小腹がすいたんで何かちょっと食べると猛烈に空腹を感じる。なにゆえ?
今猛烈に空腹を感じているので取り合えずなんか食べる。


[7061] 何も競馬協会の回し者ではありませんが 投稿者:冬野由布 投稿日:2005/01/05(Wed) 14:30

競馬って推理のようですね。やったことないけど。千円握りしめて行って、一日遊べるなら、陽気のいいとき行ってもかまわないけれど。寒いときや熱いときいるのってつらそうだから。

買わずに予想して負けようが勝とうが財布に響かない、ピクニックみたいなことしたい。馬券買わないとは入れないのかな?


[7060] 第一弾京都金杯始まる。 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/04(Tue) 20:42

 また一年がめぐってしまった。今年も京都金杯から私の競馬は始まるのであります。
 マイル戦にしては、ゆるい流れのレース展開が予想され、ここは好位からの
末脚勝負と見ていいだろう。格下で、厳しいレース経験のないものの、末脚抜群の
ハットトリックを本命と見るべきだ。内枠がやや不安だが、33秒台の脚でうまく外へ
出して駆け上がってくることを期待。相手は、アズマサンダース、ダイワエルシエーロ、
メイショウオスカルの牝馬トリオが有力だが、怖いのはいかにも穴馬でございという
感じの8番、ナイトフライヤー。
 前日予想結論。本線馬連2−14。以下、2−7、2−13、2−9、2−12、
2−8。タテ目で夢馬券8−14。パドックで良ければ7−8までおさえる。3連複
のがいいか、馬連のほうがいいか、パドック次第です。去年は、サイドワインダーの
ヒヤヒヤ写真判定2着で馬券を取ったけど、今年は心優しい、安心して見られる、
京都金杯になって欲しいと引越し疲れしている私は思う次第です。
 私の今年の競馬姿勢。「欲をかかないこと」。


[7059] 個人的に逆上しているので 投稿者:冬野由布 投稿日:2005/01/04(Tue) 17:09

書き込みは控えよう。
「短歌を書くか否か」について。
逆上状態が一日以上続くとは珍しい。

まあ、3億耳をそろえて持って来たら考えよう。(だから、逆上してるんだって。)


[7058] もうちょっと売る努力をしろ 投稿者:黒田英雄 投稿日:2005/01/03(Mon) 22:05

 小笠原和幸新作歌集「風は空念仏」出版を「日月」1月号の書評欄で知る。総合雑誌、あるいは京都の有力書店三月書房にも問い合わせたがなかった。「日月」がなぜこの歌集を取り上げたのかは知らないが、これほどの賞を取った歌人の歌集をいち結社誌でやっと知るとは、ちょっとひどいんじゃないかと思った。また、本阿弥書店も、インターネット販売をどうもしてないんじゃないかと(三月書房のページから飛んだら雑誌「歌壇」 の宣伝だけだった)思われるホームページで、「売る気があるんかいな!」とむっとしてしまった。だいたい、短歌出版社は、「協力出版」とはいえ、もうちょっと売る努力をしたらどうなんだろう。歌集もぞんざいに扱われてるなあ、と今回の小笠原和幸の新作を知って思った次第です。僕はこの歌集を買います。


[7057] 御礼 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/03(Mon) 21:00

みなさま、書き込みをいただき、御礼申し上げます。

川崎にぎわい座さま
どうも、巣鴨ではお目にかかれて、幸甚でした。
はっきり言って、あのときの募金活動で私は風邪を悪化させました。
今年も明日から「ビバリー昼ズ」が始まりますので、もりあげてください。

浦川聡子さま、中村安伸さま
ここのところ、俳句評論や句集を読む機会がふえました。
日本固有の詩形であるということに誇りをもってゆきたいと思いますので
今後ともよろしくご唱導下さい。

荻原裕幸さま
今年もあいかわらずお世話になります。
「短歌ヴァーサス」最新号の表紙のデザインは、抜群に垢抜けていてびっくりしました。
ぜひ、平成の中城ふみ子や寺山修司を発見してください。


[7056] 謹賀新年 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2005/01/03(Mon) 18:49

あけましておめでとうございます。
2005年もどうぞよろしくお願いします。



>藤原龍一郎さん

旧年中はいろいろお世話になりました。
今年も企画等でご一緒できれば幸いです。
どうぞよろしくお願いします。

http://ogihara.cocolog-nifty.com/


[7055] 田中裕明さん 投稿者:中村安伸 投稿日:2005/01/03(Mon) 01:14

あけましておめでとうございます

本日帰省から戻り、田中裕明さんの訃報を知りました。心が痛みます。
お会いしたことはなかったのですが、私にとって思いいれのある方でした。

さて、先ほど藤原さんの日記を訪問したところカウンタが310,000を示していました。
これも何かの因縁と、こちらをお借りしてお悔やみを申し上げることをお許しください。

もうずいぶん更新していない私のHPに「句集別五句選」というコーナーがあり、夏石番矢の初期の四句集に混じって田中裕明『櫻姫譚』五句選を掲載しています。
本来は夏石さんの句集をひととおり終えたら、攝津幸彦、安井浩司、という順序ですすめてゆく予定だった企画ですが、中断してしまっております。
その途中に『櫻姫譚』を割り込ませたのは、この句集を手に入れたことがよほど嬉しかったのでしょう。その折に私が選んだ五句は以下のとおりです。

 遠ければ女人とおもふ桐の花

 水涸れて思ひもかけぬ繪にあひぬ

 蔓のびてゐたるところの夜は長し

 牡丹は最もおそく揺るるもの

 如月の大礼服といふを着る

「最も純粋に伝統的である俳句と、最も純粋に前衛的であるそれとは同一のものである」というご託宣のようなものを、私は自らの目指すべき俳句として掲げています。
それを具体的な作品としてイメージしようとすると、攝津幸彦と田中裕明の作品が脳裏に浮かぶのです。
(伝統的であろうとすること、前衛的であろうとすること、どちらも俳句が俳句そのものであろうとすることだ、と言ってしまいたい衝動にかられます。)

お二人とも生前にお会いすることができませんでした。
つまり、私は俳句作品の集合体としてしかお二人を知りません。
しかしながら、その作品群こそが私にとってかけがえのないものであるということ、そして、それらを産み出した肉体と精神に触れることによって、その秘密の鍵を手に入れることは、もはや不可能になってしまったということは確かです。
ご冥福をお祈りいたします。

http://www.geocities co.jp/Hollywood/3151/


[7054] ◇謹賀新年◇ 投稿者:浦川聡子 投稿日:2005/01/03(Mon) 00:05

藤原龍一郎さま、あけましておめでとうございます。
昨年は日比谷句会など、いろいろとお世話になりましてありがとうございました。

『俳句』1月号「雪月花と日本の詩歌」拝見いたしました。
万葉集の時代から現代の作家まで、丁寧に書かれており読み応えがありました。
又年末に八田木枯氏とお会いする機会があり、藤原さんのことやこの文章のこと、
お話いたしました。

お風邪の具合はいかがでしょうか。どうぞお大事になさってくださいますよう。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

http://piano.3.pro.tok2.com/


[7053] 謹賀新年 投稿者:川崎にぎわい座 投稿日:2005/01/02(Sun) 22:46

あけましておめでとうございます。

巣鴨の「ビバリー昼ズ」募金活動でお見かけしました。お元気そうに見えたので、風邪で
それほど苦しまれたとは思いませんでした。「ビバリー」も明後日から始まりますが、
無理をせず、どうぞご自愛ください。

巣鴨の傷痍軍人には僕も驚きました。子供のころは繁華街に出るとよく見た気がします
が、最近ではほとんど見ることなく、5年ぐらい前に目黒不動尊の縁日で見かけたときは
やはり驚いた覚えがあります。

閑話休題。2005年が藤原様と皆様にとって、すばらしい年になりますよう。


[7052] 今年が良い年でありますように 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/02(Sun) 21:49

みなさま、心情あふれる書き込みありがとうございます。

牙城さま
心中お察しいたします。
立派な朗読となることと思います。
私も東京の空の下から田中裕明氏のご冥福をお祈りいたします。


[7051] 謹賀新年 投稿者:島田牙城 投稿日:2005/01/02(Sun) 17:07

藤原龍一郎さま、明けましておめでとうございます。
12月30日の日記、読ませて頂きました。
暖かい言葉を有難うございました。裕明、喜ぶと思います。
喪服を取りに予定より一日早く佐久へ舞い戻って来たら、
裕明の新句集がポストで僕を出迎えてくれました。
帰宅二十分後には、喪主(まりさん)と葬儀委員長(僕の父)から電話を受け、
無宗教で読経が無い、お前が裕明俳句を朗読せよと厳命されてしまいました。
なんたる役回り。
  冬空やもとよりうすき仏の目  裕明 「ゆう」2005.1巻末句

http://www7.ocn.ne.jp/~haisato/kinenbi-home.htm


[7050] 虚子、文明ha嫌いのこと 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2005/01/02(Sun) 11:45

昨年末に岩波文庫の『子規句集』を買ってしまってから気が付いた。これは虚子編で、

  鶏頭の十四五本もありぬべし

を、採っていない『傲慢句集』ではないか。〈去年今年貫く棒のごときもの〉これも傲慢な理屈倒れの句にして、わが、採るところにあらず。

文明は、『赤光』について言うに、「あれは若い時の「稽古歌ですもんね」」というふざけたシニカルの響きでものをいったので、わたしは、以後、文明を一切読まないのだ。そういえば、文明のうた、しっとりとした愛がない。カサカサした、乾いたものばかりではないか。わが採る歌にあらず。

http://www.youyoujoho.com/yasima


[7049] 頌春 投稿者:ひぐらしひなつ 投稿日:2005/01/01(Sat) 20:00

昨年は批評会へのご参加をはじめ各所で歌を取り上げていただき
たいへんありがとうございました。
今年はご期待に応えられるよう頑張りたいと思います。
藤原さんにとっても実り多い一年となりますように。
寒い日が続きますのでおからだお大事になさって下さいませ。

http://www2.spitz.net/hinatsu/


[7048] 謹賀新年 投稿者:山本孝一 投稿日:2005/01/01(Sat) 15:38

明けましておめでとうございます。
年末は、頼まれ事があってずっと昔の
CAPTAIN FUTURE誌のコラムを読むことになり
語学力の無さを痛感しながら辞書と首っ引きの
毎日でした。
大晦日も夕方からの懐メロ番組を見ながら
1940〜41年ごろの雑誌の
「太陽系一の盗賊カメレオンは…」なんて個所を
読んでいたら、テレビからは宮史郎さんの
「女のみち」が流れてきて、とても21世紀の
大晦日とは思えませんでした。

それにしても曙、あっさり負けちゃいましたね。

ではどうぞ今年もよろしく

http://m


[7047] あけましておめでとうございます。 投稿者:玲はる名 投稿日:2005/01/01(Sat) 14:47

>藤原龍一郎さま、みなさま

 あけましておめでとうございます。
 旧年中は大変お世話になりました。
 今年も助けていただくことが多くあろうかと思いますが、
 どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 年末、体調がお悪いようでしたが、
 ご自愛ください。

 今年も一年ご活躍を楽しみにしております。
 また、厳しくも温かい目で接してくださいますよう
 お願い申し上げます。



http://homepage2.nifty.com/tanka


[7046] 眠い眠い元旦 投稿者:冬野由布 投稿日:2005/01/01(Sat) 14:24

あけましておめでとうございます
もう、まぶたのシャッターが下りそうなので一言

出来ること、がんばれば出来ること、助けを借りなければ出来ないこと、どうしても出来ないこと、見極めましょう。


[7045] あけましておめでとうございます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2005/01/01(Sat) 10:46

いつも、豊かな刺激を書き込んでくださるみなさまに、
今年が充実した一年になりますよう、お祈りいたします。


[7044] 新年ご挨拶 投稿者:高橋浩二 投稿日:2005/01/01(Sat) 09:42

明けましておめでとうございます。
日記の方も拝見しておりますが、大分お疲れのようですね。
どうぞご自愛のほどを。


[7043] 藤原龍一郎さま 投稿者:やしまひろし 投稿日:2005/01/01(Sat) 00:25

2005年、第一信。

風邪がなおられたやうです。
こんなうれしいことありません。
あけまして、おめでとうございます。
返信なければ暗い元日になるところでした。
しかし、おからだたいせつに大切にいたわつて、
なんとならばあなたはたいせつなひとだからです、
うたとくとあたらしい子規四季をきりひらく人ゆゑ。


[7042] 電脳日記・12月29日 投稿者:冬野宿六 投稿日:2004/12/31(Fri) 22:03

で、西部劇で、銀行強盗や列車強盗がヒーローで、銀行や鉄道局が悪役なのは、南北戦争で、負けた南軍側が、それらを北軍側の象徴として、敵視していたからですね。実際、南北戦争中は、銀行や列車を襲うのは戦略として奨励されていた(クヮトリル・ゲリラなど)のに、戦争が終わったら犯罪になってしまったのは何故だ?という感覚があるのです。
西部劇が基本的に南軍側に傾いた価値観でつくられているのは、そういったわけなのです。
それにしても、洋の東西を問わず、負けたものに加担した側がヒーロー化され、全国的な人気を得て行く(新撰組、風とともに去りぬ、ヤマトタケルetc..)というのは、やはりある種のロマン主義的傾向がよしとされるからでしょうか?


[7041] Re[7040][7038]: 新宿の黒田誕生日、に。 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2004/12/31(Fri) 20:46

> > おつい(汁)したたるやつをば、ぶっとい幅の本にして長編の上品の、貧弱でない歌=情(なさけ)の詰まりまくりの歌集(少なくとも800首以上)作ってください。一ページ5〜7歌づつ、改行なしがおしゃれ。茂吉の歌集はそれぐらいが平均。われわれは茂吉以上の本を作って纏めて当然。黒田噴火せよ。ぉ上品の中身のない貧血のお化粧負けの日本短歌をなめて安住している太平楽の目を覚まさせるヤツを、つくりませう。
> >
> > 啄木なんか、あなたの百分の一の価値もない。黒田がすべてだ!!!!。
>
>
>  今、今年のビデオ収録した競馬回顧をして、来年も(来年は)頑張るぞと燃えて
> おります。コスモバルクの五十嵐ジョッキーの気持を慮(おもんぱか)るのみです。
> コスモも来年、頑張ってほしいなあ。
>  よーし、上下巻の超長編歌集をいずれ出したるぞ!歌だけは腐るほどあるのだ。
> 俺は短歌界の男性版高村薫を目指して吠えるのだ!(なんちゃって)

いづれ、
では
ありません。すぐに、そうして、やうやく
2005年秋くらいの刊行になる。
楽しみ、やな。


[7040] Re[7038]: 新宿の黒田誕生日、に。 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/12/31(Fri) 20:20

> おつい(汁)したたるやつをば、ぶっとい幅の本にして長編の上品の、貧弱でない歌=情(なさけ)の詰まりまくりの歌集(少なくとも800首以上)作ってください。一ページ5〜7歌づつ、改行なしがおしゃれ。茂吉の歌集はそれぐらいが平均。われわれは茂吉以上の本を作って纏めて当然。黒田噴火せよ。ぉ上品の中身のない貧血のお化粧負けの日本短歌をなめて安住している太平楽の目を覚まさせるヤツを、つくりませう。
>
> 啄木なんか、あなたの百分の一の価値もない。黒田がすべてだ!!!!。


 今、今年のビデオ収録した競馬回顧をして、来年も(来年は)頑張るぞと燃えて
おります。コスモバルクの五十嵐ジョッキーの気持を慮(おもんぱか)るのみです。
コスモも来年、頑張ってほしいなあ。
 よーし、上下巻の超長編歌集をいずれ出したるぞ!歌だけは腐るほどあるのだ。
俺は短歌界の男性版高村薫を目指して吠えるのだ!(なんちゃって)


[7039] たとえばおいしい食べ物がうまく書かれた本を読んで 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/12/31(Fri) 17:50

その料理を食べたいがために名店に並ぶ。そういうことがあるように、この本を読んでないが面白そうに書いてあるので読んでみる。そして名作であると実感するならそれでもかまわないのではないか。と言うのは「荷風私抄」にかんする感想。

ある時代、ハーゲンダッツに行列することがいけてることだった。田舎ものの私は「冬にアイスを食べるのに並ぶのか?」嫌だなあ、と思った。京都の四条河原でいちゃついている同年代のカップルよりみっともないと思った。いけてないと思った。ハーゲンダッツのアイスクリームは好きである。カップルについては今は何処でいちゃつこうが、服を着ているならかまわない。


[7038] 新宿の黒田誕生日、に。 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2004/12/31(Fri) 17:29

斎藤茂吉の歌集は平均800首くらいつまってます。歌人が野獣であれば、又そうあらねばなりませんが黒田さん、このように、黒田処女童貞短歌集もやはり1000首は詰まっていてほしい。楽勝でしょう、こんくらい。

水分のあふるるゆゑに黒々の土は永遠の新宿の花

おつい(汁)したたるやつをば、ぶっとい幅の本にして長編の上品の、貧弱でない歌=情(なさけ)の詰まりまくりの歌集(少なくとも800首以上)作ってください。一ページ5〜7歌づつ、改行なしがおしゃれ。茂吉の歌集はそれぐらいが平均。われわれは茂吉以上の本を作って纏めて当然。黒田噴火せよ。ぉ上品の中身のない貧血のお化粧負けの日本短歌をなめて安住している太平楽の目を覚まさせるヤツを、つくりませう。

啄木なんか、あなたの百分の一の価値もない。黒田がすべてだ!!!!。





[7037] Re[7036][7035]: 最後まで訃報 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2004/12/31(Fri) 15:31

田中裕明さんの訃報は、以下等に出ています。
ほんとに、うそだろう、と言うきもちです。
http://www.asahi.com/obituaries/update/1230/003.html
http://www.yomiuri.co.jp/obit/news/20041230zz22.htm


http://ogihara.cocolog-nifty.com/


[7036] Re[7035]: 最後まで訃報 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/12/31(Fri) 14:50

> 俳人の田中裕明さんが亡くなったそうです。
> 角川俳句賞の最年少受賞者だったはず。
> その授賞式に私は出席しています。
> 訃報が続く師走でした。
> 心からご冥福をお祈りいたします。
何処からその情報をお知りになりましたか?私と宿六は学生が主体の短詩系の同人誌にいて知り合ったのですが、田中氏も、森賀氏も有名でした。こちらの心臓も止まるかと思うほどびっくりして、冥福を祈る以前に「うそだろう」と言う気持ち。


[7035] 最後まで訃報 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/12/31(Fri) 09:22

俳人の田中裕明さんが亡くなったそうです。
角川俳句賞の最年少受賞者だったはず。
その授賞式に私は出席しています。
訃報が続く師走でした。
心からご冥福をお祈りいたします。


[7034] 収支決算 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/12/30(Thu) 22:40

 今年の競馬決算を出す。30戦9勝21敗。回収率89・2%。スタートダッシュ
よく春競馬もダービー、天皇賞春と勝負レースを落とすも、まずまずの好成績。
秋は、京都大章典で思わぬボーナスが入ったものの、以後三着地獄で春の収益までも
すっからかんになってしまった。また来年も京都金杯からスタートします。競馬
やってたらおんなじ円環の中で永遠にもてあそばれているような気もしますが、
推理ゲームとしてこれほど面白いギャンブルはないでしょう。
 引越しやっと片付きました。引越しなんてやるもんじゃないですね。もうしんどいの
なんのって。新宿を最後にもう二度と引越しはしません。啄木はよくまああんな引越しを
したもんだ。それも体を病んだ原因のひとつじゃないかとも思います。では皆様、
よいお年をお迎えくださいませ。


[7033] 「旅のラゴス」 投稿者:冬野宿六 投稿日:2004/12/30(Thu) 20:28

・・・は、もしかしたら筒井版「仮面の告白」なのではないでしょうか?いやむしろ、反「仮面の告白」というほうがふさわしいかもしれません。(ちょっとゼラズニーの「わが名はコンラッド」入ってますが)妄想が暴走する小説(「脱走と追跡のサンバ」)や、奇想が重層的に凝縮された小説(「驚愕の荒野」)の印象が強い筒井ワールドの中で、珍しく、これはきわめて端正なストーリーテリングに徹した作品ですね。
そして、これは、やはり端正な物語に徹したもうひとつの筒井版「仮面の告白」(ブレヒトの「肝っ玉おっかあ」を器にした)「馬の首風雲録」に連なる系譜なのでしょう。
しかし、そうした筒井的文脈を離れてしまうと、このファンタジーは、ドラクエやファイナルファンタジーに慣れた読者にはやや物足りなく、いささか説教臭いように思われてしまうのではないでしょうか?
そういう意味で「内部(告白)」と「外部(仮面=器)」の見事に一致した「馬の首風雲録」の方を高く評価せざるを得ません。
そうすることでしか、この高度消費社会の海に浮かぶ不気味な泡(ブギー・ポップ)として「文学」は生き延び得ないのではないでしょうか?
そういう意味で私は「穂村弘」を評価します。(たとえばそれは、彼以前のものとしては、別役実の絵本のようなものに似ている気がするのですが・・・)


[7032] お大事に6 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2004/12/30(Thu) 11:52

笑窪来よ小春のやうな日ならんや

http://www.youyoujoho.com/yasima


[7031] お大事に5 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2004/12/29(Wed) 14:38

さざんかや霙ふる日にあたらしき

俳句というのは怖ろしいですね、彼岸にさそわれるやうで、しかしわたしは短歌=此岸にとどまる覚悟です。藤原龍一郎様、雪がみぞれまじりになってきて、寒さがこたえてきています。あたたかくして、はやくよくなってください。

あは雪の止む前きつき寒さ哉

http://www.youyoujoho.com/yasima


[7030] 308855 投稿者:冨樫由美子 投稿日:2004/12/28(Tue) 18:22

さきほど電脳日記・夢見る頃を過ぎてもを開いたときのカウントです。
いわゆる「キリ番」というほどの数字ではありませんが、ちょっと
嬉しかったのでご報告させていただきます。
やあやあ、GOGO!という感じで。(意味不明)。
藤原様、皆様、よいお年をお迎えください。
    


[7029] お大事に4 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2004/12/28(Tue) 17:52

幻にあらず幻こそ現 金をはらひて去りゆきしかば

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[7028] お大事に3 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2004/12/28(Tue) 15:10

  泉への道後れゆく安けさよ             石田 波郷
  秋の暮溲罎泉のこゑをなす             石田 波郷
  夕暮のドラッグストア長身の男客あり 石田波郷か  藤原龍一郎

泉への(昭和32年・春嵐)、秋の(昭和25年・惜命)、夕暮の(2005年短歌人1月号25ページ9。

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[7027] お大事に2 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/12/28(Tue) 13:45

胃腸風邪もつらいですよね。年一度、なぜか夏にそうなって、夜も寝ていられずに吐いて下していることがあり、まだ咳のほうが楽かもと思う。

子供のころ食べていたハムは、肉も多少あっただろうけれど魚肉製。ソーセージも魚肉。「着色料の色です」といった赤いウインナーは何で出来ていたのやら。


[7026] おだいじに 投稿者:春畑 茜 投稿日:2004/12/28(Tue) 12:28

風邪、おだいじになさってください。

「短歌1月号」(角川書店)の特集・なつかしの正月風景で
藤原さんお書きのベランダに吊るされたロースハム・・・が
たいへん印象に残りました。
ものごころついた時には家に小さな冷蔵庫があって、
冷蔵庫がなかった頃の暮らしが記憶にないからです。

その幼い頃、阪急神戸線の園田という駅の近くに住んでいました。
梅田まで電車にのせてもらえるのがうれしくて
途中の駅名を耳で聞いては覚えたりしました。
十三はジュースみたいな名前とか(笑)。

どうぞゆっくり休まれて、お元気になられますよう。


[7025] 回復途上 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/12/28(Tue) 09:22

26日の日曜日にいきなり風邪でダウン。
日曜日いっぱい、はげしい嘔吐と下痢でグロッキーでした。
有馬記念もM―1の結果も大津波のニュースも知らずに倒れていました。
昨日は、一時間半も点滴をしました。
きょうも会社を休んでいます。
回復途上につき、しばし、おゆるしください。


[7024] 1冊で3度おいしい   投稿者:矢嶋博士 投稿日:2004/12/28(Tue) 00:38

『第八 折々のうた』141ページ。

  凪ぎわたる地はうす眼して冬に入る   飯田蛇笏

  …普通は風波が静まるのに言うことが多い。蛇笏はそれをあえて冬に入ろうと  する大地の表情としてとらえた。七十歳近い俳人の若々しい意欲である。それ  はみごとに成功し、句に犯しがたい気品をもたらした。言葉を大事に扱うとい  うことは、言葉をたえず鮮烈に息づかせることにほかならない。   大岡信

批評、といい評論といい、畢竟それは、詩としての韻きが備わっていなければ、たれにも何にも伝わらないのだ。いうべき対象の詩と同じ高みにゆかねば、何にも言ったことにならない。わたしは、大岡信を信頼する。

http://www.youyoujoho.com/yasima


[7023] 1冊で2度おいしい 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2004/12/27(Mon) 08:58

『折々のうた』。いままでは、短歌のページのみ読んできました。このところ、その俳句のページばかり読んでいます。これがすこぶるつきに面白い!。けさ『第八
』の87ページに深く感動しました。俳句は偉大だ!と心底から思いました。

  真夏昼死は半眼に人を見る    飯田蛇笏

わが子の臨終をよんだ。大岡信の解説もまた、偉大なものであります。

  薄目を開いて切なげに父を見る臨終の子の顔が、この<死は半眼に人を見る>
  という句の背後にあるのかもしれぬ。

この「…あるのかもしれぬ」の、<ぬ>こそが偉大です。あかるい春風のような句に対してならば、大岡は<ぬ>では結びませんね。「…しれない。」と結ぶところでせう。<ぬ>でしかこの短評は終われない。

藤原様、12月23日付の電脳日記

  さらに、短歌の読者には、永井荷風の『墨東綺譚』くらい読ん
  でいてほしいと私は思う。私は小池光の「荷風私鈔」は、現代
  短歌の傑作と思っているだけに、原作を知らなければパロディ
  がわからないなどという横着な意見には、あえて異をとなえて
  おきたい。

まったく、そのとおりであります。わたしは、本屋で、顔ぶれを見ただけで「あ、これは買ってまで読むこともないわ」、と、本を棚に置きかえしただけで、でてきましたが、12月25日の午後8時ごろ、町田の有隣堂書店を。

http://www.youyoujoho.com/yasima