[3310] 靴もて燐寸擦る男たち 投稿者:石井辰彦 投稿日:2002/02/21(Thu) 13:22

藤原さん、拙作「雲隠」をお読みいただいて、恐縮です。NY の真夜中の部屋で、うんうん唸りながらあれを書いていたのは、まだ一箇月半ほど前のことでしかないんですね。なんだか遠い記憶のような気がします。

藤原さんが書き込みのタイトルに引いてらっしゃる塚本邦雄さんの短歌(『星餐圖』所収。この書き込みのタイトルの仮名遣いは、正しいかどうかちょっと不明)は、名高い作品ですが、あそこに出てくるテキサス、地名として読むのがもちろん正しいのだけれど、実は作歌のきっかけとしては、当時新宿二丁目にあったゲイバーの店名だった、という話があるのを御存知ですか? ウェスタンブーツを履いたりしたマッチョ系のゲイ(燐寸というのも、もしかしたらマッチョという言葉から連想されているのかもしれませんね)が集まるので有名だった店で、私も大昔に一度だけ行ったことがあります。もちろん、今は存在しない店ですが。

http://sv.mcity.ne.jp/D/9844/


[3309] 「現代思想」2月臨時増刊号 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/21(Thu) 07:40

中澤系さん
3月1日横浜アリーナWWFは私もチケット買えず、残念。
「現代思想」の2月臨時増刊号は「プロレス」特集。
巻頭がいきなりターザン山本と香山リカの対談。
高部雨市のミゼットレスラーのレポートもあいかわらずセンチメンタルで
「ブリキの太鼓」の一節を引用したりして、泣けます。
「歌人、プロレスを見る」という林あまりさんのインタビューもプロレス世界の構造と
歌壇の構造の類似性をかなり率直に語っていて、なるほどと思わされます。
FMWの倒産、リングスの活動停止という、このプロレスの冬の時代に、
よくぞ「現代思想」がこういう特集をしてくれたものです。青土社エライ!


[3308] 藤原さん 投稿者:花森こま 投稿日:2002/02/20(Wed) 22:06

いつも力づけてくださってありがとうございます。嬉しいです。昨日から短歌も俳句も頑張って作っています。来月10日頃に送る予定でいます。よろしくん。

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3307] 3月1日は 投稿者:中澤系 投稿日:2002/02/20(Wed) 21:09

藤原さん。3月1日のチケットは買え余したか私は退院してきて初めて売り出し日を知ったため買えませんでした


[3306] 私も近々再会します 投稿者:中澤系 投稿日:2002/02/20(Wed) 21:03

藤原さんこんばんは。しばらく休んでいたウエッブダイアリー「なかざわけいのつぶやき」を近々再会します。なぜ近々かというとダイナブックを修理に出しているためです。第一歌集「糖衣」のアップもWSFTPが直ってきてからです。こうご期待。


[3305] 天にソドム 地に汗にほふテキサスの 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/20(Wed) 08:35

石井辰彦さん
「ユリイカ」の「雲隠」ようやく拝読いたしました。
ニューヨークの世界貿易センタービルの消失と源氏物語の「雲隠」が二重幻像に
なるという構成は、連作としてみごとな発想と感銘しました。
石井辰彦が書かなければならなかった作品です。
歌人にはこういう虚実皮膜の想像力、創造力が欠けている、そう思えてなりません。

花森こまさん
こまさんの掲示板に河野春三さんのお孫さんが書き込んでいらっしゃった件は
びっくりしました。
こういう出会いもインターネットの効用のひとつですよね。

・新聞に葱をつつめば戦争の文字が激しくわたくしを刺す/楢崎進弘

「塔」12月号で上の歌をみつけました。
こまさんの短歌も楽しみです。


[3304] 風邪はなんとか 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/20(Wed) 08:22

風邪は昨日の夜あたりで、ほとんど治ったようです。

コバヤシミホさん
『フラワーフレーク』完成、おめでとうございます。
内容も装丁もとても楽しみです。

田中槐様
ああ、K点超え。出席できず、参考記録になってしまいましたか。
こうなったら、『岡井隆全歌集』全三巻、もう一回買いましょう!
すると、第一巻に関しては、四回買ったことになるという、これは記録でしょうね。
記憶より記録に残る歌人を目標にしよう。


[3303] お風邪はどうですか 投稿者:花森こま 投稿日:2002/02/19(Tue) 16:45

ワタクシメも風邪を引いては治り、を繰り返しています。早く暖かくなって欲しいですね。今日手帳を見たら1月31日から突然短歌を書き始めて、40首ありました。人にお見せできないレベルのものも含めてですが。
落ち込んでいるときは俳句よりも短歌に救われるということが分かりました。
っていうことは私の夫は落ち込みっぱなし?(爆

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3302] お見舞い! 投稿者:石井辰彦 投稿日:2002/02/19(Tue) 13:43

藤原さん、またまたお風邪ですか? お大事になさってくださいね。

私は、異常なまでに清潔好きだった母の影響で、古書を買う、ということができません。図書館の本も、よほどのことがないと借りられないんです。困ったもんですよね! 古書のにおいそのものは、嫌いではないのですが。

藤原さんが『斉唱』を読む会で提出し、田中槐さんに批判されたというお作を、まだ拝見していませんが、どんなんだったのでしょう? 私は、September 11 のことは現場に行かなければ書けない、という意見には与しません。「ユリイカ」に載せた私の作品は、まさに現場に行ったあとで書いたものなんですけど、その経験から言っても、現地主義(?)は間違いだと思います。

http://sv.mcity.ne.jp/D/9844/


[3301] お風邪はよくなりましたか? 投稿者:田中槐 投稿日:2002/02/19(Tue) 11:09

藤原さん、土曜日はありがとうございました。
そして日曜日は残念でしたね。
藤原さんの歌、なんと題詠・自由詠あわせて13点、ついにK点越えを果たしたのですよ。
自由詠のほうはわたしもいただきました。まさか藤原さんの歌とは思いませんでしたが。
本当に残念でしたね。
歌会というのは、欠席すると点が入るというようなジンクスもありまして、わたしもいつだったか嵐のイベントが押して歌会に行けなかったとき(笑)、珍しくトップのぶっちぎりだったという、そんな悲しい思い出がございました。

そうそう、大事なご報告を忘れるところでした。
岡井隆全歌集ですが、今年の秋頃に第三巻が発刊されるのに伴って、一巻・二巻とも再版されるとのことです。
装丁が少し変わって字が大きくなるとか。
そして藤原さんはまた全巻購入されるのでしょうか?


[3300] 完成しました 投稿者:コバヤシミホ 投稿日:2002/02/18(Mon) 15:15

藤原さま。荻原さま。
そしてみなさま。

コバヤシのファースト歌集『FLOWER FLAKES フラワーフレーク』(新風舎)が
完成いたしました。

フーコー短歌賞で優秀賞をいただいてから、なんと一年以上も準備に
かかってしまいました。が、装丁からデザインまでも、私がお願いした
デザイナー・中井重文さんとふたりで考えたものです。

発売は、新風舎から定価は1300円です。
帯コピーは、わたしの以前の上司でもある、中島らもさんにいただきました。

以前、こちらでアドバイスをいただいたみなさま、
本当にありがとうございました。

帯うらの一首はこれにしました。

『世界一幸せ者のはずでした おとぎのくにを捨てる日までは』

http://8152.teacup.com/kobayashimiho/bbs


[3299] へろへろで〜す 投稿者:花森こま 投稿日:2002/02/17(Sun) 19:49

なんかこのところ仕事頑張りすぎで、土日は役立たずです。今夜は旦那さんが晩ご飯を作ってくれています。やすきよ、観ていらっしゃるかな?

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3298] to be announced on the performance day 投稿者:松井茂 投稿日:2002/02/16(Sat) 22:40

○「当日発表」詩の朗読とピアノ
2002年2月17日(日)15時開演 武蔵大学大講堂
出演:平田俊子、藤井貞和、矢川澄子、高橋悠治(ピアノ)
料金:2000円
主催:武蔵大学白雉祭実行委員会ポエトリー企画部
協力:水牛、コレクタ
問い合わせ:電話 03-3239-5491(コレクタ)
e-mail suigyu@collecta.co.jp

松井茂・前座やります!
人がいてもいなくても14時半から。

http://www11.u-page.so-net.ne.jp/td5/shigeru/


[3297] ジャンルの興亡、才能の出現 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/16(Sat) 20:35

玲はる名さん
私はいつも期待しています。全力疾走!

花森こまさん
短歌も俳句もいろいろつくってみるのは賛成です。こちらも、全力疾走!

村井康司さん
本当に刺激的な読書体験でした。
ジャンルの時代の流れの中の興亡と新しい才能の出現、さまざまな表現領域に
敷衍して考えることができます。
私は『ジャズの明日へ』を読みながら、ジャイアント馬場やアントニオ猪木や
初代タイガーマスクや前田日明や大仁田厚やTAJIRIのことをダブルイメージで
思い浮かべていました。上の固有名詞には、さまざまな名前があてはまるわけです。
得難い読書体験でした。


[3296] 藤原さん 投稿者:花森こま 投稿日:2002/02/16(Sat) 00:27

「短歌人」すごく面白かったです。多分近いうちに入会する予定です。ありがとうございました。

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3295] ありがとうございます! 投稿者:村井康司 投稿日:2002/02/16(Sat) 00:07

藤原さん。
拙著を読んでくださり、過分なおことばもいただき、感激してます。
あの本は、「ジャズおたく」に向けて書いたつもりはまるでなくて、むしろ「ジャズのことはあまり知らないけど、知的関心がいろいろな分野にある人たち」を仮想読者として書いたのです。
藤原さんのご感想は、そのことが通じたのかな、と思わせてくださったので、本当にうれしいものでした。

http://www2.diary.ne.jp/user/59129/


[3294] 花森さん、ありがとう! 投稿者:石井辰彦 投稿日:2002/02/15(Fri) 13:16

あの作品はNYCのアパートメント(貸主はステュディオと呼んでましたが)で、夜中に、死にそうになりながらつくったものです。WTCの死者たちの力、というか、土地そのものの力を感じながらね! ですから、楽しんでいただけると、いつにもまして嬉しいと感じます。

http://sv.mcity.ne.jp/D/9844/


[3293] わたしもユリイカ買います。 投稿者:玲はる名 投稿日:2002/02/14(Thu) 22:22

藤原さん、

 この流れだと、仲間うちの誉めあいっぽくなってしまうけれど、
 わたしと藤原さんは仲間じゃなくて、わたしのR☆FCにも参
 加してもらったり、朗読の会に来てもらったり、方々で助けて
 もらっているけれど、こと歌そのものに対してはとても真剣に
 違う世界観を持った人だということを、わたしは知っています。
 それでも、こうして800人のうちからベストと言ってもらえ
 るなんて、歌人冥利につきます。いままでのすべての労力努力
 が報われるようなひとことです。うれしいです。止まらない鼻
 血まで止まる思いです。

http://homepage2.nifty.com/tanka


[3292] ユリイカ! 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/14(Thu) 21:09

石井辰彦さん
しまった。会社で掲示板を読めば、帰りに「ユリイカ」を買ったのに。
明日、買います。

ところで「歌壇」三月号のアンソロジー2001という特集、800人800首が
載っているのですが、私が選んだベストはこれ!

・戦後、最大級の飢餓――来いと線路が胸を叩いた。/玲はる名


[3291] 石井辰彦さん 投稿者:花森こま 投稿日:2002/02/14(Thu) 20:21

「ユリイカ」の御歌、拝読しましたよ。立ち読みじゃありません。とてもよかったです。千年の時を挟んで源氏とビンラディンが対峙しているような創り、惹かれるものがありました。短歌に可能性を感じさせて戴きました。

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3290] 宣伝するのを忘れていましたが 投稿者:石井辰彦 投稿日:2002/02/14(Thu) 16:56

「ユリイカ」2月号(まだ本屋さんにあると思います)の特集「光源氏幻想」に、このお正月にNYCで徹夜して書いた連作短歌「雲隠 光源氏のための挽歌」54首を寄せてあります。同じ「ユリイカ」に一昨年掲載された「海の空虚 三島由紀夫の魂のために」を気に入ってくださった藤原さんには、特に読んでいただきたい作品。グラウンドゼロに行ってから書かれた September 11 関係の短歌としても、読んでいただけるようになっています。藤原さんにかぎらず、この掲示板を御覧のみなさん、是非御一読ください!

以上、ちょっと遅れ馳せな宣伝でした。

http://sv.mcity.ne.jp/D/9844/


[3289] 『猛スピードで母は』を 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/14(Thu) 06:58

勤め先の社屋内の流水書房で、選評が載っている「文藝春秋」と一緒に買いました。
『猛スピードで母は』はすでに二刷でありました。
そのあと、有楽町の電気ビルの中の山下書店に行ったら、こちらは初版一刷。
まあ、二刷もどんどん売れて、版を重ねてくれたほうが良いので、これでもいいんですが。
用事をすませて、浜松町のブックストア談に行ったら、ここでは、文藝春秋が
ピラミッド状に積み重ねられ、「芥川賞・長嶋有「猛スピードで母は」全文掲載」との
ポップがたっていました。
私の記憶では、最近の芥川賞では、こんなにハデな雰囲気は久しぶりじゃないかな。
単行本の装丁もなかなか良いですね。


[3288] 貴重なご意見、どもサンキューです。 投稿者:玲はる名 投稿日:2002/02/13(Wed) 10:40

藤原さん。

丁寧に感想を書いてくださってありがとうございました。
バインダー。
小道具ですね。メモメモ。

やっぱり、実際に朗読の会を受け持ってきて、
話術のある多くの人を知っている藤原さんにご意見をもらえると、
勉強になります。
ありがたいです。

1回通してひとつのものができると、
もっと上のものができる。
もっと先のものが見えてくる、
というのは、歌を作ることと同じですね。
がんばりたいと思います。

そして、やさしい藤原さんに重ねて感謝。

http://homepage2.nifty.com/tanka


[3287] すべてのジャンルを超えて 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/13(Wed) 06:34

花森こまさん
「短歌人」は結社誌なので書店にはおいてないんです。
ごめんなさい。
編集長は小池光さんです。
私は15人の編集委員のうちの一人です。

岡田幸生様
自由律俳句は口承性が有季定型俳句より強いと思うので、朗読には向くと思います。
菊池典子さんにも、ぜひ、チャレンジしたいものです。
過剰な演出なしで、テキストを立たせることができそうだと思うのですけどね。


[3286] 謝謝 投稿者:岡田幸生 投稿日:2002/02/13(Wed) 02:22

藤原さん、土曜日はお運びくださりありがとうございました。
そうして愛情あふれる批評までいただいて。感謝します。

自由律が望まれることは光栄、検討したいと思っています。

実は数年前、西荻窪のバードランドで、飯田有子さんや
菊池典子さんと朗読に参加、そのとき僕は『無伴奏』から
読んだのでしたが、朗読が拙劣だったせいか、反応が
さんざんですっかり怖じ気づいていたことでした。

http://www2.diary.ne.jp/user/81482/


[3285] 藤原さん 投稿者:花森こま 投稿日:2002/02/12(Tue) 16:05

「短歌人」読んでみたいんですが、書店で見かけません。藤原さんが編集長様でいらっしゃるんでしたっけ?余っている号があったら読ませていただけませんか。急ぎません。
今日は娘の中学校に進路相談に行ってきました。四月から三年生なので早いなぁとは思いましたが。単位制高校か通信制か、ということで、娘は通信制がいいようです。あと一年のあいだに少しでも人間嫌いが治るといいんですが。無理矢理に事を進めるのも可哀想だし。ってところです。私自身は人間嫌いではなく、対人恐怖症です。でも、最近歌会に出てみたくなりました。

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3284] 俳句朗読の一つの技法 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/11(Mon) 21:33

村井康司さん
くわしい解説をいただき、ありがとうございます。
・裏庭を秋過行けり擦過音
この句に「フォール」というのは、ぴったりなのでしょう。
あとの、各句ごとのモチーフというのも、聞いていた者としては、実に巧いバランスで
句と響きあっていたように感じました。
つぶやき型の俳句朗読という一つの技法が提示された、と私は解釈しています。


[3283] 悼・冬野虹さん 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/11(Mon) 21:27

こまさん、お知らせいただき、ありがとうございます。
私は冬野虹さんとは、面識がないのですが「むしめがね」を通じて
四ツ谷龍さんと冬野虹さんのかけがえのないパートナーシップは
知っていました。
訃報が続く年齢になったということなのでしょうか。
いまは、ご冥福を祈り、四ツ谷龍さんに、さらなる立派なお仕事を
完遂していただきたいと願うばかりです。


[3282] 藤原さん 投稿者:花森こま 投稿日:2002/02/11(Mon) 18:56

ここに書こうかどうしようかと迷ったんですけど。俳人四ッ谷龍さんの奥さま冬野虹さんが昨夜眠るように亡くなられたそうです。龍さんが書斎から寝室へ入られたらもう旅立たれたあと、とのことで、四ッ谷さんの虹さんへの愛情の深さを想うにつけ、哀しみが深まります。人はいつか天命をおえるものとはいうものの、残されたものは嘆く他はありません。こんな書き込みをしに来てごめんなさい。お風邪はよくなられましたか。
  少年の領域として白梅のごとき人逝く瞬きの間に

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3281] ありがたいお言葉に感謝。 投稿者:村井康司 投稿日:2002/02/11(Mon) 17:18

藤原さん、「エスプレッソ・リーディング」にお越しいただき、懇切な批評までしていただいてありがとうございました。
宮崎さんのお言葉もありがたく拝読しました。
あのときギターで弾いた音楽について簡単にご説明しておきます。
途中で(「裏庭を秋過ぎゆけり擦過音」のあたり)、ウェイン・ショーターの「フォール」という曲をワンコーラスだけ弾きました。マイルス・デイヴィスの『ネフェルティティ』というアルバムに入っている曲です。
あとは、事前に考えておいたモチーフを、その場で適宜代えながら弾きました。
一応1句というか句と英訳のユニットごとに違うモチーフが出てくるようにしてます。最初と最後は同じモチーフを使いました。
生ギターなので、開放弦の響きを活かすことを最優先し、あとはあまり具体的なイメージが音楽だけから感じられないような響きを使うことにしました。
かなり不協和な音程を多用したのですが、全体的にあまりそのことが前面に出ないといいな、と思ってました。
あと、もちろん、朗読しながら弾ける程度の難易度で、という重要なファクターがありました。(^^;)

また機会があったらやってみたいと思っています。
よろしくお願いします。

http://www2.diary.ne.jp/user/59129/


[3280] 二健さん、同感です 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/11(Mon) 07:58

「間延びや殺し合いがなく、理屈なしに惹きつけられた」という二健さんの感想には
まったく同感ですね。
最前列に二健さんとギネマさんが座っているという状況は、格闘技系エンターテインメント
でよくある、リングサイドからのヒールの挑発というシチュエーションそっくりだつたので
純粋観客としても、ハラハラ感を味わえて、緊張感と期待感をいっそう高めてくれました。
やはりライブは観客・聴衆もクリエーションに参加しているんですよね。
ジャズマンはよくカウントとかデュークとか爵位を名乗りますが、村井康司さんにも
こうなったら、大納言とか北海道開発庁長官とかギミックしてほしいですね。
と、いうことで、村井さんが裏を返してくれるのを二健さんとともに期待しています。


[3279] Re[3276]: に補足します 投稿者:二健 投稿日:2002/02/11(Mon) 07:36

エスプレッソリーディングの熱波に翻弄されたままで二日酔いです。そこへ藤原さんの評言表現にダブルパンチを浴びせられました。褒めるばっかじゃない辛辣さが切実に朗読道しています。
B村井さん評で小生が登場されちゃって背中のこそばゆさが慢性化しそうです。確かに事後の立食パーティー時、藤原さんに質問を受けました。上気して適当なこと、いやいや取り留めのないことを口走ったと思いますので、シラフの今、言い直しておきます。実は私もギタープレイの何たるかは分かっておりません。確か村井さんご本人の口からちょこっとW.Shorterの曲のフレーズやった(引用した)よ、と聞きました。かなりのジャズマニアでなければ分からないギミックがあったことは確かです。ですから「…基底にしながら」ということではなかったと思います。俳句は表記文字を見なければ覚束ないし、英語はちんぷんかんぷんだし、ギター演奏はただ聞き惚れていただけだし、村井マジシャンにまんまと騙された、いやいや圧倒されたものでした。しかしあの俳句弾き語りのギター演奏はタダモノではなく、普通なら既成かオリジナルの曲に乗せて朗読するもんですが、彼は全然違ってました。勿論何かの曲らしきはやっているのだけれども、それ以外の掻き鳴らす音と無音の間も込みで奇妙なBGMとして比類ないものでした。現代音楽やジャズで馴染みが深い自由な楽器使用法による効果音の組み入れは、よりいっそう俳句朗読を深遠なものとして引き立てていました。また、調子に乗ってやり過ぎていないのが大人の味でした。パイプが放つ甘い香りのような肉声のバイリンガル俳句朗読と、黒葡萄のような装飾と穴の開いたギターとのコラボレーションは間延びや殺し合いが無く、理屈なしに惹きつけられました。

http://8217.teacup.com/samurai/bbs


[3278] あー藤原さん。 投稿者:錦見映理子 投稿日:2002/02/11(Mon) 00:47

来てくださりありがとうございました。
と言いにきたらここにレポートが!
感謝いたします。

歌に入って一変、を最もねらっていたので、よかった・・・。あの「ゆうぐれ」に理想の声が出るようになるまで時間がかかりました。でも曲とはもっともっと完璧にぴったり終わるつもりだったんです。ちょっと反省点です。とりあえず、ほんとにありがとうございました。

http://www.ne.jp/asahi/cafelotus/eliko/


[3277] 適正規模 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/10(Sun) 22:27

結論として良質なイベントとしてエスプレッソリーディングは成立していました。
場所の選択、メンバーの個性、観客の期待感が三位一体となつて、ベストな場の空気を
つくりあげていたように思えます。
これは、プロデュースの能力ももちろん、裏方として働いていたみなさまの力でも
あります。
詩歌の朗読というのは、これくらいが適正規模なのかな、と思いつつ、暖かな気持ちに
なって、寒風の中、家路につきました。


[3276] エスプレッソリーディングB 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/10(Sun) 22:19

村井康司さんはテキストと声以外のスキルを持っている強みを十分に発揮した
朗読だった。
テキストが受付で配られたのだが、俳句に英訳がついている。
これは「ああ、巧いことを考えたものだ」と最初から一本とられた思いだった。
椅子、譜面台、ギターというかたちは、朗読というイメージから遠いが、演じられた
ものは、まぎれもなく個性にみちた俳句の朗読だった。
短歌は絶叫できるが、俳句は絶叫できない。
つぶやきにならざるをえない詩形の生理を、日本語と英語のリフレインという演出で、
みごとにつくりあげて見せた。
私はギター演奏の技術はわからないが、あとで宮崎二健さんに確かめたところ、
Wayne Shorterのフレーズを基底にしながらオリジナル部分の多い
演奏だったという。これが最初に言ったスキルの強さである。
これで村井康司以外の者はできない俳句朗読が成立してしまっているわけだ。
これはぜひ英語圏の人間に見せて、聞かせてやりたいものだ。

トリが田中えんじゅさん。
彼女の最大の武器は声の質。きちんと他者に届く声が出るということ。
これは実は朗読の時のいちばん大切なことなのだ。
その良質の発声を基本にしてテキストで勝負してくる姿勢には敬服する。

・のざらしの自転車が朽ちて行くまでの記録フィルムに音声がない

この一首に言葉の不可能性を突きつけられた気がした。
頭韻をふんだ一連だつたのだが、途中で気づいたので、頭韻を読み取りそこねた。
「の、野ざらしの」というように、はじめの一音を強調してから一首に入るという
読み方で、ちゃんと頭韻に気づくように読んでいたのも好感がもてる。
気がつかなかった私が悪い。
毎回、新たな技法が開発されていることに大きな期待を感じた。


[3275] エスプレッソリーディングA 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/10(Sun) 22:03

三番目が岡田幸生さん。
椅子に座り、ぼそぼそと小さい声で読み始め、だんだん声のレベルがあがってくる
という演出は成功だった。
ただ、内容に関しては、私はサイさんというおばあさんが出てくるあたりからしか
印象に残っていない。
老人とのかかわりという同時代的テーマをもっている岡田幸生なのだから、私の先入観
が前半の印象をあわくさせてしまったのかもしれない。
短歌は「うたう」でおなじみの「なんという薔薇」や「丘を越えて行こうよ」や
「赤紙が来たのかと思った」が出てきて、聞きやすく、また、面白く最後までひきつけ
られた。
ただ、終わってから思ったのは、「無伴奏」風の自由律俳句をこそ朗読してほしかった
ということ。
ギネマさんや二健天狗さんが演じるのも自由律俳句なのだが、ギミックなしの自由律
俳句が、朗読される時、どのような効果があるのか知りたかったと、少し残念。


[3274] エスプレッソリーディング@ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/10(Sun) 21:55

玲はる名さんがトップ。
「アウシュビッツ」という重いテーマに挑んでみせる。
舞台がフラットで客席との段差がないので、やりにくいのではないかと危惧したが
数をこなした経験からか、全く上がっていないのがすぐにわかった。
自分をナチスにとらえられたユダヤ人の少女に仮託しての朗読。
テキストの内容自体は「アンネの日記」や「夜と霧」で知っていることなので
驚きはないが、逆に聞きやすい。
ステージ部分をゆっくりと歩きながら、おちついた声で朗読がすすんでゆく。
10分くらいたったところで、やや疲れが出たのか、何回か読み違いがあったが
あわてずに読み直す余裕があり、そこにも感心した。芝居ではないのだから、
朗読では、読み違えたら、読み直してもかまわないのだから。

・壁穴からユダヤの星が見えたならあたしの星と思ってほしい

短歌は私が聞き取ったかぎりでは上記の一首だけだったが、その一首に賭ける構成が
的中したように思えた。
耳で聞いて記憶できる歌があるということは成功であり、それが一首だけという賭け
ができる度胸は評価できる。
演出上でひとつ不満をいえば、テキストが普通の事務用のバインダーにはさんであった
が、それを、あたかもアンネ・フランクが愛用したであろうような古ぼけたノートに
するというケレンもあったのではないか。ヨーロッパ風の小ぶりなハードカバーの
ダイアリーでもいいし、古びた大学ノートでもいい。そういう小技をきかしてくれると
より、このテキストが聴衆・観客の心に忘れがたいものとなったと思う。


二番手が錦見映理子さん。
「どうでもいい」と「かんじんなこと」という詩が二作と短歌「ぬるい水」20首。
最初の詩に関しては、正直なところテキストが弱いと思った。書きたいことはわかる
のだけれど、言葉がナマででてきてしまっているように私には思えた。
それが「ぬるい水」に入って、印象が一変した。
BGMが「 AveMaria」。
一首目の第一句「ゆうぐれに」という部分をかなりハイトーンて゜入ったことが成功し、
観客を一気にひきこんでしまった。

・コンデンスミルクまみれのつぶされた苺 溺れているのはきみだ

この作品は12首目に配置されているのだが、耳を通して突き刺さってきた。
57577の区切れをほとんど意識しない読み方と作品の内容がマッチしている。
曲の長さが完全に頭に入っているのにも感心した。練習の成果があったということだと
私は勝手に解釈する。
詩と短歌にわける構成よりも、詩と短歌を融合させた作品をつくるという手も今後は
考えてもよいのではないかと嘱望しておく。


[3273] エスプレにて 投稿者:二健 投稿日:2002/02/10(Sun) 19:20

昨日はエスプレにて前の席で失礼しました。ギネマ氏と最前列に座って彼女がトイレにたって、おもむろに後ろを振り向くと、何と藤龍さんと田島さんの恵比須顔があるではありませんか。思わず背中が熱くなったまま熱い1.5時間の濃いステージを見続けました。背に腹は代えられないですが前後両方から熱射され低温火傷を負った感じでした。二次会以後、熱覚ましにビールをたらふく飲んで楽しい一日でした。
一番手の玲はる名さんはアウシュビッツなどという恐ろしいテーマに挑んでおられて感服させられました。朗読中に上着を脱ぎ始めた時はヒヤヒヤしましたが、やっぱりヒヤヒヤしました。忘れられない肉体と肉声の叫びが天と地を指す六角星にコダマしました。

http://8217.teacup.com/samurai/bbs


[3272] 寒い週末は歌集を読もう 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/10(Sun) 09:12

渡辺良歌集『錐体路』六法出版社刊 2500円+税
03-3354-5411

・冬の枝がカフカの上で揺れているKは真冬の居酒屋にいる
・考察の最後に至れば立ち止まるシベリアをゆく鉄路のひびき
・いつの間に枯れ葉きれいに掃かれおり無惨なるかな傷なく老ゆる
・雑誌「丸」ほこりかぶりて積まれある父の書斎は夜霧に充てり
・システムを作らなければ動かない死にゆく孔雀鳴く夕暮れに
・古典的徴候の一つを記載して古典的夕暮の中を帰りぬ
・カストロの髭にひかりはやわらかくふるえていたりコミューンのごとく
・ベトナムの裸の少女逃げて行くふりかえるなよ村の未来を
・存在を賭してとわれは言いしかな六十年代は沖にたゆたう
・ひしゃげたる棒杭が一本立っていて秋の没り陽とたたかっている

著者は昭和24年生まれ。「未来」所属 医師。
誠実な人間のこの時代への違和感が苦しく詠われている。
今年読んだ歌集の中で、私の心にもっともくいこんできた一冊。


[3271] 藤原さん、どうもありがとうございました。 投稿者:玲はる名 投稿日:2002/02/10(Sun) 05:54

久しぶりに藤原さんとお話ができて、嬉しかったです。
よかったよかったです。はい。

朗読会、無事終わって、力が抜けましたが、
今日からまた、7月に向かって、精進しょうじん、という感じです。
会場は埋まって安心しました。
とりあえずは、藤原さんや、大井さんなど、
朗読メンバーを心で支えてくれた人たち、
また、きてくれたみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。

http://homepage2.nifty.com/tanka


[3270] 客席もエスプレッソ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/09(Sat) 21:14

エスプレッソ・リーディング、大盛況。
内容も期待以上のものでした。
くわしくは日記に書こうと思います。
しかし、客席の方も私の前に宮崎二健さんとギネマさん、横に穂村弘さん
うしろの方には東人さん、振り子さんと、出演者よりエスプレッソでありました。


[3269] 富田木歩 投稿者:花森こま 投稿日:2002/02/09(Sat) 10:32

小説で読みました。悲惨な人生の中でひたすら俳句を書き続けた純粋さに強く惹かれました。なくなる場面では泣いてしまいました。神さまって本当にいるのだろうか。目前に迫ってくる死をどんな気持ちで受け入れたのでしょう。そんなことを思いました。
今の世に、そんな純粋さは少しは残っているんでしょうが。
私がいつまでも震災の記憶を引きずっていることに自分の弱さを思ってしまいます。

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3268] まちがい、ごめん 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/09(Sat) 07:20

下の[3267]の最後の一行、
「大須賀乙字」じゃなくて「富田木歩」ですね。

「富田木歩から荒俣宏につながる人の連鎖」としてください。

正岡豊さんの紹介してくれた、「族語変換スクリプト」、錦見映理子とか岡井隆とか
やってみました。族語には案外真実が秘められているなって、だから、他人の名前で
遊ぶのはよくないって、正岡さんも言ってるのに。

と、言う事で、今日は有料入場者には楽しいエスプレッソリーディングの当日。
出演者のみなさま、ものすごく期待していますからね。


[3267] 朝4時に目が覚めて 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/09(Sat) 07:13

あっ、正岡豊さんが、寝ているうちに来てくれていたんだ!

昨日、早く寝過ぎたのか、朝4時過ぎに目がさめて、村山古郷『俳句もわが文学・完』と
いう本をずっと読んでいました。
「富田木歩の木の足の生涯」という文章を読んで、また、目頭が熱くなったり、
「岩谷山梔子の追想」という文章で、大須賀乙字や大谷句仏に親炙した岩谷山梔子なる
とんでもない酒乱俳人が居たことなど、新しいことをおぼえました。

ところで、富田木歩の弟子に伊庭心猿という俳人が居て、この人はのちに永井荷風の
もとに出入りし、一時はたいへん荷風に信頼されるものの、のちに荷風の筆墨を偽作
して密売したということで、出入り禁止にされます。
この事件は荷風が「来訪者」という小説に書いてあります。
この筆墨偽作事件で、心猿とともに平井呈一も一緒に出入り禁止になるのですが
この平井呈一は創元推理文庫から出ている『吸血鬼ドラキュラ』の翻訳者、また、
小泉八雲の翻訳者としても高名な人です。
そして、この平井呈一が翻訳した恐怖小説に感激して、中学生の時にファンレターを
出したのが、いまをときめく荒俣宏。荒俣さんは、自分の師匠は平井呈一だと何度も
文章に書いています。
大須賀乙字から荒俣宏につながる人の連鎖、なんとも面白いえにしです。


[3266] あっ、ひとつ補注 投稿者:正岡豊 投稿日:2002/02/08(Fri) 23:22

正岡です。ふたたび。

下記の「いいだありこ系」というのは、飯田有子さんが、
こういう方言変換のスクリプトとかの一風変わった機知というか
そういうものをメインのウエブページが好きなところがあるからで、
それ以上の意味はないです。あんまり人名を安易に比喩に使うのは、
こういうとこではよくないかもねと反省して補注しておきます。
うーんしかし郡司ペギオ−幸夫のペギオっていったいなんだろう。
というようなことを考えてる今日このごろですー。
奈良は比較的あたたかいです。ではでは。

http://www3.justnet.ne.jp/~masa-0606/index.htm


[3265] あっ、寝るんですか 投稿者:正岡豊 投稿日:2002/02/08(Fri) 22:58

正岡です。あっ、風邪はどうですか。

エスプレッソに出る方がんばってくださいね。
それはそうと族語変換スクリプトといういいだありこ系のCGIページをみつけました。
藤原さん朝起きたら遊んでみてください。

http://webstyle.press.ne.jp/usr1/magi/zoku/

http://www3.justnet.ne.jp/~masa-0606/index.htm


[3264] はい、もう寝ます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/08(Fri) 20:23

私はこれから気楽に寝ます。
エスプレッソリーディングに出演されるみなさまは、じっくりと、お稽古なさいませ。
客前に出る時は、ひたすら、稽古あるのみですぞ。


[3263] 待ってます。 投稿者:玲はる名 投稿日:2002/02/08(Fri) 19:36

さっき、大河原さんに会ってきたら、藤原さんから手紙が来たと申しておりました。
小暮政次追悼号、お読みくださってありがとうございました。
明日、お会いできるのを楽しみにしています。
あ。
よく寝ておいてくださいね。(^^;;

http://homepage2.nifty.com/tanka


[3262] エスプレッソリーディング 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/08(Fri) 17:21

明日のエスプレッソリーディングには行きます。
とても楽しみです。


[3261] ごめん、今日は 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/08(Fri) 17:20

わけあって、レイハルさんが書き込んでくれた時間は眠っていた。
わけあって、朝5時まで起きていたもので。
2時間ちょつとの睡眠で、会社に行くのはやっぱりつらいよ。


[3260] おはようございます。 投稿者:玲はる名 投稿日:2002/02/08(Fri) 07:19

藤原さんは起きていらっしゃいますね、この時間ならば。

すみません。朗読会の宣伝をさせてください。
レイハルは「アウシュビッツ」というタイトルの朗読をする予定です。
他は着いてからのおたのしみ、ということで。

★エスプレッソリーディング(朗読会のお知らせ)

出演
玲はる名  錦見映理子  岡田幸生  村井康司  田中槐
日時:2002年2月9日(土)午後4時から
場所:代官山エナスタジオ
渋谷区恵比寿西2-17-12ENA代官山B1
03-5489-0188

会費:1000円


お問い合わせ先:事務局長 錦見映理子 eliko@moon.email.ne.jp

ぽえちゃんの作ってくれたチラシ。
http://plaza24.mbn.or.jp/%7Enaku/espresso.html

ぜひ、遊びに来てください!



http://homepage2.nifty.com/tanka


[3259] 藤原さん 投稿者:花森こま 投稿日:2002/02/07(Thu) 18:26

くれぐれもお大事に。わりとよく風邪を引いていらっしゃいますね。病弱な美青年なんですねっ。

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3258] 病床六尺もどき 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/07(Thu) 18:19

すみません。
今日もまだ風邪っけがぬけません。出勤はしているのですけれど。
体力、余力がありません。
みなさま、どうぞ、ご自由にお書き込み下さい。

それにしても、「猫びより」まで読まれていたとは、あなどれませんな。ふう。


[3257] ありがとうございます。 投稿者:キクチアヤコ 投稿日:2002/02/06(Wed) 21:44

>佐藤弓生さま
「さき」ではなく「さち」さんだったのですね。
おそらくその方です。ライヴならではの聞き違いでした。
ずっと探していたので、すごく嬉しい。では。

http://homepage2.nifty.com/nugget/


[3256] 旦那は 投稿者:冬野由布 投稿日:2002/02/06(Wed) 18:25

「地獄の黙示録」の最新のを見に行きました。私はご飯を食べたら入力の練習などをする予定。まるで「夏休みの友」のような、書き込みです。


[3255] 風邪には鰻! 投稿者:石井辰彦 投稿日:2002/02/06(Wed) 16:44

藤原さん、悪化してからでは駄目ですが、風邪かな? と思ったら、鰻です。さらにユンケル黄帝液の高めのを一本、余力があったらシャンパンを二、三杯。僕はこれで風邪を回避しています。それでも罹っちゃうことはありますが。ともかく、お大事に!

http://sv.mcity.ne.jp/D/9844/


[3254] ちばともかずさま 投稿者:松原未知子 投稿日:2002/02/06(Wed) 16:27

バカ大人だなんて、そんな。たしか「ちあき/なおみ」のようなタイプの姓名のコレクションをしていらした方ではなかったでしょうか?いっぷう変わった目のつけどころに感心しまして記憶に残っています。松本俊夫が『ドグラマグラ』を撮っているのでしたら、それはどんなものかぜひとも見てみたいです。人名ことば遊び、つぎのネタもどんなものか見てみたいです。

藤原さんが考えた社員食堂のメニューも、どんなものか食べてみたい…

http://www.adachi.ne.jp/users/mitico/index.html


[3253] 猫びより 投稿者:田中槐 投稿日:2002/02/06(Wed) 14:30

いつもお世話になります。田中槐です。
お風邪ですか? わたしもなんとか持ちこたえているところです。

ところで、きょうお昼休みに「猫びより」という雑誌を見ていたら、藤原さんを発見。
ううむ。こんなところで何を・・?
と思ったら「駄句駄句会」の紹介ページでした。
それにしても、藤原さんが社員食堂のメニューを考えていらっしゃるとは!
(略歴にそう書かれているのです)

石井さま>
わたしの友人が某書店で『海の空虚』を注文したら、そんな本はないと言われたそうです。
どこの本屋かは今度こっそり耳打しますね。けっこう大きい本屋ですが。


[3252] Re[3243]: 松原未知子さま 投稿者:ちばともかず 投稿日:2002/02/06(Wed) 09:28

> 松本俊夫監督ってその後あまりパッとしなかったような気がするけど、どーなんでしょ。

松原様、お初にお目にかかります(文字だけですが)。
こちらには、以前、2度ほど書き込ませていただきました、短歌に疎く、仕事もせずに人名ことば遊びばかりしては、『タイムスリップ・グリコ』のオマケなんぞ集めているバカ大人の千葉でございます。
錚錚たる顔ぶれのこのサイトに、私の出る幕などなく、藤原さんにも「今後は覗くだけで楽しませていただきます」と申し上げましたが・・・また書き込んでしまいました。
別に、他人様の御説に異を唱えて波風たてる類いの書き込みではございませんので、どうか御容赦ねがいます。

言いたいことは、ただ1つ。
松本俊夫監督、確かに『薔薇の葬列』ばかりが取り沙汰されがちですが、88年に『ドグラマグラ』(原作:夢野久作/主演:桂枝雀)を撮っております。私、大好きでして。
にっかつロマンポルノの『少女地獄』とともに、数少ない夢野原作映画ということで、松本監督を語られる際には、どうかこちらもお忘れなく。以上です。

お邪魔いたしました。今回はネタは無しです。これにて・・・。


[3251] 風邪です、すみません 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/06(Wed) 07:04

一昨日、昨日と風邪のひきはじめで、帰宅後、夕食、風邪薬をのむ。
夜10時前に眠ってしまう、のくりかえしです。
書き込んでいただいたみなさま、ありがとうございます。
病床で隣の部屋のにぎわいを、うつらうつらしながら聞いているような気分です。


[3250] 新・真夜中の王国 投稿者:村田馨 投稿日:2002/02/06(Wed) 00:31

こんばんは。村田馨です。
NHK、BS−2の「新・真夜中の王国」(24:20〜25:19)
という番組では2月7日の木曜日に「真夜中的路上観察歌会」と題して
“イマドキの短歌”に触れるコーナーが放映される予定です。詳細は
http://www.nhk.or.jp/midnight/mid-oa.html
にアクセスしていただけると幸いです。
実は、縁あって、上記番組に「短歌人」の天野慶さんと出演する運びと
なりましたので、この場で御報告かつ宣伝させて頂きます。
「オモシロク短歌をつくろう」というコンセプトで自分なりにベストを
尽くしてみましたが、果たしてどのような出来になっているか、いささか
不安ではあります。もし、御覧になれる方がいらっしゃいましたら、何か
御感想をいただけると嬉しいです。
(ちなみに我が家ではBSに入っていないから見られないもので…)


[3249] ていせい 投稿者:佐藤弓生 投稿日:2002/02/06(Wed) 00:00

「ブランシェ」掲載号は00年3月号でしたっ


[3248] キクチアヤコさま 投稿者:佐藤弓生 投稿日:2002/02/05(Tue) 23:48

〈鈴木佐知〉さんでしょうか。
早稲田文学99年1月号に「センプリニ」 同9月号「ジャズ・タンゴ」
同00年1月号「ブランシェ」掲載とのことです。74年のお生まれとあります。

私は「ブランシェ」しか読んでいないのですが、このときは、なんというか
堀口大學的にロマンティック&デモーニッシュな印象でした(私見)。
でもたぶんさまざまな作風をおもちの、いつも心揺れてる方(?)という気がします。


[3247] 探しています。 投稿者:キクチアヤコ 投稿日:2002/02/05(Tue) 21:21

流れとは全然別件なのですが、どなたか「すずき さき」さんという
女性をご存知の方、いらっしゃいませんか?数年前、福島泰樹さんの
短歌絶叫コンサートで、ステージ上で紹介されていました。
多分お若いです。20代かな?
「早稲田文学」に短歌作品が掲載されたと思います。
福島さんをして「誰の影響も受けていない」という彼女の作品を
読みたいのです。

知っている方、ご一報あれ!では。

http://homepage2.nifty.com/nugget/


[3246] 石井辰彦様 投稿者:花森こま 投稿日:2002/02/05(Tue) 20:18

ご本、探してみます。ありがとうございます。中井英夫と塚本邦雄に絶賛されるとは、悲劇的運命の元に出発なさったのですねぇ、しくしく。
「虚無への供物」やっと再入手して嬉しいです。
大阪で塚本邦雄の詩歌文学教室というのがあって、ながい間行こうかどうしようかと思っているうちになくなってしまいました。夫はサンデー秀句館の出身です。

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3245] 松原未知子さんも 投稿者:花森こま 投稿日:2002/02/05(Tue) 20:13

美少年ものがお好きですか。ふっふっふ。おっしゃっている映画は観ていないです。題名を忘れちゃったんですが元はアメリカのミステリをフランスで映画化したもので、刑事が犯罪癖のある少年を愛してしまって、彼をずっと守っていこうとする作品が、フィルムノワールの現代版風でよかったです。
しかしなんと言っても一番好きなのは「マイプライベートアイダホ」ですね。ラストが泣けます。これもネットで入手しました。

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3244] 石井辰彦の短歌を読む方法 投稿者:石井辰彦 投稿日:2002/02/05(Tue) 17:45

花森こまさま、恐れ入ります。私の歌集は、本屋さんに注文すれば手に入ります。以下の二冊が流通していますので、どうぞよろしく!

☆『海の空虚』(不識書院、2001年、定価3000円+税)
☆『バスハウス』(書肆山田、1994年、定価4758円+税)

また、目下流通中の以下の雑誌で、私の作品を読むことができます。

☆「ユリイカ」2月号(特集=光源氏幻想、青土社)
☆「三蔵2」創刊号(三蔵社)

「三蔵2」は、東京のぽえむぱろうると京都の三月書房に置いてあります。直接の購読申し込みは 03-5452-0461(小池方)の三蔵社まで。定価は税込み1000円ですが、あらかじめ第6号まで予約すると6冊で5000円になります(郵便振替のみ)。「ユリイカ」では「雲隠 光源氏のための挽歌」54首を、「三蔵2」では「(奴隷船)と(墓地)」99首を、それぞれ読むことができます。

ということで、どうぞよろしく! ちなみに、私が美味しいものばかり食べているように見えるのは、日記に美味しいものしか書かないからです。多分ね!

http://sv.mcity.ne.jp/D/9844/


[3243] 花森こまさん 投稿者:松原未知子 投稿日:2002/02/05(Tue) 15:08

『薔薇の葬列』はつくづく見たかったです。何をおいても見るべき映画だったのに、初公開も99年のリバイバル公開も見逃しました。レンタルヴィデオ店にもなかったし。松本俊夫監督ってその後あまりパッとしなかったような気がするけど、どーなんでしょ。
しかしこまさんはそうとうな映画マニアですね。『美少年の恋』なんていかがでした。『夜のカフェのピエール』とか。あ、なんかぜんぶ男娼ものになってしまう…

藤原さま、『開放区』ありがとうございました。ついに錦見映理子さんの角川短歌賞候補作品の全貌が明かされましたね。佐藤景さんもそうだったのですね。すごいすごい。

http://www.adachi.ne.jp/users/mitico/index.html


[3242] 石井辰彦さん 投稿者:花森こま 投稿日:2002/02/04(Mon) 21:00

「未来世紀ブラジル」ネット販売でやっと入手できたんです。去年京都に行った時に「薔薇の葬列」と「修羅」を売っていて、買いたかったけど、友だちがどんどん歩いていってしまうので買いそびれたことをいたく後悔しています。「修羅」が特に好き。あの真っ暗さ加減はカブキのだんまりみたい。小万が三味線を弾き語りする場面でカメラが横滑っていって三五郎と主人公の背中を映すところなんかすごいですよね。
ところで石井さんの歌集を読みたいんですがどうすれば手に入りますか。
それからどうしていつもそんなにおいしいものばっかり食べているんですか?

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3241] Brazil 投稿者:石井辰彦 投稿日:2002/02/04(Mon) 12:43

『未来世紀ブラジル』は、ヴィデオを買って繰り返し観ちゃったくらいです。何回観ても楽しめました。やっぱり名作なのかも!

http://sv.mcity.ne.jp/D/9844/


[3240] 木村進 投稿者:神崎ハルミ 投稿日:2002/02/04(Mon) 12:32

>谷しげる、伴大吾、淀川五郎とか、みんな消えてしまいました。

恥ずかしながら名前だけだとどんな人だったか思い出せないけれど、顔を見たら知っている人なんだろうなあ。自殺した人もいるんですね。伴大吾ってブタ顔の人? 「あっちこっち丁稚」に出てて突然消えちゃった人かな。

私が最も残念なのは、木村進さんです。もしお元気だったら、今頃はお笑いだけでなく役者としてもいい味をだしていただろうな。

http://www8.plala.or.jp/haru3-kan/


[3239] 吉本新喜劇の 投稿者:冬野由布 投稿日:2002/02/04(Mon) 12:27

あのオープニングの音楽っていいなあ。土曜の昼下がり人気の少ない食堂でかかってたりすると。心のこり一発でほぐれます。いま少し不機嫌なので短くまとめます。


[3238] そういうのを見たい! 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/04(Mon) 11:30

神崎ハルミさん
> 玉ねぎの食べすぎでハゲになった(笑)、室谷信夫?(むろやのぶお)さんも病気で新喜劇を去られてずいぶんになりますね。
> 最近、太平サブローがTVの料理番組で玉ねぎがあると室谷さんのものまねをしているのをみて懐かしくおもい出しました。
> 「ワ〜レ〜」というやつです。ご丁寧に顔写真も出てた(笑)。

室谷信夫もものすごくなつかしい。泉佐野のタマネギでしたっけ。泉大津かな。
ともかく、泉州でしたよね。
太平サブローと巨人・阪神とけんた・ゆうたで、大阪の笑芸人たちのマネをする
番組を、むかし見た気がするのですが、まあ、東京じゃ見られないし、痛恨です。


[3237] 吉本新喜劇 投稿者:神崎ハルミ 投稿日:2002/02/04(Mon) 11:09

玉ねぎの食べすぎでハゲになった(笑)、室谷信夫?(むろやのぶお)さんも病気で新喜劇を去られてずいぶんになりますね。
最近、太平サブローがTVの料理番組で玉ねぎがあると室谷さんのものまねをしているのをみて懐かしくおもい出しました。
「ワ〜レ〜」というやつです。ご丁寧に顔写真も出てた(笑)。

http://www8.plala.or.jp/haru3-kan/


[3236] 中川家 投稿者:神崎ハルミ 投稿日:2002/02/04(Mon) 10:51

斉藤あきこさん、はじめまして。(^.^)
>駅員さんの物まね、そういうエピソードから生まれたのかな?と感慨深く読ませていただきました

あれは、単に中川家の弟さんが鉄道マニアなだけです。電車のことしゃべりだしたら止まらないですよ。(笑)
兄の方は母性本能をくすぐられるタイプですよねえ。

http://www8.plala.or.jp/haru3-kan/


[3235] 中川家 投稿者:斎藤あきこ 投稿日:2002/02/04(Mon) 09:07

こんにちは、いつも楽しく拝見させていただいてます。
こちらには初めてです。よろしくお願いします。

藤原様、短歌の話題より漫才の話題につい反応しています^^スミマセン・・。
私も最近特に好きなのが中川家です。
駅員さんの物まね、そういうエピソードから生まれたのかな?と感慨深く読ませていただきました。私は、食事中に回覧版を回しあう主婦のネタも好きです。
気になる存在なのは、彼ら兄弟が我が家の兄弟(中一と小五)に
ちょっと重なって見えるからでしょうか
(兄より体格も大きく、しっかりしているように見える弟、という印象)。
子供の頃、彼らがどんなだったのか、想像しながら「がんばれー!」と
いつのまにか母心(ははごころ)で見ている自分がいます^^。
染太郎さん、残念です。彼らも兄弟ですね。
御冥福をお祈りします。


[3234] 藤原さん、 投稿者:ぽっぽ 投稿日:2002/02/04(Mon) 08:00

日記に林檎批評会のことを書いて下さってありがとうございました。
二十日間は長かったですが、終わってしまうと何だか寂しい気がします。

あとは作者の飯田有子さんのコメントを待つばかり。
ご参加下さいました皆様、この場をお借りして深く御礼申し上げます。
どうもありがとうございました。

http://homepage2.nifty.com/mizusu


[3233] 笑芸人の喜と悲 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/04(Mon) 07:11

神崎ハルミさん。
中川家のおにいちゃんの話は、断片的な情報としては知っていたのですが、
そういうことだったのですね。良く立ち直ってくれたものです。
海老一染太郎さんの訃報はびっくりでした。
もう10年以上前にラジオの正月の特別番組の生放送で、フジテレビのタレントロビー
で、いきなり「オメデトウゴザイマス!」を録音させてもらったことがあります。
完全なアポなしながら、イヤな顔せず、即座にやってくださいました。
ご冥福をお祈りいたします。
先日「吉本新喜劇ギャグ100連発」というビデオが押し入れから出てきたので
ひさしぶりに見たのですが、案外、吉本コメディアンには、失踪したり自殺したり
悲劇的な消え方をしている人が多いのに気づきました。
谷しげる、伴大吾、淀川五郎とか、みんな消えてしまいました。


[3232] 訃報 投稿者:神崎ハルミ 投稿日:2002/02/03(Sun) 23:18

海老一染太郎さんがお亡くなりになられました。
今年の三が日にTVで拝見しましたが、すごく痩せられ人相が変わっていて驚いたのですが、癌だったのですね。
ご冥福をお祈りします。

http://www8.plala.or.jp/haru3-kan/


[3231] BBといえば 投稿者:花森こま 投稿日:2002/02/03(Sun) 22:08

ロジェ・バディム監督作品で、ロベール・オッセンが共演した「戦士の休息」が好きです。原作も読みました。プチブルのジュヌビエーブが叔母の死によって田舎の土地と家を相続することになり、2日間の旅に出ます。その時ホテルの部屋を間違えたことから睡眠薬自殺を図った青年(オッセン)を助けます。その後、行く宛のない青年をなんとなく連れ歩く内に、今まで知ることのなかった、自由、デカダンスといった世界に触れ、どんどん変わっていきます。はじめは青年に振り回され、苦しんでいた彼女が、その永遠の母性のゆえについに青年の愛を獲得する、というところが当時はいたく気に入りました。永遠の母性といえば中川信夫の「四谷怪談」のラストも感動的でしたね。でもやっぱり怖い。

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3230] たった今 投稿者:冬野由布 投稿日:2002/02/03(Sun) 21:46

仮想現実を経て現実の人間関係が壊れたところだ。相手を見ながら泣きながら言い争って終わるより、釈明もできぬまま「削除」という処理で一切は無になる。私はいろいろ欠点がある人間で神様でも仏様でもないので、これは仮想現実の持つ恐ろしさだと勉強した、そう思わねばよからぬ感情に苦しむことになる。
「仮想現実なんてそんなもんさ」夫はタイミングよく物を言うときもあるので、映画オタクデもロリコンでも、私に必要な人なのだろうな。


[3229] 中川家 投稿者:神崎ハルミ 投稿日:2002/02/03(Sun) 21:35

こんばんは。

日記読みました。
藤原さんも中川家お好きですか。
お兄ちゃんのほう(ちっちゃいほう)がいい味を出しているし、弟のほうも話芸がきっちりしていますね。
出た当初からいいなあと思っていたんですが、しばらくブランクがあったんですよね。もう少し早くブレークするはずだったんですが、お兄ちゃんの方がパニック障害になってしまって、結構長い間お休みしていました。
大阪から京都まで特急には乗れず、普通電車で一駅ごと降車し次の電車が来るのを待ち、また次の駅で降り、というのをくりかえし何時間もかかって行っていたそうです。そしてしまいには家から出られず閉じこもりの状態になってしまい、解散も考えていたようです。
だから、お兄ちゃんのあの漫才での芸風は芸というより素をいかしている部分が大なのでしょうね。それを引き出し兄弟コンビとしてひとつの漫才のパターンをつくりだした中川家。全国区になってしまいましたが、トミーズのようにいつまでも漫才を忘れないで欲しいです。

http://www8.plala.or.jp/haru3-kan/


[3228] リーディング告知と開放区 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/03(Sun) 16:04

にしきみさん
はい、はい、私は会社の仕事以外はなんでも早いのです。
「開放区」63号の方も出ましたよ。
今回は私が発行を遅らせたと言われてもしかたがないですが。
菊池裕さんが、プロレス団体FMWの仕事をしているという文章が私には
面白かったですね。
にしきみさんの作品に誤植があるかどうかは、見てのお楽しみですね。うっふん。


[3227] あー藤原さん藤原さん、 投稿者:錦見映理子 投稿日:2002/02/03(Sun) 14:32

マラソンリーディング2002出演者募集告知、してくださってありがとうございます。
しにきたら、もうしてあった。

そういえば藤原さんが原稿止めてらした「開放区」63号、出たみたいですね。私はまだ見ていないのですが、誤植ないか心配・・・。
エスプレリーディングのときに持ってきて売って、と田島さんにお願いしようと思っています。

http://www.ne.jp/asahi/cafelotus/eliko/


[3226] 寒い・・・。 投稿者:キクチアヤコ 投稿日:2002/02/03(Sun) 13:09

藤原先生、家頁訪問ありがとうございました。

映画。「ギター弾きの恋」、オススメです。ドキュメント形式で
あるジャズギタリストの生涯を描いています。淡々としていながら
せつない。音楽も良。ジャズのライブハウスにいて、
「こういう人がいたんだよ」とお話を聞いている感じです。

ではまたー。
ちなみに今日で、23歳になりました。

http://homepage2.nifty.com/nugget/


[3225] 三日見ぬ間どころか 投稿者:冬野由布 投稿日:2002/02/03(Sun) 12:51

浦島花子状態だ。この頃曇りや雨の日はひどく眠く、晴れの日はバッチリさえている。『雨の日の猫はとことん眠い(加藤由子)』では動物は皆そうなんだって、自然なんだって。文明で人間は雨だろうとお飯食うために起きてるというわけ。
猫並みにもどった私は寝ます。お休みなさいませ。


[3224] テリー・ギリアム! 投稿者:松井茂 投稿日:2002/02/03(Sun) 12:41

ちょっとはなしにのりおくれましたが、テリー・ギリアムはすばらしい!
石井さんにあわせるわけではないのですが、「未来世紀ブラジル(現代は単にブラジル)」は、ぼくも大好きな映画です。サントラももっている! 解説は、<東京の夏>音楽祭の企画者のひとり小沼純一氏。このサントラは、役者たちの台詞もはいっていて秀逸です。
そうそう、ギリアム氏といえば「空飛ぶモンティパイソン」ですよね。この掲示板ではお笑いがよく話題になるけど、お笑いってその国の文化を理解するいちばんの近道ですよね。なんてこといわなくても、面白ければいいのだが。

それから、昨日2002年2月2日午後2時22分22秒東京国立近代美術館で美術家・松澤宥のパフォーマンスをみてきました。タイトルは、「80年問題22番、東京国立近代美術館にて」。松澤宥はこの日80歳を向かえる元・詩人の美術家。パフォーマンスは国立近代美術館正面玄関からあらわれ、皇居に向かって、人類滅亡に関する作品(彼の作品は文字によるオブジェなのだ!)を朗読するというパフォーマンス。100名以上のオーディエンスが集まっていました。反戦的な内容もふくまれた内容。いわゆる詩人のものより伝わるものがある。いっしょにいた美術批評家が、「ポエトリー・リィーディングとなにがちがうって、オーラが違うよね」と言っていたのが印象的。彼曰く、「詩人にはオーラがない」とのこと。ぼくなりに言い替えれば、問題意識の有無ということのようなきがする。

「バラの葬列」は未見なのですが、音楽が湯浅譲二でしたね。

http://www11.u-page.so-net.ne.jp/td5/shigeru/index.html


[3223] セピア色のスクリーン 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/03(Sun) 10:48

二健さん
「失楽園」と「天と地と」を両方、ご覧になっていたとは意外でした。
角川映画も、ひどいものばかりではないのですけれど、大量宣伝のイメージばかりが
先行して、評判はいまだにもうひとつですね。
私は「犬神家の一族」とか「白昼の死角」とかは、そこそこ好きですけどね。

こまさん
「映画芸術」もありましたね。
小川徹編集長のラディカルな雑誌でした。
「キネマ旬報」のベスト10と「映画芸術」のベスト10が、ぜんぜん違うので
愉快でした。
お好きな映画、どんどん書き込んで下さい。


[3222] 告知・マラソンリーディング2002 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/03(Sun) 08:43

昨年第一回が行われましたマラソン・リーディングが今年も行われます。
以下のように現在出演者募集中です。
下記をお読みになり、出演希望の方は田中槐さんenju@yc4.so-net.ne.jpまでメール
で応募してください。



            記

日時 2002年7月6日(土)14:00〜18:00
場所 浜離宮朝日ホール(小ホール)

朗読会の構成 
 今年は<東京の夏>音楽祭の関連公演に認定されました。そのため会場も去年の
倍ほどの広さとなります。観客も倍以上をめざして広範に募集をかける予定です。
 なお、全体の構成としては二部構成となります。一部は去年と同じくオープンマイ
ク方式です。二部はゲストや朗読・演出上に工夫のある出演者というかたちになりま
す。こちらからあらためて依頼のある場合以外は基本的には一部での参加となりま
す。
何卒ご了承ください。
一部への出演に関しては、ひとりあたり5分、原則的に上からのスポットライトの
み、
BGMの使用は可です。
ただし、BGMを使う場合は当日のリハーサルに必ず参加 してください。

  参加される方は一部と二部のいずれか選択し、 2月28日までに田中槐
enju@yc4.so-net.ne.jpまで、メールにてお返事いただきますよう、宜しくお願い致
します。
なお、一部と二部の選択に迷われる場合は、田中槐まで御相談いただいても
結構です。

以上、お忙しいおりと存じますが、御検討いただきますようよろしくお願いいたし
ます。

                    マラソン・リーディング2002事務局
                                 錦見映理子


[3221] おひさしぶりです。 投稿者:キクチアヤコ 投稿日:2002/02/03(Sun) 01:24

キクチです。さて、宣伝に来ました。
私の家頁がオープンしました。

キクチアヤコ家頁「纏足哀歌」
http://homepage2.nifty.com/nugget/
自作短歌・掌編小説・オブジェなど載っております。
ゼヒ遊びにきてくださいませ。

「薔薇の葬列」、代々木のフリーマーケットで見かけて以来、
ずっと気になっていました。探して見てみます。

それでは。

http://homepage2.nifty.com/nugget/


[3220] その昔 投稿者:花森こま 投稿日:2002/02/02(Sat) 19:27

「映画評論」という雑誌がありましたね。毎月買って読んでいました。林冬子さんは読者投稿欄から出てきた人でしたっけ?違うかも知れませんが。当時中学生だった私はブリジット・バルドー論など書いたりしていました。投稿はしなかったけど。BBの無垢に強い憧れを持っていましたね。もっとも古い映画の記憶はアルベール・ラモリス監督の短編映画「赤い風船」です。後年、舞台となったモンマルトルの丘に立った時は感動しました。映画と同じ風景があったから。でも今は観光地化されすぎていますが。
「シベールの日曜日」も忘れがたい作品です。

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3219] Re[3218]: 映画評 投稿者:二健 投稿日:2002/02/02(Sat) 19:14

> ああ、そういえば、角川短歌に「失楽園」のことを書きましたっけ。
> もっと昔には、角川映画の「天と地と」の評を書いた歌人がたくさんいたはずですが。
◇読書も映画鑑賞もあまりしなくて話題が無い小生ですが、上記2作はたまたま観ましたので、ついのこのこ地下から出てきやんした(←ヤンス虫口調)。両作は流石俳句に造詣が深い角川作品だけあって日本の季節が美しく描かれていました。「失楽園」の最後の方の場面の座敷で赤ワインと芹鍋を食す背後の障子に散っていった雪か枯葉の影など暗示的で感動ものでした。ただ、春樹さんに謙譲の美徳が希薄なのは惜しまれます。

http://8217.teacup.com/samurai/bbs


[3218] 映画評 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/02(Sat) 17:43

石井辰彦さんが『薔薇の葬列』の批評を書くというのは、筋が通っているんじゃないですか。

映画評というのは私もあまり書いたことはないですね。
ああ、そういえば、角川短歌に「失楽園」のことを書きましたっけ。
もっと昔には、角川映画の「天と地と」の評を書いた歌人がたくさんいたはずですが。


[3217] 夜と朝のあいだに 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/02(Sat) 17:38

そういえば、『薔薇の葬列』でデビューしたあとで、ピーターは歌手として
「夜と朝のあいだに」という楽曲を、そこそこにヒットさせたんでしたよね。
じゅんとネネの「愛するってこわい」とか新谷のり子の「フランシーヌの場合」とか
Kとブルンネンの「あの場所から」とかも一九六〇年代後半から一九七〇年にかけての
ヒット曲でしたよね。
こういうことは、みうらじゅんがくわしいのでしょう。


[3216] 薔薇の葬列 投稿者:石井辰彦 投稿日:2002/02/02(Sat) 11:04

『薔薇の葬列』は、リバイバルの時、長い批評を書いたことがあります。僕が映画評を書くなんて、珍しいことだ! それから、『未来世紀ブラジル』は、my favorites の一本ですね。どちらも、明るくはないけれど笑える映画ではないかしら?

http://sv.mcity.ne.jp/D/9844/


[3215] わかりました。 投稿者:神崎ハルミ 投稿日:2002/02/02(Sat) 01:05

藤原さん、
また、ちょくちょくおじゃまさせてもらいます。(^.^)

http://www8.plala.or.jp/haru3-kan/


[3214] いやいや 投稿者:島田牙城 投稿日:2002/02/01(Fri) 23:52

「俳句の里」ではなく、岸本さんのことを問題にした角川「俳句」で剽窃の一例にしたのでした。
齋藤さんは、俺は人の作品に引きずられる。それも文学なりと、大見得をある句集のあとがきで切っておられますが、この例は季語をすり替えただけです。いやあ、齋藤さんの『文学』というものも、この程度ということでしょうか。

http://www7.ocn.ne.jp/~haisato/


[3213] 牙城さん、ハルミさん、こまさん 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/01(Fri) 21:33

牙城さん
そういえば、この俳句、牙城さんの「俳句の里」で、一時、話題になったのでは
なかったでしたっけ。さてさて、どうしよう。

ハルミさん
今日の書き込みを見ていただいてもわかるとおり、私が今いちばん燃えるのは
上方のお笑いの話題なのです。
ぜひ、これからも、お笑い情報を書き込んでください。
何でも知りたいのです。ほんとに。

こまさん
「薔薇の葬列」は私はたしかいまはなき新宿の蠍座という映画館で見ました。
こんな作品のビデオがあるのですね。
「梨の実歌会」で楽しみつつ短歌を学んでくださいね。


[3212] こんばんわ 投稿者:花森こま 投稿日:2002/02/01(Fri) 20:48

藤原さんの短歌を読み返して、また勇気を貰いました。短歌と俳句を並行して作っています。結社に入ることは慌てないで慎重にしたいです。「梨の実」歌会に参加しました。そんなところからゆっくり歩んでいきたいですね。
松本俊夫の「薔薇の葬列」という、ピーター主演の古い映画を借りてきました。本当は「修羅」がものすごく好きなのですが、誰か借りた人がいました。テリー・ギリアムの「未来世紀ブラジル」をネット販売でようやく入手。あー、なんて暗い作品ばかり(笑。

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3211] お笑い談義 投稿者:神崎ハルミ 投稿日:2002/02/01(Fri) 19:45

藤原さん、こんばんは。

太平かつみ、尾崎小百合。
バブル崩壊で借金まみれのかつみとそれを支える結構お嬢様育ちの小百合。その健気な姿と「ボヨヨ〜ン」がいいですね。
飽きがきそうできません(関東進出はしんどいかなあ(笑))。漫才も結構おもしろいです。今、関西のTVではひっぱりだこです。

桂小枝は関東ではどういう評価がされているのでしょうか。
「探偵ナイトスクープ」も放映されているようですが、やっぱり関東ではきついものがあるのかな(笑)。

亀山房代さんは出産休暇だったと思っていました。コンビ復活はないのかなあ。
はじめのころの「記憶力」ネタもおもしろかったけど、まさとさんが師匠でもあり房代さんの漫才の腕が短期間でめきめきあがっていったのがわかりました。

トゥナイトのしずかのほうは留学、結婚、そして出産したのかなあ。あのコンビ解散も残念でした。
二人は吉本の芸人さんにもすごく可愛がられていたようです。
映画は見たことはありませんが、漫才師役で二人が映画に出たというのは聞いたことがあります。

りあるキッズは最年少で吉本入りしたときも話題になりましたが、それ以前も有名でしたね。確か未来のダウンタウンを探せみたいな番組で優勝しました。
特に一方の子の夢路いとしさんを思わせる老成した話芸が私は好きです。漫才師としてじっくりながく続けていってほしいですね。

http://www8.plala.or.jp/haru3-kan/


[3210] 両岸に両手かけたり春の暮 投稿者:島田牙城 投稿日:2002/02/01(Fri) 09:54

表題は永田耕衣さんの作品。さて、如何に。(「電脳日記・夢みる頃を過ぎても」をご参照のうえお考え下さい)

藤原さん、ご無沙汰しております。啓蟄にはまだ早いですが、齋藤さんの作品を見てしまったので、のこのこ出てきました。

http://www7.ocn.ne.jp/~haisato/


[3209] リアルキッズ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/01(Fri) 07:30

神崎ヒロミさん
下に書き忘れました。
吉本の最若手だと思いますが、リアルキッズは関西ではどんな評価をうけている
のでしょうか?
私は一昨年だったか、初めて見た時に、そのコンビネーションの卓抜さにびっくり
したのですが。


[3208] 大平かつみ、尾崎小百合 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/01(Fri) 07:22

神崎ハルミさん
このコンビはテレビで三回くらい見ました。
去年の夏の吉本の特番で、若手がゲームを競って、賞金を獲得する番組で
かつみ、小百合が優勝したのを友達からビデオをもらって見たこともありました。
この二人は何度も見ていると飽きがきそうな芸風ですが、とはいえ、関西の場合
昔の桂小枝の白塗りとかは、いつでも同じでも飽きなかったから、案外、長持ち
するかも。
そういえば、まさと、房代が解散だそうですね。せっかく面白さが円熟してきた
ところだったのに、残念です。ぼんちの再結成は、一度、見ましたけど、まあまあ
ですかね。

トゥナイトのあいかたは留学だか結婚したのだと正岡豊さんが教えてくれたような。
この二人が出演した「二人が喋ってる」(犬童一心監督)という映画、サンダンス
映画祭の受賞作なので、なかなか見ごたえがあるのですが、こういうのはビデオ屋
にあるのですかね?


[3207] ファンクラブ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/02/01(Fri) 07:12

石井辰彦さんがヒカシューのファンクラブに入会されていたとはオドロキでした。
「モスラ」の踊りね。これを見られた人は幸運でしたね。
私は下にも書いた、松竹芸能の漫才シンデレラエキスプレスのファンクラブに入って
いました。
会報が、プロレス新聞仕立てのパロディでマニアックな笑いにみちていました。
人々の過去はさまざまだな。


[3206] ヒカシュー 投稿者:石井辰彦 投稿日:2002/01/31(Thu) 23:49

僕はヒカシューと競演したことがあります。といっても、彼らの「モスラ」にあわせてステージで踊っただけだけど。当時あったヒカシューのファンクラブの、僕は会員番号13番だったのでした。ああ!

http://sv.mcity.ne.jp/D/9844/


[3205] 花森さんのご主人の 投稿者:ぽっぽ 投稿日:2002/01/31(Thu) 21:58

作品で特に印象に残っているのは、

 新聞に葱をつつめば戦争の文字が激しくわたくしを刺す 楢崎進弘

です。
昨年の「塔」12月号に掲載されていましたね。

http://homepage2.nifty.com/mizusu


[3204] お笑い天国 投稿者:神崎ハルミ 投稿日:2002/01/31(Thu) 21:54

藤原さん、ご無沙汰してました。

ますだ・おかだは、関西でも頑張っていますね。いい意味で松竹らしさのある芸人さんですね。私は好きなんだけど。
シンデレラエキスプレスは、どうなんでしょう。一方のしゃべりが浜ちゃんに似ているのが当初からネックかなとはおもっていたのですが。
海原やすよ・ともこなんかうまいのになあ。

吉本の一人勝ち状態がすすみそうですね。
オセロよりも断然おもしろかったトゥナイトのなるみも関西でピンで頑張ってます。
太平かつみと尾崎小百合の夫婦コンビが今のりのりでおもしろいですね。
お笑い好きには関西は天国です。(^.^)

http://www8.plala.or.jp/haru3-kan/


[3203] サヨナラ!浪花座 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/31(Thu) 21:27

神崎ハルミさん
そういえば、今日かぎり浪花座が閉鎖になるんでしたね。
松竹芸能は衰退する一方に思えます。
角座の閉鎖のときも、もう、松竹はダメだと思ったけれど、いちおう、
ますだ・おかだが出てきたから、なんとか次世代へつながるかも。
シンデレラエキスプレスは、どうなっているのでしょうか?
浅草キッドに匹敵する毒のある若手だと、私はとても買っていたのですが。
よゐこは、もう、期待してません。


[3202] 2002.1.31.  投稿者:神崎ハルミ 投稿日:2002/01/31(Thu) 21:21

「さようなら浪花座」アップで笑い屋のおばちゃん映るローカルニュース  神崎ハルミ

http://www8.plala.or.jp/haru3-kan/


[3201] 巻上公一 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/31(Thu) 21:06

下の書き込み、当然、巻上公一の間違いです。
失敬しました。


[3200] 巻紙公一 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/31(Thu) 20:48

巻紙公一のホーメイを「詩のボクシング」で初めて聞いて、驚愕した。


[3199] リバーズ・エッジ 投稿者:松井茂 投稿日:2002/01/31(Thu) 20:40

その昔、新書館で出ていた(いまもでてる?)柴田元幸&佐藤良明編の「ロック・ピープル100」とかって本を読んだときに、クラフトワークとヴェルヴェッツの項目を真っ先に読んだら(というか、この二つしか知らないので)、岡崎京子が執筆していて、その名前を初めて知ったことを思い出しました。なんか、そのときの感覚って、いまだにひきづっているかも。それも青春かしら、ネ?

◎巻上公一はすばらしい音響詩人だと思う!

http://www11.u-page.so-net.ne.jp/td5/shigeru/


[3198] 藤原さん 投稿者:花森こま 投稿日:2002/01/31(Thu) 16:33

なんとなく「かばん」の見本誌を申し込んだら今日届きました。短歌、作ってみようかな。俳句は止められないけど。いつも俳句が長すぎる、と感じている私が短歌を作れるかどうか分からないので、まだ決定事項じゃないんですが。媚庵さんの俳句みたいに面白いのができればいいんですが。あ、夫の「塔」発表作品、書いておきます。
  世界地図ひろげ淋しき夜の爪を切ればぱちんと西班牙へ飛ぶ
  うしろから異国の言葉聞こえきて昨日は父の忌日だったか
  日報を閉じれば鳥の影さしてふるさとよりも遠いコスモス
こうして書き留めると、川柳の延長戦で作られているのが分かりました。

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3197] 石井さん 投稿者:花森こま 投稿日:2002/01/31(Thu) 16:25

ヒカシューとすれ違ったことがありまーす。結構好きでした。今お気に入りは男の子二人とダンサーズから成っているVlidgeです。ハーモニーが素晴しくて、心に響いてくるんです。

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3196] 家のほうは 投稿者:冬野由布 投稿日:2002/01/31(Thu) 13:45

日にち薬という言葉に懸けます。実家にいても,母親がいちいち神経を逆なですることを言い,医者は最低でも無視しなさい,柳に風になりなさいというけれど、瞬間的な感情は出るからね,黙って呪文を唱えてから笑ってうなずく.
でも、コレは親子として不自然だと思うんだ…。


[3195] クラフトワーク 投稿者:石井辰彦 投稿日:2002/01/31(Thu) 12:29

その昔、僕もクラフトワークに凝っていたことがあります。あと、ニナ・ハーゲンとかヒカシューとかね! 青春、って感じでしょうか?

http://sv.mcity.ne.jp/D/9844/


[3194] イムジン河 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/31(Thu) 07:07

フォーククルセダーズの「イムジン河」が1968年の発売中止以来、34年ぶりに
初めて発売になることが決定したそうだ。
現に今もラジオから流れている。
1968年、私は大阪府立池田高校の2年生で、この曲を阪急宝塚線の石橋駅近くに
あったレコード店に予約していた。結局、発売されなかったわけだけれど、すでに
発売日前にラジオのたとえば「ABCヤングリクエスト」などという番組では毎晩
かかっていた。
驚いたのは、今、ラジオの「イムジン河」を聞きながら、歌詞がスラスラ出てくること。
ラジオで聞いただけでアタマに刷り込まれ、記憶に34年間、残り続けていたのだろう。
古い映画を再見した時に、「ああ、この場面はおぼえている」と細部の記憶が甦ること
があるけれど、つまり、現在のようなデジタル記憶媒体などなかった時代には、自分の
脳が、かなり高度な記憶媒体として稼動していたということだ。
現在はもちろんこの媒体はダメになっている。
ところで、「イムジン河」の日本語の作詞は松山猛だったのだそうだ。
これはさすがに知らなかった。


[3193] 睡魔に憑かれて 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/30(Wed) 06:52

昨夜はなぜか眠くて眠くて、10時前に眠ってしまいました。

松原未知子さん、松井茂さん
どうも、刺激的な書き込みをありがとうございます。
私も現代音楽にもテクノ系にも特にくわしいわけではないのですが
そういう方向へ、自分が魅かれているな、という気はうすうす感じています。

「詩」ではなく「(中途半端な)音楽」になってしまう、という思いは
よくわかります。
演技的パフォーマンスを強めると「中途半端な芝居もどき」になってしまう。
笑いやウケを狙うと「中途半端なお笑いもどき」になってしまう。
私はかつて、仕事上、小劇団の芝居やお笑いライブをかなりの頻度で観ていました。
そういう場では、肉声や肉体表現という技術においては高度な力をもっている人が
たくさん存在しています。そしてほとんど無名の彼らが、自力で券売し、稽古し、公演
をうっているわけです。
そういう連中が居るという前提で、私は自分の朗読を考えて、昨年、何度か舞台に
あがりましたが、その場合、歌人が自作を朗読するのだから、発声上の拙さはユルシテ
みたいな考えだけは持つまい、と思っていました。
そういうことと、自分の表現のベクトルを思いあわせて、音声を加工するという方法を
試みてみたわけです。
私の頭では、昨年試みたアイデアしか浮かんでこなかったのですが、今回の松井さんの
試行を聞いて、松井さんの考えにおおいに共感したとともに、このような試行をさらに
深めてゆく詩歌人が、松井さん以外にも出てくれば嬉しいな、と思っています。

私もながながと、すみません。ともかく次回の松井さんの試み、期待大です。


[3192] やっぱりヴェルヴェッツでしたのね 投稿者:松原未知子 投稿日:2002/01/29(Tue) 19:47

ケイル・&クラフト・松井さま。それにルー・リードもお好きなのですね。
まあ、なんて趣味があってしまうんでしょう。と言ってもわたしは特にテクノにくわしいわけでもなんでもないんです。でもあの場で松井さんがiBookではなく、ブライアン・イーノみたいにシンセサイザーのキーボードをたたいたとしても、ちっとも違和感はなかったと思うんですの。それじゃ現代音楽になってしまってご不満でしょうけど…。

藤原さま、「短歌現代」どうもありがとうございました。下の松井さんの書き込みのとおり、あれはなんというか、とにかくとってもアヴァンギャルドなこころみでしたのよ。(意味不明)

http://www.adachi.ne.jp/users/mitico/index.html


[3191] ながくてすいません 投稿者:松井茂 投稿日:2002/01/29(Tue) 18:14

松原様
ジョン・ケイルです(笑)。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドは、ぼくの大好きなバンドです。
特にルー・リードの歌詞が好きだったりします。
それから、ぼくのお手本は、ヴェルヴェットと共にクラフトワーク。
「コノボタンオセバ、オンガクカナデル」ってやつですね。
音楽以外のことはいっさいしないところがすばらしい!

藤原様
すいません(泪)。ぼくの明治学院での作品は、ナマ打ちというかサンプリングは使ってません。準備はしてみたのですが、考え直してやめました。やめた理由は、詩ではなく音楽になってしまうと判断したからです。
しかし、「東京式」の藤原さんがそういうリアライゼーションを考えているというのよくわかります。だって「プチ東京式」のぼくもやりたいというのが本音ですから。かっこいいし、現代的なリアライゼーションだと思いますもの! 
しかし、しかし、それはぼく的には、詩人では無くなってしまうかもという判断をしてやめたのでした(詩人ではないどころか、中途半端な現代音楽になってしまう気がしたのでした)。ごめんなさい藤原さん(号泣!・・・でもないけど、すいません)。

朗読を含めたリアライゼーションの大原則として、作品に最も相応しい方法ということが常に考えられなくてはいけないと思うのですが、一二三の「純粋詩」は、基本的には、偶然性を排除したテキストなので、リアライゼーションとしても偶然性を排除しなくてはならない。という問題がありました。
何をしたのか正確に言い直すとtext-to-speechに4つのテキストデータ(日英独語の純粋詩)を異言語による同時平行朗読をさせたり、テンポを調節して読ませたのでした。
う〜ん、すいません。そんなかっこいいことはしてないのでしたぁ(・・、)

一方、手話は、現代詩に声を取り戻す前に(イベントには『現代詩に声を取り戻そう』というタイトルが付いていた)、声になれない音や、意味になれない語に目を向けることこそ、いま必要なのではと思ったゆえの所業でした。
切れ切れの音や語を、視覚的に再構成することで、超言語(超文字)列として現代と未来の文明へ向けたリアライゼーションとして、意味を持たせたつもりでした(うぁ、えらそ〜)。とにかく、新しい文字列が生成されるための、新たな人工的な場が欲しかったのでした。ゆえに、朗読掲示板にお書き込みいただいたように、お運びになっていないのに、ご理解いただけて大変嬉しい限りです。そう、私は、杉山モナミ的人工美を必要としていたのです(ますます、えらそ〜)。

しかし、いずれサンプリング朗読はするつもり。
っと言うか、特に気が変わりやすい性格なので、
中途半端な現代音楽になるようなことがしたい今日この頃、かもしれません。
昨日からこのテキスト書いてるうちにやりたくなってしまったのでした。
徹底してないなぁ、ぼく。

その際はどうぞよろしくです。
ちなみに、一昨年、映像的に、VJ(というんでしたっけ?)まがいのパフォーマンスをやったことあります。それはエクセルで作った50枚くらい詩をプロジェクターにうつすというのを30分くらい、曲にあわせながらしました。最後にパソコンが固まるというハプニングがありましたが、それがうけてしまいました。これもまた、やりたいなぁ。

藤原さんと何か、つくりこむようなことができたら嬉しい限りです、いろいろやりましょう。とまとめてみたりして。
しかし、ルー・リードみたいのがいちばんかっつこいいのかもしれないなぁ。
と、掲示板にながながとすいませんでした。
ではぁ。

http://www11.u-page.so-net.ne.jp/td5/shigeru/


[3190] 「短歌人」歌会日程 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/29(Tue) 06:32

井上洋さん
「短歌人」の歌会の日程、二月は新年歌会のあとということで例年どおり休会。
三月は 3月9日・土曜日、午後2時から池袋芸術劇場で開催です。
どうぞ、ご友人をおつれになって下さい。


[3189] 半分以上・・・ 投稿者:井上 洋 投稿日:2002/01/28(Mon) 23:12

私信ですが、藤原さんへ

短歌人の東京歌会、2月と3月の日時と場所を教えて下さいませんか。

歌会を覗いてみたいという方がいるので、ご案内しようかと思っています。


[3188] フリエ 投稿者:井上 洋 投稿日:2002/01/28(Mon) 23:02

正岡さん

こんばんは。

実は私は、かつてNIFTYの短歌フォーラムで、会議室をひとつ持っていた者で、
フリエなるハンドルを名乗っていました。

覚えておられないかな?

せっせと秀歌を見つけてきては読後感を記し、しかし誰のレスもつかない会議室でし
た(笑)。

でも正岡さんは良くレスして下さったですね。

これからもよろしくお願いします。

http://homepage2.nifty.com/hiro2001x/index.html


[3187] いえいえ、めっそうもない 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/28(Mon) 21:25

そんなカッコイイかたが、歌会にこられたら、私は息づかいが荒くなってしまいます。
「日和うた」拝読しました。
松井茂さんは、コンピュータのキーボードを打っていたわけですね。
私も自分の声で五十音なりアルファベットなりをサンプリングして
キーボードで発声させる朗読というのを考えていたのですが、もはや、
松井さんにお譲りし、さらに先鋭的方法詩朗読に突き進んでいただきたいと
思っています。
田口犬男、豊原清明のお二人の朗読も、ちょっと聞いてみたかった気がします。


[3186] 欠席でごめんなさい 投稿者:松原未知子 投稿日:2002/01/28(Mon) 18:25

藤原さま。寮美千子さんが歌会にいらっしゃればよかったですね。すごくカッコイイ方でしたよ。男性っぽくて。ご自分のことはレポートに書いてないので、よろしければ私の日記をごらんあそばせ。

http://www.adachi.ne.jp/users/mitico/index.html


[3185] コミックスのラインナップ 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/28(Mon) 06:43

正岡豊さん
コミックスのラインナップのつのだじろうの怪奇物以外の作品とか桑田次郎とかの
作品がたくさん予定されているのは、彼らはある時点からカルト人気を獲得してい
るということなのですかね。
私は漫画に関する読者の志向は、ここ15年くらいは、まったくわからないもので、
けっこうフシギなラインナップに見えました。
ところで、吉田光彦さんの『夢化色(ゆめげしき)』もラインナップされていますが
これ、完全復刻版であれば、藤原月彦の俳句プラス吉田光彦のイラストという
「黄昏歌華館」という句絵のコラボレーションが載っているはずです。
これはホントのカルト志向です。一九九〇年青林堂から発行されました。
私はいちおうオリジナル版を2冊持っています。ちょっと、じまーん!でした。


[3184] 渋茶庵さん、かねたくさん、井上洋さん 投稿者:正岡豊 投稿日:2002/01/28(Mon) 00:20

正岡です。
こちらもお話おくれてすいません。

渋茶庵さん、地味本というネーミングもいいですね。
本でおもしろいのはこっちで出てくる名前があっちでも出てきて
と本と本の間に線をひけることも大きいと思います。
鮎川哲也が昔の探偵作家の軌跡をたずねるという企画の本で、
林不忘だったかだれだかの項に、突然俳人の星野立子が軽井沢で
マムシに噛まれたとかいう話が出てきてめんくらったりします。
かねたくさんもごぶさたです。私より藤原さんのほうが
かねたくさんの日記の愛読者だと思います(^^;)。
森まゆみさんの出してる雑誌を買ってるひとをネットで見たのは、
わたしはかねたくさんがはじめてでした。
その実物は去年東京ではじめて私は見ましたが。
あと「本」のメルマガのバックナンバーは、2月1日からきちんと
見られるようになるみたいです。
無料で読めるものでは、私としてはほんとに高水準のものだな、
と思ってるので、「本」のメルマガ、「書評」のメルマガ、
ぜひみなさんにも見ていただきたいですね。
井上さんもはじめまして。

あと藤原さん、歌葉のマザーサイトのブックパークで青林堂の
コミックの再版製本オンデマンドがスタートしたらしいです。
こちら↓
http://www.bookpark.ne.jp/garo/

なぞはやはり、なんで「サイクル野郎」なの? だともいえますが、
つのだじろうの「蓮華伝説」なんか買う奴ほんとにいるのか!?
とかもですね。私は文庫で出ていた「こーしんの「大冗談」」とか
出たらいいかなとか思います。でわでわ。

http://www3.justnet.ne.jp/~masa-0606/index.htm


[3183] 痛恨多い週末ながら 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/27(Sun) 21:09

村井康司さん
『猛スピードで母は』の発売日、のびたのですね。
実は今日も高田馬場の芳林堂、未来堂、三省堂と探し回ってきたのです。
歌会で東直子さんから、延期になったと聞かされたのですが。
両方とも読んでいるけれど、早く単行本を見てみたいんです。

松原未知子さん
本日、お出でになるかと思い、「短歌現代」をさしあげようと持って行ったのですが
ご欠席で残念でした。

詩人の寮美千子さんが、昨日のポエトリーリーディングのレポートを
↓のURLに書かれています。
http://cgi.linkclub.or.jp/~chico/bbs/review0000.html#review20020127160932
松井茂さんが、例の数字の羅列をコンピュータ録音して、杉山モナミさん?が、それを
手話で伝達するという方法をおこなったとか。残念!こういうのを見たかった、
聞きたかったのですよ、私は。

エスプレッソリーディングは必ず行きます。


[3182] 「猛スピードで母は」の発売日 投稿者:村井康司 投稿日:2002/01/27(Sun) 14:32

藤原さん、三橋敏雄追悼サイトの宣伝、ありがとうございます。
ところで、日記にあった長嶋有さんの「猛スピードで母は」ですが、発売日が2月14日に変更になったそうです。バレンタインデイの発売、ということでよろしく!です。

http://www.shoshi-maimai.com


[3181] 昨日は残念 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/27(Sun) 09:53

昨日はちょっと終日家に居なければならない事情があってポエトリーリーディングには
行かれませんでした。
田中槐さんは、気合の入った声が出る数少ない人なので、実は心配していませんでした。
私はボイストレーニングや稽古をしない、でたとこ勝負の朗読は評価しませんが
現代詩人の人達は、どうだったのでしょうか。
照れを払拭しなければ朗読する意味はないように思います。
現代詩人がどのようなテキストを選んで朗読したかもとても興味があります。


[3180] 時々みる悪夢 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/27(Sun) 08:50

高原英理さん
ご教示いただきありがとうございます。
私が記憶に残していた文章は、まさに谷崎潤一郎と横溝正史、水谷準の文章の内容を
たぶん、ごっちゃにして印象深い部分をおぼえているのだと思います。
渡辺温の映画シナリオは例の「カリガリ博士」の影響があるというものだったですよね。
あの時代のモダニストはみなこの「カリガリ博士」に刺激されたと、これもやはり
誰かの文章で読んだ記憶のみ残っています。
馬齢をかさねると、どんどん記憶がうすれて、情けないかぎりです。
ああ、まもなくアルジャーノンによろしく、と言うかもしれません。

さて、『武州公秘話』の中に、武家の妻女たちが、戦乱のあとの夜に、切断された
敵軍の生首を部屋に並べて、鉄漿をぬったりする死化粧をほどこしてやる場面が
あったように思います。
私は現在でも時々、この生首が整然と並べられた部屋で女性たちが何やら作業を
していて、私は気味が悪くて早く部屋を出たいのだけれど、なんとなく呪縛され
ている雰囲気で、出るに出られないというコワイ夢を見ます。
たぶん『武州公秘話』の場面が脳裏に刻み込まれているのでしょう。
高原英理さんの書き込みで、いろいろと記憶の断片がよみがえってきました。
私が『武州公秘話』を読んだのは、当然、『アンドロギュノスの裔』で、
渡辺温と谷崎のエピソードを知ったあとです。
母の実家にあった、新書版よりも小さいサイズの箱入りの谷崎潤一郎全集で読みました。

須賀敦子のエピソードも興味深いです。
現在の異色作家の文庫本化ブームはたしかに嬉しくも異常です。
日下三蔵、山前準といった人達の情熱はたいしたものですね。
以前、講談社が国枝史郎文庫や立川文庫講談文庫を出していたのに、あなどって
買わなかった轍をふまないよう、私も今回は受けてたってすべて買っています。
貴重な書き込みどうもありがとうございます。


[3179] ポエトリー・リーディングから 投稿者:松原未知子 投稿日:2002/01/26(Sat) 19:00

いま帰ってきました。帰り道にはもう霙がふってきました。小池昌代さんとてもよかったです。自然な感じで言葉がみずみずしくて。蜂飼耳さんもリズムのある快い朗読でした。
歌人もがんばっていましたよ。田中槐さんはいつものようにすごい迫力でしたし…どちらかというと詩人は含羞のヒト、という印象でした。いずれ日記に記そうと思います。

ヒンドゥークシュの歌、お知らせくださりありがとうございます。雪山がアルカイダの見方になるだろうと言われていたのに、現実にはそういう展開にはならなかったことが機会詩のむずかしさですね。「心の支え」と読んでいただければ救われますが。その岡井さんご夫妻もきょうのポエトリー・リーディングを聴きにいらしてました。ではではん。






http://www.adachi.ne.jp/users/mitico/index.html


[3178] 渡辺温について・その周辺のこと 投稿者:高原英理 投稿日:2002/01/26(Sat) 15:06

薔薇十字社の渡辺温作品集「アンドロギュノスの裔」には、
島崎博編の年譜とともに、「V 寄稿」として、
谷崎潤一郎「春寒――渡辺温君のこと――」・横溝正史「春惜賦――渡辺温君の思い出――」・水谷準「記憶の断層」・渡辺啓助「温という弟」が収録されています。
事故の顛末を詳しく記したのは谷崎の「春寒」です。
これは「新青年」昭和五年四月号に掲載されたものの再録。
年譜によれば昭和五年二月九日、原稿依頼の件で谷崎邸へ赴いた帰途、
午前一時四十五分、西宮市外夙川踏切で、
長谷川修二と同乗した自動車が貨物列車と衝突、
事故による脳蓋底骨折が主因となり
午前四時三十五分西宮回生病院で死去。享年二十七歳。
谷崎は、雑誌「女性」が映画のストーリーを募集したおりに
渡辺温の応募作品「影」を強く推して以後、
彼の作家的才能を認めていたとのこと。
無口ではあったが初対面のおりでも大概の文学青年に
ありがちな遠慮がなく、不思議な魅力を持つ人であった、
とも記されています。
「影」は結局映画化されないままとなったのですが、
追悼文では、故人のため今一度映画化を考えてはどうか、
とも書かれ、よほど気に入っていたことが窺えます。
また、水谷準によれば、渡辺温の死によって、
谷崎が「新青年」に小説を書かざるをえなくなり、
その結果として「武州公秘話」が生れた、とあります。
しかしそれは温の死の代償としては小さすぎる、
とも述べられています。
さらに、稲垣足穂の「ヰタ・マキニカリス」に
収録されている「お化けに近づく人」の中に、
最近自動車事故で死んだW氏、という一節が出てきます。
当時、「新青年」に執筆していた足穂であれば、
この事件には反応を示さざるをえなかったということでしょう。
なお、最近知ったのですが、
須賀敦子によるイタリア語への翻訳日本文学の中、
代表的とされているのが
谷崎の「武州公秘話」と川端の「山の音」だそうです。
「山の音」はともかく、もし「武州公秘話」がイタリアで
谷崎の代表作のように扱われているとすればめでたい話ではあります。
確かに渡辺温の死の代償としては小さすぎる。しかし、
谷崎が「新青年」に書かなければあんな猟奇エログロは
成立しなかったとも思えます。
それと須賀敦子とのとりあわせは奇妙。
おそらくは須賀氏は気のいい人で、人に奨められて、
じゃあやってみましょうか、とひきうけたのではないかと推測します。
余談でした。
最近の創元推理文庫・光文社文庫・ちくま文庫・河出文庫・扶桑社文庫は競合するかのようにかつての探偵小説を再刊してくれていますね。
その多くは日下三蔵氏が一枚噛んでおられるようです。
あるいは今を逃すとまたしばらく読めない時期がくるかもしれません。私は今必死で全冊揃えようとしているところです。


[3177] 渡辺兄弟 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/26(Sat) 07:52

かねたくさん
渡辺温情報ありがとうございます。
そういえば、東京創元社は温の兄さんの渡辺啓助の『ネメクモア』を
出していましたね。
薔薇十字社から出た渡辺温作品集『アンドロギュノスの裔』を私は新刊で買って
実は持っていたのです。手放してしまい、惜しいことをしました。
むかし、持っていてのちに手放し、いまだにくやしい思いをしているのは
大坪砂男作品集などもそうですね。
現在、渡辺温が再刊行されるなら、創元推理文庫がいちばんふさわしいかも
しれませんね。
渡辺温が谷崎潤一郎の家からの帰途、踏切事故で亡くなった時のくわしい
いきさつを書いた文章が、『アンドロギュノスの裔』に掲載されていたのを
読んだ記憶があるのですが,誰の文章だったか、どなたか覚えていませんか?


[3176] 文学界 投稿者:犬山犬子 投稿日:2002/01/26(Sat) 00:24

2月号に犬彦さん、犬男さん、載ってますね。野坂昭如も。ちょっと嬉しい。

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3175] 渡辺温 投稿者:かねたく 投稿日:2002/01/25(Fri) 23:22

こんばんは。

日記にあった渡辺温ですが、創元推理文庫で作品集が近々出るという噂を耳にして
おります。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~kinko/index1.htm


[3174] 犬山犬子ですさん 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/25(Fri) 22:37

田口犬男の『モー将軍』は表紙もハーフらしい女の子が、
「GENERAL MOE」と書かれたTシャツを着ているという
奇妙なもので、独特の変なセンスを感じさせてくれます。

ご主人さまの短歌もぜひ書き込んで、読ませてください。


[3173] ミーちゃんから未惟への歳月 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/25(Fri) 22:32

本日のスポーツ新聞各紙によると、元ピンクレディーのミーちゃんこと未惟が
ヌード写真集『FutureLady』を出すそうだ。
もちろんパブリシティー記事なのだが、あのピンクレディーの日々からの
遥かなる歳月の重さを思えば、私はこの写真集を買わずにはいられない。
と、気取ってみたが、結局はミーちゃんのヌードが見たいだけなのだが。


[3172] ヒンドゥークシュの雪山 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/25(Fri) 22:23

「短歌現代」二月号の岡井隆さんの文章「「テロリズム」以後の短歌」に
松原未知子さんの作品が引用されています。

・その口座凍結されし彼らにはヒンドゥークシュの雪山がある 松原未知子

「松原氏の歌では、(テロリズムの犯人がたしかにオサマ・ビン・ラディンだといふ
 確証が出てゐないこともあるが)テロリストの口座凍結をうたひ、「しかしかれらには、ヒンドゥークシュ山脈の雪山がある」とよびかけてゐる。雪山は必ずしも逃げ込む
先といふわけではない。心の支へのやうなものとして歌はれてゐる」

と、岡井隆さんはコメントしています。

印象深い歌だと私も思います。


[3171] 犬男さんの詩 投稿者:犬山犬子です 投稿日:2002/01/25(Fri) 19:34

いいですね。現代詩はみんな散文詩になってしまったのかと思っていましたが、リズムを失っていない人もいたのでほっとしました。俳句を始める前は川柳、でもそのもっと前は詩を書いていたっけ、などと思い出しました。作品は失ってしまったけれど。
夫が短歌を頑張っています。どうも河野裕子さんにかなり気に入られたようです。

http://www69.tcup.com/6909/hanamorikoma.html


[3170] 神生彩史という俳人 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/25(Fri) 19:08

「鬣」2号に中島敏之氏の「神生彩史 戦争と幻想」という文章が載っている。
前号を受けて「中」と書いてあるので、次回完結のようだ。
この文章も林桂氏のものに劣らず読み応えがある。

・貞操や柱にかくれかがやけり
・抽斗の國旗しづかにはためける

彩史といえば、すぐにこの二句を連想するが、結局、この二句しか知らなかった
ということに気づいた。
今回の中島氏の文章は、彩史の戦地での俳句を丁寧に読み込んでいる。
戦火想望俳句と戦争俳句との両方をつくった珍しい俳人が彩史だということも
新鮮な指摘といえる。

中島氏は他に「二十世紀書評」というコラム的な文章で、学藝書林から一九六〇年代
の後半に刊行された、『現代文学の発見』シリーズの一巻『言語空間の探検』で
金子兜太、高柳重信、加藤郁乎の俳句に初めてであったときのショックを騙っている。
私も同じ本でまったく同じショックを味わい、やがて、現代短歌や現代俳句に興味を
持ったという過程をたどったので、とてもなつかしく読むことができた。

この「鬣」、本当に読み応えがある。


[3169] ソウルとラフ君 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/25(Fri) 12:16

井上洋さん
「ニーベルンゲンの指輪」の観劇記、プリントアウトして読みました。
本当に下調べというか、かなり勉強が必要ですね。

さて、私の勤め先のビルの一階のロビーには、映画のポップがたっているのですが
今は「ソウル」と「ロードオブザリング」が立っています。
昼休みになると18階のコリドールをラフ君という青い犬が歩きまわります。


[3168] 三橋敏雄追悼企画に参加しましょう 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/25(Fri) 09:22

すでに村井康司さんからお知らせがありましたが、三橋敏雄さんの追悼企画が
下記のURLで、開催されています。ぜひ、ご参加ください。

http://www.shoshi-maimai.com/coment/guest.cgi


[3167] ワーグナー 投稿者:井上 洋 投稿日:2002/01/25(Fri) 00:07

ワーグナーに少しでもご関心のある方は、私のホームページの「日記」にベルリン国立
歌劇場の観劇記を書いておきましたので、お読みくだされば幸いです。
まだ東京公演(第2、第3サイクル)のチケットはあるようです。
かなり高いですが、値段以上の価値はあります。

http://homepage2.nifty.com/hiro2001x/index.html


[3166] 鬣二号 賛! 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/24(Thu) 23:49

林桂さんが代表発行人の俳句同人誌「鬣」二号が出ました。
創刊号以来の「俳句史上で見落とされている俳人の作品にきちんとした評価をする」
というコンセプトが鮮明で、とても読み応えがあります。
今回は岡本癖三酔。
私も名前は知っていたけれど、作品は読んだことがなかった。
個人句集の『癖三酔句集』が刊行されたのは明治40年で、これは個人の句集としては
松瀬青々の『妻木』につぐ二番目のものだったということにふれつつ、高浜虚子との
もつれた関係にふれる林桂氏の「岡本癖三酔小論--個人句集の行方」や癖三酔三十句
等など、よみごたえがある。

・水の虫孵り尽しぬ春暮るる
・草萌やバケツの中の牛の乳
・狐見て夏野淋しく立ち止まる

いずれも癖三酔の句。青春の匂いがせつない句だ。

そして圧巻は、高柳重信未発表原稿「繰り言に等しけれど」四十七枚。
高柳重信が中村苑子にあてた一種の恋文だが、高柳のエスプリにみちた
言葉の展開が心地よい。林氏は、この文章を「高柳重信による高柳重信論」と
書いているが、まさしくそのとおりだろう。資料的にもきわめて価値が高い。

「鬣」の会 〒371-0013 前橋市西片貝町5-22-39 林桂
年間購読料 送料共4000円。
郵便振替口座 00160-3-48642 鬣の会


[3165] 辰年ね。 投稿者:冬野由布 投稿日:2002/01/24(Thu) 14:43

父が昭和15年で辰年、甥が平成!11年、同級生はほとんど辰年だ。早生まれだから私は巳年。
家庭はいよいよ壊れるかも。今解決探して別居中。


[3164] 最後の一句 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2002/01/24(Thu) 06:51

花森こま(犬山犬子?)さん

>佐藤鬼房の最後の句です。
   翅(はね)を欠き大いなる死を急ぐ蟻
>弾かれたような感動がありました。最後まで俳人だったのだなぁ、と。嬉しいです。

鬼房の最後の一句をご紹介いただきありがとうございます。
三橋敏雄さんの絶詠もそうでしたが、まさに最後まで俳人という気骨を感じます。
しかも、それぞれの俳人のキャラクターが濃密にあらわれている、というのが、
詩歌の特性ですね。
蟻を見るたびに、この句を思い出すことになるでしょう。