[445] 無題 投稿者:大谷雅彦 投稿日:2000/10/26(Thu) 01:39

 短歌人の大谷です。

 こちらでは初めての発言になると思います。どうかよろしくお願いします。

 西王さんのすこし前の発言を読んでいてふと思ったのですこし書きます。


>>『インターネットはからっぽの洞窟』のなかで、誰がテキスト化するか、というのが
>>モンダイになっていたし、たとえば結社誌「短歌人」のテキスト化は、大谷雅彦さんが
>>ひとりでやっているよね。あれを薦めたのは僕で、彼に対する責任も感じているのだけ
>>れど、でも、今のところ、全体的には、こういう方向には行かないよね。

 短歌人のホームページを私がまだつづけているのは、そういう世界があっても
いいだろうと思っているからです。テキスト主体の見映えのしないページの山……。

 私がインターネットをはじめたころ、インターネットの世界はネットワークの
資源が限られているので、有効に利用できるように、メッセージの最後につける
サイン(シグネチャ)ひとつをとってみても、3行から5行程度に収めるように
気をつけましょう、などということが真剣に話しあわれていたものでした。そう、
ニュース・グループのなかでです。

 でも、今ネットワークの資源がどうのこうのというような人はほとんどいなく
なってしまいました。チャット、という限られた仲間うち(ツーショットもある)
でのオンライン状態の掲示板システムなどは、このネットワークの有効利用とい
う考えかたからはもっとも遠いところにあるものでしょう。

 膨大な消費(浪費?)が行なわれているわけですが、しかし一方では、目立た
ないところでこのネットワークを利用して、従来では考えられなかったことが実
現している場合もあります。インターネットが普及しなかったならば、まず実現
することがなかっただろうということは、いくらでもあります。

 私は、インターネットが普及しはじめたころ、日本語、そう、今こうして想い
を綴っている日本語というものが次の時代にもおそらくちゃんと残っていくだろ
うと、希望を抱いたのでした。ハードウェアの制約などから、例えば過去に存在
した漢字・文字のすべてが自由に使用できるわけではないけれど、それも近い将
来支障なく電子的に利用できるようになるだろうと思います。甲骨文字を使って
の表現であるとか、あるいは変体仮名を交じえたメールが飛び交うようになるか
もしれません……。

 現在はまだいろんなものがごちゃごちゃと見えているけれども、それは私たち
ネットワークの利用者が自身の視線を定めきれずにいるせいもあるのでしょう。
この世界にもうすこし慣れてくると、もっと見通しがよくなって、住み分けがで
きるようになると思うのですが……。

 文芸様式としての短歌も、残るものは残るし、消えるものはインターネットの
世界であっても、あっというまに消えていってしまうでしょう。

 たとえひとつでもふたつでも、後世に残るものを作りたいと希う気持ちはかわ
りません。

http://www5.airnet.ne.jp/~ttsc/


[444] 無名の短歌って 投稿者:塩谷風月 投稿日:2000/10/26(Thu) 01:32

はじめまして。こちらには初めて書き込みます。塩谷風月と申します。

性別も年齢も名前も関係なく、という辺りから連想したというだけなんですが。
乱入すみません。

こないだ、ある場所で歌会のあり方について、議論のようなことをしました。
その時に、それまではあまり気になっていなかったのですが、何故か強い感情に駆られて
匿名の短歌に点を入れたり批評をしたりして後から作者名を公表するというやり方に
僕は大きな疑問符をつけました。

男でも女でも年寄りでも若者でもない、誰でもない誰かに歌われた短歌ってのは
「どうやら人間という生き物が詠ったらしい」不思議なふわふわした物体に思えてきて
それを三十代後半の男の塩谷風月というリアルな肉を持つ生身が
ふわふわと批評したり味わったりしてるのって、なんかとてつもなく
グロテスクに感じたのでした。

こういう感覚って、少数派なんでしょうね。

僕は、自分がふわふわした得体の知れないものになる自由より
しがらみがあってもはっきり自分の血や肉や汗やよだれなどの
実体が見えたり匂ったりするような、生臭くって窮屈な自由がいいなと思いました。


という感想だけなんですけれど。こんな書き込みして良かったのかしら。
失礼しました。

http://www1.mahoroba.ne.jp/~shiotani


[443] 「顔がない」というのも、 投稿者:ぽっぽ 投稿日:2000/10/26(Thu) 01:09

顔の種類の一つでしかない、ということなのでしょうね。結局。

残念ながら今さら美人にはとてもなれませんが(笑)、
せめてイイ顔でいたいです。また、そうなっていきたいです。

http://www.lucky.co.jp/bbs/user/hashiba.html


[442] 顔に似合う短歌をつくりましょう、 投稿者:枡野浩一 投稿日:2000/10/26(Thu) 01:05

などという私の考えは、
あまり支持されないのかもなあと思いつつあります。とりわけ短歌の世界では。

顔、
というのはルックスのことだけじゃなくて、
人間としての器とかも含めた、かお、のことです。

私は、
言葉は通貨のようなもので、
通貨を保証するなにかがないかぎり、
価値のないものだ、と考えています。

匿名の言葉、
というものもまた、
匿名の人によって発せされている、ということに意味があるし、
性別・年齢・有名、無名などに関わりなく発言された言葉、
というものも、
そういう背景をふまえずに読者に届くことはけっしてないと思うのです。

詠み人しらずの短歌がすばらしい、
という考えもまた、
そういう考えを持っている読み手ひとりひとりの「顔」をぬきには
語りえないのではないでしょぅか。

http://talk.to/mass-no/


[441] 僕は、 投稿者:ただ(夛田真一) 投稿日:2000/10/26(Thu) 00:16

公立の中学校で音楽の教員をしてて、専門はピアノで、演奏活動もします。今まで通算、概算で2万時間ぐらいピアノを練習したような気がするのですが、2万時間を経て感じる感覚、200時間ぐらいで感じる感覚は、やはり、決定的に違うと思います。どちらがどう、ということではなくて。限界ってなんだろうな、と、ちょっと思っています。「誰々の掲示板だから」という発言も、許容されている、という意味で、僕は、この掲示板の、自由性を感じます。あと、それに対する批判とかも。その段階段階での結論は尊重さていいと思いますが、何かが積み重なっていく過程で、結論もまた、永続しないと思います。僕にとって、性別・年齢・有名、無名などに関わりなく発言することが許される、そういう、パスポートの要らない透明空間とは、ヤフー掲示板でしたが、とある教育関係のトピックに対して2000件近く書き込みがあって、1800件ぐらいが、意味のない罵詈雑言の応酬でした。僕は、罵詈雑言を回避しつつ根気よく書き込みをつづけ、書き込みが更新されなくなって、時間が経過し、トピックが消える瞬間まで立ち会いました。なんだか感動しました。もうそこにいきたいとは思いませんし、書き込みたいとも思いませんし、そこに僕の求める自由性もないと思っています私見ですが。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Suzuran/9109/


[440] ユリイカを買いに行ったら 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/25(Wed) 22:32

●まだ、10月号しか売ってなかった。
 例の泉鏡花特集のやつです。結局、買ってしまったけれど、
 もう二、三日で、11月号が出るんですよね。

●満月様
 満月日記、再開してください。楽しみにしているんです。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[439] 女子高生にインタビューした気分 投稿者:西王燦 投稿日:2000/10/25(Wed) 21:34

ああ、そういえば、村田馨さんの書く「ネットニューズ」のことを、ひさしく忘れていました。原理的(あるいは構造的)にいえば、風間さんのいう「透明な空間」はここにあったのでしたよね。ただ、僕がうっかり忘れてしまっていたように(とくに文芸系統では)
まったく「中空」の状態になった印象ですね。

あれこそ、インターネットの原理そのもののような気がしますが。
ちょっと、いろいろ考えてみます。

あと、紙媒体→テキストというのは、たしかに村田さんのお書きのように、いろいろがんばっていた人がいるのは確かです。
ただ、資料のデジタル化の現況については、はっきり言ってムカムカするような気分を、僕は抱いています。また一方では、インターネットが、紙媒体の後追い(あるいは宣伝)に成り下がっていることにもムカムカします。

ここ2通の僕の書き込みは、あまり愉快な感じではないかも知れませんが、じつは、『希望の国のエクソダス』に書かれた諸問題は、ぼくにとってもとても深刻な課題なので、ほとんど毎日、夕方になると、地方都市の駅前へでかけ、そこにたむろしている高校生(エクソダスでは中学生でしたが、なにしろ地方都市でもあり、僕の趣味もあり、女子高生に絞って)インターネットについてインタビューをしていた影響があります。

ぼくがムカムカしたのは、彼女たちの保守性でした。
(ナンパが成功しなかったから腹を立てているのではないです^^;)

また、考えてみます。村田さん、ありがとう。

http://www.mitene.or.jp/~nishio/


[438] わあーーーい 投稿者:満月 投稿日:2000/10/25(Wed) 21:33

2000アクセス記念、到着しましたあ。
ありがとおおお〜〜〜〜(^^)/
これから読ませていただきます。


[437] 無題 投稿者:風間 祥 投稿日:2000/10/25(Wed) 19:46

それよりも誤字訂正キーがほしい。ありばじゃないでしょって、一字だけでも訂正できるの。
注意するとか、見直せばいいのでしょうけれど。
文頭に、「、」や「。」が来ちゃったりするの、自動的に
何とかならないのかしら。そういう勝れものもあるのでしょうけれど、
私のは、何もできなくて、狭いフォームで、画面全体も見えなくて、一目瞭然というわけ
にはいかないので、困りものです。


[436] 風はどこにでも吹く 投稿者:風間  祥 投稿日:2000/10/25(Wed) 19:31

下の私の発言ですけれど、別にどこへ流れていってもいいので、
誤解しないで下さいね。たまたま私はこう言ったつもりだったというだけのことですから。
全体として、コラージュだと思っているので、多様でありばある程いいと思っています。
魂の交響楽と言ったら大げさかもしれないけれど、多くの人の感性が、響く空間ならいいと思っています。
そういう意味の磁場があって、何かが生成されればいいなと。
太陽や月って誰も自分のものだって主張しないでしょ、それに、みんな平気で恩恵に浴しているでしょ、
そんな感じならいいなと。


[435] 何か違う方向へ…… 投稿者:風間 祥 投稿日:2000/10/25(Wed) 17:31

言葉の一人歩きは仕方がありませんが、だいぶ私自身の思いとはずれてきて
いて、違うのだけれどなぁって思ったりしています。
私は、性別・年齢・有名、無名などに関わりなく発言することが許されるなら、そういう、パスポートの要らない透明空間なら、
どこでもいいのです。ただそうではないと考える人もいて、
私も、インターネットという世界の世間知らずなだけだったのかなぁ
と思っているところへ、最も自由なページと感じていた、『抒情〜』ですら、
「誰々のページだから」という人もあり、限界っぽく感じたのです。


[434] テキスト化 投稿者:村田 馨 投稿日:2000/10/25(Wed) 13:15

西王さん:
>全部載せて読んで貰うのが、インターネットの将来的な姿のような気がします。

そもそも、webの発展過程で、紙媒体の
テキスト化の労力に時間を割いた方は
少なくないと思います。
私も、ブラウザはMosaicしかなかった
ころ、会社のサイトを立ち上げるために
一生懸命テキスト化していました。
論文のように文字が主体な場合は
PSファイルにして置いておくことも
ありましたが、いまならPDFが旬でしょう。


[433] ネットニューズ 投稿者:村田 馨 投稿日:2000/10/25(Wed) 12:34

運営者も管理人もいない自由な発言空間
という場ならばネットニューズが挙げられます。平たくいうならインターネットに
おける掲示板といった位置づけです。
少なくともwebよりははるかに古い歴史を
もち、個人の責任で自由な発言ができます。もちろん全世界に自身の言葉が発信
されます。
fjとjapanがトップカテゴリである
ニューズグループは主として日本語で
やりとりされていますが、文芸系の
グループは少ないですね。科学技術系か
社会系の議論の場というイメージが
強いです。
それに、世の中の流れとしてどんどん
webの掲示板に移行しているので、今後
どれだけの人数が活用していくか
測りかねるような気がしています。


[432] 業務連絡了解です 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/24(Tue) 22:59

●田中槐様
 「ユリイカ」11月号、買います。
 「澤」はまだですが、手配します。
 小澤實さんの俳句も読みました。
 専業俳人という存在に思いを馳せています。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[431] 『希望の国のエクソダス』読後に 投稿者:西王燦 投稿日:2000/10/24(Tue) 21:45

ぽっさんと風間さんの往復を、もういちど蒸し返すようですが、ごめんね。
僕もなんとなくニフティのアドレスは持っていますが、あれらのフォーラムはあまり
好きじゃないなあ。
なぜだろう?

これ、案外いろんなことを考える場合のヒントになりそう。

あと、僕の嫌いなのは、日記(あ、ごめん)と、どこそこに文章書いたから読んで、と
か、本を出したから買ってねという宣伝的な抜粋。
あ、これは個人のページの場合で、下のえんじゅさんの書き込みのようなのはOK。
個人のページで、あるじゃないですか、僕がこんなの書きました、、って。だったら、
全部載せて読んで貰うのが、インターネットの将来的な姿のような気がします。

『インターネットはからっぽの洞窟』のなかで、誰がテキスト化するか、というのが
モンダイになっていたし、たとえば結社誌「短歌人」のテキスト化は、大谷雅彦さんが
ひとりでやっているよね。あれを薦めたのは僕で、彼に対する責任も感じているのだけれど、でも、今のところ、全体的には、こういう方向には行かないよね。

瀬戸内寂聴さんの、例の源氏大学(だったけ)のニュースの発言は、象徴的でしたよね。
「これをみて興味が涌いたら、本を買って読んで欲しい」と、彼女は言った。

違うなあ、と、僕は思う。

http://www.mitene.or.jp/~nishio/


[430] 業務連絡 投稿者:えんじゅ 投稿日:2000/10/24(Tue) 17:00

藤原さん、こんにちは。
11/28、よろしくお願いしますね。
「澤」は手に入ったでしょうか?
川上弘美さんと高橋睦郎さんの往復書簡とかあって、興味深いです。
ところで、石井辰彦さんより、「ユリイカ」11月号を是非見てください、との伝言です。
私性に触れるような連作が掲載されているとのこと。

こんなところにごめんなさい。
新しくなってから書き込んだことがなかったので。

http://run.to/enju


[429] RAVENとジェリコの壁 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/24(Tue) 07:09

●今、アメリカン・プロレスのWWFばかり見ています。
 何より、リングネームや技の名前のセンスがいい。
 たとえば、RAVEN。
 これは例のポオの大鴉ですね。
 あとクリス・ジェリコというレスラーの必殺技のウォール・オブ・ジェリコ。
 これは、歴史で習い、歌にもなっている「ジェリコの戦い」が下敷きに
 なっているわけです。
 プロレス見るのにも柔軟な感受性が必要ということですね。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[428] ここだけの話ですが 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/24(Tue) 05:49

小池光さんの『草の庭』以後の作品を集めた歌集が
来月あたり出るそうです。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[427] 申し訳ありませんでした。 投稿者:ぽっぽ 投稿日:2000/10/24(Tue) 01:45

藤原さん、荻原さん、そして風間さん、ごめんなさい。
われながら言い過ぎた部分があったと思います。
他者を責めるなと言いながら、私自身が責めていますよね。
申し訳ありませんでした。もっと言葉に気をつけます。

http://www.lucky.co.jp/bbs/user/hashiba.html


[426] 熱い議論も好きですけど、 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2000/10/24(Tue) 00:44

でも、まあ、せっかくなので、
近々、運営者も管理人もいない、
自由な対話空間というものを企画してみます。
本来は企画者もいないのが理想なのですが、
それでは物理的にたちあがりませんので、
はじめの仕掛けだけはやることにします。
電子ネットワークは発展途上ですから、
実験がいろいろあってもいいですね。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[425] 何をお信じになっても全く構わないと思うのですが、 投稿者:ぽっぽ 投稿日:2000/10/23(Mon) 15:45

たとえばご自分が欲しいと思っていたもの、
きっとあるはずだと思っていたものが実際にはなかったからと言って、
そのことで他者を責めたり不満ばかり言うのはちょっとどうかな、と私は思うんです。
文句を言うだけなら誰だってできるし、一番簡単ですからね。
でも、それだけじゃ何も動かないし、変わらないと思います。はっきり言って。

パラダイスを信じていて、それをどうしても欲していらっしゃるのだとしたら、
ご自分でお作りになれば良いのでは。最初から他人をアテにしようとせずに。

実際、少しでも現実を理想に近づけようと努力して来られた方々が、
今までにもいらっしゃったし、今もいらっしゃるわけです。
ここの掲示板や電脳短歌関係のHPなどもそうでしょう。
簡単に否定する前に、ここまでの道のりのこともできたら考えて頂きたいですね。

もし、たとえばここの掲示板の在り様とご自分の理想とが違うのだとしたら、
一体どこが違うのか。どうすれば理想に近づけることができるのか。
それを風間さんがお考えになって、具体的に提案なされば良いと思います。
ご自分でHPをお持ちになって、理想郷を作られるのならもっと良い。

とにかく、具体的にどうなさりたいのかが分からないと、
周囲の人たちも協力の仕様がないと思うのですが。どうでしょうね。
大変失礼致しました。

http://www.lucky.co.jp/bbs/user/hashiba.html


[424] 「パラダイス」には遠くても 投稿者:風間 祥 投稿日:2000/10/23(Mon) 13:45

もう少し具体的に言うべきかもしれません。「パラダイス」とまで、
思っているわけではないと思います。私。ただ、信じたい方なんです。
漠然と。阿弥陀仏を恋いながら西へ西へと行って、行き倒れ餓死して  
でもその口から真っ白な蓮華の花が咲いていたという芥川の、
「往生絵巻」の五位の入道の話、好きなんです。
抵抗があって、推進力も浮力も生まれるので、甘い夢ばかり追っては、
いけないのだろうなぁとは思いますが。
(何だか少しも具体的じゃなくってすみません。)


[423] 希望のどんぐり 投稿者:風間 祥 投稿日:2000/10/23(Mon) 10:14

ではそれはどこへ向かっているのでしよう。生身の人間の、思考なり意識の流れ
は。現実と呼び虚構と呼んでも、見え隠れする一つの真実の実体と影のようなも
のではないでしょうか。
インターネットは現実です。そして、生身の人間の思惟も現実です。
初心者にとって、参加しやすく、誰もが対等に発信、受信できるようになること
が、この現実をよりよい現実へと導くのだと、私は思います。そのためには、
まだまだ壁は厚いと思ったというだけの、個人的な感想です。
勿論他の人は他の人で、様々な感想を持たれると思います。


[422] たしかに旬かもしれない 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/23(Mon) 07:03

●荻原さんが書きこんでいらっしゃるように、確かに現在、掲示板というメディアが
 旬かもしれない。
 私はかつてニフティにも入っていた時期があるのですが、まったくなじめずに
 一年半くらいで退会してしまいました。荻原さんや正岡さんが、よく発言して
 いるなあ、という印象はあったのですが、ツリーとかに違和感があって。
 それは内容というより、今にして思えば、生理的なものだったようです。
 風間さんの各種の掲示板での発言を読んでいて、制約されているとは思えない
 のですが、かつての私のように、ある種の生理的な制約意識が消せないという
 ことなのかな、とも思います。

●錦見様
 私も昨日はぽえむぱろうるに午後四時から五時前くらいまでいたんですよ。
 また、すれ違いましたね。
 私が買ったのは、田中庸介さんの詩集『山が見える日に、』。
 この詩集もネット上で、田中庸介さんの書き込みを読んだりしなければ
 たぶん、読むこともなかったと思うので、こういう点にも、私はネットの
 コミュニケーションのプラスポイントを感じています。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[421] パラダイスなんてどこにもない 投稿者:ぽっぽ 投稿日:2000/10/23(Mon) 07:00

と私は思います。現実社会にないならインターネットにもない。
インターネット自体がすでに現実なのですから。
日記についても同じ考えでいます。

http://www.lucky.co.jp/bbs/user/hashiba.html


[420] 光の束が収歛し、または臨界を誘発することを。 投稿者:風間 祥 投稿日:2000/10/23(Mon) 04:34

アナーキーだけれども、無法地帯ではない、ということを希む私が、
一番我儘なのですけれど、(それも自分では、何一つ労力を負担せず。)
学校でも、社会でも、それはとても難しいことなので、BBSでも
難しいことなのだろうとは、わかってはいるつもりで、感謝もしています。
あくまでも、制約を感じ易い私の個人的な経験にすぎません。
日記については、文学の古典的得意分野を継承発展させるためにも、大いに
盛んになればいいとも思っています。徒然草、方丈記、枕草子など、出て
くれば、と思っています。


[419] (自己申告) 投稿者:なかはられいこ 投稿日:2000/10/23(Mon) 03:29

(藤原さん、電脳日記を開いたら2222をゲットしてしまいました。おあいこね。(^^)
なぜかっこつきかというと、話題に水をさしたくないのでした。

すみません、みなさん。
どうぞお続けくださいませ。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~myu2/


[418] 好きなひとにあいたい。 投稿者:村井康司 投稿日:2000/10/23(Mon) 01:38

藤原さま。
八田木枯さんのインタビュー、現在ご本人に校正をお願いしている段階です。
「木枯伝説」というのはいろいろあったようですね。八田木枯という俳人は架空の存在だ、と長い間信じていた人がずいぶんいたとか。
私は根が単純で軽薄なもので、好きな人には会いたくなるし、会ったらいろいろ話を聞きたくなるし、話を聞いたらそれを他の方々にも読んでもらいたくなるんです。
三橋敏雄、攝津幸彦、澤好摩、といった方々にもいきなり手紙を出してインタビューをさせていただきました。ご迷惑なんでしょうけどね。
三橋さんといえば、三橋ファンが数人で企画して、「三橋敏雄俳句カルタ」というものを制作いたしました。ご興味がありましたら、私の日記をご覧くださいませ。

http:// www2.diary.ne.jp/user/59129/


[417] 自由な対話空間 投稿者:森田銀次 投稿日:2000/10/23(Mon) 01:37

こんな空間を演出できる人間がいるかどうか、疑問です。
1:1の二人だけの会話でも不自由なのに、と思います。
自由な言語表現を突き詰めていくと、それは詩になると
思います。
でも詩は誰も読んでくれようとしないんですよね。
短歌や俳句は、読む人数は詩の場合よりは多いけれど
それだって、それぞれの輪の中での自給自足に近い。
もともと言語自体が自給自足なんだから
風間さんの望んでおられる(と思う)自由はないと
思うのですが。


[416] Re[413]: 自由な対話空間のこと 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2000/10/23(Mon) 00:38

>五十嵐きよみさん

> 電脳短歌BBSも、荻原さんが積極的に
> 皆さんの書き込みにレスを付けられるようになるまでは、
> (それ以前の状況はわかりませんが、2年前、私がはじめて訪ねた頃)
> けっこう閑散としていましたよね。

電脳短歌BBSの書きこみ量の推移の理由は、
管理人としてもはっきり掴めていませんが、
五十嵐さんのご指摘の対応の仕方と、あと、
インターネットのプロバイダの費用が安くなり、
接続する人ならびに時間が増えたこととも
どこかでゆるやかに関連しているように思います。
以前、情報提供の大半は電子メールだったのです。
2000年に入った頃から完全に量が逆転しました。
対応のスタイルを切り換えた主な理由はこれです。
いま、BBSそのものが「旬」なのかも知れません。
風間さんが言う「自由な対話空間」というものも
あらためて考えてみたいと思っています。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[415] 個人的な体験として 投稿者:錦見映理子 投稿日:2000/10/23(Mon) 00:31

私が日記をはじめたのは、まあ、なんとなく、ただで借りられるんだー、とちょっと誰かの日記を読んだときについでに借りてみた、というかるーい気持ちでした。
ただ、自分の今の状況とかのせいで、どうにもあふれるものがあって苦しかったので、掲示板に書くのがうまくできないなあ、とちょうど思っていたのですね。
へんなひと、みたいになるというか。それで日記を書いたら楽になりました。

風間さんと、すこしだけメールのやりとりをさせていただいて、その中で、私が場を乱したりするのに疲れたり、遠慮がある、ということを書いたのですが、それは私自身の個人的な状態のせいです、たぶん。今私が日記を書くのがバランスをとるのに良いなあ、と思っただけであって掲示板が自由じゃないから日記にこもったというわけではありません。
自由、というのはとても定義しがたくどのようなものが良いのかわかりませんが、ここで、風間さんが書き込んで、それぞれみなさんが反応する、というのは十分自由ではないかと思うのですが、どうでしょうか?

私はネットはずいぶん前から盗みみているのですが、短歌関係のところに書き込みしたりするようになったのはごく最近です。だからまだよくわからないのですが、まあいろんなことをやってみて模索かなあ、と思っております。

というわけで、ちょっと口をはさんでみました。
藤原さんの『短歌の引力』を今日ぽえむぱろうるで買いました。サイン入り。わーい。

http://www2.diary.ne.jp/user/56811/


[414] Re[411]: 柔らな壁 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2000/10/23(Mon) 00:05

>風間祥さん

> 各ホームページの皆さんの口調から、壁というか限界というか、
> 「遠慮」を感じないではいられません。

はい。ぼくはそれを限界とは感じていませんけれど、
遠慮ですとか管理人による抑圧みたいなものは、
各BBSに避けがたく存在していると思われます。
でも、それが「日記にこもる」理由でしょうか。
だとしたら抑圧的なものを緩めないといけませんね。
ぼく個人の印象では、一部の人たちの行動は、
従来の電子ネットワークだったら、発言しない、
というスタイルが選択されていた感覚で、
日記で人とつながるスタイルを選択している、
と感じています。だから、とても前向きな印象です。
この印象はもしかしたら我田引水的な誤解なのかな。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[413] 自由な対話空間のこと 投稿者:五十嵐きよみ 投稿日:2000/10/22(Sun) 22:48

風間さん、こちらでもこんにちは。
風間さんがお書きの「自由な対話空間」というものについて
ちょっと感じたことなのですが…。

あの、前提として、私が思い浮かべた「自由な対話空間」は
風間さんのおっしゃっているそれと違っているのかもしれませんが、
風間さんの書き込みから私が思い描いたそれは
管理人さんのいないBBSでした。

だとしたら、それって、かなり難しそうな…。
私なりに理解しているネットの姿からすると、
とんでもない無法地帯になってしまうか、
それこそゴーストタウンになって、誰も来ないかになってしまいそうな気がします。

話題を仕切るとまではいかなくても、
ある程度、管理というか、手入れというか、
そのBBSに責任をもって目を配っている人がいないと、
「ここへきたら面白いことがある」と思えるような話題は
はずみにくいのではないでしょうか。

あの、とても失礼な例を出してしまうかもしれないのですが、
電脳短歌BBSも、荻原さんが積極的に
皆さんの書き込みにレスを付けられるようになるまでは、
(それ以前の状況はわかりませんが、2年前、私がはじめて訪ねた頃)
けっこう閑散としていましたよね。

HP開設などのお知らせがあると、皆さん書き込んでおられましたが、
ただ告知していくだけで、それをもとに話がはずむって感じではなかったし、
一時、短歌以外の、アブナ系(?)の書き込みがされるようにもなっていたと思います。

そんなことを思うと、まったくの自由空間というのは、
かなり成り立ちにくいかな、という気が私はしています。

BBSではなくML(メーリングリスト)だと、
管理人さんがまったく姿を見せないで、
メンバー同士で話がはずむこともありますが、
これも、順調な間はいいけれど、そのうち誰も発言しなくなって
自然消滅してしまう可能性が大きいかなと思うし…。

まとまりのない話になってしまいましたが、そんなことを思いました、ということで。

http://www.parkcity.ne.jp/~noma-iga/


[412] 哀愁のページ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/22(Sun) 22:37

●AMラジオで南沙織の「哀愁のページ」や「人恋しくて」がかかり始めたら
 もう、秋も深まったという感じですね。高田みづえの「秋冬」も、ね。

●小夜子様
 媚庵という名で、どどいつもつくっていたのですが、ここしばらくは
 休んでしまっていました。小夜子さんのHPも早速拝見し、「お気に入り」に
 登録しました。
●ぽっぽ様
 ご心配、ありがとうございます。なんとか痛みはうすらいできましたが
 内出血はまだひきません。湿布を続けています。

●風間祥様
 見果てぬ夢かも知れなくても、私としては「自由な対話空間」を理想として
 ゆきたいと思っています。私はネットにつないで3年目くらいですが
 言葉が通じる人がふえた、という喜びは実感としてあります。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[411] 柔らな壁 投稿者:風間 祥 投稿日:2000/10/22(Sun) 20:15

藤原さん、荻原さん。 頼もしいお答えありがとうございました。
ただ、この二ヵ月だけの僅かな経験ですが、各ホームページの皆さんの口調から、壁というか限界というか、「遠慮」を感じないではいられません。
昔の西部劇ではないけれど、砂塵巻き上がるゴーストタウン現象、
それぞれの内々のホームや日記の中に身を潜めてしまうことが、多いように思うのです。
〈場〉を提供する側ではなく、受ける側の心理的な問題なのですが、構造的に
遠慮というものから無縁にはなれないような気がするのです。
自由な対話空間であってほしいと思います。


[410] 投稿者:ぽっぽ 投稿日:2000/10/22(Sun) 19:50

その後いかがですか?>藤原さん
お風呂でマッサージなどしてみてはいかがでしょうか。
でも、打ち身だったらそっとしておいた方が良いのかしら。。。。。

http://www.lucky.co.jp/bbs/user/hashiba.html


[409] はじめまして。 投稿者:小夜子 投稿日:2000/10/22(Sun) 08:41

藤原様。
はじめまして。小夜子と申します。

いつも拝見しています。
どどいつをなさるんだと知り、思いきって書き込ませていただきました。

まずはごあいさつまで。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/4424/


[408] 鳥肌実と自由の広場 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/22(Sun) 07:04

●西王様
 鳥肌実を知っているのは、笑芸好きの中でもまだまだ少数派だと思います。
 「ガロ」に鳥肌実が1ページコラムみたいなものを連載してるけど、
 今の「ガロ」を読んでいる人ってのも少ないだろうし。
 11月17日に中野サンプラザで「鳥肌実の大演説・本土決戦」ってのを
 やるそうです。詳しくは↓

 http://www.torihada.com/

●風間祥様
 私のような年齢になると「自由な広場」という言葉じたいに、
 ノスタルジックな思いがかさなり、遠いまなざしになってしまうのですが
 この「抒情が目にしみる」に関しては、荻原さんのおっしゃるとおり
 そういう理想へ向かって行こうと努力しているつもりですが。では。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[407] Re[405]: 自由な広場がないかなぁ 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2000/10/22(Sun) 06:05

>風間祥さん

> 個人のページじゃないパブリックな感じの広場ってないのでしょうか。

このBBSがめざしているのはそのような場所ですけど?

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[406] どどいつの同人がなぜ、藤原に鳥肌をたてて群がるか 投稿者:西王燦 投稿日:2000/10/22(Sun) 00:15

ありがとう。どどいつの方で顔を見ました。久し振り。純情な柳川なんて、狂喜していましたよ。また機会があればよろしく。
あの「だらりと」という話題は、実は村上さんの『希望の国のエクソダス』につながるのではないかと思って、だらだらやっています。
やっぱりあの小説は、いろんな場面で僕たちが読み合わせをしなくてはならない、切実で緊急な問題を扱っていると思います。

では、また。

あ、そうだ。鳥肌実?だったっけ?

たとえば、都民の何割くらいが彼を認知しているのだろう。
これも、今度教えて欲しい。
芸はないがスゴイという時代を彼は生きているような気がする。

http://www.mitene.or.jp/~nishio/


[405] 自由な広場がないかなぁ 投稿者:風間 祥 投稿日:2000/10/21(Sat) 19:20

個人のページじゃないパブリックな感じの広場ってないのでしょうか。
どなたかご存じだったらと思うのですが。今のところは、各ホームページはみんな個人のページになっているのでしょう?
個人のホームページだと、大家さんがいて、ご好意で(奥座敷ではないまでも縁側とか庭とかをお借りして)
いるようなものなのでしょう? 大家さん方式じゃない、遠慮・気兼ねなく意見交換できるスペースは、
ないのでしょうか。インターネットの仕組みがよくわからないのですが。
自分がHPのBBSをもし開放しても、他の人にとっては同じでしょうし。


[404] 選句、選歌には品格が出ます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/21(Sat) 18:59

●正岡豊様
 これは、良い話を聞かせていただきありがとうございます。
 とにかく、こういう選歌には、選び手の品格が問われているのだ、
 ということに、気づいていない人が多過ぎます。
 作品本位で選ぶべきなのに、たいていの場合、有名歌人の名前で
 選んでしまう人ばかり。
 青嶋ひろのさんのような方がを、歌人は見習うべきでしょうね。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[403] すずらんといえば 投稿者:正岡豊 投稿日:2000/10/21(Sat) 08:15


       日々むなし鈴蘭は遠い白いランプ 細谷源二

 正岡です。掲句は、角川「俳句」の付録の、「季寄せをかねた俳句手帖」のなかの
一季語一句の例句からの引用。例句を数句あげるわけじゃないのにこうした選句をす
るのは、誰でしょう? 答えはフリーライターの青嶋ひろのさんで、今年の一月号の
付録と六月号のそれの選は、みな彼女のものだそうです。青嶋さんは、私より年下の
人で、この世代で彼女ほど多量の俳句を読んでるひとをみたことがない、と思ったほ
どのひとですね。

[やどかり] やどかりを拾ひてさびし先を歩す 赤尾兜子
[辛夷]   生きものに恋の季節の遠辛夷   篠田悌二郎
[海苔]   海苔買ふや追はるるごとく都去る 吉岡禅寺洞

などなど、実にチャーミングな選句になってます。近日中に私のサイトで
許可を得てこの「季寄せ」からの抄録をHTML化してアップしますので
また見に来てください。今は来年発売の同じ付録の選をあらたにしてるようです。
これもまた楽しみ楽しみ。ちなみに、選句対象はすべて「故人」です。
うんうん。このあたりも『俳句』っぽい。

http://www3.justnet.ne.jp/~masa-0606/index.htm


[402] 紅葉狩やはり先頭は乃木希典  宮入聖 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/21(Sat) 07:30

●西王燦様
 久しぶりですね。
 どどいつの掲示板になんとなく行きそびれていたのですが
 さきほど、帰り新参のご挨拶を媚庵が書き込んでおりました。
 オトコはかなしい生き物ですね。
 西王さんは佐野眞一の『東電OL殺人事件』はお読みですか。
 殺された女性の常連客だったアラキという初老の男性に私は
 せつなさを感じてなりません。
 フランス座に関しては、調べておきます。

●錦見映理子様
 朗読体験が身体の芯に残る、そのような体験は確実に精神を深化させる、と
 私は思います。良い体験をなさいました。
 川口晴美さんの詩集は今日、手に入れるつもりです。
 手に入ったら、また、掲示板か日記になにか書くつもりです。

●多田様
 名のある歌人でも、会わないほうが良かったという経験は私にはあります。
 で、私は本当に影響を受けた歌人とは、できるだけ距離を置くように
 しています。
 若い人達が、気軽に話しをしている姿を見ては、いつも妬ましく、しかし、
 一方では、自分はこのスタンスでいいのだ、と納得しながら、日々を過ごして
 います。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[401] 六本木で男に恥をかかせない方法 投稿者:西王燦 投稿日:2000/10/21(Sat) 06:24

ちょいとご無沙汰。
「どどいつの掲示板」の無料レンタル先が変わったので、トップページから辿
りなおして覗いてみてください。「だらりとしている」という話題でだらだら
やっています。
下の方の枡野さんの記事で思い出したのだが、「青山通り」というのは、郡上
八幡の殿様の名前から来たので、全国にひとつしかない、ってほんと?
それから、「フランス座」は名前を変えて「ろっく」にあるというのは、ほん
とですか?来月逢うときまでに調べておいて欲しいです>藤原さん

●ながくなるけれど、今週読んだなかで最高にリアルだった記事。
いい文章だ。「先生」というのは中川官房長官。

引用--------

先生は、とにかくトイレの長い人で、ある時、外側から10円玉でトイレの鍵
を開けて「長いぞー、なにやってるのーと」っていたずらしたことがあるんで
す。その時、先生が注射器を持って立っていたのに気づいた。先生はビックリ
したような顔をして、「これは、アメリカで流行っている最先端の強壮剤なん
だ。君を満足させるためにつかっている」って説明してくれました。それで、
私はなんだか男の人に恥をかかせてしまったようで、気がひけたのです。
                    「FOCUS」10.25 7ページ
-------
ふふふ。

http://www.mitene.or.jp/~nishio/


[400] 『挫折と再生の季節』、 投稿者:錦見映理子 投稿日:2000/10/21(Sat) 00:29

今日手に入れました。八重洲ブックセンターのひとに、入ったら知らせてね、と言っておいたのです。大雨の中びしょびしょになって行きました。そのあと品川で人と待ち合わせていたので、電車の中で読み始め、ホームと階段を二宮金次郎状態になって歩いてしまい、人とぶつかりました。痛かった、おじさんすみません。

朗読での川口晴美の声は、今も記憶に残っています。セブンスタースーパーライトの青空、というところを少しつっかえたとこも、よみがえります。
それで、なんだか津島祐子の『光の領分』をさっき読みました。あれに屋上に水がたまっているというシーンがあって、なんだか川口晴美が昨日読んでくれた詩から、思い出したのです。昨日からつづくイメージ。読む前の質問は、「夜型ですか、朝型ですか」「楽器は何かできますか」「好きな季節はなんですか」という感じでした。「夜」「ピアノを前に」「冬と夏」と答えたら、あの詩になったのです。

http://www2.diary.ne.jp/user/56811/


[399] 僕は歌人の実物とお会いして、 投稿者:ただ(夛田真一) 投稿日:2000/10/20(Fri) 23:25

なんだか、とても、感動した経験があります。

やはり、特殊、な例なのでしょうかなあ。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Suzuran/9109/


[398] 四五日は<躁> 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/20(Fri) 22:12

●満月様
 2000ゲット、おめでとうございます。
 何か、切りの良い番号プレゼントを考えますので、忘れた頃に
 届くかもしれません。
 他のみなさまも、この掲示板でも、日記の方でも、きりがよいと
 自己判断されたかたは、どんどん申告してくださいませ。

●三宅やよい様
 講談社学術文庫は思いきった本を出してくれましたね。
 これはうれしい。早速、東京堂書店で、買ってきました。
 この本、題名が『江東歳時記・清瀬村抄』なのに、清瀬村抄の方が先に
 載っているのが、ちょっと変です。『清瀬村抄・江東歳時記』じゃ、語呂が
 悪いからなのかな。
 波郷旧居というのは、さすがに、もう残ってないんじゃないかな。
 でも、江東歳時記に出ている場所はすべて我が家から自転車で
 行ける範囲ですので、また、ご報告いたします。

●東京堂書店の二階に岡井隆『挫折と再生の季節』が平積みになっていましたよ。
 ついでに、三省堂書店の詩歌コーナーにも寄ったのですが、ここの現代詩の
 棚で、城戸朱理が女性詩のコーナーに分類されてました。
 それにしても、現代詩って、なぜ、本棚で女性だけわけて並べられるの
 でしょうかね。

●枡野浩一様。
 すずらん通りの由縁をご教示いただきありがとうございます。
 業務連絡ですが、お世話になりました『東京式』は来週中には
 できあがるそうです。

●荻原裕幸様
 またまた、お手数かけてすみません。
 熊本から帰ったばかりでお疲れのところ、恐縮しています。
 ごーふる・たうんで拝読しましたが、
 「現代短歌のことなんか、まったく考えていない人」ってけっこう居るんですよね。
 ぜひ、厳しく筆誅を加えてください。ではでは。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[397] 2000げっと〜〜〜 投稿者:満月 投稿日:2000/10/20(Fri) 14:00

日記の方でげっとしましたあ。
うれし〜〜 ヘ(^.^)/

あ、こっちは5777。
らっき〜〜〜。

http://homepage1.nifty.com/PANDORA/


[396] こんにちは 投稿者:三宅やよい 投稿日:2000/10/20(Fri) 13:54

藤原さん、こんにちは。掲示板が新しくなって書きこむのは初めてです。
今日の名古屋は一日雨。

>  『わが父 波郷』、現在、第四章まで読み終わったところ。
>  今夜中には読み終わるでしょう。
>  波郷が長く住んでいた江東区砂町は私の家からは遠くないし、地理的印象は
>  あるので、なじんだ感じで読み進めています。

昨日、本屋で『わが父 波郷』は立ち読みしていました。いま、石田 波郷を集中的に
読んでいるので、買おうかなとだいぶ迷ったのですが新刊で出た講談社文芸文庫の
「江東歳時記 清瀬村(抄)」の方を買ってきて読んでいます『わが父 波郷』もおもしろそうですね。読み終わったら是非買ってこようと思っています。
波郷は椿が好きでいろんな種類の椿の樹を植えていたそうですが、まだ、波郷が住んで
いた家というのは残っているのでしょうか?ちょっと興味があります。
神保町界隈には東京にいくたびに行っています。ぶらぶらと本屋をのぞきながら通りを
歩くのはいいものですね。

ではでは


[395] 「すずらん通り」豆知識。 投稿者:枡野浩一 投稿日:2000/10/20(Fri) 13:04

すずらん通り、というのは固有名詞ではなく、
形がすずらんの花のように枝分かれしている商店街の道、
といった意味の言葉で、
だから、
すずらん通りは全国にたくさんありますの。

http://talk.to/mass-no/


[394] ご記帳ありがとうございました。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2000/10/20(Fri) 10:33

>松原一成さん
>田中庸介さん

藤原龍一郎のアドレス帳、へのご記帳ありがとうございました。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[393] 神保町ネットワーク 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/20(Fri) 07:19

●谷村はるか様。
 私もしょっちゅう東京堂書店に行っているのに、お会いしませんね。
 時間帯がずれているのかな。
 『わが父 波郷』、現在、第四章まで読み終わったところ。
 今夜中には読み終わるでしょう。
 波郷が長く住んでいた江東区砂町は私の家からは遠くないし、地理的印象は
 あるので、なじんだ感じで読み進めています。では。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[392] あ、でも 投稿者:谷村はるか 投稿日:2000/10/20(Fri) 01:01

でも、東京堂とすずらん通りは大好きです。毎日行ってます。
みなさんにも知らないうちにお会いしてるんでしょうね。
「すずらん」(NHK朝の連ドラだ)が映画化されたとき、すずらん通りにはたくさんポスターが貼られて、「すずらん通りは映画『すずらん』を応援します。」ってキャンペーンやっていたのはおかしかった。


[391] 神保町ばなしにのって、 投稿者:谷村はるか 投稿日:2000/10/20(Fri) 00:46

藤原さん、そしてみなさま、神保町へおこしの際は、ぜひ白水社へもお寄りください。八木書店の真正面ですから! 三省堂からも至近です(小川町郵便局の向かいです)。しかし私がそこに居る日はもう長くはないかもしれないけど。アルバイトして間もなく1年になりますが、なんとなく、私は「神保町人」にはなりきれなかったなーという気がしている今日このごろです。


[390] 木枯イチバーン! 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/19(Thu) 18:18

●村井康司様
 なんと八田木枯さんのインタビューとはすばらしすぎる企画です。
 昭和20年代に「天狼」の遠星集に投句していた方々に、当時の遠星集で
 すごいと思った俳人は誰ですか?と聞いてみると、ほとんどの人が
 八田木枯さんの名をあげます。
 木枯さんは天才だと思った、という人もいらっしゃいました。
 ぜひぜひ、早くインタビューを読ませてくださいませ。
 SF作家の眉村卓さんも遠星集に投句していたということです。

 日記も拝読、面白いです。
 私は断腸の思いで『加藤郁乎俳句集成』を買いました。
 初めて加藤郁乎の俳句と詩を読んだのは、学生時代で
 思潮社の現代詩人文庫の『加藤郁乎詩集』でした。


[389] 田村書店など。 投稿者:村井康司 投稿日:2000/10/19(Thu) 16:21

藤原さま。
「恒信風」、お読みくださってありがとうございます。
次の号、年内には出ると思うのですが、なかなか。次号には八田木枯さんの
インタビューが掲載される予定です。

東京堂だったら、『挫折と再生の季節』を平積みにしても売れると思うんですがねえ。ちなみに現在のところ、『短歌という爆弾』をいちばん多く売ってくださった書店は東京堂なんです。

田村書店、私もよく行きます。田村で加藤郁乎の句集を買った話、下の日記に書きました。

http://www2.diary.ne.jp/user/59129/


[388] 風間さま 投稿者:錦見映理子 投稿日:2000/10/19(Thu) 09:50

いろいろありがとうございます。
読んで下さったことも、その他歌を気に入ってくださったことも嬉しいのですが、返事はよろしければメールでお答えしますので、少しお待ちください。
なんか、ここは藤原さんのとこなので、自分の話ばっかするのが気がひけるということで、さらっと流してすみません。日記の感想や質問などは、日記の一番下にいるさるを(かわいい)クリックすると送れますのでみなさんそれで下さいます。(って3人くらいしか来ないけど)では後程。

http://www2.diary.ne.jp/user/56811/


[387] さ行、ら行、わ行のみなさま 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/19(Thu) 09:11

●アドレス帳に書きこんでいただいているみなさま、ありがとうございます。
 現在、さ行、ら行、わ行がまだどなたも書きこんでいらっしゃいません。
 今なら一番になれるチャンスです。
 ぜひぜひ、お書き込みくださいませ。


[386] メモメモ<神保町散策コース(笑) 投稿者:ぽっぽ 投稿日:2000/10/19(Thu) 09:10

もしかしたら来月、「塔」の歌会に出して貰えるかも知れないのです。
(良い母、良い妻、良い嫁をある程度クリアできたらのお話^^;)
神保町にも寄れたらイイなぁ。行ってみたいなぁ。

http://www.lucky.co.jp/bbs/user/hashiba.html


[385] 地上にも歌満ちよ! 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/19(Thu) 07:49

●村井康司様
 書き込み、ありがとうございます。
 東京堂書店では売りきれてしまったのですかね。
 三省堂一階奥の詩歌コーナーは確かに、最近、充実してきましたね。
 神保町に行く場合、東京堂、三省堂の順番でまわり、あと田村書店や
 八木書店などの古書店をのぞきます。
●「恒信風」いちばん新しい号は東直子さんに頂戴して、読ませて
 いただいております。こういう自由な俳句雑誌が出る時代なのだと
 驚いたものです。
 

http://www.sweetswan.com/19XX/


[384] 無題 投稿者:風間 祥 投稿日:2000/10/19(Thu) 05:01

錦見様
自分の長所、持ち味、というような感じで使われているのではないかと
思いますが、私は錦見さん自身が自覚的である必要はないんじゃないかな
と思ったのです。困る必要はないのに。自然に、と。
そのままで十分魅力のある言葉を内在させているのだから。
『青い断崖』が凄くいいなと思ったのです。
田村隆一の「美しい断崖」に匹敵する喚起力を感じたのです。
(他の歌については触れなかったと思います。)


[383] よかったら 教えてください 投稿者:風間 祥 投稿日:2000/10/19(Thu) 04:06

錦見様
私はまだBBSの使い方がよくわかってないかもしれません。
友人への個人的な私信以外に、メールはまだ使ったことがなかったのですけれど、
どのように使い分けるのか、まだ理解していなくて、今もまだわかりません。
よかったら教えてください。あなたの文中の武器がみつからないという言葉を私は誤解したようですが(すみませんでした)
あなたはどんな意味で使われたのでしょう。自分自身へ向けての言葉だとは思いますが。
ああ それから、うみゆり日記は公開されている日記と判断してはいけなかったのでしょうか。




[382] ご記帳ありがとうございました。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2000/10/19(Thu) 03:50

>谷村はるかさん
>ていだきねこ(丁田杵子)さん

藤原龍一郎のアドレス帳、へのご記帳ありがとうございました。

#反応が遅くてすみませんでした。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[381] ファンジンとかBNFとか 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/18(Wed) 22:46

たしかに、もう、なつかしすぎる言葉で、死語というより、化石語でしょうかね。
BNF・ビッグ・ネーム・ファンというのもありました。
「宇宙塵」の主催者の柴野拓美さんのようなかたのことを指すSF業界用語です。
ところで、柴野拓美さんは今、E・E・スミスのレンズマン・シリーズを
新訳でだすべく翻訳にいそしんでいらっしゃるとの噂を聞きました。
おお、『グレー・レンズマン』とか『三惑星連合』とか、青春の血がよみがえる!

http://www.sweetswan.com/19XX/


[380] ファンジン! 投稿者:枡野浩一 投稿日:2000/10/18(Wed) 22:15

SF界隈でしか耳にしない言葉ですね……。

http://talk.to/mass-no/


[379] やはりながらみに、 投稿者:錦見映理子 投稿日:2000/10/18(Wed) 21:04

電話しよーっと、と思って今日は直帰いたしました。
ああ、良かった、行かなくて、東京堂。
三省堂意外とありますよね。
やっぱりながらみだと配本少ないのかな、とか思いました。

風間さま。読んでくださってありがとうございました。
武器といっても別に戦うつもりも力とか勝ち負けとかいうものではないと思うのですが、まあ、そういう感想とかご批判、ご意見は、できたら個人メールいただけるととっても嬉しいです。今後ともどうぞよろしく。いつなくなるかわかんないような日記ですけど。

明日川口晴美さんにお会いしたらレポートいたします。たぶん日記に書きます。

http://www2.diary.ne.jp/user/56811/


[378] いました名古屋のミュータンツ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/18(Wed) 20:48

ということで、清水義範さんは名古屋で発行されていた「ミュータンツ」という
ファンジンの出身です。
名古屋からは私の大学時代の友人の高千穂遥さんもそうですね。
それで思いだしましたが、劇場版アニメ『クラッシャー・ジョー』の
エンディング・テーマは私が作詞していたんだ。ずっと忘れていた!
ついでに、梶尾真治さんは九州の「てんたくるず」出身ですね。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[377] あの界隈にはたしか、小説家の清水義範も 投稿者:枡野浩一 投稿日:2000/10/18(Wed) 20:31

いましたよね。

http://talk.to/mass-no/


[376] 難波弘之さん! 巽孝之さん!! 投稿者:枡野浩一 投稿日:2000/10/18(Wed) 20:24

両方とも一度だけお酒をご一緒しました。
ああ、SFですねえ。

http://talk.to/mass-no/


[375] はじめまして。 投稿者:村井康司 投稿日:2000/10/18(Wed) 18:50

藤原さま、みなさま、はじめまして。
いつも楽しく拝読しております。
村井康司ともうします。
ええと、きねこさんとご一緒の、「恒信風」という俳句同人誌で俳句やってます。
あ、「豈」にも参加しております。(^^;
よろしくどうぞ。

岡井隆『挫折と再生の季節』、月曜に東京堂書店2階に行ったらなぜかなく、
三省堂本店1階奥の詩歌コーナーでみつけました。
東京堂のは早々と売れちゃったのかな。きっとそうなんでしょうね。
しかし東京堂というのはいい書店ですね。
公私にわたってお世話になりっぱなしです、いつも。

http://www2.diary.ne.jp/user/591291


[374] 京成勝田台には 投稿者:ぽっぽ 投稿日:2000/10/18(Wed) 18:34

高校時代の友人が住んでいます。
「センター競馬場前(現在・船橋競馬場前)」の駅から
歩いて10分くらいのところに通っていた高校がありました。
今はJR東船橋駅からの方がずっと近いですね。
あの駅は私たちが卒業してすぐに出来たのですが。

谷津遊園は今はもうありません。船橋ヘルスセンターも。
ヘルスセンターの後は「ららぽーと」になったはずです。

#「東京堂書店」「ぽえむぱろうる」
 どちらにもまだ行ったことがないのです。
 行ってみたいなぁ。いつか、きっと(^^)

 

http://www.lucky.co.jp/bbs/user/hashiba.html


[373] 池袋ぽえむぱろうるの小鳥ゆかり 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/18(Wed) 18:22

●ぽっぽ様
 ぽえむぱろうるに行くと歌人や詩人の名前が本棚にしきりの名札がさしてあるのですが
 「小島ゆかり」ならぬ「小鳥ゆかり」という名札があって、可愛いですよ。
 私もしばらく行ってないんで、近々、行くつもりです。
 東京堂書店もいらしたことがないようでしたら、ぜひ、行きましょう。
 詩歌コーナーは二階です。全集類も充実しています。


[372] 中学生の巽孝之を見たことがある 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/18(Wed) 18:16

●正岡豊様
 また、むかしばなしになってしまいますが、私は学習院中等部一年生の頃の
 巽孝之を見たことがあるんです。
 実は私が高校2年の頃、今はミュージシャンでSFも書いている難波弘之さんたちが
 つくっていた「ファナティック」というSFファンジンに入っていたんです。
 それで、当時学習院中等部3年生の難波弘之さんの後輩ということで
 制服姿の巽孝之さんを紹介されたことがあったのでした。
 何を話したか、ぜんぜんおぼえていません。
 でも、みんな立派になって、うれしいわ。


[371] 挫折と思えば谷津遊園 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/18(Wed) 18:09

●錦見様
『挫折と再生の季節』、売りきれとは残念。
 八重洲ブックセンターの詩歌コーナー、アントニオ猪木の詩集『バカになれ』とか
 中曽根康弘の句集とかは売ってたでしょ。
 まあ、東京堂書店ならありますよ。
 それに、ながらみ書房に電話注文しても、「短歌往来」の購読費のことなんて
 誰もとっさに思い出したりしないでしょうから、直接注文が、いちばん早いかも。
 あと、川口晴美さんのマンツーマン朗読を聞いたら、ぜひ、レポートしてください。
 期待してます。

●きねこ様
 谷津遊園ってまだこの世に存在していたんですか。
 確か、京成の駅名も「谷津遊園」から「谷津」に変更になって久しいのでは。
 私も京成勝田台に住んでいたことがあるし、浅草花やしきの民家の軒下をくぐる
 ジェットコースターにも乗りました。船橋ヘルスセンターにも子供のころ
 行きました。
 花やしきのジェットコースターで詩歌の朗読というのも面白いかも。
 サインブックの書きこみもありがとうございます。

●田中庸介様
 野村喜和夫さんの「詩人だから」というのは私も重く受け止めます。
 「歌人だから」という自己励起を私もここ10年ばかり、ずっと続けて
 きたような気がします。


[370] Re[366]: 売り切れでした。 投稿者:ぽっぽ 投稿日:2000/10/18(Wed) 07:39

> 岡井氏の本。もっと置いとけばいいのに。

ごめんねごめんねごめんね〜(;_;)
私が買ったときも、すでに一冊しか置いてなかったんですよぉ。

> 明日東京堂に行くか・・・

東京堂にはまだ行ったことがないのです。一度行ってみたいなぁ。
池袋の「ぽえむ・ぱろうる」もかなり品揃えが良いとか。

http://www.lucky.co.jp/bbs/user/hashiba.html


[369] 錦見さんの『青い断崖』 投稿者:風間 祥 投稿日:2000/10/18(Wed) 02:59

錦見映理子様
「うみゆり日記」拝見しました。
歌があって、【二度と来ぬあの日の青い断崖に立ちてしずかに両手をひらく】
いい歌だと思いました。〈武器がみつからない〉と嘆いていらっしゃったようでしたけれど、武器なんかない方がいいと思うのです。
私たちは戦士じゃないのですから。別に負けてもいいじゃありませんか。
中島敦の「名人」でなくても、忘れていられたら忘れている方が歌のためにはいいと思います。
歌ってもともとそういうものだと思うし。歌は力じゃなくて羞(やさ)しさに似たものじゃないかとも思うのです。





[368] 落ち着いて掲示板に書き込み出来る夜です 投稿者:正岡豊 投稿日:2000/10/17(Tue) 22:39

こんばんわ、正岡です。
藤原さん、暇そうなんていってごめんなさい。でも人が書いてるのをみて云々はほんと
で、ネットワークで詩歌イベントのレポートが即日で読めるのはいいことなのかどうな
のか、少し考えてしまったのですね。「雑誌」で読むことにより発生するタイムラグと
いうのは、なんというかそれなりに薬味のような効果があるんではないかな、とか。
リアルタイムと疑似リアルタイムの差、さらにアフタータイムの差というのは、微妙に
して切実な差なのでは、とか考えたりして。

あと、日記の「ティーン・エンジェル」というのは、巽隆之の本からの引用で、彼の
出たアメリカの比較的小さなSFコンベンションで最後に出席者みんなで大合唱した
歌だそうです。さすがアメリカですね。日本の詩歌朗読会ではこういうことは出来ます
まい。でも87年の学生短歌シンポの朗読ライブでは、「イマジン」を朗読出演者全員で
合唱してたりしましたけどね。そのライブのセクションの責任者の大塚寅彦が「ウイアー
ザワールドだけは歌いたくないね」といったのがまだリアリティがあったのが、80年代
というべきですか。ということでではでは。

http://www3.justnet.ne.jp/~masa-0606/index.htm


[367] 野外群読の帰り道、 投稿者:田中庸介 投稿日:2000/10/17(Tue) 22:06

野村喜和夫さんと「詩の外出」という観念について土手を歩きながら話していました
現代詩は短歌とか、芝居とか、思想とか、たまには音楽とか美術とか
のほうに「外出」しつづけないといけない時期を迎えているようですが
藤原さんがおっしゃるようにそれをあくまでも複合領域、境界領域のままに
しておくというところが難しいですね。それが自分のルーツを大切にする
ということなのでしょう

見る人の立ち位置によっていろいろと評価は分かれるでしょうけれど
寺山修司は確かに詩からも短歌からも芝居からも「外出」しようとしてましたね

「詩人なのによくやっている」と言われるより
「詩人だから」と言われるようになりたい
という野村さん、さすがにうまくまとめてしまうなあ
とちょっと感心。

短歌の皆様と運命のすれちがいを続ける田中でした

http://kiss.to/kisaki


[366] 売り切れでした。 投稿者:錦見映理子 投稿日:2000/10/17(Tue) 21:56

岡井氏の本。もっと置いとけばいいのに。
ながらみに電話、と思いましたが「往来」の振込みしてないことを思いだし、誰が電話に出るかわからないのでちょっとできませんでした。明日東京堂に行くか・・・

川口晴美情報。
さっき企画室、というところに電話したら、芦田さんのおうちみたいでした。
で、いろいろお話して、野外イベントをやって、とかいうお話になったので、「知ってます」とか言って藤原さんの日記のことをお教えしておきました。
「どの方かしらー」とおっしゃっていました。私がしつこく川口晴美が好きで、と言うので、ついに本人に確認する、と言ってくださり電話をおり返してくださいました。
で、木曜日ならば夜も川口さんいるそうです。
イベントの合間、または終わってからカフェで読むのでもいい、ということで、私は行ってまいります。

http://www2.diary.ne.jp/user/56811/


[365] けいせい電車でおばあちゃんちにいきました 投稿者:きねこ 投稿日:2000/10/17(Tue) 14:13

けいせい電車で谷津遊園にいきました、しおしがりにもいきました

藤原さま、こちらにははじめておじゃまいたします。
朗読レポートは、新京成電鉄と京成電鉄と総武線と都営地下鉄一号線と常磐線で
大きくなった私、まず地理的にひきつけられてしまいました。チバカエリテエダ

イベントにも谷津遊園や花やしき、ディズニーランドではなく、のおもむきが
あるような気がいたしまして楽しくよませていただきました。

かわいらしいサインブックにもまざってみました、「た」行のみなさま、
おなじフロアですので、よろしくね。



http://homepage1.nifty.com/teida/e/


[364] Re[363]: 「女は挫折しない」 投稿者:ぽっぽ 投稿日:2000/10/17(Tue) 13:42

名言だと思いました。さすが錦見さん。

> 『挫折と再生の季節』は今日八重洲ブックセンターで買います。

あの、あの、私、日曜日の夕方に八重洲ブックセンターで同じ本を買ったんです〜
気配が残っていたらよろしく♪(って、何によろしくしたらイイの^^;)

http://www.diary.ne.jp/user/51843/


[363] 挫折と再生といえば 投稿者:錦見映理子 投稿日:2000/10/17(Tue) 10:13

前に、これをテーマに新人賞に応募しました。(4年前くらい)
この二つの言葉は男に似合う言葉だ、と思ったのです。
特に挫折、が。女は挫折しない。
岡井氏は、6位程度だな、これは。と発言し、その通り(ちがったかも、でもそんなもん)になりました。いつも岡井氏の言う通りに近くなること多いような。新人賞。気のせいでしょうか。もっとも妥当なことをおっしゃってるのかもしれません。

自分のホームページの表紙に「挫折」の歌を使おうと決定してたところだったので、「あー、なんかどーしようかなー」と思ってしまっています。
『挫折と再生の季節』は今日八重洲ブックセンターで買います。連載で読みましたが、私のような、よく知らない人間にも、とても興味深いものでした。
「開放区」での岡井特集での藤原さんの文は、中で最も面白く拝読いたしました。あのころはよくわかってなかったけれど初心者なりに。でも今でもたぶんあまり変わらない感想を持つと思います。

http://www2.diary.ne.jp/user/56811/


[362] タソガレドリは言葉の鳥か我も言葉  蝉夫 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/17(Tue) 06:58

●昨日見たアメリカン・プロレスのWWFのビデオで
 TAZZというレスラーが
 「オレはどん底で生れ、どん底で育ち、ゴミのように死ぬ男よ」と叫んでました。
 ブルックリン出身のオチコボレ野郎というギミックです。

●と、いうことで、みはるさん、都会なんてそれほど素晴らしい場所ではないんですよ。
 ただ、お笑いライブは毎日のようにひらかれているので、そういうのが好きな人は
 それなりに楽しめるかもしれません。
 らーめんずは化けましたね。期待大です。
 現在、私が買っているのは、リアルキッズ。吉本興業所属なのがやや心配ですが
 漫才のコンビネーションは群を抜いてます。
 ビビる、は三年くらい前に聖蹟桜ケ丘の小さなライブで見て、これはいいな、と
 期待してたんですけれど、渡辺プロなので、ネプチューンの下に付けられている
 のが、いいかわるいか、彼らのココロザシ次第でしょう。

●正岡豊さま。
 私はここ一年間ほどはヒマですね。
 でも、来週の週末は会長室の絨毯の張り替えがあるから土、日とも出社です。
 土曜日は、長男と一緒に、高校見学にもたぶん行きます。それで夜になったら
 飯田有子さんの朗読ライブに行くかもしれません。
 さっき、「折口信夫の別荘日記」の「踏切でエンスト」という詩を読んで
 せつなく心ときめきました。

●田中庸介様。
 気がつきませず失礼しました。
 桜橋の上で傘の中で一緒に身を寄せていた仲間だったのですね。
 あのメンバーの中に、60代とおほしきご夫婦がいましたよね。
 その次に年取った雰囲気のジャケット姿の中年オトコが居たと
 思うのですが、それがワタシです。
 田中さんは、田村隆一のシンポのときも、正岡豊さんと会いそこなって
 しまったんでしたよね。なかなかめぐりあえない運命なのかな。
 野外朗読というのは、やはり、例外的なイベントでしょうね。
 朗読と演劇的パフォーマンスの差別化は、きちんとすべきだと思います。
 とはいえ、薦田愛さんの30メートル路上即興詩は刺激になりましたし、
 彼女が、それを終えたあと、謙虚に興奮している姿には好感をもちました。
 帰り道に私が考えたのが、素肌に筆で詩を書いてゆく「耳なし芳一」即興詩。
 これも演劇よりだなあ。

●と、いうことで、今夜は博品館劇場に、いっこく堂のライブを見に行きます。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[361] 桜橋。 投稿者:田中庸介 投稿日:2000/10/17(Tue) 02:12

こんばんは田中庸介です、はじめまして。

するときのうは桜橋の上でご一緒していたことになるのでしょうが
赤っぽいシャツを着ていたのが私です

薦田さん、やはりよかったと思いました
朗読は前に私も野村喜和夫さんのイベント「詩の外出」というので
本職の役者さんたちと平田俊子さんの回にゲスト出演して自分の詩を読んだことがあるのですが
もうこれは、基本的に芝居のほうに詩が外出していくものだと認識したものでした
そのあたり、もっと詰めて考えてみたいと思っていますが
とりあえずご挨拶まで

http://kiss.to/kisaki


[360] じっさつする・・・・・・・ 投稿者:正岡豊 投稿日:2000/10/16(Mon) 19:37

こんばんわ、正岡です。よくわからないかもしれない題でごめんなさい。

朗読会拝聴レポートおもしろかったー。
でもあれですね、自分も同じようなことやってるけれど、人が即日でイベントレポ
書いてると「ひょっとしてこの人暇なのでは?」とか思ってしまいますねえ。
富田木歩のエピソードはせつないですね。私も村山さんの「明治俳壇史」はもって
たような記憶があります。若い原石鼎が「俳句で食えるようになりたいんですが」と
虚子のとこへやってきて、なぜか酒屋かなにかの手伝いをして両手に一升瓶をもって
歩いてるという描写があったような。
でもそれだけぶらぶら歩いて二時間半というのは短いようななんなような。
朗読しているうしろを、弟子の誰かを叱りとばしながら藤田湘子が歩いてるとか
あったらもっとおもしろかったのに。でも全体的には寺山っぽいイベントになっちゃった
ような感じもしますね。川口晴美さんのとこにあった楠本まきさんは『ドーリス』とかい
うのを一冊読んだけどあんまりおもしろくなかったけどなー。
ということでではでは。

http://www3.justnet.ne.jp/~masa-0606/index.htm


[359] 都会では・・・ 投稿者:みはる 投稿日:2000/10/16(Mon) 09:49

 藤原さん、こんにちは。電脳日記拝見させて頂きました。詩の朗読なんて、面白い試みが行われるんですね。ああ、都会だなあ、と痛感してしまいました。久しぶりにBBSに遊びに来て、過去ログを読んだのですが、歌人の方たちの貴重なお話を伺うことができて、為になりました。最近つくづくと、表現するということは、覚悟の要ることなのだなあ、と痛感します。わたしは短歌に触れてからまだ日は浅いのですが、いつかわたしの言葉も届けられたらなあ、と思います。その時はどうぞよろしくお願いします。あと、個人的には、「らーめんず」の話があって嬉しかったです。あのシュールな感覚は学ぶことが多いですよね。正に、新世紀のお笑いでしょう。


[358] 歌人モードになってきた 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/16(Mon) 07:20

●朝5時前に目を覚ましたので、昨夜から、読み始めた岡井隆の『挫折と再生の季節』を
 半分くらいまで読む。6時になったので、起床して、「折口信夫の別荘日記」を
 見たら、正岡豊さんが、この岡井隆の本を読んだ感想から、みずからの短歌との
 過去の記憶の再現を書き記している。文体まで岡井隆調になっているので驚いた。

●読み残している歌集や歌書を今夜あたり整理して、きちんと読もうと思う。
 神無月なかばも過ぎて、歌人モードになってきた。

●あっ、それから、熊本のシンポジウムに行ったかたたちは、その様子を
 ぜひ、レポートしてくださいね。楽しみにしています。

http://www.sweetswan.com/19XX/


[357] ありがとうございます藤原さん。 投稿者:錦見映理子 投稿日:2000/10/15(Sun) 22:06

日記読みました。(すごい長くて驚き。野外で読むのは勇気が要りそうですね。昔街中でインド人の格好をして8ミリ映画を撮ったけどそれより勇気いりそう)
いまスケジュール確認しましたが、よくわからない(いつ川口晴美が占い師状態になっているのか)ので、電話してみます。またしても情報ありがとうございました。
今日行こうかとふっと思っていたのですが、へんな天気だったのでやめました。
行ったら藤原さんをお見かけしたかもしれないなぁ。でも私も人見知りなのです。

http://www2.diary.ne.jp/user/56811/


[356] とぶことば 秋の蔵から詩の川が流れるのレポート 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/15(Sun) 20:02

●今日、詩誌「00」のメンバーが中心になって開催された
 野外朗読イベントのレポートを日記に書きました。
 読んでみてください。

●錦見映理子様
 スケジュールを見ると、川口晴美さんは20日は昼間だけefに居るようです。
 電話で確認した方がよいでしょう。
 問合せ先 00企画室 03-3612-2012 ギャラリーef 03-3841-0442

http://www.sweetswan.com/19XX/


[355] 糸電話古人の秋につながりぬ  幸彦 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/15(Sun) 08:08

●10月13日は攝津幸彦の命日だった。
 うかつにも忘れてしまっていた。昨夜、俳人の大屋達治氏と電話で
 しゃべっていて、二人で、そういえば昨日は、というふうに思い出した次第。

●大屋氏も私も二十代の前半に、二十代後半だった攝津幸彦さんに会っている。
 1996年10月13日に亡くなったので、再来年の2002年が七回忌に
 なるのだろうか。

・神無月の人間といふアマリリスりりあん/幸彦 『與野情話』

http://www.imaginet.co.jp/~ss/com/ryufuji/tanka.cgi


[354] 荻原さん、 投稿者:錦見映理子 投稿日:2000/10/14(Sat) 20:39

お手数おかけましてすみません。
アドレス帳確認しました。ありがとうございました。

00朗読会楽しみにしてるんです。川口晴美さんがわたしにどれを選んで読んでくれるのかなって。どきどき。20日に行くつもりです。
しかし川口さんはいつもいてくれるのかな。それが不安。

http://www2.diary.ne.jp/user/56811/


[353] 俵万智のこと、私はじつはかなり好きで支持しているですが、 投稿者:枡野浩一 投稿日:2000/10/14(Sat) 10:14

そのへんのことについて、
http://www.lucky.co.jp/bbs/user/hashiba.html
↑ぽっぽさんの掲示板にお邪魔して、
書いてみようと思います。
ご報告まで。

http://talk.to/mass-no/


[352] さわやかな土曜日の朝 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/14(Sat) 09:02

●ぽっぽさんの掲示板と正岡豊さんが教えてくれた00朗読会のページを
 熟読しました。
 朗読に関しては、詩人のみなさまが、さまざまにくふうを考えていることが
 わかり、とても刺激を受けました。
 正岡さんも、書いていますが、川口晴美さんの一対一形式、占い師的というのが
 やはり中では出色かな。視覚障害者の方への対面朗読という方法があるのですが
 これを、発想をかえたかたちで、私にはとても有効な方法に思えています。

●考えてみれば、ほとんどの人にとって、初めての朗読聴取体験は幼児の時に
 母親あるいはそれに類する人から一対一で絵本などを読み聞かせてもらった
 ことになるんじゃないかな。一対一は朗読の基本なのかも。
 最後に朗読してくれた詩を書いた紙をくれるというのも嬉しい。この紙を帰りの
 電車で読み返したりすると、詩人川口晴美の声がどのようによみがえるのか
 あるいは、よみがえらず、単なる文字にもどってしまうのか、興味津々です。
 俳人の研生英午さんたちも参加されるようですね。
 できれば、会場に足を運んでみたいと思います。

●荻原裕幸様。
 熊本のシンポジウムも大いにそそられているのですが、先週、釧路に行ったので
 可処分所得が限定されている身としては、今回は遠望するにとどめます。
 ハード的トラブルは、私では手も足もでないので、もし、そういうことになったら
 じっと逼塞しております。
 「同業者」か「共有している作家」か、というのも荻原さんのクリアな視点で
 あっ、そういうことか、と目をひらかされました。私の視点には、つまり、
 どちらもイヤだというバイアスがかかり過ぎているのでしょう。

●三宅様
 「ねじ式」の産婦人科医のイラストTシャツというのは私的には好みです。
 前に高野史子のイラストTシャツの非売品というのを持っていたのですが
 これは、史子マニアの友人に進呈してしまいました。
 私が今、愛用しているのは、RAVENというリングネームのアメリカの
 プロレスラーのTシャツです。
 RAVENは例のポオの「大鴉」ですね。
 
●土橋様、山田様
 書き込みありがとうございます。日記は続けられる限りは続けるつもりです。
 みなさまの歌集のことを書き込める日を心待ちにしています。

http://www.imaginet.co.jp/~ss/com/ryufuji/tanka.cgi


[351] 朝いちばんの日課です 投稿者:山田公子 投稿日:2000/10/14(Sat) 08:22

藤原さま、毎朝の日課として電脳日記を開いてます。いつか『日曜日のフライパン』を越える第二歌集が出来たら・・・「○○、読んでますよ」と書いてもらいたいな。後、10年ほど続けて下さいね。
今頃?と言われそうですが『短歌の引力』読んでます。では。


[350] 俵万智さんは毀誉褒貶どれも簡単にできる人ですね 投稿者:三宅惺 投稿日:2000/10/14(Sat) 03:05

 俵さんの性格については何も知りませんし、「一生、他人の痛みなんて、わからない」タイプなのかは見当も付きませんが。

 ただ、あの綱渡り的ふらふら文章も一種の「芸」なのだと思いますよ。あまりに安易だ、向上心に欠ける、と評されるなら否定はしませんけど。「林あまりとわたし」の冒頭部には僕も藤原さんと似たような感想を抱いたのは確かです。
 ただし、この「芸」にいつまで客が拍手してくれるのだろうという点では人事ながら本当にはらはらしています。

 話は変わりますが、僕は「ねじ式」の産婦人科医さんのイラストシャツを去年まで着ておりました。ちなみに今はスナフキンシャツです。…だからどうした。

http://www.linkclub.or.jp/~satoru-m


[349] ご記帳ありがとうございました。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2000/10/14(Sat) 01:29

>土橋眞弓さん

藤原龍一郎のアドレス帳、へのご記帳ありがとうございました。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[348] >藤原龍一郎さん 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2000/10/14(Sat) 00:37

ええと、業務連絡というか私信というか、
ご存じのように、月曜日まで熊本に行きます。
その間、ハード的な問題への対応などができません。
何か問題が生じてしまったときはどうぞご容赦下さい。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[347] ご返答ありがとうございました。 投稿者:さつき。 投稿日:2000/10/14(Sat) 00:35

337 枡野さま。340、藤原さま。
341 たださま。
ありがとうございました。
確かなお考えが、届きました。
大変うれしく、不安な思いがやわらぎました。
これからも当BBSで勉強させていただきたいと
思います。
よろしくおねがいします。


[346] 「00」の朗読イベントのやりかた 投稿者:正岡豊 投稿日:2000/10/14(Sat) 00:31

こんばんわ、正岡です。寒いような、なんなような。

また朗読の話ですが詩誌『00』が客席−ステージというのを限定しない、

会場とその周辺を自由に使う朗読イベント(ちょっとくだらなアートパフォーマンス

っぽくなるんじゃないのといえばそれはその通り)というのをあしたっから

やるみたいです。くわしくはここね。私は川口晴美さんの、1対1朗読、占い師

形式というのはほほう、と思いました。

00朗読会のページ
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/7408/index.html

http://www3.justnet.ne.jp/~masa-0606/index.htm


[345] Re[334]: 代筆しました。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2000/10/14(Sat) 00:29

>錦見映理子さん

> 勝手にこの掲示板と電脳日記へのリンクはりつけ、
> ましたが支障ある場合はお知らせ下さい。

リンクありがとうございました。
それで、相互リンクということで、
アドレス帳への記入をさせていただきました。
よろしくご確認下さいますようお願いします。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[344] 月曜日まで管理人不在になるので、 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2000/10/14(Sat) 00:20

あえて少しだけ書いておきますが、
俵万智さんを「同業者」という文脈で語るか、
あるいは「共有している作家」という文脈で語るか、
その違いでコメントの「摩擦係数」が高くなる
ということはそれなりにあると思います。
BBSのコミュニケーションにおける
「摩擦係数」の限度はありますが、
限度ぎりぎりのところまで有効に活用して、
現代短歌について少しでも深く考えることを
このBBSは求めているように思われます。
みなさんの節度と責任の感覚は、
かなり高いと感じられますし、
遠慮なくコメントしていただければ
管理人としてとてもうれしいことです。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[343] お久しぶりです。 投稿者:土橋 眞弓 投稿日:2000/10/13(Fri) 23:56

いつぞやはサイン入りの現代短歌文庫を送っていただきありがとうございました。感想を書く機会がなかなかなくて、、、。ここに少しだけ感想らしきものを書こうかなと思っています。
ユーモアがいっぱいで、その時代時代を歌集を読みながら懐古いたしました。ところどころに悲哀もみえて、藤原さんの言葉がまっすぐ心に伝わってきました。
これからも頑張ってくださいね。では また。土橋眞弓


[342] どうも私… 投稿者:五十嵐きよみ 投稿日:2000/10/13(Fri) 23:19

話題の流れにさからった書き込みをしてますね?
(といいつつ、またも)

藤原龍一郎さま
 >梨の実歌会、あまりの盛り上がりに、ついつい、発言しそびれてしまいました。

あ、いやはや。終わってからコケてしまいましたが…。
おかげさまで、期間中、500件を越える書き込みをいただきました。
第1回目も予想外の盛り上がりでしたが、それを上回るご参加をいただき、
熱い熱い11日間でした。

 >こんどは私も作品を出させていただきたいと思いますのでよろしく。

ほんとですか!? ほんとですね!?
あちこちいいふらしちゃいますよお〜。

http://www.parkcity.ne.jp/~noma-iga/


[341] メタ感想です。 投稿者:ただ(夛田真一) 投稿日:2000/10/13(Fri) 22:03

書き込みは2回目になる夛田 真一(ただ しんいち)ともうします。
335の書き込みについて。正直「へえ。」と思ってしまいました。
意外に333のような書き込みも、不愉快感を感じてしまう人もいるのだということが
分かり、今後のネット上の発言の上で、気をつけなければならない姿勢・態度に
ついて、とても参考になりました。お礼をするのはやりすぎかもしれませんが、
それでは、さつき。さん、はじめましてこんばんは。

まず、林あまりさんの「ベッドサイド」が単行本化で発売があり、それに関する、
ぽっぽさんの日記などの、ウェブ上でのレポートがあり、そうしたものにまた、
呼応する形で短歌短詩関連の掲示板で、にぎわっている状況、文脈があると思います。

それの一つとして、藤原さんの329があり、枡野さんの333は、きれいに
受けていたかなあと感じました。この掲示板の文脈上。

だから、枡野さんの333は、僕はさつきさんの受け取り方とは全く違って、
いろんなことを考えるきっかけとなる、愉快な書き込みに思いました。
そう感じる人間もいるということをここで表明したかったに過ぎません。

蛇足ですが、藤原さんの329で、サラダお嬢さんのところに、誰のお名前が
入っても、この場合は、必ず不愉快な思いになるわけではないんでしょうかね。
愚問なので、答えなくとも全然かまわないし、無視していただいた方が、むしろ
歓迎です。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Suzuran/9109/


[340] サヨナラ、私の共犯幻想 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/13(Fri) 21:57

●満月様
 『解説 しづの女句集』はやはりとても資料的価値が大きいと思います。
 親族がこのような句文集をつくってくれる竹下しづの女という俳人は
 幸運だと思います。

●枡野浩一様
 久しぶりの書き込みありがとうございます。
 表現者と編集者の幸運な出会い、ということを俵万智の本を読むたびに
 考えてしまいます。短歌もともかく、文章の方にあまりにも不用意、無防備な
 表現が多いので、はらはらしてしまい、いったい、彼女の担当編集者は何を
 しているのだろうか、と不可解な気持ちになるばかりです。
 表現を向上させる方向へ一緒に進んでくれる編集者と出会っているとは
 とても思えませんから。ほんとなら、これだけマスコミで生きていれば
 もっと、学習し進歩してもよいはずなのに。
 最近の「梅原猛著作集」のカタログでの俵万智さんの推薦の言葉など
 著作の内容にはまったくふれず、著者がステキな人だというだけの
 読んでいて、こちらが恥ずかしくなってしまうような内容でした。
 歌人という肩書きで、何かを表現するとき、自分も短歌の歴史の末端に居るのだ
 ということを、少しでも意識してほしいのです。
 すみません、ついつい、また興奮してしまいました。

●錦見映理子様
 うみゆり日記、今日の分も読みました。窒息しそうなリアリティがあります。
 詩集『空室』は、ぜひ、読んでほしい。
 本当に、ここまで心が共振する現代詩は初めて読みました。

●さつき様
 私の俵万智さんに対する表現も、さつきさんを不愉快にさせてしまったかも
 しれませんね。
 私もここに書き込む時は、誰に(本人にも)読まれてもみずから恥じない覚悟は
 いつも、持っています。表現するということは、そういう覚悟を持つことなのです。

●五十嵐きよみ様
 梨の実歌会、あまりの盛り上がりに、ついつい、発言しそびれてしまいました。
 こんどは私も作品を出させていただきたいと思いますのでよろしく。
 あ、詩集『空室』は、五十嵐さんにも、ぜひ、読んでほしい。

●荻原裕幸様
 またまた、代理御礼していただき、恐縮です。
 畑美樹さん、ご記帳ありがとうございます。
 俵万智さんに関しては、今回はこれで終りにいたします。

●久しぶりに一首。

・共犯幻想などと世代の自意識もサヨナラ、私の共犯幻想   藤原龍一郎

http://www.imaginet.co.jp/~ss/com/ryufuji/tanka.cgi


[339] ご記帳ありがとうございました。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2000/10/13(Fri) 20:36

>畑美樹さん

藤原龍一郎のアドレス帳、へのご記帳ありがとうございました。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[338] 大松達知さま 投稿者:五十嵐きよみ 投稿日:2000/10/13(Fri) 19:51

三万人の松田聖子がほほゑめるごとおぞましきひまはりの群れ

>この歌も好きですよ。ワタシは。

藤原さんお書きの(そして奥村晃作さんも引用されていた)この一首、
私も大好きでした!
身のほど知らずの感想ですが、「うわ〜、やられた!」といいますか。(^^)

この土日に、ゆっくりお礼と感想を書かせていただくつもりです。
ありがとうございました。

http://www.parkcity.ne.jp/~noma-iga/


[337] それは失礼いたしました。 投稿者:枡野浩一 投稿日:2000/10/13(Fri) 19:42

この掲示板の読者すべてに向けて、
私・枡野浩一は俵万智をこのように捉えています、
と告白(?)するように書きました。

自分のホームページで書けばいいことでしたね。
その点、心よりおわびします。
ただ、元の発言は、あえて削除せずに残しておきます。

私はこれまでも、
自分のエッセイ集などで俵万智のことを語ってきました。
(拙著『君の鳥は歌を歌える』マガジンハウス)
この掲示板の発言を俵万智ご本人が見ているかもしれない、
という前提で覚悟をきめて書きました。

もともと、
俵万智がエッセイ集で「林あまりはお化粧が上手」(←要約です。
林あまりの短歌もまたお化粧上手、というニュアンスを
言外に漂わせたかったのかもしれません)と書いたことに対する
私なりのリアクションなのですから、
短歌に関する発言であることにまちがいはないと思いますが。

枡野浩一はこういう発言をするような人間性の持ち主、
という印象を持っていただければ、と思います。

http://talk.to/mass-no/


[335] 感想です。 投稿者:さつき。 投稿日:2000/10/13(Fri) 17:47

以前、書き込みをさせていただいたさつきと申します。
333の書き込みについて。不愉快な思いが残ってしまいました。
私は、俵万智の文字のところに誰のお名前が入っても、
やはり、不愉快な思いになると思います。
それは私の、この掲示板のとらえ方が狭いからでしょうか?
短歌発言スペースって・・・?
誰に向けた書き込みだったのですか>枡野さん?
藤原さんにですか?


[334] 『空室』情報 投稿者:錦見映理子 投稿日:2000/10/13(Fri) 15:12

ありがとうございました。ミッドナイト・プレスに送ってもらうようにしたいと思います。
『東電OL殺人事件』、あれからすぐに読みました。彼女にかかわっていた人々のそれぞれの人生が、あの事件をきっかけにさまざまに変化したであろうことを思うと、孤絶していた彼女のたましいの叫び、みたいなものが聞こえるような気がします。
神泉に引き寄せられ、彼女に引き寄せられた人々。
『空室』が出るのを心待ちにしております。藤原さんの次の朗読が決まりましたら教えてくださいませ。

あと私の日記など、考え、に入らない感情の垂れ流しで、申し訳なく思います。
勝手にこの掲示板と電脳日記へのリンクはりつけ、ましたが支障ある場合はお知らせ下さい。藤原さま、荻原さま。すみません。

http://www2.diary.ne.jp/user/56811/


[333] 私の俵万智のイメージは、 投稿者:枡野浩一 投稿日:2000/10/13(Fri) 12:18

短歌にしたこともありますが、
「私は一度も人前であがったことがない」と何かで発言していたことと、
それから、
ふだんは可愛らしいことを書いているくせに(かまとと、
という言葉を連想しても可)、
エッセイの中で同世代の女性歌人を評して
「お化粧が上手」
と言ったりするような人間性の持ち主、
ということに集約されています。

お化粧が上手……。ちょっと言えない言葉ですね。
自分は素顔で勝負、という意味なのかしらん。

http://talk.to/mass-no/


[332] こちら、しばらくです 投稿者:満月 投稿日:2000/10/13(Fri) 11:51

先日は「あまのがわ」と「満月日記」のご紹介をありがとうございました。
吉岡禅寺洞の系譜、と言われて恥じないようになりたいです。

それから、しづの女の句文集、出たんですね。
注文するのをすっかりわすれていたのできゃっと思ってしまいました(^^;
PC使い始めると、手書きをすっかり忘れてしまいます。
さあ、注文しなくては!

http://homepage1.nifty.com/PANDORA/


[331] 非常口と一歳 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/13(Fri) 07:25

●島田修二歌集『行路』より一首。

・墜ちてゆく夢と知りつつなほ醒めず錯誤のごとく<非常口>見ゆ

●「短歌新聞」10月号より一首。

・許す目をしつつ寄り来る子を抱けば一歳ははや人の匂ひす/小川優子


[330] ご記帳ありがとうございました。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2000/10/13(Fri) 02:15

>ぽっぽさん/水須ゆき子さん

藤原龍一郎のアドレス帳、へのご記帳ありがとうございました。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[329] ニッキ味の日記 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/12(Thu) 22:21

●錦見映理子様
 世代の異なる人の考えは、読むだけでも刺激になります。
 HP楽しみにしていますね。
 柴田千晶さんの詩集『空室』は、今月の下旬くらいの完成になるそうです。
 私はこの詩集一冊まるまるさまざまなパターンで朗読してやろうと
 心に決めています。

●講談社辞典局様
 早速、明日にでも、書店で現物を確認いたします。
 私の頭の中も日本人の美意識の結晶がつまっています。

●大松達知様
 歌集、順調に読み進んでおります。

・三万人の松田聖子がほほゑめるごとおぞましきひまはりの群れ

この歌も好きですよ。ワタシは。

●ぽっぽ様
 私も『ベッドサイド』買いました。
 ぽっぽさんが引用している「林あまりとわたし」は、うんざりした思いで
 ずっと前に読みました。
 こういうことを書きつつ、やがて不倫歌集なんてものを出すわけですから
 まったくウンザリしてしまいます。一生、他人の痛みなんて、わからない
 んだろうなあ。若くしてマスコミにちやほやされてしまったゆえの不幸ですね。
 表現者としての覚悟では、林あまりさんとサラダお嬢さんとは天と地ほどの
 差があると私は思います。(文責・藤原龍一郎)


 


[328] 拙い日記を読んで下さって 投稿者:ぽっぽ 投稿日:2000/10/12(Thu) 20:43

ありがとうございます。大変恐縮です。
私も「満月日記」や「うみゆり日記」を読んでみようと思います。

#杵子さんの日記も面白いですよ(^^)

http://www.diary.ne.jp/user/51843/


[327] お世話になっております。 投稿者:大松達知(おおまつたつはる) 投稿日:2000/10/12(Thu) 16:38

こんにちは。
 先日、短歌研究のパーティでもおみかけしたのですが、挨拶し損ねてしまいました。お世話になっております。
 昨日は、奥村晃作氏の掲示板に、拙歌集『フリカティブ』へのコメントをいただき、ありがとうございました。また、1991年に「棧橋」の批評会でお会いしたことを覚えていてくださり、光栄です。
 私はその前後に、『夢見みるころを過ぎても』を読み、その勢いにわくわくしていたのですが、ホンモノの藤原さんの印象もそれに近くて、興奮していたのを覚えています。(コロスの会というのでもお会いしました。)
 『フリカティブ』の巻頭は、『雁』34号で藤原さんに引用していただいた歌ににしました。あのときに、「バケルかもしれない可能性を感じる」と書いていただいたときには、とても勇気づけられたものです。はたして、バケられたかどうか不安です。
 今後ともよろしくお願いします。
大松達知


[326] 「四季のことば辞典」のご紹介 投稿者:講談社辞典局 投稿日:2000/10/12(Thu) 14:20

突然で失礼します。
「四季のことば辞典」(講談社辞典局編、講談社刊)が刊行されたのをご存じでしょうか。
新書版・264ページ、定価1400円です。
日本語の真髄がちりばめられた新しい季節語辞典です。
歳時記とはひと味違う珠玉の3000語を選び、春夏秋冬に分類しました。
簡潔な語義解説をほどこし、そのいくつかには多分野からなつかしい用例を示しました。
創作にいそしむ方の良い伴侶になることを願っております。
日本人の美意識の結晶を書店でぜひお確かめ下さい。


[325] 雪虫の季節 投稿者:錦見映理子 投稿日:2000/10/12(Thu) 12:24

こ、こんにちは。にしきみえりこ@少しだけさっぽろ育ち、です。
藤原さんの日記、毎日楽しみに読ませていただいています。
今朝読んでびびびびっくり。藤原さんにばれてるとは思わなかった・・・(なかはらさんとこからかな、と今思いました)。
わたくしのはみなさまと違ってかなり勝手な独白ものなのですが(ひとのこと考えない性格が出てます)、今後どのようになるかは自分でもよくわかりません。模索中。
しかし今後もつまんないことを勝手に書きつづけることでしょう。
カメラマンとの競作発表用にホームページ作成中なので手始めに日記でもと思ったのでした。
ここにリンクするのこわいなぁ。大人のコーナーなのでここはどきどきします。

では失礼いたしました。

http://www2.diary.ne.jp/user/56811/


[324] 殺し屋クロザクロ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/12(Thu) 07:54

・殺し屋の<黒柘榴>夢にあらはれて「今すぐ楽にしてやる」と言ふ/小島ゆかり『希望』

最近読んで、心ひかれた一首。小島ゆかりさんの歌には文句なくひかれるんだけどなあ。

小島ゆかり歌集『希望』雁書館 2500円+税 03-5211-0227


[323] ためいきのひたぶるに 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/11(Wed) 20:51

●松原未知子様
 松原さんの書き込みのやさしさが身にしみます。
 今日、わが家にも『小さなヴァイオリンが欲しくて』が届きました。
 高瀬一誌さんの歌集解題は「短歌人」八月号で私が書いた解題の
 あやまり(歌数などの数えまちがい)を正した決定版になっています。

●実は私は短歌音痴なのかもしれない。
 大滝和子さんだけでなく、花山多佳子さんや日高堯子さんや
 沖ななもさんの歌なども、巧く受け取れないんです。
 たぶん、共振のエリアがものすごく狭いのでしょう、私は。
 もっと言ってしまえば、斎藤茂吉の短歌もまったく響いてこない。
 なんだかなあ。さびしい告白ですな。(>_<)←どんな比喩なんだ、こいつは!


[322] 秋の日のヰ゛ィオロンの… 投稿者:松原未知子 投稿日:2000/10/11(Wed) 10:58

☆この秋はふたつのヴァイオリンの音色が
 愉しめそうです。
 『人類のヴァイオリン』と
 『小さなヴァイオリンが欲しくて』。
 永井陽子さんの歌集は一日千秋の思いで
 届くのを待っています。
 金木犀の香りの窓のそばで読みたいですね。
 藤原さんが日記で、大滝和子さんの歌集
 が心に響いてこないことを告白したい、
 と書いていらしたけれど、ぜひその告白を
 聞いてみたいと思います。

☆朗読の件では、ずいぶん失礼な提案をして
 しまって、申し訳ありませんでした。


[321] 来嶋靖生さんの歌 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/11(Wed) 07:57

●来嶋靖生歌集『拳』を読んでいたらこんな一連に出会った。

  過去に思想の葛藤ありしやと問われて
・粘りこそ才と諭され我武者羅に歌詠み来たり思想はあらず
・薪割りてリヤカーに積み売りし日々の諸掌の胼胝を思想といふか
・薬なき貧困の中に死なしめし母への涙を思想といふか
・進駐軍将校の食ひ荒らしたる皿洗ふ真夜の吐息を思想といふか
・ジクザグデモに声からしつつ駆けをりて躓きし石を思想といふか
・返本を運ぶトラックにまどろみてたどりし夢を思想といふか
・地をみつめ時に頂ふり仰ぎい行く山路を思想といふか

●来嶋さんの歌には真ん中に強い芯が一本貫通している。
 鋭い批評性がありながら、説教臭くないので、読んでいて、うなづくことが多い。

 来嶋靖生歌集『拳』 短歌研究社刊 2800円+税 03-3944-4822


[320] さいはての汗かき男、幣舞橋をわたる 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/10(Tue) 19:59

●村上きわみ様
 カメラをもって大活躍、おつかれさまでした。
 前夜の懇親会のあと、和嶋忠治さんにつれられて、三軒くらい
 おでん屋やラーメン屋をめぐり、すでに酩酊状態だった和嶋さんから
 十五分おきくらいに同じ話をエンドレスで聞かされ、困惑しておりました。
 そのエンドレスの話の中に村上さんと「北限」の話も入っておりました。
 と、いうわけで、阿部久美歌集『弛緩そして緊張』をよろしくお願い
 いたします。

●みはる様
 もう、トレーナーとセーターとコートまで着込んで行ったのに
 釧路は快晴。汗かき男となって、幣舞橋を右往左往していました。
 あっ、別に私は釧路がさいはてと思っているわけではなく、
 啄木が言った言葉ですからね。


[319] Re[311]: 管理人さんへ 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2000/10/10(Tue) 15:30

>三宅惺さん

> 電脳日記からこの「発言スペース」へのリンクに
> 新規ウィンドゥを設定したら便利なのではないか、と感じています。

試験的に、電脳日記からここをひらくとき、
ここから電脳日記とアドレス帳をひらくとき、
リンクスポットをふつうにクリックすれば
それぞれ新規のウインドウでリンクするように
セッティングしてみました。

> ところで、ここに書き込んでもアドレス帳には載らないんですよね。

もうしわけありませんが、現在もそうですし、
将来的にもこれには対応する予定がありません。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[318] 釧路は雪でしたか? 投稿者:みはる 投稿日:2000/10/10(Tue) 13:29

 藤原さん、こんにちは。北国に住んでいるみはるです。釧路は雪だったのでしょうか。札幌は晴れていましたよ。北海道をお楽しみいただけたかなあ。もしそうだとしたらとても嬉しいことです。風間さま、BBSで歌集が売っていまい、と言っていたのはわたしです。一番大きい都市の書店に行っても、品数が少なかったです。自費出版の本は仕方がないにしても、もう少し品数が増えたらなあ、と読書の秋にため息が出ます。図書館にも、あまり入っていないし。淋しいよう。藤原さんのお答え、身にしみました。短歌の世界は、作る人と読む人が一緒だから、という状況もネックになっているのでしょうか。


[317] 今日も晴天 投稿者:村上きわみ 投稿日:2000/10/10(Tue) 09:26

おはようございます。
釧路は今日も晴天です。実はこの時期が一番晴れの日が多いのです。夏よりも。(夏よりも、ですよ!)

藤原さん、お目にかかれて、少しでしたがお話もできて、嬉しい夜でした。
今回、思いがけずお手伝いすることになったのでしたが、いい経験でした。ありがとうございます。今度いらっしゃることがあったら、湿原の穴場(?)にご案内しますね。
※阿部久美さんの歌集、早速注文しました。楽しみです。


[316] うすべにの弾丸くろゆりの銃 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/10(Tue) 06:40

●注文しておいた雁書館の「2in1シリーズ」の加藤治郎歌集が届いた。
 『サニー・サイド・アップ』と『マイ・ロマンサー』が入っている。
 これで2500円というのは、まるまる二冊分なのだから、結局、お買い得と
 いえよう。岡井隆さんの書き下ろしの解説がついていて、この文章もなかなか
 考えさせてくれるし、現在、加藤治郎を読むための刺激的な示唆にみちている。

●ただ、砂子屋書房の現代短歌文庫のようにソフトカバーにして、千円台の値段に
 してくれないものだろうか。
 あと、このシリーズは当初の予告にくらべて、実際の刊行ペースが異常に遅い。
 すでにできあがっている歌集プラス書き下ろしの解説ということなのだから
 もっときちんとしたペースで出してほしい。(文責・藤原龍一郎)


[315] 実は釧路はいい天気 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/09(Mon) 22:13

●釧路は実はいい天気。トレーナー、セーター、コートまでもっていったのに
 汗をかいてしまうほどの陽気。
 村上きわみさんはじめ釧路でお世話になったみなさま、ありがとうございます。
 充実した時間を過ごさせていただきました。

●森川菜月様
 ぜひ、これからも書き込んでください。「梨の実通信」の歌会でも
 活躍されていますよね。

●中澤系様
 WWFの話題はぜひ遠慮なく書き込んでください。
 複数の話題が同時進行するというのが掲示板の特性であり
 それはまたWWF的なるものの魅力なのですから。
 それに、日記の十月一日の最初の英文はカート・アングルのセリフですしね。

●三宅様
 いつもありがとうございます。
 ご提案は電脳管理人であり保安官である荻原さんが検討してくださるでしょう。

●正岡様
 正岡さんの独特の照れと韜晦の文体が力を与えてくれます。何のことやら。
 手拍子とかシュプレヒコールとか肉体音だけでも、色々とくふうのし甲斐は
 あるということですね。
 「XX先生の人間性がにじみ出ている朗読にウットリ」なんてのは宗教みたいで
 私はイヤなんですね。相手は信者じゃなくてニュートラルな聞き手なんですから。

●風間様
 私のところへは『小さなヴァイオリンが欲しくて』はまだ到着していないんてす。
 本自体は釧路に見本が一冊だけ届けられていたので、見てはいるのですが。
 明日あたり届くのかなあ。
 ともあれ、一人でも多くのかたに読んでほしい歌集です。

●永井陽子歌集『小さなヴァイオリンが欲しくて』
 砂子屋書房刊 3500円+税  рO3―3256―4708


[314] 【月の夜にいづこへ発ちてゆかむとすたんぽぽいろのたましひひとつ】 投稿者:風間 投稿日:2000/10/09(Mon) 17:12

「小さなヴァイオリンが欲しくて」を、今読み終ったところです。  
【透明になりて次第に消えゆけりどこにも居場所のないかたつむり】
【たんぽぽの綿毛のやうなたましひをもてあましつつ春過ぎてなほ】
【ああひとのこころは空を飛ぶものかつばさのやうなもの生えてきぬ】
【死ぬ前にいまひとたびをかぎりなく美しきもの見たしと思ふ】
などありました。
【一年経つても二年経つてもかへらねば昔話になるのでせうね】
いいえ永井さん  私たちはあなたを忘れませんよ


[313] 「小さなヴァイオリンが欲しくて」が来た! 投稿者:風間 投稿日:2000/10/09(Mon) 15:18

『小さなヴァイオリンが欲しくて』やっと出ましたね。
ドキドキしています。
解説は高瀬さんだ! 「抒情〜」で書いてらした通り、松平さんも〈栞〉に。
何だかどきどきしてすぐには読めそうもないなぁ。
永井さんに、会えるのに。


[312] 釧路の雪 投稿者:正岡豊 投稿日:2000/10/09(Mon) 03:58

正岡です。えーと。えーと。えーと。日記引用どうもです。

朗読についてですが。いろいろ考えたほうがいいともいえるけれども、
「彼は毎回いろいろ考えてるね」とか思われてしまうと、それはそれで月並みな
ことに聞いてる側は思うかも知れませんよね。穂村さんの朗読や、荻原さんの朗読(
武蔵野美の一回だけかな)は、BGMもなにもなしで、「素読」に近い形で読んでる
みたいなんだけど、そういうほうがいま「退屈」や「疲労感」と遠いんではないか、
というのが私のいまの感じ方です。穂村さんの朗読なんかは、いったん紙上にに
凍らせたものを、気化するというか大気の中に溶かすかのように読んでいるんじゃ
ないんでしょうかね。昔手拍子にあわせて読む、というのを朗読のリハでやったとき
林あまりは「なんか盆踊りみたい」と言いました。その案は即、没にしました(笑)。

http://www3.justnet.ne.jp/~masa-0606/index.htm


[311] 管理人さんへ 投稿者:三宅惺 投稿日:2000/10/09(Mon) 01:20

 個人的な希望なのですが、ひとつの意見として聞いてください。
 電脳日記からこの「発言スペース」へのリンクに新規ウィンドゥを設定したら便利なのではないか、と感じています。話の内容が重なっていることがあるので、(あたりまえだ)、読み比べたくなることがときどきあるのです。

 ところで、ここに書き込んでもアドレス帳には載らないんですよね。そしたら、楽なんだけど。(楽になることばかり考えている…)。

http://www.linkclub.or.jp/~satoru-m


[310] ご記帳ありがとうございました。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2000/10/08(Sun) 23:21

>吉浦玲子さん

藤原龍一郎のアドレス帳、へのご記帳ありがとうございました。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[309] ご記帳ありがとうございました。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2000/10/08(Sun) 17:17

>山田公子さん

藤原龍一郎のアドレス帳、へのご記帳ありがとうございました。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[308] 追伸 投稿者:中澤系 投稿日:2000/10/08(Sun) 14:16

貧乏性なのでライブドア経由で見ています。それと伊集院光は現代の
ラジオパーソナリティとしては最高峰といえるでしょう。


[307] 書くという意思に 投稿者:中澤系 投稿日:2000/10/08(Sun) 14:13

藤原さん。こんにちは。中澤系です。
ウエッブページを見るのが好きではない(ただの貧乏性)ので今まで
伺っていませんでした。

電脳日記。見させて戴きました。毎日書くという意思に敬服します。
私も、それくらいの熱意を持ってやっていきたいと思って幾年、
いまだに出来ていません。文字をつづることにおそれているより、
ともかく書かなきゃいけないんだよ!とは思っているんですがね。

でもWWFのネタとか書いても迷惑でしょうし・・・ともあれちょっと
ずつ覗かせていただきます。

追伸・11月のシンポ。楽しみにしています。


[306] はじめまして 投稿者:森川菜月 投稿日:2000/10/08(Sun) 09:06

ちらちらとこのページを見ていたのですが書き込みは初めてです。緊張しています。
書き込む気になった理由、それは春畑茜さんの書き込みを見たからです。一年程前でしょうか、春畑さんの第一歌集(藤原さんが解説を書いておられる)を手にとる機会があり、最後のページの作者の生年月日を見てびっくり。同い年で誕生日も十日違いだったのです。すぐにお手紙を書き、それからメル友にさせていただいています。ラエティティアのことも春畑さんに教えてもらいました。
今は梨の実歌会に参加していますが、引き続きちらちらとこのページも見に来ます。では、失礼します。(かなり、かたくなってる)


[305] 藤原さんへ 投稿者:風間 投稿日:2000/10/08(Sun) 07:46

藤原さん  答えて下さってありがとうございました。
歌集が変り、読者の目に触れ易く、手に取ってパラパラと見てみることができるようになるといいですね。
選択し、求めることができるようになれば。
制作側の意識が変り、真剣に読者へ届き易いものにする努力を一人一人がすれば、
価格面にも反映し、出版事情も変ってくるかもしれません。
新しい波はすぐそこまで来ているような気もします。
そうではないような気もします。需要と供給の問題でもありますが。


[304] 藤原さん、てのりくじらは、全部ひらがな 投稿者:枡野浩一 投稿日:2000/10/08(Sun) 05:52

ですね。

てのりクジラ

カタカナまじりもよかったかもしれないと、ほんのすこし後悔しました。今。

手乗鯨

……漢字は駄目ですね。

http://talk.to/mass-no/


[303] 歌集と歌人 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/07(Sat) 06:46

●松原一成さん、心配ですよね。死者が出なかったのが奇跡的に思えます。
 五十嵐さん、「自覚をもつことで、前へ進める」というのは同感です。
 私が自己励起を続けてきたというのは、まさに、その意味です。
 この十年間で、私は何人かの方が歌集をつくる時に精神的な面でのお手伝いを
 してきました。五十嵐きよみさんも、その一人です。
 現在、五十嵐さんがご自分のHP「梨の実通信」での活動を拝見すると
 私は五十嵐さんに歌集をだすことをすすめて、短歌との縁を濃密にしたことを
 良かったと、正直に思います。落ち込む人も居るけれど、五十嵐さんのように
 活発な活動を自分のみならず、多くの人に対して働きかけていく人も出てくる
 わけです。これは、短歌という表現が五十嵐きよみという才能を必要として
 いたのだと私は思っています。

●風間さんが別の掲示板にお書きになっていた
「光り輝くことだけが歌を書くことでもない、生きていくことと同じくらい地味で
 冴えな いものであっても、自分自身の声と表情で語ることを大切に思うのです」
この言葉は私が抱いている短歌に対する信念と同じです。
 高年齢の方が、短歌をつくりはじめることで、生れて初めての自己表現にめざめ
 その人の人生が凝縮したような一首を詠むことができる、そいう歌に私は何度も
 出会うことができました。
 前にこの掲示板で紹介した百井定夫さんと短歌の関係はその典型例です。
 定年後十年経ってから短歌を始め、新聞歌壇への投稿だけで、ああいう
 鋭い文明批評をも内包した表現を成就させることを可能にする短歌という
 詩形の奥深さをあらためて実感したわけです。
●若い人の野心を否定するわけでもないし、私自身も若気のいたりはあったと
 思うのですが、「サラダ記念日」ブーム以降、短歌で有名になろう、
 一発当てようとして、新人賞に応募してくる向きがあることも否定はできません。
 その人達はやがて、自分が短歌自身に選ばれていないことを知って、去って行く
 ことになるでしょう。
 地味でも誰にも似ていない短歌をつくろうという志を持った若い才能であれば
 それは必ず、短歌に必要な才能として、見出されるだろうと思います。

●村上さん、釧路は本当に雪予報らしいですよ。
 冬仕度で東京を発ちます。


[302] 無題 投稿者:村上きわみ 投稿日:2000/10/07(Sat) 01:44

こんばんは。
変なところに反応しますが、ええと、

  明日、明後日と釧路に行きます。釧路は雪の予報だそうです。

雪って・・・。
雪、ですかぁ?
いや、あの、その、えーと・・・。


[301] 風間さんの《歌集》への疑問に 投稿者:五十嵐きよみ 投稿日:2000/10/07(Sat) 01:31

藤原さんがどのようにお返事されるか、心待ちにしておりましたので、
貪るように読んでしまいました。
ひとつひとつ、「うんうん」「ああ、なるほど!」いう思いでした。
これはエラソ〜↑ すみません…

風間さんお書きの、
>どうして、とりあえず歌集を〈出版〉することで、〈歌人〉になったつもりになれるよ
>うに出来ているのでしょう。

という疑問を読み、自分自身のことを考えてみました。
私は、本格的な歌歴はまだ2年半で、その私が今の時点で考えてすら、
ぎょっとするような時期に歌集を上梓してしまいました。
歌集ができたのが今年の3月ですから、歌歴2年足らずの時期。
しかも、収録した作品は歌歴半年〜1年の時期のものですから、
本当に冷や汗ものといいますか…。

私の場合は、歌集をつくってもまだ、自分が歌人であるとは思えなかった、
というより、なんだか怖くて避けていたところがありました。

今でもまだまだ自分が「歌人」だとは思えませんが、
歌集をつくってしばらく後に、
俳句ではなく、川柳でもなく、短歌をやっている人ですよ、というほどの意味で
「歌人」と紹介されたことがきっかけで、
だんだんと自覚が高まってきた…というか、
自覚を持とうと考えるようになってきました。

自覚を持つことで、前へ進める、ということもあるように思うこの頃です。

(あ。これって、だからどうだ、という話ではありません。
ちょっと自分のことを書いてみただけ…)

http://www.parkcity.ne.jp/~noma-iga/


[300] 故郷で大地震 投稿者:松原一成 投稿日:2000/10/07(Sat) 00:59

電脳日記で書いてくださっているように、
私の故郷・鳥取で大地震が起きました。
死者はいないそうで、ほっとはしていますが、
連絡のつかない親戚もいるので、心配です。
私は生家は米子にありましたが、結婚前の本籍地は日野町。
つまり、今回の震源の町なのです。
めったにマスコミに出ない素朴な町なのに、
こんなかたちでテレビで観ることになろうとは。
一日も早い復旧を願っています。
そして、面識はありませんが、倉益さん、
お怪我などなければ良いのですが。

それにしても、先月愛猫が死んで落ち込んでいたら、
今月は故郷で天災。
なんとも気がめいる世紀末の秋です。


[299] 歌集の値段など 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2000/10/06(Fri) 23:16

●歌集の値段は高過ぎます。これは本当に困ったことです。
 私は最初の二冊の自費出版歌集を出したときは、二〇〇〇円台で、
 やはり、高すぎると思ったので、次の『19XX』という歌集のときは
 装丁等にできるだけ費用をかけないように出版社にお願いし、なんとか
 1800円という、二〇〇〇円を切る値段にしてもらいました。
 それでも、まだ高いと思い、『切断』という歌集は1200円にすることが
 できました。もっとも、これは薄い歌集なので、できたのかもしれないの
 ですが。

●そのあと砂子屋書房から現代歌人文庫として『藤原龍一郎歌集』を出して
 もらった時は、これは自費出版ではなかったので、第一、第二歌集を
 まるまる収録してもらい1500円という定価をつけてもらいました。

●値段に関しては、著者がもっと意識的に安くするように努力したほうが
 いいだろうと思います。私もささやかながらですが、上記のような努力を
 したので、たくさんの歌人が、自費出版なのだから、もっと手売りしやすい
 低い定価をつけてほしい、と言い続けるのは、やがて、効果をあげるのでは
 ないかと思います。私自身もできる限り努力します。

●風間さんのいう「歌集を出版することで歌人になったつもりになれる」というのは
 そのとおりですね。私など、「歌人になったつもり」で十年以上、自己励起を
 続けてきたのですから。
 でも、実際、かなりの数の人は、歌集を出したあと、自己嫌悪におちいるんです。
 風間さんが想像するよりも、短歌をつくる人は気が小さく、
 善人なんじゃないでしょうか。

●自費出版の構造はたしかに不思議ではありますが、この意識が短歌や俳句に
 限らず、ビジネスとしてこなしていこうという出版社がいくつも出てきた
 ことは、新聞の広告などで、風間さんもお気づきになっているとおりです。
 短歌の自費出版系の出版社の編集者やオーナーの方たちとは、よく、話を
 することがありますが、彼等にはビジネス意識より、詩歌への情熱の方が
 強いことだけは、私は断言できると思います。

●かつてビジネス意識だけで、俳句や短歌の自費出版をおこなっていた会社も
 あったことはあったのです。牧羊社という会社で、倒産しました。

●あと、読みやすいくふうというのは、自費出版の歌集に限らず、
 著者と編集者は考えるべきことなのではないでしょうか。
 経験則として、歌集の場合は一頁に何首組がよい、ということなら
 そのフォーマットに従うことは、別にまずいことではないのでは。
 著者の意向を最大限に尊重する歌集つくり、ということでは、フーコーの
 もりまりこ歌集『ゼロゼロゼロ』とか向井ちはる歌集『OVER DRIVE』が
 そうなってすると思います。


[298] 《歌集》への疑問 投稿者:風間 投稿日:2000/10/06(Fri) 12:38

どこかのBBSで「本がない」「高い」と誰かが嘆いていました。
歌集はなぜ自費出版が普通のようになっているのでしょう。
どうして、とりあえず歌集を〈出版〉することで、〈歌人〉になったつもりになれるように出来ているのでしょう。
その組み方もなぜ、一頁何首くらいが読み易いとかって決まって言うのでしょう。
流通せず、読むに読めず、あえて読んでもらうには、普通の本とは違った工夫をする、そんなにまでしなければ、読んでもらえないと
本をつくる側の作者や出版社も思っているなんて不思議ではないでしょうか?