[6129] 寒い一日。 投稿者:並木夏也 投稿日:2004/03/22(Mon) 18:37

 どうも。並木です。
 先日は佐久で朗読火山俳だったそうですね。
 参加した友人が今晩にも詳しく様子を電話で教えてくれるので、愉しみにしているところです。

 きょう、高知競馬場でハルウララに武が乗ってのレースがあったようですが、前々からハルウララの馬券が相当売れそうだから、他の馬の馬券を全通り買い尽くせば、なにが来てもかなりの配当がつくのではと、などと思っていたりしました。
 テレビニュースで11頭立ての10着だったと知りましたが、いま、必死になってネットでこのレースの配当が判るサイトを探しています。でも、みんな、配当なんてどうでもいい気分なのでしょうか、どこにも配当が出ていないので、いまのところ不明のままです。
高知競馬場のオフィシャルHPは現在アクセス数がすごいようで、HPが見れません。


 高知競馬の馬券がなんとか場外で買えればいいのに。
 せめてうちから近い大井競馬でなんとか、など思ったりしています。

http://bbs.orange-e.net/?id=namiki


[6128] 心やすまる休日 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/22(Mon) 08:21

黒田英雄さま

心やすまる休日には、好きなことにどっぷりつかるのがいちばんですね。
私はいつもあわただしく過ごすばかりで、自分でもなさけないですね。

・朝焼けて西方の空 驕慢と卑屈のあわいを辛くも佇てり 西勝洋一『コクトーの声』


[6127] 楽しき哉 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/03/21(Sun) 21:50

 暇なときわたくしは、世田谷文学館というところに行っています。ここで、旧作
ビデオを一本見て、キネマ旬報のバックナンバーから5冊を熟読し、ついでにそこに
置いてある「心の花」を読んでたっぷり6時間過ごしております。眼鏡をかけてむつかしい
顔をしてビデオを見ていたり、キネ旬を読んでいたりしている男がいたらそれは私です。
帰りがけにこの歌が頭をかすめました。

 世界とは時代とは数限りなき固有名詞の羅列にすぎぬ/藤原龍一郎

 真理だと思う。


[6126] お知らせありがとうございます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/21(Sun) 20:27

浦川聡子さま

お知らせありがとうございます。
今、サイトを見てきました。
やはり、恋の句が圧倒的に多いのですね。
石田衣良、長嶋有、井川遥という並びも、感慨無量なものがあります。

業務連絡ですが、火曜日の句会、やはり、仕事がぶつかってしまいました。残念です。
みなさまに、よろしく、おつたえください。


[6125] 昨日はどうも 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/21(Sun) 20:13

裸足なら原始の力を得るのだろうJスヌーカーは高く飛んだ/竹田正史

竹田正史さん、昨日は佐久までおいでいただきありがとうございます。
いま、題詠マラソン2004の掲示板拝見して、上記の歌を発見。
昨日、おしゃべりした昭和のプロレスの歌ですね。
アントニオ・ロッカ→ジミー・スヌーカと続く裸足のプロレスラーの系譜に乾杯!


[6124] こんばんは。 投稿者:浦川聡子 投稿日:2004/03/20(Sat) 22:00

藤原龍一郎さま こんばんは。今日は信州にて「朗読火山俳」。今頃は打ち上げできっと宴たけなわの時分かと思います。

ところで今日はひとつ宣伝させていただきたいことがあり、お伺いいたしました。
ちょっと勇気がいりましたが、友人が下記の「ケータイ俳句」に携わっており、
微力ながらもその協力をさせていただきたく、ここに書かせていただきます。
ご覧くださっている皆様、ご無理のない範囲でどうぞよろしくお願いいたします。

**********************************
3月21日(日)ヨル7:20から9:20まで、
NHK・BS2で「ケータイ俳句」という番組が放送されます。
《「俳句」が「詩」とか「小説」と違うのは、「句会」というグループの集まりがあること。人気投票で俳句をみんなで選ぶゲームみたいな場所が「句会」で、一度始めた人はこのゲームにはまる。
今回は「ケータイ」で集めた俳句を紹介するだけじゃなく、ライブ(生放送)で視聴者の投票を受付け、テレビを通した「バーチャルな句会」でナンバーワンを選ぶのだ。
芥川賞やアカデミー賞の選考を生で見られるような興奮と、自分の送った「ケータイ俳句」が目の前で選ばれるドキドキ感が味わえる。》
ということで、番組ではいま俳句を募集しています。

応募はケータイから気軽にどうぞ。
携帯用URL⇒ http://www.nhk.or.jp/kh/k
もちろん、ふつうにPCからでもOKです。
ふつうのURL⇒ http://www.nhk.or.jp/kh/
俳句のご応募だけではなく、当日の選句にもご参加いただけると幸いです。
*********************************

今日の「朗読火山」の様子など、また日記等で拝読させていただけますこと、
楽しみにしています。

http://piano.3.pro.tok2.com/


[6123] 同好の士 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/17(Wed) 09:19

黒田英雄さま、Qooさま

女優・水久保澄子の件、興味深く拝読しました。
今後も、ぜひ、マニアックな話題を書き込んでください。
「カルトQ」が復活すればよいのに。


[6122] Re[6121]: 水久保澄子! 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/03/17(Wed) 00:01

> 黒田英雄さま
>
> はじめまして。思わぬところでこの名を目にして
> ひとこと口を出さずにはいられませんでした。
> 彼女の映画は3本ほどしか見ていないのですが、おっしゃるとおりの可愛さ、
> あの大きな瞳、動くお人形といってもいいでしょう。
> 『君と別れて』の儚い少女役が忘れられません。


 嬉しい!初めて僕の出す女優に反応してくれる人がいた!水久保澄子の現存フィルムは
確かに三本しかありません。「君と別れて」「大学の若旦那」「非常線の女」全てサイレント
なのが悔しいです。彼女の活躍期は1933年前後で、ちょうどサイレントとトーキーの
境目の時代でした。キネマ旬報ベストテン第2位の「嵐の中の処女」(島津保次郎)が
トーキー作品なのですが、残念ながらフィルムがジャンクされていて悔しいのなんの。
彼女の声を聞きたかったと身もだえしています。「君と別れて」の彼女は本当に可愛い
ですね。成瀬巳喜男監督は女優を美しく撮る人ですが、僕は東京の三百人劇場の成瀬特集で
観たとき、ただただ口をぽかんと開けて見つめるだけでした。この映画はフィルムが残って
いるので、ビデオ化してほしいと松竹に電話して僕は懇願したんですが、「商業的に
成り立ちません」と言われてチョン。それにしても、結婚詐欺に遭った彼女は悲しいです。
その十年後に某映画評論家が上海でダンサーとなっていた彼女の姿を見たそうです。もはや
可憐さの影もなくズベ公のようだったと書いてありました。胸が痛みます。まだ生きて
いるのでしょうか。存命なら88歳のはずですが………


[6121] 水久保澄子! 投稿者:Qoo 投稿日:2004/03/16(Tue) 18:48

黒田英雄さま

はじめまして。思わぬところでこの名を目にして
ひとこと口を出さずにはいられませんでした。
彼女の映画は3本ほどしか見ていないのですが、おっしゃるとおりの可愛さ、
あの大きな瞳、動くお人形といってもいいでしょう。
『君と別れて』の儚い少女役が忘れられません。

藤原さま、みなさま、おじゃまいたしました。


[6120] アイドル哀歌 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/03/15(Mon) 21:20

 「ゴジラの逆襲」(55)の初版ビデオが出ていたので思わず買ってしまう。監督は
本多猪四郎にあらず、小田基義。音楽は伊福部昭にあらず、佐藤勝。東宝も思った以上の
興行成績をあげられず、以降6年間ゴジラシリーズが作られない原因となりましたが、
僕はこの作品に愛着を感じています。脇役のアンギラスという怪獣と悲劇のアイドル女優
若山セツ子に哀惜を感じて仕方ありません。アンギラスの咆哮はまさに哭き声としか
聞こえず、ゴジラに首筋を噛みつかれて惨殺されるシーンには涙が出てしまいます。
また、50年代の東宝のスクリーンを彩った若山セツ子のその後の不幸な人生を思うに
つけ、胸が痛みます。アンギラス、若山セツ子とこの55年という時代をぼんやり考えて
いたら、次々と短歌が生まれてきました。邦画は僕の創作意欲を刺激してくれます。
 アイドル女優はどうしてこんなに不幸な人が多いんでしょう。戦前の結婚サギに遭って
映画界をパージされた水久保澄子(めちゃくちゃ可愛い!)を始めとして、晩年は不幸な
人が多いです。野添ひとみと内藤洋子、山口百恵、引退を成功させたアイドル女優は
この三人くらいでしょう。


[6119] す、すみません 投稿者:はながさくらげ 投稿日:2004/03/14(Sun) 23:26

 よりにもよって社名を誤変換してしまいました。

 と、これだけではなんなので。

 日本詩歌句協会っていうのの正体は不明ですが、設立された賞のうち公募の作品賞の
選考はここの会員の投票によるそうです。
 (ちなみにもう1つの賞は出版された単行本に対する賞で選考委員が選考するそです。)

http://fragile.fun.cx/hihyoukai.html


[6118] 感謝! 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/14(Sun) 19:51

おお、はながさくらげさま、ありがとうございます。
やはり、持つべきものは若くフットワークの良い友人ですね。
だいたいの内容はわかりました。
私も手に入れて、自分の目で確認してみることにします。
しかし、「日本詩歌句協会設立準備室」というのは、なんなんでしょうかね?

「歌壇」のグラビアページで坊ちゃん刈りの美少年が持っているのはカメラの部品か
何かのような気がします。手前に映っているのはカメラケースですよね。
実は自分でもよくわからないのです。


[6117] Re[6116]: 「詩歌句」 投稿者:はながさくらげ 投稿日:2004/03/14(Sun) 18:47

> 「詩歌句」という雑誌が、北溟社から創刊されたそうですが、どのような雑誌なのか
> すでにお読みになったかた、教えていただけませんか?
> 短歌・俳句・詩・川柳といった日本の詩歌をクロスオーバーした雑誌なのでしょうか?
> なんでもけっこうですので、お読みになったかたの感想をお待ちいたします。

 こんにちはー。「歌壇」の制服姿のお写真を拝見いたしました。手に持っているもの
がぼけていてよくわかりませんので、逆に気になってしまいました。あれはなんなの
でしょうか?
 「詩歌句」は、数日前に購入し、積読ジャングルに沈みかけていたのをひっぱって
まいりました。以下、ナナメに読んだ内容をメモします。まちがいがあったらごめんなさい。

 巻頭作品:宗左近、那珂太郎、佐佐木幸綱、岡井隆、金子兜太、有馬朗人。
 特集:中城ふみ子。記事2本に年譜、好きな歌アンケート(9名)。
短歌関係の記事:短歌入門(成瀬有)、エッセイ(沖ななも)、『O脚の膝』について
の座談会。「スポットライト 結社「玲瓏」の現在」。
作品:前川佐重郎、秋元千恵子、香川ヒサ、大野道夫、一ノ関忠人、小澤正邦。
 あと、なぜか(といっては失礼なのですが)福井県武生市の「あなたを想う恋のうた」
の第4回と第5回の上位作品を掲載しています。

俳句関係の記事:「特別読物 俳句 わたしの故郷」(宗左近)。「無季派は季節を
どう表現するか」(堀本吟)。厳島吟行関連の記事と作品(グラビアでもとりあげられて
いました)。
 沢木耕太郎のお父様の句集についてのインタビュー。『無名』(幻冬社)という
お父様の看護と句集制作について書かれた本を前提としたインタビューです(個人的には
こちらが読みたくなりました)。
作品:青柳志解樹、伊藤通明、関口恭代、あざ蓉子、和田耕三郎、三浦美穂、塩見恵介、
横井理恵、掛井広通。

詩作品:川口晴美、稲葉真弓、財部鳥子、中上哲夫、野村喜和夫。

 その他:詩歌句アンケートというのがふたつあって、「好きな俳句・短歌・詩」
「詩人に聞く・詩・短歌・俳句はもっと関りあうべきか」という内容です。ドイツ文学者
の方のエッセイ(小塩節)もありました。
 告知関係としては、賞を2つ創立すること、創刊祝賀会(京都)、創刊討論・交流会
(東京)がありました。

 体裁はA5のソフトカバーで、本文186ページです。。どうでもいいことなのですが、
表紙の用紙がつるっつるのコート紙で、某古書店の目録と体裁が似ており、見た瞬間
「どこかの地方出版物かしら」と思ってしまいました。
 発行は、北冥社(日本詩歌句協会設立準備室)となっております。第2号は夏号と
ありますので季刊のようです。編集発行人は小島哲夫さんという方です。わたくし、
この方を存じ上げないのですが、誌面構成などから俳句よりの方とお見受けいたしました。

 つい、短歌関係のものをくわしく抜いてしまいました。ざっと見たかぎり、詩に関して
は作品とアンケートだけで、その他の記事はありませんでしたので、この方面がいちばん
弱いようです。川柳についての記事はなかったと思います。短歌、俳句、詩以外の
ジャンルについてはまったく網羅されていません。

 ご参考になりましたでしょうか?
 ではではー。

http://fragile.fun.cx/hihyoukai.html


[6116] 「詩歌句」 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/14(Sun) 16:06

「詩歌句」という雑誌が、北溟社から創刊されたそうですが、どのような雑誌なのか
すでにお読みになったかた、教えていただけませんか?
短歌・俳句・詩・川柳といった日本の詩歌をクロスオーバーした雑誌なのでしょうか?
なんでもけっこうですので、お読みになったかたの感想をお待ちいたします。


[6115] たたかいすんで……………………… 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/03/14(Sun) 00:39

 スマイルトゥモローの出遅れがすべて。毎年このレースでつまずき、春の地獄へと
墜ちてゆく。しかし、私はまだ勝っとる!
 藤原様、オースミコスモ単勝的中とは凄いと思います。凄い!と思ったら、佐藤洋一郎の
予想に乗ったんですね(ちょっとガクッときました)。でも、競馬は勝てばいいんです。
おめでとうございます。
 ところで、俳壇の作家組合ってなんですか(俳句雑誌を読むべきですが短歌だけで精一杯で)?
なんかふざけた名前ですね。僕ははっきり言って伝え聞く俳壇の上下関係ってやつが
大嫌いです。


[6114] ひょんなことで 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/03/14(Sun) 00:15

「朝日中部川柳大会」に川柳のせの字も知らない私が付け焼刃で参加していきました。
「いかに若手を指導するか」歌壇・俳壇・川柳界そろって考えてますという感じ。
その若手の定義がかなり高年齢だったので、「五十半ばを過ぎても若手だといわれる俳壇って忍耐がいるなあ。」と口をあけて聞いていました。

三十代終わりの私がそういう思いでは、二十代の人あきれて止めるのではないのかなあ。

藤原月彦が若手といわれても複雑でしょう?

とはいえ二十代は生意気盛りなので、指導なんていらねえよ、と突っ張るし。「おお、この作品を書く誰それにほれたー」となれば簡単なものですが。

父の背中(母でもいい)をみて育つのでしょう?


[6113] そっと訂正 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/13(Sat) 20:45

松原未知子さんが、さりげなく注意してくださった柳下和久さんのお名前、
日記でまちがえて書いておりましたので、さりげなく訂正いたしました。
柳下様には、失礼をお詫びいたします。

全存在かけてかたむく舟としてすべてうつろふ庭園に泊つ/松原未知子『潮だまり』


[6112] ぎらぎら 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/13(Sat) 18:46

松原未知子という詩歌人の一見ぎらぎらの外見の底の断念が私には見えるのです。

黒田英夫さんには申し訳けありませんが、本日は私もオースミコスモの単勝が
的中したので、わりとぎらぎらしています。

明日はメイズイメモリアルのCオレハマッテルゼで勝負します。
寺山修司が生きていたら、やはり、この馬を買え!と言ったことでしょう。


[6111] 男には、溺れない…けど 投稿者:松原未知子 投稿日:2004/03/13(Sat) 17:01

がそのコピーには言外に含まれているのだそうです。
北冬舎の柳下さんが考えてくれました。
「ふふん、なんか通俗的だわ」とそのときは言ってしまいましたが、
よく考えると、なんと私の本質を鋭く言い当てたコピーなんでしょう!

今日、藤原さんからお葉書も届きました。
わたしはそんなに断念しているように見えるのかしら…
(↑わりとぎらぎらしているつもり)

http://www.adachi.ne.jp/users/mitico/index.html


[6110] 言葉には、溺れる 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/13(Sat) 13:00

松原未知子さま
表題にした「言葉には、溺れる」は『潮だまり』の帯のコピーですが、
名コピーですね。
言葉に溺れているだけの人には、ついに「言葉には、」の思いは理解できないでしょう。
何度も書きますが、断念があるからこそのみごとな艶熟といえましょう。

自由(フリーダム)
あをぞらに沁む
われの虚無
あまだむ
雁の生還待たむ   松原未知子『潮だまり』


[6109] いれちがい 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/13(Sat) 09:49

あっ、たったいま、牙城さんのBBSに詩歌への思いを書き込んできたところです。
いれちがいになりました。
冬野由布さんへの牙城さんの意見は私も同じ思いです。
たぶん、冬野さんは日常的に俳句を読んでいる環境ではないのでしょうが
ニュートラルな視点から、ツボを突いています。

俳句はともかく、俳壇では、なにやらまた、作家組合などという奇怪な動きがある
ようですね。まったく、何を血迷っているのでしょう。
詩歌そのものへの誠実、そして新たな一歩を踏み出す意志だけが、詩歌人のもっとも
基本的な必要条件なのだと私は思っています。


[6108] Re.冬野由布 様 投稿者:島田牙城 投稿日:2004/03/13(Sat) 09:27

短いお言葉ながら、まさに俳句の現状の恥部をついていますね。書かなければならない「切実」のないままに俳句を書いておられる方が、現状多いようです。「俳句は引き算の文学だ」などと言われているのですが、言い始めた山口誓子さんやその頃の俳人たちには「引いておかねば俳句にならないだろう、渦巻く思い」があった、即ち「書かねばならない切実」があったので、定型とも格闘していたのですが、いつしか「引く」ものがなくなってしまっているのが現状です。数年前、最晩年の三橋敏雄さんがそのあたりを看破して「俳句は足し算の文学だ」と言いました。「切実な思い」を持てという叱咤でした。でも、書かなくてはならない思いを持てと言われるって、情けないなぁと感じます。冬野さんの言葉、メモさせて頂きました。
あっ、藤原さん、ごめんなさい。週末はお馬さんBBSでしたね(^^)

http://6405.teacup.com/haisato/bbs


[6107] ハルキタル 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/03/12(Fri) 23:42

 中山牝馬ステークス。別に意味はないけど、熟女の賞金稼ぎハンデ戦。妙に心
惹かれるレースです。いいメンバーが揃う。ハイペース間違いのない展開となりそう
だが、軸としては、8番ピースオブワールドを挙げざるをえないだろう。気力の
衰えが少し心配だけど、縦長必至のレース展開は彼女の闘争心に火をつけることでしょう。
 対抗。斤量51キロ、11フラワーチャンプ。スローペースのレースが続いているけど、
もともとハイペースで引っ張って行かれたほうが好成績を残せるタイプ。
1番マイネアイル。先行馬を操るアンカツには一目置くべきです。穴は12、
シーディザーブス、13、シルクサンライズ、この2頭は怖い。オッズは
そこそこつくと思うのでここは手広く行きたいです。
 本線馬連1−8、8−11、以下3−8、4−8、6−8、8−15、8−16。
2番ローズバド・ヨコノリ、判断むずかしいなあ。パドックで絞れれば絞りたいものです。
今年は花粉の量も少ないみたいで、冴えた頭で春競馬初戦を熟考して臨みたいと思います。


[6106] 俳句の定型性 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/03/12(Fri) 21:23

類句問題が出てくるということは、「俳句の定型性」がひどく、オリジナリティーを疎外するほど強い状態なのかと、外から見ると思えます。

定型性とは575だけの問題でなく、文体および発想も定型を強いることです。


[6105] Re[6104].自分の問題 投稿者:本所飛鳥 投稿日:2004/03/12(Fri) 19:59

島田さん、こんばんわ。ありがとうございます。
俳句界 3,4月号買わないといけませんね。


[6104] Re.自分の問題 投稿者:島田牙城 投稿日:2004/03/12(Fri) 12:41

本所飛鳥さん、こんにちは。
3月25日発売(だったかな)の「俳句界」4月号に、「俳句界」三月号の秋山氏への反論を「態度といふこと、再び」と題して僕が書いていますので、是非それも立ち読みして下さい。その中にも「自分の問題」という言葉が出てきます。

http://6405.teacup.com/haisato/bbs


[6103] Re[6101]: 簡単です 投稿者:本所飛鳥 投稿日:2004/03/12(Fri) 09:23

> 「俳句界」をお読みになって、自分の問題としてお考えになることをおすすめします。

藤原さん、どうもありがとうございます。自分の問題として考えなくてはいけないですね。自分で考えること(重要なこと)多く、時間足りません。
では。


[6102] ごぶさたしておりました。 投稿者:松原未知子 投稿日:2004/03/12(Fri) 09:18

藤原龍一郎さま。
でも怒涛の日々を綴る御日記はひそかに拝見していました。

『潮だまり』丁寧に読んでくださってありがとうございました。
「これから、くり返し読み返すことはまちがいない」という御記述を読んで幸福感に満たされました。それこそわたしが切望する読者だからです。

いまの私は歌がぜんぜん湧いてこないのですが、この先の人生でも言葉にはかかわって行きたいと思っています。藤原さんの小説もそう遠くない日に読むことができるのでは、と心待ちにしています。短編小説でしょうか?いいなー。

http://www.adachi.ne.jp/users/mitico/index.html


[6101] 簡単です 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/12(Fri) 08:53

本所飛鳥さま

朝日の大上朝美氏の署名記事、読みました。
「俳句界」をお読みになって、自分の問題としてお考えになることをおすすめします。

私の考えは簡単です。
私やあなたが書いているのは現代の詩歌です。
かつて「俳句とは類句模倣であった」としても、いま現在、俳句をつくる人は
オリジナリティをこそ目指すべきです。
短い言葉の組合せにオリジナリティを確立するからこそ、いま、短歌や俳句を
つくる意味があるのです。


[6100] 荷風好き 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/12(Fri) 08:47

石塚さま
いつも、貴重なお知らせありがとうございます。

http://www.kimiaki.net/itikawa-kafu.htm

上記のURLをクリックして、左上の荷風の顔が石塚さんの作品ですね。
いつもながら、感嘆しました。


[6099] 俳句の「類句」をめぐって 投稿者:本所飛鳥 投稿日:2004/03/11(Thu) 22:30

藤原さん、こんばんわ。
今日の朝日新聞夕刊の文化欄での単眼・複眼での”俳句の「類句」をめぐって”車谷氏の「表明」受け議論へ”という記事があり、興味深く読みました。藤原さんらが去年議論とした”オリジナリティ”の問題です。どのように今回の記事についてご感想お持ちでしょうか。

また、同じページでの青山光二さんの”楽天的文学青年の70年”もいいですね。コンラァド・フィードラーの『芸術論』が読みたくなりました。

俳句界3月号を立ち読みしよう。興味深ければ買おう。
では。よろしく御願いします。


[6098] 御邪魔します。 投稿者:石塚 投稿日:2004/03/11(Thu) 21:56

市川の文化人展『永井荷風』−荷風が生きた市川−
3月13日(土)〜28(日)火曜休館
午前10時〜午後6時(入場無料)
市川市文化会館 市川市大和田1-1-5(問)047-379-5111
詳細は
http://www.kimiaki.net/itikawa-kafu.htm

中井英夫が終わり、続いて荷風です。人形と現在の市川を背景に撮影した
作品12点で参加します。荷風が追い出された居候宅での写真など初公開の
写真も展示されるようです。

http://www.kimiaki.net


[6097] 朗読への情熱 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/11(Thu) 20:19

田中槐さま

朗読千夜一夜、マラソンリーディング2004と、精力的な朗読活動への情熱が
井口一夫さんとのメール対談で良くわかりました。
詩歌朗読と表現者田中槐は、出会うべくしてであったということです。

個人的にはいつもマラリーで裏方をされていた高橋真理子さんの桃色吐息的朗読に
興味をそそられます。


[6096] 朗読千夜一夜 投稿者:田中槐 投稿日:2004/03/10(Wed) 12:22

藤原さま

お忙しそうなご様子、はらはらしながら見ています。
どうか、倒れたりなさいませんように。

朗読千夜一夜が、新しい会場で再開されることになりました。
よろしかったら足をお運びください。

「朗読千夜一夜〜第七夜〜」

日時:4月10日(土)18:00開場 18:30開演
会場:大塚駅南口徒歩3分の「out-lounge」
   (地図)http://www.tcn-catv.ne.jp/~aka/map.html
出演:石井辰彦、玲はる名、黒瀬珂瀾、斉藤斎藤、高橋真理子
入場料:1000円(ドリンク代別)

予約など必要ありません。当日ふらっといらしてくださいね。


[6095] Re[6089]: 太鼓 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/03/09(Tue) 20:18


> 冬野さんご指摘の太鼓は「御陣乗太鼓」という,輪島市に伝わる太鼓です。
> 言い伝えでは,上杉謙信の軍勢が輪島に攻めてきたときに,輪島の農民・漁民が,真夜中に太鼓を叩いて奇襲に見せかけ,軍勢を追い返した,という故事(伝説)が発端とされています。
> 「和倉太鼓」は,残念ながら聞いたことがありません。ただ,和倉に太鼓の保存会があるそうなので,それでしょうか?

 関口様、パソコンの調子が悪く、今日書き込みを読ませていただきました。検索で
調べたら和倉には太鼓の流派というのが多いようで、ちょっとびっくりしました。
映画の中だけで見たのですが、若衆が5人ぐらい列になって順番にバチをふるうもので
僕の印象では物悲しい音に聴こえ、感慨深いものがありました。季節は冬、格好は
ハッピに木股でした。
 「塔」における関口様のお作品も毎月楽しみに拝読させていただいております。 ご教示
ありがとうございました。


[6094] 題詠マラソン2004の一首 2 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/09(Tue) 16:41

モノクロの映画に雨は降り出して路上の小さき靴を濡らせり/春畑茜

これも、ついさきほど書き込まれた歌。
道具立てが私好みということもありますが、短歌にはこのような小さな光景を
凝縮して切り取る力があるように思えます。


[6093] フラジャイル批評会 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/07(Sun) 17:32

はながさくらげさま

お知らせありがとうございます。
不肖、フジワラが司会などさせていただきます。
詩人の林浩平さん、俳人の櫂未知子さんといった、他ジャンルの論客の方々の
お話を聞くチャンスでもあります。
ご都合がつく方、ご興味のある方は、ぜひ、ご出席ください。


[6092] 題詠マラソン2004の一首 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/07(Sun) 05:18

「南洋ぢや美人」と「兵隊さんぢやモボ」日に日にたくましき逃避行/謎彦

ついさっき、「題詠マラソン2004」に書き込まれた歌。
謎彦さんのユニークな異国趣味が戦前の日本のエキゾチシズムと混交しつつ、批評性も
内包させた一首で、思わず「巧いなあ」と感嘆した。


[6091] 佐藤りえ歌集『フラジャイル』批評会のお知らせ 投稿者:はながさくらげ 投稿日:2004/03/06(Sat) 23:40

 こんにちは。花笠海月です。
 この場をお借りして告知させてくださいね。

 短歌人会のの仲間である佐藤りえさんの第一歌集『フラジャイ
ル』が昨年12月に風媒社さんより出版されました。来る4月
24日、有志による批評会を開催する運びとなり、わたくしめ
も佐藤りえさんのしもべとしてお手伝いしております。
 藤原龍一郎さんも当日は司会をしてくださいます(よろしく
お願いいたします)。
 すてきな会になるよう鋭意準備中ですので、ご都合がつく方
はぜひいらして下さい。

 ここを御覧みなさまのご参加を心からお待ちしています。
よろしくお願いいたします。

◇ちなみにリンク◇
   佐藤りえさんについてはこちら→ http://www.ne.jp/asahi/sato/dolcevita/
   歌集についてはこちら→ http://fragile.fun.cx/

-------------
           記
  佐藤りえ歌集『フラジャイル』批評会

※案内ページ
http://fragile.fun.cx/hihyoukai.html

【期日】平成16年4月24日(土) 13時開場
    批評会 13:30〜17:00 懇親会 17:30〜19:30

【会場】東京芸術劇場 中会議室 tel 03-5391-2111

【パネリスト】加藤治郎(歌人・『未来』編集委員)
       林 浩平(詩人・『mignon bis』編集人)
       櫂未知子(俳人・『銀化』同人)
       佐藤弓生(歌人・『かばん』同人)
    司会:藤原龍一郎(歌人・『短歌人』編集委員)

【懇親会会場】美人豚家(べっぴんや)池袋店 tel 03-59117400

【会費】  批評会 1,000円
      懇親会 5,000円

【発起人】 中地俊夫・小池光・松平盟子・荻原裕幸・東直子

申込み締切:4月18日
-------------
★★★ 申込みメール記載内容 ★★★

◇参加内容(下記から1つお選びください)
  (1)批評会+懇親会
  (2)批評会のみ
  (3)懇親会のみ

◇お名前(ふりがな)・御所属

※メールの件名は「フラジャイル批評会」とお書きください。

申込先/問合せ先:花笠海月 info_clerk@yahoo.co.jp

http://fragile.fun.cx/hihyoukai.html


[6090] ありがとうございます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/06(Sat) 15:58

関口健一郎さま

御陣乗太鼓に関して、ご教示いただき、御礼申し上げます。
わたしも、たまたま、能登旅行をしただけで、何の予備知識もないまま
の往復でしたので、このように、教えていただくと、アトヅケながら
旅の情著が増幅します。


[6089] 太鼓 投稿者:関口健一郎 投稿日:2004/03/05(Fri) 18:20

藤原様,黒田様,冬野様,はじめまして。
石川県七尾市,加賀屋から車で10分ほどのところに住んでいる者です。

冬野さんご指摘の太鼓は「御陣乗太鼓」という,輪島市に伝わる太鼓です。
言い伝えでは,上杉謙信の軍勢が輪島に攻めてきたときに,輪島の農民・漁民が,真夜中に太鼓を叩いて奇襲に見せかけ,軍勢を追い返した,という故事(伝説)が発端とされています。
「和倉太鼓」は,残念ながら聞いたことがありません。ただ,和倉に太鼓の保存会があるそうなので,それでしょうか?


[6088] 太鼓 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/05(Fri) 02:25

黒田英雄さま、冬野由布さま

私は太鼓は聴きませんでした。
たぶん、そういうものもあるのでしょうね。


[6087] Re[6086]: 和倉太鼓 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/03/04(Thu) 22:38

>  映画の中だけで知ったのですが、和倉太鼓、生で聴きたいなあ。なんとも言えぬ
> 悲しさのこもった太鼓の響きでした。

黒田様

和倉の少し先で「ごしんじょう太鼓」というものを聞きました、一人旅ならいざ知らず、新婚旅行に行っている人間は、舞い上がっているので聞いたということを覚えているだけでもよかったほうかも。


[6086] 和倉太鼓 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/03/03(Wed) 23:39

 映画の中だけで知ったのですが、和倉太鼓、生で聴きたいなあ。なんとも言えぬ
悲しさのこもった太鼓の響きでした。


[6085] 和倉温泉 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/03(Wed) 03:05

黒田英雄さま、冬野由布さま

たしかに和倉温泉でした。やっぱり、有名なんですね。


[6084] Re[6083]: 藤原様 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/03/01(Mon) 22:12

>  日記を拝読し、加賀屋という名にぴんとくるものがあったので書き込みします。
> いや、どうってことないんですが、たぶん和倉温泉じゃないかと思いました。和倉温泉と
> いえば、私の忘れられない名作「君に幸せを〜センチメンタル・ボーイ」(67年・丸山誠治/東宝)
> の舞台となった温泉です。ヒロイン内藤洋子が大旅館の娘という設定でしたが、モデルと
> なったのはたぶんその加賀屋でしょう。舟木一夫との悲恋が和倉温泉で描かれたのを
> 懐かしく思い出しました。映画の舞台となった温泉地はできるだけ訪ねてみようと思っています。
> もちろん僕の好きな映画に限りますけど。しかしお仕事だったので、温泉はかえって
> 疲れたでしょうね。また懐かしくなったのでビデオで今夜見返そうと思いました。

和倉温泉の加賀屋。もしかしたら新婚旅行で泊まったかもしれない、か泊まりたいけれどあきらめたのかもしれない。でも、私は朝市は覚えているけれど、加賀屋のほうはちょっと…和倉、輪島から美女平まで突っ切って黒部ダム。そして信濃大町。室堂というところには「お花畑」があると喜んでいたら、雪以外何もない上、その雪で転んで大町で湿布を頼んで持ってきてもらったことは一番よく覚えている。

そしてもっと驚いたので覚えていることは、帰ってきたら私の両親がカレーライスを(無断で)作って、いやそれ以前に勝手に新居に上がりこんでいた。


[6083] 藤原様 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/03/01(Mon) 20:56

 日記を拝読し、加賀屋という名にぴんとくるものがあったので書き込みします。
いや、どうってことないんですが、たぶん和倉温泉じゃないかと思いました。和倉温泉と
いえば、私の忘れられない名作「君に幸せを〜センチメンタル・ボーイ」(67年・丸山誠治/東宝)
の舞台となった温泉です。ヒロイン内藤洋子が大旅館の娘という設定でしたが、モデルと
なったのはたぶんその加賀屋でしょう。舟木一夫との悲恋が和倉温泉で描かれたのを
懐かしく思い出しました。映画の舞台となった温泉地はできるだけ訪ねてみようと思っています。
もちろん僕の好きな映画に限りますけど。しかしお仕事だったので、温泉はかえって
疲れたでしょうね。また懐かしくなったのでビデオで今夜見返そうと思いました。


[6082] 作品としての短歌ではなく 投稿者:ほ・ (登貴) 投稿日:2004/03/01(Mon) 13:53

かぐら川さま 藤原さま のお話を伺っていて、学者と短歌ということから、西田幾多郎の歌をふと思いうかべました。

○死にし子の夢よりさめし東雲の窓ほの暗くみぞれするらし

長男をなくした時に詠まれた歌ですが、このほかにも家庭生活の重荷や、人生の齟齬などを、平易に率直に「みそひともじ」に容れている。こういった歌は、西田幾多郎のものであるから今わたしたちの目にふれるのですが、しかし、翻って考えてみれば、私たちの祖父や祖母の日記や手箱のなかにも、あまた残されていたはずです。宮本常一の『土佐源氏』という民俗学的聞き取りのなかにも、生涯を馬の売買に費やした男性が「女性を口説くときは必ず歌を詠む」風習があったと語っていたように記憶します。決して『作品』としての歌ではない、たんなる歌の数々。そういうものの価値を、わたしたちがどうみいだし、そしてまた、どううけついでゆくか。そのあたりのことも、短歌という短い詩形式をもっている日本というものを考えるにあたって、気をつけていきたい、などと、思いました。。。横から立ち入って失礼しました。


[6081] ありがとうございます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/03/01(Mon) 07:35

かぐら川さま

小林昇歌集『シュワーベンの休暇』の作品のご紹介いただき、ありがとうございます。

・戦争のなかに尽きにし青春をわれは持ちきと語りたるのみ

こういう作品の奥深さには、詠わずにはいられないという「歌の根拠」を感じます。
大塚金之助もしかり、学者が短歌に心の陰影をたくしていた時代があったのですね。
現在では、永田和宏さんも、学者としての業績はたいへんなものだそうですが、
彼ほどになると、むしろ、歌人としての方が有名ですね。

いつも、さまざまなご教示をいただき感謝いたします。


[6080] ある古き歌集より 投稿者:かぐら川 投稿日:2004/02/29(Sun) 22:55

[電脳日記]でご紹介されていた『文机』の高島裕さん、富山の方ということで(庄川町の方のようですね)、近日中にお手紙をさしあげてその個人誌送ってもらおうと思っています。

先日、経済思想史家でフリードリッヒ・リスト(1789〜1846)の研究者の小林昇さんのドイツ留学中(1946)の歌集『シュワーベンの休暇』、図書館で借りてきました(ないと思って、蔵書検索してなかったのですが、ありました。)。

平易な歌がほとんどですが、リストにふれた歌には心動かされるものがありました。少しだけ紹介させていただきたいと思います。

・長い船旅の後、フリードリッヒ・リストの生地ロイトリンゲンでの歌から。

その遺書の乱れたる字をわれ知れり白樺(ビルケ)は枝垂る像のうしろに
地下室のリスト文庫にわれは入るながかりし旅ここに至りぬ
亡命者リストが携げし木の箱はわが旅カバンよりも小さし
亡き人の白マンテルはビニールの中に保たれ屍衣のごとしも
マリーエン教会(キルヘ)の壁に触るるがに市電は曲がるふるき町筋

・リストがピストル自殺をしたティロルの町・クフシュタインでの歌から。

ティロールの北の入り路と岩壁がイン河をはさむ狭間なる町
頬匂ふ宿の少女よ亡き人を尋ぬるわれにによく答へつつ

生涯の願ひは涸れて起きがたく頭痛するとき人なにか思ふ
人はみな疲れて終るみづからにいのちを断つも断たざるもまた
雪山もイン河もさむき十一月の末の狭間を偲ばむとする
ピストルの音は西山に谺(こだま)して人の捜査を誤らしめつ
宿の女中ロシーナの証言残りたり「そのピストルに触るるなといひき」
山に入るおどろの人に遭ひにきとある少女より届けいでたる

・バイロイトで同宿した日本人の若き哲学者

ヴァーグナーの墓所を出でつつ若き君が秘めたることをまた語りつつ
ドイツまで来て工場に働けば君の挫折も過去といふべし
戦争のなかに尽きにし青春をわれは持ちきと語りたるのみ

http://www3.diary.ne.jp/user/325457/


[6079] まず読んでみる 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/29(Sun) 16:05

並木夏也さん

迷うよりまず読んでみるのがいいと思いますよ。
どうせ、生きているあいだに読める本の数なんて
知れているのですから、迷うより読め、ということです。


[6078] 明日は曇天 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/29(Sun) 16:03

あらら、明日は雨ではなく曇天のようです。
夕刻から晴れてくるらしいです。


[6077] Re「雅人の新宿ブルース」 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/29(Sun) 14:21

宮崎二健さま

> 小ぢんまりと無事終われました。ありがとうございました。

一昨日、昨日と能登半島に出張で、東京へ戻ってきたのが、6時過ぎになってしまいました。
なかなか、足を運べず、ここのところのフットワークの悪さを反省しています。


[6076] Re泣けてくる 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/29(Sun) 14:19

矢嶋博士さま

この週末は大阪に帰られているのですね。

>   朝の雨降る世界にて 終末の直前の雨なれば濡れたり    短歌人・2004/3月号
>
> 昨晩大阪に帰って、短歌人三月号が届いていて、藤原さんのこの歌に泣けてきてなりませんでした。

ありがとうございます。東京も明日は雨になりそうです。


[6075] 「雅人の新宿ブルース」 投稿者:二健 投稿日:2004/02/29(Sun) 03:50

小ぢんまりと無事終われました。ありがとうございました。


[6074] 松本俊夫など 投稿者:松本洋一 投稿日:2004/02/28(Sat) 17:27

松本俊夫の映画は、ほとんどビデオで持っていますので、DVD-Boxなんていまさら・・・。「十六歳の戦争」が単品発売されたら買おうかどうしようか迷っています。

サブカルチャーとの連携が有効だったのは、せいぜい60年代から90年代までで、いまやあらゆるカルチャーが同列で横並びになってしまいましたね。
吉本隆明の価値の下落もそういうことかも。
ともあれドストエフスキーと萩尾望都とガンダムと冲方丁を同値に扱ってステップアウトしてゆくという姿勢に変わりはありません。(映画についてはまた別のフューズがひつようになってきますが。)


[6073] Re[6070][6068]: [6072] 投稿者:並木夏也 投稿日:2004/02/28(Sat) 09:37

 わたしはまだ読んでいないので、読んでみたくなった、というほかには
 なんともいえないのですが。
 岸上大作はなにを予言していたのか、とか思うところは多くあります。

 吉本隆明の著作はいっぱいありますが、
 どれもこれも名は有名ながら読んでいない本も山のようにあります。
 思潮社の詩集だけでもあれだけ分厚くなるものとは。驚きました。

 わたしは古書店の店の前のワゴン・ボックスで(東京ですが)、
 『共同幻想論』の角川文庫版を100円で買いました。
 まあ、そんなものなのでしょうね。
 いまは、早く『バカの壁』が100円でブックオフに並ばないかなと。

 友人に「明日の朝、NHK歌壇に藤原さんが出るよ」と聞いたら、
 目覚まし時計も鳴らないのに朝六時に起きました。
 昨晩眠りについたのは午前二時過ぎだったのですが。起きるものなんですねえ。

 また競馬が始まるんですね。さいきん一週間過ぎるのが早いです。

http://bbs.orange-e.net/?id=namiki


[6072] Re[6070][6068]: アルカディア岡井隆特集号について 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2004/02/28(Sat) 08:28

> >  加えて吉本隆明の『言語にとって美とは何か』を読みたくなってきました。
> > (『言語にとって美とは何か』は、そう、楽に手に入ると思いがたいですが。)
> >
> こんばんわ。割と手に入りやすいかも。スーパー源氏などで検索すると安く出ていましたよ。あるかどうかは別として。
> では。

文化果つところの地=大阪の古本屋では300円くらいで店頭の山積み本の中に入っています。正・続とも。本の価値が古本屋のオヤジのつける値段に正比例することを思えば、この本、あまり「価値」がないかも。わたしは『あまり「価値無い」』派ですが。


[6071] 泣けてくる 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2004/02/28(Sat) 08:15


  朝の雨降る世界にて 終末の直前の雨なれば濡れたり    短歌人・2004/3月号

昨晩大阪に帰って、短歌人三月号が届いていて、藤原さんのこの歌に泣けてきてなりませんでした。


[6070] Re[6068]: アルカディア岡井隆特集号について 投稿者:本所飛鳥 投稿日:2004/02/28(Sat) 01:37

>  加えて吉本隆明の『言語にとって美とは何か』を読みたくなってきました。
> (『言語にとって美とは何か』は、そう、楽に手に入ると思いがたいですが。)
>
こんばんわ。割と手に入りやすいかも。スーパー源氏などで検索すると安く出ていましたよ。あるかどうかは別として。
では。


[6069] DVDの誘惑 投稿者:ちばともかず 投稿日:2004/02/28(Sat) 01:10

こんばんは。
また、えらいモンがリリースされまして。
『松本俊夫全劇映画DVD-BOX』
http://www.shinseido.co.jp/eiga/hoga/toshiomatsumoto.html
『友よ静かに瞑れ』『蔵の中』の角川大映DVDとともに、
かなり心が揺れております。
お金ないのに。ではでは。


[6068] アルカディア岡井隆特集号について 投稿者:並木夏也 投稿日:2004/02/28(Sat) 00:31

 「わたしは可愛い三月兎」は半分ほどまで読み終わりました。

 ところで同時進行で読み進めていた、
 『岡井隆コレクション』の一巻、「海辺論争」を中心とした文章を、
 きょう、読了しました。判ったような、判らなかったような。
 浅く表面を読み通したまでにしか理解できなかったというのが本音です。
 いまのところ、そう深く読めたものではなかったので、
 後々に、改めて再読をしたいと思います。

 しかし、これも先人の蓄積を、いま、読み返して理解度を少しでも上げる、
 ということに、経験値アップとして伝わるのでしょうか。

 このまま「岡井隆コレクション」を買い続けて、読むことを続けるか、
 『短歌―この騒がしき詩型』に連なる連作三冊を読み始めるほに移すのか、と
 いうところで迷っています。
 加えて吉本隆明の『言語にとって美とは何か』を読みたくなってきました。
(『言語にとって美とは何か』は、そう、楽に手に入ると思いがたいですが。)


 サブカルチャーについてのことですが、
 (話しに横入りして申し訳ありません)、
 わたしは「ねじ式よりも、「赤色エレジー」を愛読しています。


 ところで去年の「キムの会」の席で、藤原さんが「アルカディア」の岡井隆特集号を貸してくれるというときが一回ありましたが、あのとき借りておけばよかったと、いま痛感しています。
 どうがんばって古書店を見ても、やはり雑誌からなのか、古書店に並んでなくて、
 既に入手不可能な状況下もしてないことに気付きました。
 あのとき、藤原さんから貸してもらうのが良かったかと悔やんでいます。

http://bbs.orange-e.net/?id=namiki


[6067] Re[6064]: 「いつかA列車に乗って」 投稿者:深森未青 投稿日:2004/02/27(Fri) 21:31

> みずからのサブカルチャーへの愛情の普遍性を過信しないこと、というのが、私が
> 痛恨とともに学んだことです。
>

 私のサブカル仲間の悲痛な叫び。
 「『ねじ式』のメメクラゲが××クラゲの誤植だっての常識だよな!?頼むそうだと
言ってくれ!!」

 帰るべき知は××ハイムの予定地に青林堂もまぼろしの林 未青


[6066] 文化の断絶 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/02/27(Fri) 21:21

 まったく同感です。日本映画に関しては、佐藤忠男や川本三郎の評論集を読んで、
日本映画への造詣を深めました。そういう著者がいないかぎり、新しい人にわかるわけは
ありませんよね。邦画に関していえば、こういう評論家はもう出てこないんじゃないかと
危惧しております。あ、そうだ。山根貞男氏の評論もいいですね。映画評論家ではこの
三氏が僕は好きです。
 「いつかA列車に乗って」は、津川雅彦が良かったという評を聞きました。新作は
僕は見なくなりましたが、この映画は「ああ、見ればよかったな」と悔やんでいます。
と同時に、やはり旧作も、新作を見た人に鑑賞してほしいなあと強く思います。ただ、
そうできる場所がない。これが日本の呪うべき文化の断絶だと思います。旧作邦画は
ただ忘れさられるべき存在なのでしょうか。腹が立つ。


[6065] 30%減 投稿者:並木夏也 投稿日:2004/02/27(Fri) 19:10

 並木です。

 届いた『わたしは可愛い三月兎』の表紙がないのが、
 なんだか30%減のような気がしてなりません。
 読み進めるのにけっこう集中力と、時間がかかります。

 田中康夫の『なんとなくクリスタル』は、読んだときに
 なぜこのような本がもてはやされるのかがよく理解できませんでした。
 斬新だ、とかいわれていたようですが、読んだときには
 発表からすでに十年以上が経過していたからでしょうか。
 記憶だと河出文庫で読んだ気がしますが、いまは新潮社から
 『なんとなくクリスタル』の文庫が出ているようですね。

 『三月兎』が発売されたときには、わたしは十歳でした。


[6064] 「いつかA列車に乗って」 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/27(Fri) 08:11

黒田英雄さま

「いつかA列車に乗って」が「たそがれ酒場」のリメイクだとは知りませんでした。
もっとも、私は「たそがれ酒場」は未見でありますが。
短歌でもときおり感じるのですが、先人の志向との断絶というのは、私には憂うべき
ことだと思います。
たとえば、口語の定型での効果的活用ということで、平井弘や村木道彦の短歌が
ほとんど言及されることがないことなど。

深森未青さま

短歌・歌人のサブカルチャー理解は、当時はそういうものだったということです。
私はこの歌集を編集していた頃の仙波龍英と毎日のように電話でしゃべったり、
会って、歌集の仕掛けを聞いたりしていましたが、当時としては、こういう表紙絵
だけで、じゅうぶんにスキャンダラスだったのです。
みずからのサブカルチャーへの愛情の普遍性を過信しないこと、というのが、私が
痛恨とともに学んだことです。


[6063] サナエミ評読みました 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/27(Fri) 08:02

伊津野重美さま

死紺亭柳竹氏の批評、読みました。
これくらいきちんと批評されると、その批評からもさまざまな刺激と想像力の
ひろがりがあります。
伊津野さんの声に関する指摘は、共感しました。たぶん、努力では得られない才を
お持ちだということです。そして私は努力型よりも天賦の才型のパフォーマンスが
好きです。
クォリティの高さは、良い批評によってさらに高みへのぼるものです。
今回の試みによって、伊津野重美の朗読の方向性がさだまったのではないかと
思います。
田中槐さんの方向ともことなるものですね。
私は、自分では「ノイズ」としての朗読の成立という点に現在、興味をもっています。

継続的なご活躍を期待いたします。


[6062] ハイジン的カジンのガジン朗読会です 投稿者:二健 投稿日:2004/02/27(Fri) 00:52

藤原さんを前にしては、お恥ずかしい催物ですが、精一杯やってみます。
どうかお見守り下さい。どうなることやら皆目見当がつきません。

 \\\\\SAMURAI LIVE 1―「雅人の新宿ブルース」/////
        ▽伝説の酔いどれ歌人 参上!▽
         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
≪ あざやかな轢死体あれ朝焼けに霊よりたしかな人間の肉 雅人 ≫

    □日時:04年2月28日(土)
        17:30開場,18:00開演〜19:30頃閉会
    □出演:山下雅人(ガジン):短歌と随筆朗読
        今溝 協(カナウ):Blues Guitar 伴奏
    □会場:サムライ 新宿3-35-5 守ビル5F
        Tel & Fax 03-3341-0383
    □会費:1500円 (1ドリンク付)
    □お問合:二健あてメールor 090-2238-6309
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    ※椅子席の定員は約35名です。
     お早めに入場手続きを済ませて下さい。
    ・ガジン&カナウを囲む二次会は8〜10時
     同所にて会費3500円位を予定してます。
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

http://8217.teacup.com/samurai/bbs


[6061] たそがれ酒場 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/02/26(Thu) 21:53

 ひさびさにビデオライブラリーから、「たそがれ酒場」(55年、内田吐夢)を見る。
傑作だとつくづく思う。ワンセット、8時間の設定での居酒屋でのグランドホテル形式での
さまざまな人生の悲哀がスケッチされる。まるで舞台劇を見ているようだ。津島恵子は
ふだんは和服姿のイメージの女優さんだったが、本作ではなんと、ヌードダンサー。
こんなにスリムで見事な脚線美を持った女優さんだったのかと驚いてしまう。激中の音楽は、
すべてライブであり、その中で歌われる(タイトルははっきり僕は知りませんが)「若者よ
体を鍛えておけ」という歌詞のたぶんインターナショナルの歌だと思いますが、印象に
残ります。僕も当時学生だったら、この歌を歌っていたんだろうなあと思います。
天地茂、丹波哲郎、小杉勇、等々演技陣も多彩であり、映画の惹句であった、「みんなが
主役」という言葉もほほえましく感じます。
 ところで最近、この作品のリメイク「いつかA列車に乗って」が作られ、好評だったと
聞きます。ただ、インターネットで検索しても、肝心のオリジナルの「たそがれ酒場」に
関しての記述はほとんど見当たりません。この作品は観られてないのかな、と思います。
そういう意味では貴重なビデオかもしれません。僕は、ビデオソフトの個人的な貸し借りは
いやですが、ビデオ上映会等の企画あれば、喜んでお貸しします。旧作邦画を、観ることの
できない現状は、非常に悲しく、かつ不幸なことだと思います。


[6060] わたしは可愛い3月兎 投稿者:深森未青 投稿日:2004/02/26(Thu) 20:26

 吾妻ひでおの表紙のやつですね。佐×通×さんが自著で紹介したはいいけど、
「アニメ絵のイラスト」という意味のことを書いていて、アニメと漫画は厳密にいえば
違うんだけどなーと白けた気分になった吾妻ファンのわたくし。


[6059] サナエミ評 投稿者:伊津野重美 投稿日:2004/02/26(Thu) 19:37

藤原さま

度々恐縮です。
こちらにサナエミに対する、辛口でありながら、愛に溢れる素晴らしい評が出ました。

http://www.poeca.net/cgi/db.cgi?action=clist

文字通りリーディングに体を張っている死紺亭柳竹さんという
芸人であり、詩人である方のものです。
もし、よろしければ…

http://http


[6058] なるほど。 投稿者:並木夏也 投稿日:2004/02/26(Thu) 11:33

 『なんとなくクリスタル』ですか。なるほど。
 わたしも藤原さんとお話したいです。
 また、読み進めてみたいとおもいます。


[6057] 朗読 投稿者:伊津野重美 投稿日:2004/02/26(Thu) 11:00

藤原様
アドレスを付けず失礼致しました。

24日は、井口さんやなかはらさんもおいでいただいたのですよ。

今回のサ*ナ*エ*ミでは、詩と短歌の朗読のコラボレーションに
セットや映像や音響がはいるような、ステージ性のあるものでした。
これはこれで一つの試みで一つの形ではありますが
自分でやってしまってなんなのですが
なんにもなくても、よい朗読はただそれだけで、よいように思います。

今後も試行錯誤を続けて、朗読の可能性を追究していきたいと思っています。
どうぞよろしくお願い致します。

http://http://homepage1.nifty.com/kyupi/live/sanaemi.html


[6056] 仙波龍英、ふたたびなど 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/26(Thu) 09:41

並木夏也さま

『わたしは可愛い三月兎』手に入って良かったですね。
あのおびただしい注は「なんとなくクリスタル」のパロディとしての
意味があるのではないかと、私は思っています。
また、感想など聞かせてください。


[6055] 朗読 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/26(Thu) 08:57

いつのえみさま

サ*ナ*エ*ミのユニークな活動、注目すべきものです。
「ちゃばしら」での、井口一夫さんによる田中槐さんとの
朗読に関するメール対談を読み
朗読の有効性あるいは芸術性に関して再考していたところです。
いつのさんや槐さんの志向には、今後も興味をもちつづけます。


[6054] もりたなおやさん 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/26(Thu) 08:51

お知らせありがとうございます。
「短歌人」の掲示板に書きましたとおり、
私も心から今井和義さんのご冥福をお祈りいたします。


[6053] 先日の競馬。 投稿者:並木夏也 投稿日:2004/02/26(Thu) 02:50

 フェブラリーSでは、玉砕。
 やられてしまいましたが、その日の当日は、最終レースで巻き返しました。
 テレビ放送が終わったあと、いつもラジオを聴いて観戦しています。
 ラジオの実況も、なかなか趣があって好きです。

http://bbs.orange-e.net/?id=namiki


[6052] 仙波龍英、ふたたび 投稿者:並木夏也 投稿日:2004/02/26(Thu) 02:48

 きょう、WEB販売専門の古書店から、仙波龍英歌集『わたしは可愛い三月兎』(紫陽社刊)がついに届きました。長いこと諦めずに探した甲斐がありました。
 しかし、WEB書店には、「但し書きがないものは初版美本」と書かれていたのに、届いたものは、カヴァーと帯文が欠けていました。でも、まあ、歌集自体は美本といっていいので、そこのところは納得せざるをえませんが。
 解説をちょっと読んで、おなじ書名の本を何冊も出している理由が判りました。

 まだ四分の一ほどしか読み進めていないのですが、『墓地裏の花屋』以上に、単語に関しての説明書きが多くあるのがなんとも不思議で、どうも、わたしは、読み手にはあまり多くの不鮮明な言葉を探ってまで読み解いて欲しいのを、諦めたのだろうかと思いました。読者に読み解いてもらうことは諦めきったといいますでしょうか。そういった気は、少なからず読んでいて感じます。

 藤原さんの短歌の有名な歌に、

散華とはついにかえらぬあの春の岡田有希子のことなのだろう  藤原龍一郎『夢みる頃を過ぎても』

 がありますが、わたしはこの歌を知ったとき、岡田有希子の存在をまったく知らなくて、その後々になって、方々から情報を集めてどのような人物だったのかということを知りました。
 仙波龍英さんが、どのような考え、そして思惑で、詳細に但し書きを書いたのかは、わたしにはまだ、残念ながら伝わってきませんが、明日からまた、続きを読むつもりです。

http://bbs.orange-e.net/?id=namiki


[6049] サ*ナ*エ*ミ 投稿者:いつのえみ 投稿日:2004/02/25(Wed) 22:56

藤原さま

サ*ナ*エ*ミ
無事終えることができました。
宣伝させていただいてありがとうございました。

今回は、えんじゅさんや錦見さんや斉藤斎藤さんなどにご来場いただき、うれしかったです。

またどうぞよろしくお願い致します。


[6048] 無題 投稿者:もりたなおや 投稿日:2004/02/25(Wed) 22:53

今井和義さんに哀悼の意を表していただき、感謝します。28日夜には、今井さんが携わっていた芸術グループの方々の主催による「しのぶ会」が札幌で開かれます。私は通夜も告別式にいけなかったので、「しのぶ会」でお悔やみを申し上げようとおもっています。


[6047] あまり書き込めず 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/25(Wed) 07:08

どうも、申し訳けありません。

矢島博士さま、黒田英雄さま、
私の冬競馬もとりあえず先週で終わりました。

今週末から春競馬です。
というわけで、四季はめぐりますね。


[6046] 冬競馬終わる 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/02/22(Sun) 20:25

 馬単10−1、710円的中。対抗のユートピアのパドックがひどかった。巻き上がった
腹、腰やトモがガレきっていて、対抗馬にできず。かといって、この強い向かい風、
サイレントディールを対抗にした三連複にも挑めず、結局アドマイヤドンからの馬単
6点勝負。アドマイヤは惚れ惚れするほどの仕上がりでした。ペリエは、前が塞がりそう
だったんだけど、好騎乗だと思う。前前の競馬をやってたら連を外していた可能性あり。
3着4着馬も買っていたんだけど惜しかったなあ。冬競馬、3勝3敗で終え、中2週置き、
熟女のハンデ戦、土曜競馬「中山牝馬S」から春競馬へ突入します。冬競馬は、去年も
3勝3敗。ここまではいつもプラスなんですけど、花粉が飛びまくる春は去年以上に慎重に
レースを選んで臨みたいと思います。しばらくはテレビで観つつも競馬とはひと区切りでです。


[6045] 当日予想 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/02/22(Sun) 13:27

 なんという強風だ。これは予想に入れてない。強烈な向かい風が吹きつける場合は、
先行勢には苦しい。間違いなく、四角ハナで来た馬は潰れるだろう。ユートピア、ハナに
立つなよ。追い込み馬にも注意が必要になった。3番イーグルカフェ、5番シャドウスケイプは
重要視せざるを得ない。2週連続で府中へ行き、風の感覚を確かめたい。先週の府中の風は
冷たかったなあ。


[6044] すみません 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2004/02/22(Sun) 11:58

16タイムパラドックスと15間違えてました。で16も加えて、5点BOX、にします。15消すのもなんなんで。(←こりゃダメだ)。


[6043] フェブラリィ 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2004/02/22(Sun) 11:48

・本命にむくむくと湧く臍の緒の曲がり加減もけふはよわよわし

で、アドマイヤドンが3着に来るのは許そう。
5シャドウスケープ、10アドマイヤドン、13ヒューマ、15スターリングローズ=で4点BOX、馬連というところに少し残っている穴党の気概をこめて(ない?)。窓口前でワイドにしてしまう可能性おおいにあり。


[6042] ふぇぶらりい 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/02/22(Sun) 00:13

 フェブラリーS。過去3勝4敗、冬競馬オーラス、ここは勝ちたい。
 無駄な穴狙いはやめたほうがいいと思う。アドマイヤが負ければ、笑うっきゃない。
馬連ではとても勝負できない。三連複しか有り得ないだろう。レースは多分、平均ペースで
落ち着くだろう。アドマイヤは、6、7番手でじっくり前を見る競馬。差し馬が穴を開けると
いう予想家もいるけど、こういう場合はたいてい前残りです。アドマイヤと一緒に上がって
連を果たすのは至難の技です。
 対抗。非常に難しい。距離、コース適正の4番ユートピアか、ペリエが見放さない
1番サイレントディール。このいずれかが連に絡むの間違いない。穴馬は、14番ヨコノリの
ストロングブラッド。平均ペースの差しが届く3番イーグルカフェ。現段階では、ダート実績の
ある、ユートピアを対抗にします。
 前日予想結論。三連複4−10から14、1、2、3、15,16。さらに三連複、
1−10から14、大まかに言って、アドマイヤドン、ユートピア、サイレントディール、
ストロングブラッドの戦いじゃないかと思います。勝ちたい!!
 ところで、小原監督の死は知りませんでした。僕はなんといっても日活最大のヒット
「桃尻娘」シリーズや、ATGの「青春PARTU」が忘れられません。


[6041] お疲れさまです 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/21(Sat) 11:14

小野秀雄さま

イベントのお仕事、お疲れさまです。
世界らん展は、動員がすごい人数なんですよね。
無事に終了するようお祈りします。

あえて2月29日にエントリーしようとしている人がけっこういそうですね。
私としては、ネットを有効活用している歌人の人達が、もっと、フットワークよく
参加してくれることを期待しているのですが。


[6040] Re[6039]: 追悼 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/21(Sat) 11:10

松本洋一さま

私も今朝、新聞の訃報欄を読んで、しみじみした思いにふけりました。

> 突然ではありますが、映画監督、小原宏裕氏のご逝去を悼み、個人的に1分間の黙祷をささげます。いち・にい・・・・ろくじゅう。ご静聴ありがとうございました。(あれ?)

小原宏裕監督の作品で、私が忘れ難いのは下記の作品。

1972.02.29 情炎お七恋唄  日活
1972.06.17 おんな天国 子だね貰います  日活
1974.06.08 男女性事学 個人授業  日活
1975.03.05 実録おんな鑑別所 性地獄  日活

「情炎お七恋唄」は主演の小川節子の綺麗なことに驚いた作品。
「おんな天国 子だね貰います」は、ナンセンス・コメデイだが、のちに児玉誉志夫邸
に飛行機で突っ込んだ前野霜一郎という男優が出ていた作品として忘れられない。
「男女性事学 個人授業」は、金子成人の脚本家としてのデビュー作。
「実録おんな鑑別所 性地獄」は、「女囚さそり」シリーズの日活ロマンポルノ的な
パロディ。ダウンタウンブギウギバンドの音楽と本家の梶芽衣子にもまけない梢ひとみの
情念の演技が印象的。タランティーノはこの作品を見ているのだろうか。

ともかく、黙祷…


[6039] 追悼 投稿者:松本洋一 投稿日:2004/02/21(Sat) 09:29

突然ではありますが、映画監督、小原宏裕氏のご逝去を悼み、個人的に1分間の黙祷をささげます。いち・にい・・・・ろくじゅう。ご静聴ありがとうございました。(あれ?)


[6038] 蘭らんラン 投稿者:小野秀夫 投稿日:2004/02/21(Sat) 09:12

藤原さんとのご縁で「題詠マラソン2003」を走ることができ、
「2004」も29日にエントリーを予定している小野秀夫です。

角川「短歌」2月号の中で名前を挙げていただき、
ありがとうございました。

さて、
ちょうど1年前にもご案内させていただいたのですが、
今日21日から29日まで、
東京ドームで、
世界らん展日本大賞という
大きな蘭の祭典が開かれます。
http://www.jgpweb.com

麗しい花に触れるのは
精神衛生上もオススメです。

今年も「短歌・俳句コーナー」が
設けられています。
蘭をモチーフにした作品を来場者が自由に詠んで
書いて掲示できるという楽しい企画です。
みなさま、よかったら参加してみてください。
退場ゲートわきのいい位置ですので、
まずはご覧ください。
ちなみに私は翌日へ残す作品の選をする係りです。

それではまた。


[6037] 必ず読みます 投稿者:島田牙城 投稿日:2004/02/21(Sat) 04:02

今、鷲尾賢也(小高賢)さんの「著者コメント――ポイント世代の編集論」を読んで来ました。僕もポイント世代(小高さんがあまり使わなかったと言われる号活字も、句集・歌集ではよく使いました)というか、活版世代の編集者ですので、身につまされます。そうか、僕も編集界では「故老」の一人なんだなぁと、感慨ひとしおです。ところで、小高さんはあの本の原稿を、原稿用紙に万年筆でお書きになったのでしょうか。今度、小高さんに会ったら、聞いてみたいと思っています。「故老」の僕も今や添付メールでの入稿がほとんどどなんです。
藤原さん、こちらには御無沙汰していました。過労と花粉症、お見舞い申します。3月20日「第三回朗読火山俳」まで、あとひと月を切りました。御自愛を切に祈ります。どうぞ宜しく。

http://6405.teacup.com/haisato/bbs


[6036] Re[6035]: 小高賢さんが 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/02/20(Fri) 22:47

> ご本名の鷲尾賢也で、編集技術に関する本を出されました。
> たいへん、面白そうな本です。↓下記のbk-1のサイトに詳細情報があります。
>
「編集」といっても「何の本を」編集するのかでずいぶん違うのです、ということをちらと立ち読みしてきました。

私が仕事としてやりそうな「編集」は膨大なデータをコンピューター集計し、どういう結果が出て、どうするといいか、ということだから、かなり違うな。


[6035] 小高賢さんが 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/20(Fri) 21:40

ご本名の鷲尾賢也で、編集技術に関する本を出されました。
たいへん、面白そうな本です。↓下記のbk-1のサイトに詳細情報があります。

http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_top.cgi/3ed96a9bd2d0b0101fa6?aid=md040220b&tpl=dir/01/01011600/0021/0000000001.tpl


[6034] Re[6033]: 花粉症 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/02/20(Fri) 19:24

> 先日、花粉症になったとカミングアウトしましたが、なぜか、今週の初め
> からは、直ってしまったみたいで、鼻も目も大丈夫になりました。

お花屋さんに行ったとか、花束をもっている人の近くにいたとかしませんでしたか?珍しい花に突発的にアレルギーを起こしたとか。


[6033] 花粉症 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/20(Fri) 09:19

先日、花粉症になったとカミングアウトしましたが、なぜか、今週の初め
からは、直ってしまったみたいで、鼻も目も大丈夫になりました。


[6032] Re[6031]: R: お気にめすまま 投稿者:本所飛鳥 投稿日:2004/02/19(Thu) 21:33

> せっかく、未知の作家に興味をもたれたのですから、どれでもいいから、とにかく読み
> はじめて、読書のスリルを味わってみたらいかがでしょう。
藤原さん、そうですよね。どうもすみませんでした。


[6031] R: お気にめすまま 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/19(Thu) 18:55


本所飛鳥さま

> 読んでみようかと思い、図書館で検索したら27件も出てきました。(佐藤洋二郎関連含む)最初に読むお勧めの佐藤洋二郎の小説あれば教えてもらえないでしょうか。どれもいいのでしょうが。よろしくお願いします。

私も、いちばん新しい作品集の『福猫小判夏まつり』と、もう一冊、中篇集『南無』を
読んだだけですので、最初に読むのに、どれが良いかというのはわかりません。
せっかく、未知の作家に興味をもたれたのですから、どれでもいいから、とにかく読み
はじめて、読書のスリルを味わってみたらいかがでしょう。


[6030] 女優 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/19(Thu) 18:52

登貴さま、谷口純子さま

銀河ドラマで「楡家の人々」をやっていたのですね。
岡田茉莉子は、長女の龍子の役だったのでしょうかね。イメージがぴったりの感じです。
京都には、まだ、むかしからの由緒がある独特の言葉が残っていそうですね。

マーシャ・ゲイ・ハーデンの「ミスティックリバー」での演技は印象深いものだと私も
思いました。
貧困で薄幸な女をリアルに感じさせてくれましたね。
さまざまな映画で活躍しているのですね。女優としての実力を感じます。





[6029] 佐藤洋二郎 投稿者:本所飛鳥 投稿日:2004/02/19(Thu) 16:40

藤原さん
>あっ、佐藤洋二郎の小説も、みなさまにオススメしますよ。
読んでみようかと思い、図書館で検索したら27件も出てきました。(佐藤洋二郎関連含む)最初に読むお勧めの佐藤洋二郎の小説あれば教えてもらえないでしょうか。どれもいいのでしょうが。よろしくお願いします。


[6028] マーシャ・ゲイ・ハーデン 投稿者:谷口純子 投稿日:2004/02/18(Wed) 17:35

 お邪魔します。「塔」の谷口純子です。
 マーシャ・ゲイ・ハーデンとは知らず、コーエン兄弟の「ミラーズ・クロッシング」の彼女を忘れがたく思っていましが、最近「ポロック」「ミスティック・リヴァー」と立て続けにみて、あらためてフアンになりました。「ガウディ・アフタヌーン」では実は男の役どころを、ロング・ヘヤーの下にハゲのカツラを被って演じているらしいです。

 「ミスティック・リヴァー」は音楽と空と河の美しさがなんともいえませんでした。映画全体に流れる東洋的諦観のようなものが、ストーリーの無惨さに救いを与えているように感じました。

 テレビ映画の「楡家の人々」はたしか民放でも40年以上前に放映されていて、
院長役の東野英治郎、楡病院の運動会の抱腹絶倒なシーンをかすかに憶えています。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Christie/1322


[6027] 楡家の人々 投稿者:登貴 投稿日:2004/02/18(Wed) 10:10

。。。。おくればせながら^^『楡家』

 大昔、ちょうどこの本が文庫本になった時分、NHKのたしか銀河ドラマで映像化されていて、伊丹十三さんや宇野重吉さん、岡田茉莉子さんら、豪華なかおぶれでドラマが展開されていました。北さんの文は藤原さまがおっしゃるように、情景がありありと想起できて好きです。あのあたりから、北さんと仲良しの辻邦夫さんの御本を読み始めたり、『楡家の人々』の規範になったマンの『ブッテンブローク家の人々』を読んだりしました。マン体験が、『魔の山』からでなく『ブッテンブローク家の人々』からだったのは、私にとっては幸せな出会いだったと思います。今、北さんの『消えさりゆく物語』(新潮文庫 平成15年)を一編づついとおしみながら読んでいます。北さんの躁期、鬱期の御作、それぞれに力があるものや、読んでいてつらいものなどありましたが、今は円熟の境に達しられて、その気分が『消えさりゆく物語』という作品の表層をきれいに覆っていて、透明な心で読むことができます。
 「おかちん」かわいらしい言い方ですね^^。余談ですが、京都の年配の女性はお餅のことを「あも」といいます。「おしゃもじ」などに類する御所言葉ですが、祖母に「あもおあがり」といわれると、いかにもおいしそに聞こえたことを思い出します。
 よしなしごとで失礼しました。冴え返るような日々ですが、お疲れでませんように。御健筆を。


[6026] 楡家サークル 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/18(Wed) 09:37

並木さま、こまさま、かねたくさま

『楡家の人々』というのは、やはり、日本の現代文学としては必読の本ですね。
昨夜、やっと上巻を読み終わったので、今夜から下巻に入ります。
あっ、佐藤洋二郎の小説も、みなさまにオススメしますよ。


[6025] とにかく、見てみましょう 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/18(Wed) 09:34

二代目石井辰彦さま
そうですね。やはり、自分の目で見てみなさんが、それぞれの感想を
述べ合うというのが、正統派の映画鑑賞ですね。

「煩悶する妻を演じたマーシャ・ゲイ・ハーデン」確かに、リアリティあふれる
演技でしたね。薄幸で貧乏暮らしが長い女性という雰囲気がにじみでていました。
また、いつもながら驚くのがデイブ、ジミー、ショーンの子供時代を演じる子役
たち。よくも、あんなにショーン・ペンやティム・ロビンスに顔の似ている子供
が居るもんですね。
アメリカのショウビジネス世界の奥の深さでしょうか。


[6024] 『楡家の人々』ふたたび 投稿者:かねたく 投稿日:2004/02/17(Tue) 22:11

こんばんは。

ふじわらさんはじめ皆さんの書き込みを拝見すると、やはり『楡家の人々』は面白そうですね。
しかも震災について書かれているとなると、今年確実に読むことになるのではないかと思います。

ところで「おかちん」ですが、三島由紀夫の原作を見てみると、ちゃんと原作にも書かれてありました。
三島が「おかちん」を使っていたのですね。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~kinko/index1.htm


[6023] もちろん! 投稿者:二代目石井辰彦 投稿日:2004/02/17(Tue) 13:16

藤原さん、あの "Mystic River" という映画では、おっしゃる通りの暗い未来を観客は予想しなければならないわけですが……。映画館を出て、暗澹たる思いを抱きながら家路を辿るのが、とても辛かったのはたしかでした。誰かと一緒に観て、観終ってから酒を酌み交わしつつ議論でもすれば、よかったのかもしれませんね。

私の余計なコメントで、あの映画を見るのを躊躇してしまった人がこの掲示板の読者の中にいたとしたら、それは間違いです。一見の価値のある映画であるのはたしかなのですから。私としては、男優陣(個人的にはティム・ロビンスのファンです!)の演技もさることながら、ティム・ロビンスの煩悶する妻を演じたマーシャ・ゲイ・ハーデンの縁起に深い感銘を覚えました。あの演技を観るだけで、1,800円の価値は十分ありますよ!

http://sv.mcity.ne.jp/D/9844/


[6022] 楡家の人々 投稿者:花森こま 投稿日:2004/02/17(Tue) 10:24

私も中学生の頃に読みました。楡家の雰囲気がなんとなく私の家の雰囲気に似ていて、それは、安岡章太郎の「海辺の光景」の母親が母方の伯母に似ていたりもしたのですが、いろいろな人物に自分自身を重ねずにいられない季節でした。
北杜夫の短編小説だったと思いますが、精神を病んだ男が、「いち、にい、さん、しい、ごう、ろく、しち、はち、くう、とぉ!」と叫ばないと行動を起こせなくて、不器用に生きている私には身に沁みました。
一番好きな小説は吉行淳之介の「鳥獣虫魚」ですが、まだ文庫板で見付けられずにいます。これを娘に読んで欲しいと思っています。コンクリートの壁の中で閉塞した状況にある現代人にとって、ひとつの救いになるでしょうか。

http://fruit.gaiax.com/home/hansulove


[6021] 訂正というかなんというか 投稿者:並木夏也 投稿日:2004/02/17(Tue) 00:18

 藤原さんは「読み返している」ではなく、読んでいるところですね。
 おちょこちょいですみません。

 ついでに書くと、中学生のころまでヒマラヤのことを「ヒラ山」という山だと思い込んでいました。
 大阪のほうに「ポンポン山」という山があるらしく、いつも気にかけています。
 地図帳に載っているぐらいですからやっぱり本当にあるんでしょうか。


[6020] 北杜夫とか 投稿者:並木夏也 投稿日:2004/02/17(Tue) 00:11

 どうも。並木です。
 北杜夫の文章はやっぱり読みやすいのですね。わたしの文章は読みにくいですが。(いつも本のネタに反応してすみません。)
 『楡家の人々』をはじめて読んだのは中学生のころでした。
 北杜夫は長編にたえられる強度の文章(文体)ですね。いままでわたしが読んだ本のなかでは、『日本文壇史』の次に、北杜夫の『輝ける碧き空の下で』が長いと思います。(ほかにも何か読んだかな? トルストイとどちらか長いか、といったところでしょうか。)
 この長編を読ませる文章ってそうそうないですね。
 『楡家の人々』は何年来読み返していないので、すっかり内容を忘れてしまったところがあります。あしたから、ちょっとわたしも読み返してみます。

 藤原さんが『楡家の人々』を読み返していると知って、昨日から今日にかけて同じく北杜夫の『白きたおやかな峰』を読み返していました。山登りの小説なのですが、実はわたしも山に登る人なので(小説同様にヒマラヤに登るわけではありませんが)、この小説が好きです。
 以前に『白きたおやかな峰』を出版した直後に、三島由紀夫から「「白き」と文語で書くなら「たおやかなる峰」としなければ。「たおやかな峰」とするなら「白い」とするべきだ。」と北杜夫は言われたそうです。
 石井さんが読んでいるこの掲示板に書くのはドキドキしますが。(最近、野菜を食べるようになりました。)

 『茂吉を読む』を読んでから、北杜夫の茂吉四部作を読もう読もうと思っているのですが、わたしはこちらが未読のままなのです。
 それと北杜夫の「いろいろに使える万能ハガキ」を貰ったことがあって、大切にしています。わたしにとっては、こういうハガキを作る人って…という印象の作家です。


[6019] 映画のたのしみ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/16(Mon) 22:00

二代目石井辰彦さま

私は「ミスティックリバー」の後味の悪さが、映画を見たという実感として、重く受け止
めたようです。やはり、映画に求めるものが、私の方が陰影深く屈折しているのかもしれ
ません。
当然、最後のパレードの場面のあとの重苦しい現実が意識的に省略されているわけで
ショーンは幼馴染のジミーを逮捕しなければならず、ジミーの妻はデイヴの妻子に、
今後、生活費を送りつづけることで、夫がデイブを殺した罪を意識しつづける。
そして、デイブの妻は、自らの密告によって、夫が殺された事実を背負って、一人息子
を育てていかなければならないわけです。
今までに描かれた以上の終りなき悔恨を、それぞれの登場人物たちは背負って生きてゆ
くということが示唆されているのですね。

と、ネタばれのことを書いてしまいましたが、この映画は物語の描写を味わう作品なの
で、これを読んだからといって、感動が薄れることはないと思います。

黒田英雄さま
確かに、映画館での予告と広告は長くなる一方ですね。
しかし、実は私は近日上映とか製作中とかの予告編を見るのが、案外、好きなんです。

しかし、私だけ、みんなと感性がちがっているのかなあ。


[6018] 訂正 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/16(Mon) 21:49

下の書き込みの最後の行の「かねちくさん」は「かねたくさん」の誤記です。
おわび申し上げます。


[6017] おかちん 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/16(Mon) 21:48

かねたくさま
久しぶりに書き込んでいただきありがとうございます。
むかしの映画の描写のこまやかさというのは、胸にしみてきますね。
私の母方の祖母や叔母たちは、おかちんに限らず、東京の下町の言葉を
いろいろと使っていたように思います。

『楡家の人々』はいまさらながら面白い小説を実感しています。
かねちくさんもぜひお読みください。


[6016] ビバ!中野武蔵野ホール 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/02/16(Mon) 20:37

 大感激!中野武蔵野ホールで私が初めて観た映画「黄金孔雀城」1部〜4部上映と知り、
喜び勇んで観に行きました。黒冠者・里見浩太郎は私の最初のヒーローです。この作品は
ビデオ化もされず、二度ともう観られないと思っていただけにもう嬉しくて懐かしくて。
昭和36年の頃の私の暗〜〜〜〜い子供時代もよみがえってきて、お陰さまで短歌も八首
連発して出来ました。名画座壊滅状態の現在、中野武蔵野ホールと阿佐ヶ谷ラピュタは
好企画が目立ち、旧作邦画ファンとしてはありがたい限りです。中野では深作欣二の
これまたガキの頃観て懐かしき「ギャング対Gメン(まるでキングコング対ゴジラみたい)」
も上映される。ガキの僕が観て面白かったのだから、深作監督は相当易しいエンターテインメントに
徹していたのだと思う。再確認したい。他に、「てなもんや東海道」とか「花のお江戸の
無責任」(昭和39年、これは確か「三大怪獣地球最大の決戦」の併映作だったはずだ)
等が上映され、もうほとんど観る機会のないプログラムピクチャーの上映で、むこう数か月間
武蔵野ホール通いになると思います。
 ところで、僕が新作映画を観に行かなくなった理由のひとつが、あの延々と流れる
コマーシャルと予告編の大洪水です。僕は名画座が好きです。あー、名画座が懐かしい。


[6015] Mystic River 投稿者:二代目石井辰彦 投稿日:2004/02/16(Mon) 13:42

あの、クリント・イーストウッドの新作 "Mystic River" ですが、たしかに秀作だとは思います。俳優はみんなとんでもなく上手だし……。でも、あの後味の悪さがどうも気になります。現実の不条理さを巧みに誇張して表現しているのだということはよくわかりますが、どうしても好きになれません。藝術としての根源的な部分で、なにかちょっとした勘違いがあったのではないかとさえ考えるのですが……。

http://sv.mcity.ne.jp/D/9844/


[6014] おかちん&楡家の人々 投稿者:かねたく 投稿日:2004/02/16(Mon) 07:24

こんにちは。

最近私も『楡家の人々』が気になっていて、先日も古本屋で文庫本を見かけ、手にとってパラパラと
めくっていたところでした。そのときは買いませんでしたが。
日記を拝読するとやはり面白そうで、いよいよ購入ということになりそうです。

ところで、昨日観た映画「永すぎた春」のなかで、主演若尾文子の兄(船越英二)の恋人の母親が、
家に来た若尾・船越二人に対し、火鉢の上にのせた網で焼いたものを「おかちん食べませんか」と
何度も勧めていた台詞が
ありました。
映画を観ていたときは、ずいぶん古風な言い方をするなあと感じたのですが、一昔前の東京の人が使っていた
言い回しなのですね。あの映画は昭和32年です。老婆の台詞とはいえ、それを聞く若者、またその映画を観る客にも
通じていたのでしょうね。

帰宅後ふじわらさんの日記を拝読して、そのシンクロニシティに驚いた次第です。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~kinko/index1.htm


[6013] 今年の映画ベスト1 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/16(Mon) 00:04

松本洋一さまお書き

> 「ミスティックリバー」(監督:クリント・イーストウッド 主演:ショーン・ペン)おススメっす。「ギャング・オブ・ニューヨーク」ほどではないですけど、正月から先行逃げ切りベスト・ワン傾向アリっす。

ということで、お台場のメディアージュのレイトショーで、今、見てきました。
カップルばかり30組くらいで、一人で見ているのは私だけ。

つまり「生きるということは、こんなに苦しいんだ」ということがテーマ
なんですね。
重く苦しく見ごたえじゅうぶん。
ショーン・ペンをはじめとする俳優たちの演技に厚みがあるので、
ぐいぐいと作品の中にひきこまれ、一度も時計を見ることなく
エンディングまできてしまいました。
見ているさなかに「県警対組織暴力」や「総長賭博」を思い出したりしていました。
前者はその設定、後者はどうしようもない悲劇の連鎖というあたりの相似感覚
でしょうか。

佐藤洋二郎の小説といい、この「ミスティックリバー」といい
「生きる」ということの、どうしようもないつらさを描いた作品に
ひかれるのは、年齢のせいもあるのでしょうか。

エンディングのパレードの場面の少年野球チームの車に乗った、
デイブの息子のさびしげな顔が忘れられません。
この子の明日も、父なし子としての十字架を背負った日々が待っているわけです。

今年はじめて見た映画がこの「ミスティックリバー」でよかった。
松本洋一さんには、お礼を申し上げます。


[6012] 勉強三昧 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/02/15(Sun) 23:00

「調査の仕事とかしてみない?」と仕事先で言われている。アンケートの調査結果の分析とかのこと。おだてられていい気になったのか、エクセルと統計関係の本を買ってきて読んでいる。私は文系だったので高校の数学から復習。
 で、今日日曜で、駅前留学してきた。昼間はミスドでエスペラントを勉強し、中国語のレッスンと英語の会話。仕事でもらうお金がそっくり某外国語学校へ行く。(もらうお金が少ないので)工賃を上げるにはまずいい仕事をせねばならず、いい仕事には勉強が絶えず必要で、なおかつ趣味的に語学を勉強している。

学校を出て二十年近くなり、正社員として働いたのは一年足らず、とうがたちすぎているような。

エスペラントでも俳句を作っている人がいます、外国にもいます。

Haikoといいます。なんでoなのかというと、エスペラントの名詞は必ずoで終わることになっているからです。固有名詞などは変化させるかどうかで論議がありますが広島は"hiros^imo"です。

Haikoのサイトもありますが、全文エスペラントで、私もよくわからないので、いつかわかってきたらお知らせしてもいいかもと思っています。


[6011] ………………………。 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/02/15(Sun) 20:21

 ヨコノリ、1番人気に乗って連敗を喫す。そして三タテくらうも、わが短き春、あの
開幕二連勝の遺産のおかげで、まだプラスです。フェブラリーSは馬連、3連複を駆使して
とにかく連敗阻止を第一として燃えます。あとで考えれば、藤原様も私も重視していた
ミッキーベルを中心にして賭ければよかったなあ。府中は日は差せど風は間断なく吹きつけ、
特にパドック上は厳しく、私の頭はアイスキャンデーと化しました。来週も頑張りましょう。


[6010] 今日のレースは♪ 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/02/15(Sun) 12:47

 ダイヤモンドステークス再び。思った以上にオッズ高し。今日は久々に競馬場へ
行こうと思います。「お前、ここで勝たなきゃどこで勝つ」エリモシャルマンに
喝を入れに行きます。ただこの馬、馬体がまた増えていたら、もう一度考え直しが
必要かもしれないなあ。ほんと、こいつはゾロッペな馬なんですよ。まあ、じっくり
考えましょう。


[6009] 明日のレースは♪ 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/02/15(Sun) 00:10

 ダイヤモンドステークス。去年、8番人気イングラディーレを軸とし張ったのですが、
2着馬、紐のハッピールックをなんと次点で買わず、地団駄踏みました。つけ麺定食に
回すんじゃなかった。そして今年こそはと張り切ってメンバー表を見たら、がーん!
私のごときうだつの上がらないメンバーばっかり。まーそれはそれで愛着を覚えるから
がんばります。
 本命、これは消去法で押し出されたF番エリモシャルマンでしかたないでしょう。コース
適正、情けないほどのジリ足、うんざりするほどのスタミナ、メンバーの中ではこれを軸と
する以外、もうしょうがないです。ヨコノリ1番人気(多分)不安説はあるでしょうが、
そんなもんでしょう。ほぼヤケクソです。
 相手。うーん………。9番ミッキーベルか10番フェリシタル、穴は無理矢理でも3番
シースルオール。6番ナムラサンクスは折り合いと府中コースがちょっと不安。どちらにせよ、
去年のイングランディーレのような胸のときめく穴馬は見当たりません。
 前日予想結論。馬連、7−9、7−10、3−7、1−7、4−7、6−7。藤原様は
ミッキーベル狙いですね。いい買い目だと思います。ああ、オッズはまた厳しいだろうなあ。
絞り込む必要が生じるかもしれません。


[6008] Re[6002]: 『黒衣の短歌史』 投稿者:本所飛鳥 投稿日:2004/02/14(Sat) 22:28

>
> この件に関しては、ご自身で、いろいろと本を読んで、考えてみてください。
>
藤原さん、ありがとうございます。
勉強して、自分なりの答えを見つけたいと思います。参考となる本の紹介もありがとうございます。


[6007] 週末の競馬など。 投稿者:並木夏也 投稿日:2004/02/14(Sat) 21:39

二度の連続書き込み、お許しください。

 わたしの自宅では、昨年十二月より新聞を購読しなくなたので、
 新聞勧誘者のサービスということで、毎日配られる朝日新聞の他に、
 土曜日、日曜日にスポーツ新聞(ニッカン)を入れてもらっていたのですが、
 新聞購読をやめてスポーツ新聞も取らなくなってから、
 競馬からずいぶんと疎遠になってしまいました。


 先日、堀江敏幸著『いつか王子駅で』を眺めるように、ぱらぱらとめくったのですが、
 どうもテンポイントの話しが出てくるようでした。
 いま、競馬場で若い人たちにインタビューとして「『TTG』を知っていますか?」と、
 質問したら、ほとんどのひとが判らないんじゃないかな、と思います。

 今年の日経新春杯は雪の降らないなかで、レースが発走しましたね。


[6006] 恥ずかしい話なのですが 投稿者:並木夏也 投稿日:2004/02/14(Sat) 21:26

 たいへん恥ずかしい話しなのですが、
 いまだに、わたしは、中井英夫と小中英之を混同してしまいます。

 『黒衣の短歌史』は、一度読んだきりで「読み終わった」という気にならずに、
 読後に、なんかいも読み返した上で、この本の重要な要点が浮かび上がってくると、
 わたしは読後に感じました。

 『黒衣の短歌史』は、やはり創元ライブラリの
 『中井英夫全集[10]「黒衣の短歌史」がやはりお買い得ですね。
 中城ふみ子との往復書簡も収まっていますし。


[6005] 花粉でないけど 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/02/14(Sat) 20:00

アレルギー鼻炎。一週間に一度いく。仕事場のそばで、内科的にしんどいとき、行くのはつらい。
移る病気のときは休んでしまう。しょっちゅう風邪をひき、今も点滴してるのだけれど、インフルエンザには大人になってなったことがないと思う。

知らずに免疫ができたとか(まさか)


[6004] 御邪魔します 投稿者:石塚 投稿日:2004/02/14(Sat) 13:39

中井英夫の名前が出たところで告知させてください。
『虚無への供物』刊行40記念企画
永遠の薔薇 中井英夫に捧げるオマージュ展
2月29日(日)〜3月10(水)
第一会場 ギャラリーオキュルス
第二会場 書肆啓祐堂
詳細は
http://www.kimiaki.net/kyomu%2040.htm
よろしくお願いします。

http://www.kimiaki.net


[6003] 花粉の罰 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/14(Sat) 13:31

ちばともかずさま、密偵おまささま

とうとう私も花粉の罰を受ける身になったようです。
昨日、勤め先の医務室で、点鼻薬と目薬をもらいました。
それと、和歌山県北山村のじゃばら濃縮液なる健康食品を手にいれまして
これを今朝から飲んでいます。
症状的には、昨日は惨憺たるありさまでしたが、今日はほとんど鼻も目も大丈夫です。


[6002] 『黒衣の短歌史』 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/14(Sat) 13:27

本所飛鳥さま

この件に関しては、ご自身で、いろいろと本を読んで、考えてみてください。
とりあえず、中井英夫の『黒衣の短歌史』を読み、さらに、寺山修司に関連する本を
bk-1などで検索して、何冊か読んでみてください。


[6001] 「ミスティックリバー」 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/14(Sat) 13:24

松本洋一さま

ありがとうございます。
「ミスティック・リバー」は、小林信彦が「週刊文春」のコラムで
今年いちばんの映画というようなことを書いていましたので、
ぜひ、見たいと思っていたところです。

そういえば、去年は一月に「ギャング・オブ・ニューヨーク」を見て
感銘深く、スコセッシ・スコセッシと唱えておりました。


[6000] 写実再興 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/14(Sat) 13:20

「短歌現代」編集部さま

お知らせありがとうございます。
「短歌新聞」の広告をみて「これは買って読まねば」と思っていたところでした。
作品の人選にいかにも岡井隆さんらしい色が見えますね。


[5999] お仲間が・・・ 投稿者:密偵おまさ 投稿日:2004/02/14(Sat) 13:13

わたくし、花粉症歴ウン十年でございます。
コンタックは効くのですが、眠気がひどいのが困り者。
市販の点鼻薬が案外、効きます。ただし、これも使い過ぎはダメだそうですが・・・。

昨シーズンから、イラクサの粉のカプセルというのを飲んでおりまして、これはなかなかいいです。
眠気もないですし、喉の乾きもないようです。
カプセルの他に、錠剤になったものやドリンク剤みたいなものも、自然食スーパーなどでは
販売されております。
こればかりは、体質に合う合わないがありますので、どなたにでも効くというものではないとは
思いますが・・・。

それでは、また。失礼いたしました


[5998] 花粉症になられたそうで 投稿者:ちばともかず 投稿日:2004/02/14(Sat) 02:14

          ようこそ!

(今はコレが精一杯。私もボチボチ始まっております)


[5997] 分かりません。 投稿者:本所飛鳥 投稿日:2004/02/14(Sat) 00:37

藤原さんへ
NHK歌壇1月号・2月号での関川夏央さんの短歌的日常で”寺山修司”に触れています。そこで、寺山修司の短歌は盗作的なことが書かれていますが、どうなんでしょうか。昨年藤原さんがオリジナルティなるものに触れていましたが、寺山修司の作品は盗作だったんでしょうか。(関川夏央は違うと書いている)。
その後、寺山修司の短歌は、短歌界で大きな反響があり今でも影響があるということはやはり寺山修司は短歌において一種の天才だったんでしょうか。また、短歌との決別が30歳、短歌に愛想ついた?、減滅したのでしょうか。それとも短歌より興味あるものが出来た(芝居)と考えるのが無難なんでしょうか。
読めば読むほど分からなくなってきます。よろしく御願いします。


[5996] 今年の映画 投稿者:松本洋一 投稿日:2004/02/13(Fri) 20:30

「ミスティックリバー」(監督:クリント・イーストウッド 主演:ショーン・ペン)おススメっす。「ギャング・オブ・ニューヨーク」ほどではないですけど、正月から先行逃げ切りベスト・ワン傾向アリっす。


[5995] お知らせです。 投稿者:「短歌現代」編集部 投稿日:2004/02/13(Fri) 10:13

藤原さま

ごぶさたしております。
この場をお借りして、ちょっとお知らせです。

お知らせです。

「短歌現代」3月号では、
〈岡井隆責任編集〉と銘打って、
「写実再興のために」という一大特集を組みます。
〈写実〉とは一体、何なのか、前衛、ニューウェーブを経た
現在、〈写実〉に可能性はあるのか? などなど、
今日的な視点で、〈写実〉というものの本質をえぐります
あの岡井隆氏が編集責任者として、〈写実〉に焦点を当てて、
現代短歌の問題を、鋭く追及します。

〈主な内容〉
評論:玉城徹、大辻隆弘、吉川宏志
特別座談会:清水房雄、島田修二、岡井隆
〈写実〉作品:渡辺松男、加藤治郎、高島裕ほか
必読〈写実〉歌集鑑賞:島田修三、花山多佳子、内藤明ほか

定価500円(税込)
2月25日発売です。

ご栄転でご多忙のこととお察しいたします。
くれぐれもお身体を大切にしてください。

どうも失礼しました。


[5994] 3月13日 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/13(Fri) 08:47

本阿弥書店さま

イベントのご成功、お祈りします。
なかなかのキャスティングでありますね。
都合がつけば、行きたいと思います。


[5993] 映画遍歴 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/13(Fri) 08:44

並木夏也さま

どうも久しぶりですね。
私もかつて「無敵のハンデキャップ」と「リングリングリング」しか
映画を見なかった年がありました。
ちなみに今年はまだ劇場では一本も映画を見ていません。


[5992] また週末が 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/13(Fri) 08:42

二代目石井辰彦 さま

いえいえ、お気になさらずに。

また週末で、競馬をやらなくちゃなりません。
今週は黒田さんも、馬券を買う週ですね。


[5991] 藤原さん、失礼しました! 投稿者:二代目石井辰彦 投稿日:2004/02/12(Thu) 13:59

"Seabiscuit" についての日記、たしかに読んだ記憶があります。すっかり忘れていたわけで、まあ、年のせいなんでしょうね……。

東京では騎馬警官を日常的に見ることはありませんが、欧米の都市では頻繁に目にします。あれ、かっこいいですよね! 日本でも、たとえば丸の内から銀座あたりにかけて、時々騎馬警官が通り過ぎると、素敵だと思うのですが……。

http://sv.mcity.ne.jp/D/9844/


[5990] シービスケット 投稿者:並木夏也 投稿日:2004/02/11(Wed) 14:00

 わたしの父が、月末に「シービスケット」を観にいくと意気込んでいます。
 長いこと映画を見に行っていなかったそうで、まえに観た映画は「優駿」だそうです。
 なんだか”そのまま”の映画遍歴です。


[5989] 本阿弥書店 投稿者:本阿弥書店 投稿日:2004/02/11(Wed) 11:37

藤原さん、失礼します。
この場をお借りしてPRさせてください。

{本阿弥書店創立20周年記念企画}
 朗読フェスティバル・語りの系譜
  俳人・歌人・詩人など現代の語り部たちによる朗読会&トークライブ。
  ジャンルを超えた夢の饗宴!
 出演者 
 福島泰樹(歌人) 辻桃子(俳人) 白石かずこ(詩人) 天童大人(詩人)
 荘魯迅(漢詩人) 坂麗水(琵琶) 長岡輝子(俳優) 庵進(民謡) 
 東直子(歌人) 永田千絵(語り) ほか
 
日時 平成16年3月13日(土)  開演14時30分〜16時30分
会場 日本大学カザルスホール  千代田区神田駿河台1−6  
   JR・御茶ノ水駅より徒歩3分。 地下鉄神保町駅より徒歩5分
入場料 前売り2500円 当日3000円  (全席自由)
チケット申し込み  
郵便振替にて下記口座番号へ2500円を沿えて「朗読会入場希望」と書いてお申込み下さい。届き次第チケットをお送りします。
口座番号  00100−5−164430 本阿弥書店
 
お問い合わせ 本阿弥書店・企画室(田中まで)  рO3−3294−7068


[5988] テスト 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/11(Wed) 08:49

テスト書き込みです。


[5987] シービスケット 投稿者:千枝 投稿日:2004/02/10(Tue) 23:25

 こんばんは
横レスで失礼いたします。「シービスケット」観て来ました。
レースの迫力を味わいたくて劇場まで行ったのですが、
なかなかの臨場感ありの映像でした。ストーリーそのものには
大技とか、ひねりはないのですが、馬の息遣い、厩舎の匂い、
観客の興奮などがリアルに伝わってくる丁寧な作りだったと思います。
ラジオのアナウンサーもいい味だしてましたね。
 この映画を観たあと「TUTAYA」で松樹剛史「ジョッキー」を
百円でゲットして読みましたが、こちらも競馬、馬好きには
たまらない一冊でした。


[5986] アドミラル 投稿者:花森こま 投稿日:2004/02/10(Tue) 22:25

といえば、ミステリの競馬シリーズ「本命」に出てくる名馬の名前ですね。ウォー・アドミラルからとったのかしら。ディック・フランシス(原作者)はイギリスの名旗手だった人で、引退後に書いた「興奮」があまりにも素晴らしくて、競馬シリーズを書くことになったのでした。

http://fruit.gaiax.com/home/hansulove


[5985] せっかくなんですけど……………………… 投稿者:黒田英雄 投稿日:2004/02/10(Tue) 20:47

 「シービスケット」、多分、いや絶対、いい作品なんだと思います。僕は、1991年まで
コツコツ劇場映画を観ていたのですが、ある時急にしんどくなって、「新作を観るのは
もう止めよう。膨大な数の古い日本映画を追求しよう」と決心しました。旧作の邦画なら
劇場まで観に行きますが、ちょっと新作、特にハリウッド映画は………(すみません)。
 でも、絶対感動する映画なんでしょうねえ。ストーリーをちょっと読んだだけで
泣けてきますよ。


[5984] 「シービスケット」について 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2004/02/10(Tue) 19:28

二代目石井辰彦様

返事が遅れてすみません。
「シービスケット」は私も昨年の12月に試写会で見まして、日記に感想を書いて
おりましたので、以下にコピーいたします。

1181] 馬の名はシービスケット 2003年12月19日 (金)

試写会で「シービスケット」を見る。
監督:ゲイリー・ロス
出演:トビー・マグワイア、ジェフ・ブリッジス、クリス・クーパー
シービスケットといのは、一九三〇年代半ばに、アメリカ西海岸の
サンタアニタ競馬場を中心に活躍した競走馬の名前。
東部のエスタブリッシュメントに成り上がりとバカにされながらも
事業に成功して、競走馬を持つ事業家がオーナー。
昔かたぎのカウボーイが調教師。
大荒況で破産した家の息子がジョッキー。
この三人のトリオがシービスケットを駆り、東部の実業家の持ち馬
のウォーアドミラルとマッチレースをする場面がクライマックス。
ウォーアドミラルはアメリカ競馬史に残る名馬であり、つまり、こ
れは実話ということである。
ジョッキーたちがレースの最中に、怒鳴りあったり、時には殴りあ
ったりする場面が迫力をもって描かれているのが面白かった。
また、マッチレースの場面では、スタートと同時に、全米各地の人
達が、ラジオに耳をかたむけているモノクロ写真が何枚もフラッシ
ュバックし、その写真に実況中継がかぶさるという演出がなかなか
泣かせてくれる。
つまり、ラジオという新しいメディアが、現場の興奮を全国に送り
届ける時代になったということだ。
来年公開ということなので、競馬が好きな人は見ておいたほうが
良いと言っておこう。

と、こんな感想でした。
映画と競馬にくわしい黒田英雄さんに、感想をうかがってみたいところですね。


[5983] 競馬好きの方の御意見を! 投稿者:二代目石井辰彦 投稿日:2004/02/09(Mon) 13:40

競馬好きであらせられる藤原龍一郎どの

先般、ゲイリー・ロス監督の映画 "Seabiscuit" を楽しんで観たのですが、小生競馬にはとんと不案内なので、競馬通の藤原さまの御意見(特にレースのシーンなどについて)を伺いたいと思ったのでした。なにやらとんでもなくお忙しい御様子ですが、もし御覧になられましたならば、是非御感想をお聞かせくださいませ!

http://sv.mcity.ne.jp/D/9844/


[5982] 正字 投稿者:冬野由布 投稿日:2004/02/09(Mon) 00:15

中国の正字と日本の正字とおのおのの略字、それぞれで感じは違いますね。現代簡体字で書かれた日には、泣き出す人がいるかもしれない。


[5981] 蠅帳から思い渡って 投稿者:並木夏也 投稿日:2004/02/08(Sun) 00:10

 藤原さん、管理人荻原裕幸さん、連続、二度の書き込みお許しください。

>冬野由布さん
 はじめまして。未来短歌会の並木夏也と申します。
 冬野さんがお書きになられた「蝿帳」というのが気になりまして。
 蚊に対する『蝿』用のものをと考えて、すぐに、「あああれのことかな」と思いついたのですが(小津安二郎の映画に出てきそうなモノですね。)、
 三省堂の『現代の短歌――100人の名歌集』(篠弘編著)を読んでいたら、どこか違うぞ、と思ったとたん、この本に納められている塚本邦雄の短歌が、すべて正字体で書かれていることに気づきました。(気づくのが遅いのですが。)

 短歌新聞社から文庫版で出版されている『日本人霊歌』(完本)でさえ、略字に変えられて掲載されている、ということに憤りを感じました。
 三省堂の『現代の短歌』を読み、そのあと直ぐに『塚本邦雄全集』の短歌・俳句が収まっている巻を読みました。

 それぞれの本で、正字と略字で書かれていては、正直、同じひとつの短歌を読んだ気にはまったくなれませんでした。
 正字文学として、ひとつ学問(文学)の幅を広げていけるのではないかと感じました。

 それで、その三省堂の『現代の短歌』に載っている歌一首に

・われら母国を愛***し昩爽より生きいきと蝿ひきしめる蠅捕リボン  塚本邦雄


 というのがあって、わたしは、蠅捕リボンを見たことがないので親類に聞いたところ、吊り下がっているリボンに二十匹ぐらいの蠅がくっつく(取れる)とのことなので、あんまり実際に見たくはないな、と塚本邦雄の歌を読んで思いました。