[6873] 昨日はありがとうございました 投稿者:飛永京 投稿日:2004/11/14(Sun) 16:59

はじめておじゃまします。
昨日はいろいろなお話しをお聞かせいただきまして、
どうもありがとうございました。
ほんとうは藤原龍一郎って、ちょっと怖かったのですが、
お話しをしていただけて嬉しかったです。
今後ともよろしくお願いいたします。


[6872] エリザベス女王杯 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/11/14(Sun) 13:25

 軸はスイープトウショウ。レクレドール、エルノヴァのうちのどれか。スイープは、
実績上位、京都得意だが、どうも何戦も好走するという期待が持ちづらい。レクレドールは、
ローズステークスの快走が忘れがたいが、絶対に馬体重プラス6以上で出てこなければ
危険だろう。エルノヴァは欧州血統でズブい馬。距離はメンバー中一番適正があるだろう。
ズブいからこそ外人ジョッキーとの相性が良いのかもしれない。右回り全て連対。ただ、
京都コース未経験というのが不安。直前予想は結局、オッズ的に旨味がある、エルノヴァから
行く。
 本線馬連、7−17、6−17、タテ目の6−7、以下、16−17、15−17、
12−17、8−17、5−17。ただ、3頭で軸の入れ替えは可能。馬体重重視、
できれば3頭中2頭が妙な体重で出てきれくれてばしめたものだが。
 なお、人気薄だが、16番ウォートルベリーと、マイナス14キロ以上のダイエットを
したなら5番ドルチェリモーネも怖い。迷うぞこれは。


[6871] バロネス・オルツィ 投稿者:花森こま 投稿日:2004/11/14(Sun) 12:22

女の人だったのですね。貴族の家に生れたのですが、いろいろ苦労を重ね、代表作は「紅はこべ」。晩年は寂しいものだったそうです。

http://plaza.rakuten.co.jp/hansulove/


[6870] 乱反射 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/14(Sun) 10:36

正岡豊さん、わざわざありがとうございます。
そうですねえ。乱反射ですねえ。
自らを恃んで生きていきます。
また、どこかでお目にかかりましょう。


[6869] おはようございます 投稿者:正岡豊 投稿日:2004/11/14(Sun) 07:41

藤原さん、おはようございます。

藤原さんの時として年齢不相応とも思われる率直さは、
十歳年下の私をとまどわせます(^^;)。
「短歌」と「俳句」の距離が今とは違って地続きで近かったころの時代を、
(今はなんか離れてるんだけど、隔ててる海が干上がり気味だから
 近いところがあるだけではないですかね)
濃密に生きた経験というのは、いまもうほとんど
私と藤原さんぐらいしかもっていないと私は思っています。
それを特権化するつもりはないし、
別にだから藤原さんのすべてを肯定するとかではないですが、
でもそういう経験や記憶が、乱反射させる現在の光景に、
「おれも大変だけど藤原さんも大変だなあ」
と思うわけです。
とにかく、また。


[6868] ありがとうございます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/14(Sun) 05:18

石塚さま
いつもありがとうございます。
ベン・E・キングは、ライブハウスのケントスが独自に招聘したものです。
新宿、六本木、銀座のケントスで、それぞれ何ステージかおこなうようです。
ホンモノの器量のおおらかさというものを実感できるステージでした。
斎藤安弘さんは月曜の夜のステージに行くことになっているので
エバーグリーンでも、その話がきっと出ると思います。


[6867] ベン・E・キング 投稿者:石塚 投稿日:2004/11/14(Sun) 00:34

来日していたんですね。ラジオでお聞きしました。藤原様がソウルファンだと云うことも。普段、ほとんどニッポン放送つけっぱなしです。先日ギックリ腰をやった時は、4日間電源切らずでした。

http://www.kimiaki.net


[6866] 日曜に 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/11/13(Sat) 22:14

NHK総合テレビで「ポワロとミスマープル」というアニメがやっている。うちのチャンネル権は夫が完全に掌握しているけれどこの時間と「みんなの手話」の時間は奪回する。えいえいをー!


[6865] 失礼しました・訂正 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/13(Sat) 22:05

[6864]谷口浩子さん→谷口純子さん、でした。
お名前を誤記してしまい、お詫びとともに訂正致します。


[6864] プロムナード現代短歌 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/13(Sat) 21:46

本日の名古屋のプロムナード現代短歌、ネット上でお名前だけ存じあげていた
谷口浩子さん、村本希理子さん、飛永京さん、塩谷風月さんはじめ、たくさんの
みなさまにおめにかかれて、たいへん嬉しい時間を過ごすことができました。
また、正岡豊さんと、お話できたことも、私にとってはかけがえのない励ましで
ありました。正岡さん、ありがとう。


[6863] バロネス・オルツイ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/13(Sat) 21:39

花森こまさま

隅の老人シリーズはバロネス・オルツイです。
小林信彦の短篇はこの隅の老人シリーズからタイトルだけいただいて
編集室の隅で黙々と校正の朱筆をふるう老残の編集者を描いたものです。


[6862] 隅の老人シリーズ 投稿者:花森こま 投稿日:2004/11/13(Sat) 18:48

というミステリが昔ありましたね。短編集で、作者は思い違いの可能性もあるのですがタイタニック号に乗っていて死亡したように思います。でも、作者名も忘れているので、違う人かも。
アイザック・アシモフの「黒後家蜘蛛の会」シリーズも好きでした。

http://plaza.rakuten.co.jp/hansulove/


[6861] 袋小路の休日 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/12(Fri) 23:37

講談社文藝文庫の新刊、小林信彦著『袋小路の休日』はおすすめ。
以前に中公文庫から出ていたが、こちらはほとんど手に入らない。
フリーライターを狂言まわしにした連作短篇集。
都会的で業界的なお話の好きな人は必読と思われます。


[6860] 無題 投稿者:秋桜 投稿日:2004/11/11(Thu) 21:06

あ、ほさんだほさん。
某姉さま関連にはずいぶん呼び掛けてるのに
さりげなく無意味な執着みたいな反応なのはナゼかしら?
反骨の名を借りた自己満足とでも思われてるのかしら(笑)。


[6859] 今月の私の短歌は不調だ 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/11/11(Thu) 19:28

なんか無理やり作った代物で、よくない。
十月中眠くて眠くて頭回らないで寝てしまい、気がついたらつきが変わってるんだ。
寝てちゃだめだなあ。


[6858] Re[6854]: 来年の目標 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/11/11(Thu) 00:00

> 私はもう気のあわない歌にかかわりあう時間がありませんので、
> 気のあう歌だけを読んでいきます。
> すでに、この掲示板に引用させていただいた「題詠マラソン2004」の作者たちの
> 歌は私に短歌を読む喜びを与えてくれますが、他に無数にあるつまらない歌や詩に
> かかわって、それがなぜダメなのかを説明したりするのは、徒労だと思うので、
> やめにします。

 短歌3年目の僕が、こうも激怒したり、イラつかされたりしてるのですから、藤原さんは
長年やってらしてもう疲れてらっしゃるでしょう。それがコメントからよくわかります。
はっきり言って、芝居の世界より、歌壇のほうが、はるかに腹が立つことが多いです。
僕は、穏やかな気持になるために、短歌をやり始めたのになんでこんなに怒らなきゃ
いけないのか。考えてみればまだ10代の小島なをさんに期待をしなくてはいけないと
いうのは、ちょっと異常なことですよ。戦犯として名指ししたい歌人が二人いらっしゃい
ますが、まあやめておきます。


[6857] 何度か泊まったユースホステルに 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/11/10(Wed) 12:15

半ば強引に「小さなヴァイオリンがほしくて」をおいてもらってある。山の廃校を利用したユースなので遊びにいけないし、ホステラーのお勧めの本が読めるようにおいてあるんです。

愛知県の「あすけ里山ユースホステル」です。


[6856] 小さなヴァイオリンが欲しくて 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/10(Wed) 07:55

下記の件で、砂子屋書房のサイトを見ていたら、永井陽子さんの遺歌集である
『小さなヴァイオリンが欲しくて』が、100冊ほど残部があるとの告知が
載っていました。
こちらも、短歌の韻律美の極北を知ることができるすぐれた歌集です。

小中英之、永井陽子といったすぐれた歌人の不在を思うにつけ、現在の短歌シーンの
まずしさが身に染みます。


[6855] 小中英之歌集 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/10(Wed) 07:44

砂子屋書房・現代短歌文庫版「小中英之集」が刊行されました。

『わがからんどりえ』と『翼鏡』を完本収録。
佐藤通雅編の初期歌篇、歌論、エッセイ9篇、それに
岡井隆、滝耕作、河野愛子、片山貞美、山中智恵子、三枝昂之
原田兎雄、篠弘、安東次男諸氏の文章及び天草季紅編の年譜が
収録されています。
これで、値段は2500円+税ですから、他の歌集にくらべ
ると、まったく、ただのような値段です。
特に最近短歌をつくりはじめた方々には、読んでほしいと思います。
口語の短歌しか知らない、口語しか使えないという人は、短歌の魅力のごく一部しか
知ったことにはなりません。
文語定型の韻文の魅力を教えてくれる小中英之の短歌をぜひお読み下さい。
これが真の短歌です。

http://www2.ocn.ne.jp/~sunagoya/

上記↑の砂子屋書房のサイトから購入できます。



[6854] 来年の目標 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/09(Tue) 21:42

私はもう気のあわない歌にかかわりあう時間がありませんので、
気のあう歌だけを読んでいきます。
すでに、この掲示板に引用させていただいた「題詠マラソン2004」の作者たちの
歌は私に短歌を読む喜びを与えてくれますが、他に無数にあるつまらない歌や詩に
かかわって、それがなぜダメなのかを説明したりするのは、徒労だと思うので、
やめにします。冬野さんは頑張って、たくさんの歌を読んでください。


[6853] あまり気の合わない歌でも 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/11/09(Tue) 21:07

長所を見つけることが出来るようになる、来年の目標にする。「気の合わない人」ってのがどうしても存在するように「気の合わない歌」があってもいたし方がないけど、気が会わない、おしまいでは大人気ないし。


[6852] ありがとうございます 投稿者:ひぐらしひなつ 投稿日:2004/11/09(Tue) 08:01

藤原さん、題詠マラソンの詠草、
読んで下さってどうもありがとうございました。
過分なまでのおことば、うれしく拝読いたしました。
完走するのに精一杯で、いま読み返すと
甘くなってしまった歌が多いと反省していたところです。
藤原さんの選も指針とさせていただき、また考え直したいと思います。
今後とも御指導のほど、どうかよろしくお願いいたします。

http://www2.spitz.net/hinatsu/


[6851] サイモン 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/09(Tue) 07:24

ほ・(登貴)さま

こちらでは、お久しぶりです。わざわざ書き込んでいただき、ありがとうございます。
映画館で17回というのは凄いです。
私は封切時にいまは再開発でなくなって しまった渋谷の映画館で見ました。
主人公の学生サイモンが、メタルフレームのメガネをかけているのが珍しく、
いろいろメガネ屋をまわって、さがした思い出があります。
エンドシーンのストップモーションは、名場面です。


[6850] こんばんは 投稿者:ほ・ (登貴) 投稿日:2004/11/08(Mon) 23:47

藤原さま
おひさしぶりです。サークルゲームの話題がでたので思わず書き込みます。
わたしは、『いちご白書』17回みました。もちろん映画館で。
はじめてみたのは14歳でした。以来あのラストシーンが脳すりこまれてます。
ひさしぶりに、またみたくなりました。ではでは。


[6849] ひぐらしひなつさんの歌 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/08(Mon) 22:02

ひぐらしひなつさんは天性の抒情歌人だと思う。
言葉をしなやかにつなぎあわせて、その言葉のつらなりが最高の抒情を
放つようにしてみせる。三首目のオルゴールの歌など、自分自身への励ましの一首
なのかもしれない。
言葉から抒情を導きだすことが巧みということは、言葉を扱う技術が高度ということだ。
信頼できる技術をもった人の短歌を読むことは、人生の快楽である。

・花蔭に繭を煮るときいもうとに降りそそぐ致死量の安心
・夏草が覆う遊具に手をかけてもういいのだとあなたは言うが
・振りおろされる木槌の下に砕けつつ幾度も抒情せよオルゴール
・一杯の水澄む夜の隅にいて薬包紙裂くゆびのつめたさ
・帽子屋に黒い帽子を買うひとを無声映画の雨が濡らして
・ひなぎくの花弁も、変わらぬ口癖も、とかげの喉の震えも、雨も
・遠ざかる駅のホームで懸命に振られる傘の赤それだけを
・黒板は春の薄暮へ 残像のようにチョークの跡を浮かせて
・午後の陽はあふれつづけてうたかたのふたり鬱金香の耽溺

言いさしの文体を効果的につかって、歌の世界の奥行きを広げるテクニックにも
たけている。
「無声映画の雨」や「懸命にふられる傘」の存在感は、こういう抒情を好む人に
とってはこたえられない興趣をもたらしてくれる。
吟味された言葉がいかに奥深い世界を見せてくれるか、上記の作品たちは
証明してくれている。
「鬱金香の耽溺」などという耽美的フレーズを支えてしまう抒情の膂力に
心から敬意を表したい。


[6848] 歌壇は褒め合いの世界ではない 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/11/07(Sun) 23:31

 藤原さんのおっしゃる通り、この場でのこの話題はもう持ち出すのはやめますが、
表現というものは人を感動させ、逆に怒らせることもあるものです。嵯峨さんはすでに
歌人として私人ではないのですから、批判の対象となることも甘んじるべきではないで
しょうか。


[6847] どうにも気持ちが治まらないという方へ 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/11/07(Sun) 21:26

私のサイトの「うたのおへや」開放しておきます。但し私は交通整理以上のことはしません。

http://www.h7.dion.ne.jp/~huyuno


[6846] 両刃の剣 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/07(Sun) 21:04

嵯峨直樹さま
私は嵯峨さんの人格批判をしたつもりはありませんでしたので
そのように読めてしまったのでしたら、私の表現が誤解を招いたことを
お詫びします。
ネットに作品を公開することも、掲示板や日記でその感想を公表することも
両刃の剣ですね。


[6845] 読みました。 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/11/07(Sun) 20:28

弁護側にも検察人にも不毛な裁判 て言葉を思ってしまいました。確かにこれ以上議論しても不毛なことで、嵯峨さん自身も当惑しそうです。

ただ私自身のアリバイとして、「読んだ」ことを伝えます。そしてトータルイメージも変わっていませんので。


[6844] 議論する価値 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/07(Sun) 20:15

冬野由布さま

「アメリカ日和」は↓にあります。お読みください。
http://www.asahi-net.or.jp/~cq3n-sg/americana.html

ただ、勝手ながら、この議論はもう打ち切りたいと思います。
対象とする作品に議論すべき価値があると、私には思えませんので。


[6843] Re[6841]: はじめまして 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/11/07(Sun) 20:05

> 黒田さま、冬野さま
> ネット上の「声」というものは書いた当人の想定をこえ増幅をくりかえすものです。
> 元の作品を離れ、批評の言葉だけがコピペで増殖していくこともあります。
> おふた方は元の作品を読まずに批評されたようです。
> 他人の批評に引用された作品の一部だけでなく、元の作品を最初に読んでから批評してください。
確かに、元の作品を読んでないことの落ち度は認めます。で、あなたのサイトを覗いてきたのです。(この場合清水さんの日記を見たほうが早かったかもしれませんがそこへ到達できませんでした)「潔癖性がない」とか「気の抜けた炭酸」云々は「『アメリカ日和』を除いた詩作品」を読んで感じたことです。もちろんあなたは中学生ではないから、潔癖であれと言っているわけではありません、中学生にも無理に潔癖になってとも言わないし。しかし、一番似たものをあげようとするとこうなるのです。

短歌にかんしては、判断に苦しむところがあり、よいとか悪いとか、うまいとかまずいと言うことは保留したいです。ただ、サイトの詩を読んで、その詩を書いた本人の歌であると考えると「短歌と言う形式を持つもので書いたほうがよいかもしれない人」と言うマイナスな判断を下すかもしれません。

どちらにせよ「元の詩」は何処にあるのか、教えてもらえませんか?誰でもいいから。私も隔靴掻痒だから。


[6842] 批判されるうちが華かも 投稿者:清水幸多 投稿日:2004/11/07(Sun) 19:03

嵯峨さん、はじめまして。
清水こと舟橋剛二です。

お怒りはごもっともですが、表現者である以上、他者からの批判を逃れることはできません。
藤原さん自身、「短歌現代」11月号の31チャンネルであからさまな人格攻撃をされています。
作品から人格を想像されるのは、新人賞の座談会でも明らかな通りです。

でも、僕は嵯峨さんの今後の展開に期待しています。
新人賞の受賞者だろうが次席だろうがすぐに消える人は大勢いますが、
おたがいこの歌壇の荒波をくぐり抜けていきましょう。

http://www3.diary.ne.jp/user/343254/


[6841] はじめまして 投稿者:嵯峨直樹 投稿日:2004/11/07(Sun) 18:29

黒田さま、冬野さま
ネット上の「声」というものは書いた当人の想定をこえ増幅をくりかえすものです。
元の作品を離れ、批評の言葉だけがコピペで増殖していくこともあります。
おふた方は元の作品を読まずに批評されたようです。
他人の批評に引用された作品の一部だけでなく、元の作品を最初に読んでから批評してください。
元の作品にあたってからご自分の批評をするのが最低限のエチケットではないでしょうか?

藤原さま
書かれること、どうも人格批判に近いものがあります。
ちょっとひどいですね。


[6840] 嵯峨さんのサイトで 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/11/07(Sun) 15:49

詩を読んできた。「アメリカ日和」はなかった。
中学生からその潔癖さを除いたような詩が多かった。
気の抜けた炭酸みたい。

短歌のほうがまだ読めるのはなぜか、短歌という形式があるから。

以上、終わりっ。


[6839] 読むには読んだ 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/11/07(Sun) 13:39

 荻原様、「アメリカ日和」、全部読みました。

 もっとつまらん。

 60年代に全学連にも参加できなかった頭でっかちの田舎の中学生が
無理矢理ひねりだしたフォークソングの歌詞のようです。たぶんコードは
CとAくらいしか知らないでしょう。なんの実感生も感じられない言葉
遊びに過ぎず、皮肉のつもりかもしれませんが、首を切られたことに爆笑
するという感覚が信じられません。僕には、批判はあるけれど、あの殺された
彼の気持はわかる気がする。それを一笑にふすという嵯峨さんの詩人、歌人と
しての感覚に僕は疑問を感じ、何よりオリジナリティが全くない。一介の
歌人ならともかく、この人いちおう新人賞取った人なんでしょう? 僕は
悲しくなりましたよ。
 短歌研究新人賞をもう1回読み直してみましたが、彼の受賞作を積極的に推している
審査員は誰もいないじゃないですか。なんでこれで受賞なんですか? 藤原様も
おっしゃってましたが、なんで1位2位の作品が講評で取り上げられず、3位4位の
似たような作品から受賞を決めたんでしょうか。僕は、どう読んでも春畑茜、三宅勇介と
僕の好みですが関政明の3者の作品を取り上げ、受賞を決めるべきだったと当然思います。
だって得票数は1位2位でしょう?角川短歌新人賞で救われた気がします。


[6838] 件の詩を全部読んでみたい 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/11/07(Sun) 12:18

が、どこにあるのでしょうか?

黒田さんに引用されている部分は、不用意なところがあって、「号泣」「爆笑」と言う言葉の使い方が、いい帯であろうことを減殺している気がする。


[6837] うーん 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/11/07(Sun) 11:19

対岸の火事を眺めているような詩だな。あとポエジーをあまり感じない。
もうちょっと用意周到に書いたほうが、この戦争は現在進行形でもあるし。


[6836] 逆説 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/07(Sun) 10:52

黒田英雄さま、荻原裕幸さま

嵯峨直樹さんの詩、「アメリカ日和」を読みました。
大逆事件の際に与謝野鉄幹が書いた「誠之助の死」と同じく
逆説をつかって状況を批評する定石にのっとった詩ですね。

しかし、ぬるく単純な認識で書かれた詩ですね。
こういうストレートな逆説で、何かを批評しえたと思っている作者の鈍い精神には
私はうんざりします。
きっとこの作者は、時代と対峙して表現を成立させるということの困難に直面し、
苦悩したことのない人なのでしょう。


[6835] Re[6834]: ふたたび激怒 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2004/11/07(Sun) 00:57

>黒田英雄さん

嵯峨直樹さんのその詩、すべてを読みましたか?
部分的に引用されたその詩の全体は、
ブッシュを再選させたアメリカを批判した詩のようで、
引用部分はある種の逆説的な表現じゃないかと思いますが。

http://ogihara.cocolog-nifty.com/


[6834] ふたたび激怒 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/11/07(Sun) 00:22

 清水幸多さんの日記で、嵯峨直樹さんの次の詩が引用されていたが、
一読、僕は激怒した。


昨日テレビで号泣したよ

小さな穴にハマった子犬が

レスキュー隊に救出された

昨日のテレビで爆笑したよ

旅行気分で戦場へいった男が

首を斬られてしんだ

 どなたか、この、詩とも呼べない下劣なしろものを評価できる人がいますか?
戦場における人の死、切実さ、酷烈さに対する想像力のかけらも感じられない。
もともと嵯峨さんの短歌研究新人賞受賞に対しても、審査員の見識を疑うほど
不満である。この詩(?)を読んで、僕の判断が正しかったと確信できた。
あの受賞作「ペイルブルーの海と空」は、修辞ばかりが巧みな、つぶやき短歌に
すぎず、この手の歌が多いのに僕はうんざりしていた。首がちょん切られると
易々と歌え、詩にできる程度の感性である。ほんっとーに問答無用に、衝動的
肉体的報復に訴えたいと理性を失わせるほど無神経で無感覚な、ゲロの出そうな
詩である。どうかこの詩を説得性もって弁護できるかたがおられればぜひ聞かせて
もらいたいものである。


[6833] ぼしゃったじゃなくて 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/11/06(Sat) 21:10

ぽしゃったでは…。

ヤマハのポプコンはいつからあったのかなあ?これも名前が変わったけど。


[6832] Re:6825 藤原様 投稿者:冬野宿六 投稿日:2004/11/06(Sat) 20:22

>1971年のことだったんですね。中津川フォークジャンボリーも同じ年だった
 ような。

そうです。69年に始まって、この年でつぶれてしまいました。高校をサボって見に行きました。
はしだのりひこが酔っぱらって、岡林信康に絡んだり、果てはサブ・ステージのよしだたくろうの群団が「にんげんーなーーんてららーーーらららららーー・・・」
と歌いながらメイン・ステージの岡林群団を乗っ取ってしまって大混乱になり、それで、中津川がボシャってしまったのです。


[6831] 岩崎一恵さんの歌 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/06(Sat) 13:20

今年もまた岩崎一恵さんの百首を読むことができるのは大きな喜びだ。

上野発最終逃しあてどなくぬばたまの夜の醤油ラーメン

前に上記の歌について書いたが、百首出揃ってから再読すると、引用したい歌が
たくさんあって、困ってしまうほど。
とにかく、短歌の韻律と言葉のもっている結像力をきちんと把握している人だと思うる
その把握力はもちろん歌人としての才能なわけだ。

春の日の墓石にひかり淡く揺れぬくもりのなき蝿の交尾を
現代詩よりも理解できない 数学を教えて米を買うかなしみは
鉛筆画の少女の肌の陰影の上にうつろう晩夏のひかり
栗の花濃く匂いたつ曇り日の玻璃の器にひとすじの罅
銀色のボウルの中を夕闇が浸したらよく練りまぜる事。
折々の食事のメモも愉しくてどこから読んでもよい『富士日記』
(EGO-WRAPPIN'はお好きですか?)
不純を矛盾と間違えたまま蹴散らして行こと歌って帰るゆうぐれ
実在をよそおう虚構また誰かビデオのビラをポストに落とす
奴隷解放後も流される血の岸に咲くぬばたまのビリー・ホリディ
図書室へつづく廊下ですれ違う、野ウサギ、らくだ、種蒔く男、
煤ぼけた坩堝が割れてわらわらとえゝぢやないかの踊りの群れが
目黒通り油面(あぶらめん)交差点を右 土方巽アスベスト館

十二首引いたが、どれもみごとな韻文として書かれている。
現実感が読み手の心に染み込んでくる歌、想像力の飛翔に心をゆだねる快感を
与えてくれる歌と、短歌のさまざまな魅力を味あわせてくれるが、
どの作品にも詩歌としてのリアリティが基盤にある。
だからこそ、読み手の心に届き、刺激や慰藉を与えてくれるわけだ。
詩歌である以上、野放図に絵空事を描いても読者の心を打つことはない。
そこには詩としてのリアリティがなければならない。
岩崎一恵さんの短歌は、そういう現実と詩的想像力とのバランスが絶妙に
つりあっている。
日常の言葉を詩の言葉に転位させることができるイマジネーションの持ち主を
詩人というのであり、岩崎一恵さんはその意味で、私の理想を体現してくれている
詩人といえる。



[6830] 杉田加代子さんの歌 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/05(Fri) 23:35

人名の使い方がとても巧みな作者。

・トニー谷に名前問はれしこともなく父は逝きたり昭和とともに
・ラヂオから流れしこゑの艶やけし三遊亭圓生若かりしころ
・をのこやも空しかるべき稲川は怪談語りて糊口を凌ぐ
・駿河屋の練羊羹を食みたれば晶子恋ほしや夜の梅咲く
・整形ののちのマイケル・ジャクソンのくづれゆきたるあぎとかなしも
・西田幾多郎云ふところの「絶対矛盾的自己同一」なる山の神われ

五十嵐きよみさんの題詠マラソン作品鑑賞で、トニー谷の歌を引いていたのを見て
この作者の百首を検索、精読してみてその技量のみごとさに驚いた。
「駿河屋の練羊羹を食みたれば晶子恋ほしや夜の梅咲く」は「練」の題詠だが
達者な詠みぶりに舌を巻いた。
相当、キャリアのある方のようにおみうけした。
昨年の岩崎一恵さんのように、このような未知の作者との出会いがえられることも
題詠マラソンの醍醐味の一つといえる。

・見渡せば美濃も尾張もなかりけり新古今集読む秋のゆふぐれ

本歌取りをやるなら、これくらい大胆にやってみせてほしい。
感性の冴えを支える短歌の技量がまぶしい。


[6829] けだるかったキャンパス 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/11/05(Fri) 20:26

 “おうちの人に怒られるかな/呼び出したりしてゴメンゴメン”

 ああ、この歌を思い出すと、あのけだるく白けた学生時代の夕方のかったるさを
思い出してしまいます。あの当時の甘ったるいフォークソングの数々は、懐かしくも
憎々しい。繰り返しますが、けだるかった日常を思い出します。神代辰巳の「青春の
蹉跌」の中のショーケンが心の中で歌っていた“エンヤートット、エンヤートット”の
フレーズを思い出してしまった。’75年前後のキャンパスを歌った作品は意外と
少ないなあと思います。同世代の栗木京子さんの、キャンパスを詠った歌に、あの
けだるさを感じます。


[6828] いちねんせいのころ 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/11/05(Fri) 16:48

文字通り街角で「街角で聞いていたボブ・ディランー」といううたをきいてボブ・ディランが聴けるような大きい人になりたいと(英語がわかるとか)思ってました。
ああ、一緒に聞く男性に不自由していたから、実現しなかったけど。

淋しいのは、一眠りして、スーパーでお魚の顔を見て直した。まだうっすら淋しい。


[6827] NSPですね〜 投稿者:ぽっぽ 投稿日:2004/11/05(Fri) 13:20

<夕暮れ時はさびしそう

ここで試聴できます。↓
http://www.barks.jp/listen/?id=52010000

#つい「22才の別れ」とか聴いてしまいました。(^_^;)

http://www.geocities.jp/ymizusu/


[6826] "夕暮れ時は淋しそう" 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/11/05(Fri) 12:35

って歌詞があったはず、誰のどういう歌か知らないけれど。
昼間から淋しくなってしまって、それがなんか人間の根っこのほうから淋しい。
一眠りします。


[6825] 箱根アフロディーテ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/04(Thu) 21:57

箱根アフロディーテに関しては下記↓のサイトに詳しく書かれています。

http://www.bremen.or.jp/hemmi-m/rock70s/floyd1.html

ピンクフロイドがメインで、1910フルーツガム・カンパニーなども来日していた
ようです。
1971年のことだったんですね。中津川フォークジャンボリーも同じ年だったような。


[6824] Re[6822]: 10月23日「サークル・ゲーム」 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/04(Thu) 21:48

冬野宿六さま

ひさしぶりですね。

> パフィ・セント・メリーの「いちご白書」の主題歌に1票。(何の票だ?)
>
> ちなみに「ソルジャー・ブルー」「夕日に向かって走れ」の主題歌もパフィ・セント・メリーでした。

私もバフィ・セントメリーには一票投じます。
彼女はインディアン出身の歌手でしたね。
確か「箱根アフロディテ」という「ウッドストック」を真似たイベントに
来日したことがあったのではなかったでしょうか。

映画「いちご白書」のラストシーンで、ストップモーションがかかった瞬間に
「サークルゲーム」が流れるのが、とても印象に残っています。


[6823] >秋桜さん 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2004/11/04(Thu) 02:19

同じことを二度言わせないようによろしく。
秋桜さんが「くっだらない」と思うことを
もしかしたら他人もそう思うかも知れないし、
そうは思わないかも知れないけど、
対象が不明では何も伝わらないでしょう?

http://ogihara.cocolog-nifty.com/


[6822] 10月23日「サークル・ゲーム」 投稿者:冬野宿六 投稿日:2004/11/04(Thu) 02:16

パフィ・セント・メリーの「いちご白書」の主題歌に1票。(何の票だ?)

ちなみに「ソルジャー・ブルー」「夕日に向かって走れ」の主題歌もパフィ・セント・メリーでした。


[6821] 無題 投稿者:秋桜 投稿日:2004/11/04(Thu) 00:36

くっだらない


[6820] 無題 投稿者:秋桜 投稿日:2004/11/04(Thu) 00:30

物体を詠むのか詠む物体なのか


そういえばダーリンさん。
ハニーから伝言まだなんですが。


[6819] Re[6813]: 寄物陳思 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2004/11/03(Wed) 23:48

藤原龍一郎様

> 短歌の基本は寄物陳思です。

永遠にわたくしは、これでゆきたいです。

http://www.youyoujoho.com/yasima


[6818] Re[6817]: 外人騎手 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/11/03(Wed) 23:33

> つまり、外国人騎手の技量が日本人騎手より明らかに上だということでしょう。

 まったくその通りです。しかし、いまだに悔しい〜〜〜!


[6817] 外人騎手 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/03(Wed) 09:09

黒田英雄さま

わたしも惨敗でした。
つまり、外国人騎手の技量が日本人騎手より明らかに上だということでしょう。


[6816] 秋天惨敗後遺症 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/11/01(Mon) 20:11

 たら、ればを言ってもしょうがないが、キングカメハメハ、出走してきて欲しかった。
たぶん私は、ゼンノロブロイとの生涯最大の1点大勝負をしたろうに。秋GT、全敗する
悪夢を見た。秋天の負けの後遺症は、未だ残り、体使ってないのに、全身が痛い。中1週
おいて地獄の三連闘が始まる。謙虚な気持で、100円でもいいから勝ちたいと思う。


[6815] [6814]の歌 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/11/01(Mon) 19:17

確かに奇妙、だけど納得する。上の歌は細かいところ工夫してる。下の歌を見ると、お裁縫をしなければ、と思ってしまう。

でも奇妙な歌は少しあればいいけれどたくさんあると疲れる。


[6814] 題詠マラソンで見つけた奇妙で面白い歌 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/01(Mon) 18:40

こういう歌もありました。とりあえず、ご紹介しておきます。


┥┸┛┗ウマ┳レ┻┠┯┣カ┷ワレ┯┛┗┣ルナ┻╋┝ラバ 数学 (007:数学 玲はる名)

--------------縫い目-----------------------------------(080:縫い目 玲はる名)



[6813] 寄物陳思 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/01(Mon) 11:18

田外茗子様

お疲れさまです。
短歌の基本は寄物陳思です。
ものを詠む歌が私は好きです。


[6812] 終わったぁ〜! 投稿者:田外茗子 投稿日:2004/11/01(Mon) 08:50

題詠マラソン2004投稿期間終了しましたね
今回は、「短歌とは何か」の部分を自分の中では無視して、楽しむことに重点をおきました
作品的にどうか、そんなことは考えないこととします。
楽しかったんだから、いいじゃん・・・・と居直っています
ただ、読み返してみて、無意識のうちに「具体」を詠みこむ事が習性になっていること、
そのことに気付きました。こんな時くらい、「具体」も無視したかった.....
自分自身の百首に関しては、詠み込むこともせず、御気楽に詠み疲労感はありませんが
トレーナー役も今回いたしましたので、そちらのほうで何人分も走ったような疲れが
(まさかこんなことになろうとは、二月の時点では思ってもみませんでした)
今は、開放感に浸っております


[6811] 祝祭空間 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/11/01(Mon) 08:33

昨日、題詠マラソン2004がめでたく終了しました。
229人の方が100首を詠み終えられたようです。
完走したみなさま、完走はできなかったみなさまにも、おめでとうを申し上げます。

さて、投稿期間は終ったわけですが、[6803]にも書きましたように、これで
今年も三万首近い短歌のデータベースができたわけですから、一つの題での検索に
よって、それぞれの作者の発想のちがいを学んだり、一人の作者の100首を読んで
その作風の個性を味読したり、じゅうぶんに活用させていただきたいと思います。

五十嵐きよみさんをはじめとするスタッフのみなさまには、おつかれさまと、感謝の
気持ちとをささげます。


[6810] む、惨すぎる………(秋天) 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/10/31(Sun) 20:22

 なんやこれは(涙)。先週と正反対やんけ。あ〜あ、今度は紐がモロハズレ。
リンカーン、馬体減で連下に落とし、結局ロブロイから馬単10点!10点ですよ。
流しですよ。13番が来たときは、「貰った!」と思いきや、なんで2着3着に
前走敗れた牝馬が来るんですか!?そんなパターンは秋天にはない!!今夜ロブロイくんは
おいしいニンジンを食べるだろう。わたしも今夜はニンジンを食べようと思う。
秋GTは、去年に続いて、ひと捻りふた捻りしなければ取れない馬券になっている。
年末に向けて、これは厳しいなあ。
 冬野様、天皇賞は春、秋とございます。春は京都、秋は東京でございます。春の
天皇賞のほうが、三連単三連複にふさわしい、本命サイドの決着が多いです。


[6809] うちの父はプロボクシングファン 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/10/31(Sun) 15:43

昨日試合があったようですね。放映予定があると、何週間も前からカレンダーに丸をつけ、放映しているときは気分はボクサー。よると殴られそう。野球も好きで、自分でもピッチャー・キャッチャー・審判(草野球の)・監督をしたことがあり、野球は冷静に見ることが出来ますがボクシングのときは没頭している。

夫は格闘技には何の興味もないようですが、西部劇が好きです。

男の人っていつまでもヒーローが好き。

黒田様:春にも天皇賞ってあるのですか?


[6808] 必勝!天皇賞秋 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/10/31(Sun) 13:06

 混戦と言われているが、実質的に、ゼンノロブロイとリンカーンの勝負と見る。
ともに、府中2000でこそ真価を発揮する馬。今までの鬱憤を晴らすだろう。
鞍上交代が気に入らないが、菊花賞雪辱に燃えるペリエを信用したい。リンカーンは、
馬体増が必須条件。減ならちょっと考えものかも。テレグノシス、ツルマルボーイは、
パドックでよほど見所がない以上は切るつもり。以下、ナリタセンチュリー、バランス
オブゲーム、シルクフェイマス、ローエングリンと続く。
 直前予想結論。大本線馬単13−16、16−13、馬連、11−16、以下
馬単13−10、13−12、馬連13−15。そして、ゼンノロブロイ、リンカーン、
ローエングリン3連単マルチ、10−13−16を少々買って遊ぶ。
 ゼンノを軸にして賭けるのはなんとこれで9戦目!馬券は4勝4敗。ここはぜひ勝って、
ともに美酒と美ニンジンを味わいたいものだ。


[6807] それでは早速 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/31(Sun) 09:54

山岸るり子さま

ごぶさたしております。
「東京屈志伝」の翻訳、ぜひ、読ませてください。
お願いいたします。


[6806] 翻訳 投稿者:山岸 るり子 投稿日:2004/10/31(Sun) 08:42

藤原さん

お久しぶりです。間です。
今、昨年書いた私の評論 「新しい潮流を探る」を英文に
翻訳しています。私はあの評論で藤原さんの「東京屈私伝」を
長く引用したので、まず、あの一連の短歌を翻訳するところから
始めています。 いつもの翻訳のパートナーのアメリア・フィールデン
さんが幸い日本に滞在中なので、何度も手紙をやりとりして、
大体の翻訳ができました。

まえに、藤原さんが「もし、自分の短歌が翻訳されるのなら、
見てみたい」というようなことをメールで私におっしゃっていたので、
トライアルの翻訳の原稿をそちらに送ろうかと思っております。

いかがでしょうか?

また、「東京屈私伝」を翻訳するのは結構むずかしいので、
一読されて感想をメールでお聞かせいただければと思っております。

お返事をお待ちしております。

間 ルリ
ruriko@ism.ac.jp


[6805] お越しください! 投稿者:七代目石井庄七 投稿日:2004/10/30(Sat) 17:13

こんなイヴェントが開かれます。
是非聴きにおいでください!

*******

JUNKU 連続トークセッション

◆土曜日には詩のはなしをしよう◆

詩(ことば)が 黙 す る と き ― 9・1 1 以 後

[出 演]石井辰彦(歌人)・高柳誠(詩人)

★あの悲劇の日、世界は変ってしまいました。その世界を認識しようとする詩歌の言葉も、変らざるを得ないでしょう。信頼する高柳さんと、詩歌の未来について語り合いたいと思います。未来は困難なものに違いないのですが…。(石井辰彦)

★ことばがかつてなく軽視されているいま、私たちはどうしたらことばに命を吹き込むことができるのか。逆に、ことばの命をどう引き受けることができるのか。一緒にことばの光を感じ取ることができればと思っています。(高柳誠)

[日 時]2004年11月6日(土) 18:30〜
[会 場]ジュンク堂書店 池袋本店・4階喫茶(定員40名)
     〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-15-5
     TEL. 03-5956-6111/FAX. 03-5956-6100
     http://www.junkudo.co.jp/
[会 費]1000円(ドリンク付)
[受 付]1階 案内カウンター
[予 約]電話予約有り(03-5956-6111)


[6804] 笑う男女 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/30(Sat) 16:50

冬野さま
ブラッシーに関しては黒山羊さんが教えてくださっているとおりです。
ちなみにブラッシーの奥様はミヤコさんという日本人です。
3年くらいまえのWWA(現WWE)の「ジャッジメントデイ」のCMに
ブラッシー本人が出演していました。

黒山羊さま
またまたMー1の季節ですね。
今年は紳介は出られるのでしょうか。
カンニングは本当にキャリアが長いのです。
ダンディー坂野のカンニングが東京のお笑いライブマニアには
いちばん古くから知られているのでは、と、思います。
しかし、なんにせよ、売れてくれて良かった!
と、いうことで東京側には、昨年のアンタッチャブルみたいな存在が
いるのでしょうか。
関西ではいかがですか?
情報を教えていただけましたら幸甚です。

山本孝一さま
笹公人さんの短歌の面白さは、やはり、かつての山本さんや私のような
マニア好みですよね。
今後も活躍してくれるよう、私も応援しています。
絹子夫人の半生記「なにわ華がたり」(淡交社)は、早速、購入するつもりです。
淡交社は米朝師匠の対談集も出していますよね。
米朝VS旭堂南陵の対談で爆笑したおぼえがあります。
桂文我はぜひ機会を積極的につくってでもお聞き下さい。
好みにもよりますが、私は米朝の正統的後継者と目しています。
雀三郎も「引越しの夢」(関西では別の題でしたね)などうまいもので
聞いて感心しました。色色また情報をお知らせ下さい。


[6803] 過去ログ検索の楽しみ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/30(Sat) 08:51

合田千鶴さま
思いがけず、スピノザが重なっていたとは、私は気付いておりませんでした。
私は『エチカ』の良い読者でもなく恥ずかしいのですが、
磨く→レンズ→スピノザ という連想で、しかも予定調和にしないために
むりやり吉本新喜劇をもってくるなど、題詠マラソンの「場」ならではの
イマジネーションのねじれが見られ、われながら面白く思っています。

同じような発想の類似では鈴木英子さんとのあいだに「家元」→「花柳幻舟」
というものがあり、これも私は投稿したあとで気付いたものでした。
また、なかはられいこさんの過去ログを見ていたら、「喜」で「喜望峰」が
重なっていました。これも、「喜」を動詞の「喜ぶ」で使わないと、こういう
発想になるのかなと、なかはらさんにいっそう親しいものを感じたりしました。
このような言葉に対する探求が、多彩な角度からできるというのも、ネット上の
「題詠マラソン」ならではの楽しみ方ですね。
明日、締切になって、作品がでそろったあと、作家別に読んだり、題別に読んだり
過去ログが大きな楽しみの源泉になります。


[6802] 今日の東京は雨模様 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/30(Sat) 08:40

午後から屋外で番組の録音があるのですが、この空模様はとても心配です。

書き込みいただきありがとうございます。

なかはられいこさま
同じことの繰り返しになりますが、やはり、自分が表現として選択した詩形の
奥深さを知るためには、他の詩形の生理を実作経験によって実感するというのは
とても貴重なことですね。今年の題詠マラソンにも、川柳作家、俳人の方々が
数多く参加されているのを嬉しくまた尊いことだと思います。
歌人自身がこの題詠マラソンという「場」を、もっと有効活用すればよいのに
と、思いますね。

松原未知子さま
拙い読みによるオマージュで、ご本人に読まれるのはかえって恥ずかしいほどです。
今後、私は時評的文章よりも、このように本当に洗練され緻密に組合された言葉に
対してのみ語ってゆきたいと、つくづく思います。
自分の残り時間を考えると、評価しないものにたいして、なぜそれがダメなのかという
ことを語る余裕は自分にはなくなってきた、と、最近、焦りに襲われます。
松原未知子の詩歌を読むことは、私にとっては深く本質的な喜びです。


[6801] ブラッシー 投稿者:黒山羊 投稿日:2004/10/29(Fri) 22:27

冬野さまはじめまして。
ブラッシーについてはこちらを参照してください。
http://www.sanspo.com/fight/top/f200306/f2003060401.html

藤原さん、ご無沙汰しています。
冬が近づくとM-1の季節です。
今年は関東のコンビが優勝しそうですね。
汚れ好きのわたしはカンニングが好きだったりします。
でも彼らは結成して10年以上経っているから出場はできないですね。
・・・残念!


[6800] プラッシー 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/10/29(Fri) 18:03

ブラッシーと書いてあるんですよね?[6798]は。プラッシーはジュースだもの。

どちらもよく知らない。でも、ジュースとプロレスラーの組み合わせ、意外。


[6799] スピノザ 投稿者:合田千鶴 投稿日:2004/10/29(Fri) 07:39

藤原龍一郎 さま

ご無沙汰しています。

吉本新喜劇のテーマにあわせてレンズを磨くスピノザの指(藤原龍一郎)
十月になれば水冷ゆスピノザのレンズ研磨の技冴ゆるころ(合田千鶴)

今、気づいたのですが、題詠マラソンの「磨」の作品、
藤原さまも「+スピノザ」だったんですね。はからずも
キーワードが似てしまって、でも内容は全然違って、面
白かったです。オランダ生まれのスピノザはわたしの恋人
(一方的に!)の一人です。


[6798] 秋の楽しみ 投稿者:山本孝一 投稿日:2004/10/28(Thu) 19:40

短歌についてはさっぱりわかりませんが、SFマガジン12月号巻頭の
笹公人さんの
「ブラッシーの噛み付きを見て死んだの」と少女は前世を語りはじめる
には笑ってしまいました。プロレスファンにはたまりません。
明後日、30日は新日本プロレスの京都大会。もちろん行きます。

先日、桂米朝師匠の奥様、絹子夫人の半生記「なにわ華がたり」(淡交社)
を読みましたが、米朝師匠の随筆や論考や対談を集めた「桂米朝集成」が
来月から全4巻の予定で岩波から出ます。プロレスと落語の好きな私には
楽しみな秋です。
しかし関西にいながら、桂文我師の高座はまだ見たことがありません。
私が今いちばん好きなのは桂雀三郎師です。


[6797] 『現代短歌の焦点』読みました 投稿者:松原未知子 投稿日:2004/10/28(Thu) 12:02

藤原龍一郎さま、『みぎわ』の11月号、きょう送られてきました。
わたしのふたつの歌集について熱いオマージュを送ってくださってありがとうございました。この一年ぐらいは歌も作らずだらだら坂を下るばかりの、そんなわたくしですのに。
結びの「短歌の世界の表層の喧騒とは無縁に、珠玉は密やかに狷介に潮だまりの底で光っている」がちょっと(美しすぎて)怖かったです。たぶん「狷介」の効果です。
ほんとうはただ沈没しているだけなんですのに。かたじけなく存じます。

http://www.adachi.ne.jp/users/mitico/


[6796] ありがとうございます。 投稿者:なかはられいこ 投稿日:2004/10/28(Thu) 00:01

藤原龍一郎さま。
6首選、すごくうれしいです。
ジャンルを往来しているうちに、
短歌でしか書けないことがあり、
川柳でしか書けないことがある。
ということがやっとわかりはじめてきました。
だれもがジャンルを自在に行き来できるような、
そんな大通りができる日がそのうちにやってくると、
わたしはけっこう楽観的に思っています。
だって楽しいんだもの。
急に寒くなりましたね。
藤原さんもお風邪など召されませんよう。

http://www.ne.jp/asahi/myu/nakahara/


[6795] なかはられいこ6首選 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/27(Wed) 20:54

なかはられいこさま

完走おめでとうございます。
やわらかな言葉の調べが個性的で、100首を一気によませる魅力があります。
5首選のつもりでしたが、捨て難い作品も多く6首選ばせていただきました。

088:句
月彦の句集を開く午前二時 電気羊の夢として、雨

この一首は感激です。下句の展開は「電気羊」「夢」「雨」と本望な言葉を並べて
いただきました。


歌姫のソプラノ細くたなびいて洗濯ロープにゆれる靴下

試着室のカーテン揺れて五分後のわたしが出てくる、きっと出てくる

冷えてゆく部屋の空気をふるわせてくちうつしするちいさなとかげ

一本の傘と二本の歯ブラシにこの夜さいごのひかりがあたる

うつくしい縫い目を持ったこいびとがあけがたに来てわたしをほどく

類別にふり分けられて運ばれて月の砂漠に降ろされました

発想もロマンチックであったりペシミスティックであったり自在で読み飽きません。
「一本の傘と二本のはぶらし」の静謐な滅亡感とか「うつくしい縫い目を持ったこ
いびと」の官能的な存在感はわすれがたいものです。
複数の詩形による表現の試みがきわめて効果をあげているように思えます。
では、セレクション川柳『なかはられいこ集』を明日以降のたのしみにして
お待ちしています。


[6794] マラソン完走のご報告 投稿者:なかはられいこ 投稿日:2004/10/27(Wed) 16:38

藤原龍一郎さま。

題詠マラソン2004完走しました。
先日は応援にきていただいてありがとうございました。
それと、遅くなりましたが、
邑書林の「セレクション柳人」の宣伝もありがとうございました。

お礼がわりにふじわらさんに一首献上。(^^)


088:句
月彦の句集を開く午前二時 電気羊の夢として、雨

http://www.ne.jp/asahi/myu/nakahara/


[6793] 夫は今は事務のおじさん 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/10/27(Wed) 16:31

ですが、書籍の取次ぎの会社にいたので、「書店は一番売りたいものをレジ前へおく」と言います。

で、よく行くバスターミナルの書店は、女性には最も縁のない、ヌードというか、ま、そういう雑誌や漫画、写真集が置いてあります。

切羽詰った少年が、万引きしないようにああやっておいてあるのだと私は思っているますが、彼は譲らないのです。なんだか店主の頭を小突きたくなりますが、結局細かいお得意さんです。


[6792] Not to everyone,but to someone 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/10/27(Wed) 12:02

えーと、私は俵万智よりは少し年下なんですが、短歌は彼女より前にはじめてて、短歌の世代的には前になってしまうのですね。まあ、実生活で顔を見る人に同世代の歌人はいないし、短歌のことを話したいなと思ったら、こうやってヴァーチャルで会うしかない。(夫とはどだい話が合わないのであまり話さない)

私は自分のことが嫌いなのです。だけど自己批評と言うのはもっと理性的なものが混じるでしょう?でも私は私だから、私の歌を書いていくしかなくて、誰かが、何処の誰でもいいけど誰かが感じてくれたらいいなとだけ思って書いてる。みんなに受ける気はない、無理だから。

三省堂は名古屋でも「短歌」「俳句」結構そろってます。いつも通る近くの本屋では「客注ですから、売れません」と言われた。


[6791] その三省堂に 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/27(Wed) 06:43

くらげ様

情報ありがとうございます。
その三省堂に昨日の時点では未入荷だったんです。
いちおう、今日ものぞいてみますが。


[6790] おせっかいながら 投稿者:くらげ 投稿日:2004/10/26(Tue) 23:56

有楽町でしたら交通会館内三省堂に「短歌」は毎月入っていたように思います(「俳句」は未チェック)。


[6789] 短歌ではない、歌詞である。 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/10/26(Tue) 23:46

 藤原様、返信ありがとうございました。万智さんのことにはこれ以上触れたく
ないんですが、ひと言言わせてください。たとえば穂村弘さんが〈寄せ返す波のしぐさの
優しさにいつ言われてもいいさようなら〉を「新鮮な文体」と誉めていますけども、
文体はそうなのかもしれませんが、これは太田裕美のLP「海が泣いている」の中の
1曲、松本隆の詞にそっくりです。僕は、当時持っていたLPは全部売っぱらっちまったので
具体的な曲名を言えないのが残念ですが、万智の「八月の朝」にしても、オリジナリティを
感じず、既成ものの焼き直しとしか僕には思えないのです。正直、伊勢正三や松本隆に
短歌をやらせた方がもっといいものを作ると思いますよ。啄木に関する穂村発言に対して
言いたいことはもっとあるのですが、やめておきます。


[6788] 角川短歌賞 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/26(Tue) 21:27

冬野由布さま
私も今月の角川「短歌」は買っていないので、角川短歌賞の小島なおさんの
受賞作品はまだ読んでいません。
職場の近くの書店には「短歌」も「俳句」も置いてないので困ったものです。


[6787] 桂文我 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/26(Tue) 21:25

もりたなおやさま
私も関西の噺家では、桂文我が脱け出ているし、今後、大きな仕事をするのも
文我だと思います。
文我さんの落語は師匠の枝雀をとびこして大師匠の米朝に直接つながるものです。
落語の歴史を本人が強く意識していることにも好感を持ちます。
米朝ができなくなった、あるいはやらなくなった珍しい噺を文我さんが
あらためて音源に残していってくれることをおいいに期待します。


[6786] 自己批評 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/26(Tue) 21:20

黒田英雄さま

要は啄木には自己批評があるが「サラダ記念日」にはそれがないということだと
私は思っています。自己肯定が基底にある俗情を私はとても表現とは認めたくない
わけであります。
永田紅さんの発言は、それほど重いニュアンスのものではないように思えます。
確かに黒田さんも私も一人で短歌をつくるのが当然と考えているわけですが
「仲間がいることの喜び」を感じる世代がいることを否定してもしかたがないように
思います。


[6785] 仕事を遅れてまで 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/10/25(Mon) 22:45

本屋へ「短歌研究」や「短歌」を買いに行ったのに、仕事関係の本ばかり買ってきた。われながらよくわからない性格だ。

わかっているのは、私は短歌を書くことで自分を客観視しないと、生身の感情が暴走するタイプだということ。「何を伝えるか」の訓練です。ほかの人には短歌がなくても出来るのかもしれないけれど。


[6784] 桂文我が一歩抜け出す 投稿者:もりたなおや 投稿日:2004/10/25(Mon) 00:34

24日、桂文我の「芸歴25周年 芸術選奨文部科学大臣賞記念独演会」(札幌市)を見る。上方落語の若手中堅層で一歩抜け出した存在に躍り出たことを実感させる熱演ぶりでした。


[6783] 人間を超えた 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/10/24(Sun) 23:35

ものは、確かにあると、今回の地震を含め今年の天変地異に思います。
22日から今日まで、ネットを使えないところでいました。
人間には人間でできる限りのことをするしかないですが。

今年は秋は何処へ行ったかと言うような、暑いか少し寒い10月です。


[6782] 啄木とマチを一緒にしないで欲しい(長文ご容赦) 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/10/24(Sun) 21:55

 「短歌研究」11月号の対談を読む。まず、清水幸多さんの日記での感想とは
逆に、藤原龍一郎が正論であり、穂村弘が美学であるという印象を持ったということを
最初に言っておきます。
 藤原さんは、対談を終えて、皆どっと疲れたとおっしゃってましたが、僕が一読して
受けた印象は、「皆イメージ通りの短歌観を持っているのだな」ということです。
藤原さんには、叙情や文学性を重んじる人だというイメージ、穂村弘には、従来の
文学的記号が共有できないところから出発した人だというイメージ、そして永田紅には、
そのどちらのこだわりもない、毛並みで詠めてしまう人だというイメージ、そのどれも
全く裏切られず、でもそれは悪い意味ではなく、その終止水と油で終わった対談を
面白く読みました。ただ、どういういきさつか知りませが、もう俵万智のことで討論
するのにはうんざりです。そんな大した歌人じゃないでしょう。
 それとひと言。「俗情」の定義について。私怨のない文学がないことと同じように、
俗情のない短歌の何がいいんでしょうか。藤原さんが俵万智を評するときの「俗情」は、
その陳腐さを差しているのだということはわかるし、共感します。しかし、対談で
言及されてましたが、啄木のそれは違うでしょう。だいたい、「サラダ記念日」と、
「一握の砂」を並列して語る穂村さんに、激怒しています。「サラダ記念日」のどこに、
普遍的なドラマツルギーがあるでしょうか。100年たっても「一握の砂」が読まれて
いるのは、まさに斬れば血の出るような啄木のドラマツルギーによるものです。「サラダ
記念日」と一緒にするんじゃない!!僕は怒りまくっています。
 清水さんと同意見のことをひとつ。永田紅の、短歌は仲間を作ってやらなければ続け
られないという意味の発言について。「ふざけんな」と言いたい。だいたい、自分の
作る歌は、自分にしかわからないのであって、他者には、感じていただければよいのです。
「貴方の歌はわかる」と言われたら、僕は頭突きを食らわせる。だいたい、歌人が
五人もいれば息も詰まるだろうと思うのに、仲間なんて欲しくないですよ。歌は、
孤独に、自分ひとりでこつこつ作るものです。結社誌においては、僕は全員の作品を
読んでますし、好きな会員のかたもたくさんいらっしゃいます。しかし別に会いたいとも
思わないし、作品上のことだけで結構です。仲間を作りたいという意識がわからないし、
気色わるい。一人で短歌を作れないのであればやめちまえと言いたい。永田紅さんは、
よくも悪しくも、「塔」の会員だなあと思います。


[6781] こんなはずぢゃなかった……… 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/10/24(Sun) 20:03

 デルタブルース、抜け出して大外からハーツクライ一気!―――来やしねえ………
私がハーツクライ(心痛)になった。展開が思った以上にゆるかったなあ。これは
勝つ予定にしていたレースで、資金繰りもしていたので、はっきり言ってイタイ。
肩、腰、首が急に痛くなった。藤原様、デルタブルース単複おみごと!まさに単勝の
鬼ですね。
 秋天はカメハメハ欠場でこれこそ大混戦。僕にとっての一大GTイベント。
全知全能を傾けて絶対に獲る!


[6780] ガラスの部屋 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/24(Sun) 17:47

伊波虎英さんがお書き↓のように
http://www2.diary.ne.jp/user/144560/
穂村弘さんが、「ガラスの部屋」をBGMにして出てきて
「ヒロシです。夜更けにメロンパンを食べるのがやめられんとです」
とやってくれたら、面白いと思う。


[6779] 大騒ぎ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/24(Sun) 17:12

今日は朝6時前に会社に呼び出されて、ついさっきまで働いてきました。
地震の被害にあわれたみなさまには、心からお見舞い申し上げます。

村本希理子さま
わざわざ書き込みに来ていただきありがとうございます。
優れた歌を100首読ませていただき、読みの快楽を味あわせていただきました。

黒田英雄さま
ここ↓見てくれましたか。
http://ocasek.hp.infoseek.co.jp/enman.html
単勝はともかく複勝で四ケタ配当がとれるとちょっと嬉しいですね。


[6778] 菊花賞当日予想 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/10/24(Sun) 13:25

 トゥルーリーズン浮上。馬連9−10追加。ハーツクライの紐はなにがきたって
僕は驚かない。対抗不在のGTです。コスモバルクの走りが最大の見所ですね。


[6777] ありがとうございました 投稿者:村本希理子 投稿日:2004/10/24(Sun) 10:34

藤原龍一郎様

はじめてお邪魔いたします。
5首選と、心のこもった感想をいただき、感激です。

たしかに、即物的なメカそのものには、女の人は苦手かもしれませんが(もちろん個人差は大きいでしょうが)ギーガーは詩的に変形されたメカなので、好きなな人も多いんんじゃないかな、と思いますよ。

http://homepage3.nifty.com/kirikorori/


[6776] 美学対……… 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/10/24(Sun) 00:00

 短歌研究11月号、対談については、清水さんの日記も読みましたが、言いたいことは
ありますが、今は競馬ですので、後日。


[6775] むなしき菊花賞 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/10/23(Sat) 23:55

 はっきり言って、乗る気のしないレース。混戦?ハーツクライで軸は鉄板ですよ。
相手が絞れない。折り合い不安のコスモバルク、トンコロの典型のホオキパウエーブ、
実力がイマイチわからないスズカマンボ、夏の成長力があるのかどうかハイアーゲーム。
上位馬が信頼できないのに、オッズは非常に低い。馬券もハーツクライから売れてます。
当然でしょう。とにかく面白みのないレースです。穴として狙っているのは、17番
モエレエルコンドル、18番デルタブルース、2頭ともとにかく、スタミナがある
ことだけが取り得の、粘りこみがあればなあって感じです。今年の菊花賞は、
馬券的に面白くない!
 前日予想結論。本線一応、馬単10−14、14−10、以下馬連、4−10、
5−10、10−15、穴で、10−17,10−18。ああ〜〜〜、気が乗らないなあ〜〜〜。
 次の天皇賞秋が待ち遠しい。


[6774] 再掲・セレクション柳人 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/23(Sat) 18:59

来年春より、「セレクション歌人」「セレクション俳人」に続く第三弾シリーズ
セレクション柳人
全20冊の刊行が邑書林より刊行が開始されます。
もちろん一人一冊シリーズで、500句+散文20枚+作家論10枚で、現代川柳の精華を世に問います。柳人・俳人・歌人・詩人・文学愛好者全員の必読書です。
どうぞよろしくお力添え下さい。入る作家は、ビッグネームの勢ぞろい。
赤松ますみ
石田 柊馬
石部 明
櫟田 礼文
いとう 岬
小池 正博
清水かおり
田中 博造
筒井 祥文
なかはられいこ
野沢 省悟
畑 美樹
樋口由紀子
広瀬ちえみ
古谷 恭一
細川 不凍
前田 一石
松永 千秋
松本 仁
渡辺 隆夫
の方々で、昨夜確定しました。どうぞお楽しみに!


[6773] 訂正 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/23(Sat) 16:17

カンニングの竹山はテレビに向かって左則のふとった男の方です。
左右を書き間違えました。

清水幸多さん、お知らせいただきありがとうございます。
私もついに31チャンネルにとりあげられるようになったかと、
感慨無量です。
あの欄では、一時やたらに山下雅人氏のワルクチを書いていましたね。
まあ、誰が書いたかだいたい推測はつきますけど。


[6772] 本屋に行ってきました 投稿者:清水幸多 投稿日:2004/10/23(Sat) 12:39

藤原さん、お返事ありがとうございます。
ご存じだと思いますが、短歌現代11月号の31チャンネルでも藤原さんが取り上げられていました。
出る杭は打たれるといいます。
藤原さんにはいつまでも出る杭として打たれ続けてほしいと一ファンとして希望します。

http://www3.diary.ne.jp/user/343254/


[6771] 題詠マラソン2004でみつけた秀歌 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/23(Sat) 11:00

以下の5首は村本希理子さんの歌。

公園の遊具の影はどれもみな誘拐犯に少し似てゐる

芝刈りを終へたる父のズボンからわれの知らざる少年の匂ひ

H.R.ギーガー=1940年スイス生まれ。
http://www.giger.com/Home.jsp
ガイガーと呼ばれていたころ夢中になった。
ギーガーの機械めきたる生物をいつしか飼いゐる無能な子宮

薄墨を流したやうな表情を浮かべる人と。もう 若くない

溺れもせでなんの恋かとうそぶきぬ降り積む砂に身動きとれず

定型の中で言葉を操る技術が身についている人の作品は読んでいて心地よさを
感じさせてくれる。
日常の中に潜んでいる陰翳に敏感な作者なのだと思う。一首目はそういう感覚を
詠った典型的な作。遊具の影に誘拐犯のような不気味さがあるという感受は
斬新であり、また説得力がある。

二首目の父への視線も独自のものを感じさせてくれる。100首の中には父や母が
何度か詠われているが、母が出てくる歌は感情が鋭角的であり、父の歌にはやわら
かさがあるように私には思えた。いずれにせよ、父の少年性への視線は優しい。

ギーガーの歌は詞書が付されることで理解しやすくなっているが、私はギーガーの
メカニックな異形への志向は男性独自のものではないかと勝手に思い込んでいたの
で、この歌は或る意味で衝撃的だった。「無能な子宮」という結句の重さを私は
感受し切れていないかもしれないとも思う。

四首目、五首目は手練れのワザをみせてくれた作品。
拙く稚い口語の氾濫の中でこういう歌に出会うと、韻律の美を再確認することが
できる。薄墨の歌は口語が生かされているが、底流しているのは文語定型詩の韻律、
そして、それが作者の表現精神の基底をなしていることを証明してくれているのが
「溺れもせで」の一首。この歌には安部公房の小説「砂の女」のイメージが重ねられ
ているのかもしれない。

村本希理子さんの短歌的経歴を私は知らないが、すぐれた作り手だと思う。
なんでもありの中に混ざっている姿勢正しい歌人の存在を発見できることは
題詠マラソンの喜びのひとつであると思う。


[6770] 短歌研究11月号 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/23(Sat) 10:19

清水幸多さま
「短歌研究」11月号の座談会、読んでいただきありがとうございます。
私も自分で読んでみて、カンニングの竹山(テレビに向かって右側のいつも
怒っている人)的ポジションになっているなあ、と苦笑したりしました。

ただ『サラダ記念日』に対しては十七年間私の意見はまったく変わっていません。


[6769] 美しきかな藤原美学 投稿者:清水幸多 投稿日:2004/10/23(Sat) 06:56

藤原さん、おはようございます。

「短歌研究」11月号の座談会の記事、拝見しました。
藤原美学と穂村正論の対決、堪能させていただきました。
ただ、どうしても正論というのは読む方としては物足りない。
美学対美学の対決を見たかったと言ったら不謹慎でしょうか。
記事を読んで考えたことを今夜、日記に書くつもりです。
時間があるときにでもご覧下さい。

http://www3.diary.ne.jp/user/343254/


[6768] 題詠マラソン2004でみつけた歌 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/22(Fri) 22:51

村上きわみさま

ご丁寧におこしいただきありがとうございます。
村上さんの言葉の扱い方には教えられるところ多く、
何度読んでも深い味わいがあります。
「ビデオ」の題の歌なども、書き込まれた直後に読んで感心しました。
これからも作品の数々を味読させていただきます。

岡八郎の花紀京の木村進のギャグが坩堝に煮詰つてゐる(077:坩堝) shion

一首に吉本新喜劇の役者の名前が三人も出てくる異色の歌。
まさに、締切間際の煮つまった雰囲気の中でこそ、こういう歌が
できてしまうのだろうと思います。
出てくる役者がやや古めなのは、shionさんの年齢によるものなのでしょうか。
しかし、私などにはこたえられない痛快な選択ではあります。
まだグランド花月などはないころのなんば花月あたりの劇場内の熱気を坩堝と
とらえたとみても面白い歌です。

今、掲示板の回転がすごく速くなっているので、気をつけてみていないと
秀歌を見過ごしてしまいますよ。


[6767] 秋の夜長に「大阪の宿」を 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/10/22(Fri) 00:16

 谷口様、五所兵之助の「大阪の宿」ご覧になりましたか? 秋の夜長に鑑賞するのに
これにまさるものはありません。僕は、音楽(芥川也寸志)が素晴らしく、各パーツで
いい曲を作っていると思います。歩いているとき、しょっちゅう、メインテーマを
始めとしたこの映画の音楽が脳裏に流れてきます。これはビデオを持っているものの
利点でしょうね。当時はサウンドトラック、なかったからなあ。
 「大根と人参」は、はっきり言って失敗作です。


[6766] はっ 投稿者:村上きわみ 投稿日:2004/10/21(Thu) 20:14

「ゴールおつかれさまでした。」って日本語変ですね。
ごめんなさい。ちょっと緊張してしまいまして。

http://www2.ocn.ne.jp/~chimera


[6765] ありがとうございます。 投稿者:村上きわみ 投稿日:2004/10/21(Thu) 20:13

藤原龍一郎さま

ごぶさたしています。村上きわみです。
マラソン、ゴールおつかれさまでした。
あざやかな走りに目がくらんでおりました。
すてきです。

このたびは、杉本彩、とりあげていただき、恐縮です。
かなりくるしんだ末の歌でしたので、目にとめていただき、たいへんありがたく。
固有名詞、むずかしいですね。
よほど注意しないと転覆してしまいそうで。

毎日お忙しいことと思いますが、どうぞ風邪などめされませんよう。
北海道はずいぶん寒くなりましたよ。じきに、雪です。

http://www2.ocn.ne.jp/~chimera


[6764] 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/10/21(Thu) 19:41

と言うとアイスクリーム。
風邪ごもる明日のわれに『彩』を買うサークルKの看板割れて/冬野由布

おそまつさまでした


[6763] 無題 投稿者:秋桜 投稿日:2004/10/21(Thu) 18:30

おっ。デープなフォレストさんすごいねーさすがだねー
タンビだね深森だあねー(謎
藤原さんも二回もすごいですねー


で、Dさんに伝言どうなりましたかね?


[6762] 題詠マラソンでみつけた一首 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/21(Thu) 04:32

いつになく杉本彩に目がいってこまる真昼のくまざわ書店(013:彩) 村上きわみ

固有名詞が二つ使われていて、それがまったく無理を感じさせない仕上がり。
力みがないのがもちろん良いのだけれど、「杉本彩」という三文字の人名と
「くまざわ」というひらがなの書店名の照応が、意識的になされているところに
テクニックを感じる。



[6761] 大根と人参 投稿者:谷口純子 投稿日:2004/10/21(Thu) 03:09

台風はやっと近畿上空を去ってくれました。なんか途方もないことが
起きそうな不安を感じさせる強風に心臓がドキドキ。
こんな時には小原庄助さん」オススメですよ。腹が坐ります。

ところで、「簪」、「按摩と女」、「小原庄助さん」と清水宏の作品ばかり
見続けたので、渋谷実の「大根と人参」借りてみました。でも最初の20分で
ウンザリして、何か口直しが欲しい心境です。


[6760] 夜明けは近い 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/21(Thu) 02:06

冬野由布さま、深森未青さま、黒田英雄さま

いま、台風は八王子の上空だそうです。私はまだ帰れません。

・直喩より暗喩こそふさわしきかな歌姫中森明菜・病葉(わくらば)/藤原龍一郎


[6758] 小原庄助さん 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/10/20(Wed) 21:46

 谷口純子さんの日記に、「小原庄助さん」(昭和24年、清水宏)に感動したとあって、
嬉しく思いました。僕もこの映画は大好きです。
 この作品での清水と主演の大河内伝次郎との葛藤はあまりにも有名。芝居好きの
大河内と、芝居嫌いの清水はしょっちゅうぶつかっていたそうです。ノーメイクで
撮ろうとした清水とメイクばっちりの大河内とが喧嘩して、清水は結局、ファースト
シーンで大河内がフロに入っている場面から撮り始め、メイクを完全に洗わせた
そうです。清水の意地悪に屈した大河内は、仕方なくノーメイクで通したという
逸話があります。大河内は、「俺は二度と松竹蒲田出身の監督とは組まない」と
イカったそうです。
 清水宏は、残念ながら、戦後落ちぶれてしまい、同じ松竹蒲田出身の成瀬巳喜男と
立場が大逆転してしまいました。晩年清水は、「映画が撮りたい、撮りたい」と
つぶやいていたそうです。ロケ中心の清水が、大映に拾われて、オールセットの映画を
撮らざるを得なかった状況は痛々しい限りです。
 「小原庄助沙」、当方ビデオ所有。


[6757] 台風番組 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/10/20(Wed) 20:48

午後5時ごろから某局を掛けっ放し。なんてかつまらないバラエティより目を釘付けに。
いや、停電もしなかったけど、一時間前7時半頃までは怖かった。
両親のいる岐阜、川から水があふれそうなんで避難、と言うところも。土砂災害より浸水とかが怖い地方。
明日まで警戒しましょう。


[6756] 明菜といえば 投稿者:深森未青 投稿日:2004/10/20(Wed) 20:20

 私は「サンドベージュ」のサビをノンブレスで歌えるのがちょっと自慢(まあさすがに
「神秘の顔立ち」のとこで息つぎするけど)。

 黒真珠のチョーカー護符に選ぶとき創痍のディーバ結界を越ゆ 深森未青


[6755] 今夜はオールナイト 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/20(Wed) 20:15

今夜は台風特番のために夜中の生放送という指示が出たので帰れません

台風に何もかもみな裏返り奴隷たれとう声なきにしも  渡部光一郎

こういう気分です


[6754] Re[6753]: 中森明菜の明けない夜明け 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/20(Wed) 18:59

花森こまさま

> 台風が来ても会社は平常通り出勤です、とほほ。
> 「難破船」「サンドベージュ「ときたら、つぎは「マリオネット」かな?

「タンゴノワール」か「ノンフィクション・エクスタシー」を考えております。


[6753] 中森明菜の明けない夜明け 投稿者:花森こま 投稿日:2004/10/19(Tue) 23:27

台風が来ても会社は平常通り出勤です、とほほ。
「難破船」「サンドベージュ「ときたら、つぎは「マリオネット」かな?

http://plaza.rakuten.co.jp/hansulove/


[6752] みつけた一首 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/19(Tue) 20:33

謎彦さま

五首選ありがとうございます。
人名には刹那のもののあわれがあります。
田中耕一、曽我ひとみ、ボブ・サップと人名を挙げるだけでも
眼前の現在のはかなさが見えるようです。

上野発最終逃しあてどなくぬばたまの夜の醤油ラーメン 岩崎一恵

岩崎一恵さんの作品は昨年もとても刺激的で楽しませていただきました。
今年の題詠マラソンでも、ユニークでしかも韻律の美しさにあふれる作品を
みせてくれています。
掲出歌、演歌的道具立てながら「あてどなく」の一語で単なる俗情から
脱け出しています。こういう一語が発見できるかどうかという点に
歌人の才能の真贋があるのだと私は思うわけです。


[6751] Re[6744]: 祝!ゴールイン!2 投稿者:高澤志帆 投稿日:2004/10/19(Tue) 01:55

鈴木英子様

ご無沙汰しております。ご家族のみなさまもお元気ですか。

> 高澤さん、おめでとうー。あなたの作品も骨格がしっかりしていて
> さすが藤原アスリートクラブ生ですね。とても刺激を受けました。

嬉しいお言葉をいただき、ありがとうございます。
(藤原アスリートクラブ生は、勝手に自称しているだけでずうずうしいのですが)

題詠マラソン、ゴールおめでとうございます。
藤原さんに続きまして、僭越ながら、特に好きな歌をあげさせて下さい。
3月のスタートから10月のゴールまでの力走、お疲れ様でした。

千羽鶴にふと怖れたりわたくしの不運癖など乗りうつらぬか(003:運)

不機嫌へもぐらんとする男の子 聞けよ母とは強靭な胃だ(021:胃)

し・お・さ・い、と、ささやかれたら潮騒を生むからだだと気づいてしまう(049:潮騒)

「きれいだ」とあさがおを見し一言のひとの夫の声のすずしさ(075:あさがお)

カードにはいかなる異界も描かれて神降りくるも子らの戯れ(076:降)

http://www.geocities.jp/kogawa96/


[6750] 私も5首選を 投稿者:謎彦 投稿日:2004/10/19(Tue) 01:40

046:練 予科練の名簿にスズキイチローの名はありて来世は如何なる花ぞ
056:磨 吉本新喜劇のテーマにあわせてレンズを磨くスピノザの指
067:ビデオ 豊丸の実存はそも歓喜にてビデオ・テープの芯の暗闇
074:キリン 使徒としてデューク更家降臨しキリン千頭画面を過ぎる
100:ネット ネットより登場したるヒーローの堀江貴文生きよ刹那を

堀江社長の歌は、「題詠マラソン」という雪崩のような場に現れたからこそ、
なおかつ、100首に及ぶ長距離走のラスト・コールとして現れたからこそ、
かけがえのない命を得たのだと思います。
私自身も題詠マラソンの完走者だからでしょうか、万感の思いに満たされるのです (T_T)

http://www.geocities.jp/nazojapon/japondama.htm


[6749] 藤原さんの題詠マラソン101番に返歌 投稿者:謎彦 投稿日:2004/10/19(Tue) 01:40

龍巻のゆるびし後に萌えいづる人も名もなき風景ひとつ

 「給水所」BBSにてお名指しを賜り、びっくりいたしました (^^)

http://www.geocities.jp/nazojapon/japondama.htm


[6748] 祝!ゴールイン! 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/18(Mon) 22:45

鈴木英子さま

題詠マラソン2004、ゴールインおめでとうございます。
大きなハスタオルを持って待っていた甲斐がありました。


上滑りしてもほど良き愛嬌のいとけなきかな山田花子は(037:愛嬌)

幻舟という舟きらりとゆらめいて家元を斬る「思い知りなさい」(045:家元)

メイキングビデオにはつらい寺山が「さらば箱舟」さらばを鞣す(067:ビデオ)

油月(あぶらづき) 月よそんなに無防備にさそうなさらすなさゆらぐ性を(095:油)

このみずと心中すれば溺死とや遠くへゆこう一緒にゆこう(098:溺)

このあたりの作品にある多彩な官能感覚が好きです。
いずれ、これらの作品も新しい歌集に収録されることをおおいに期待しています。
お疲れさまでした!


[6747] お世話になりました。 投稿者:鈴木英子 投稿日:2004/10/18(Mon) 22:35

藤原龍一郎様

おかげさまで、ゴールに辿りつくことが出来ました。
折々の給水、ありがとうございました。
ひそかに、忘れられない着順になるようにと118番など
狙っておりましたが(藤原さんのお誕生日です)、
時報の117番、で滑り込みました。

実際に走ってみないと実感としてわからないこと、本当に
ありまして、藤原さんの固有名詞の使い方などにも今までと
違う感覚が見えてきました。長々と書きそうなので一旦これで
失礼いたしますが、スズキイチロー、デューク更家など
それぞれに長い視点の処理、大画面を見せる処理など芸が
こまやかで、息をのみました。とても興奮しています。
それぞれの方の工房を間近く伺えたようで夢のような時間でした。
ありがとうございました。


[6746] セレクション柳人刊行予告 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/18(Mon) 22:26

邑書林の掲示板からコピーしてきました。
川柳の個人句集がこのようなかたちで読めるようになるのは
とてもありがたいことです。

以下、刊行予告

来年春より、「セレクション歌人」「セレクション俳人」に続く第三弾シリーズ
セレクション柳人
全20冊の刊行を開始します。もちろん一人一冊シリーズで、500句+散文20枚+作家論10枚で、現代川柳の精華を世に問います。柳人・俳人・歌人・詩人・文学愛好者全員の必読書です。
どうぞよろしくお力添え下さい。入る作家は、ビッグネームの勢ぞろい。
赤松ますみ
石田 柊馬
石部 明
櫟田 礼文
いとう 岬
小池 正博
清水かおり
田中 博造
筒井 祥文
なかはられいこ
野沢 省悟
畑 美樹
樋口由紀子
広瀬ちえみ
古谷 恭一
細川 不凍
前田 一石
松永 千秋
松本 仁
渡辺 隆夫
の方々で、昨夜確定しました。どうぞお楽しみに!


[6745] 小ねたをひとつ 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/10/18(Mon) 20:30

いや、思い出したらどうしてもこのサイトに書きたくなって。
小学校で、社会の研究授業があった。教科書に「藤原鎌足」とあるのを、ある男の子が「ふじわらのかたまり」と読んでしまった。大爆笑。でも、そう動く口ってよくわかるよね、と言おうとして「ふじわらのからまり」と言ってしまった(さっき)。

小ねたでした


[6744] おそれいります。 投稿者:鈴木英子 投稿日:2004/10/18(Mon) 12:47

藤原龍一郎様

あまりお待たせしてもいけませんので、夜にはゴールしたいと
思っています。こんなにしていただいて、実は消え入りそうに
どきどきと恥じらっております。けれど「ネット」は難題ですね。

高澤さん、おめでとうー。あなたの作品も骨格がしっかりしていて
さすが藤原アスリートクラブ生ですね。とても刺激を受けました。


[6743] 時よとまれ、君は美しい 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/18(Mon) 00:46

高澤志帆さま、伊波虎英さま、鈴木英子さま、黒田英雄さま

書き込みをありがとうございます。
なにより100首完成できたというのは収穫ですね。
当初はお題以外の縛りをどうしようかと迷っていたのですが、
結局、去年と同じ人名にして、8月からスタートしました。
いちおう、口語はできるだけ使わないというひそかな縛りも設定して
おりましたので、意図的あるいは苦し紛れの部分以外は口語はないと思います。
「柑橘系」「175R」「楢山節」などは自分でも好きなので、
挙げていただき、うれしく思います。

では、鈴木英子さんをバスタオルで抱きかかえに、スタジアムに行ってきます。


[6742] 完走お祝い。 投稿者:鈴木英子 投稿日:2004/10/18(Mon) 00:15

藤原龍一郎様

「題詠マラソン」ご完走おめでとうございます。
本当に体験してみなければわからなかったことが
沢山あるものですね。私もおかげさまで残りわずかです。
競技場まで入れたかというところですが、最後まで
力を抜かず、バスタオルを目指して(!)走ります。


[6741] 祝・完走。 投稿者:伊波虎英 投稿日:2004/10/17(Sun) 23:49

藤原さん、こんばんは。
「題詠マラソン」完走おめでとうございます。
高澤さんにならって僕も好きな歌を。

圏外という人生をうべなえと液晶画面に175R(イナゴ・ライダー) (009:圏外)

自虐こそ終(つい)の文学的動機なるか真夏の犬とヒロシと (011:犬)

柑橘系日本文学全集に梶井の「檸檬」芥川の「蜜柑」 (015:蜜柑)

モザイクは股間にかかり目にかかり世界にかかり不動明は (039:モザイク)

雨の夜の孤絶を綴る日記にて岸上大作このバカヤロー (055:日記)

流行を不易を離れ塚本の絶唱としてウマヲアラハバ (099:絶唱)

http://www8.plala.or.jp/haru3-kan/


[6740] か、か、か、カスリもしない……… 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/10/17(Sun) 23:32

 サンデー産駒は2000が得意なのに、秋華賞では惨敗するというデータが
今年も生きた。なんでやねん………。
 カスリもしない惨敗だが、惜敗よりまだマシだ! 頭を切り替え、菊花賞へと行くのである。
それにしても、この三連単を獲った人は、ててててて天才や!


[6739] ゴールおめでとうございます 投稿者:高澤志帆 投稿日:2004/10/17(Sun) 22:21

藤原様 嬉しいお言葉をありがとうございました。
そして、題詠マラソンゴールおめでとうございます。
藤原さんとご一緒に走れたことを、嬉しく思います。

僭越ながら、特に好きな歌を。

(015:蜜柑)
柑橘系日本文学全集に梶井の「檸檬」芥川の「蜜柑」
(058:八)
反体制的キャスティングなればこそ警官たこ八郎の勇姿は
(073:廊)
廊下の奥に立っていたのは誰ですか 青年三橋敏雄応召
(092:家族)
家族とは永久(とわ)の異人か 憂愁の楢山節をおりんが唄う
(097:曖昧)
弛みたるこの韻律の曖昧を拒みて小中英之・孤高

http://www.geocities.jp/kogawa96/


[6738] 無題 投稿者:秋桜 投稿日:2004/10/17(Sun) 22:06

井川遥みたいな美人じゃないくせに良い度胸だ!!
やーいブスブス!!めんどくさいから黙れ!!
そしてこのオレの反骨とエスプリ!!
とかだとなんちゅうか駅前やコンビニ前にいやっちゅうほど生えてる
ギミックなんで高らかに歌い上げられると冗談にしてもつまらんとか。

あ、デープなフォレストさん
Dねえさんに「どうそれ以外なにがあるのか!」はともかく
某氏のいうところの「説得」は無かったはずナンで
早速着手するように伝えといて下さい。

と伝えて下さいな旦那様


[6737] ゴールイン 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/17(Sun) 18:23

ネットとふ異界からとどく歌を待つ電気羊の夢を見ながら 高澤志帆

高澤志帆さん、題詠マラソン100首完詠おめでとうございます。
作品のクオリティも高く、充実した100首になっていると思います。
100番目の上掲の歌も、おなじみの「ブレードランナー」系のフレーズながら
上句とのバランスが巧みにとれています。
この体験と100首の作品を大きな財産としてください。


[6736] 秋華章再検討 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/10/17(Sun) 13:31

 アズマサンダースが浮上してきた。4、5番手からの粘りの残りもあるかもしれない。
しかし、オッズから5点買いはできないので、パドック、馬体重で1頭切らねばなるまい。
ドルチェリモーネが突っ込んでこない限り、馬連においては、大荒れはないと見るが、
体重次第。


[6735] ありがとうございました 投稿者:高澤志帆 投稿日:2004/10/17(Sun) 10:12

藤原様いつも大変お世話になっております。
藤原アスリートクラブ生の高澤です。
おかげさまで題詠マラソンを111着でゴールできました。
ここ最近は藤原さんの作品と並んで投稿させていただくこともあり、
それだけで嬉しく思っておりました。

掲示板で拙作を取り上げていただいたことは大変励みになりました。
どうもありがとうございました。
沿道で監督のラストスパートを楽しみにしております。

http://www.geocities.jp/kogawa96/


[6734] 乙女たちの秋 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/10/16(Sat) 23:46

 秋華賞予想。レースセンス、スピード能力等から言って、ダンスインザムードに
逆らえない。枠も絶好。ダンスを軸とするならば、当然相手は後ろから来る馬である。
夏を越して成長している馬が相手になるだろう。本線はレクレドールとヤマニンアラバスタ、
人気でもスイープトウショウは今回はどうも信用できない。あくまで押さえ。
穴馬は、3番ドルチェリモーネ。短中距離を使われていたので負けが多いだけで
あって、2000前後では上位に食い込む可能性が大いにある。34秒台前半の
末脚があるだけに、ここは怖い存在。ほぼこの5頭に絞られるであろう。牝馬だけに、
馬体重の増減は大いに確認必要。ダンスは475キロ前後、レクレドールは、
体重減って欲しくないなあ。ここは、オーソドックスに、馬連勝負といこう。
 前日予想、結論。本線馬連2−15、2−12、穴、2−3、押さえ、馬単
2−11、馬体重次第では、賭け方は変わるし、また、回避もありうるだろう。
勝つぞぉ〜〜〜〜〜!!


[6733] 「ブス」のさす者 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/10/15(Fri) 19:25

これが私にはわからない。作中話者、他者、一般名詞。わからないのでなんといっていいのかわからない。
佐藤理江様:掲示板に書き込もうとしたら拒まれてしまった。というわけで見てはいます。


[6732] 自分のとこの掲示板に 投稿者:佐藤理江 投稿日:2004/10/14(Thu) 20:53

冬野さん今晩は。
どうも、我ながらよくわからない書き込みをしちゃいましてすみません。
自分のところに下の書き込みに関連したことを書いたので
もし気が向きましたらご覧ください。

藤原さん、どうも言いたいこと言わせていただいちゃいまして
済みません(おそるおそる笑・・・)。
ちょっと場所を変えます。

http://www1.u-netsurf.ne.jp/~okiraku/


[6731] 共感されない 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/10/14(Thu) 16:12

というのは実験的ですね。言語によるコミュニケーションを拒否するわけだから。
でも「悪意を感じる」という伝わり方はしてるわけですよね?
いったい何処へ行くのだろう?
ちょっと急いでるので、また。


[6730] 期待するものは共感でなく 投稿者:佐藤理江 投稿日:2004/10/14(Thu) 02:03

いかに「共感されない読まれ方」をするかに挑んだのが「ブスを殺すと雨が降る。」なんじゃないかと、わたし、思っているんです。共感をねらわない作品っていうのは、読者に深読みを許さないってことですが。

作中話者(むろん作者自身ではないのですが)のあまりに激しく攻撃的な視線のために読者は作者への共感の回路を完全に切りながらこれを読んでしまうんです。「ひどいこと言う人だなあ。」なんて思わされてしまう。それこそがねらいなんじゃないかと。

読者にそう思わせるためには半端な悪意表現じゃだめで、あの勢いはほんとに、「私のことを嫌って!」と言わんばかりですもの。

「この作品は読者にとって油断のならないものだ」というメッセージは実は題名にすでにあって、それに気が付くとスリリングに面白く読めるけれど、そうじゃないと、読めば読むほど不愉快になる。

私にはそこに、この作品のねらいがあるように感じたんです。もっとも、このねらい自体が読者に対して不誠実で、あり得ないものだ、と言われちゃうと困るんですが・・・。

http://www1.u-netsurf.ne.jp/~okiraku/


[6729] あ、どうもすみません(汗) 投稿者:佐藤理江 投稿日:2004/10/14(Thu) 01:24

お邪魔したまんま1泊しちゃいましたが、
どうもうまく議論らしい議論に進展させられなくて済みません。

http://www1.u-netsurf.ne.jp/~okiraku/


[6728] お邪魔します。 投稿者:ひぐらしひなつ 投稿日:2004/10/14(Thu) 00:38

藤原さん、いつもお世話になっております。
みなさまこんばんは。

話題の渦中である飯田有子さんの30首、
初めて読んだ当初からとても好きな一連だったので
この機会に簡単ですが感想など書いてみました。
ご笑覧いただけますと幸いです。^^
   ↓
http://www.sweetswan.com/hinatsu/

http://www2.spitz.net/hinatsu/


[6727] 飯田有子ふたたび 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/10/14(Thu) 00:29

 清水日記、佐藤日記、伊波日記、いろいろ渉猟して飯田有子論争を味読しました。
僕が例の一連に関して言いたいことは、「ブス」は揶揄されるべきネタ、嘲笑を
誘う起爆剤として扱われているのではないということです。僕が笑えると言ったのも
そういう意味ではないのです。
 これは誰も言ってないと思いますが、この「ブス」は外見ではなく作中主体の
心象に映った自分や自分が含まれるところの孤独な女性に対する象徴的な呼び名で
あり、普遍的な美の基準を持たないゆえに誰でもが醜の記号に転落する可能性を
負わされた都会人の孤独そのものの別称だと思うのです。清水さんは、「ブス」と
いう言葉が持つ差別語の要素に敏感にかつ、いささか短絡的に反応したように
思われます。僕は、つかこうへいがかつてその戯曲でブス差別を連発したことにより、
ある種の文明批判を見事におこなったことを想起しました。要するに、飯田さんの
かの一連に演劇的な魅力を感じて僕は好きなのです。まるで刺激的な演劇の
ダイアローグを聞くようです。もし舞台で語られれば爆笑を呼ぶだろうし、またその
笑いは差別的でも侮蔑的でもなく、むしろ聞き手を撃つものなのです。もっとも、
そんな気骨のある演劇人、今どき日本にはいないと思いますが。


[6726] 仕掛けとしての悪意 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/10/13(Wed) 22:50

佐藤理江様、みなさま

私も飯田有子さんの作品に関しては、仕掛けとしての悪意ということばに象徴される
作者の方法がきちんと存在しているということで、評価しているわけです。
どんなにアクロバティックに、あるいはメチャクチャに見えても、飯田作品は、
短歌という強い表現意識によってつくりあげられていると私は思っています。

とりあえず、作品「ブスを殺すと雨がふる」も歌集『林檎貫通式』も読んでいない方々は
「ブス」や「デブ」という言葉の表面上の意味にだけ反応せず、作品を読んでから、
ご発言いただけるほうがよいと思います。