[4502] ごめんなさい 投稿者:松本洋一 投稿日:2002/12/12(Thu) 19:53

↓下の「森山泰章」さんは、「森山光章」さんの間違い。私はイージーミスが多いなあ。


[4501] 現代俳句について。 投稿者:松本洋一 投稿日:2002/12/12(Thu) 19:39

「現代俳句100人20句」という本を買いました。そしたら昔の「貘」の仲間たちの名前が結構載っていました。田中裕明、中岡毅男、山西雅子(うちの女房の大学の先輩)・・特にびっくりしたのは「森賀まり」で、彼女は当時、現代詩を書いていて、一緒に同人誌をやったんですよ!
でもそういう懐かしさとは別に、これがもし本当の「俳句の現在」だったら、とても淋しいなあ、とも思いました。
中烏健二さん、伊吹夏生さんといった、もと「現代俳句研究会」から「ゼロの会」へ流れて行った人たちも(「ゼロの会」の句会には荻原さんともご一緒しました)結局「地表」という結社の仲間内にしか、顔が向いてなかったような気がするし。
やっぱり、西川徹郎さんだけかなあ。
お会いしていないですけど、宮入聖さんとか、森山泰章さんなんかは、いまでもご活躍されているのでしょうか?
「未定」のひとたちは?私は、正岡豊(これも「貘」の仲間)が入るのと入れ違いにして「未定」を読むのを止めちゃったんですが、松田正徳(やはり「貘」組)や高原耕司(この人は違う)さんは?


[4500] よくあることです 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/12/12(Thu) 17:19

ホンアミレーベル担当さん、どうか、お気になさらず。
他セクションからまちがった情報が流れてくることは、従業員数の多い、大きな会社
では、よくあることです。本阿弥書店は大会社であるという証左です。
では、ホンアミレーベルがエイベックスのような若者のあこがれのレーベルになるよう
かげながら、お祈りいたします。ではでは。


[4499] すみませんでした。 投稿者:ホンアミレーベル担当 投稿日:2002/12/12(Thu) 16:14

とほほです。藤原さんごめんなさい。
2003年1月号は藤原さんです。
よろしくお願いします。


[4498] それは誤解です 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/12/12(Thu) 13:49

ホンアミレーベルさん
「五感のよろこび」は、執筆者が変わってゆく連載で、一回目がわたし・フジワラという
ことであります。


[4497] がんばります! 投稿者:ホンアミレーベル担当 投稿日:2002/12/12(Thu) 12:58

藤原さんありがとうございます。
「歌壇」2003年1月号(12月14日発売)から藤原さんの「五感のよろこび」という新連載が始まります。
こちらのほうも楽しみですね。
どうぞよろしくお願いします。


[4496] 「現代俳句」など 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/12/12(Thu) 06:47

ホンアミレーベル担当者さん
あんだーふぉーてぃー……、刺激的な歌集がたくさん出ることを期待しています。

松本洋一さん
私の実家に、なぜ、この一冊だけがあったのか不思議…
この第一集には、大井恒行さんの

・墓標(はかじるし)目に沁む「くらい秋だねえ」

なども発表されています。
大本義幸さんの俳句の題は「泥の焔・聖一九四五年」。

・石の岬よ柘榴を剖く雨の岬よ

今はこういう俳句をつくる人は居るのでしょうかね。


[4495] ぬ書房刊行の「現代俳句」 投稿者:松本洋一 投稿日:2002/12/11(Wed) 20:56

懐かしいです。
私が初めて手に取ったのは、「中日句会」で白木忠さんからもらった11号だから、リアルタイムで買ったのは、全部南方社刊。でも確か名古屋書房で買った第9号が、あれは確かぬ書房刊だったはず。押し入れをひっくり返して捜したのですが、ありませんでした。ということは、碧南の実家かな?
でも実家には生きてる限り2度と戻らない気で出て来たので、永遠に手に入りません。
結局自分の作品が載ってる分しか持って来なかったので、いろんな雑誌が家と一緒に朽ちて行くんだなあ。
「菊屋」のほぼ全部と、「あんかるわ」の後半ほぼ全部、「俳句空間」全部と「反碧南文化」の全部。もったいない。
しかし、考えると、私の作品載せてくれたとこは、全部潰れているんだなあ。ぞっ!
「短歌人」は大丈夫ですよね。でも中部「短歌」は春日井さんがお亡くなりになったら、どうなるのだろ?
考えんとこ。
でも南方社「俳句の現在」全3巻を見つけたので、30歳長髪を靡かせた藤原月彦さんの御尊顔を拝見したい方は、ぼくんとこへおいで。


[4494] ホンアミレーベルについて宣伝させてください 投稿者:ホンアミレーベル担当 投稿日:2002/12/11(Wed) 14:08

藤原さんこんにちは。おじゃまします。
ホンアミレーベルという若手のための第一歌集のレーベルが間もなく3冊同時に刊行されます。

ホンアミレーベル@『ガーデニア・ガーデン』錦見映理子
                 2000円(税別)
ホンアミレーベルA『おまけ』       矢島るみ子
                 2200円(税別)
ホンアミレーベルB『海ひめ山ひめ』    笹谷潤子
                 2300円(税別)

記念すべき第1弾はこのようなラインナップになっています☆
どれも感性が輝いている歌集です☆

この掲示板にもお書きになっている錦見映理子さんがすてきな予約サイトを立ち上げていますね☆
そして藤原龍一郎さんも錦見さんの歌集の栞文をお書きになっています。

ホンアミレーベルはアンダー40を中心とした若手のきらきらした感性を大切に、一冊の歌集にまとめるお手伝いをするレーベルです。

本阿弥書店でも注文を承りますので、興味のある方は本阿弥書店営業部までお気軽にどうぞ!!
本阿弥書店は月刊誌「歌壇」を発行しております。
「歌壇」もかさねてよろしくお願いいたします。
ご注文の際は
TEL 03−3294−7068
はずかしがりやさんの人は
FAX 03−3294−7290
までよろしくお願いいたします。


[4493] 申し訳ない 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/12/10(Tue) 07:19

なつみさん
「短歌人」の12月の締切がはやくなっていること、「短歌人」の掲示板には
書き込んでおいたのですが、こちらにも、書いておけばよかったですね。
今月は年末進行なので申し訳けありませんが、間に合いません。
一月十二日締切分(3月号掲載)の作品、ぜひ、力作を期待しています。


[4492] 気がつけば 投稿者:なつみ 投稿日:2002/12/10(Tue) 04:29

パールハーバーも、ジョンレノンの命日も、そして二月号の締め切りも終わっとるやん。
うかつに日をおくってたオレのアホ。
去年の今頃は肝臓痛めてるのにもきずかず、鬱で身体がうごかないんだと、それでも仕事をしながらぶっ倒れました。
でも、今、動けないのは内臓疾患ではないでしょ、多分。
精神状態、海底二万マイルでしたが海底をすすんでます。

http://www.hpmix.com/home/natsumi51


[4491] あ! 投稿者:錦見映理子 投稿日:2002/12/10(Tue) 01:28

書きこみしてからごはん食べたりお風呂に入ったりしてる間に藤原さんが!

どうもありがとうございます。

内容と同じくらい中身と外側のビジュアルデザインを重視したつくりになっています。
どこかでお手にとっていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

http://www.ne.jp/asahi/cafelotus/eliko/


[4490] お知らせさせてください。 投稿者:錦見映理子 投稿日:2002/12/10(Tue) 01:24

藤原さん、みなさまこんばんは。

ちょっと宣伝させていただきたく、参りました。

近々私の第一歌集『ガーデニア・ガーデン』が本阿弥書店(ホンアミレーベル@)から刊行予定なので、それに先がけて宣伝サイトを作りました。
ここです。
http://plaza24.mbn.or.jp/~naku/eriko/gardenia.html

藤原さんには、栞文を書いていただきました。

サイトで詳細をみていただけたら、と思います。
装幀を手がけていただいた名久井直子さんデザインのうつくしいページです。
どうぞよろしくお願いいたします。

http://www.ne.jp/asahi/cafelotus/eliko/


[4489] 錦見映理子さんの歌集 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/12/09(Mon) 18:49

錦見映理子さんの歌集『ガーデニア・ガーデン』の宣伝サイトができています。↓

http://plaza24.mbn.or.jp/~naku/eriko/gardenia.html

私も栞文を書かせていただいたのですが、とても劇性の強い読み応えのある
内容です。
本ができあがる前に、予告・宣伝サイトをつくるというアイデアも面白いし、
気合の入り方に共感します。


[4488] 考え続けることをやめてはいけない 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/12/09(Mon) 07:07

荻原裕幸様
サイトを教えていただきありがとうございます。
坪内稔典さんの考えは「創造」ということへの考えかたが、私とはまったく異なる
としか、言いようがないです。
「一字ちがえば創作だ」という考えには、俳人、川柳作家、歌人の中でも、全面的に
賛成する人は、少ないと思います。

菅野さんの意見も興味深く拝見しました。
私はもはや「生き生きと」死ぬことができるのは「水中花」のみであり、
櫂未知子のオリジナリティは、唯一のものとして尊重されるべき価値があると
思いますが、菅野さんのように考え続けることこそが、まず、必要なのだと思います。


[4487] こんばんは。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2002/12/09(Mon) 00:48

>藤原龍一郎さん

12月3日(火)の日記の件ですが、
坪内稔典さんの意見、
原文と思われるURLを以下に記しておきますね。
http://sendan.kaisya.co.jp/ikkub02_1101.html
↑このページの冒頭コラムに該当文があります。

それから、12月8日付にも関連文章があります。
今はここ↓に掲載されています。
http://sendan.kaisya.co.jp/ikkubak.html
坪内さんの、いわゆる「自爆型文体」による類句擁護は、
どうも大切な何かを守ろうとしている感触なのですが、
その「何か」が何なのかがぼくにはよく見えないです。(^^;;;



この件については、以前から、
なんの菅野さんもご自身の日記でふれています。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3325/geodiary.html
新しいのはこちら↑
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3325/kako/kaisetsu.html
少し前のはこちら↑から読めます。
興味深い意見が多いのでURLを紹介します。

http://www.na.rim.or.jp/~ogihara/0824/


[4486] それで、あなたが! 投稿者:ちばともかず 投稿日:2002/12/09(Mon) 00:09

松本様
原作者である[ヘッドギア]には元々とり・みきも含まれていたのですか。
初めて知りました。ありがとうございました。

藤原様
私なんかの持っている雑誌、貴重かどうか判りませんが、お言葉、励みになります。
ありがとうございました。
今、なんとなく読書中でして、『江戸のおトイレ/渡辺信一郎』(新潮選書)という本です。
http://www.shinchosha.co.jp/sensho/html/603521-9.html ←こんな本です
http://www.shinchosha.co.jp/shinkan/nami/shoseki/603521-9.html ←書評はこちら
古川柳満載で、拾い読みしているだけでも楽しく、これは人に薦めたい面白さです。
もっとも、普段から気にいった本は人へのプレゼント用に2〜3册買ってストックしておく私
ですが、さすがにこの本は……、いや、間違いなく面白いのですがトイレとナニの話ばかり
ですから、プレゼント……かなり相手を選びそうで、1册だけにしておきます。


[4485] ああっまたやってしまった 投稿者:松本洋一 投稿日:2002/12/08(Sun) 22:54

↓下の記事、脚本家伊藤正典というのは間違いで、正確には伊藤和典です。
彼はまたピストルオペラの脚本家でもあって、当然のようにピストルオペラの特撮は樋口真嗣です。
伊藤和典が大和屋竺の影響を受けているのは押井守監督の実写映画「紅い眼鏡」を見れば一目瞭然で、時間の飛び方、虚構と現実の意図的な混同の仕方は「荒野のダッチワイフ」と瓜二つです。
なお大泉学園沿線には、他にサイエンス・ライターの鹿野司、SFイラストレイタ−の米田実、マンガ家のあさりよしとおも住んでいて、ヘッド・ギア製作の映画にいつ彼らの名前が出て来ても不思議ではありません。


[4484] ううう・・・ 投稿者:松本洋一 投稿日:2002/12/08(Sun) 21:53

喋りたい。しかし喋るとまたハッタリを拡げそうになる自分がイヤだ。
とりあえず「こんな映画にこんな人が」
・宇宙戦艦ヤマトの監督の桝田利雄
・「血槍富士」(内田吐夢監督)の製作:溝口健二、小津安二郎、伊藤大輔
WX。の脚本とり・みきは意外ではありません。私は東京の地理に疎いのですが、原作者ゆうきまさみの住んでいる大泉学園の駅の沿線には、ゆうき、とりのほかにアニメーターの河森正治、メカデザイナーの出淵裕、脚本家の伊藤正典と高田明美夫妻、監督の押井守が住んでいて、仲良しグループをつくっていて、ヘッド・ギアとは彼らのことなのです。
ガメラで興味深いのは、やはり伊藤正典の脚本で、ガメラの対戦相手のネーミングに、新約聖書から悪魔の名、レギオンを持ってくるといったような、彼のセンスです。
うう、これ以上書いているとまた大風呂敷を拡げそうなので、これで止めます。


[4483] 何故、あなたが? 投稿者:ちばともかず 投稿日:2002/12/08(Sun) 18:39

西橋美保様
今晩は。思わぬ作品に思わぬスタッフといえば『銀河鉄道999』(1979)。[監督:りんたろう]でありながら[監修:市川崑]は不思議でした。一応子供向けでありながら、大人からするとなんとも皮肉なストーリーになっていまして、『キネマ旬報』で初めてシナリオを読んだ時は、「あぁ、崑…」とつぶやいてしまったものです。
他にもTVの『ルパン三世』の監修・監督を鈴木清順がしていたり(脚本:大和屋竺)、映画『WXIII 機動警察パトレイバー』(2001)では、原作者でもない漫画家の[とり・みき]が脚本を手掛けていて驚きました。
『ハムハムランド大冒険』では、スタッフロールの中に[CG監督: 樋口真嗣][キャスティング・マネージャー:吉田理保子]の名を見つけ、「ほぉ…」と。注目の特撮監督とベテラン声優が同じスタッフロールに名をつらねる。作品は出崎統の『ハム太郎』。不思議でした。
アニメ以外でも、『エレファント・マン』(1980)の製作総指揮がメル・ブルックスだったり、『オースティン・パワーズ』シリーズの製作者の中にデミ・ムーアがいたりした時も「何故あなたがコノ映画で?」と妙な気分になりました。
もっとも、『ワイルドシングス』 (1998) や『ミッション:インポッシブル』(1996)みたいに、「何故この人ばかり、こんなイイ役で?」と観ている時は不思議なのに、あとで「なぁんだ、この俳優が製作していたのか」と納得する(満足にあらず)という逆のケースもあります。ドリュ−・バリモアは結構エライです。
ただ、そっちのケースで言えば日本には角川春樹という業の深い人がいるので、海外勢は皆まだまだ(わりと角川映画好き)。

松本洋一様
今晩は。『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995)はいいですよね。怪獣映画が忘れかけていた「目線」と「世界観」を見事に取り戻してくれた事に感謝すらしました。今でも時々DVDで観ます。
あ、思い出した。この映画でも、スタッフロールに[照明:泉谷しげる]とありまして、一瞬あの頭髪を思い出してしまい、「ンなわけあるか」と、自らの連想にさすがに自己嫌悪しながら劇場を出たのでした。
『山田村ワルツ』かぁ……、小沢なつき……米米クラブの『嫁津波』……、懐かしい。


[4482] 簡潔に、2つだけ 投稿者:松本洋一 投稿日:2002/12/08(Sun) 18:32

1、[4477]で触れた「スターログ」の記事の筆者が藤原さんだとすれば、私は藤原さんの文章を無断で盗用しました。[4453]の「時代が筒井康隆に追い付いた」という文章がそれです
2、「山田村ワルツ」の監督と、「竜二」「ちょうちん」の脚本家を取り違えるなどというのは、映画ファンとしてあるまじきことです。
私は、調子に乗り過ぎていたと思います。かつての辰巳さんと同じことをしていました。
すこし、頭を冷やしますね。見栄をはって、他人の文章を無断で盗用したり、知ったかぶりをしたりするのは、恥ずかしいことです。
とはいえ、私の性格だと、またやっちゃうかもしれないですけどね〜・・・


[4481] なんか、すごい 投稿者:西橋 美保 投稿日:2002/12/08(Sun) 13:25

さすがちばさん。お子ちゃま映画すら網羅されてるんですね。「ハムハムランド大冒険」は実は私も見てました。場内満員の良い子たち全員総立ちで、主題曲と挿入歌を大合唱して興奮のるつぼと化していた映画館の暗闇で、奥様同様、ひとりいたたまれない思いをしながら、監督の過去の栄光の名作の数々を思いつつ涙しておりました。
しかし日本のアニメ界というのは、思わぬ作品に思わぬスタッフがかかわっていたりして、節操がないというか、でもそれで作品世界がひろがっていったのかもしれませんねえ。悲劇から喜劇から、あらゆるジャンルをみんなひとりで平気で作ってるんですもん。海外にはこんな例、ないんじゃないですか?
思わぬ人たちのつくった怪獣映画というなら、子供のころから私はやっぱり「モスラ」です。以前テレビで「この映画の原作は中村真一郎さんと福永武彦さん、それに堀田善衛さんというひとたちがつくったもので」と、これらの方々を「というひとたち」扱いしてるのを見て絶句したもんです。


[4480] とりいそぎ、いろいろ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/12/08(Sun) 08:35

ちばともかずさん
どうも、ありがとうございます。
昨日、かねたくさんのオフ会で、雑誌をどうやって保存しておくかという話をして
おりました。ちばさんの保存資料は貴重です。
いま、考えれば、メガドライブとかPCエンジンの専門雑誌なんかとっておけば
よかった。

松本洋一さん
金子成人→金子修介ですよ。金子成人は脚本家。
大和屋暁に関しては、調べてみます。
「荒野のダッチワイフ」は、私も買いたいのですが、まだ買っていません。


[4479] おおガメラ! 投稿者:松本洋一 投稿日:2002/12/07(Sat) 20:15

ちばともかずさん
平成ガメラシリーズはかっこいいですねえ!
私は脚本の伊藤和典と監督の金子成人のファンで、ずっと見ております。

藤原さん
出崎統と大和屋竺は意外なつながりがあるのですよ。
今日買って来たフィルムアート社刊の「大和屋竺ダイナマイト傑作選 荒野のダッチワイフ」によると、まず1973年「ガンバの冒険」でチーフディレクター出崎、脚本大和屋で4本、76〜77年「元祖天才バカボン」で演出出崎、脚本大和屋で9本、81年「あしたのジョ−2」で同4本、タッグを組んでいるのですね。
ところで最近、アニメ関係で「脚本:大和屋暁」というクレジットをよく見るのですが、この方は、大和屋竺の血縁関係にあたられるのでしょうか?それとも、竺さんに傾倒されてこのペンネームをつけられたのでしょうか?もしかして藤原さん、ご存知ないでしょうか?


[4478] 同じ人…… 投稿者:ちばともかず 投稿日:2002/12/07(Sat) 01:35

うわ! 昨日今日と出歩く用事が多く、覗けないでいたのですが、『スターログ』だの『宇宙船』だの『面白半分』『ぱふ』『OUT』『ビックリハウス』と、私の読んでいた雑誌ばかり。なんと懐かしいことか。

私、雑誌が捨てられないのです。なんか、ハードカバーなどとは違って、こういう“雑誌”は自分がとっておかなかったら、すべての人々から忘れられて、そのうち無かったコトにでもされてしましやしないか? ひょっとして自分が最後の砦なのでは?……という、ある種の強迫観念の様なモノが働いて、無理をしてでも保存してしまうのです。
さすがに昨年の引越では『キネマ旬報』を200册、『月刊明星』を50册……等々、かなり処分しましたが、それでも『バラエティ』だの『映画芸術』だのが山程とってあります。ま、だからって毎日読むわけではなく、たま〜にしか手にとりませんが、でもやはり良いのですよ、好きだった雑誌は。勿論、面白かったからこそとってあるのですから。

『とっとこハム太郎 ハムハムハムージャ! 幻のプリンセス』の監督が『ベルサイユのばら』の出崎統さんだとのことですが、『ベルばら』好きのカミさんも、去年、私に付合って『怪獣総攻撃』を観た際、同時上映作『とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険』(これも出崎監督作品)に対して「私、これはもういい…」と言っていました。私も内心「あぁ、出崎監督……、昔、『バカボン』『黒べえ』『ギャ−トルズ』と全部観てたのになぁ…」と凹んでしまいましたし、今回の『メカゴジラ』はパスなので、もう観ないでしょう。
ただ、来月公開『ミニモニ。じゃムービー お菓子な大冒険!』のヒグチしんじ監督は、平成『ガメラ』シリーズや釈由美子版『修羅雪姫』や『ピストルオペラ』の特撮を担当した樋口真嗣監督なので、こちらには少し興味ありです。でも、劇場に行くのはちょっと……。来年、40なのですよ……。


[4477] いま、ふと思い出したのですが 投稿者:松本洋一 投稿日:2002/12/06(Fri) 22:16

立ち読みした「スターログ」に、確か筒井康隆の末裔というような主題で、山上たつひこなどを論じられていた記事がありましたっけ。あれを書かれたのは、もしや藤原さん?
「スターログ」はもっぱら立ち読みで、1度も買いませんでした。(いや、大友克洋の特集だけは買ったのかな?)
私らの世代は、やっぱり「ビックリハウス」からその道へ入った人が多いでしょう。

西橋さん
アニメの「指輪」(途中から読んだ人は「ルビーの指輪」と勘違いするかな)は、ロトスコープで人物の動きが描かれていて、セルアニメに慣れた日本人の目には、気持悪かったでしょう。
「ぱふ」は、その前の「だっくす」の創刊から読んでいました。橋本治の「大島弓子論」は、いやぁ衝撃的でしたね。
橋本治、笠井潔、野阿梓(に、最近は東浩紀も加えて)は、内容如何にかかわらず、著者としてクレジットされていれば、どんな本でも買ってしまう人たちです。
「ゲド」映画化計画が立ち行かないのは、ひとえに、ハイタカと影の一人二役(絶対条件!)がやれそうな役者さんが居ないからです。「戦慄の絆」のジェレミ−・アイアンズも「ツインピークス」のカイル・マクラクランも、もう薹が立っちゃったしなぁ。ジャン・フィリップ・エコフェでは、ちょっと違うんだよなぁ・・・


[4476] 怖い映画と映画館が怖い 投稿者:冬野由布 投稿日:2002/12/06(Fri) 21:47

 隣の部屋で亭主も書き込みしているというおかしな状況ですが、映画に興味がないというより「怖い映画」と「映画館」に恐怖感を持っているのです。私は人一倍映像に関して怖がりで、少しでも血が出たり人が殺されるものはその夜の悪夢になるので見たくないのです。「ハリーポッター」もだめでしょう。クリーチャーがつぶれたりするのもだめ。
 あと一人で映画を見に行こうとするとなんぱされるというジンクスがあって、一度など腕をつかまれてとっても怖かった。まさかあの亭主が横で睨んでるのになんぱするお間抜けはいないけど一人だと隙だらけでぼーっとしてるんだろうと思う。
 私、涙腺弱いんですぐ泣きます。恥ずかしいと思いつつ泣きますので疲れます。


[4475] そんなに読まれていたの? 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/12/06(Fri) 14:12

松本洋一さん、西橋美保さん

「スターログ」がそんなに読まれていたのでしょうか?
「指輪物語」のアニメの件、ご教示いただきありがとうございます。
なんで、未完成のものを見せられたのか、いくら考えても、
理由が思い出せないんです。
「ぱふ」「OUT」は少しの期間だけ読んでいましたが「宇宙船」はさすがに
買いませんでした。
むしろ、私はその一時代前の「面白半分」とか「噂」とか「終末から」とか
「話の特集」とか「黒の手帖」とかの世代に近いようです。
中原弓彦編集長の「ヒッチコックマガジン」は、今でも20冊くらいは持っています。
殺し屋スタイルの永六輔や野坂昭如が表紙のモデルになってたりするんですよ。


[4474] スターログ、ですって!? 投稿者:西橋 美保 投稿日:2002/12/06(Fri) 08:08

おお、なつかしの「スターログ」よっ! さっそく、その筋(笑)を愛読してた友人に教えます! アニメ版の(リング)、覚えてます。全然、絵がかわいくなかったよーな(ごめんなさい)
OUTも読んでました。「ぱふ」(今のじゃないっ!)に書いてた橋本治で評論のおもしろさを知り、「幻想文学」で現代短歌をかすった世代の私としては(中井英夫トカ、現役で書いてたんだよなああ)、なんだかなつかしすぎる雑誌の名前でいっぱい!

松本さま。「エルド」はほんと、紫式部が源氏物語を途中でやめた前例以上に、読者泣かせのひどい終わり方をしましたねえ、と(笑) 
「ゲド」を映画化したあかつきには、是非ゲーム化されて、USJのアトラクションにしてもらって、という楽しみ方もある、と(笑)


[4472] 藤原さんがスターログを・・・ 投稿者:松本洋一 投稿日:2002/12/05(Thu) 20:37

うーん惜しい。私はその頃アウシタン(OUTの愛読者)でローディスト(ファンロード)であっぱれ(Pale=月刊アニパロ)でした。ニアミスですね。
「指輪物語」のアニメは、日本でも公開されてDVDも出ています。ちょっと大きいレコード屋へ行けば、いまでもお手に取れますよ。

西橋さん
「ゲド戦記」映画化計画
監督:ラース・フォン・トリアー、脚本:トニーノ・グェッラ、撮影:ネストール・アルメンドロスまでは浮かびましたが、キャストの段階で難航しております。
出崎統のファンでいらっしゃいますか。彼の名を聞くと、私がまっ先に思い出すのは、「エースをねらえ」ですね。「あしたのジョ−」は、私にとっては、真崎守のアニメです。山本鈴美香はなんで教祖さまになっちまったんだろ?「七つの黄金境」のつづきはどーしてくれる!
「闇の左手」は、映画よりも、内田善美に漫画化して欲しいです。
某所の件は、ちょっと待ってね。


[4471] 「スターログ」 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/12/05(Thu) 19:29

ああ、「スターログ」のことを書くと、誰かが読んでいたと書かれるのではないかと
思っていたのですが、やはり、花森こまさん、あなたが…
実はこれは私がひた隠しにしている1979年から85年までの空白時代のことです。
ツルモトルームに毎月通っていました。


[4470] 藤原さん 投稿者:花森こま 投稿日:2002/12/05(Thu) 16:53

「スターログ」に関わっておられたのですか?うぇー、私、愛読者だったんです。誤字脱字コ−ナーが大好きでした!あの雑誌は毎月隅々まで、ぜ〜んぶ読んでいました。「宇宙船」も読んでいました。びっくりですね。

http://fruit.gaiax.com/home/hansulove


[4469] 私もいろいろ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/12/05(Thu) 11:48

西橋美保さん、松本洋一さん

「ハリー・ポッター」の映画は子供は友達と一緒に見に行ったようです。
「指輪物語」は198年前後に私が「スターログ」のライターをしていた頃に
未完成のアニメ版を見た記憶があるのですが、あれは完成したのでしょうか。


[4468] そしてハム太郎 投稿者:西橋 美保 投稿日:2002/12/05(Thu) 08:28

松本さん、はじめまして(某所では別のお名前でお世話になってます 笑) 
「ゲド戦記」の映画化計画、あまりにもすばらしすぎます。でも、「闇の左手」にせよ、「阿修羅・る・グインさーが」さんの作品は下手すりゃ単なるキワモノになりそうでこわい。ましてやあの超地味な最終巻なんざ、ぜったい興行的に無理なのわかってますもん(しみじみした味わいが私は好きですが)。
ハリポタの次はたぶん「ゴジラ」と「ハム太郎 ハムハムハムージャ! 幻のプリンセス」を見させられる気がします。後者の監督は「あしたのジョー」や「ベルサイユのばら」などを手がけたわが最愛の出崎統さんですが、見ててたぶんつらくなると思います。


[4467] いろいろ 投稿者:松本洋一 投稿日:2002/12/04(Wed) 22:23

西橋美保さんへ
んー、そーですねー。われら(「冬野由布」と「冬野由布の宿六」)に子供が居たら、いまごろ「ハリポタ」なぞ凹の字になって見てるのかも知れませんが、残念ながら、映画に全然興味のない愚妻と、「なんで『ゲド戦記』を映画化せんのじゃー!」と思っている映画マニアでSFファンの宿六じゃあね。

藤原さんへ
私も「坪内稔典」の変貌に失望して「船団」を購読中止したものの一人です。
「過渡の詩」のころの彼はどこ行っちゃったんでしょうか?
夏石番矢も、仁平勝も「なんかちがうな」と思うし、俳句界にひとりの西川徹郎だけでは。もしひとりの藤原月彦ありせば。と、密かに考えている、ひとりの、「もと赤尾兜子の死後の弟子と考えていたもの」だったりします。(わー、顔が赤らむ)


[4466] 見ました、ハリー・ポッター 投稿者:西橋 美保 投稿日:2002/12/04(Wed) 01:04

藤原さん、お久しぶりです。
先日子供の小学校が創立記念日で休みだったので、かの「ハリー・ポッター2」(もち、吹き替え版!)を見に行きました。朝一番だったはずなのにお子ちゃまばかりで満員で、まさかの大盛況でした。えっと、これはもうご存知かもしれませんが、ハリポタ2はエンドロールの後、ちょっとしたおまけがあります。席を立たずに最後まで見ましょう、とわざわざここに書いたのは、当日、最後まで残ってその「おまけ」を見てたのはわれら親子だけだったから(えっへん!)
ハリポタ・ファンのお子様方によろしく。

予告編で「ロード・オブ・ザ・リング2」を見ながら、昔、原作の「指輪物語」のことを、指輪、とか、リング、とか友人たちは呼んでたものですが、この映画を見に行くつもりで間違えて「リング」を見てしまったら心底恐怖、などと思ってしまったことであります(そんな人いないでしょうが) 


[4465] 残念! 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/12/03(Tue) 18:36

田中槐さん
土曜日の朗読会、先約があってうかがえないのが残念です。
兎小屋は朗読イベントのスペースとして、良い空間だと思います。
ハイ・クオリティーの朗読が展開されそうですね。
次回はうかがいたいと思いますので、また、お知らせ下さい。

松本洋一さん
岩片仁次さんや高橋龍さんは、現代俳句の高柳重信直系ですから、私も
全句集があれば読みたいです。
このお二人は、いずれ、そういうものをつくる可能性はあるのではないでしょうか。
寺田澄史、志摩聡のお二人の句集はとても手に入れにくいですね。
ネットで検索して、ヒットしても、かなりの値段がついています。
しかし、こういう人達の俳句が忘れられるのは、いかにも残念です。


[4464] またまた宣伝ですが 投稿者:田中槐 投稿日:2002/12/03(Tue) 16:41

藤原さま

お風邪の具合はいかがですか?
鼻呼吸がいいらしいですよ。
寝るときに、口にばんそうこうを貼って眠るのですって。

さて、今週末の朗読会のご案内です。
ご興味のある方、どうぞ足を運んでください。
とても、シンプルな朗読会です。
**********************************************

「朗読千夜一夜 〜第一夜〜」

日時:12月7日(土)18:00開場 18:30開演
会場:兎小舎(うさぎごや)
   http://www.c-a-s-net.co.jp/usagi/
入場料:2000円
出演者:石井辰彦、田口犬男、田中槐、松井茂
告知ページはこちら
http://plaza13.mbn.or.jp/~rensyu/Reading.html


[4463] わあ! 投稿者:松本洋一 投稿日:2002/12/02(Mon) 23:10

岩片仁次、高橋龍の全句集があったら、そっちのほうを買いたいです。
寺田澄史、志摩聡など、あそこらへんのかたがたの句業には、どうしたら触れられるのでしょうねえ(sigh・・・)。
川名大の「昭和俳句」上、下巻では物足りないし(sigh・・・)


[4462] 「大岡頌司全句集」について 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/12/02(Mon) 07:10

花森こまさん、松本洋一さん
どうも、子供の誕生日にご祝辞いただき恐縮です。

ところで、『大岡頌司全句集』は、浦島工作舎刊行 定価8000円です。
実質的には、岩片仁次、酒巻英一郎、高橋龍、安井浩司の四氏の時間的、経済的な
負担によってつくられたものと思われます。

昨夜、私が引用した句は、確かに立風書房版の現代俳句全集に載っていましたね。
この全句集には
第一句集『遠船脚』にはじまり『臼処』『花見干潟』『抱艫長女』『利根川志圖』
『寶珠花街道』『犀飜』『称郷遁花』『勿来』『渤海液』の十句集1500句が収録
されています。
こういう本こそ、図書館が積極的に買ってくれるべきだと思うのですが、リクエスト
するしかないようです。

浦島工作舎
〒338-0003 さいたま市本町東7-6-11


[4461] ふたたび大岡頌司について 投稿者:松本洋一 投稿日:2002/12/02(Mon) 00:25

語る前に、私にも、かの子さんの12歳のお誕生日おめでとうございますを言わせて下さい。子を持たない人間の無責任な発言でさほど重みがないでしょうが。
大岡頌司の3行書きの句、ありがとうございます。1句目と3句目を除いては、私の所持している立風書房刊の現代俳句全集の第5巻に収録されておりました。
冬野は冬野の機械で、これらの作品を読むことでしょう。
全句集は、買おうかどうしようかな〜。安井浩司のはためらわず買ったんですがねえ・・・


[4460] かの子さん 投稿者:花森こま 投稿日:2002/12/01(Sun) 23:49

12歳のお誕生日、おめでとうございます。
うちの娘が布袋寅泰を知ったのが12歳の時。感動のあまり、涙を流したらしいです。そんな出逢いがかの子さんにも訪れますように。
本日「逸」15号、発送しました。いろいろありがとうございます。

http://fruit.gaiax.com/home/hansulove


[4459] 三行書きの俳句 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/12/01(Sun) 20:22

松本洋一さん
大岡頌司の三行書きの俳句を少し紹介してみますね。
奥様にも読ませてあげてください。

ものみな枯れて
いばりうながす
ねこぐるま

蟋蟀か
蹄を綿で
包みしか

葱の値を
呼ばふ男と
生れ来し

護謨毬の
内なる臍の
闇を裂く

村の端を
走りて廻す
かざぐるま

しばのとを
たたきつづけて
われとなる

自転車の
三角乗りを
おぼえたり

以上、句集『抱艫長女』より。


[4458] 大岡頌司の俳句 投稿者:松本洋一 投稿日:2002/12/01(Sun) 13:55

というと、どうしても三行分かち書きの作品を思い出してしまうのですが
  ともしびや
  おびが驚く
  おびのはば
という作品を家内(冬野由布)に見せたところ、爆笑しておりました。何故?
昔、短歌人の関西歌会で、研究会をやるために、資料を作成していたら、昭和10年代前半生まれの俳人で、きわだった活躍をしている人が極めて少ないのを疑問に思った覚えがあります。
極論してしまえば、大岡頌司と安井浩司の2人だけで、2人とも寺山修司の「牧羊神」がらみなのですよね。(ああつ、今気がついたら、3人とも「司」がつく)
これは、短歌界の、佐々木行綱、春日井建ら、現代詩の凶区、あんかるわなどの世代の豊穰さときわだった対照を見せているかに思われます。
やはり俳壇が寺山修司を追放してしまったツケがまわって来たと見ていいのでしょうか?


[4457] 売る側の問題、大岡頌司俳句など 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/30(Sat) 21:03

松本洋一さん
「ブギーポップ」シリーズは私の高校二年生の長男も全冊読んでいます。
SFという言葉を売る側が使わなくなったという問題のようですね。

さて、話は変わりますが、『大岡頌司全句集』が関係者の尽力により刊行になりました。
その最初期の句集『遠船脚』より作品を少し紹介します。

・野の傷は野で癒ゆ麦の熟れし中
・穂麦そよそよ今頃戦死の遺骨還るな
・ノートには誤算そのまま卒業す
・東風の沖渚に湿るローマ字書く
・花冷えや灸點さぐる母の親指

大岡頌司氏の十代むの時の作品。1950年代のういういしい青春が匂いたっている。


[4456] SFについて 投稿者:松本洋一 投稿日:2002/11/30(Sat) 17:57

早川書房などから出ている「純SF」はたしかに売り上げが激減しています。
でも、徳間から出ている「銀河英雄伝説」(田中芳樹)や、電撃文庫の「ブギーポップは笑わない」シリーズ(上遠野浩平)などはメガヒット商品になっていますし、事実面白いので、SFはもう特殊なジャンルではなくなり、あらゆるジャンルに浸透して、エンターテインメントのポピュラーな方法のひとつとなったと考えた方がよいように思われますが、いかがでしょうか?
あ、あと7〜80年代の少女マンガとフォークソングも好きです。


[4455] 帰ってきました 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/30(Sat) 09:51

昨日の夕方、出張から帰ってきました。
そのあとすぐ出版記念会で、村田馨さんには、お会いしましたね。

錦見映理子さん
「薔薇の十字架」、いちおう立ち直ったみたいで、急がなくとも大丈夫な状況の
ようです。

松本洋一さん
おひさしぶりです。
私の筒井体験はそれこそ彼の最初の単行本『東海道戦争』の早川書房版を新刊で
買った時に始まるのですが、読み残しはたくさんあります。
「パプリカ」も未読なんです。
でも、新潮文庫で増刷されたので、読んでみます。
SFファンは激減してるんですかね?


[4454] 村田さん急がないと・・・ 投稿者:錦見映理子 投稿日:2002/11/27(Wed) 21:16

藤原さん情報によると、薔薇の十字架をみるならはやくしたほうがいいみたいですよ。

あとね、佐藤藍子は大河ドラマにもちゃんと出てますよー。


http://www.ne.jp/asahi/cafelotus/eliko/


[4453] 「驚愕の荒野」 投稿者:松本洋一 投稿日:2002/11/27(Wed) 20:28

お久しぶりです。
「驚愕の荒野」は、「夢の木坂分岐点」と並んで、筒井康隆のベストワークのひとつだ(と私が勝手に)思い込んでいます。
「アド・バード」等と比較すると、世界が何層にも別れ、登場人物が生き変わり死に変わりして、その層を移動して行くさまは、むしろ仏教的世界観(なんちゃって、私は全然そっちのほうには詳しくないですが)に近いと思われます。(だから光瀬龍の諸作の方が近いんじゃないですか?)
筒井康隆といえば、高校時代、授業中に「乱丁文学大辞典」を隠し読みしてて、思わず大笑いしてしまって、日頃の優等生振りの皮が禿げたという思い出がありますが、この間久し振りに読み返してみたら、全然笑えませんでした。
時代が、筒井康隆に追い付いて来たんですね。
とはいえ、前記2作に関しては、まだ誰も追い付いていないと思うし、「パプリカ」は、大原まり子の「ハイブリッド・チャイルド」と並んで、日本のサイバーパンクの2大収穫ではないかと思うし、なによりも「裏小倉」は、究極の前衛短歌ではありませんか!?
ちなみに、オールディスの「地球の長い午後」は、やはり高校時代に読んで、私のSF入門書となった1册でした。
すみません、長々と。SFは、映画と並んで、時々無性に誰かと語らってみたくなる(のに身近には誰も居ない)ジャンルのひとつです。


[4452] 佐藤藍子 投稿者:村田 馨 投稿日:2002/11/27(Wed) 13:04

「薔薇の十字架」は見たことはありませんが、4年くらい前から2年くらい前
までは佐藤藍子に注目していたことがあります。
「HEN」「いたずらなkiss」あたりのドラマでは好演していましたが、
ドラマよりバラエティの司会に比重を置いてしまったようで、その後
は女優としては注目されなくなりました。事務所一押しも菊川玲になって
しまったし。佐藤藍子が「復活」したなら「薔薇の十字架」見てみようかな。


[4451] おしらせ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/25(Mon) 22:11

明日から金曜日の夕方まで出張で東京をはなれます。
金曜日の夜は学士会館で渡英子さんの『みづを搬ぶ』と永田吉文さんの『樹の人』の
出版記念会ですので、たぶん、パソコンに触れるのは金曜日の深夜になると思います。


[4450] 申し訳ありません 投稿者:安倍三惠 投稿日:2002/11/25(Mon) 12:16

 風邪っぴき熱8度近い@安倍三惠です。(なんで、ネットをやっているか不思議です)
 藤原さま、「くりまんのブロードバンドニッポン」はBSでやっているそうですね。(勘違いして、ラジオ番組かと思っていました)[4446]では失礼しました。ごめんなさい。
 藤原さんの歌集・評論集が又この世に出ることを期待しております。
 困惑なさったと思います。
 勘違い馬鹿あんべをよろしくお願いします。失礼しました。


[4449] 御礼 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/25(Mon) 10:13

本所飛鳥さん

古書情報、どうもありがとうございます。


[4448] Re[4437]: 川本さんの本 投稿者:本所飛鳥 投稿日:2002/11/25(Mon) 09:36

> こんにちは。ご無沙汰しております。
> いまお読みになっているという川本三郎さんの『町を歩いて映画のなかへ』という本は、
> 私はまったく記憶にない本なのですが、いつ頃、どこの出版社から出た本ですか。
> 教えてください。
>

こんにちわ。
本のことは、藤原さんが書いていますので。

インターネットでの古本屋関係の情報をちょっと調べたので。

日本の古本屋 http://www.kosho.or.jp/servlet/bookselect.Menu
  3件ヒットし、¥1200〜¥2000。

スーパー源氏 http://www.murasakishikibu.co.jp/oldbook/sgenji02.html
  2件ヒットし、¥1500〜¥2000。

EasySeek http://www.easyseek.net/i_index.php3?m=i&c_no=10
  3件ヒットし、¥1500。

でした。ご参考までに。


[4447] 今日買った本 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/24(Sun) 22:44

今日は岩波文庫の『漱石・子規往復書簡集』買いました。
こういう内容の本が文庫になるのはとても喜ばしいことです。


[4446] お願いごと 投稿者:安倍三惠 投稿日:2002/11/24(Sun) 11:12

 「短歌の引力」を拝見していまして、(もう、ふせんと線だらけ。ぼろぼろになっています)藤原さんの「続 短歌の引力」を拝見したい、と思っています。
 出版の時は、大大的に宣伝してくださいませ。
 あと、藤原さんのご出演の番組の曜日を(藤原宗匠の〜)教えてくださると幸いです。
 どうか、宜しく、宜しく、お願い申し上げます。


[4445] 一応観ております。 投稿者:錦見映理子 投稿日:2002/11/24(Sun) 02:14

薔薇の十字架。

何回か見逃してますが。

佐藤藍子は好きなんだけど、のあとに何が来るのか気になってしまいました。

http://www.ne.jp/asahi/cafelotus/eliko/


[4444] 宣伝です 投稿者:花森こま 投稿日:2002/11/22(Fri) 19:08

「逸」15号
今月末に発行です。内容は若手歌人黒瀬珂瀾さんの新作15首、「私の原風景・藤原龍一郎さん」「木村哲也さん・英語圏の俳人たちを読んで」「エッセイ高田の馬場・小島ノブヨシさん」「田中博造川柳集を読んで・楢崎進弘さん」「花森こま・歌人石井辰彦論」「誌上句会・選者なかはられいこさん、小林かんなさん、花森こま」他、俳句・川柳・短歌などの作品参加、と盛り沢山です。1冊送料とも1000円。

郵便振替・00960−3−24561  逸の会

よろしくお願いします。

http://fruit.gaiax.com/home/hansulove


[4443] 告知・ 恒例[ART-KU]年賀状のお知らせ   投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/22(Fri) 08:40

もう一度、わかめや[ART-KU]の告知をいたします。ふるって、ご活用下さい。


わかめや俳画館ではあなたの詩歌句作品をデザイン化する
[ART-KU]を承っております。
はがき、大判プリント等でお送りします。
年賀状・クリスマスカードの季節、あなたの作品を
[ART-KU]にしてみませんか?

☆ただいまTOPページに藤原さんの[ART-KU]を展示中です☆
http://homepage2.nifty.com/WAKAMEYA/


[4442] ありがとうございました 投稿者:かねたく 投稿日:2002/11/22(Fri) 07:11

おはようございます。

『町を歩いて映画のなかへ』の情報ありがとうございました。
20年も前の著書なのですね。
「町」「歩く」「映画」という川本さんのキーワードがすでにここに登場していること
に驚いています。もっともご紹介の内容を見ると、現在の川本さんの散歩エッセイとは
ちょっと趣きが異なるようですが。
三十代に書かれたエッセイですから、それも当然なのでしょうね。

この本も気長に探していこうと思います。ありがとうございました。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~kinko/index1.htm


[4441] ドラッグ俳句 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/22(Fri) 06:56

太田秀康さん
どうも、書き込みありがとうございます。
阿部完市が昭和三十五年に「L・S・Dの世界」というかたちで体験を書いて
いるようです。

・沼の中で文字を書いている十指
・天にこしかけちぢまり生きている私
・萌えるから今ゆるされておかないと
・犀が月突き刺している明るさよ

上記の作品がLSDの力を借りて書いた作品だそうです。
これらのことは、川名大著『昭和俳句 新詩精神の水脈』(有精堂刊)という本に
書いてありました。


[4440] そぉーっ、と・・・ 投稿者:日麿:太田秀康 投稿日:2002/11/22(Fri) 06:28

HP、始めまして。日麿こと、太田秀康です。
そぉーっと、覗いたら、いきなり阿部完市氏の歌が。
以前、氏の評論集を読んで、医者という立場を活用し、「麻薬」と同じ効果のある薬品を自己投与して句を詠む実験をしていたのが印象的です。ボードレールの『人口楽園』みたいで。ちなみに、兼好の『徒然草』、ドラッグ文学だという説もあるそうです。すみません、不謹慎な内容で(苦笑)・・・・・。12月、また。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ango/5038/new_page_1.htm


[4439] 町を歩いて映画のなかへ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/21(Thu) 07:08

かねたくさん、おはようございます。
早朝から書き込みがいれちがいました。

川本三郎著『町を歩いて映画のなかへ』
1982年1月  集英社刊  定価980円

内容は最初が「シネマ感傷旅行」という「問題小説」に連載した、地方都市の映画館
めぐり、以下「ストレンジャー・イン・ザ・ナイト」という二章目は「第三文明」
「新評」「ユリイカ」などの各誌に掲載された映画を中心とした社会時評的文章、
第三賞は「聖林裏通り」というラナ・ターナー、ボリス・カーロフなどを扱った
短い俳優論、これは「Brutus」連載。
第四章が「風景のまなざし」という映画作品論でこれは各誌の文章の集積、
最後の第五章「引き裂かれた映画」という章が、「ディアハンター」とか
「地獄の黙示録」とか、重めの映画論で、これも各誌の文章を集めたものです。

このタイトルでは文庫にはなっていないようですが、文章自体はバラして、
他の本に再録されているかもしれません。


[4438] 阿部完市の短歌一首 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/21(Thu) 06:52

月曜日の日記に書いた俳人阿部完市の短歌一首を紹介します。

・完市というたよりなき名は親がつけ赤のまんまが風に揺れてる/阿部完市

昭和32年の作品だそうです。
ちなみに、山崎方代の歌集『方代』の刊行は昭和30年。

まあ、相互に影響を与えあったという可能性はなくもないかもしれない、という程度の
ことでありますが。


[4437] 川本さんの本 投稿者:かねたく 投稿日:2002/11/21(Thu) 06:48

こんにちは。ご無沙汰しております。
いまお読みになっているという川本三郎さんの『町を歩いて映画のなかへ』という本は、
私はまったく記憶にない本なのですが、いつ頃、どこの出版社から出た本ですか。
教えてください。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~kinko/index1.htm


[4436] 俳句の世界あれこれ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/20(Wed) 10:05

麟さん
どうも、私より競馬はずっと先輩でいらっしゃいますね。
今後とも競馬、ネット句会ともよろしくお願いいたします。

石井辰彦さん
どうも、書き込みいただいて恐縮です。
むしろ、あのアンケートが石井辰彦の名前で埋まらないのが不思議なくらいです。
ところで、「俳句研究」12月号がやはりアンケート特集を載せているのですが、
この質問項目に、「今年のベスト3句」というのがあります。
そして、注意事項として
「直接の師系および同一結社の方の作品は対象外とする」と付してあります。
確かに身びいきなしのフェアな注意ではありますが、こう書かなければ、
同一師系、同一結社一色になってしまうのか、いろいろと想像してしまう注意書き
ではありますね。
編集者のみなさまも、悩んでいるのでしょう。


[4435] 藤原さん、ありがとうございます! 投稿者:石井辰彦 投稿日:2002/11/19(Tue) 14:57

というのは、「歌壇」12月号のアンケートで、「今年注目した三人の歌人」の中に私を加えてくださったからです。短歌の世界には距離を置いているような顔をしていますが、やはりこういうことは嬉しいものですね。ありがとうございます、と言うか、御期待に添えるよう精進いたします、はい!

http://sv.mcity.ne.jp/D/9844/


[4434] ありがとうございます 投稿者: 投稿日:2002/11/19(Tue) 12:48

カブラヤオー、テスコガビー
なつかしいです。菅原春4冠総なめでした。
サンドピアリスたしか最低人気でしたよね。
ご立派。
わたしは45年東スポ入社。
馬券は大学1年のときの
菊花賞ニットエイト、からです。
あらためてよろしくです。
(小声/去年暮れまで銀化にいました。)

http://www.nifty.com/keibafan/fan/index.html


[4433] おお! 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/19(Tue) 11:05

麟さん
競馬のプロフェッショナルの方がぽぷら句会に参加されているとは
夢にも思いませんでした。
私は小心者なので、ほとんど単複ばかり買っています。
競馬歴はカブラヤオー、テスコガビーの年からです。古い!
会心の思い出は、平成元年のエリザベス女王杯のサンドピアリスの単複を
とったこと。
実はサンドピアリスの一口馬主でもありました。

「競馬ファン」のページ、今後は毎週、覗かせていただきます。


[4432] すみません 投稿者: 投稿日:2002/11/19(Tue) 04:34

URLまちがってました。
訂正いたします。

http://www.nifty.com/keibafan/fan/index.html


[4431] はじめまして 投稿者: 投稿日:2002/11/19(Tue) 04:25

藤原龍一郎さま
ぽぷらネット句会ではご同席させて
いただいております。
トウカイポイント単ゲットおめでとうございます。私も(競馬専門紙カメラマンです/下記URL)馬単をいただきましたので共によろこびをいたしたく柄にもなくメッセージをいたしました。すみません。
こんごともよろしくお願いいたします。

http://www.nifty.com/keibafan/fan/nindex.html


[4430] ご発言感謝! 投稿者:二健 投稿日:2002/11/18(Mon) 17:06

藤原さま。ご無沙汰してます。当BBSで「WE ARE!」第5号での貴兄の重大発言(私にとって)の引用させて頂きましたので、報告に上がろうと思ってましたら先制攻撃されまして恐縮です。あの席でのあのご発言と、その記録は有り難いことこの上ございません。お蔭様で士気高揚の良き契機となりました。独創的なきりりさんとの交流の兆しも見え、豊かな初冬となりました。当「俳ラ」と対極に位置する朗読サロンの実現に期待しております。/れおなさんとは、先日の豈忘年会で会ったのですが、そんなことちっとも言ってませんでした。皆凄いですね。朝日止めて読売にしようかな(迷います)。あっそうそう、アッシも読売新聞のお正月のいつか、猫ちゃんとカラー写真で出されることになりました。PRのページでして、ぜんぜん文学じゃありませんが。まだ取材もされてませんので余分なお喋りは止めときます。

http://8217.teacup.com/samurai/bbs


[4429] 私もお世話になってます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/18(Mon) 16:42

満月@わかめや様

書き込みありがとうございます。

わかめやさんのART−KUは私も

・ああ夕陽 あしたのジョーの明日さえすでにはるけき昨日とならば

この歌を素晴らしいビジュアルにしていただきました。
わかめやさんのURLから、ご覧下さい。


[4428] 恒例[ART-KU]年賀状のお知らせ 投稿者:満月@わかめや 投稿日:2002/11/18(Mon) 15:36

藤原さん、ご配慮ありがとうございます。

というわけで、わかめや[ART-KU]の宣伝に参りました。
わかめや俳画館ではあなたの詩歌句作品をデザイン化する
[ART-KU]を承っております。
はがき、大判プリント等でお送りします。
年賀状・クリスマスカードの季節、あなたの作品を
[ART-KU]にしてみませんか?

☆ただいまTOPページに藤原さんの[ART-KU]を展示中です☆

http://homepage2.nifty.com/WAKAMEYA/


[4427] 読売新聞の詩歌欄 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/18(Mon) 10:18

読売新聞の日曜日の詩歌欄、先週から俳人の高山れおなさんのコラム「俳句さん江」が
始まっています。
第一回は高橋龍さんの句集『後南朝』と1970年代に「俳句評論」を中心に集った
人達の志について。
昨日、掲載になった二回目は「談林の秋」という題で摂津幸彦の俳句についての、
「静かな談林の向こうに居るのは西鶴ではなく若き芭蕉」だったという卓抜な認識が
記されています。
日曜日の楽しみがふえました。


[4426] 「BOOKISH」3号発売中 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/15(Fri) 10:51

「BOOKISH」3号が発売中です。
特集は「木山捷平」です。

・「父は土とともに生きた作家」木山萬里インタビュー
・「私の中の木山捷平」高田渡インタビュー
・「惹かれる理由」岩阪恵子
・「「満州国」の木山捷平」川村湊
・「木山捷平と太宰治」長部日出雄

このように、木山捷平の特異な文学に興味をもつ読書人には必読の内容です。
定価は700円プラス消費税 送料は200円

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GBH04705@nifty.ne.jp
株式会社 ビレッジプレス


[4425] ありがとうございます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/14(Thu) 20:16

島田牙城さん
「里俳句会通信」楽しみに待っています。
東京は今夜はあのり寒くありません。

花森こまさん
良質な短編小説は人生のクスリです。


[4424] お礼 投稿者:島田牙城 投稿日:2002/11/14(Thu) 09:39

藤原さん、リンクありがたうございます。
それから、送り遅れてゐたのですが、わたしたちの「里俳句会通信」で目黒哲朗さんが「歌人佳語」といふ連載を始めてゐまして、第二回が「藤原龍一郎の既視感」なのです。けふ、里通信を送らせて頂きます。第一回の水原紫苑さんの「魚」も水原さんに送つてない! 急ぎます。ではでは。

http://www7.ocn.ne.jp/~haisato/


[4423] 藤原さん 投稿者:花森こま 投稿日:2002/11/14(Thu) 09:00

おからだの方は如何ですか。私もちょっと調子悪いです。
久生十蘭、少しずつ読んでいます。彼の文章は読みやすいですね。30年近く前に読んだきりなので、今回初めて読むのと同じです。気持ちが休まります。

http://fruit.gaiax.com/home/hansulove


[4422] 島田牙城さんの文章 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/13(Wed) 16:34

類句、類想について、俳人の島田牙城さんが「自覚ということ」という文章を
お書きになっています。↓表現に関わる者にとって必読と思われます。お読み下さい。

http://www7.ocn.ne.jp/~haisato/hyousetu.htm


[4421] 1974年 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/12(Tue) 07:24

ちばともかずさん
勘九郎は1974年に19歳ということは、1955年生れですね。
[4418]の書き込みに、勘九郎とは同世代だと思うと書いて、結局、消してしまった
のですが、やはり、似たような世代(私は1952年生れ)でしたか。

「幕末太陽伝」の佐平次をカッコ良いと思ったりする世代的背景がわかる気が
します。
それこそ1974年に、早稲田の近くのグリーンシアターというロフト型の小劇場で
向島三四郎演出で劇団「暫」の演ずる、つかこうへいの「熱海殺人事件」と「出発」を
見ました。その時に、うしろの方に椅子が一脚置かれていて、開園直前にメガネで小太
りの男性が案内されて椅子に座りました。それが小林信彦でした。
小林信彦のエッセイを読むと「自分はつかこうへいの演劇を、世間が騒ぐ前から
見ていた」と書いていますが、いちおう、それは本当ですと、私が証明します。

で、何が書きたかったかというと1974年というのは、そんな時代だったという
ことでありました。


[4420] Reフットワーク 投稿者:ちばともかず 投稿日:2002/11/12(Tue) 02:59

とぉんでもないです! 藤原さんほどの方にそんなコトを言われては、恐縮してしまいます。
フットワークが軽快なのは藤原さんの方ですよ。
日記を拝見していると、その活動量とバイタリティーに本当に驚かされます。
短歌の顔、俳句の顔、お笑い好きの顔、本読みの顔、音楽好きの顔、映画好きの顔、家庭人の顔、会社員の顔……、「一体いくつの顔の男なのだ!?」と考え込んでしまいます。
先月、こちらに「『短歌朝日』の『特集:塚本邦雄が選ぶ日本の名歌二百首』には、藤原姓の人が多い」という書込みがあった時、読んでもいないのに、「全部おんなじ人かもしれませんよ」と横レスを書こうと思ったくらいで。

恐縮しつつも嬉しいお言葉。今後の観劇の励みにさせて頂きます。ありがとうございました。


[4419] 花森こま様 投稿者:ちばともかず 投稿日:2002/11/12(Tue) 02:59

ありゃ〜、勘九郎、お嫌いでしたかぁ。ごめんなさい、騒動に関して詳しくない私は、当事者の言う事故説を鵜呑みにすることにして、今も『後援会に入るほどではない』程度に好きなのです。
太地喜和子に惚れ、それを聞いていい顔をしなかった父親を連れて彼女の舞台を観せに行き、勘三郎に「なぁるほど、イイなぁ。あれが相手じゃ仕方ねぇ」と言わせたという話を知って以来、親子そろって好きになっちゃいました。

状況劇場、天井桟敷、凄い時代でしたね。勘九郎もまた19歳の時(1974年)に状況劇場の紅テント公演を観て「歌舞伎もコレをやらなきゃ駄目だ」と思い、「いつかやろう…」と考え続け、それが2000年の『平成中村座』でようやく実を結んだのだとの事です。
この間、国立劇場で仁左衛門の『霊験亀山鉾』も観てきましたが(どうも悪党が主人公の舞台が好きな私)、アレがあって、『平成中村座』の様なコレもあるというバランスは、やはり今の歌舞伎にとって大切に思えます。
なので、やっぱりもうしばらくは応援しちゃいます、勘九郎。

あ、それと私、特に健啖家でも大食漢でもないつもりなのですが、カミさんには「あなたがあちこち連れ回すから、1泊旅行なのに太った太った…」と文句言われてしまいました。
でも、カミさん、さっき食後なのにプチシュ−9個もたいらげたうえ、まだ冷蔵庫のぞいてたので、多分私のせいじゃないです。それでは。


[4418] フットワーク 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/11(Mon) 12:10

ちばともかずさん
大阪まで平成中村座を見に行かれたとのこと、その軽快なフットワークに
心から敬意を表します。
私は歌舞伎に関してまったく知識がないのですが、勘九郎は「幕末太陽伝」を意識
しているのは、間違いないと思います。
ちばさんのように、勘の良い批評がきちんと活字になれば、勘九郎も「してやったり」と
思うのでしょうが、はたして、そういう勘の良い人がマスコミに居るかどうか。


[4417] Re待っています 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/11(Mon) 10:42

> 締め切りギリギリラインで投函しました。
> いつも、近況報告もしているのですが今日はマクドで原稿用紙広げてました・・・

なつみさん
たぶん、今日明日で届くと思いますので、じゅうぶんに間に合います。

花森こまさんの原稿は昨日とどいています。


[4416] ご厚情深謝致します 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/11(Mon) 08:35

わたくしごとではありますが、昨日、津田ホールにおいでいただきました
みなさまには、心より御礼申し上げます。


[4415] こんばんは。 投稿者:浦川聡子 投稿日:2002/11/10(Sun) 22:38

藤原龍一郎さま
今日は素敵なコンサートのご案内を、どうもありがとうございました。
ピアノのリサイタル(ピアノだけの演奏会)を聴くのは本当に久しぶりで、そのぶん、ピアノの音というものを、深みゆく秋の中で満喫することができました。
ハイドン、ラヴェル、ショパン…と表現が異なる曲でしたが、全体を通して感じたのは、一つひとつの音をじつに大切に弾いていらっしゃるということでした。

今日までのご準備等、ずいぶんたいへんだったことでしょう。
それでは、また。急に寒くなってまいりましたが、どうぞお風邪などお召しになりませぬよう。

http://pro.tok2.com/~satoko/


[4414] ほたる 投稿者:なつみ 投稿日:2002/11/10(Sun) 21:43

締め切りギリギリラインで投函しました。
いつも、近況報告もしているのですが今日はマクドで原稿用紙広げてました・・・
ここのとこ鬱々で無理から動いてます。
はうっ・・・・

http://www.hpmix.com/home/natsumi51


[4413] ちばともかずさん 投稿者:花森こま 投稿日:2002/11/10(Sun) 19:53

お帰りなさい、すごい健啖家ですね!私、そんなに食べたら死んじゃう!
ところで、団七は大昔に観ましたが、たぶん当時の扇雀が出てたような、と記憶は曖昧です。夏目俊二の劇団のものも観ましたが、これも記憶は曖昧。
二十代の頃に唐十郎のテント芝居で「少女仮面」を吉祥寺で観ましたが、さっと幕が跳ね上げられるとそこは吉祥寺の駐車場ではなく、紛れもなく満州平野であったのを今も鮮烈に記憶します。このような演出は今村昌平も「人間蒸発」でやっていますし、寺山修司も試みていますね。松本俊二「薔薇の葬列」の演出も。
でも、役者がその風景の中に入っていってしまうのは、シュールで面白いですね。
実は私、勘九郎が嫌いでして。
なんで嫌いかというと、宮沢りえちゃんの自殺未遂絡みで嫌いになっちゃったのです。あはは。

http://fruit.gaiax.com/home/hansulove


[4412] ありがとうございます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/10(Sun) 07:41

花森さん、佐藤りえさん、ちばともかずさん

書き込みありがとうございます。
昨日、今日とちょっととりこんでおりまして、今日は8時頃に出かけます。
また、夜にでも、書き込ませていただきます。


[4411] あ、そうそう 投稿者:ちばともかず 投稿日:2002/11/10(Sun) 03:49

>通天閣といえば映画「夢見通りの人々」を思い出します。

あ、大地康雄の髪型が印象的過ぎたアノ映画ですね。通天閣といえば『ビリケン』をあげる人が多いのに『夢見通り…』でくるとは、渋い。
でも時間の都合がつかず、芝居と飲食店以外で行けたのは『大阪城』だけでした。公園内の紅葉への移り変わり具合が見事です。

道頓堀では、やはり法善寺横町に行ってきました。寛美/春団治の字による看板はそれぞれ無事でしたが、焼けた側の店は高い白い囲いで覆われたまま。
その囲いに、それぞれ『店名』『御覧のようなわけで営業できません』『多くの御支援ありがとうございます』という内容の書かれたプレートが、店の数だけ並んで貼ってある状態で、反対側の店は通常営業。周囲の店も、多少看板が壊れたまま、店の壁が焦げたまま、営業。
あの細い通り1本で明暗が別れたのですね。作業服姿の人が地図と携帯片手に歩き回っていました。
やはり細い通路1本で、私が時々行っている鰻屋『カブト』がギリギリ焼け残った、新宿『思い出横町』の火事を思い出してしまい、しばし棒立ち。
道頓堀側では、白い囲いの前で、三脚にカンバスを立て、今はもう見えない『中座』を絵に描く老人がいたのですが…………。う〜む………。

『平成中村座』では、そんな事になるとは思わず、3月に『法界坊(の扮装の勘九郎)が法善寺横町に現れた』という写真をアラーキーが撮っており、急遽これを絵ハガキにして、復興のためのチャリティー販売しておりました。
4枚組で1000円。高い。でもアラーキーのファンでもある私とカミさんは、最終的にいくら集って、そのお金がどこの窓口からどこに渡って、どう使われたのかを、松竹がHPあたりでキチンと報告してくれる事を願いつつ、1組ずつ購入(そういうコトを書いて貼っておくくらいすれば、もっと売れるのではないかなぁ、という、まばらな売れ具合でした)。

工藤静香のカバーアルバム。カバー好きな私も、もうひとつ食指が……。


[4410] 『夏祭浪花鑑』(ネタバレあり!) 投稿者:ちばともかず 投稿日:2002/11/10(Sun) 03:11

8日、カミさんと2人、扇町公園内の仮設劇場『平成中村座』で勘九郎の『夏祭浪花鑑』(〜26日)を観てまいりました。
浅草では『法界坊』を演るように、大阪の地では浪速モノ。まぁ11月に『夏祭』もないのですが、これがなんと、実に“夏”でした。“夏”を見せてくれたのです、劇場の舞台機構を利用した大見世物で。
「ホント、芝居とは、その時、その場で、一度っきりのモノなのだなぁ」と実感できる良い舞台で、本来まだ公演中ですので、詳しい仕掛けについては書かないでおくべきなのでしょうが、連想したことをお伝えするには仕掛けを明かしませんとお話にならず、やむなく書いてしまいます。
でも、これから『夏祭浪花鑑』を御覧になる方は、読まずに新鮮に驚いて頂きたく思います。

『夏祭浪花鑑』といえば、やはり有名なのは、主人公・団七(勘九郎)が義父の義平次(笹野高史)を手にかけてしまう『長町裏の場』。この場面、江戸の昔そのままに、蝋燭の灯りだけで見せます。本水と泥にまみれながらの殺し場は、ねっとりと重苦しい闇の中に浮かぶ修羅場絵の連続。
井戸水をかぶり血を流し、「悪い人でも舅は親…」と事故とも言える親殺しを悔やみつつ団七は夏祭の喧騒にまぎれて行く……、そこで、舞台奥の幕が落ち、舞台には実際に大勢の祭り客が生演奏のだんじり太鼓(出演:福島天満宮地車講社中)で踊りながら前方へ出てくるのですが、ここまでは96年のコクーン歌舞伎でもしている演出。
平成中村座はさらに壁まで取りはらい、自然光による実際の扇町公園を見せたのです。
この日射し! その鮮烈! 蝋燭の灯りが頼りという殺し場の薄暗く思い空気から一転しての日光は、太鼓の音色とあいまって、まさしく真夏そのもの。客席からも「おぉ」という感嘆の声があがりました。

そして、その後、普段はあまり上演されない『九郎兵衛内の場』も演り、さらに、義父殺しがばれて捕り方に追われる団七と義兄弟・徳兵衛(橋之助)が屋根の上まで逃げる『 同 屋根の場』と続き、四方八方から縄を投げられ追い詰められた2人に、観ているこっちが「あぁ、これまでか…」と思った瞬間、出演者達が舞台奥に走って行くと、またもや幕が落ち、壁が無く、こっちが「え? それ、もうやったじゃない。2度目は驚かないよ…」と首を傾げる間もなく、役者はみんな公園に出て行ってしまうのです! 舞台上には誰もいません! でもよく見ると、さんさんと陽のさす扇町公園をだんびらかざした団七と徳兵衛が裸足のまま走って行くのが見えるんです! 客はみんな立ち上がり「はよ逃げぇ!」「捕まるなァ!」と声まであがる。こんな歌舞伎観たことありません。
私も、走り続ける団七の背中を見ながら「そうだ! どこまでも逃げろ!」と思う反面、心のどこかで「でも、この男、助からないな…」という甘苦しい思いで胸が一杯になったのですが、ふと、こんな気持に以前もなったと感じました。
「佐平次だ…」

映画『幕末太陽傳』(1957)で、当時としては死の病である結核(労咳?)を患いながらも口先三寸で世間を渡り、「地獄に落ちるぞ」と言われても「俺ァまだまだ生きるんでぇ!」と夜明けの墓地から走り去る居残り佐平次(フランキー堺)の後姿は、カップルが芝生で日なたぼっこする扇町公園を裸足で走る団七と、イメージがそのまま被るのです。
そういえば『長町裏の場』の最後で祭の衆にまぎれながら団七が(柿色の団七縞の)浴衣を着る際、両手で裾を持って上に放りあげ、落ちてくる浴衣の両袖に同時に腕を通すという、映画での佐平次と同じ着方をしていました。
また「当初、川島雄三監督は『幕末太陽傳』のラストで、佐平次に現代の街なかを走らせて終ろうとしていた」という説もあり、『夏祭…』のパンフレットにも佐平次のことは書いてありませんが、あれは明らかに意識していたと思うのですが……。

帰り道、7月に平成中村座が“お練り”を行なった天神橋筋商店街を歩きながらカミさんにそのコトを話したら、カミさんは『幕末太陽傳』を見ていませんでした。ウチにDVDあるのに(今度、見せなきゃ)。
てな具合で、驚きの演出が単なる驚かせに終らない、良い仕掛けだと思いました。行って良かった。ここまで書いてしまって言うのもなんですが、機会が持てそうな方ならば是非とも観て頂きたい舞台でした。12日の夜には鶴瓶・勘九郎の座談会や立川談志による夜噺会もあるそうですから。
(扇町公園に待機していて、背景として出演してしまう手もありますが……)

芝居の他はというと、寿司屋1軒(私26貫/カミさん14貫)、バー2軒、たこ焼屋3軒、蕎麦屋4軒、さらに ホテルの朝食も食べ、途中マクドナルドに寄った上、新幹線内で弁当まで食べているという呑み喰い旅。とりあえず、カミさんと「お互い胃は丈夫」と確認でき、慌ただしくも楽しく過ごせましたのです。
長々と失礼いたしました。


[4409] [4407]を削除します。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2002/11/09(Sat) 00:11

[4407]の吉良幹さんのコメントですが、
コメント中に誤解を招きやすい内容があるとのことで、
藤原さんから削除依頼がありました。
吉良さんとは、藤原さんが直接お話をされて、
ご承諾済みということでしたので、
のちほど削除させていただきます。
どうぞよろしくお願いします。

発言者ご本人にお伝えしてあるケースでは、
特にこうしたことわりは入れないのですが、
すでに他所からリンクをはって
ご意見をいただいていたようなので、
あえて告知させていただきました。
どちらさまもどうぞご容赦下さい。

http://www.na.rim.or.jp/~ogihara/0824/


[4408] カバー話あれこれ 投稿者:佐藤りえ 投稿日:2002/11/08(Fri) 18:39

こんにちわ、ずいぶんひさしぶりに遊佐未森の名前を目にしたなあと思って出てまいりました。
邦楽市場はカバー流行りのようですね。それもシングルでなくアルバムの。椎名林檎なんかはだいぶ話題になったんではないでしょうか。それとひとりの作品を大勢でトリビュートするのもずいぶん流行っているみたい。ユーミンとか岡村靖幸とかスピッツとか。
ただ正直、このひとにこれを歌ってほしい、という歌い手の存在があるのかどうかが疑問だったりします。そうそうこれはイイ曲だよねえ、というだけではなかなか食指がそそられない。意外性と歌唱力のせめぎあいが果たされているものはどれぐらいあるのでしょうね。


15年ほど前にNHKでやっていた「ジャストポップアップ」という番組で、桑田佳祐が「花と小父さん」を歌っていました。これをぜひもう一度ききたい。奥田民生がカバーした「ルパン三世」もすばらしいと思います。
…キャラクターが勝っているのかもしれないが。

http://www.fsinet.or.jp/~la-vita/


[4406] 藤原さん 投稿者:花森こま 投稿日:2002/11/07(Thu) 22:43

今日、娘が行きたいというので付き合って梅田の紀伊國屋へ。さっそく久生十蘭の文庫本、2冊、入手することが出来ました、ありがとうございます!他に住宅顕信読本がありましたのでこれも購入しました。感想は日記に書きました。
遊佐未森「檸檬」はうちにもありますので、ここでのみなさんのやりとりは楽しく拝見しました。
いろいろなことにどん欲に首を突っ込んでいきたいものです。

http://fruit.gaiax.com/home/hansulove


[4405] とはいえ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/07(Thu) 09:40

工藤静香が「曼珠沙華(マンチューシャカ)」をどんなふうに理解して歌っているのか
聞いてみたい気もします。


[4404] カバーバージョン 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/07(Thu) 09:37

ちばともかずさん
通天閣といえば映画「夢見通りの人々」を思い出します。
宮本輝の原作を小倉久寛が好演していました。
この映画の冒頭シーンが通天閣のアップです。

おおたか静流の『恋文』は、選曲が確かにいいです。
プロデューサーが日本の歌謡曲をかなりわかっている感じですね。
「悲しくてやりきれない」「みんな夢の中」「京都慕情」は全部好きです。
「胸の振子」とか、誰かカバーしてほしいのですけど。おおむかしに原田知世が
カバーしてるのを聞いたような記憶もあるのですが。

カバーアルバムはヘタをすると歌手のカラオケを聞かされているような
ひとりよがりのものになってしまいます。
工藤静香のアルバムは、聞いてないのに悪口もいえないのですが、そんな感じが
匂う選曲だなあ。
歌手の技量はもちろんですが、プロデューサーの楽曲に対する情熱と分析力が
なにより重要なんですよね。


[4403] 久生十蘭の小説 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/07(Thu) 09:26

花森こまさん
「顎十郎捕物帖」は創元推理文庫の文庫版の推理全集の「久生十蘭集」にほぼ全部
入っています。この本には「平賀源内捕物帖」も何本か収録されています。
作品選択は作家デビュー以前の北村薫さん。
あと「湖畔」とか「ハムレット」とかの彫心鏤骨の短編群はちくま文庫の「久生十蘭集」
に、日下三蔵選で、昨年刊行されているので、今でも大書店の店頭にはあるはずです。
今、私はこちらのちくま文庫の方を読み返しています。


[4402] あ、そうでしたか! 投稿者:ちばともかず 投稿日:2002/11/07(Thu) 03:14

花森こま様
いやぁ、そんなに近いとは! では、こまさんのことも考えながら、付近の散策も楽しんで来たい、というか楽しみに行きたく思います。
カミさんに「他に行きたい所ある?」ときいたら「私、大阪城と通天閣まだ見てない」と言われて、暮らしたことがある者にとってはワザワザ行かない名所にも出かける予定です。

嶋田久作。いや、いいじゃないですか。硬軟自在の俳優さんですし、私は好きです。
え〜と、ただ、その記事を見た時に私が思い浮かべたキャスティングは、長嶋茂雄とカーク・ダグラスでして……、別に「顎が割れている」という描写は無かったですよね、原作に。第一、演じさせられないっての、この2人じゃ。ひどい話で……。
では、今度こそ、行ってまいります。


[4401] ちばともかずさん 投稿者:花森こま 投稿日:2002/11/07(Thu) 01:00

「平成中村座」を上演中の扇町公園を今日娘とふたりで横切ったところです。私の家はそこから10分かかりません。びっくりですね!
顎十郎を五木ひろし、は私もいやかも。嶋田久作ではどうでしょうか。ありきたりな発想ですか。テレビで勝海舟を池部良がやってたのは記憶違いでしょうか。「血のめぐりをよくする」と言って少しからだを切ったりしていたような気が。

http://fruit.gaiax.com/home/hansulove


[4400] 映画『顎十郎捕物帳』企画 投稿者:ちばともかず 投稿日:2002/11/07(Thu) 00:32

こんばんは。明日は、『平成中村座』観劇と、去年の冬に行って気にいり「来年も来るよ」と約束したバー(2軒)に行くのと、うどん圏で頑張っている手打ち蕎麦屋(5軒)巡りをするために、カミさんに勤めを休ませてまで大阪へ同行させようとしている、いよいよ本格的なバカ大人のちばでございます。

顎十郎。もう25年くらい昔のことですが、『顎十郎捕物帳』を市川崑監督で映画化するという企画が『キネマ旬報』の記事にあったように記憶しています。
主演:五木ひろし。
どうでしょう? 私はピンときませんでした。
まぁ、この企画はお流れになったのですが、理由としては、それでなくても忙しい市川監督のスケジュールが取れないのと、市川監督は市川監督で『牢獄の花嫁』(吉川英治)を山口百恵で撮りたいという具体的な希望があったからだそうです。
結局実現したのは、監督自身は「もういいんじゃないか?」と思いながらも5本(最終的には6本)も撮ることになった金田一シリーズと、山口百恵の『古都』。
どれも好きな映画なのですが……、難しいのですね、会社がらみでモノをつくるのは。

あ、以前に日記で教えて頂いた『檸檬/遊佐未森』ですが、『恋文/おおたか静流』とともに購入いたしました。
『蘇州夜曲』『ゴンドラの唄』はどちらのアルバムにも収録されていますが、それ以外にも『恋文』には『京都慕情』『悲しくてやりきれない』『みんな夢の中』など、どちらも名曲・名唱揃い。ひたっております。よいアルバムの御紹介、ありがとうございました。

あ、そうそう、『昭和の階段vol.1/工藤静香』というカバーアルバムもあるのですね。
【収録曲】
  1.アカシアの雨がやむとき/西田佐知子
  2.コーヒー・ルンバ/西田佐知子
  3.湖畔の宿/高峰三枝子
  4.星の流れに/菊地章子
  5.黒百合の歌/織井茂子
  6.カスバの女/竹越ひろ子
  7.黒の舟歌/加藤登紀子
  8.テネシーワルツ/江利チエミ
  9.カサブランカ・ダンディ/沢田研二
  10.氷の世界/井上陽水
  11.かもめはかもめ/中島みゆき
  12.曼珠沙華/山口百恵
  13.恋人よ/五輪真弓

未聴ですが、ちょっと間口が広すぎるセレクトにも思えて……。
最近、アイドルによるカバー曲リリースが多いのですが、どうも過去のそれ(例えば『素敵なラブリーボーイ/林寛子→小泉今日子』『まちぶせ/三木聖子→石川ひとみ』など)とは意味が違うように思われます。
単にリメイクしているのではなく、カバーだのリスぺクトだのトリビュートだのという『行為』が、ひとつの『魅力あるスタイル』として受け手側に認知されたのかもしれません(楽曲と歌い手の持ち味は別として)。
そうなれば、逆に、その魅力を歌手のキャラクター作りに利用するやりかたもあるわけで、いくらカバー好きな私でも、どうもモ−娘関連のカバーには心が動きませんのです(モ−娘自体は微笑ましいのですが)。
ゴマキが舞台で『君といつまでも』を唄うのと、竹中直人がまるまる全部加山雄三になりきって歌いまくるアルバム『君といつまでも』では、まず受け手への届き方が違うのですよ。

え〜、よく考えたら工藤静香はもうアイドルじゃないし、話も脱線している上に止まらなくなりそうですので、このへんでやめておきたいと思います。失礼しました。
それでは、行ってきます。


[4399] 久生十蘭 投稿者:花森こま 投稿日:2002/11/06(Wed) 22:35

ああ、懐かしい。顎十郎でしたっけ、面白かったですね!都筑道夫さんの案内で踏み入れた世界はまことに豊穣でした。とてもおしゃれで、今時のミステリは遠く及ばないのではないかと思われ。中井英夫の「虚無への供物」のヒロインの名前は彼へのオマージュとも言われていたのではなかったかしら。また読みたいけど、もう入手出来ないかも知れませんね。なくした本の嵩を思います。

http://fruit.gaiax.com/home/hansulove


[4398] ご盛況なによりです 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/06(Wed) 17:26

佐藤弓生さん
文学フリマ、私の知人が行って、「盛況だったよ」と教えてくれました。
やはり、試みとして、「行ってみたい」と思わせるものがあるのでしょう。
来年はビッグサイトでしょうか。

「もの語りの夕べ」も、次回はぜひうかがいたいと思います。
きわめて興味があったのですが、のっぴきならず、一日じゅう自宅に居なければ
ならず、痛恨の思いでした。
作者の舞台裏のお話というのも、面白そうです。
また、イベントがありましたら、ぜひ、書き込んでお知らせ下さい。


[4397] ご報告 投稿者:佐藤弓生 投稿日:2002/11/06(Wed) 01:37

先日、イベントの案内を書き込ませていただきましたので、一応、事後のご報告です。

文学フリマは、もっと閑散として、買い手もなく、物々交換状態・・・を想像していたのですが、蓋をあけてみればけっこうな混雑で、お金がとびかい、ペルシャの市場状態でした。
評論などのメインカルチャーから地方ミニコミ、詩誌などあらゆる意味でのマイナー/サブカルチャーまでが個々に価値観を漲らせまくっているのが楽しかったです。(書店も品揃えは多岐にわたりますけど価値観の漲りというのとはちょっと違うような)
この盛況は主催者の事務能力に負うところも大きいと思うので、来年もしあったとしても、人が変わればこんなにおもしろいかどうかはあやしいですけど・・・

「もの語りの夕べ」もおかげさまで穏やかな雰囲気で、タイムキープのできない無能な司会者のせいで1時間も延長してしまいましたが、寛容な店長さんとお客さんのおかげで出演者の話をゆっくり聞けてまあよかったかと。は、反省はしてますが〜。
今回は、朗読のあいまに、実作者たちの作歌・作詞の舞台裏などもお話しいただき、リーディングとトークの中間みたいなライブになりました。
詩と非詩が汽水のようにまじりあう領域が、朗読というリアルタイムの行為にはあるのかもしれません。

こちらのBBS利用させていただき、ありがとうございました。それではまた。


[4396] 晩秋から冬の翼へ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/05(Tue) 17:10

もう冬ですね。

夢のすべてが南へかえりおえたころまばたきをする冬の翼よ  正岡 豊

季節の替わり目を一首の短歌が教えてくれます。

ということで、最近、いちばん共感した一首は

・四歳の写真の妻ははにかみて吾(あ)を苦しむるそぶりもあらず/大橋弘志


[4395] ビックリ!ドッキリ! 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/03(Sun) 22:46

昨日の日記に書き忘れたんですが、実は昨日いちばん驚いたのは、「めちゃイケ」で
放送作家の鈴木おさむが女性お笑いグループの森三中の大島と極秘入籍していたこと
があばかれたこと。
この鈴木おさむという若者がこの業界に入ってきたのは、12年前に私がディレクター
をしていた「山田邦子の涙の電話リクエスト」という番組で、ネタのハガキ整理のア
ルバイトをしてもらったのがきっかけだったのだ。
思えばはるかむかしの出来事なのだなあ。
その後、彼は才気があるので、テレビの構成作家として成功し、「SMAPSMAP」
や「めちゃイケ」を担当するようになっていったというわけである。
実は私が「SMAPSMAP」に出演したきっかけも、この鈴木君が推薦してくれた
ということなのだった。
その彼が、三十歳の声を聞いて、女性お笑いグループの中でもアナーキーな森三中の
なかんずく、ボケ役の大島と結婚したということは、私としてはとてもよろこばしい。
はるかネットワークの彼方から、心からのお祝いを申し上げたいと思う。


[4394] 人徳いちばん、文化の日 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/11/03(Sun) 09:29

桝屋善成さん
どうも、
おつかれさまでした。
やはり、たくさんの人が集まってくるのは、桝屋さんの人徳でありましょう。
今後とも「パピエシアン」「未来」でのご活躍、おおいに期待しています。

さて、今日は銀座ではワインバーでの朗読会。
新宿ではサムライでの「豈」の句会のあと「攝津幸彦を偲び「豈」を語る会」。
池袋では「短歌人」拡大編集委員会があります。
晴天の文化の日にふさわしい一日でありますように!


[4393] 昨夜はお世話になりました。 投稿者:桝屋善成 投稿日:2002/11/02(Sat) 19:22

藤原さん、昨夜はたいへんありがとうございました。
おかげさまで楽しい時間を過すことができました。

藤原さんに「歌を書いてくれ」と言われたときには
とても光栄に思いました。
ぼくの拙い歌を、下手な字で書くのはとても恥ずかったの
ですが・・・。

歌集にたくさんのポストイットを付けられているのを見て
とてもありがたく思いました。

今後ともよろしくお願いします。


[4392] 御礼・「もの語りの夕べ」のご案内 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/10/31(Thu) 08:37

佐藤弓生さん
ユニークなイベントのご案内、ありがとうございます。
さまざまなジャンルの朗読によって、立体的に表現が展開していくことは
きわめて重要なことだと思っています。

私も一昨年町内の子供会のイベントではあったのですが、劇団「双数姉妹」の大倉マヤ
さんに、「注文のおおい料理店」などの物語を読み聞かせ、というかたちで、朗読して
もらいました。
詩歌だけではない方向への朗読は、とても興味深く思います。


[4391] Re[4387]: 鈴木竹志さんの「竹の子日記」 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2002/10/31(Thu) 04:22

>藤原龍一郎さん

> 鈴木竹志さんの「竹の子日記」↓をご紹介します。
>
> http://www2.diary.ne.jp/user/166872/
>
> 読書を中心に、短歌やその世界についても、鋭い意見が展開されています。
> 私は毎日パソコンをたちあげると、最初に読んでいます。

同感です。
ぼくも「竹の子日記」の愛読者です。
はらはら感とあんしん感が同居している、
不思議な文体に惹かれています。(^^)

http://www.na.rim.or.jp/~ogihara/0824/


[4390] 「もの語りの夕べ」のご案内 投稿者:佐藤弓生 投稿日:2002/10/30(Wed) 01:27

しつこくて恐縮ですが、11月4日の朗読会の詳細を、改めてお知らせさせてください。

**

■もの語りの夕べ 〜民話からモダンホラーまで
<早稲田文学/TOKYO CULTURE CAFE 2002 企画>
http://www.bungaku.net/index.htmにて案内中! 上記サイト内 Info Board をご覧ください。出演者写真付(汗)。

日時 11月4日(月・祝) 17:30開始
出演 東直子(歌人)、本下いづみ(絵本作家)、
   高原英理/秋里光彦(評論家/作家)、進行=佐藤弓生(歌人)
会場 Le Cafe RETRO 
    東京都新宿区西早稲田2-1-18  TEL 03-3207-1078
    最寄駅:地下鉄東西線「早稲田」駅
        JR高田馬場駅前より都営バス早大正門行「馬場下町」
    早稲田大学戸山キャンパス(文学部)正門前
    http://gourmet.zubapita.com/item/600/i19026208/
料金 1000円(1ドリンク付)
問 VEH03631@nifty.com(佐藤)

予約制ではございませんが、前日24:00までにご連絡をいただきました方には、優先的にお席をご用意申しあげます。

みなさまのご来場をお待ちしております。


[4389] TOKYO CULTURE CAFE 2000 のお知らせ 投稿者:佐藤弓生 投稿日:2002/10/30(Wed) 01:20

藤原さん、みなさん、こんばんは。
ちょっとここをお借りして、イベントを2つ、紹介させてください。いずれも早稲田文学関連「Tokyo Culture Cafe 2002」企画です。
http://www.bungaku.net/index.htm

■文学フリマ 11月3日11:00〜 青山ブックセンター本店(表参道)
http://www.bungaku.net/furima/

入場無料、硬派軟派いりみだれての文学媒体即売会。評論家が書き下ろし原稿のコピーを叩き売るという噂も。

歌人ほかが魂の余技に賭けた「別腹」2・3号、アヴァンポップ(?)川柳誌「WE ARE!」最新号、秋里光彦=高原英理(作家で評論家)作の詩はがき「うさと私セレクション」等も販売される予定です。長嶋有さん(作家で俳人)関連グッズコーナーもあるとか。
別腹編集発行人ムッシュB.B.のお手伝いで、私も会場におります。

わいんばー銀座へお出かけの方も、事前にちょっとお立ち寄りいただけますと、うれしいです。


■もの語りの夕べ 11月4日17:30〜 Le Cafe RETRO(早大文学部正門前)
http://www.bungaku.net/cgi/se1_diary/

「民話からモダンホラーまで」というサブタイトルの朗読会です。民話、ファンタジー、ホラー、エッセイなどを、つたなくはありますが、お客さまのために“語り”ます。
出演は、東直子、本下いづみ、高原英理。進行は佐藤弓生。
入場料はごめんなさい1000円、店長さんこだわりのおいしいお茶つきです。

会場はすっきり明るく、パーティーや試写会、展覧会等にも使えるスグレ処。イベントの場所を探してるんだけど〜という方、いちど、見学にいらしてみてはいかがでしょう。ちなみにお向かいは早稲田祭まっさい中。

お問合せは私、佐藤までお願いいたします。予約制ではございませんが、前日24:00までにご連絡をいただきました方には、優先的にお席をご用意申しあげます。

         「文学フリマ」手伝い人・「もの語りの夕べ」世話人 佐藤弓生

http://www.bungaku.net/index.htm


[4388] 田島邦彦氏のことなど 投稿者:皆本瞬 投稿日:2002/10/29(Tue) 21:08

「開放区」で思い出したのですが、このまえ、田島邦彦氏の『晩夏訛伝』を古書店で購入しました。よく寝るまえなどに読むのですが、

日本の空の区劃を外れたる鳥よ空では死ぬるすべなし

という一首がとてもこころに残っています。あの時代を通り過ぎた青年たちへの、鎮魂歌のようでなんともいえない…です。


[4387] 鈴木竹志さんの「竹の子日記」 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/10/29(Tue) 07:11

鈴木竹志さんの「竹の子日記」↓をご紹介します。

http://www2.diary.ne.jp/user/166872/

読書を中心に、短歌やその世界についても、鋭い意見が展開されています。
私は毎日パソコンをたちあげると、最初に読んでいます。


[4386] この秋いちばん寒い朝 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/10/29(Tue) 07:00

皆本瞬さん
わいんばー朗読会、これはイベント告知ですから、どなたが行っても、よいと思います。
純粋観客(聴衆)として朗読を聞く人がたくさん出てくるのはよいことです。

荻原裕幸さん
私は昨日、拝読しております。
私はどうしても類句と思いながらそれを出してしまう人間心理の方に興味が
傾いてしまいます。


[4385] ご報告が遅くなりましたが、 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2002/10/29(Tue) 05:17

「俳句研究」11月号の、
類句ないしは剽窃の問題について、
10月26日付の日記ですこしふれました。
ぼくはどうも作家の姿勢の問題には疎くて、
テキストに大きく傾いたコメントになりました。
日記はこちらです。

http://www.na.rim.or.jp/~ogihara/0824/


[4383] 「開放区」発送 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/10/28(Mon) 13:24

[4374]で募集しました「開放区」は、先着5名の方に、本日の午前中に
発送しました。
木曜日くらいまでに到着しなかった場合は、先着順にまにあわなかったと、
ご理解ください。


[4382] みんな遊佐未森が好きなんだ! 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/10/27(Sun) 19:31

軽美伊乃さん
どうも、書き込みありがとうございます。
軽美伊乃さんの世代の方が遊佐未森がお好きというのも意外でした。
しかし、『檸檬』を聞くと、彼女はスタッフに恵まれているようですね。
オリジナル・アルバムも聞いてみます。

秋月祐一さん
短歌の世界では、私のほかにも、大塚寅彦さんが遊佐未森フアンだったと思います。
大塚さんには、遊佐未森を詠んだ短歌があったはずです。
小林信彦がよく書いていますが、小林さんはプレスリー世代であり、
私はビートルズ世代です。松原未知子さんも最近、ローリングストーンズのアルバム
を絶賛していらっしゃいました。ちなみに、加藤治郎さんは加藤和彦・北山修世代
だそうです。
遊佐未森には確かに唱歌を歌ってほしいですね。
「みかんの花咲く丘」「砂山」「庭の千草」など、彼女の声質にあいそうです。

ちばともかずさん
カバーアルバムの話題となれば、ちばさんが黙っているはずはないと思っていました。
『檸檬』は買って損はありません。
私が好きなカバーアルバムは、ちあきなおみのナツメロものです。
「鈴掛の小径」「港の見える丘」「黄昏のビギン」など絶唱です。
おおたか静流の『恋文』というのも、タイトルからすでに期待できそうですね。



[4381] カバーアルバム 投稿者:ちばともかず 投稿日:2002/10/27(Sun) 18:03

遊佐未森。懐かしい名前ですが、そんなカバーアルバムを出していたとは知りませんでした。
毎年のAAAイベントでは自作に混ぜて他人のヒット曲を見事に唄って見せる桑田佳祐のライブが楽しみで、CDではカバーと聴けば陽水はもちろん明菜・パフィー・原由子とまとめ買いまでしてしまう私ですので、 『檸檬/遊佐未森』、是非とも買わねばと思いました。

個人的に好きなカバーアルバムと言えば、おおたか静流の『リピート・パフォーマンス』シリーズ(『蘇州夜曲』もありました)と、あがた森魚の『イミテーション・ゴールド』(『サイレント・イブ』が耳から離れません)。

あとは1986年と1987年のクリスマスにNTV系で放送された『メリークリスマスショー』という特番が、全編、人気ミュージシャンの共演によるカバー集でして、これは今でもDVD化して欲しいものです(版権のクリアや利権の整理は大変でしょうが)。
特に、86年では『長崎は今日も雨だった/桑田佳祐・吉川晃司・高見沢俊彦・泉谷しげる・中村雅俊』『年下の男の子/ユーミン・アンルイス・原由子』『サンタナ&別れても好きな人/鈴木雅之・桜井賢』『第九/忌野清志郎』、87年では『カム・トゥギャザー/全出演者』『愛のさざ波/ユーミン・小泉今日子・アンルイス』『アイ・フィール・グッド&函館の女/鈴木雅之・桜井賢』『ジャンピン・ジャック・フラッシュ&星降る街角/CHAR・米米クラブ』『テイク・ファイブ/桑田佳祐・爆風スランプ・アルフィー』、このへんが聴きどころ、というか見ものでした。

あ、おおたか静流は最近『恋文』というカバー集を出すとか出したとか……(未確認)。ま、『檸檬』のことがありますから、どちらにせよ、1度CDショップに足を運びたいと思います。それでは。


[4380] ぜひ唱歌のアルバムを 投稿者:秋月祐一 投稿日:2002/10/27(Sun) 16:56

藤原さんや、小林信彦から、遊佐未森の話題が出てくるとは、
ちょっと意外でした。

ぼくは、セカンド・アルバム『空耳の丘』発売の頃からのファンなので、
遊佐未森を聴きつづけて、かれこれ14、5年になります。

『檸檬』もいいアルバムでしたが、
遊佐未森には、ぜひ童謡・唱歌のアルバムを作ってほしいですね。

http://www5e.biglobe.ne.jp/~capybara/44515722/


[4379] 遊佐未森『檸檬』 投稿者:軽美伊乃 投稿日:2002/10/27(Sun) 00:45

こんばんは。こちらへはなかなか書き込む機会がなかったのですが、
日記で遊佐未森の名前が出てきたので嬉しくなって参上しました。
私は高校時代から10年来の遊佐ファンでして、「週刊文春」の小林信彦の
文章も大変高い評価で喜んでおりましたが、藤原さんも気に入られたようで
なんだか自分のことのように嬉しく思います。
11月7日にはベストアルバムが発売になります。ぜひ遊佐のオリジナル曲も
聴いてみてください。

http://www.asahi-net.or.jp/~jr4y-situ/


[4378] 期待大です 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/10/26(Sat) 22:39

田中槐さん
わいんばー朗読会、期待しています。
気心のしれた仲間が適正人数で、適正規模のスペースでおこなう朗読が
現在では、いちばんクォリティーの高いものになるような気がします。


[4377] わいんばー朗読会 投稿者:田中槐 投稿日:2002/10/25(Fri) 15:49

藤原さま。お世話になります。

宣伝にまいりました。
今年の二月に行った「Espresso Reading」の二回目です。
今回は銀座のワインバーで行います。
朗読初挑戦もいたりして、酔う前に朗読するべきか酔ったあとで朗読すべきか悩む人たちも。
よろしかったら足をお運びくださいませ。
ワインを飲みながら、ですが、飲めない方も歓迎です。

「Espresso Reading in Wine Bar」

日時:11月3日(日)17:00開場 17:30開演
会場:わいんばー銀座
地図 http://www.fsinet.or.jp/~la-vita/espressomap.htm
入場料:4000円(ワインと軽いおつまみつき)
出演者:石井辰彦、田中槐、錦見映理子、玲はる名、佐藤りえ、松原未知子、岡崎裕美子、間崎和明、野原亜莉子、村井康司、三原由起子


[4376] ごめんなさい 投稿者:ちばともかず 投稿日:2002/10/25(Fri) 01:35

藤原さんの書込みで、「観てみようかな?」とは思ったのですが、やはりダメです。
怖い映画は、洋画だろうが邦画だろうが、どうしても苦手なのです。
“海外リメーク”という要素には心惹かれるのですが、それでも、怖い作品は苦手です。


[4375] 「女優霊」に柳ユーレイ 投稿者:高澤志帆 投稿日:2002/10/24(Thu) 23:06

藤原さんこんばんは。
「ザ・リング」のこと教えてくださり、ありがとうございます。
洋画のホラーはどうしても身近ではないので、邦画のホラーの方が
怖く感じるのですが、
>アメリカ版もお金をかけている分だけ、派手に怖がらせてくれます。
とのことで、やはり観に行きたいと思いました。
そして、邦画の「リング」を観に行った後のように、
「何であんな怖いの観に行っちゃったんだろう」と後悔したいと思います。

「女優霊」は本当に怖くてまともに観られなかったくらいなんですが、
“「女優霊」に柳ユーレイ”という字面に何だか笑ってしまいました。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Christie/4834/


[4374] 短歌同人誌「開放区」さしあげます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/10/24(Thu) 16:03

短歌同人誌「開放区」65号を先着5名の方にさしあげます。
ご希望の方は、藤原宛に直接、メールでお申し込み下さい。

65号内容
【視点・論点】「新風とは」 吉村実紀恵
【異論・正論】「選評について」福島久男
【連載・虚実皮膜論】「歴史と迷信−時系列のパラダイム変換」菊池裕
【連載・短歌テロの独白ノート】「国とは歌、歴史の光芒の中で」喜多弘樹
【連載・斎藤史@二・二六事件 幼友達・栗原安秀】岸本節子
【連載評論】「BC級戦犯たちのうた・オランダ法廷」福島久男
【連載エッセイ】「明星の空穂・空穂の「明星」」稲垣留女

上記のような読み応えたっぷりの内容です。


[4373] 荻原裕幸様 投稿者:未知子 投稿日:2002/10/24(Thu) 11:42

では、心置きなく…。


[4372] 貞子=SAMARA 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/10/24(Thu) 09:54

ちばともかずさん
ドリームワークス版「ザ・リング」は、ちばさんに、ぜひ、ご覧いただき
日本版との異動をチェックしてほしいところです。
鏡の中で髪を梳る場面とか、井戸の遠景とかは、カメラアングルもそっくりに
私には見えました。
このように、はっきりとリメイクだということを謳うのは、今回が初めてでしょうか?
小林信彦が「ロード・トゥ・パーディション」は「子連れ狼」だと書いていましたね。

高澤志帆さん
「ザ・リング」は一人では見に行かない方が良いとは思います。
日本版の方が、身近なリアルさがあるだけ怖い気はしますが、アメリカ版もお金を
かけている分だけ、派手に怖がらせてくれます。
「女優霊」、私も見ました。撮影所に棲む女優の幽霊の話でしたね。
柳ユーレイとかが出てましたよね。


[4371] Re[4369]: 混乱中。(^^;;; 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2002/10/24(Thu) 09:52

>未知子さん

ありがとうございます。
では、お言葉に甘えさせて下さい。(^^)

しかし、俳人の未知子さんが
短歌からはじめられた、と
話は聞いておりましたが、
歌人の未知子さんは、
「玲瓏」にいたのですか……。
ん〜、混乱中。(^^;;;

http://www.na.rim.or.jp/~ogihara/0824/


[4370] 海の微風 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/10/24(Thu) 09:44

美保子さん
「短歌朝日」の塚本邦雄が選ぶ日本の名歌二百首、たしかに、藤原という姓の人が
私を入れて17人居ますね。
藤原為子から龍一郎に一気に飛ぶところが感慨無量です。
日本の名歌は、もう、これで決定ということにしてほしいですね。


はい、八重洲ブックセンターはマラルメの「海の微風」の本歌取りです。


[4369] 荻原裕幸様 投稿者:未知子 投稿日:2002/10/24(Thu) 03:02

ハイケン、こちらから送ります。
(ご不要な場合は龍一郎さまに耳打ちしてください。)

私は、かつて「R瓏」におりました。
ずうううっと前、大阪でちらりとお目にかかったことがあります。
(こっちは下っ端会員でした。名前も今とは違います。)


[4368] こんばんは。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2002/10/23(Wed) 23:37

「俳句研究」11月号がちっとも手に入りません。(^^;;;
近所の本屋にしか足をはこんでないのがいけませんね。



さて、あらためてのアナウンスです。
当「短歌発言スペース」の訪問者さんで、
(書きこみをしていなくても構いません。(^^))
短歌系のコンテンツを含むウェブをもっていて、

http://www.sweetswan.com/yp/【電脳短歌イエローページ】
こちら↑に未掲載の方、よろしければ、

http://www.sweetswan.com/dentan/bbs.cgi【電脳短歌BBS】
こちら↑で自己サイトのPR等なさって下さいませ。
電脳短歌イエローページに掲載させていただきます。(^^)

http://www.na.rim.or.jp/~ogihara/0824/


[4367] 「貞子」は「SAMARA」 投稿者:高澤志帆 投稿日:2002/10/23(Wed) 23:06

藤原さんこんにちは。
『ザ・リング』、全米1位になったそうですごいですね。
今日会社の周りの人に「貞子」は「SAMARA」という名らしいよと言ったらなぜか皆うけてました。
公開になったらホラー好きの友人を誘って観に行こうと思っているんですが、面白かったですか? 怖いですか?
邦画の方の『リング』は、観に行ったあとしばらく夜部屋に1人でいるのが恐ろしかったです。
同じ監督さんの『女優霊』がテレビでやっていた時は、あまりに怖くてバラエティー番組とザッピングしながらでしか観られませんでした。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Christie/4834/


[4366] 藤原さん、「貞子」は…… 投稿者:ちばともかず 投稿日:2002/10/23(Wed) 22:53

あ、遅かった。


[4365] 『短歌朝日』11・12月号 投稿者:美保子 投稿日:2002/10/23(Wed) 17:34

読みました。特集の塚本邦雄が選ぶ「日本の名歌二百首」に藤原龍一郎さんの

八重洲ブックセンターに万巻の書はありてかなしき肉のついに哀しき

が掲載されていてとても嬉しく思いました。これはマラルメの詩から取ったのでしょうか。

ところで、この二百首を見て思ったこと、つくづく藤原姓が多いこと。ひょっとして、龍一郎さんって、あの歌詠みの家系の藤原家のご子孫なのでしょうか?

http://www2.comco.ne.jp/~mihokoyo/


[4364] ドリームワークス版「ザ・リング」 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/10/23(Wed) 13:04

ドリームワークスがリメイクした『ザ・リング』を見ました。
「貞子」は「SAMARA」になっています。


[4363] ゴダール来日 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/10/23(Wed) 11:42

ジャン・リュック・ゴダールが来日しています。
フジテレビ系列のニュースを見ていると映りますよ。


[4362] おはようございます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/10/22(Tue) 07:18

未知子さん
ようこそいらっしゃいました。
吉良幹さん、未知子さんに、耳打してあげて下さい。

ちなみに[4360]の松原未知子さんと[4361]の未知子さんは、別の方です。


[4361] 吉良幹様へ 投稿者:未知子 投稿日:2002/10/22(Tue) 03:55

ここには初めて書き込ませて頂きます。

あのー、吉良幹さん、
どうして事前に「同時掲載」だということがわかったのですか。
そのあたり、そっと耳打ちして頂けませんか。


[4360] 『矢川澄子・不滅の少女』 投稿者:松原未知子 投稿日:2002/10/21(Mon) 11:29

藤原さま、わたしも買いました。というよりプレゼントされました。まだ全部は読んでいませんが、あの座談会にはわたしもびっくり、ここまでよく言えるなあという感じでした。もっとびっくりしたのは、彼女が澁澤龍彦を捨てて谷川雁のもとへ走ったという経緯です。知りませんでした。それに澁澤と谷川雁ってまさに正反対のタイプのように思えます。いずれにしても卓越した男性しか愛せなかったのですね。不幸なことです。

ピアニストの奥様がご病気なのですか?どうぞお大事になさってくださいませ。

http://www.adachi.ne.jp/users/mitico/index.html


[4359] 俳句研究11月号 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/10/18(Fri) 17:28

「俳句研究」11月号の宇多喜代子さんの連載「読み直す名句」の中に
現代俳句協会の懇親会で、赤尾兜子の俳句が話題になった時、会員の一人が
「地方のかたの句のことよくしらないの」と言ったということで、
憤然とした思いであった、と書かれている。
俳人の不勉強をあらわす典型的なエピソードだなあ、と苦笑せざるをえない。

「俳壇」11月号の「無季俳句をどうとらえるか」というアンケートの回答にも
不勉強な人がいかに多いかということが如実にあらわれていてうんざりする。
林田紀音夫や火渡周平の俳句を読んだことがない人がたくさん居るようだ。


[4358] こんばんは 投稿者:花森こま 投稿日:2002/10/17(Thu) 19:17

なかなか文人モードに突入出来ません。
赤尾兜子に関しては、私は一読者に過ぎませんが、二年間程神戸のギャラリーで句会をしていました。その節に、赤尾恵以さんには大変お世話になりました。懐かしい思い出です。また、いつか句会を開催したいものです。
ところで、新たにHPを作りました。まだ出来たてのほやほやです、遊びにいらしてくださいね。こちらをリンクさせて戴きました、事後承諾でごめんなさい。
これからもよろしくお願いします。
本所飛鳥さんのおかげで小林信彦(中原弓彦)の「世界の喜劇人」入手出来ました。大変嬉しいです。

http://fruit.gaiax.com/home/hansulove


[4357] 花著莪に佇つつらき人 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/10/17(Thu) 07:07

服部滋さん
「極私的偏愛的・赤尾兜子十句撰」は、私が「俳句研究」に書いたものです。
1982年の前半の号だったように思いますが、もう、手元にオリジナルを
もっていないので不明です。
好きな十句は今も変わりませんが、

・鞭馬夕月花著莪に佇つつらき人  兜子『歳華集』

このような句も、今の私には心に染みます。
私が兜子にはじめて会った時の兜子が、今の私の年齢だったわけです。
いつも沈鬱な表情で、時おり、ほほえむ人でした。


[4356] 大雷雨鬱王と会うあさの夢 投稿者:服部 滋 投稿日:2002/10/16(Wed) 01:21

いま私の手元に古びて黄ばんだ雑誌のコピーがあります。
中味は「極私的偏愛的・赤尾兜子十句撰」と題された評論で、筆者は藤原月彦氏。
たった2枚(雑誌でいえば4頁)の短いものですが、十句すべてを『歳華集』から選び、なかんずく「八岐」の章を全句業中の絶巓と断じる、熱気をはらんだ好論文です。

雑誌名を控えてないので確かではありませんが、たぶん「俳句研究」ではないかと思います。
むかし駒場の近代文学館で閲覧した際にコピーしたもの。
文中に「昨年三月の(略)兜子の死」との表現が見えるので、1982年に刊行されたものでしょうか。

月彦氏の選んだ十句を参考までに掲出してみましょう。

帰るラガー鱝水槽のなかに死ぬ
花から雪へ砧うち合う境なし
帰り花鶴折るうちに折り殺す
神々いつより生肉嫌う桃の花
雉子翔てり毛桃にからむ紐の影
数々のものに離れて額の花
ぬれ髪のまま寝てゆめの通草かな
空鬱々さくらは白く走るかな
大雷雨鬱王と会うあさの夢
葛掘れば荒宅まぼろしの中にあり

ちなみに「帰り花鶴折るうちに折り殺す」は、清水哲男さんの<増殖する俳句歳時記>に掲出されています。↓

http://www.longtail.co.jp/~fmmitaka/cgi-bin/g_disp.cgi?ids=19981121,20010225&tit=赤尾兜子&tit2=赤尾兜子の

清水さんは兜子の「蒼白な火事跡の靴下蝶発てり」にふれて、「詩で言えることを、無理に俳句で言おうとしているとしか思えない」と書かれています。
この句がどうかはともあれ、ひとつ思い出したことがあります。
安東次男さんが小中英之さんの歌集『わがからんどりえ』の解説で、俳句で言えることを無理に短歌で言おうとしている、といった意味のこと(表現はこのとおりではありません)を書かれていました。
師匠ゆえの苦言と読みましたが、俳句にせよ短歌にせよ、定型が恩寵でなく軛となる場合もたしかにあるのかもしれません。

さて、ところで、藤原龍一郎さんは今ならどういう十句を選ばれるのでしょう。


[4355] Re[4354]: とぢらさまもおつかれさまです 投稿者:二健 投稿日:2002/10/15(Tue) 13:02

> 詩歌朗読界に特異なポジションを確立しているイベント

この時における、このお人の、このお言葉、ありがたく「俳ラ」の歴史に刻まさせて頂きます。


[4354] とぢらさまもおつかれさまです 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/10/15(Tue) 11:02

宮崎二健さん
「俳ラ」9、成功、おめでとうございます。
詩歌朗読界に特異なポジションを確立しているイベントですので
次回こそ、観せていただく所存です。

舟橋剛二さん
HP拝見しました。
シンプルで見やすい構成ですね。作歌の快楽を味わって下さい。


[4353] 俳句朗読会無事完了 投稿者:二健 投稿日:2002/10/14(Mon) 16:21

藤原さん、荻原さん、こまさん、おかげさまで「俳ラ9」は満席盛大にて完了致しました。宣伝に加担して頂きまして誠にありがとうございました。[4332]の美保子さん同感ありがとう。

http://8217.teacup.com/samurai/bbs