[5538] 御礼 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/10/03(Fri) 12:31

おおさかのおっさん様

早々に、ご教示いただきありがとうございます。
やはり「がんぎょく」なんですね。
玉がついているので俄の系統の名前だから、「ギョク」と発音するのだとは
思っていたのですが、けっこうきちんとした本で「がんたま」とルビがふって
あったので、不安に思いおたずねしました。

いとし師匠のご逝去で、戦前からのコンビがなくなってしまったそうです。
私は昭和41年11月から45年3月まで豊中の服部に住んでいたのですが
そのあいだに、梅田花月、なんば花月、角座、千日劇場にかよいました。
今になって、得難い体験をしておいて良かったと思います。


[5537] Re:ご教示ください 投稿者:おおさかのおっさん 投稿日:2003/10/03(Fri) 10:52

藤原はん、お久しぶりどす。

「桂南京」? 聞き初めでんなあ。
なんや、桂南光(今は三代目、前の桂べかこ)とゼンジー北京を合わせたみたいな名前でんなあ。
わては知りまへんけど、ひょっとして南光の内弟子にいるのかもしれまへんなあ。

「芦乃家雁玉」、わてらは「ガンギョク」と云うてます。
語呂的にも「ガンギョク・ジュウロウ」でっしゃろ。


[5536] ご教示ください 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/10/03(Fri) 08:21

花森こま様
私は桂南京という名前を聞くのは初めてです。
関西か東京かもわかりませんか?

もうひとつ、私から、ご存知の方にご教示願いたいことがあります。
大阪の漫才で、芦乃家雁玉・林田十郎、通称、雁玉・十郎という人気コンビが
いましたよね。NHKラジオの「上方演芸会」の司会で有名だったコンビです。
この雁玉さんの名前を発音するとき「ガンギョク」、「ガンタマ」のどちらが
正しいのでしょうか。
演芸の歴史の本で、「ガンギョク」とルビがふってあるのと「ガンタマ」とふって
あるのと二手ありまして、迷っています。
ぜひ、大阪のおっさんさんがお読みでしたら、ご教示ください。


[5535] 落語好きな人に朗報 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/10/03(Fri) 08:11

パーソナリティにし明日の土曜日11時からラジオの文化放送で立川志の輔さんをた
新番組「志の輔ラジオ土曜がいい」がスタートします。
その中で古い落語をノーカットで放送するコーナーができるそうです。

まず第一回目の明日は、林家三平の「源平盛衰記」だそうです。12時から約30分
ノーカット放送だそうです。
「源平盛衰記」は、三平師匠がやった珍しい古典落語の一つです。
地噺という形式のもので、本筋はナレーション風に語りながら、しばしば素にもどっ

ギャグを入れて行くというかたちです。
これを機会に落語や演芸のノーカット放送がふえてくれることを望む私であります。


[5534] 桂南京さん 投稿者:花森こま 投稿日:2003/10/03(Fri) 07:59

って、落語家さん、ご存知の方いらっしゃいますか?たしか桂門下だったと思うのですが。記憶曖昧。消息を知りたいんですが。

http://fruit.gaiax.com/home/hansulove


[5533] そうでしたか 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/10/03(Fri) 06:43

村井康司様
中村裕さんは、三橋敏雄さんにほれ込んだ方なのですね。
「やつあたり俳句入門」の新興俳句に関する記述は、好きでたまらないという感情が
あふれた説得力のあるものでした。
全体的な感想は、日記に書いたとおりです。
『名句で味わう四季の言葉』は、書店では見ていたのですが、中村さんや村井さんと
むすびつけて考えていませんでした。
週末にもう一度、書店でチェックしてきます。


[5532] 中村裕さん。 投稿者:村井康司 投稿日:2003/10/02(Thu) 16:37

藤原さん、こんにちは。
「やつあたり俳句入門」の著者、中村裕さんは、三橋さんを通じて8年ほど前に知り合いました。彼は三橋さんを慕って小田原に引越した「おしかけ弟子」なんです。
中村さん、この5月に『名句で味わう四季の言葉』(写真は今森光彦さん)という本を小学館から出しています。編集は村井です。


[5531] 転載厳禁 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/10/01(Wed) 21:43

冬野由布様

まあ、いちおう、書いておいた方が気持ちはすっきりするかもしれませんね。


[5530] Re 朗読 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/10/01(Wed) 21:42

伊津野重美様

朗読、聞かせていただきました。
ちょっと、スピーカーの調子が良くはなかったのが残念でしたが
伊津野さんの、囁きのような、しかし、はっきりとつたわってくる声を
受け取ることができました。
インタビューの明石海人に対する思いも、心に残ります。

みなさまも
お聞きになることをおすすめ↓します。

http://www.po-m.com/inout/menu.htm


[5529] 無断転載を禁ず 投稿者:冬野由布 投稿日:2003/10/01(Wed) 20:11

自分のサイトで、日記的な文章と短歌を書き、もうすぐ一年になるのだけれど、病院に一ヶ月入院していたり、風邪ひいて寝込んだりで律儀にかかれていない。それと「その記事を書くときに短歌も即興で作る」をモットーとしたファスト短歌なので煮込み煮込んだ味は無い。
問題は。「無断転載を禁ず」としていないので、これは私のじゃー、と誰かに言われたり、後々私が言ったりするかもしれないということ。
パロディーはどうぞやってくださいと言う感じだし。ただまんま「私のじゃ」と持っていかれるのはいやなわけ。
 やっぱり明記しようかなあ。

http://www.h7.dion.ne.jp/~huyuno


[5528] 朗読 投稿者:伊津野重美 投稿日:2003/10/01(Wed) 07:55

藤原さん、こんにちは。

詩人の和合さんのサイト「いん・あうと」の
ポエトリーリーディングのコーナーで
インタビューを載せていただきました。
音源も載っています。
他の方は、プロ級ですが、私一人だけなぜ?と言う感じでお恥ずかしいかぎりです。

http://www.po-m.com/inout/menu.htm


[5527] Reまったく苦手な噺家さん 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/10/01(Wed) 06:40

密偵おまさ様
おはようございます。
日記には具体的なことがほとんど書けていないので、まずい文章だなあと反省していた
のですが、もう、肌合いがちがうというか、サイクルがあわないとしか言いようがない
んですね。
エッセイ集に出てくる、ウルサガタの落語家というイメージが、ご本人は自然に自分を
そう思っているのでしょうが、私にはイヤなんです。
実は、小三治さんの『落語家論』の文章は、「民族芸能」という雑誌に林家彦六師匠の
あとを受けて連載されたものだということなので、その前の彦六師匠の文章がまとめら
れた単行本『噺家の手帖』というのを買ってきて、昨夜、拾い読みしていました。
それで、こちらは、自他ともに認める頑固な長老ですので、書いてあることも、小三治
さん以上に、口うるさいのですが、こちらは、まったくイヤな気がせずに、受け入れる
ことができるんです。やはり、肌合いですね。
小三治さんが所属している「やなぎ句会」のメンバーの文章は、大西信行、矢野誠一、
永井啓夫、桂米朝、永六輔、小沢昭一、故江國滋と、みんな好きなんですけど、一人だ
け、何の利害関係があるわけでもないのに好きになれないというフシギさです。
まあ、しかたないですね。
ながながと失礼いたしました。


[5526] 苦手な噺家さん 投稿者:密偵おまさ 投稿日:2003/09/30(Tue) 22:17

本日の日記、拝読いたしました。
わたしも実は、あの方は落語を好きになる前から苦手でした。
オーディオマニアということで、ラジオ番組などに出ていらっしゃった時のお話を聞いても、
どこがどう、というのではなく、ダメなのでした。
先日、寄席で初めて生の高座をうかがいましたが、生の落語もやはり・・・。

人気のある噺家さんで、認めていらっしゃる方も多いので、わたしの聞く耳が
ダメなのかと思っておりましたが、藤原さんの日記を拝読して、
ちょっと安心(笑)いたしました。

http://mitteiomasa.hp.infoseek.co.jp


[5525] Re[5524]: 緊急連絡 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/30(Tue) 08:50

田中槐様

下記の件、了解です。楽しみにしていたのですが、まあ、楽しみは先へのばす、ということで。

> 藤原さま
>
> お世話になります。
> すみません、ちょっと緊急のご連絡です。
> 藤原さんもおいでくださるようなことを伺っておりましたので。
> 以下、ご迷惑をおかけしますがこちらでも告知させてください。
>
> 今週の土曜日に開催を予定していた「朗読千夜一夜〜第五夜〜」は、諸事情により延期となりました。
>
> 関係各位には大変ご迷惑をおかけすることとなり、本当に申し訳ありません。
>
> 現在日程の再調整中です。
> 決まり次第また告知申し上げますので、何とぞよろしくお願いします。


[5524] 緊急連絡 投稿者:田中槐 投稿日:2003/09/30(Tue) 06:52

藤原さま

お世話になります。
すみません、ちょっと緊急のご連絡です。
藤原さんもおいでくださるようなことを伺っておりましたので。
以下、ご迷惑をおかけしますがこちらでも告知させてください。

今週の土曜日に開催を予定していた「朗読千夜一夜〜第五夜〜」は、諸事情により延期となりました。

関係各位には大変ご迷惑をおかけすることとなり、本当に申し訳ありません。

現在日程の再調整中です。
決まり次第また告知申し上げますので、何とぞよろしくお願いします。


[5523] 「笑芸人」12号発売中 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/28(Sun) 19:29

「笑芸人」12号・「特集・喜劇映画バンザイ」「ハッスル特集大西ユカリと新世界」 が発売中です。
白夜書房刊・1714円+税
・井筒和幸VS高田文夫対談
・西田敏行インタビュー
・高平哲郎「戦後日本喜劇映画総ざらい・観て損のない112本」
・宮藤官九郎フィルムワークス検証
・中村獅童インタビュー
・アンケート特集・みんなで選んだ喜劇映画世代別ベスト3
・春風亭柳昇師を偲んで・愛弟子・昇太の独占手記「師匠とわたし」
※このほかに、連載として「笑芸百人一首」をワタシ・藤原龍一郎が書いております。
 オモシロ好きの方にはおすすめの一冊。大書店でお買い求めくださるとうれしいです。



[5522] 他人事ではない 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/27(Sat) 14:13

梶倶認様、井口一夫様
ご意見ありがとうございます。
梶さんのおっしゃるとおり、歌人にとっても他人事ではない問題です。
歌人のみなさんも、ぜひ、井口さんの文章↓をお読みください。

▼「文学の問題―『俳句研究』9月号、仁平勝発言への疑問」<ちゃばしら@WEB
http://www.lebal.co.jp/cyabasira_bbs/chanoyu.html

「俳句研究」九月号の仁平さんの文章は、過度に感情的になっていらして、
本質から問題をそらそうとするあまり、自己撞着をおこしてしまっているのは
歴然としています。
井口さんの文章には、そういう点が冷静に批判されています。

冷静に判断すれば、表現のオリジナリティを尊重するということは当然のことです。
この問題に関して、経緯をきちんとご存じない方に

オリジナリティの主張→著作権→金銭の発生

というような主張を私がしているかのような誤解があるようですが、現実的には
詩歌の著作権で金銭が発生することなどほとんどないわけで、それ以前に、何より
オリジナリティを尊重しようとい、きわめてシンプルな考えを私は提唱しているわけで
す。
この問題は、私自身、今後も粘り強く考え続けてゆくつもりです。


[5521] 梶倶認さま 投稿者:井口一夫 投稿日:2003/09/27(Sat) 10:40

>梶さま

はじめまして。短歌同人誌「ちゃばしら」の井口と申します。

藤原さんがお書きになった東風西風のベースは
「ちゃばしら」へご寄稿いただいたものです。

小誌9月号でぼくも俳句研究9月号の
仁平さんの発言に対して若干私見を書かせていただきました。
よろしければ読んでみてください。

▼「文学の問題―『俳句研究』9月号、仁平勝発言への疑問」<ちゃばしら@WEB
http://www.lebal.co.jp/cyabasira_bbs/chanoyu.html

では、失礼します。

http://www.lebal.co.jp/cyabasira_bbs/web.html


[5520] 俳句研究東風西風を読みました 投稿者:梶 倶認 投稿日:2003/09/27(Sat) 08:45

俳句研究東風西風を読みました。同感です。俳句に限らず、短歌も同様な問題が起きると思いますが、三十一音のため、危険性が少ないに過ぎないと思っています。
表現をする場合には、作者は、1回的につかんだものをどのように短歌なり、俳句にするかに勝負をかけているものです。自分で納得がいった作品というのは、定型なり、言葉なりと格闘して、いわば勝ったものであるはずです。この意味で、類句、類想は、定型に負けた作品といえるような気がします。「いきいきと死んでをるなり」というフレーズを、作家が別の機会にたまたま得るようなこともあるかと思いますが、このときは、作家の資質とか作品の質とか優劣が決まってしまうことになるシビアな世界となるでしょう。先行作品があることを知って作品化するときには、定型の世界に既に登録された作品と同じような勝負をすることになるから、内容が違うからいいかぐらいの判断ではなく、先行作品に対し、これを乗り越えられるような表現ができているかの検証が本来必要なはずです。奥坂がこの点の検証が十分だったかは問題があるでしょう。類句議論は、この辺の短詩なり、表現の基本の議論が落ちているような気がして、残念に思っていました。
 藤原さんの東風西風は、この問題の基本にふれているので、大いに同感です。俳句とか短歌は、作る気になれば、数が沢山できてしまう、その中で、表現の根本問題に対する配慮がおざなりになってしまう、こんな実情があるような気がします。
しかし、藤原さんの書かれているように、表現者のオリジナリティに誇りを持つことが必要です。これが短歌とか俳句を面白くしていると思えるからです。
俳句研究9月号の仁平氏の書かれたものはお読みになっていると思いますが、どう思われましたか、この文章自体問題のごまかしがあるようで、不愉快な思いがしたのですが、どうでしょうか。


[5519] 再掲「BOOKISH」5号発売 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/23(Tue) 21:19

噂のおもしろリトルマガジン「BOOKISH」5号が発売になりました。

今号の特集は「落語の本 あ・ら・か・る・と」です。
・大西信行「落語(噺)本を考える」
・戸田学「不思議なるかな正岡容」
・有馬卓也「長谷川幸延・人と作品」
・大友浩「噺家が書いたばかばかしくない人生」
・藤原龍一郎「安藤鶴夫の落語の本」


・一頁エッセイ「私が愛した落語本」
浜美雪、喜多哲士、木村万里、ゲンシロー、故林広志、笹部秀司、瀧口雅仁
ちばけいすけ、金子拓、未読王、渡邊寧久

・桂文我インタビュー

・くまざわあかね「私を落語作家に仕立てた本」

落語本コレクターとして知られる桂文我師匠へのインタビューは、古書マニアの方々にも
十分に面白がっていただけると思います。

落語マニアとしては、絶対に見逃せない一冊です。

定価700円
申込みは「BOOKISH」の会 TEL 06−6387−4690(faxも同じ)

一冊でも多く、お読みいただきたいので、みなさま、ご購入、よろしく。


[5518] 再掲・誌上句会 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/23(Tue) 08:37

広瀬ちえみ様
こちらこそ、お世話になりました。もう一度、「川柳杜人創刊200号記念」誌上句会の
応募要項、下記に載せておきます。みなさま、ふるって、ご応募ください。


○川柳杜人創刊200号記念誌上句会

課題 「木」「土」 各題2句詠(未発表のもの)
選者 「木」 石部 明 笹田 かなえ 大友逸星
「土」 古谷 恭一 吉田 久美子 添田星人

締切 平成15年9月30日消印有効
参加料 1、000円(現金または郵便小為替)
賞 合点20位まで、各選者特選に賞
投句用紙 自由(一字空けはその旨明記)
発表 「川柳杜人」200号誌上(12月)
投句先 〒987ー0111 宮城県遠田郡涌谷町柳町34 川柳杜人社誌上句会係
都築 裕孝 宛
TEL・FAX 0229ー43ー3380
主催 川柳杜人社

どうぞ、みなさま、よろしくお願いいたします。


[5517] 珂瀾様、失礼しました 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/23(Tue) 08:32

黒瀬珂瀾様
たびたびの間違い、失礼いたしました。
訂正いたしました。
「すばる」の文章、バランスがとれ、しかも、引用歌の良い部分が、たぶん、
短歌を読まない読者にも伝わるであろう、品格のある文章で感心しました。
さらなる、ご活躍をお祈りします。


[5516] 杜人誌上句会 投稿者:広瀬ちえみ 投稿日:2003/09/23(Tue) 01:17

案内を掲載してくださってありがとうございます。ここをごらんになっていらしゃるみなさま、ご投句をお待ちしております。
藤原さん、お元気ですか。あの節はお世話になりました。


[5515] どうも 投稿者:黒瀬珂瀾 投稿日:2003/09/22(Mon) 20:58

「すばる」のエッセイお読みいただいたようで、うれしく思います。
これからもがんばっていかにゃあなあ、と思います。
文章ももっと磨かなくては。
えっと、日記にお書きの僕の名前が黒瀬珂「燗」になってます。
「瀾」ですので、よろしくです。
いま、NHKで今年の萩原賞が四元さんに決まったと言ってました。


[5514] 「BOOKISH」5号発売中 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/22(Mon) 11:18

みなさま
噂のおもしろリトルマガジン「BOOKISH」5号が発売になりました。

今号の特集は「落語の本 あ・ら・か・る・と」です。
・大西信行「落語(噺)本を考える」
・戸田学「不思議なるかな正岡容」
・有馬卓也「長谷川幸延・人と作品」
・大友浩「噺家が書いたばかばかしくない人生」
・藤原龍一郎「安藤鶴夫の落語の本」


・一頁エッセイ「私が愛した落語本」
浜美雪、喜多哲士、木村万里、ゲンシロー、故林広志、笹部秀司、瀧口雅仁
ちばけいすけ、金子拓、未読王、渡邊寧久

・桂文我インタビュー

・くまざわあかね「私を落語作家に仕立てた本」

落語マニアとしては、絶対に見逃せない一冊です。

定価700円
申込みは「BOOKISH」の会 TEL 06−6387−4690(faxも同じ)

一冊でも多く、お読みいただきたいので、みなさま、ご購入、よろしく。


[5513] ありがとうございます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/21(Sun) 06:54

りょうこ様
ありがとうございます。
のちほどメールをお送りします。

「日本歌人」のみなさまにきっかけをつくっていただきましたおかげで、
前川佐美雄の短歌を本格的に読みこもうという目標ができました。
めぐりあわせの不思議を感じますね。


[5512] 志ん輔さんのこと 投稿者:りょうこ 投稿日:2003/09/20(Sat) 16:09

いつか、浅草の歌会で講演を伺って以来、日記を拝見させて頂いております。歌もさることながら、落語、映画のお話に目が行ってしまいます。例の中野ホールの支配人も見ているそうです。
志ん輔さんの高座をご覧になられるご希望でしたら大変良く存じ上げているのでご案内状をお送りします。ただしお送りする場所はプライバシーになる事でしょうから、私のアドレスにご連絡いただければと思っています。ご本人から届けてもらうように致します。
暑いときに頭痛薬がと書いておられましたが、私もそうで辛いですよね。くれぐれもご自愛ください。


[5511] 再掲・誌上句会 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/20(Sat) 10:15

○川柳杜人創刊200号記念誌上句会

課題 「木」「土」 各題2句詠(未発表のもの)
選者 「木」 石部 明 笹田 かなえ 大友逸星
「土」 古谷 恭一 吉田 久美子 添田星人

締切 平成15年9月30日消印有効
参加料 1、000円(現金または郵便小為替)
賞 合点20位まで、各選者特選に賞
投句用紙 自由(一字空けはその旨明記)
発表 「川柳杜人」200号誌上(12月)
投句先 〒987ー0111 宮城県遠田郡涌谷町柳町34 川柳杜人社誌上句会係
都築 裕孝 宛
TEL・FAX 0229ー43ー3380
主催 川柳杜人社

どうぞ、みなさま、よろしくお願いいたします。


[5510] 全集エレジー 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/20(Sat) 10:14

並木夏也様
刊行中の小林秀雄作品集は、やっぱり、売れてないのですかね。
あと、全集はホントに受難の時代です。
書庫のある大きな家にすんでいたら、あれも買いたいこれも買いたいという状態です。
お金はあっても置く場所がない、という状況は一生改善されそうもないです。


[5509] 地球の上に朝がくる 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/20(Sat) 10:11

ちばともかず様
いつも詳細な情報をありがとうございます。
川田晴久、三亀松といった芸人さんたちの人気は、現在のたけし、さんまに
匹敵するものだったようです。
基本的にはレコード、ラジオ、映画といったメディアの発達とともに、これらの
芸人さんの知名度と人気が加速度的にあがったようです。

また、いろいろとご教示ください。


[5508] 短歌、記述訂正 投稿者:並木夏也 投稿日:2003/09/20(Sat) 02:12

鷗外全集五十三冊一万円ありがたきかな平成不況  岡井隆『<テロリズム>以後の感想/草の雨』


正しくはこちらです。すみません。

http://www.fides.dti.ne.jp/~kit2in1/


[5507] RE:小林秀雄 投稿者:並木夏也 投稿日:2003/09/18(Thu) 22:16

 こんばんは。並木です。

 小林秀雄のことですが、新潮社から全集が刊行しているのにもかかわらず、
 (まだ刊行途中なのでしょうか?)、
 ほぼ同時刊行で「小林秀雄作品集」が兼価で出版されているというのは、
 全集が全く売れていないということなのでしょうね。
 新潮社は、かなり全集に、見込み採算を狙っていたとおもいます。。

 わたしも小林秀雄の作品集の方を狙っているのですが、
 さいきん、そう急ぐことではないかな、と思っているので古書店に並ぶことを待っています。
 神保町の三茶書房とか、八木書店あたりに並ぶのでしょうか。
 しかし今では、

鷗外全集五十三冊一万円ありがたりかな平成不況  岡井隆『<テロリズム>以後の感想/草の雨』

 といった具合のを、わたしは狙っています。

 鷗外全集が五十三冊という多い冊数については、
 前に医学論文の量が膨大だから、と聞いたことがあります。
 わたしは鷗外全集はまだ未読なのです。

http://www.fides.dti.ne.jp/~kit2in1/


[5506] 川田晴久読本 投稿者:ちばともかず 投稿日:2003/09/18(Thu) 15:22

こんにちは。
『地球の上に朝が来る・川田晴久読本』、なかなかに魅力的です。
桂米朝と筒井康隆の『対談・笑いの世界』といい、欲しい本が
少したまってきましたので、久々に書店に行こうかと思いました。

最近、DVDで昔の邦画をよく観ていまして、昨晩は下の“娘映画”2本。

『ラッキー百万円娘』(1949)
  監督:斎藤寅次郎
  脚本:八住利雄
  出演:美空ひばり ロッパ エンタツ アチャコ 藤山一郎 川田晴久 キドシン 他

『銀座カンカン娘』(1949)
  監督:島耕二
  脚本:山本嘉次郎・中田晴康
  音楽:服部良一
  出演:高峰秀子 灰田勝彦 古今亭志ん生(5代目) 笠置シヅ子 岸井明 浦辺粂子 他

『ラッキー百万円娘』は、シベリアに抑留中されている父親の帰りを待つ身寄りの無い花売り娘(美空ひばり・12歳)がトラックにはねられ、それを助けたピーナツ売り(エンタツ)やおでん屋(アチャコ)や会社員(ロッパ)や街頭芸人(川田晴久)らを巻き込む、百万円の宝クジの物語。
唄っているのです、美空ひばり。「ウワーオ、ワオワオー」と『ジャングルブギ』の替え歌なども披露。上手いのですよ、すでに。川田晴久にレッスンを受けて唄うシーンなども、観ていて楽しいです。

『銀座カンカン娘』はヒット曲を使った歌謡映画で、みんな唄いに唄い、当然ラストは『銀座カンカン娘』の大合唱で終る……と思いきや、最後の数分は噺家役で出演している志ん生の落語なのです。唄は無し。それどころか「へい、御退屈さま」で噺が終るとそのまま映画も終り。暗くなった画面に寄席の追い出し太鼓が鳴り、最後のカラカラカラ…まであるという、いつの間にやら落語映画になっているという驚きのエンディング。
まだシワくちゃになる前、59歳の志ん生の姿が見られるというのは、嬉しいモノです。

『東西落語がたり』での『大銀座落語祭』構想実現の際には、ホールだけでなく、劇場や映画館でも、こういう落語絡みの作品をかければいいのになと思いました。
それでは、また。


[5505] ギャラリー・イヴ 投稿者:並木夏也 投稿日:2003/09/18(Thu) 13:45

こんにちは。並木です。

先日の15日月曜日、敬老の日に、経堂のギャラリー・イヴに行ってきました。
行ってきてよかったです。
わたしは無事、迷うことなく画廊に到着しました。

あと、四日だけ開催ということになるのでしょうか。
20日(土)、21日(日)、23日(火曜日・休日)、27日(土曜日)、と。

 それではそれでは。

http://www.fides.dti.ne.jp/~kit2in1/index.html


[5504] ご案内 投稿者:笹田かなえ 投稿日:2003/09/17(Wed) 23:32

こちらでは、はじめての書き込みとなります。
笹田かなえともうします。普段は川柳をい書いております。
藤原様、みなさま、こんばんは。

今夜は川柳の誌上句会のご案内にまいりました。

○川柳杜人創刊200号記念誌上句会

課題 「木」「土」 各題2句詠(未発表のもの)
選者 「木」 石部 明 笹田 かなえ 大友逸星
「土」 古谷 恭一 吉田 久美子 添田星人

締切 平成15年9月30日消印有効
参加料 1、000円(現金または郵便小為替)
賞 合点20位まで、各選者特選に賞
投句用紙 自由(一字空けはその旨明記)
発表 「川柳杜人」200号誌上(12月)
投句先 〒987ー0111 宮城県遠田郡涌谷町柳町34 川柳杜人社誌上句会係
都築 裕孝 宛
TEL・FAX 0229ー43ー3380
主催 川柳杜人社

どうぞ、みなさま、よろしくお願いいたします。


藤原様、本当にありがとうございました。



[5503] いえいえ、こちらこそ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/17(Wed) 12:56

西村美佐子様

こちらこそ、良い勉強の機会をいただき感謝しております。
困ったときには、いつでも呼んでください。
愛と正義のためなら、私はいつでもかけつけます。


[5502] ありがとうございました 投稿者:西村美佐子 投稿日:2003/09/16(Tue) 19:26

先日はほんとうに申し訳ありませんでした。
なんとかしようと思ったのですがどうにもならなくて。
藤原さんでなければ、きっと不可能なことでした。
こころからお礼申しあげます。
こんなとき助けてくださる先輩をもつしあわせを痛感いたしました。
がんばります。


[5501] 小林秀雄 投稿者:冬野由布 投稿日:2003/09/16(Tue) 18:00

大学入試、二次試験の現代文に小林秀雄の文がありました。
もう20年前です。ちょうど。このセンスはどうなんでしょう、文によりますよね。
私は現代文の、特に5択が苦手でしたが、共通一次も、二次も出題者と馬が合ってよかったです。

http://www.h7.dion.ne.jp/~huyuno


[5500] 小林秀雄 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/16(Tue) 13:00

KAWADE夢ムックで「総特集・小林秀雄」というのが出てたのでつい買ってしまいました。


[5499] 古今亭志ん輔について 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/15(Mon) 19:01

もりたなおや様

古今亭志ん輔について、説明していただきありがとうございます。

それから、別件ですが「北海道新聞」も到着しました。
ご配慮、ご厚情に深謝いたします。

冬野由布様
「しんすけ」は、もりたなおやさんの解説のとおりです。

私はタイミングが悪いのか、高座でナマの古今亭志ん輔の噺を聞いたことは
まだありません。


[5498] Re[5497][5496]: 「しんすけ」という落語家? 投稿者:冬野由布 投稿日:2003/09/15(Mon) 14:08

> >  十年ほどまえの「おかあさんといっしょ」で、「はーい、しんすけです。これ、ぼうし」といった具合でなんとなく「2、3歳児にわかるおち」をつけて話していた人は誰なんでしょう?気になるなあ。昔のことだけど。
>
> 落語協会所属の真打ち古今亭志ん輔。故志ん朝師門下。私は3月の鈴本で昼の部主任(トリ)で初めて口演を目にしました。そのときの演目は「宿屋の富」(上方では「高津の富」)。独演会などでは大ネタ「らくだ」にも挑戦しようかという腕前の持ち主です。

子供、しかも2、3歳のちょろちょろするのをあきさせない、というのはやはり力量だったのですね。

http://www.h7.dion.ne.jp/~huyuno


[5497] Re[5496]: 「しんすけ」という落語家? 投稿者:もりたなおや 投稿日:2003/09/14(Sun) 23:19

>  十年ほどまえの「おかあさんといっしょ」で、「はーい、しんすけです。これ、ぼうし」といった具合でなんとなく「2、3歳児にわかるおち」をつけて話していた人は誰なんでしょう?気になるなあ。昔のことだけど。

落語協会所属の真打ち古今亭志ん輔。故志ん朝師門下。私は3月の鈴本で昼の部主任(トリ)で初めて口演を目にしました。そのときの演目は「宿屋の富」(上方では「高津の富」)。独演会などでは大ネタ「らくだ」にも挑戦しようかという腕前の持ち主です。


[5496] 「しんすけ」という落語家? 投稿者:冬野由布 投稿日:2003/09/14(Sun) 19:57

 十年ほどまえの「おかあさんといっしょ」で、「はーい、しんすけです。これ、ぼうし」といった具合でなんとなく「2、3歳児にわかるおち」をつけて話していた人は誰なんでしょう?気になるなあ。昔のことだけど。

http://www.h7.dion.ne.jp/~huyuno


[5495] 志の輔 投稿者:もりたなおや 投稿日:2003/09/13(Sat) 11:26

 志の輔は古典も新作もソツがないですね。独演会での構成がうまいのか。「緑の窓口」などの新作で大爆笑を誘ったあと、人情噺「蜆売り」「柳田格之進」でしんみり聴かす。芸域の広さを感じさせます。上方落語のリーダー的存在の人が「東京の落語家は嫌いやけど、志の輔だけはええ奴や」との評。理論や人気、実力、どれも先行しておらず、高いレベルで均衡している点が好感を呼ぶのでしょう。新作では、正式な題名は忘れたのですが、商店街の福引きをテーマにした噺が、私のおすすめです。


[5494] 酷暑の迷宮 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/13(Sat) 11:17

暑くて頭痛。セデスをのみつづけです。

・炎天下幻影世阿弥 電話線工夫一身地中に沈み/高野公彦


[5493] 残暑の坩堝 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/12(Fri) 09:13

まったく、なんで、こんなに東京は暑いのでありましょう。
残暑の坩堝です。

・臓物のひとつせつなきむらぎもの心をだいてわれとひとびと/阿部久美


[5492] Re[5490]: 茶漬け幽霊 投稿者:密偵おまさ 投稿日:2003/09/12(Fri) 00:14

お返事ありがとうございます。

藤原様がおっしゃりたいことは、なんとなくわかる気がいたします。
もうひと越え!っていうところが、あちこちにあるような、そんな印象をわたしは持ちました。

11月の落語研鑽会は、なにはともあれ関西落語を生で聞いたことがないので、それがまず楽しみな
点です。
藤原さまおススメの文我さんも、機会があったら聞きたいと思いながら、なかなか日取りが合わず、
未だ果たせずです。

> ところで、桂米朝×筒井康隆の『対談・笑いの世界』(朝日新聞社・1200円)を
> 読み始めたのですが、これは含蓄満載の必読本です。おすすめいたします。
>
さっそく、メモメモ。
探してみます。

いろいろおススメ、ありがとうございます。

http://mitteiomasa.hp.infoseek.co.jp


[5491] 考えが暴走してしまっていました。 投稿者:並木夏也 投稿日:2003/09/12(Fri) 00:05

 並木夏也です。こんばんは。

 ↓に書いたわたしの書き込み【5488】は、わたしの思考が暴走していましたね。
 いま、いったん気持ちが↓を書いたときより落ち着いたので、書き込んだときと離れているときの思考ができるので、じぶんで書いておきながら、藤原さんのお書きになったレス【5489】を読んで、ちょっと待てよ、と思い直しました。

 自分の書いた解釈がまったくちがう論点をさしていることに気が付いたところです。
 わたしだけ論点がずれていたようです。
 まだ、もうちょっと考えてみます。

 それにしても自分ひとりで自分の考えを突き詰めていくことの難しさは、かなり相当なことなのですね。今回も含めて、痛感しました。
 わたしは自分の考えを、自分自身で解釈するのは、非常に困難な作業だと思っています。どなたかの意見を聞きながら、じぶんの考えをまとめる、といった作業ばかりしています。
 もっと理を詰めた文章を書けるようにと、今後も努力します。

http://www.fides.dti.ne.jp/~kit2in1/index.html


[5490] 茶漬け幽霊 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/11(Thu) 22:49

密偵おまささん
「茶漬け幽霊」は、東西研鑚会の稽古というか、練習というか、ともかく事前に
客前でやって見たかったということでしょう。
イヤだなあ、という気はしないのですが、なんとなく噺の人物造型がゆるい感じが
するのです。
お寺の鐘の演出は今回もやっていました。三回目が早過ぎるってやつですね。

次回の研鑚会は、桂小米朝さんに期待です。
まあ「七段目」は米朝門下の得意演目なので、はずすことはありえないと思いますが。
米朝一門が出てくれるということは、孫弟子の文我さんの出演も近そうです。

ところで、桂米朝×筒井康隆の『対談・笑いの世界』(朝日新聞社・1200円)を
読み始めたのですが、これは含蓄満載の必読本です。おすすめいたします。


[5489] ねらい 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/11(Thu) 22:40

並木夏也さん
ねらい、というのは、もしかすると違うかもしれません。
テレビなら、まちがいなく、最後にああいう感じでもってくるのは
ねらいですけどね。
でも、「折口信夫特集」となると、やはり、読者としては、自分好みの執筆者を
期待してしまうのかもしれませんね。


[5488] 加藤千恵がどうというより新潮の編集の事なのですが。 投稿者:並木夏也 投稿日:2003/09/11(Thu) 15:27

 並木夏也です。こんにちは。
 密偵おまささんの仰られるように、ほんとうに、きょうは「真夏がぶり返した」ような暑さですね。

 藤原さんがお書きになった9月10日分の日記を読んで思ったのは、

>そうなると、若い歌人は折口の
>名前なんか知らない、というネライも不発になってしまっているよ
>うに私には思えたのですね。

 こういった考えはわたしにはまったく思いつきませんでした。
「折口の名前なんかしらない。」という狙い。
 仮に、この「狙い」で新潮社の編集部が執筆人のラインナップを組んだとすれば、編集部のあり方、また、文芸誌のあり方も、ちょっとどうかしている、というか、考え物のひとつに挙げられるというものではないでしょうか。
 もちろん、いまは加藤千恵さんは折口信夫のことを知っているわけですから、「知らなかった」という文章になるのですが、そういったことを書かせた新潮はやはり問題だと思います。
 文芸誌に「いままで知らなかったんですよ」という内容の文章など載せても仕方ないわけで、文芸誌は常に読者に情報を発信するという立場であるべきでしょうし。

 今年に入ってから新聞で、各社の文芸誌の編集長に若い人が抜擢されている、という記事を読んだと記憶しているのですが、文芸誌として、そのような「狙い」を目論んで執筆のラインナップを組まれては、いずれ、どうしようもない誌になる方向に向かっていると、わたしは危惧します。

 ◆ ◆ ◆

 また、それとは別の考えなのですが、わたしは新潮を読んだとき、まず先に、「『新潮』から仕事のオファーがきたら、そりゃあ、だれでも喜んで書くよなぁ」、と思ったのです。
 だから、そういった「知らなかったよ、というスジのことを書いてくれ」、と頼まれたら、それに従って書きますよね。嫌だとは云いにくいと思います。
 そういう狙いで加藤千恵に頼んだなら、やはり新潮に「おいおい、ちょっと」っていう考えになりますよね。

 乱雑な荒い文章ですみません。
 わたしも、もうちょっと考えてみます。

http://www.fides.dti.ne.jp/~kit2in1/index.html


[5487] Re[5484]: 落語の話題で恐縮です・・・ 投稿者:密偵おまさ 投稿日:2003/09/11(Thu) 12:10

いやいや、今頃になって真夏がぶりかえしたような、ここ数日。
お元気そうで、何よりでございます。
こちらの掲示板で落語の話はなにかな・・・とも思ったのですが、
「東西落語研鑽会」のことを日記で読ませていただきまして、つい。

実は、先日落語協会の2階で、扇遊さんとこぶ平さんの二人会がございまして、
ひょんなことから、うかがってまいりました。
その時に、こぶ平さんがかけたのが、「茶漬け幽霊」でした。
これは、「東西落語研鑽会」のためのお稽古だったのでしょうと、
思い当たりました。
まだ、あやうく感じられる箇所がいくつかありました。
でも、あの幽霊になったおかみさんは、なかなか可愛らしくて、
わたしは、その点は好きだなーと思いながら聞いておりました。
で、家に帰ってから速記本をひっくり返したところ、
「茶漬け幽霊」というのは、上方落語での題名で、東京では「三年目」と
あったのですが、こぶ平さんは、どなたか、関西の師匠にお稽古して
いただいたのかな?と思っておりました。
本番?も、もう一つでしたか・・・。
わたしが聞いたときは、出囃子も無しでしたが、
お寺の鐘が夜中になるところで「ゴーン」というと、下座で鐘を鳴らしておりました。
その仕掛けを、笑いを取るところとして、確か3回ほどそのたびに違うタイミングで
鐘を打たせて使っていらっしゃいました。

> トリをとった桂春団治師匠の「親子茶屋」がなかなかのむ聞きものでした。
うわー、聞いてみたかったです。
「東西落語研鑽会」11月こそ、行きたい!と思いつつ、またまたチケット売り出しに
出遅れてしまいそうです・・・。

藤原さんが書いていらっしゃったとおり、続けて関西の方がトリを取るのは、
会の趣旨としては、どうなのかしら?と思ってしまいますね。
関西が三枝師匠で来るのなら、東京もそれに対抗して大物出馬!
とはならないものでしょうか?

http://mitteiomasa.hp.infoseek.co.jp


[5486] ご冥福をお祈りします 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/11(Thu) 08:20

もりたなおや様

お知らせいただきありがとうございます。
元夕張市長の中田鉄治氏は、私にとって忘れがたい人です。
心からご冥福をお祈りします。


[5485] 訃報です 投稿者:もりたなおや 投稿日:2003/09/10(Wed) 20:17

ご存知かもしれせんが、ご連絡します。中田前夕張市長が死去したました。


[5484] 今日も暑そうです 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/10(Wed) 09:02

今日も30度を超えるという東京です。

昨日は「第4回落語研鑚会」を見てきました。
トリをとった桂春団治師匠の「親子茶屋」がなかなかのむ聞きものでした。
詳しくは今夜にでも日記に書くつもりです。

・コカ・コーラの古代紫とおもふとき哄笑は起きむ夜明けの空ゆ/水原紫苑

こういう歌は好きですね。やっぱり、水原紫苑は期待のし甲斐がありますね。


[5483] 暑さの予感 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/09(Tue) 06:39

今日は暑くなりそうです。

昨日、「新潮」十月号・特集「折口信夫没後五十年」買って拾い読みしました。
丸谷才一、富岡多恵子、岡野弘彦の鼎談「顕示と隠微―折口信夫の出現」
評論が高橋英夫、谷川健一、山折哲雄、渡辺保の四氏。
1ページまたは2ページのエッセイ「私の折口信夫」が吉本隆明、梅原猛、佐伯彰一はじ
め十九名。この中に歌人では、前登志夫、加藤千恵両氏のエッセイが入っています。

座談会とエッセイだけ読みました。
丸谷才一が「「死者の書」にはジョイスの「ユリシーズ」の影響があるのでは」という
仮説を提出しているのがびっくり。
折口信夫=釈迢空というのは、識者が語れば語るほど、新たな面が見えて来るのが、
スゴイということですね。


[5482] 秋冷 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/08(Mon) 06:48

秋冷という季語が実感できる朝ですね。

並木夏也さん、どうも。映画の一場面といわれると、自分でもそんな気がしますね。

昨日は、ネットで注文しておいた「加藤楸邨全集」の端本が届いたので、それを拾い読み
しながら、寝てしまいました。
この巻には、昭和二十一年に、中村草田男から告発された時の返信なども収録されている
のですが、文面からは、楸邨の誠実な人間性がつたわってくるように私には思えました。
やはり、現物にぶつかることは必要ですね。


[5481] 題詠マラソン。藤原さんの一首。 投稿者:並木夏也 投稿日:2003/09/07(Sun) 02:43

並木夏也です。深夜遅くにこんばんは。
題詠マラソンで藤原さんが人名を入れ忘れたという歌が、高澤さんが十首選のなかで挙げていらっしゃる029の歌は、藤原さんがどなたを詠おうとして、人名を入れ忘れたのだろうか、というところにちょっと推理性の興味があります。

029:森
 「黒い森に火を放て!」との指示あると待機せしこの歳月の澱

「黒い森に火を放て!」、ですか。
ちょっとわたしには、いま正確、且つ即急に誰かとは思いつかないのですが、
どなたか誰々のことを歌ったのだよ、と推測(想像)できる人はいませんでしょうか。
それを考えるのも、ちょっとした、ひとつの楽しみである気もします。
なんとなく映画の一場面を歌ったものかと推測しているのですが、今現在のわたしには、すぐに思いつきません。
いったいどなたのことなのでしょうか。
それを考えるのもまた、楽しみでもありませんか?

http://www.fides.dti.ne.jp/~kit2in1/index.html


[5480] ありがとうございます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/06(Sat) 15:06

高澤志帆様
本当は一緒にゴールまで走ろうと思っていたんですけど、世界陸上とか見ていたら
ついつい興奮して、高澤さんをおいて、コールしてしまいました。
ごめんなさい。
今は沿道で、高澤さんを見守っています。
十首選、本当にありがとうございます。
029の歌は、人名を入れ忘れた問題の歌です。
御船千鶴子やビル・ザ・ブッチャーは自分でも気にいっているので
選んでいただいて、勇気がでます。


[5479] ゴールおめでとうございます 投稿者:高澤志帆 投稿日:2003/09/05(Fri) 23:53

藤原さんこんばんは。いつも短歌人でお世話になっております、高澤です。
遅ればせながら、題詠マラソンのゴールおめでとうございました。
藤原さんの新作がどんどん生み出される現場にご一緒できて幸せでした。
私も僭越ながら10首選させていただきました。
好きな歌が多すぎて絞るのがとても大変でした。
また再読していくうちに、選は変わっていきそうな気がします。

001:月
 御船千鶴子の無念受信し液晶の画面に月の裏側写る
010:浮く
 真っ暗な運河の水に樽が浮く「はい、濱マイク探偵事務所」
029:森
 「黒い森に火を放て!」との指示あると待機せしこの歳月の澱
037:とんかつ
 とんかつのため、否!アメリカのためにしてビル・ザ・ブッチャー腐肉切断
042:クセ
 クセのあるペン字のハガキくれしゆえ高瀬一誌はインクの匂い
051:敵
 生涯の芸術上の敵としてリリー・フランキー傷は深いぞ
053:サナトリウム
 相良宏の性欲であるかもしれずサナトリウムに鬼火の青・青
071:待つ
 俊寛にあらねど詩的恩寵を待つ……百年の千年の万年の孤独
072:席
 君の席はない 君の席はない 君の席はない、と虚子翁が言う
099:かさかさ
 かさかさと言えばすむならかさかさと石井館長だって言うだろ

http://www.geocities.jp/kogawa96/


[5478] ありがとうございました 投稿者:うりゅ 投稿日:2003/09/04(Thu) 20:03

「ジャズ大名」みてみたいです。いつかみれますように・・・・

セットで考えるのも楽しそうです。沢田研二さんのはそれぞれ単品ではみたことがありますが、セットでですな。

私が考えたセットは『北京の55日』と『ベン・ハ−』でチャールトン・ヘストン繋がりはどうでしょうか。どちらも超大作で長丁場。時間を持て余しているときに
よいかもしれません。


藤原龍一郎さま ちばともかず様 ありがとうございました。

http://www.yoshimoto.co.jp/umeda


[5477] こんばんは。 投稿者:神崎ハルミ 投稿日:2003/09/04(Thu) 17:34

藤原さん、僕の掲示板へ「題詠マラソン」の6首選、
そして励ましのお言葉をどうもありがとうございました。
特に「ルビー・モレノ」の歌は、藤原さんのマラソン詠に
触発されて詠んだ歌だったので、コメントいただけてとてもうれしかったです。
藤原さんの日記でのマラソン鑑賞記、これからも楽しみにしています。

http://www8.plala.or.jp/haru3-kan/


[5476] 酒の歌 投稿者:島田牙城 投稿日:2003/09/04(Thu) 09:38

そうそう、そんな時代もありました。もう十五年前にもなります。酔っ払って真夜中の三時にお寺を急襲したこともありました。翌日健康診断なのに、福島さんと朝まで飲んで、お寺から診断のある病院へいったこともありました・・・
いやいや、そんなことではなく、再掲ありがとうございます。

http://www7.ocn.ne.jp/~haisato/selection-kajin.htm


[5475] 再掲・セレクション歌人 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/03(Wed) 08:57

島田牙城様

福島泰樹さんが「歌壇」に連載していた「酒の歌」のことなど思い出しました。
セレクション歌人、ほんとうに、志に支えられた企画です。

みなさまも、実際に読んで、稀有な歌人の存在を確かめてください。



邑書林から、セレクション歌人シリーズの第一弾として『吉岡生夫集』と『小笠原和幸
集』がこのほど刊行されました。
吉岡さんの方には、『勇怯篇・草食獣・そのV』を完本収録のほかに、他の四冊の歌集
からの抄出作品、及び評論「秋の歌人・長塚節覚書」が収録され、私が二十枚の吉岡生
夫論「無敵の草食獣」を書き下ろしました。
また、『小笠原和幸集』は、谷岡亜紀さんが小笠原和幸論「自伝の曠野」を書き下ろし
ています。小笠原和幸さんは昭和59年の短歌研究新人賞受賞者です。

・食堂に遅き昼食とるわれは一部始終を見られてをりぬ/吉岡生夫

・ただ二人この家に住む日が来たら継母よ蜆が煮え立つてゐる/小笠原和幸


吉岡生夫、小笠原和幸両氏ともに、鮮明な個性をもった歌人であるにもかかわらず、
現代短歌の状況の中で語られることが少なかったのは、端的に言って、批評、評論を書
く人達の不勉強だと思いますが、テキストとしての歌集が手に入りにくいという物理的
な理由も大きかったと思われます。今回、このシリーズによって、二人の歌人の仕事が
見渡せるようになったという意味はきわめて大きいといえます。
異端に見えながら、実は短歌表現の正統を追及するすぐれた歌人の仕事をぜひ、読んで
いただきたいと思います。各冊1300円と安価です。
下記のURLに二冊の書影が見られ、購入申し込みもできます。
読んで、いままで知らなかった短歌の可能性を実感してください。

セレクション歌人のサイト↓
http://www7.ocn.ne.jp/~haisato/selection-kajin.htm


[5474] さすが!ちばさん! 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/03(Wed) 08:51

ちばともかずさん
いやあ、情報及び『文芸座』ごっこ、ありがとうございます。
うーん、刺激されますね。
面白いのを思い付いたら、書き込んでみます。
どうぞ、ここをご覧のみなさまも、映画の組合せ、書き込んでください。


[5473] 映画いろいろ 投稿者:ちばともかず 投稿日:2003/09/03(Wed) 05:21

まずは、100首完走お疲れさまでございました。100首って……、とても考えられません、凄過ぎて。

>たぶん、ちばともかずさんが、もっといろいろ面白い作品を紹介してくれるでしょう。

いや、そんなコトを急におっしゃられても、何を基準に選べばよいものやら……。
ジャック・タチ→丹下左膳→ジャズ大名という流れも凄い。
『ジャズ大名』は今でもDVDで時々観ています。あらゆる加減が絶妙で、気分のいい映画。
ホント、筒井康隆でも大宅壮一でも天藤真でも井上ひさしでも中里介山でも山口瞳でも、喜八流のシャレた感じに撮ってしまえるのですから、岡本喜八に映画化される原作者は幸せだと思います。『座頭市』までがお洒落になってしまうのですから、驚異です。
(映画『座頭市と用心棒』、2003/10/24にDVDリリース)

あと、ジャック・タチですが、新宿武蔵野館で9月6日(土)よりレイトショー上映されるようです。
9月6日(土)〜19日(金) 『プレイタイム(新世紀修復版)』
9月20日(土)〜26日(金) 『左側に気をつけろ』『郵便配達の学校』『ぼくの伯父さんの休暇』
9月27日(土)〜10月3日(金) 『ぼくの伯父さんの授業』『のんき大将(カラー版)』
10月4日(土)〜17日(金) 『ぼくの伯父さん』
http://www.zaziefilms.com/tati/
『ぼくの伯父さん』は、すごい昔に観たおぼえがあります。やはり(来春ですが)DVD化されるようです。

さて、「もっといろいろ面白い作品」といわれましても……、え〜、組み合わせて観る事で別の面白さが生まれるというのは、どうでしょう?
仲間うちの遊びですが、かつて『文芸座ごっこ』というのがございまして、要は2本立て映画の上映プログラムを勝手に考えるだけなのです。実際にありましたよね『日本誕生』と『日本沈没』の2本立てとか。アレです。もちろん3本以上でも可で、もっと多い場合は「これはオールナイト上映だ」ということになります。

*『太陽を盗んだ男』『リボルバー』。
沢田研二主演作2本ですが、それぞれ“警官から拳銃を盗む犯人:沢田研二”と“拳銃を盗まれる警官:沢田研二”が見られて趣深し。
*『チャンス』『博士の異常な愛情』。
大統領候補にされそうなピーター・セラーズと、大統領ピーター・セラーズ。
*『博士の異常な愛情』『アルプスの少女ハイジ』『五つの銅貨』で
“立てました特集”も可です(サラリと流して…)。
*『ぼくの伯父さん』と『ブルースブラザーズ』。
単にコメディーつながりではなく、何度も観ていると、つい車のシガーライターを窓から投げ捨てたくなる2作品。
*『キングコングの逆襲』『モスラ』『ガメラ 大怪獣空中決戦』『鬼畜』で、
“タワー踏んだり蹴ったり”という特集もできます。

オールナイト上映としては、アメリカ合衆国大統領の活躍に注目した
“ヨッ大統領!”特集。
*『ID4』『エアフォース・ワン』『13デイズ』『フォレスト・ガンプ』『アメリカン・プレジデント』
ただ、ちょっと印象が良過ぎますかね。
『ニクソン』『マーズアタック』『目撃』あたりも入れてバランスをとってもいいです。
あと『なぐりこみ戦闘機隊』『真夏の曲線美』も入れましょう。ロナルド・レーガン主演です。

ま、こんなコト考えて子供みたいに遊んでいるのですが、本当は、住んでいるマンションの管理組合役員としての仕事が忙しくて、もう……(2ヶ月連続で水漏れ事故の報告が来るって、ヤバいですよウチのマンション)。
今日もまた業者さんと打ち合わせです。それでは、また。


[5472] Re.[5465] 投稿者:島田牙城 投稿日:2003/09/02(Tue) 22:20

読んで、汗が出てきました。
それと、僕と短歌の出会いについて思い出しています。「詩の交流」を盛んに言っていた前さんに関西で出会い、東京に来てからは、福島さんの短歌とその短歌と同等の熱量を持つ生き方に惚れて、下谷のお寺に何度もご迷惑をかけたものです。それだけに、「わたしの世代には自明」とお書きになる藤原さんの思いとは逆に、「誰が分かっとるんや」という苛立ちも湧いてくるのです。「詩と思想」は佐久にはなさそうなので、注文することにします。


[5471] むさしのワンダーランド 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/02(Tue) 12:37

りょうこ様

「日本歌人」夏行では、たいへんお世話になりました。
私にとっても、とてもむ得難い貴重な体験になりました。

むさしのワンダーランドのエッセイ、早速、拝見いたしました。
ここで、↓読めます。

http://www.musashino-k.co.jp/

題詠マラソンで詠んだ、笠原和夫、深作欣二、安原顕の短歌が引用されて
『ヤスケンの海』の紹介に入ってゆく、面白い文章です。

映画と短歌といえば、実は来月出る「笑芸人」という白夜書房の雑誌が「喜劇映画特集」
なので、その中で「笑芸百人一首」と題して、「幕末太陽伝」「蒲田行進曲」「ジャズ大
名」にちなんだ短歌をつくっています。
書店に並び始めたら、また、告知いたしますので、ご覧くださいませ。


[5470] ありがとうございます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/02(Tue) 11:23

五十嵐きよみ様

10首選をいただきありがとうございます。
100首すべてに人名(キャラクター名)を詠み込むというつもりで
走りだしましたが、1首、うっかり個有名詞を入れ忘れのとりこぼしがあり
ヴィヨンを二回詠み込むというミスをやっています。
当然、思い入れ深い固有名詞を選んでいるわけですが、一首が単にその固有名詞の
説明になってしまわないようにという点がいちばんの苦労のしどころです。
前半では「布施明」、後半では「瓜子姫」を10首選に入れていただいたのが
私としては我が意をえたりの思いです。

題詠マラソンという企画は、かつて、結社内部でのみおこなわれていた鍛練会を
自由参加可能のイベントに転化させたところが画期的です。
オンライン短歌史上のエポックとして長く記憶されるはずです。
そういうイベントに参加できたことを自分でも嬉しく思っています。


[5469] ヤスケンの海 投稿者:りょうこ 投稿日:2003/09/02(Tue) 11:01

浅草での講演素晴らしかったです。歴史の重さや、日本の文化に深く思いをしなくてはと考えさせられました。それから「むさしのワンダーランド」のホームページをご覧になられましたか。藤原様の短歌がトップにでていてそこから文が続いていました。この方も落語が大好きでどこかでお会いになっているのではと思いました。


[5468] 僭越ながら、10首選 投稿者:五十嵐きよみ 投稿日:2003/09/01(Mon) 23:42

藤原龍一郎さま

こんばんは。
題詠マラソン100首完走、おめでとうございます。
お祝いにお邪魔してみたら、思いがけず感想も始めてくださっていて、
またひとつ楽しみが増えました。

僭越ながら、以下に10首選をさせていただきました。
ここはやはり、固有名詞に対する共感度で選ばせていただきました。
(慎太郎都知事はまた別ですが・・・)

 *

そう「愛は不死鳥」だから布施明生まれ変われるなら布施明

文学の甘美なそして剣呑な誘惑として森茉莉が居る

殺す夢殺される夢みる夜をいくつかさねてデューク東郷

みずからを「僕」と称する美少女の名こそ東條真琴なるべし

祈る人聖画のごとく窓に見え盗賊ヴィヨン通り過ぎたり

落書きは白いチョークのオバQか性器かせつなく夕日があたる

さなきだに矢川澄子の哀傷のメロンの縞に似る巴里の地図

慎太郎都知事で行こう東京にハレー彗星ぶつかる日まで

浅草に十二階ある夢にしてちあきなおみが象をあやつる

機を織る瓜子姫こそ国民的美少女なるぞ その晴れ姿!

http://www.parkcity.ne.jp/~noma-iga/


[5467] 題詠マラソン観戦記 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/01(Mon) 21:26

題詠マラソン百首、昨夜、提出しおえたので、これからは、時々、走っている方達の
作品を気ままに鑑賞してみたい。

・冷蔵庫のひかりの中に瓶は立つマーマレードをこびりつかせて/岩崎一恵

「冷蔵庫」という題で詠まれた一首。
リアルな不気味さがある。「こびりつくマーマレード」というイメージが読者の心理に
ゆさぶりをかけてくるのだろう。
「壜が立つ」という歌といえば、葛原妙子の「晩夏光おとろへし夕 酢は立てり一本の
 壜の中にて」を連想する。しかし、葛原妙子のこの歌は、不気味さを狙っているとこ
ろが、むかしから好きになれない原因だった。字足らずも、いかにも、という感じでイ
ヤだった。少なくとも、岩崎一恵の一首のマーマレードまみれの瓶の方が、日常の中の
不快なコワサという点で、今の私には、より強く迫ってくる。

敵を追いつめる快楽ゆっくりと銀のフォークでミルフィーユくずす /岩崎一恵

「敵」を題にしたこの作品も、飲食のサディズムというコワサを巧みに表現しえている。
面白い才能のある人だと思う。


[5466] ジャズ大名 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/01(Mon) 20:59

うりゅ様
オススメの映画といっても、なかなか、紹介するとなると難しいですね。
岡本喜八監督の『ジャズ大名』は、ご覧になりましたか?
筒井康隆の短編を原作にしたナンセンス時代劇の傑作です。
たぶん、ちばともかずさんが、もっといろいろ面白い作品を紹介してくれるでしょう。
ちばさん、お願いしまます。


[5465] ありがとうございます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/01(Mon) 20:01

荻原裕幸様
福島泰樹が前衛短歌の志とテクニックを完全に摂取していることは、私の世代には自明の
ことなのですが、荻原さんたちにそれがわかってもらっているかどうか、実は不安だった
ので、あの一文で、ほっとした次第です。

セレクション歌人に、あたたかいお言葉、ありがとうございます。
これも、島田牙城さんという志の人が居るからこそできる行為です。
特に第一回の吉岡生夫、小笠原和幸の二氏の作品は、若い歌人の人たちには、
ぜひとも、読んでほしいです。


[5464] 今でいうなら 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/09/01(Mon) 19:47

花森こま様、ちばともかず様
伊藤整が、映画のナレーションみたいなこともしているとは知りませんでした。
どんな声だったのかな?
田口トモロヲみたいな声なんでしょうか。それともトリビアの泉のナレーションの人み
たいな声なのか。
私の自慢は、『日本文壇史』を、瀬沼茂樹が書いた巻もふくめて通読したことです。
たぶん、あれ以上ながい本は読んだことないですね。
映画もきちんと名画を見る心の余裕を持たないといけませんねえ。
しかし、伊藤整って今で言うなら北野大みたいな感じのポジションだったのかなあ。
それとも室井佑月か?そんなわけないだろ、もう、君とはやってられんわ。ちゃんちゃん。


[5463] こんばんは。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2003/08/31(Sun) 23:16

>藤原龍一郎さん

遅くなりましたが、27日の日記、
「詩と思想」8月号の道浦母都子論への言及、
どうもありがとうございました。
福島泰樹さんの、前衛短歌の継承方法は、
ぼくが書きはじめた頃からの指標の一つです。(^^)

それから、「セレクション歌人」、拝見しました。
楽しみなシリーズとなりそうですね。
30日付のぼくの日記↓で、
http://www.na.rim.or.jp/~ogihara/0824/
少しコメントさせていただきました。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[5462] ボケる伊藤整 投稿者:ちばともかず 投稿日:2003/08/31(Sun) 22:55

こんばんは。ちばでございます。
日記に伊藤整の名前があるのを見てまして、ちょいとお邪魔を。
実は最近、京橋の『東京国立近代美術館フィルムセンター』で開催中の『市川崑監督作品特集』の上映に、ポツリポツリと、カミさんと2人で行っておりまして、

http://www.momat.go.jp/FC/fc.html

この間、伊藤整の原作を映画化した『女性に関する十二章』(1954)を観てまいりました。出演は、津島惠子、小泉博、上原謙、徳川夢声、有馬稲子、久慈あさみ、他。いや、驚きました。
『怪獣映画に出ては研究をしている博士』か『クイズ グランプリ』の印象しか無かった小泉博が、若かった頃、こんなにテキパキ動けていたとは! また、上原謙がすでにこの時代にココまでコメディー演技をして、しかもキチンと笑いをとっていたとは! ちゃんと引き出しを開けてくれるセンスの良い監督との出会いは、かくも大切なものかと、笑いながらも唸ってしまいました。

いやいや、それよりも何よりもたまげたのは、原作者である伊藤整のナレーションによって全編が進行していくという、この映画の形式。そして、ラスト近くの“キャスト総登場シーン”には、伊藤整自身が登場し、徳川夢声相手に1対1でボケをかまし、笑いをとってフレームアウトしていくというサービス場面。
こうなると、もう映画そのものが、本のCMみたいです。
実際に『女性に関する十二章』を持っているカミさんなどは、「伊藤整って、こういうコト出来ちゃう人だったのね。いやぁ、見方変わるぅ…」と、どこか興奮の面持ち。まだ実家にあるはずの『女性に関する十二章』を探して、もう1度読みたいと言い出しました。
今から50年近く前に、映画で、もうあんなコトをしていたわけですから、今さら、朝、渡辺淳一が家に来て、夕方、俵万智が家に来て、週末、大江健三郎が訪ねて来るくらい、どうってことなかったのですね。
(まぁ、実際に来られたら、毎週末の大江さんの相手は、ちょっとアレですけど……)

今月は、これらの市川崑作品以外にも、イッセー尾形のひとり芝居や『八月納涼歌舞伎 野田版・鼠小僧』と、笑えるモノを観る機会が多くて嬉しい8月でした。9月2日からは、市川崑特集上映の第2弾が始まりますので、また、何本か観るつもりでおります。フィルムセンターは入れ替え制ですが、大人500円。お得なお楽しみだと思います。
お邪魔いたしました。


[5461] 伊藤整 投稿者:花森こま 投稿日:2003/08/31(Sun) 22:04

懐かしい名前ですね。中学生の頃、ひそかに好きだったT君と彼の著作を競い合って読んだことを思い出します。今でも彼の作品や評論を読んで触発される若い人がいるでしょうか。いて欲しいものですね。

http://fruit.gaiax.com/home/hansulove


[5460] おすすめ 投稿者:うりゅ 投稿日:2003/08/30(Sat) 23:09

ギリギリの状態でしたので、ジャック・タチの映画は笑いをもたらしてくれすっかりほっこりしました。ずっと思っていると願いはいつか叶うような気分になります。朝刊太郎のようなショルダーをくるくる回したり、自転車だけがどんどん彼を置き去りにして走っていくのに最後は酒場できちんと止まったりするんです。ほとんど声を発さないから動きだけの笑いです。「リュミエールの子供たち」は存じていませんでした。いつか、観れますように。

藤原龍一郎さまのおすすめを教えていただけませんでしょうか。
「丹下左膳百万両の壺」以外でお願いします。これは私のマイリストに入っています。どうぞよろしくお願いいたします。

http://www.yoshimoto.co.jp/umeda


[5459] 再掲・セレクション歌人 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/30(Sat) 22:51

邑書林から、セレクション歌人シリーズの第一弾として『吉岡生夫集』と『小笠原和幸
集』がこのほど刊行されました。
吉岡さんの方には、『勇怯篇・草食獣・そのV』を完本収録のほかに、他の四冊の歌集
からの抄出作品、及び評論「秋の歌人・長塚節覚書」が収録され、私が二十枚の吉岡生
夫論「無敵の草食獣」を書き下ろしました。
また、『小笠原和幸集』は、谷岡亜紀さんが小笠原和幸論「自伝の曠野」を書き下ろし
ています。小笠原和幸さんは昭和59年の短歌研究新人賞受賞者です。

・食堂に遅き昼食とるわれは一部始終を見られてをりぬ/吉岡生夫

・ただ二人この家に住む日が来たら継母よ蜆が煮え立つてゐる/小笠原和幸


吉岡生夫、小笠原和幸両氏ともに、鮮明な個性をもった歌人であるにもかかわらず、
現代短歌の状況の中で語られることが少なかったのは、端的に言って、批評、評論を書
く人達の不勉強だと思いますが、テキストとしての歌集が手に入りにくいという物理的
な理由も大きかったと思われます。今回、このシリーズによって、二人の歌人の仕事が
見渡せるようになったという意味はきわめて大きいといえます。
異端に見えながら、実は短歌表現の正統を追及するすぐれた歌人の仕事をぜひ、読んで
いただきたいと思います。各冊1300円と安価です。
下記のURLに二冊の書影が見られ、購入申し込みもできます。
読んで、いままで知らなかった短歌の可能性を実感してください。

セレクション歌人のサイト↓
http://www7.ocn.ne.jp/~haisato/selection-kajin.htm


[5458] Reセレクション歌人を手にして 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/30(Sat) 22:45

茗子様
こんばんわ。

> この二冊を手にするまでは、最初の配本ではもっと知名度の高い、採算ベースの高い歌人を選んでも良いのではないかと、考えたりも致しました。しかし、吉岡・小笠原両氏の作品を読むことにより、そのようなことを瞬時でも考えた自分を恥ずかしくなったのでした。

こう言っていただくと本望です。
短歌の作品の最前線は、いたずらに知名度のある歌人だけが支えているのではないのです。
吉岡生夫、小笠原和幸両氏の短歌は、文体の確立、発想のオリジナリティ、そして詠う
ことの根拠がきわめて明確で、読者に少なからぬ衝撃を与えるはずです。

> この説明の通り、只今の歌壇(これは、インターネットによる作歌活動も含めた上で)を俯瞰する上でもテキストとして活用できるシリーズと思われます。

まさに、おっしゃるとおりで、インターネットで短歌をつくりはじめた若い歌人にこそ
読んでほしいのです。
短歌表現の奥深さ、豊饒さ、そして恐ろしさを知ることで、確実にその人の表現も、
前へ進むはずです。
真似をせず、自足せず、最前線をさらに一歩踏み出す勇気が、吉岡、小笠原両氏の短歌
から、確かに感じとれるはずですし、そうあってほしいと思います。


[5457] Reいえいえ、こちらこそ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/30(Sat) 22:35

大辻隆弘様

「『戦犯』の汚名」、とても刺激的な一文でした。
どなたが「戦犯」発言をしたか、推測がつくのも、感慨深いです。

『父、信濃』の批評も楽しみです。
「綱手」の田井安曇歌集の批評は、期せずして、私が3回書かせてもらったのですが、
こんど大辻さんがお書きになったというのは、おおいに期待いたします。

セレクション歌人、いよいよスタートしました。
大辻さんの『水廊』や『ルーノ』や『抱擁韻』の作品を、きちんと若い歌人たちにも
読んでほしいと思っております。
今後とも、刺激的なお仕事を期待いたします。


[5456] セレクション歌人を手にして 投稿者:田外茗子 投稿日:2003/08/30(Sat) 11:56

藤原龍一郎さま、こんにちは。
〔5454〕にて取り上げている邑書林の「セレクション歌人」第一回配本2冊、昨日私も受け取りました。
この二冊を手にするまでは、最初の配本ではもっと知名度の高い、採算ベースの高い歌人を選んでも良いのではないかと、考えたりも致しました。しかし、吉岡・小笠原両氏の作品を読むことにより、そのようなことを瞬時でも考えた自分を恥ずかしくなったのでした。
この企画の方向性を、この二冊によって確りと指し示したのだろうと思います。
藤原さまの
>吉岡生夫、小笠原和幸両氏ともに、鮮明な個性をもった歌人であるにもかかわらず、
現代短歌の状況の中で語られることが少なかったのは、端的に言って、批評、評論を書
く人達の不勉強だと思いますが、テキストとしての歌集が手に入りにくいという物理的
な理由も大きかったと思われます。今回、このシリーズによって、二人の歌人の仕事が
見渡せるようになったという意味はきわめて大きいといえます。<
この説明の通り、只今の歌壇(これは、インターネットによる作歌活動も含めた上で)を俯瞰する上でもテキストとして活用できるシリーズと思われます。
まさに実験的とも思われる「セレクション歌人」の刊行を歓迎する気持ちと、他の大手出版社においてこそ、このような企画を持つべきではと、思ったのでした。
生意気なようですが.............。


[5455] ありがとうございました 投稿者:大辻隆弘 投稿日:2003/08/29(Fri) 22:12

藤原さま。
角川「短歌」の拙文「『戦犯』の汚名」、お読みいただき
ありがとうございました。
冒頭のエピソードは実話です。

この前、田井安曇さんの『父、信濃』の批評を
綱手に書いたのですが、藤原さんの『水のほとり』再論をとても意識しました。

いつもいつも、精力的な文章、感心して読ませて戴いてます。
「セレクション歌人」の方もやっと入稿しました。
もし藤原さんに批評していただけるなら、こんな嬉しいことはありません。
御礼のみにて。


[5454] 吉岡生夫集、小笠原和幸集刊行 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/29(Fri) 15:32

邑書林から、セレクション歌人シリーズの第一弾として『吉岡生夫集』と『小笠原和幸
集』がこのほど刊行されました。
吉岡さんの方には、『勇怯篇・草食獣・そのV』を完本収録のほかに、他の四冊の歌集
からの抄出作品、及び評論「秋の歌人・長塚節覚書」が収録され、私が二十枚の吉岡生
夫論「無敵の草食獣」を書き下ろしました。
また、『小笠原和幸集』は、谷岡亜紀さんが小笠原和幸論「自伝の曠野」を書き下ろし
ています。小笠原和幸さんは昭和59年の短歌研究新人賞受賞者です。

吉岡生夫、小笠原和幸両氏ともに、鮮明な個性をもった歌人であるにもかかわらず、
現代短歌の状況の中で語られることが少なかったのは、端的に言って、批評、評論を書
く人達の不勉強だと思いますが、テキストとしての歌集が手に入りにくいという物理的
な理由も大きかったと思われます。今回、このシリーズによって、二人の歌人の仕事が
見渡せるようになったという意味はきわめて大きいといえます。
異端に見えながら、実は短歌表現の正統を追及するすぐれた歌人の仕事をぜひ、読んで
いただきたいと思います。各冊1300円と安価です。
下記のURLに二冊の書影が見られ、購入申し込みもできます。
読んで、いままで知らなかった短歌の可能性を実感してください。




http://www7.ocn.ne.jp/~haisato/selection-kajin.htm


[5453] リュミエールの子供たち 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/29(Fri) 07:57

うりゅ様
おはようございます。
ジャック・タチの作品、はずかしながら不勉強にして見ていないんです。
「のんき大将」が見られたんですね。うらやましい。
「ぼくの伯父さん」もそうですが、この時代の映画のほのぼのとしたタイトルは
心にしみますね。
「リュミエールの子供たち」という映画100年の記念の「ザッツ・エンターテイメント」
のような作品も、つくっていましたよね。これももちろん見ていないのですが。


[5452] ジャック・タチ 投稿者:うりゅ 投稿日:2003/08/28(Thu) 23:41

「ぼくの伯父さん」をずっとみたくてしかたありませんでした。
この夏、大阪ではジャック・タチの特集があり上映されたものは全てみてきました。
そこで、きっと藤原龍一郎さんならお好きなのではと思い書き込みにきました。
「ぼくの伯父さん」もいいのだけれど「のんき大将」ですな。
階段につまづいたり、突然、壁にぶつかったりとめちゃイケてます。
こみかるな動きと自分の意図とは反してどんどん連鎖的にボケていくあたりもよかったです。
もうご存知かもしれませんが、まだでしたら記憶にとめておいてください。
フランス映画で1947〜1965ぐらいまでの作品でした。

http://www.yoshimoto.co.jp/umeda


[5451] ご心配かけました 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/25(Mon) 06:40

みなさま、ご心配かけて失礼しました。
風邪は昨日も、ずっと在宅で、おとなしくしていましたので、快癒いたしました。
本当は月曜は風邪が治らないということで会社を休んでやろうと思っていたのです
が、サラリーマン根性がしみついてしまったようで、月曜日には回復してしまうん
ですねえ。

もりたなおや様
今度、あったら、落語談義をいたしましょう。
先日、立川談春が独演会で「らくだ」をやりました。

密偵おまさ様
こちらへまでおいでいただき恐縮です。ご心配かけてすみません。
金曜日の日記に書いたのですが、編集会議で落語談義をした高田流子さんは
志ん朝師匠が亡くなった年と、その前の年に、例の住吉踊りを見ていたそうです。
私は、この住吉踊りを見ていないのが痛恨なのです。
ライブには極力、足を運ぼう、という教訓ですね。

荻原裕幸様
道浦母都子と福島泰樹の比較論、コロンブスの卵でした。
私は『無援の抒情』に、父はたくさん詠われているのに、母が単独では(父母が一首
あり)詠われていないということで、道浦母都子論を書こうとして、中絶したままです。

と、いうことで、元気回復で、まもなく出勤します。


[5450] Re[5440]: 「詩と思想」到着 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2003/08/25(Mon) 02:54

>藤原龍一郎さん

「詩と思想」8月号の拙文、
お読みいただきありがとうございました。
夏風邪のお加減はいかがでしょうか?
日記読みましたが、どう考えても、
読書よりは睡眠の方が効くかと思います。(^^;;;
どうぞ無理なさらないように。お大事に。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[5449] どうぞ、お大事に 投稿者:密偵おまさ 投稿日:2003/08/24(Sun) 20:49

こちらの掲示板に書き込みさせていただくのは、初めてでした。
お風邪を召されたとのこと、談春さんといい、藤原様といい、やはり冷房が良くないのでしょうか?
勝手に、藤原様を落語の師と仰ぐわたしといたしましては、一言お見舞いをと存知まして、
場違いかとは思いつつ、お伺いいたしました。

どうぞ、お大事になさって下さいませ。

http://mitteiomasa.hp.infoseek.co.jp


[5448] 無題 投稿者:もりたなおや 投稿日:2003/08/23(Sat) 18:06

素早いご返事ありがとうございました。今、短歌人の札幌歌会を終え、自宅に戻ったところです。12人が出席。これから、「会のたよ里」を執筆します。CS放送で阪神−横浜を観戦しながら。阪神、今日は勝つかな。


[5447] 近日来演 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/23(Sat) 12:58

もりたなおや様、矢嶋博士様

吉朝の「地獄八景」はCDでは聴いたことがあります。
小米朝も文我も巧いし、米朝の弟子、孫弟子は、いい才能が揃っています。

持田鋼一郎さんは早稲田短歌会のOBの持田さんだと思います。


[5446] 無題 投稿者:もりたなおや 投稿日:2003/08/23(Sat) 11:05

北海道で配達された朝刊なんですが、23日付けの読売、毎日2紙の2面の書籍広告をみてびっくり。「8月新刊『高島易断を創った男』 持田鋼一郎」。「持田鋼一郎」って、あの歌人の持田鋼一郎氏のこと?


[5445] ああ、吉朝 投稿者:矢嶋博士 投稿日:2003/08/23(Sat) 09:34

> 2004年2月13日、なんと金曜日。札幌で桂米朝の愛弟子・吉朝が大作「地獄八景亡者戯」を口演することが決定。これぞ上方落語、米朝直伝の「正調」が、札幌で聞けるなんて。短歌と関係ない話で恐縮ですが、報告させていだきます。

ああ、吉朝がいました。端正で、ギャグも破壊的パワーをもっている。大阪落語で一番あぶらののっている。どんな六道の辻商店街があらわれるか、たのしみですね。


[5444] 無題 投稿者:もりたなおや 投稿日:2003/08/23(Sat) 02:19

2004年2月13日、なんと金曜日。札幌で桂米朝の愛弟子・吉朝が大作「地獄八景亡者戯」を口演することが決定。これぞ上方落語、米朝直伝の「正調」が、札幌で聞けるなんて。短歌と関係ない話で恐縮ですが、報告させていだきます。


[5443] この本は 投稿者:並木夏也 投稿日:2003/08/22(Fri) 16:15

 この『時代を創った編集社101』は書店ではどこの棚に置いてあるのでしょうか?
 う〜ん、やっぱり「評論」の棚でしょうか。
 こんど書店にいったときに、気をつけてみます。

http://www.fides.dti.ne.jp/~kit2in1/


[5442] 奇抜な本 投稿者:並木夏也 投稿日:2003/08/22(Fri) 15:48

藤原さんへ。

こんにちは。並木夏也です。ご無沙汰しております。
昨日から、周囲の皆から遅れて夏休みに入りました。

新書館から先日発売された「101人シリーズ」――『現代短歌の鑑賞101』のシリーズです。――の、『時代を創った編集者101』を、先ほどオンライン書店で申し込みました。
たいへん楽しみにしております。(しばらく本を買うのは控えようとしていた矢先なのですが。)
藤原さんはもうすでに、この本をお読みになられましたでしょうか?

この本です。↓。
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3f457dbfe735d0105349?aid=&bibid=02352966&volno=0000

編集者101人はかなり多すぎるのではないかと、わたしは思っているのですがいかがなのでしょう。
「『万朝報』を創刊した黒岩涙香から『国民之友』の徳富蘇峰」って、そこまで遡られても「ちょっと参るなあ」といった具合に思ってはいるのですが。

昨年に亡くなった編集者坂本一亀が、坂本龍一の親だと新聞で知ったときはかなり驚きました。この「101人」シリーズには載っているのかな? ヤスケンさんも。

 塚本史によるところの『短歌朝日2002年11・12月号』にある、
「故中井英夫が『二十代歌人特集』を組む際に、当時31歳の塚本邦雄を無理やり組み込んだ」などという突拍子もないことをする編集者が、いま、いるのでしょうか。

 ともかく届くのを楽しみにしています。
 ではでは。

http://www.fides.dti.ne.jp/~kit2in1/


[5441] 中野武蔵野ホール 投稿者:井上 良子 投稿日:2003/08/22(Fri) 14:48

先ほど失礼を省みずお便りしましたがこのような方法は初めてで届いているか心配です。
もし、駄目でしたら是非お便りしたいのでお手数ですがそのように伝えていただけるとありがたいのですが。


[5440] 「詩と思想」到着 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/22(Fri) 08:53

荻原裕幸様
昨日、「詩と思想」到着しました。
荻原さんの「『無援の抒情』をめぐる断章」拝読。
示唆されるところ多くありました。
ありがとうございます。

「詩と思想」8月号、特集「全共闘世代」は下記↓から申し込めます。

▼土曜美術社
http://www5.vc-net.ne.jp/~doyobi/




[5439] どうも 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/21(Thu) 09:14

本所飛鳥様
句集、歌集など、積極的にアクションをおこさないと、なかなか手にはいりませんね。
本所さんのフットワークの良さにはいつも感心しています。
良い刺激を吸収してください。

花森こまさん
お悔やみありがとうございます。
「中年探偵団」というのは、東京ローカルのラジオ番組です。
もともとは、小林信彦さんが「少年探偵団」をパロディにした
同じ題の短編小説を書いたのが嚆矢だろうと思います。


[5438] 常倉十紀二さん 投稿者:花森こま 投稿日:2003/08/20(Wed) 23:17

心よりお悔やみ申し上げます。
その方のことは残念ながら存じ上げないのですが、お日記にありましたように、さりげなく親切な人は今の世の中では貴重ですね。
ところで、中年探偵団というのは、昔からあった「週刊読売」のあの中年探偵団でしょうか。それとも、偶然でしょうか。夫が、詩人のねじめさんの主宰する探偵団に参加していて、コントを作ったり、回文を作ったりして遊んでいた時期があります。かなり高度で面白い集団でしたが。

http://fruit.gaiax.com/home/hansulove


[5437] Re[5434]: ああ、これは 投稿者:本所飛鳥 投稿日:2003/08/20(Wed) 14:43

> 本所飛鳥さん
>
> これは、正岡豊さんの日記に書いてあった句集の件ですね。
> 正岡さんに直接、メールで聞いてみるのが手っ取り速いと思います。
> 正岡豊さんのHPは、短歌イエローページでわかります。

藤原さん、ありがとうございました。
正岡さんにメールし、返事もらいました。
自費出版のため、その人の住所を教えてもらい、手紙を書きました。
このたびは本当にありがとうございました。

http://aja-bochan.hp.infoseek.co.jp/


[5436] 詩と思想 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/18(Mon) 21:32

荻原裕幸様
情報ありがとうございます。
早速、土曜美術社に「詩と思想」注文しました。


[5435] こんにちは。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2003/08/18(Mon) 15:32

>藤原龍一郎さん

歌葉新人賞へのコメント、
どうもありがとうございます。
候補作品、近々掲載されますので、
どうぞいましばらくお待ち下さいませ。
選考の進み具合については、
▼リアルタイム・スペース
http://www.sweetswan.com/utanohabbs/
でご覧いただけます。>みなさん



ところで、藤原さん、
「詩と思想」8月号、お読みになりましたか?
▼土曜美術社
http://www5.vc-net.ne.jp/~doyobi/
全共闘世代の特集です。
三枝昂之さんたちが座談会をするなかで、
藤原さんのこと、少し言及されております。
(執筆号だったのですが、今日やっと入手したので、
 お知らせが遅くなりました。)

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[5434] ああ、これは 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/18(Mon) 15:08

本所飛鳥さん

これは、正岡豊さんの日記に書いてあった句集の件ですね。
正岡さんに直接、メールで聞いてみるのが手っ取り速いと思います。
正岡豊さんのHPは、短歌イエローページでわかります。


[5433] 教えてください。 投稿者:本所飛鳥 投稿日:2003/08/18(Mon) 14:31

こんにちわ。藤原さん。
ここで書くことではないかも知れません。その際は、管理人殿削除願います。
下記の句集を読んで見たいのですが、アマゾンやBK1などで出てきません。
購入方法もしお知りであれば連絡くれませんか。よろしくお願いします。

『舟歌』    皆川 燈  句集 「白」発行所。

http://aja-bochan.hp.infoseek.co.jp/


[5432] 歌葉新人賞候補 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/18(Mon) 09:29

「短歌人」からは廣西昌也さんと斎藤斉藤さんが候補になっているようです。
お二人の健闘・受賞をお祈りいたします。(党派的発言ですが)


[5431] 口語訳古事記 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/17(Sun) 20:37

昨日、八重洲古書館で、三浦佑之のベストセラー『口語訳古事記』が
定価3333円が2000円で、出ていたのでついつい買ってしまいました。
典型的な衝動買いです。


[5430] 今日はコミケで 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/15(Fri) 10:28

村井康司様
ああ、それはこちらこそ失礼いたしました。
まさか、あの列に村井さんがいらっしゃるとは思ってもみませんでした。
雨の中、おつかれさまです。
今日はコミケもかさなって、きのうよりもっと凄い雨の中にもっと凄い数の人々が
ひしめきあっています。
まあ、私自身はもともと落ち着きがない人間なので、まわりが混雑していても気に
ならないのですが、出退勤時の乗り物が、さらに混むのだけがうんざりですね。

・道端に捨て置かれたる消火器はただ立ち尽くすほかにすべなく/佐藤通雅『往還』


[5429] お台場冒険王。 投稿者:村井康司 投稿日:2003/08/15(Fri) 09:27

藤原さま、ごぶさたしております。村井です。

昨日、わたくしは休みをとって娘と「お台場冒険王」に参りました。
雨なのにすごい人出で、くらくらしつつ展望室やら「踊る大捜査線ミュージアム」やらを回ったのですが。
午後4時ごろ、24階で下りのエレベーターを待っていたら、横を通り過ぎる藤原さまのお姿が!
あー、ふじわらさんだー。と思っているうちにとおりすぎてしまわれたので、ご挨拶しそびれてしまいました。失礼しましたー。
しかし、連日ああいう大騒ぎだと、あのエリアで働いておられるみなさまは落ちつかないでしょうね・・・。


[5428] Re 東條真琴 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/14(Thu) 00:10

五十嵐きよみ様


> みずからを「僕」と称する美少女の名こそ東條真琴なるべし 藤原龍一郎
> そして、姉の名前は「槙さおり」では?
> いや、「スマッシュを決めろ!」ネタだと思ったんですが、


ご推察のとおりです。
「出・投稿生活記」が再開されたのにインスパイアされて、しばらく休んでいた
題詠マラソンを走り始めました。
東條真琴を思い付いたので再開できたようなものです。
上記の一首ができたので、とりあえず80番までは一気にできました。
そろそろとアップしてゆくつもりです。
五十嵐さんには感謝にたえません。


[5427] 東條真琴 投稿者:五十嵐きよみ 投稿日:2003/08/13(Wed) 19:42

こんばんは。
本日の「題詠マラソン」の歌に反応して、やってまいりました。

みずからを「僕」と称する美少女の名こそ東條真琴なるべし 藤原龍一郎

そして、姉の名前は「槙さおり」では?

いや、「スマッシュを決めろ!」ネタだと思ったんですが、
ほかの「東條真琴」でしたらスミマセン。

http://www.parkcity.ne.jp/~noma-iga/


[5426] 真夏日の果て 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/13(Wed) 12:43

夕雲のかたへほのけきくれなゐを仰げばかなし真夏日の果て/高島裕『雨を聴く』

重く鮮烈な歌集から一首。結句、一見、常套的に見えるが、実はのっぴきならない一語。


[5425] 外皮 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/12(Tue) 11:13

世界とは包む外皮にすぎぬのか包まれて思ふさうなのだろう/岡井隆『旅のあとさき、詩歌のあれこれ』

巧いなあ、と、感嘆します。「外皮」が普通の感覚だと思い付かないんですよね。


[5424] どうも 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/12(Tue) 04:15

荻原裕幸さん
本当は私の方で、匿名希望さんに「お名前をどうぞ」と書くべきでしたのに
お手数かけました。

匿名希望さんの意図はわかりますが、私の『夜店』への感想は、日記に書いたとおりで、
変わることはありません。


[5423] >匿名希望さん 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2003/08/12(Tue) 03:26

ここではお名前をどうぞ。(^^)

喜多昭夫さんの俳句歴を詳しくは知りませんが、
以前「河」に所属していたと聞いたことがあります。
今は、長谷川櫂さんに指導をうけている旨、
歌集のあとがきにも明記されていますので、
あるいは「古志」に所属しているのかも。
「銀化」に所属した経歴があるかどうかは、
手元の資料ではさだかではありません。

それから、匿名希望さんは、おそらく、
「類似」の生じた理由をめぐって
このお話を出されたのかと思いますが、
俳句的所属がどこなのか、ということは、
この事態を重くも軽くもしないのでは?

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[5422] お世話になりました 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/11(Mon) 15:05

近藤かすみさん
「短歌人」夏期集会では、すっかりお世話になりました。
二次会の場所を探していただいたそうで、感謝しています。
ゆっくり、お話できずに申し訳けありませんでした。
インターネットの中を流れる時間はまことに速いですねえ。


[5421] 台風の目 投稿者:匿名希望 投稿日:2003/08/11(Mon) 13:51

喜多さんは「銀化」(中原道夫主宰)に所属されてたんじゃ。


[5420] だんご 投稿者:近藤かすみ 投稿日:2003/08/11(Mon) 01:12

こちらに初めて書き込みします。近藤かすみです。
藤原さん、先日の京都の全国大会ではお会いできて、お話もできて嬉しかったです。
高澤さん、近いところで走ってますね。
ネット上の短歌のHPなど、あちこち見ると、どんどん時間がたって、正直言って目が疲れます。やってもやっても終わらない感じ。
なんでしょうね〜


[5419] 出張「出・投稿生活記」 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/10(Sun) 07:34

五十嵐きよみさん
出張「出・投稿生活記」読みました。
2年半待っていた甲斐がある、波乱万丈の展開です。
このように、過去を客観視して書けるのは、たいしたものです。

ぜひ、みなさまも、お読み下さい↓。

http://www3.diary.ne.jp/user/313869/


[5418] おめでた続き 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/09(Sat) 22:34

そういえば、大津仁昭さんと鹿野氷さんが、ご結婚なさったのですね。
おめでとうございます。


[5417] 追走 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/09(Sat) 22:33

高澤志帆さん

現在、高澤さんが64番で、私が63番で追走中ですね。
ほとんど5ヶ月サボっていたので、投稿のルールを忘れてしまって
じたばたしてしまいました。
しばらく、高澤さんのうしろをストーキングしていこうかな。


[5416] 題詠マラソン2003 投稿者:高澤志帆 投稿日:2003/08/09(Sat) 20:27

藤原さんこんばんは。いつも短歌人でお世話になっております、高澤です。
題詠マラソン2003、ウサギさんが休んでいる間にせこせこと追い抜いた亀でしたが
ウサギさんがまた走り始めてしまいました^^;
でも、また新作を拝めるのが楽しみです。

http://www.geocities.jp/kogawa96/


[5415] Re[5410]: 藤原さん,ありがとうございます 投稿者:松原未知子 投稿日:2003/08/09(Sat) 19:19

> ところで,下の松原未知子さんがあげておられる
>
> かつてわが同僚なりき颱風の眼玉をつつく気象予報士 /喜多昭夫
>
> ですが,
>
> 台風の目つついてをりぬ予報官 /中原道夫
>
> とかぶっているように思うのですが。
> 中原さんの句は,川名大『現代俳句』にも宗田
> 安正『現代俳句集成』にも載っている有名句だ
> と存じますが,喜多さんは中原さんのかつての
> 同僚で,かつての同僚へのオマージュ,という
> ことなのでしょうか?

立夏さま、はじめまして。
中原道夫さんの句は知りませんでしたが、あまりにも似ていますね。かつての同僚へのオマージュであって欲しいと思います。わたしは詳しいことはやはり知らないのですが…。

しかし、あの矢部雅之さんが受賞ですか、すごいなあ!

http://www.adachi.ne.jp/users/mitico/index.html


[5414] 「短歌人」八月号 投稿者:並木夏也 投稿日:2003/08/09(Sat) 19:11

 こんばんは。並木夏也です。

 先日に藤原さんにお伺いした、二十代特集が組まれている「短歌人」八月号ですが、
 きょう、わたしの自宅に届きました。
 ありがとうございます。勉強させていただきます。

 さいきんのわたしは、いろいろと模索中で、
 自分なりの歌を作るよう、なんとか手探りしています。

 ありがとうございました。

http://www.fides.dti.ne.jp/~kit2in1/


[5413] Re[5412]: 現代短歌評論賞 投稿者:五十嵐きよみ 投稿日:2003/08/09(Sat) 17:39

> 矢部雅之さんが、短歌研究社主催の「現代短歌評論賞」を受賞されました。
>
> タイトルは
> 「死物におちいる病――明治期前半の歌人による現実志向の歌の試み」
>
> 矢部雅之さん、おめでとうございます。
> 資料をかなり調べて書いた評論だろうと思います。
> 矢部さんの努力の結実に敬意を表します。
> 発表は「短歌研究」10月号ですね。早く読みたくて、うずうずします。

うわあ〜! 矢部さん、おめでとうございます!!

あ、すみません、ここに書くのも妙なものでしたか・・・。
実は、ずっと中断していた「出投稿生活記」を以下の日記ページで再開しまして、
お知らせにあがろうかどうしようかと、うろうろしていたところ、
うれしいニュースが書き込まれていたので、つい乱入してしまいました。

http://www3.diary.ne.jp/user/313869/

2年半ぶりに再会した「出投稿生活記」、
よかったらぜひご覧くださいませ。

http://www.parkcity.ne.jp/~noma-iga/


[5412] 現代短歌評論賞 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/09(Sat) 17:22

矢部雅之さんが、短歌研究社主催の「現代短歌評論賞」を受賞されました。

タイトルは
「死物におちいる病――明治期前半の歌人による現実志向の歌の試み」

矢部雅之さん、おめでとうございます。
資料をかなり調べて書いた評論だろうと思います。
矢部さんの努力の結実に敬意を表します。
発表は「短歌研究」10月号ですね。早く読みたくて、うずうずします。


[5411] 台風の目 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/09(Sat) 17:17

松原未知子さん、立夏さん

東京はなんとか台風も通り過ぎたようで、風雨もおさまってきました。

かつてわが同僚なりき颱風の眼玉をつつく気象予報士 /喜多昭夫

台風の目つついてをりぬ予報官 /中原道夫

昨日、今日の天気予報では、やたらに、台風の目玉がつつかれていました。
並べてしまうと、どちらも、発想が類型的にみえますね。
私の職場でも、気象予報官試験に合格した人が一人居ます。
合格を聞いて、みんなびっくりしました。


[5410] 藤原さん,ありがとうございます 投稿者:立夏 投稿日:2003/08/09(Sat) 14:43

藤原さん。懇篤なお返事をくださりうれしく存じます。
永井陽子の短歌の方ももっともっと読んでみたいと思い
ました。


ところで,下の松原未知子さんがあげておられる

かつてわが同僚なりき颱風の眼玉をつつく気象予報士 /喜多昭夫

ですが,

台風の目つついてをりぬ予報官 /中原道夫

とかぶっているように思うのですが。
中原さんの句は,川名大『現代俳句』にも宗田
安正『現代俳句集成』にも載っている有名句だ
と存じますが,喜多さんは中原さんのかつての
同僚で,かつての同僚へのオマージュ,という
ことなのでしょうか?

http://respondeo.infoseek.livedoor.com


[5409] 夜店で 投稿者:松原未知子 投稿日:2003/08/09(Sat) 11:16

藤原さま、おはようございます。
東京も風が強まり、わが家のすだれ舞いあげ嵐来にけむ、です。
8日の御日記の『夜店』の読後感、ほとんど同感です。ただわたしには「ことばのつながりのゆるさ」とか「過去へむいた視線」が一種の身を窶(やつ)したスタイルのように感じられた歌もありました。ご指摘の歌はたしかに創作力のはりつめた糸が一瞬ゆるんでしまったのかな、とも感じさせられました。とにかく、なにげなく巧い人ですね。↓

 かつてわが同僚なりき颱風の眼玉をつつく気象予報士 /喜多昭夫

http://www.adachi.ne.jp/users/mitico/index.html


[5408] 和合亮一さんのサイト 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/09(Sat) 07:29

たまきいりのさん
お久しぶりです。
和合亮一さんのサイト、私の自宅のPCでは、なぜか重くてなかなか開かないので
週明けに、オフィスの方の端末で開いてみます。
野村喜和夫さんの屋外朗読を聞いたことがあります。
両国のアサヒビールのビルのそばで、辻征夫さんを悼む即興詩でした。


[5407] 黒田雪子さんA 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/09(Sat) 07:26

松本洋一さん
黒田雪子さんの名前はたしかに見覚えがあります。
10年くらい前の「短歌研究新人賞」で次席とか、上位候補になっていらっしゃった
ように、私も思い出しました。
その頃の雑誌が出てきたら、作品を読んでみます。


[5406] 永井陽子の散文 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/08(Fri) 22:29

山崎立夏さん
はじめまして。
ちゃばしらのBBSの書き込み読ませていただいております。

永井陽子の短歌に興味をもっていただき、ありがとうございます。
確かに雑誌の特集で、書誌的な資料を充実してくれると、読者としては
とてもありがたいのですが。
今後、こういう特集があるようでしたら、気をつけるようにします。
また、すでに立夏さんは、ご存じかもしれませんが、
永井陽子さんの唯一の散文集が、ながらみ書房から刊行されています。

永井陽子著『モモタロウは泣かない』ながらみ書房 二六〇〇円+税
ながらみ書房 рO3-3234-2926

もし、まだ、お読みでなければ、読んでみていただくと嬉しいです。
永井陽子さんの、ナイーブさが、短歌とはまた異なったかたちで伝わってきます。


[5405] おげんきですか 投稿者:大辻隆弘 投稿日:2003/08/08(Fri) 18:06

たまきさま

お元気ですか?
「デプス」の書評を
和合亮一さん書いていただいたこと、
本当に嬉しく思いました。

あれから和合さんの詩をいろいろ読んで、
あらたな才能に打たれています。

たまきさんの野村論読みました。
野村さんの詩、あまりくわしくないので、評価できませんが、
これからもバリバリ、文章書いてくださいね。

ひさしぶりのごあいさつのみにて。


[5404] いんあうと 投稿者:たまきいりの 投稿日:2003/08/08(Fri) 16:04

藤原さま

たまきです。
おひさしぶりです。
詩人・和合亮一氏のサイト「いんあうと」
に野村喜和夫氏について、散文を書きましたので、
よかったら、のぞいてみてください。

http://www.po-m.com/inout/

若手のホープである和合さんの
充実したサイトです。


[5403] 黒田雪子さん 投稿者:松本洋一 投稿日:2003/08/07(Thu) 22:04

は、ずいぶんと前から各新人賞にチャレンジなさってた方で、今資料が見つかりませんので確言できませんが、短歌研究の新人賞でも次席に入られたことがあるように記憶しております。
古典的な文体の、端整な作品をつくられる方で、紀野恵が出たあとだから、こういう文体の人が、次に賞を取るのは、ツラいだろうな・・という印象を抱いた記憶があります。


[5402] はじめまして 投稿者:山崎立夏 投稿日:2003/08/07(Thu) 20:06

藤原龍一郎さんはじめまして。

少し反応が鈍い書きこみかもしれないのですが,角川『短歌』8月号の永井陽子特集が
とてもよかったです,ただ,私は普段あまり総合誌を買わないのでわからないのですが
こういった特集には,例えば,著作解題とか,その作者について書かれた主要な評論の
リストとか,その作者について組まれた雑誌の特集のリストとか,あるいはまた代表作
百首,とか,そういったそれ以上にその作者について知ろうと思う読者を助けてくれ
るような書誌的ツール〔例えば,今月号の『ユリイカ』には漫画家の黒田硫黄の非常に
丁寧な解題が載っていましたが,ああいったもの〕はつかないものなのでしょうか??

もし藤原さんのような力のある作家の方が総合誌の編集者に働きかけてくださって,
こういった若い読者の力になるようなツールを載せてくださるようにしてくだされば
たいへんうれしいです。

http://respondeo.infoseek.livedoor.com


[5401] 黒田雪子さん 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/07(Thu) 06:32

二代目石井辰彦さん
黒田雪子さん、昨年の「短歌研究」九月号を見ましたら、予選通過作品として
黒田さんの作品が、二首掲載されていました。

一首だけ引用します。

・更衣室汚き壁の落書きに文字黒々と「苦流死無」とあり/黒田雪子

ちょっと、寺山修司的な感じがしますね。


[5400] 梅田花月 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/07(Thu) 06:28

うりゅさん
お知らせありがとうございます。
梅田花月は場所が良いのですから、演芸に限らず、さまざまなライブに
つかえるのではないでしょうか。
アスタルテ書房というのは、そういう店ですか。
しかし、入るのに勇気がいることはたしかですね。
私は気が弱いので入れないかも。


[5399] ありがとうございます。 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/07(Thu) 06:25

林ゆみさん、本所飛鳥さん
お知らせいただきありがとうございます。
ネット短歌に関しては、現在、各サイトで展開されている議論を
読んで、自分の考えをまとめています。
短歌研究新人賞の黒田雪子さんは結社に所属されていないようですね。
受賞作を早く読んでみたいと思います。


[5398] うめだ花月 復活! 投稿者:うりゅ 投稿日:2003/08/06(Wed) 21:12

もうご存知だとは思いますが、お知らせにきました。
8月12日にうめだ花月が復活します。

アスタルテ書房
何度か行ったことがあります。あの中に入ると時間の感覚がなくなっていきます。
京都書院のおもちゃ全集がバラでちらほらしてたり、四谷シモンさんのお人形が店番をしていたりとなんとなく江戸川乱歩さんの書斎の蔵の雰囲気がします。実際に乱歩さんの蔵におじゃましたことはないのでもちろん勝手な雰囲気だけですが。

http://www.yoshimoto.co.jp/umeda


[5397] 短歌研究新人賞 投稿者:二代目石井辰彦 投稿日:2003/08/06(Wed) 14:01

黒田雪子さんという方は、おそらく去年の短歌研究新人賞で予選通過作品に入っていた方ですね。一年間、頑張ったってことかしら? ともかく、おめでとうと言っておきます。

http://sv.mcity.ne.jp/D/9844/


[5396] Re[5339]: 今年も短歌研究新人賞 投稿者:本所飛鳥 投稿日:2003/08/06(Wed) 02:08

> そろそろ、短歌研究新人賞の受賞者が決定する季節です。
> 私はまだ新聞などでは情報を見ていないのですが、どなたか、
> すでに知っているかた、あるいは、自分が受賞したという人がいらしたら、
> メールでそっと教えてください。

こんばんわ。もうすでにご存知だと思いますが。
8/5朝日新聞夕刊に載っていました。
第39回短歌研究賞  阿木津英氏「巌のちから」(30首)に決まった。
短歌研究新人賞は黒田雪子氏「星と切符」(30首)が選ばれた。
とのことです。
では。

http://aja-bochan.hp.infoseek.co.jp/


[5395] お久しぶりです。 投稿者:林 ゆみ 投稿日:2003/08/05(Tue) 15:15

昨日、8月4日付読売新聞夕刊で、小屋敷晶子記者が

とれんどin短歌 
ネットと歌壇どう交流 「文体」巡る感覚にずれ 

という記事を、角川「短歌」8月号と結社「未来」の東京大会
シンポジウムをあげて書いています。
藤原さんのお名前も載っていました。

ネット短歌が新たな文体を獲得する可能性は否定しないが、
長い伝統の上に成立した短歌の文体の行方も気になる。

と、結んでいます。


[5394] 正岡家の系譜 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2003/08/05(Tue) 14:49

正岡豊さん
こちらではお久しぶりです。
今週、私は夏休みをとって家でごろごろしています。

アスタルテ書房というのは知りませんでした。
しかし、玄関で靴を脱ぎ、スリッパにはきかえて入る古書店というのは誰にとっても
こわいですよ。神保町の荒魂書店というのが、靴は脱がなくてもよいけれど、入口出口
兼用のドアの前に店主がでんと座っていて、何か買わないと出られない雰囲気でした。
米川稔歌集『舗道夕映』なんてのを買いましたけど。

加藤郁乎の学研M文庫の『後方見聞録』は問題のある本なんですよ。
矢川澄子の章を読んで、私は加藤郁乎が少なくとも人間としては嫌いになりました。

正岡容の『風船紛失記』の初版ですか。さすがに見たことないです。
小説自体は、『正岡容集覧』で読みました。どうってことない小説です。
正岡容は毀誉褒貶の激しい人物ですね。
演芸関係の事柄では、知らないことはなかったそうです。
弟の平井功は日夏耿之介が絶賛した天才詩人だったそうですが若死にしました。

正岡子規→正岡容→正岡豊と続く天才の系譜でしょうかね。


[5393] ありがとうございます 投稿者:並木夏也 投稿日:2003/08/05(Tue) 09:20

並木夏也です。こんにちは。

>藤原さん

ありがとうございます。
申し込みをさせていただきました。
どうもです。

http://www.fides.dti.ne.jp/~kit2in1/


[5392] アスタルテ書房 投稿者:正岡豊 投稿日:2003/08/05(Tue) 09:08

こんにちわ、正岡です。
藤原さん、ごぶさたしています。

京都の疲れはとれましたか?
私は昨日はじめて京都のアスタルテ書房にいきました。
三月書房とならんで京都の書籍系名所のひとつなのに足をはこんだことがなかったもので。
んー、こわい本屋さんでした。(私には)
岡井隆の『斉唱』の初版本を65000円で売っていた神戸のいまはなき黒木書店以来の
こわい本屋さんでした。(私には)
マンションの一室でやってるというのは知ってましたが、玄関で靴を脱いでスリッパを
はかんといかんとは思わなかったです。
なぜか話をするとき小声になってしまうのがー、なぞ。
はいってすぐのところに、加藤郁乎の学研M文庫の『後方見聞録』が平積みしてたので、
買いましたが、なんとこれ全部に赤のマルBの印鑑が。
要するに売れなかったので、自由定価本っていうんでしたか、それに落ちちゃったわけですね。
新刊を本屋で結構さがしてたのに!
だったら注文してくれよ、というのもまあそうなんですが。
ほしい本がほしいひとにいくようなシステムのインフラ、というのはほんまに
むつかしおすなあ、と、にせの京都弁。
正岡容の『風船紛失記』がガラス扉つきの本棚にありましたが、
とりだす勇気はなかったですねえ。
すごくきれいな『遊』の第二期と第三期のバックナンバーがいっぱいありました。

短歌8月号の感想は、考えたことはもっといっぱいあったわけですが、
それはそれとして、という部分で書きました。
須永朝彦さんの黒瀬さんの歌集への文は、物語性があっていいですね。
私も須永さん関連のもので感心するのは、皮装の吸血鬼小説本の口絵写真で、
ガルマ・ザビみたいな胸当をつけて森みたいなとこで
くわっ! という擬音を書きこみたくなるようなポーズの須永さん自身のポートレートを
見て以来です。
ではおからだ大切にー。