[2869] 石川くん、読んでいます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/22(Thu) 08:55

アマゾンで注文しておいた枡野浩一・朝倉世界一『石川くん』がやっと届きました。
今朝から読み始めました。
ウーン、面白い。啄木本人にぜひ読ませて、感想を聞いてみたい。


[2868] 後方見聞録 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/22(Thu) 07:29

日記の方で、加藤郁乎の『後方見聞録』が、小学館文庫から出ている、と書いて
しまったのですが、これは学研M文庫のまちがいでした。
目の前に本が置いてあるのに誤記していました。
物忘れもひどいのに、注意力も散漫、集中力も弱まっている、ということです。
ああ、ためいきですね。


[2867] Re[2865]: 三茶日記 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/20(Tue) 22:36

鈴木竹志様
書き込みありがとうございます。
『三茶日記』も『石神井書林日録』も、読み終わりました。
今は『ペヨトル興亡史』を読んでいます。
坪内祐三に関しては、以前は軽く見ていたのですが、
『文学を探せ』を読んで見なおしました。
ヤスケンと対決したり、筋のとおった文筆家です。
森まゆみとか坪内祐三とかの興味の方向は、完全に私と重なっていますので
二人の本は、読みつづけることになりそうです。
プロレスに関してだけは、私の方が詳しいと思いますが。
あと坪内祐三は洋書もどんどん買ってしまうのが凄いですね。

・坪内祐三『三茶日記』を読んでいるワタクシである楽勝である/藤原龍一郎

という短歌が「短歌人」2002年一月号に載るはずです。


[2866] 流星と朗読 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/20(Tue) 20:27

きよみ様
私は眠っていて、まったく見られませんでした。夢のない奴なんです。

石井辰彦様
横浜の朝日カルチャーは朗読に積極的で面白いですね。
これは、ぜひ、みなさんにいらっしゃることをおすすめしたいですね。


[2865] 三茶日記 投稿者:鈴木竹志 投稿日:2001/11/20(Tue) 20:26

コスモス短歌会の鈴木竹志です。
初登場です。
今坪内祐三の『三茶日記』を読んでいます。
まあ、とにかく読むわあ、買うわあ、
なんで こんなに本を買い込んで、何でこんなにどんどん読んでゆくのかと
とにかく感嘆し続け。
それで、よくよく考えたら、
わが短歌の世界にも似た人がいるなあと
遅まきながら、気付いた次第です。
もちろん、「夢見る頃を過ぎても」の主人、
藤原さんです。
藤原さんも当然この本読んでいますよね。
ぼくは、内堀さんの『石神井書林日録』も
並行して読んでいますが、
ぼくは坪内さんのほうが好みです。
1958年生まれだから、
ぼくより8歳も若いのに、よくこれだけいろいろなことを
蓄えているなあ、とにかく驚いています。
プロレスネタや芸能ネタにも関心があるので、
余計に藤原さんを思いだしてしまいます。


[2864] 朗読する歌人たち 投稿者:石井辰彦 投稿日:2001/11/20(Tue) 16:58

朗読会のお知らせです。当日でも大丈夫だと思いますので、興味のある方は是非!

《岡井隆の短歌朗読会 朗読する歌人たち》
  出演:岡井隆、石井辰彦、田中槐、穂村弘
  日時:11月24日(土)15時30分から
  会場:朝日カルチャーセンター横浜(横浜駅東口ルミネ内)
  入場料:3,000円

ちなみに、穂村くんは、新しい歌集の一部を、ウサギの耳をつけて朗読するそうです。必見ですね!


[2863] 見ました。(*^。^*) 投稿者:きよみ 投稿日:2001/11/20(Tue) 00:02

藤原さん、こんにちは。(*^。^*)

流星群、とっても寒かったのですが、とってもきれいに見えました。
このままずっと見ていたいなと思いました。

午前二時小高き丘に人集い流れる星に歓声上げる・・・きよみ


http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/4023/


[2862] 流星群、見ましたか? 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/19(Mon) 07:23

荻原裕幸管理人様
アクセスカウンター、ぐっと視野が広がった感じです。ありがとうございます。

きよみ様
こういうことは誰しも一度は経験することです。
好きな作家であるほど、こういうフレーズが頭に残ってしまうんですね。
私もしょっちゅうありました。

冬野由布様
生きている山口誓子に会った(見た)ことがあるとは羨ましい。
本当はできるだけ、たくさんの好きな作家を見ておくということは、
その時は気づかなくても、あとで必ず文学的蓄積になると思います。

振り子様
高柳重信展、私も行きたかった。展覧会自体はまだやっているのですよね。
佐佐木幸綱さんの言葉は同感です。
私も沢好摩さんや大屋達治さんにつれられて確か3回ほど、代々木上原のお宅に
うかがったことがあります。その後、俳句評論の句会にも出ていたので、
直接、高柳重信さんのお話を聞く機会は多かったのですが、今になって身にしみる
ことばかりです。
「人は悲しいから詩をつくる!」は、その中でも強烈な一言でした。


[2861] こんにちは 投稿者:きよみ 投稿日:2001/11/19(Mon) 01:06

藤原さん、こんにちは。

[2806]の私の発言で「しなやかにしたたかに生き聖アリス」という句を紹介させていただきましたが、

LINK先のMorris.さんの歌集『偏奏曲』中の
「強(したた)かにかつ軟(しな)やかに跳べ聖少女(アリス)吾と汝とは他人に非ねば」と
酷似していた事に、今、気がつきましたので、お詫び申し上げます。

意識していなかったのですが、好きな歌でしたので、心に残ってしまっていたのでしょうね。

以後、気をつけていきたいです。申し訳ありませんでした。m(__)m

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/4023/


[2860] 100,000を超えて、 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/11/18(Sun) 22:14

なんとなく窮屈な感じがしたので、
アクセスカウンタの表示桁数を、
6桁から7桁に増やしてみました。
短歌発言スペースのユーザーのみなさん、
今後ともどうぞよろしくお願いします。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[2859] 俳句といえば 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/11/18(Sun) 18:30

昔、山口誓子の主宰している?句会が名古屋の松坂屋の上であったのでのこのこ行きました。(うわー生きて動いてルー)てなミーハーな気分でした。でもはげしく場違いなことに気づいた私二度と行きませんでした。10代のやんちゃお嬢の頃にもとある句会へ飛び込み参加してひどく落ち込んだのにねえ。
10代でも20代でも、詠みたい事が山ほどあるんだが。法律で禁止されているわけでも無かろうにねえ。


[2858] 重信展と幸綱のはなし 投稿者:振り子 投稿日:2001/11/18(Sun) 07:41

期せずして、重信の話ですが、昨17日「高柳重信展」(戸田市立郷土博物館)へ行って来ました。
戸田にゆかりの重信を戸田市制35周年記念として企画したものです。
昨日は歌人の佐々木幸綱さんの記念講演会『高柳重信さんのこと』がありました。
幸綱さんは「こんにち自分が在るのは若い頃重信さんに出会い、その影響ははかり知れないものがあります。」とおっしゃておられました。
その話のなかで、興味深かったことの幾つか。

高柳重信は寺山修司、は中城ふみ子、小川太郎といった歌人たちにも大いに影響を与えていたということ。

「いい句とは、作者自身もわからない、むろん読み手にも判らない何かに触れてくるようなもの。」そして「本当の句はマイナスの視点からみる」と。

終了後、高柳家の方々、幸綱さんを囲んで「しのぶ会」がありました。


 船焼き捨てて泳ぐ・・・ごとくに生きえざるわが中年の土壇場譚(ドタンバタン)

                              小川 太郎


[2857] 重信の言葉 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/17(Sat) 23:55

花森こま様

「人は悲しいから詩をつくる!」というのは高柳重信の言葉です。
確か桑原三郎さんの『春乱』の出版記念会のスピーチで発言されたと思います。
一瞬、場内がシーンとなりました。真理です。


[2856] 一杯書き込みすぎて申し訳ないけど 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/11/17(Sat) 18:35

管理人様ちょっと見逃してくださいね。
エープリールフール生まれの同級生は神戸生まれでイギリス人と結婚してポルトガルで暮らしています、変わった縁でありまする。


[2855] Re[2850]: 35年前 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/11/17(Sat) 18:25

> 巨人、大鵬、玉子焼き時代に、父が大洋ファンでした。その屈折のお陰で、私は南海ファンを今もやっています。絶対ダイエーファンではない。
南海と言うとあぶさんでしたよね。ドカベン香川とか。ちなみに卵焼きはお好きでしょうか。私はターンオーバーの目玉焼きが好きです。35年前…「お母さんと一緒」以外理解していなかっただろうな、1歳だもの。


[2854] 名古屋人の私は 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/11/17(Sat) 17:47

とゆーより、亭主がね、ドラゴンズ命!なのだ。シーズン中は見たいテレビも見られない、ご飯をこぼす、会話してくれない、負ければ仙ちゃんのように荒れ狂う。うちの親父は50で引退するまで草野球に燃えていて、実は男の子が欲しかったのに娘二人。巨人のファン。中日と巨人が優勝を争う年など舅と婿の陰湿な戦い。隣のおっさんに仙チャンに似ているといわれて梃子でも巨人ファン。ヤクルトバンザーイ、横浜万歳!ついでに阪神おめれとー?!
 デモね、亭主の本命はバレーボール、親父の本命はボクシング。もうイッチャッテルヨ。邪魔すると殴りかかってくるから避難するけれどね。
 その亭主どのはなんとApril foolの生まれ。かわいそー。


[2853] あぁ、もう大変失礼かもしれませんが、 投稿者:玲はる名 投稿日:2001/11/17(Sat) 16:21

レイハルと島田牙城さまのお父さまは、親友です!  

http://homepage2.nifty.com/tanka


[2852] あ! 投稿者:花森こま 投稿日:2001/11/17(Sat) 11:52

悲しいから詩を作るんですか?それでもいいんですか?なんか、ほっとした。自分が鼻についてきたところだったので。ありがとう、藤原さん。

http://www2.diary.ne.jp/user/119532/


[2851] デジタル川柳募集中 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/17(Sat) 10:11

ええ、私が名人です。

ということで、[2846][2847]にツッチーさんとマドモアゼルさんが告知して
くださったように、デジタル川柳募集中です。
応募要項をご確認の上、たくさん応募していただけると嬉しいです。

しかし、この掲示板が会社に補足されていたとは知らなかった……


[2850] 35年前 投稿者:島田牙城 投稿日:2001/11/17(Sat) 02:17

巨人、大鵬、玉子焼き時代に、父が大洋ファンでした。その屈折のお陰で、私は南海ファンを今もやっています。絶対ダイエーファンではない。

http://www64.tcup.com/6405/haisato.html


[2849] えーしょっく! 投稿者:玲はる名 投稿日:2001/11/17(Sat) 02:03

横浜大洋ホエールズだったのに。
せ、せきねじゅんぞう監督でね……
ポンセでね……
たかぎゆたかでね……

http://homepage2.nifty.com/tanka


[2848] 湾星軍買収さる 投稿者:東人 投稿日:2001/11/17(Sat) 00:05

いやあ、藤原さん。
わがベイスターズを金銭的にご支援をよろしくお願いいたします。
なんせ、ローズが去って以来フロントは強力助っ人外人を採るのに苦労しているらしいとTVKの連中が言っております。
横浜在住者としては、これからお台場方面へ足を向けて寝られません。
マルハのちくわからショーアップ・ナイターの愛好家に切り替えるつもりでおります。


[2847] デジタル川柳 投稿者:マドモワゼル 投稿日:2001/11/16(Fri) 23:30

下のツッチ−が書きましたが、
月曜の「くり万太郎のブロードバンド!ニッポン」に藤原名人にご出演願うことに
なってます。夕方5時〜8時まで、やってる番組です。
今週は毎日、ユーミンの特集をやっているんですが、
「デジタル川柳」のコーナーは6時台です。お題はパソコン、携帯、モバイル・・・と
デジタルに関連するものなら何でもOKです!
藤原名人、宜しくお願いします!!

http://www.lfx.jp


[2846] ついでに宣伝も! 投稿者:ツッチー 投稿日:2001/11/16(Fri) 23:13

今、ブロードバンド!ニッポンという、インターネット・ナロー&ブロードバンドと
BSデジタルラジオLFX488で好評放送中の番組にて「デジタル川柳」なるものを
大募集中です。審査員長兼評定者は藤原名人です。
皆さんふるって応募ください。
なんと優勝賞品は「モバイルPC」です!!
詳しくは下記のホームページをごらんください。

http://www.lfx.jp/


[2845] 名人よろしくお願いします 投稿者:ツッチー 投稿日:2001/11/16(Fri) 23:03

来週一週間わが社の人気デジタルメディア「ブロードバンド!ニッポン」にて
藤原名人様に番組企画「デジタル川柳名人戦」の解説および寸評、名人の一句紹介を
よろしくお願いいたします。

http://www.lfx.jp/


[2844] 私の勤め先が 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/16(Fri) 22:37

ベイスターズを買収してしまった。
いったい、何を狙っているんだろう?


[2843] なかはられいこ様 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/16(Fri) 07:26

なかはら様、こちらへは久しぶりですね。
原稿が書けない時は眠るに限ります。ここのところ寝てばっかり。
さて「erection」ですが[2838]の柴田千晶さんが発行人です。
柴田さんの書き込みにはメールアドレスが入っていますので
柴田さんにメールで、ご連絡ください。
詩と俳句が掲載されていて、コラボレーションに私の短歌も入っていますので
クロスオーバーした面白さがあり、おすすめします。


[2842] おひさしぶりです。 投稿者:なかはられいこ 投稿日:2001/11/16(Fri) 02:44

藤原さん、こんばんは。

真夜中にしこしことすすまない原稿を書いています。
あんまりさみしいので現実逃避にきました。
メールもこないし(笑)。

「erection」を読みたいのですが入手法などお教えくださいませ。

http://www2u,biglobe,ne,jp/~myu2/


[2841] 白井義男とたこ八郎、そのほか 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/15(Thu) 19:34

きよみ様
白井義男とたこ八郎とボクサーが二人、そのひとりがたこ八郎というのが泣かせますね。
月日は同じでも、生年まで同じ、という人はなかなかいないんですよね。
しかし、勤労感謝の日ですか。もうすぐですね。

柴田千晶様
「erection」は内容ももちろんですが、表紙の色使いが斬新ですよね。
現在が映りそうな色だと私は思いました。
土方巽と冬の鵙の配合は意表をついて面白くよめます。

二健様
寅さんの句は回文ですね。
人名と回文の縛り二つで二翻つけてます。

花森こま様
「現代短歌100人20首」と「現代俳句100人20句」は、現在の短歌と俳句の状況を
把握する格好のテキストですね。これに川柳の「現代川柳の精鋭たち」を加えれば
短詩型の現在は把握できると思います。
「現代短歌100人20首」に入れた私の作品はすべて歌集未収録作品です。

・古今亭志ん朝の死を新聞は告げ秋冷の便器の白さ/藤原龍一郎


[2840] 最近 投稿者:花森こま 投稿日:2001/11/15(Thu) 15:14

島田牙城さんの邑書林の「現代短歌100人20首」「現代俳句100人20句」を購入しました。未だ両方ともちらほらと見ただけですが、両ジャンルの「今」がよく分かる構成になっています。面白いです。自選なんでしょうね。藤原さんも載っていたから嬉しかったです。

http://www2.diary.ne.jp/user/119532/


[2839] 私の人名句 投稿者:二健 投稿日:2001/11/15(Thu) 07:53

ゴーギャンの色即絶句蝉しぐれ
レターヘッドライトバンカラヤンヤラ
尿瓶を花器に紫式部の影熟す
寅さんおでんかじかんで温皿と

http://www82.tcup.com/8217/samurai.html


[2838] 水曜日の情事 投稿者:柴田千晶 投稿日:2001/11/15(Thu) 01:16

「水曜日の情事」の脚本家、野沢尚さんと私は同年齢です。

村井康司様、「erection」創刊号の感想ありがとうございました。
これから第6作に取りかかるところです。いよいよ後半戦です。

藤原さん、すいません。ちょっと宣伝させてください。
藤原龍一郎さんとのコラボレーション「交歓」の第4作『熱の島』が載っている「erection」創刊号(500円)ただいま発売中です。
他に同人の、岩佐なを、渡辺玄英、北大路翼が、詩、俳句、エッセイ等を書いています。購読ご希望の方は、柴田までメールにてお申し込みください。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

遅ればせながら人名俳句

       冬の鵙土方巽のデスフット   千晶


[2837] お誕生日 投稿者:きよみ 投稿日:2001/11/14(Wed) 19:31

藤原さん、こんにちは(*^。^*)

私も、有名人で、おなじお誕生日の人を、確認してみました。

白井義男(1923/プロボクサー/東京都)、田中邦衛(1932/俳優/岐阜県)
たこ八郎(1940/プロボクサー・タレント/宮城県)、十朱幸代(1942/女優/東京都)
岩崎ひろみ(1976/女優/千葉県/A) でした。

       誕生日ずつと勤労感謝の日・・・きよみ

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/4023/


[2836] 同年同月同日など 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/14(Wed) 07:37

島田牙城様
ラモス瑠偉と同年同月同日とは奇遇ですね。
私は歌人では「牙」所属の上野博子さんと同年同月同日生まれです。
タレント関係では高田文夫、沢田研二が1949年6月25日生まれです。

冬野様
確かに小学生時代までは三月生まれのグループと前年四、五月生まれの連中とは
全然、身体の大きさがちがったりして、不公平感がありますね。

三亀様
たびたび、ありがとうございます。
三笠市というのは映画関係者が出る町なのでしょうか。
夕張市が映画祭をやることになったのは、炭鉱の全盛時代に映画は娯楽の王者で
市内に十数館の映画館があって、炭鉱の三交替労働に合わせて二十四時間上映を
していた昔日の勢いをとりもどすため、とのことでした。

きよみ様
10000アクセスの人は、まだ、わかりません。
ウーン、一昨日の午前中ですね。
気がつかなかったのかなあ。
また俳句を書き込んでくださいね。


[2835] 飛行船の上のシンセサイザー弾き 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/13(Tue) 23:54

村井康司様、俳ラ以来ですね。
「ネットはバカをあぶりだす」という名言に感銘しておりました。

さて難波弘之さんとは、おたがいに高校生の時から知り合いでありました。
「ファナティック」というファンジンに一緒に所属していたのです。
私は当時、大阪の豊中市に住んでいて、上京した時、難波さんの家に遊びに行き
ピアノを聞かせてもらったりしたのですが、当時はまったくありがたみを感じて
いなかったワタシです。
その時、学習院の制服を着た中学生に紹介されたのですが、それがあの巽孝之!
これもまったく、ありがたみは感じませんでした。そりゃ、中学生だもの。

というわけで、「青少年SFファン活動史」などというものがアップされて
いるとは、まさにネットワーク社会おそるべし。
つい先日も、岩松正洋さんのフォーラムで、隠蔽していた過去をひとつ暴かれて
しまいましたし、うーん、すごい情報のサンダーストームですね。

コラボレーション「交歓」の第5作は「スケアクロウ」というタイトルで
「midnight press」の十四号に掲載される予定です。


[2834] 青少年ファン活動小史 投稿者:村井康司 投稿日:2001/11/13(Tue) 23:30

藤原さん、お久しぶりです。
「erection」創刊号での柴田千晶さんとの共作4回目、拝読させていただきました。1回目から通読すると、あるストーリーが徐々に見えてくるような気がいたします。続きが楽しみです。

「時代の季語としての人名」の話ではないのですが、
さきほどネット内をうろうろしてたら、偶然に難波弘之さんが72年に「宇宙塵」に書いたという、「青少年ファン活動小史」という文章をみつけました。
ロック・キーボーディストでSF作家でもある難波さんが十代のころに書いたものをネットで読めるとは! と、かつてSFばっかり読んでいたわたくしは大喜びで読んだのですが、藤原さんのお名前が再三登場するので驚きました。
ファンダムで有名な、SFのビッグネーム・ファンだったのですね。
SFの話も聞かせてください、こんど。


[2833] 同い年 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/11/13(Tue) 21:39

歌人はねぇ、1日違いの人がいる、名前を失念してしまった。あと紀野恵が一週間だけ年下なんだ。俳人作家とばして、漫画家なら高河ゆんか。
なんか類は友を呼ぶらしく、私の交友関係には三月生まれの人が多くて。やっぱ小さいときに学年では一番コドモナノデ寄り集まっていたのかな。
昔おばQのビニール人形があって、妹の数少ないおもちゃの一つだった。それなのにお注射だといって鉛筆で穴をあけてしまいあれは可哀想なことをしたけどこっちもなりきっててまさか穴が空いて萎んでしまうとは思わんかったので。

暮れかかる空のかぐわし神無月


[2832] 同年齢 投稿者:島田牙城 投稿日:2001/11/13(Tue) 21:26

ラモス瑠偉と私は同年齢・・・いや、それだけではなく、同月生まれ・・・いやいやそれだけでもなく、同日生まれなのです。だから彼のサッカー人生を思うと、力が湧いてくるのです。生まれ時間までは、ざんねんながら知りません。ちなみに、1957年2月9日です。

http://www64.tcup.com/6405/haisato.html


[2831] 大和屋竺さん 投稿者:春日三亀 投稿日:2001/11/13(Tue) 13:29

藤原様  挨拶が後になってすみません。よろしくお願いします。大和屋竺さんは三笠市幌内町の出身です。夕張と美唄のちょうど中間に位置する空知炭田のひとつです。もちろん、もう炭坑はありません。だから炭坑病院もありません。いつも真っ黒だった幌内川もきれいになりました。大和屋さんは斜陽とはいえまだ炭坑町として立派に機能していた三笠で、白い煙をあげるボタ山を見ながら少年期を過ごしたのだと思います。幌内中学から三笠高校、早稲田大学へと進み、早大時代はシナリオ研究会に所属、田中陽造さんと時を同じくしているはずです。
大和屋竺さんが短歌になっているのを読み、少なからぬ衝撃を受けました。私にとってはまさに「毛の生えた短歌」です。私も「毛の生えた俳句」に挑戦してみようとつらつら考えています。


[2830] 祝十万突破(*^。^*) 投稿者:きよみ 投稿日:2001/11/13(Tue) 09:47

藤原さん、こんにちは。(*^。^*)

私は、昨日、午前中に三回アクセスしましたが、三回目には、もう10万を、越えていました。
ひそかに狙っていたので残念でした。

また、句と歌を、紹介させてくださいね。

ラデインには彼のかなしみ神無月

ブッシュなりの正義貫き神無月

我が日本なになさぬべき神無月

人人の心問はれし神無月さんま言ひけり生丸儲け

おそまつさまでした。m(__)m

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/4023/


[2829] 同年齢という共通項 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/13(Tue) 07:22

LUCYさんも、こちらでははじめまして、ですかね。
フセインと美空ひばりが同い年というような意外性は詩心を刺激してくれます。
私の同年齢は俳人では大屋達治、歌人では影山一男、詩人では野村喜和夫、
作家では誰かなあ。調べてみます。

冬野様
のび太はサザエさん一家と同じく、世代を超えて生き抜いているようですね。

さて10000アクセスの方、まだ、お申し出がありませんが、どなたですか?


[2828] 北国のみじかい秋に 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/13(Tue) 07:12

俳句の歳時記でいうと神無月は冬ですね。
宮部みゆきの『幻色江戸ごよみ』という連作短編集の中の「神無月」という作品は
抜群に上手な切れ味のある傑作です。次の師走を扱った「紙吹雪」というのも好き
ですが。

春日三亀様
こちらでははじめまして。
春日さんの俳句の「ダッチワイフ」は、大和屋竺の「荒野のダッチワイフ」からの
本歌取りです。雪に埋もれるダッチワイフのヴィジュアルイメージはせつないですね。
私は一九九四年から一九九九年まで、夕張市の「ゆうばり国際冒険ファンタスティック
映画祭」の東京事務局長というのをやっていましたので、雪の夕張には何日も泊まりこ
みました。廃坑の町ですから、人口はどんどん減り、無人の家が雪に埋もれているのも
しょっちゅう見ました。
春日三亀さん、大和屋竺さんは、なんという町のご出身なのでしょうか?

・遥かなり天象儀館も大和屋も星の藻屑を集め耀ふ
・はつなつの朝日のやうにさはやかに奪はれてゐる桃色の狼(セックス・ウルフ)
・塵芥の定かならざる漂泊を世界のフレーム悪魔に委ねよ
・大和屋の死後一年余 六月の真昼東京ホワイト・オーバー
            黒田和美歌集『六月挽歌』(洋々社刊 2000円+税)より。

普遍性を捨てて、個別性に賭けた歌。春日三亀さんに伝わったのは、黒田和美さんも
本望でしょう。


[2827] おない年な人々 投稿者:LUCY 投稿日:2001/11/12(Mon) 20:40

藤原さん10万アクセスおめでとうございます。

私は詩歌の一ファンなので、ちょっとこちらには伺えなかったんですが、アニバーサリーに乗じてお邪魔します。

中沢新一さんの『私が愛用する辞書・辞典・図鑑』という本の中に、南伸坊さんが書いていた、人名辞典を利用した同い年有名人のカップリング、というのがあります。そのうち日記に並べますので、通りがかった折にでもご覧下さいませ。

   枯芝やフセインひばり同い年  LUCY

旧作おそまつでしたー。

http://www2.diary.ne.jp/user/86231/


[2826] ではでは 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/11/12(Mon) 20:40

 TVより出でたるデヴィッド・スーシェをゆめ打つなその骨太し
 キラ・ナルセ宇宙を駆ける隔月刊「メロディ」の巻頭ページの
 信長の髪型はなぜか茶筅髷のほうが納まる現代なれば

つまるところ、私はリルはわからないがのび太は解る。そんなとこか。


[2825] ボタ山は燃えているか 投稿者:春日三亀 投稿日:2001/11/12(Mon) 19:59

人名短歌、いいですね。黒田和美さんの短歌、五十嵐きよみさんの森下愛子、私の胸にも刺さります。大和屋竺さんは私と同郷、北海道の田舎町です。一度、日野市のお宅にうかがった時、蕎麦をごちそうになりました。即興の一句。

ボタ山のダッチワイフも雪化粧


[2824] 100168 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/12(Mon) 17:50

現時点でのカウンターの数字です。
どうぞ、100000を記録した方、ここに書き込むか、もし、それが恥ずかしい
ようでしたら、藤原あてに直接、メールを下さい。
今日は、ちょっと、影山一男さんと例にょつて密談してきました。おホホホホ!


[2823] あー残念、出遅れました 投稿者:松原未知子 投稿日:2001/11/12(Mon) 14:14

カウント100094でした。
藤原さま、古島哲朗さんの『現代短歌を「立見席」から読むU』ありがとうございました。昨日届きました。カウント80000の福袋にも古島さんの本が入っていましたね。
付録の「人名索引」に「伊丹十三、伊丹万作、円谷幸吉、平野啓一郎」なんて載っているのも懐の広さを物語っているようで、読むのが愉しみな本です。

http://www.adachi.ne.jp/users/mitico/index.html


[2822] 重ねてお詫びを。 投稿者:鈴木英子 投稿日:2001/11/12(Mon) 08:47

何故、作者名がこんな文頭に来ちゃったのでしょう。変な表記になっちゃって、
ごめんなさい。


[2821] 参加させてくださいな。 投稿者:鈴木英子 投稿日:2001/11/12(Mon) 08:42

『歌壇』4月号を読んでいて、この歌に会って、私も参加したくなりました。

●吾妻ひでおの描くアリスが立つていた。踏み切りを行く電車のむかう
黒瀬からん
す、すみません。旧かなの「い」と、からん氏の「らん」が出なかったです。

作者が意図していたかどうかはともかく、私は勝手に仙波龍英氏の
『わたしは可愛い三月兔』の装丁を借景のようにかぶせて、ああ、と思いました。
いるのに届かない踏み切りのむこう。その儚さも、ただ、吾妻ひでおで仙波さんが
想起されただけでないと、私は自分を分析しています。
ひとが振り向いたこういう企画は、本当に面白いですね。
あと57番あとのひと。誰が来るのかな、10000アクセス。
ちなみに、わたし95000は踏んだのです。ひとりでびっくりしてたけれど。


[2820] 不揃いな人名たち 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/12(Mon) 06:47

あかり様
黒田和美さんの『六月挽歌』の人名は私にとってはツボにはまるものばかりです。
大和屋竺、神代辰巳、永山則夫、一条さゆりと時代の風圧がよみがえります。
黒田和美さんは早稲田短歌会の先輩ですので、間崎和明さんや五島諭さんに
とっても先輩にあたる方になります。

冬野由布様
上海帰りのリルですね。この歌、根津甚八がカバーしてます。
ぜひ、由布さんも人名の歌を書き込んで下さい。

五十嵐きよみ様
勝手に引用してすみません。人名短歌クイズに関して、ふれるつもりで忘れてました。
ちなみに私は8問正解、というより2問まちがってしまったのがくやしい。
五十嵐さんの人名短歌ではこれも好きです。

・ああ昨日キョーコは映画の中で見た下着姿の森下愛子

ヴィジュアルイメージが黒田和美さんの短歌にも通じてゆくようです。
つまり、私を含めたそういう世代の感性に刺さるということですか。

神崎ハルミ様
はじめまして、ですかね。よろしく、お楽しみください。
みのもんたのファイナルアンサーは、まさに時代の季語ですよ。
こういう歌を詠んでおくことは本当は短歌にとってとても意味があることなのです。

二健様
{俳の細道}での原子公平俳句の紹介も読ませていただきました。
意外と人名句が多いので驚きました。
都はるみの句がしみますね。
二健さんご自身には人名の詠み込み句はありませんか?

さて、今日中にも、100000アクセスが出そうです。
今回は詩歌大福袋を記念品として用意してありますので、100000を
記録した方は、この掲示板で自己申告してください。ではでは。


[2819] 原子公平の人名句 投稿者:二健 投稿日:2001/11/12(Mon) 01:31

  ランボーは遠いおとうと目刺で酒
  春に居坐る白鳥マルクス読む青年
  禿頭にテルの林檎をおぼえおり
  都はるみは去り木枯しの震え熄む
  歯痛の踊る豊年の闇おおスザンナ
  暑い冬空昏し地に照るアマテラス

http://www82.tcup.com/8217/samurai.html


[2818] 人名の読み込まれた歌 投稿者:神アハルミ 投稿日:2001/11/12(Mon) 00:11

こんばんは、初めてお邪魔します。
人名が詠み込まれた歌ということで自作で恐縮ですが・・・

人類に不敵な笑みでみのもんた似の神が問ふ「ファイナル・アンサー?」

「公募短歌館」(第294回)で春日井健さんに佳作に選んで頂いた歌です。
<時代の季語>というフレーズ、とても新鮮に感じました。


[2817] 人名の詠み込まれた歌 投稿者:五十嵐きよみ 投稿日:2001/11/11(Sun) 21:55

こんばんは。
楽しく興味深い話題が出ているので、覗かせていただいておりましたら、
なんと、藤原さんが私の歌を引いてくださっていて、びっくり。
ありがとうございます。

>マルグリット・デュラスを読めば魂は浮遊し仏領インドシナへと/五十嵐きよみ

この歌は、デュラスの「愛人(ラマン)」の印象を歌にした連作の一首目で、
そのためだいぶ説明的で、もしかしたら余分な歌かもしれない…
というような一首だったので、
独立して引いていただけるとは思ってもみませんでした。
それだけに、とてもうれしいです。

人名の詠み込まれた歌、話題が出てから、私も考えていたのですが、
思いつくのはみな、藤原さんの歌ばかり…。

しかし、急に思い出しました。
私のHPにUPしている「短歌クイズ」が、今、「人名の歌」なのでした。
作者を当てるクイズにつき、作者名付きでこちらに転載するのは控えますが、
「松田聖子」「マリリン・モンロー」「飛雄馬のお姉さん」などの
詠み込まれた歌を10首取り上げています。
どれも有名な歌ばかりだと思いますので、今さらという感じかもしれませんが、
興味を持っていただけましたら、覗いてみてやってくださいませ。

http://www.parkcity.ne.jp/~noma-iga/


[2816] 人名 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/11/11(Sun) 19:42

難しいですね。単に私が物知らずなせいもあるけれど、歴史の教科書には「上海リル」はいませんしね。中途半端に年取ってると若さで許されたり年の功で得をする面が少ない。


[2815] 黒田和美さんの「六月挽歌」に 投稿者:あかり 投稿日:2001/11/11(Sun) 19:31

死ののちの人の性こそ凄絶な「木乃伊の恋」と大和屋竺と

優しさが記憶の底に雪のごと降り積むさらば神代辰巳

熱き雨無念を孕み八月は永山則夫の死より始まる

晒す身はもはや持たねば白妙のたましひ纏へ一条さゆり


はじめまして ちょうど読んでいました 歌集の中から 引かせていただきました。

http://cgi.linkclub.or.jp/~kagemaru/chacha/tanka/tanka.html


[2814] こま様、東人様、振り子様 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/11(Sun) 19:25

さまざまな作品に作者ならではのこだわりが見えて、とても刺激があります。
俳句は人名に季語を配するのはとても難しそうですね。

今、現代短歌文庫の『北沢郁子歌集』を読んでいたらこんな歌に出会いました。

深夜放送にリル、リルと呼ぶ歌を聞く探さるるを待ちリルも老いけむ/北沢郁子


[2813] マルグリット・デュラスも 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/11(Sun) 17:24

マルグリット・デュラスを読めば魂は浮遊し仏領インドシナへと/五十嵐きよみ

五十嵐きよみさんの「梨の実通信」に上記の素敵な歌があったので勝手にコピー
してしまいました。
こういう歌は松原未知子さんはお好きじゃないですか?

花村萬月とカトリーヌ・ドヌーブという人名の選び方に作者の感性のベクトルが
露出しているように思えます。

マヤコフスキー詩集読みさし珈琲を喉に流せば 冬の雷鳴/藤原龍一郎

ちょっと古い感性の見本です。


[2812] 人名にジンと来ます 投稿者:松原未知子 投稿日:2001/11/11(Sun) 15:45

●花村や萬月ときてピカレスク・ロマンの夜が疼くせつなく/小玉隆『ES彼方へ』

●あなにやしC・ドヌーヴの意志的な二重顎(ふたへあご)にそ秋はかくらふ/未知子

カウント100000もうじきです。しばらく目が離せません。

http://www.adachi.ne.jp/users/mitico/index.html


[2811] プロレス・ノスタルジー 投稿者:東人 投稿日:2001/11/11(Sun) 14:33

沖識名なつかしい。

  電器屋のシャープ兄弟春嵐   東人


[2810] 今日の朝日歌壇 投稿者:振り子 投稿日:2001/11/11(Sun) 13:30

に、佐々木幸綱選で

 今朝も見るパウエル国務長官の喧嘩をすれば強そうな顔   桑原 元義

 新聞に張学良の訃を見つく歴史は長く記事は小さし     綿引 まさ


そして、かつての
 
 媒体として肉体はあるものをボリス・ヴィアンの日々のうたかた
                            
                             藤原 龍一郎


[2809] こんにちわ 投稿者:花森こま 投稿日:2001/11/11(Sun) 13:15

「豈」に人名俳句を投句したことがあります。
  晩秋をまるごと抱え妹尾健
  冬天に星を零せしあざ蓉子
  恒行行く春曙の書棚かな
あとは忘れましたが。

http://www2.diary.ne.jp/user/119532/


[2808] 時代の季語 投稿者:東人 投稿日:2001/11/11(Sun) 12:25

藤原様

こちらはじめておじゃまします。
「時代の季語」いいですねえ。

いま手許にあるものから

  殘闕の死海寫本の大岡頌司   
  春の雪ビスコンティを消し忘れ 
  山越のジャイアント馬場來迎圖
  降る雪や蛇笏石鼎水巴普羅      
                 高橋 龍 『後南朝』


[2807] きらめく人名の花束 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/11(Sun) 11:58

岡田幸生様

おお、小気味のよい二首をご紹介いただきありがとうございます。
二首目の渋谷祐子さんは、私の知っている方です。
マリーネ・ディートリッヒは世界の映画の名場面です。
これは「人形の家」のノラが家を出てゆく場面にも匹敵する女性の意志を感じさせ
てくれます。

きよみ様
三句とも好きです。
特に「今いくよ、くるよ」は私好みです。

・不可解にして不可知なる闇ありて漫才師華ぼたんの入水/藤原龍一郎『東京哀傷歌』
・脚光を浴びるこの世のなりゆきのチャーリー浜もかなしからずや  同上

私はこんな歌をつくっています。
別に芸人さんものでなくてもけっこうですので、他のみなさまも、書き込んで下さい。


[2806] こんにちは(*^。^*) 投稿者:きよみ 投稿日:2001/11/11(Sun) 11:30

藤原さん、こんにちは。

あまり巧くないかもしれませんが、私の句から三句ほど、紹介させてくださいね。

しみじみとひばりを聴きし虎ヶ雨

いまいくよくるよこないよじゃあいこう

しなやかにしたたかに生き聖アリス

おそまつさまでした。m(__)m

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/4023/


[2805] 人名が詠み込まれている短歌を 投稿者:岡田幸生 投稿日:2001/11/11(Sun) 10:29

藤原さん、こんにちは。

きょうは朝からいい天気になりました。うれしいです。

「時代の季語」とはすてきなフレーズですね。
さて、すてきな企画、人名が詠み込まれている作品、短歌から引いてみましょう。

・ハイヒールを脱ぎて砂漠に駆けいでしディートリッヒも逝きたる一人/河野多作

・冥府王ハデスの門か地下街の出入りにさやるエアーカーテン/渋谷祐子

いずれも「NHK歌壇」中の高野公彦さん選の一席入選歌、
ひとつめは二〇〇〇年九月号(題は「砂」)、
ふたつめは二〇〇一年五月号(題は「門」)からの引用です。

と、出しなの走り書きみたいであれですが、とりあえず。

http://www2.diary.ne.jp/user/81482/


[2804] 暗喩としての人名 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/11(Sun) 09:17

と、難しいタイトルをつけておきながら、私は「時代の季語」として人名を
自分の短歌にとりこんできました。
この時代の季語というのは、第1歌集『夢みる頃を過ぎても』の栞に小池光さんが
書いてくれたフレーズです。

・九月かな悔しき長与千種かな 楢崎進弘

この川柳も長与千種の年譜と照合したりするとたぶんクラッシュギャルズの時代に
ダンプ松本率いるヒール軍団獄門党との抗争をくりひろげていた時代背景が見えて
くるようです。悪党レフリー阿部シローなんて人も居ました。

そういえば、私もプロレスのレフリーの名前を詠み込んだ俳句をつくっていました。

・そののちは知らぬ夕暮沖識名   藤原月彦

川柳、俳句、短歌で人名が巧く詠み込まれている作品がありましたら教えて下さい。


[2803] 無題 投稿者:花森こま 投稿日:2001/11/10(Sat) 10:25

夫の川柳で「九月かな悔しき長与千種かな」というのがあって、意味なし句ですが私は好きです。ライオネル飛鳥という名前は勇気を与えてくれる名前ですね。実際にプロレスを観戦するのは、私には出来ませんが。

http://www2.diary.ne.jp/user/119532/


[2802] 花森こまさん 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/09(Fri) 22:56

長与千種とライオネス飛鳥はカムバックしたあと、みごとに、女子プロレスシーンを
牽引しています。私はそのあとの世代の北斗晶に魅せられて、一九九二年から
一九九五年の秋にかけて、どっぷりと女子プロレスの麻薬に浸っていました。

・世紀末その毒と美の象徴の北斗晶と呼ぶ永遠は/藤原龍一郎


[2801] 光の雨と俳句の里 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/09(Fri) 22:50

松原未知子様
「光の雨」は必ず見ます。裕木奈江の永田裕子というのも興味あります。
脚本家が確かまだ三十代の人なのですよね。
「光の雨」のページも見ました。あの事件はちょうど早稲田へ入る直前の春休みでした。

島田牙城様
「俳句の里」の開設おめでとうございます。
「現代俳句一〇○人二〇句」は、八重洲ブックセンターで買いました。
俳句の現況を知る、良いテキストです。


[2800] 荻原さんへ 投稿者:島田牙城 投稿日:2001/11/09(Fri) 21:15

お気遣い有難うございます。
荻原さんへは、「季刊邑」が頓挫してご迷惑を掛けたこと、今だに忸怩たるものが蟠っています。あの時はごめんなさいでした。
掲示板を立ち上げて、管理人の大変さを痛感しています。いろいろ教えて下さい。
私の掲示板は暖かな書き込みが欲しい『俳句の里』と言います。みなさんどうぞ覗いて下さい。

http://www64.tcup.com/6405/haisato.html


[2799] こんばんは。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/11/09(Fri) 19:54

>島田牙城さん

> 2795だけを読んで私の掲示板を覗かなかった人は、
> 「島田が辰巳の味方をしている」と誤解する人がいるかもしれませんね。

あ。そういう角度からは考えてみませんでした。
そう言われてみれば、そうも見えますね……。
今後、ダイレクトなリンクの記述については
できる範囲で、もう少し注意深く接しますが、
やはり、ここになじみのある人のウェブの場合、
管理人からはとやかく註を入れない、
という可能性がままあるかと思われます。
気にかかる場合には、お手数ですが、
今回のようにコメントお願いできれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。>島田さん、みなさん

>冬野由布さん

ありがたいことばをどうもありがとうございました。
ログは順調に読めるようになりましたでしょうか?
コメントは川のようにどんどん流れていきますが、
記録としては流さずに残していくようにしてあります。
先に西王燦さんからも、ツリー形式が読みやすいか、
というご指摘を受けていましたが、
ツリー形式を導入すると、話題が膠着する、とか、
軽い感じで新しい話題を展開しにくい、とか
そういった問題が発生する可能性もあります。
できれば、

[ワード検索機能](アクティブなログの検索機能)
http://www.imagenet.co.jp/~ss/com/ryufuji/tanka.cgi?mode=find
[過去ログ検索機能]
http://www.imagenet.co.jp/~ss/com/ryufuji/tanka2.cgi?mode=find_html

等の機能をご利用いただきながら、
関心の深い話題へと手早く到達して下さいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。>みなさん

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[2798] 荻原管理人様 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/11/09(Fri) 18:48

本当にお疲れ様、いつも有難うございます。管理人さんて大変ですね。一種の尊敬の念を感じる。


[2797] ちょっと待って。 投稿者:島田牙城 投稿日:2001/11/09(Fri) 18:23

2795だけを読んで私の掲示板を覗かなかった人は、「島田が辰巳の味方をしている」と誤解する人がいるかもしれませんね。辰巳さんも「味方」を欲してはおられないと思いますし、こうした誤解は辰巳さんもよろこばないでしょう。
松原さん、はじめまして。人の名前をお出しになる時は,十分に気をつけていただけると有難いです。
なお、私の立場は、特にここへ書き込むつもりはありません。あしからずご了承下さい。
御通夜へ行ってその家に泊まりこんで、二日酔いなのです。あれもこれも頭がいたい。


[2796] 藤原さん 投稿者:花森こま 投稿日:2001/11/09(Fri) 17:41

昔、私は神戸の南京町の小さなおしゃれな喫茶店で長与千種さんの使ったあとのトイレに入ったことがあります。なんとなく嬉しかったのね。それだけの話ですけど。


[2795] 辰巳泰子さんのファンの皆様へ 投稿者:松原一成 投稿日:2001/11/09(Fri) 13:10

辰巳泰子さんの意志表示が読みたい方は、こちらへ↓
島田牙城さんの掲示板です。

http://www64.tcup.com/6405/haisato.html


[2794] ●留意いただきたいこと 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/11/09(Fri) 12:07

>西王燦さん

ぼくが神経をとがらせすぎかも知れませんが、
[2789] を読んで、いささかひっかかりました。
具体的には、コメント後半の●と●で囲まれた部分のことです。
「掲示板の機能をベースにしたコメント」とも絡みますが、
この種の象徴的なコメントは、意識/無意識にかかわらず、
伝達される文脈によっては親愛とも揶揄ともとれてしまいます。
今後、どうぞご留意いただきますようお願いします。

>松原一成さん

[2790] に書かれていた
「とある悪質な匿名掲示板の書き込みとたびたび内容がリンクしている」
というコメントについてですが、内容をそのまま受け取ると、
「悪質な」も「たびたび」も「リンクしている」も伝聞です。
松原一成さん自身はそれをおたしかめになったのでしょうか?
なにがしかの批判を含む書きこみの場合には、
できるかぎり伝聞というスタイルは避けていただきたく思います。
今後、どうぞご留意いただきますようお願いします。

ちなみに、該当するであろうと思われる匿名掲示板は、
たぶんぼくが読んでいるものと同じじゃないかと思うのですが、
上記で指摘した西王さんのコメントの一部分について、
「とある匿名掲示板のひとつの書き込みと指摘事項が同じ」
だっただけだとぼくには感じられました。
もし、その掲示板のURLをご存じないようでしたら、
荻原宛に電子メールをいただければお知らせします。>西王さん、松原一成さん

それから、もう一つ、
この話題、継続しないようにお願いしますね。(^^)

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[2793] 復活の日 投稿者:松原未知子 投稿日:2001/11/09(Fri) 09:53

藤原さん、イェ〜イという感じです。
日記でお書きになった映画、世代的連帯感によって作られたようです。原作の立松和平のサイトに『光の雨』制作のいきさつがのっています。こちら↓。「わっぺいだけを打たせておくわけにはいかない」って伴明のセリフが泣かせます。カッコイイです。
閉ざされた空間で、同志(こころざし同じき者)が同志をリンチするに至るというのは、あらゆる人間社会にみられる現象、そんなことをしみじみ思わせる映画でした。

http://www.tatematsu-wahei.co.jp/hikari/hikari.html

http://www.adachi.ne.jp/users/mitico/index.html


[2792] 大正アヴァンギャルドなど 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/09(Fri) 07:16

西王様
歌垣については、私は本当に無知なんです。
その番組も聞きたいのですけれど、時間がなあ。

さて、内堀弘の『石神井書林日録』からの受け売りですが、大正アヴァンギャルドと
よばれる詩人の尾形亀之助や画家の柳瀬正夢が創刊にかかわった雑誌に「マヴォ」と
いうのがあるそうです。
大正13年に創刊されて、7冊刊行されて終刊した雑誌です。
この「マヴォ」に団歌があって
「サイヤンカネ、ラサ、ラッタンダリラー」という意味のない歌詞が続く、いかにも
という歌らしいのですが、この歌をヒカシューが「マヴォの歌」という題でレコーディ
ングしているのだそうです。
やはり、巻上公一オソルベシですね。
どなたか、この歌がなんというアルバムに入っているか、教えてくださいませんか。


[2791] 題名、書いている途中で 投稿者:松原一成 投稿日:2001/11/09(Fri) 07:07

うっかり送ってしまいました。
正しくは、もちろん「西王さんと藤原さんへ」です。


[2790] 西王さんとへ藤原さんと 投稿者:松原一成 投稿日:2001/11/09(Fri) 07:05

>西王さん
いろいろなことをお書きですが、ある人から、

「西王さんの書き込みは、とある悪質な匿名掲示板の書き込みとたびたび内容がリンクしている」

という報告を受けております。

>藤原さん
「辰巳泰子様
今後、この掲示板への書き込みはご遠慮ください。」とのことですが
辰巳さんに聞いたら、メールなどでお伝えしてはいないそうですね。
つまり、本人に直接伝える方法をとらないで、さらしものにする方法をとられた‥‥と。
これでは、退去通告だと気づかれないで、
辰巳さんがまた、うっかり書き込むことがあるかもしれませんよ。


[2789] ふたたび「歌垣」 投稿者:西王燦 投稿日:2001/11/08(Thu) 21:54

西王です。

>藤原さん

例の「歌垣」のこと、まだ気になっています。
きのう、NHKラジオでの竹内勉さんの番組で、昭和初期の、東京の「田植え歌」を聞きました。東京でも「田植え歌」があったのだなあ、、、と。

「歌垣」のことを考えるならば、どうしても農耕儀礼(穂が孕む→H系)の歌詞を考えないといけないかもしれません。

きょう、ふたたび竹内勉さんの番組を聴くと、「盆歌」の本義は「南無阿弥陀仏」であるべきだが、「盆歌」のなかで「南無阿弥陀仏」は一割にもみたない、ほとんどは「歌垣」ふうの恋歌だ、という発言がありました。

あすも、この続きが午後4時20分からあります。機会があればご一聴を。


さて、これも「歌垣」の雰囲気かどうかはわかりませんが、そして、[2788]の
辰巳さんに対する呼びかけとも、まったく関係なく書くのですが、この掲示板が
改装されたので、過去ログを読んでいましたら、[2755][2756]という松原一成さんと辰巳泰子さんの記事は、同じアドレスから書かれたものなのですね。

お二人とも顔見知りなので、なんとなく嬉しく感じました。


では、「歌垣」・「歌謡」のこと、しばらく一人で考えてみます。

http://www.mitene.or.jp/~nishio/


[2788] 藤原龍一郎です 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/08(Thu) 20:38

しばらく、沈黙していましたが、また、書き込みを適宜していきます。

辰巳泰子様
今後、この掲示板への書き込みはご遠慮ください。


[2787] 先日はありがとうございました。 投稿者:五島諭 投稿日:2001/11/08(Thu) 15:07

早稲田短歌会の五島です。
歌会に出席していただき、ありがとうございました。
楽しんでいただけたようでしたら嬉しいです。
頂いた歌集は勉強会で使わせていただきます。
ぜひまた遊びにいらしてください。
それでは、失礼しました。


[2786] オーデン! 投稿者:石井辰彦 投稿日:2001/11/08(Thu) 13:01

今、オーデンの詩集を読み返しています。どうして読み返すことになったかは、〈朗読する歌人たちの掲示板〉に書いておきました。で、このところ混乱をきたしていたこの掲示板、およびここに立ち寄る人々のために、特に敬愛する辰巳泰子さんと藤原龍一郎さんとのために、オーデンの詩の一節を引用しておこうと思います。"In Memory of W.B.Yeats" という1939年に発表された詩の結びの部分。加島祥造さんの訳で引用します。

***

だから詩人よ、君は
この暗い夜の底までおりてきて
その晴朗の声を高めてわれらを説き
われらを喜びにみちびいてくれたまえ。

ひとつの詩で耕やして
この呪われた土地を葡萄園に変えてくれ
この人間の失敗史について
苦しみの陶酔とともに歌ってくれ

心の乾ききった砂漠のただなかに
それを癒やす泉を湧きださせてくれ
彼の時代の牢獄のなかで
自由なる人に、いかに感謝すべきかを教えてくれ。

***

この掲示板にも泉が、ふたたび豊かに湧き出しますように! 激論や反目さえもが、この掲示板に育ちつつある葡萄園の肥やしになりますように!


[2785] ●この掲示板の「機能」について 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/11/08(Thu) 04:29

インターネット上の掲示板の「機能」は、
実にさまざまなで、その「一般性」は把握しきれません。
ネットの「常識」を先に立てて意見を言うのは、
きわめて困難なのが実状だと考えられます。

先に「機能」にかかわるコメントがいくつか出ましたが、
たとえば掲示板における運営サイドへのメール通知機能は、
運営経験のある人たちにとっては「常識」なのですが、
それ以外の人たちには伝わっていないかも知れません。
また、アクセスカウンタが勢いよく回る理由も、
さまざまに推測された「常識」がありますが、
実際のところはよくわかっていないはずです。
議論が過熱すると増えるのはたしかですが、
なぜ過熱すると増えるのかははっきりしません。
これらが建設的に推測されていくのは構いませんが、
しかし議論のやりとりのなかに入ってくると、
それぞれ度合の異なる「常識」を抱えたままで、
かみあわなくなることも出やすいかと思われました。

今後、藤原龍一郎さんをふくめ、
掲示板の「機能」をベースにしたコメントを出す場合、
はじめに、できれば管理人への問いかけをしてみて下さい。
管理人もわからないことの方が多いでしょうが、
その発言者が「機能」についての「常識」をどう考えるかを、
はっきり表に出した上で、あらためてご発言願いたいと思います。
議論の流れは多少もたつくことになりますが、
どうしても速度の要求される議論というのは
それほどはないのではないかと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[2784] ●ウェブを開設されたみなさんに 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/11/08(Thu) 04:00

ご自身のかかわるウェブを開設されたみなさん、
最近では(見落としがあるかも知れませんが)、
永田淳さん、島田牙城さん、花森こまさん、
当掲示板にてお知らせいただきありがとうございました。

ここと管理人を同じくする
リンク集およびそのBBSがありますので、
念のためにご紹介させていただきます。

[短歌関連]
○電脳短歌イエローページ
http://www.imagenet.co.jp/~ss/yp/
http://www.sweetswan.com/yp/
○電脳短歌BBS
http://www.imagenet.co.jp/~ss/com/dt/bbs.cgi

[俳句・川柳・連句関連]
○17.com
http://www.sweetswan.com/17.com/
○17.com BBS
http://www.imagenet.co.jp/~ss/com/17.com/17.cgi

よろしければ上記のBBSにてもご宣伝下さい。
上記BBSに書きこみいただいた情報につきましては、
リンク集の方にも順次掲載させていただく予定でおります。
個人・結社・出版社等、運営者による掲載制約はありません。
どうぞよろしくお願いします。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[2783] ●「改築」完了しました。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/11/08(Thu) 03:47

読みこみが若干重くなっていますが、
しばらくこの状態でいきたいと思います。
何か問題が生じた場合はお知らせ下さい。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[2782] ●掲示板の「改築」をします。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/11/08(Thu) 03:09

30分ほどで完了するのではないかと思いますが、
これから掲示板の「改築」を試験的におこないます。
1ページあたりのコメント表示件数を20件から50件に増やして、
現在5ページにわたっていたアクティブなログを2ページにします。
アクティブなログの総数は100件のままとします。
過去ログについてはこれまでと同じ扱いです。
表示が重いなどの不都合が出るかも知れませんが、
いちいちページをめくるよりは早く読めるはずです。
どうぞよろしくお願いいたします。



>冬野由布さん

この掲示板の巻物式のスタイルは、
現在のところ変更する予定はありません。
もうしわけありませんが、
ダウンロード後、接続をいったん切って、
ゆっくりコメントをお読みいただければ幸いです。
1ページ50コメントに切り換えることにしましたので、
ダウンロードにさして時間はかからないと思います。
方法でわからないところがあればご質問下さい。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[2781] ●(電脳日記の)サーバメンテナンスのお知らせ 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/11/08(Thu) 02:54

藤原龍一郎さんの電脳日記、
夢みる頃を過ぎても、を設置してあるサーバで、
11月14日(水)の午前3時〜6時まで、
(火曜日の27時から、ということです)
ハードウェアのメンテナンスがあります。
その時間帯は、藤原さん自身も閲覧・記入できませんし、
他のユーザーの方も閲覧ができませんので、
どうぞよろしくお願いいたします。
再開が遅れる場合もありますので、
その点、あらかじめご了承下さい。
この掲示板は通常通りです。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[2780] こんばんわ 投稿者:花森こま 投稿日:2001/11/07(Wed) 21:57

牙城さんとこからやっとココへたどり着きました。お元気ですか。私はやっとこの頃俳句を再び作り始めました。この前までは就職できないことで苦しんでいて頭が一杯でした。今も就職決まっていないのですが、もうすぐボーナスだし、気が楽になって。ふところが狭いんです。ネットで日記を始めました。まだ二日目なんで俳句のことはあんまり書いていませんが気が向いたら覗いてくださいね。
http://www2.diary.ne.jp/user/119532/


[2779] ありがとうございました。 投稿者:間崎和明 投稿日:2001/11/07(Wed) 16:47

昨日は早稲田短歌の歌会への御来臨、ありがとうございました。
会員一同、感激しております。
二次会(最後まで参加したものは、朝までカラオケだそうです)でも喜びの声が溢れておりました。
顧問の佐佐木幸綱先生を除けば、OBOGの歌人の参加は、間崎の記憶にある限り第三次早稲田短歌の成立以降初の快挙であります。
これからも後輩をよろしくご指導ください。
遅ればせながら、お礼まで。

http://www.geocities.co.jp/Bookend/6669/main.htm


[2778] 今晩思い立って 投稿者:島田牙城 投稿日:2001/11/07(Wed) 00:03

掲示板「俳句の里」を立ち上げました。
http://www64.tcup.com/6405/haisato.html
です。
どうぞお立ち寄り下さい。


[2777] 話題が 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/11/06(Tue) 21:00

ここまで増えるとは…ダウンロードするしかない。幾つのファイルになるか知れないが通話料だけとはいえ辛いものがある。


[2776] 無題 投稿者:キュー栓 投稿日:2001/11/06(Tue) 12:21

こんにちは。殆どの方は初めまして。
ほぼ引退状態なので藤原氏に憶えて頂けているかどうかも分かりません。
単なる部外者と思って下さって結構です。

十五年位前に作品を見て頂いて以来、勝手につきまとっているのですが藤原氏の
人間性について考えて見たことは有りませんでした。有ること無いこと言われてい
るのを耳にしたことが無い訳では有りませんけど、作品と御自分の作品に対する自
負(或いは気負いのようなもの)が好きで其の点に於いて今でも一度も失望した事
は有りません。

付きまとっている割には冷たい様だけど、こちらが勝手に好意を抱いたのは書く人
としてなので、実生活でどうだろうと人間としてどうだろうとどうでもいい事です。
好意を抱いている事を言うのは押しつけだし、人間性に失望した事を言うのも押し
つけです。言うことによって言った人はスッキリするのかも知れませんが、短歌に
ついて発言するべき掲示板で言うべきことでは有りません。少なくとも逸脱は自覚
されるべきです。
あくまでも書く人もしくは文学に関わる人として対峙しようとした藤原氏に対して
「人間性を卑しめ」たとかそういう話題を出したのは藤原氏ではない人で有った事
は明確に意識されるべきです。
掲示板のマナー(此処でのローカルルールの事ではなく一般的な掲示板でのマナー)
を無視し、言いたい事を言い続ける事に対して問題を感じます。また、相手の反応が
出る前に反応を待っていますと言わずもがなのことを言い続ける事に対して問題を感
じます。そして人間性の否定と勝手に読み取った人及びそれに同調する人がそれを世
の中に一つの事実であるかの様に言い続ける事にも問題を感じます。

藤原氏が非人情で人非人で人様の人間性を否定するような人であったとして、その
「真実」を公表・追求したいと思う人がいたとしてもそれは誰も止められません。た
だそれはネット上の掲示板という場で行われ、またそれに相応しい発言方法はされな
かった。それをなさった方は自覚なさるべきかと思われます(藤原氏主催の掲示板で
有るとしても無かったとしても同様です)。此処はチャットでもない、紙媒体でもな
い、ましてやオフラインの様々な場とは違う場であり、それに相応しい利用法と速度
があることを理解なさるべきです。「書かれている事」は重要ですけど「書かれてい
ることから推測できる事」は書かれている事とは別物です。たいして考えなくてもそ
うとしか取れないと言うような事でも顔の見えない場でのやりとりに於いては「書かれ
ている事」以外は事実では有りません。藤原氏と面識が有ろうともそれはあくまでも
ソトにおける藤原氏の知り合いに過ぎないということは自覚なさるべきかと思われま
す。我々は家でパソコンに向かっている(いわゆるネット人格)藤原氏とは面識がな
い。にも関わらず規則を守って下さいと言う発言を無視して発言している以上は返答
は期待できないと思われます。

カウンタが上がるのは掲示板の書込み内容が面白いからという事もまれにありますが、
単にいつ削除されるか分からない状況になったのでリロードする人が増えたからとい
う事も有ると思います。荒れる所程よく回るというのが一般的ではないでしょうか。
管理人氏はアクセス解析ついても御存知でいらっしゃる(多分)のでその辺はある程
度は推測なさっているでしょう。

以上、不愉快になられた方同調しないと言う方は無視して下さい。わたしの下らない
書込みで板が重くなるのは不本意ですので。

蛇足ながら最近のやりとりは狂牛(今話題の狂牛病とは違う物です)に関する一連
の動きを思い出したことを付け加えます。分かる方だけ笑って下さい。


[2775] モノガタリは進化する!(四) 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/06(Tue) 09:06

明日以降、とお断りしてあったけど、あたらしい依頼がはいって、また忙しくなりそうなので、先に書いておきますね。
これで完結です。
さいごは、例によって、お手紙のスタイルで。

「風景」を連載していたころ、よく上野を歩いていました。
美術館や博物館がたくさんあって、わたし、ずっと昔は、絵を描くのが好きだったんですよ。
晩夏の上野公園は、少しずつ日が暮れて、あすこのメリーゴーランドに八一を乗せてあげたかった。わたしは蓮が見たかったから、あきらめさせてしまった。いつかのことです。もう、あの子を連れてきても、五年生になるのだし、ベンチに座って遊具の錆びが暮れ色に沈んでいくのを見ていると、取り返しのつかないことで胸がいっぱいになる。

なぜ、わたしは、小説を書くのかしら?
小説を描くようになって、わたしには、過ぎたことばかりでなくこれから起こることさえも、すでに膨大な反古に思えてなりません。実在の時空で袖振りあう人も、移ろってゆく登場人物に過ぎないような気がしています。
小説を書くようになって、わたしは、自分自身のカタルシスを喪いました。
自分をさらす苦痛もないかわりに、快いとおもうことも、ずっと減ってしまったんです。
にんげんはきっと、「確かなもの」を感じたときに、もっとも強い快感を得る生き物なのではないかしら。そのためにわざわざ、自分で自分に、「確かなものに感じられますように」という魔法をかけて、味方がいっぱいいるように思ったり、だれかに抱かれて愛を感じたりできるんだね。

もうわたしは、気づいている。
どんなに「人」に忠実に描こうとしても、「現実」でさえも、すでに膨大な歳月の反古である以上、フィクションにしかならないってこと。「人」に忠実、あるいは誠実であろうとしても、モノガタリは書けないです。

「風景」を描きおおせたら、もういい。わたしの誠実は、そこにあればいい。
ふとこの世のほかの眼差しであたりを見回せば、わたしには、いくらかでも不易であることを約束してくれるのは、「風景」のように思えている。
気がつけば、せめてわたしを置いてきぼりにしない存在として、「風景」を眺めている。

「レイテ戦記」はとても地理に忠実に描かれている、それは真実を描くために外せないことだったと、そう語ったのは池澤夏樹だったかな。
地形、地理、確実にめぐる天文の、あるいは季節の事物、そのようなものを道しるべに、何度もおなじ風景のなかを辿りながら、確かめるんだね。
せめても反古でないもの、あるとおもっていていいもの、にんげんを受け入れてくれるものへのあこがれを。

俳句をつくる人だって、きっとそうじゃないかと思うことがあります。
わたし、俳句には、人間不信のモノガタリがあると思ってる。「人」について語ろうとしない詩形には、そのようなモノガタリが、秘められている気がしてなりません。

石井辰彦さんが、この9月に起こったテロのショックを、語りつづけておられた。
そうして、たくさん人が死んだことよりも、「風景」が毀れてしまったことに、衝撃を受けておられた。わたしはそのとき、彼の作家としての感性を、信頼できると思いました。

「にんげん」という、決して、手にとって確かめることのできないもの。
それがわかっていながら、小説家が「にんげん」を捨てずに描くのは、なぜなんでしょう?
風景に受け入れられる。
それだけで満ち足りることができないのは、どうして?
なぜ、描かなければならないんでしょう……。
わたし、それだってやはり、「確かめずにはいられない」生き物だからだと思う。
膨大な誤解や反古だとわかっていながら、拾いあげては体力と時間を費やし、ああ、やはり、「現実」は、誤解と反古の世界にしか過ぎなかったと「確かめる」。
それが、小説家の仕事です。
だから、短歌とちがって、書くという行為のなかに、カタルシスなんて存在しない。

だれかを愛するときだって、……好きな人だからいっしょの風景を見たいのでなしに、自分を受け入れる風景のなかにいっしょにいた人だから、たまたま「好き」になる。
作家は、そんな「ほんとのこと」に、モノガタリの「型」のなかで、あたかも唯一無二の愛そのものであるかのように、だましだまし、近づいていくんです。
あるがままに話しては、相手に、つらいおもいをさせてしまうから。
いつかは、幸せになるのかしら……だれかがやっつけてくれないかしら……そんな期待をちぎれさせないために、上手にうそをつくために、モノガタリには「型」がなければならないんです。

モデル小説が成立する背景には、「人」の属性をも、風景の一部、つまり不変物として「設定」してしまうことが必要です。一定のキャラクターを付与しなければならないので、それは作家の「私情」からは、かけ離れた作業になります。
それを、他人の痛みがわからない、と言われてしまえば、すべての作家は、人でなしでしょう。

歯と舌をうしない、苦痛もないかわりに快楽も持たない料理人がいて。
確実な手わざでつくりあげたレプリカを、「これこそ、本物だ! おいしーい」と食べきってくれる人がいるとします。そのとき、その料理人は、食べた人の喜びを想像して、自分ではもうわからないものの味を、共有するんだね。

短歌のカタルシスが、「剥皮の苦痛」によって得る作者のカタルシスを、読者が追体験することで成立するのだとしたら、小説のカタルシスは、読者の幻覚を作者がさらに幻覚するという、絶望的な非在を含んでいます。

そして、そんな魔法にまんまとかけられて、しまいまで信じ抜いてくれる人の哀歓を目にしたとき、作家はとうてい、その読者には、かなわない。
そう、思うんだね。

とめどなきわたくし文の朽木文(くちきぶみ)生きてゆくことすべてが反古(ほうぐ)

         泰子


[2774] 紅い花 投稿者:松原一成 投稿日:2001/11/06(Tue) 07:03

辰巳さん、歌、ありがとう。返歌しますね。

おじぎ草の身をもつひとをさするため掌が欲し羽より軽き
距離あれど「白桃のよう」と月見れば我らはともにシロップのなか
駅の梁に鳩寄せつけぬ針あまた それでも止まる鳩が二羽居り
見つめてるとわかるとすぐに逃げるから眼をそらしつつ鳩を眺める
糸蜻蛉つながりて飛ぶ浮きのごと初秋(はつあき)の風の面はそこか
君が摘みしまだ咲きかけの時鳥 出窓におけば飛び立たんとす
「息がもう白い」と君がいいしとき七つのすばる八つにふえぬ
蓮の葉にのこるはわれか水の珠 見上ぐれば日を抱く紅い花

                             一成


[2773] わたしはわたしを好きな人が好き 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/06(Tue) 04:52

島田牙城さん

それは、いやよ、いやよも好きのうち的なののしりなのでしょうか。

歌をふられた女(男)が相手をあなたには興味ないよ、と、つっぱねるということでしょうか。


和歌なら、後者は、贈答の型の一つですよね。(前者は知らな〜い)
岡部隆志さんの著書(タイトルど忘れ! ごめん)で、わたしがオドロイたのは、朝鮮半島の「歌垣」って、相手の容姿なんかを具体的にけなしたりするそうです。
この鼻ペチャ!みたいなことを言うんだって。
和歌に限らず日本の古典って、容姿に関しては、ほめる場合もけなす場合も、抽象的ではないですか。
だからオドロイた。

二健さん

貴方が一時でも信頼を寄せた人に、遅ればせながら私が信頼を寄せていたとしたら、貴方は悪い気がしますか。後追いする人がいて先走る人がいます。過ぎしあの時の貴方は何だったのですか。自己肯定したいのならば過去の自己も見捨ててはなりません。

?????
なんのこと言われてるんだか、わかんないよ。
わたしはわたしを好きな人が好き。


[2772] ななっ… 投稿者:二健 投稿日:2001/11/06(Tue) 02:44

[2760]で丁寧なレスポンス戴けて幸甚です。/私のムサいタオルなどもらってくれる人はおりません。藤原さんは、レフリーにもセコンドにもドクターにも救済されたいと思っていないと推測します。親衛隊や観衆の野次やお情けにも動揺していないと思います。戦う人の非情さを知っていれば外部の助けや慰めを必要としないはずです。方や辰巳さんの鋭い直感には、どんなに先回りしても見破られてしまいます。貴方が一時でも信頼を寄せた人に、遅ればせながら私が信頼を寄せていたとしたら、貴方は悪い気がしますか。後追いする人がいて先走る人がいます。過ぎしあの時の貴方は何だったのですか。自己肯定したいのならば過去の自己も見捨ててはなりません。/趣味の違いは置いておくことにして、その節はご来店ありがとうございました。とってもかわいい女の子を忘れてしまっていたとは不徳の致す所です。3歩歩けば忘れてしまう私です。女の子に限らず、気持ちのかわいい人は好きです。/(はっ!議論にななっ…)


[2771] 歌仙のお誘い 投稿者:荒川美代子 投稿日:2001/11/06(Tue) 02:06

初めましてこんにちは、荒川美代子と申します。
表題のとおり、私のページで歌仙を巻きますので、そのお誘いです。

歌仙と言っても、
ウチのは題して「狂歌仙」というノンキなモノですので……
たまにクスッとなるようなのが巻ければいいなーと思っております。

つうことで、もしよろしかったら皆様もご参加くださいませ。
たくさんのお越しをお待ちしております。

http://member.nifty.ne.jp/mietan/kyoka.html


[2770] おひさしぶりです。 投稿者:葡萄 投稿日:2001/11/06(Tue) 01:37


 (歌垣のお話に割り込むようで申し訳ありませんが、
  ちょこっとだけ書かせて下さいね)

 藤原龍一郎さま 歯の痛みがすぐにおさまってよかったですね。
 葡萄は仕事がたてこんだり睡眠不足が続くと必ず奥歯がういてきます。
 歯の痛みは危険信号その1かも(^.^) どうかご無理なさいませんように。。



  


[2769] Re[2765]: 岡部隆志さんのフィールド・ワークによると…… 投稿者:島田牙城 投稿日:2001/11/06(Tue) 00:18

> 朝鮮半島の「歌垣」では、相手をののしるのもありだ、と書いてあったよ。
> (SMとはかんけいありませんヨ☆)

それは、いやよ、いやよも好きのうち的なののしりなのでしょうか。歌をふられた女(男)が相手をあなたには興味ないよ、と、つっぱねるということでしょうか。うん、こっちの方が面白そうですね。

あっ、その下に西王さんがいた。そうか、連句はHなんだ。何度も巻いて、はまりそうになりれながらはまらなかった私は、損した気分です。
あっまた二つ増えている。この時間帯はすごいですね。


[2768] まっちゃんにもうたを…… 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/06(Tue) 00:10

さびしさをやさしさにかへてゆく人のじぶんを描かぬふかき枕絵
一成とわが名並べて眠りをり いつまでもゆふべの草の香がする


[2767] 闘う人には‥‥ 投稿者:松原一成 投稿日:2001/11/06(Tue) 00:07

辰巳さん、「モノガタリは進化する!」(四)、期待しています。
それから二健さんとのやりとり、面白いです。
少し前は、枡野さんとのやりとりを楽しく読ませてもらいましたし、
やはり、ぶれずに闘い続けている人には、魅力ある人が賛同者として現れるものですね。

世の中には、闘わないで、揚げ足ばかりとっている人がいますが、
そういう人には、魅力ある賛同者って、いるんでしょうかね?


[2766] あ、そーだ 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/06(Tue) 00:07

ちょっと前に、こんなうたつくりました。
機会を逃して未発表です。

死ぬのこはいから大丈夫です 「泰子」へのそれはののしりの果ての一行


[2765] 岡部隆志さんのフィールド・ワークによると…… 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/05(Mon) 23:06

朝鮮半島の「歌垣」では、相手をののしるのもありだ、と書いてあったよ。
(SMとはかんけいありませんヨ☆)


[2764] 歌垣と連句(もてる男の場合) 投稿者:西王燦 投稿日:2001/11/05(Mon) 22:56

島田牙城さんの記事と重なります。あしからず。

歌垣について、私もよく解らない部分(まさに、方法・様態というべきか)がありますので、この機会に、ご存じの方を探しています。

折口信夫「日本芸能六講」には、「歌垣」と「踏歌」とは、ほぼ同じものだ、と書かれています。
今風にいえば、「踏歌」は、「ほこてんバンド」とそのサポーターが、歌い踊りながら宮廷に向かって(好意的な)デモをすることだと思います。
「歌垣」は、前に書きましたように「短歌ネルトン」だと思います。

で、島田さんがお書きの「どんどん前へ」(後戻りをするな)というのは、「歌垣」の場合でも、「踏歌」の様態として(理想として)あったのではないかと想像しています。
(ネルトンはもじもじと後戻りをする場面が多いですが、、、、)


さて、いつもこの自慢話を書いて、顰蹙を買うのですが、私は、じつは、とても「もてる男」(セックスアピールがあると書くべきか)です。女性の目を見つめるだけで、ホテルに誘うことができます。

(冗談です)

が、この冗談の雰囲気が「連句」の本意です。連句はHです。
「歌垣」の場合は、ナンパに失敗したカレ・カノジョもいただろうか、、などと忖度している次第です。

●島田さんがお書きの(歌垣の場合)

「ひょっとすると、堂々巡りに一晩かけて好きだ綺麗だを歌にするのでしょうか。」

というのは、実に興味のそそられるところです。

本当のところを、私も知りたい。
教えてください。



http://www.mitene.or.jp/~nishio/


[2763] 歌垣と連句 投稿者:島田牙城 投稿日:2001/11/05(Mon) 22:17

島田牙城です。
西王燦さま、連句ブームなのはその通りで、そのかみ、ある俳句総合雑誌の「俳句とエッセイ」の編集を任せてもらっていた時、あっ、20年前ですけれど、連句特集をやろうと執筆者まで立案して社長に見せたら、もののみごとに電光石火没になったことを懐かしくお
もいだします。社長は一言「売れない」と言ったのでした。今では考えられぬ事態でした。
ところで、私は短歌音痴でして、歌垣の方法を知りません。
連句には、前の話題に戻ってはいけないよ、というルールがあるのですが、即ち前の句を受けて次の句を作るについて、次の句が前の前の句を引きずっているようでは駄目だということがありますね。ですから、コミュニケーションとしても高等技術が要求されて、どんどんどんどん前へ前へと展開しますね。
歌垣の場合はどうなのですか、そういうルールのような物はなかつたのだろうと想像するのですが、何かご存知のことがあれば、教えて下さい。ひょっとすると、堂々巡りに一晩かけて好きだ綺麗だを歌にするのでしょうか。
あっ、この質問は西王さん指定ではありません。どなたでも、宜しく。
西王さんからメールで頂いたお答えは、藤原さんへ転送し、藤原さんが痛く感心,関心を抱いておられましたので、この藤原さんの掲示板にて質問させてもらいます。歌垣と連句の温度差みたいなところをちょっと考えてみたいものですから。


[2762] ふたたび、辰巳泰子さま。 投稿者:ひぐらしひなつ 投稿日:2001/11/05(Mon) 21:42

まずは、ご回復なさったようでよかったですね。
お元気そうで安心しました。

さて、ひとつ誤解を解かねばなりません。
わたしは藤原さんについては、心配も同情も申し上げておりません。
ましてや醜いだなんて、これっぽっちも思っておりません。
むしろわたしが心配していたのは辰巳さんの方でした。

でも確かに、
ひとりの「表現者」である辰巳さんが体を張って書いたコメントに対して
心配する、というのは失礼千万な行為でしたね。
結果的に辰巳さんのことを子供扱いしてしまっていたのかもしれません。
そのことについて、まず、謝罪したいと思います。
ごめんなさい。

次に、「潔くない」と申し上げた点について。
「表現者」が公衆の面前に発表したものに対して
「この情報は公開したくなかった」と言ってしまうことを
わたしはわたしの価値観において「潔くない」と印象したわけですが、
それもわたしの非礼に過ぎませんでした。
すべて辰巳さんがご自身の責任で書かれたことですから、
あまねくスタンスは辰巳さんご自身の価値観に基づくべきでしたね。
これについても、真摯に謝罪したいと思います。
申し訳ございませんでした。

ではではでは。またいずれどこかで。

あ、それから、松原一成さま。
残念ながらわたしの名前は「蜩」からいただいたのではなく、
「その日暮らし」の「ひぐらし」なのです。
どうぞお見知り置きを。いえ、お忘れになっても構いませんが。ぺこり。


[2761] 歌垣の木 投稿者:西王燦 投稿日:2001/11/05(Mon) 21:31

西王です。

>島田牙城さん

「歌垣」のこと、この掲示板にまで持ち出してごめんなさい。

でも、「歌垣」は、ひょっとしたら、とても面白いテーマかもしれませんね。
現在、「声」に出す短歌の朗読や、コミュニケーションとしての「連句」が
(そして、私が火種を擦っている「今様」=歌謡も)ブームです。


さて、[2759] 冬野由布さんの書き込みのなかで 、「巻物タイプなのが、、、」という部分を読みながら、なるほど、この掲示板は、いわゆる「ツリー形式」の方が読みやすいか、と思いました。

私のように閑古鳥掲示板↓で、ただひとつのテーマの記事を集めているのと違い
http://bbs.fresheye.com/free/6330/imayou/

この掲示板では、大量の輻輳した話題が交錯しますね。

たとえば、辰巳泰子さんが「モノガタリは進化する!」という連載を、木の、一本の枝として書く。それに対する感想をその枝の下に書く、というスタイルならば、
とても読みやすいかもしれませんね。


ごめんなさい。

ずっと、下の方に押し下げられてしまった「歌垣」話題の復活を狙って、この記事を書いています。

つまり、ツリー形式ならば、「歌垣」のことも、もうすこし上の方に残っているかしら、と思ったわけでして、、、、。

余計なことを書きまして、ごめん。

http://www.mitene.or.jp/~nishio/


[2760] Re[2757]: ややっ!! 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/05(Mon) 20:18

> ほめられるとこまっちゃうんですが…。お二方に頭小突かれに断腸の思いで首をつっこんだのです。叱ってください辰巳さん。

二健さん、藤原さんにタオル投げてるんでしょ。
そのように、ピンときたんですけど……。

>SMごっこはこっちに振って下さい。天狗の鼻を開かして下さい。

わたし、SM興味ないんです。コスプレも。
「サムライ」、数年前に行ったことあります。わたしを連れてってくれたのは、とってもかわいい女の子だったのに、その子が「わたしのこと覚えてる?」っていってんのに、二健さんは、「さあ?知らない」と言ってたよ。
かわいい女の子、キライなんですか?

>でも議論はいやよ。
見物するのは好きなくせにー。
明日以降になりますけど、「モノガタリは進化する!」の(四)を書いて、自分の本分を果たします。そこで書きたいことと、リンクしたのはほんとだよ。


[2759] ただ松木さんの 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/11/05(Mon) 19:24

放牧の提案は賛成したいですね。ついでに、このHPが巻物タイプなのが面倒だ、もしもここを改築なり一時休止する節は、このわがままちらと頭の隅においていただけたら嬉しいです。
どもるというのは饒舌すぎるよりは良いかもしれませんが気にはなるんですよ…気にするなといわれても。


[2758] ほんの少し寄らないと 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/11/05(Mon) 19:09

今のここの状況が読めなくなるのが辛いな。ものぐさなもんで。
「私小説」論議ファイリングしてあとで読もう。


[2757] ややっ!! 投稿者:二健 投稿日:2001/11/05(Mon) 18:51

ほめられるとこまっちゃうんですが…。お二方に頭小突かれに断腸の思いで首をつっこんだのです。叱ってください辰巳さん。SMごっこはこっちに振って下さい。天狗の鼻を開かして下さい。でも議論はいやよ。


[2756] ひぐらしママ 投稿者:松原一成 投稿日:2001/11/05(Mon) 14:38

藤原さん、よかったですね。ひぐらしママがいてくれて。
ひぐらしだから、夕方にまた鳴いてくれるんじゃないでしょうか。


[2755] あ、‥‥ 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/05(Mon) 13:32

もうお腹いたいの治ったんで、心配しないでくださいね。


[2754] 潔さって、何? 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/05(Mon) 13:28

二健さんはさすが!
「モノガタリは進化する!」の(四)では、風景(事物)と私小説について書こうと思っています。二健さんのご発言と、リンクすると思います。
石井の辰っちゃんのテロ・ショックにも触れる予定!

あと、ひぐらしひなつさんへ。
わたしの態度を以下のように批判なさっているので、この点についてもレスしておきます。

> (この情報は公開したくなかったです!!)←辰巳の[2747]の断片
わたしは、こういう態度は潔くないと思います。←ひぐらしさんのレス

では、ひぐらしさんにとって、潔さって、何?
文脈を考えず、そこだけ切り取って、潔くない、なんて言いっぱなし。
わたしは、ご紹介したエピソードを、いちいち露悪趣味にとられては、立ちいかないので公開したくなかった、と申し上げたまで。
すぐあとの文脈で、
わたしは、「このエピソードで何が言いたいか」まで、丁寧に説明しています。
つっかかるなら、せめてそっちにつっかかってくださいよ。

もういっぺん聞きます。

ひぐらしさんにとって、潔さって、何?

こういうこと、
もしわたしや藤原さんが、この場でどんなに醜く見えても、
身命を懸けて闘っている以上、
見物している人が、言いっぱなしにしていいことじゃありませんよ。

ひぐらしさんにとって、潔さって、何?


[2753] 端的に 投稿者:二健 投稿日:2001/11/05(Mon) 11:50

その「人間性」とやらをのたまう人間が地球をぶっ壊しているのだ。「人間性を否定する発言」をされて上等じゃないか。「貴方は俳人だ」と言われたようなものだ。(丁寧語敬語略御免)


[2752] Re[2750]: 辰巳泰子さま。 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/05(Mon) 11:44

> ここのところ議論がたいそう活発で、
> もしかしたら現在、藤原さんは大変お疲れなのではないでしょうか。
> きちんと議論をつづけるためには気力も体力も必要です。
> 相手の状況が見えない掲示板上で発言を強く求めることは、
> 時に議論の相手を追い詰めることにもつながるかもしれません。

ちょっと待ってくださいよ。
メールや電話のやり取りでなく、この掲示板での議論を選んだのは、藤原さんご自身ですよ。
これまで、まずメールをいただいて、メールの往還を中心に、
藤原さんのほうからでも、わたしのほうからでも、電話で確認しあってきたんです。
そもそも、私小説をどう理解するかについて、
辰巳はわたしを侮辱している!
として、手袋を叩きつけたのは藤原さんです。
この方法を選んだ以上は、藤原さんはここで収束する義務があります。
わたしは、どうしたら、本題について、
交渉のテーブルについていただけるか、尽力しているのです。

ひぐらしさんのご意見は、藤原さんを子ども扱いするものです。
同情されて子ども扱いされる、
「大人」の男であれば、これ以上の屈辱はないことです。

あなたはここを、保育園だと思っているの?

そして、本題とは、ここでは二つ。「剥皮の苦痛」と、人間性を否定した発言について、どうお考えかということです。
わたしとしては、
藤原さんの「お疲れ」に譲るのであれば、どちらか一方のレスでもかまわないと思っています。


[2751] 雲のながれ、風の動き 投稿者:松原一成 投稿日:2001/11/05(Mon) 11:28

とある動物村に、1頭の熊がいました。
村で目立つ存在になりたいけど、熊として評価される自信がありません。
そこで、優しい笑顔と穏やかな声で、
ひたすら、いい人(いいけもの?)を演じつづけました。
あそこの小鳥が歌がうまいと聞いては、かけつけほめたたえ、
向こうのリスが物知りだと聞いては、大げさなまでに感心する。
熊の周りは、いつしかかわいい動物たちで、にぎやかになっていました。
でも本当は「強い」「たくましい」「さすが熊さん」と、力をほめてほしいのです。
「ああ、熊としてふるまいたい! でも、みんなが驚いて、離れていってしまうのはいやだし‥‥」
熊の苛立ちは、年々高じるばかりでした。
そこで、村の掲示板に日記を公開することにふみきりました。
「今日は、人気者のパンダと会った」「今日は、今が旬のトキとお話した」
小高い丘にものぼって「ぼくは詩人村の動物たちとも親しいんだぞーっ!」
雄たけびをあげると、情熱がもどってきたように感じるのです。
だからサバンナで、ライオンやトラが、のびのびとふるまっているのを見ると、
自分も、野獣に戻るべきではないかと、悩みました。
「そうだ! ライオンに闘いを挑んでみよう。そうすれば、本当の自分になれる」
熊は、両腕をかかげ爪を立て、歯をむきだしにし、闘いを挑みました。
ただ、長年、だれとも闘ってこなかったので、とうてい息がもちません。
それでも、とにもかくにも体当たりをしてみたことで、
雲のながれやら、風の動きやらが、今までと違って、くっきりとあざやかに見え始めました。
熊は、すべてを失ってでも、熊として生きていこうと決意しました。


[2750] 辰巳泰子さま。 投稿者:ひぐらしひなつ 投稿日:2001/11/05(Mon) 10:33

辰巳さん、はじめまして。
この掲示板をずっと以前から拝見している者です。
突然割り込んでごめんなさい。
部外者が書けば書くほど紛糾するかと思って控えていましたが、
ちょっとだけ言わせて下さい。

ここのところ議論がたいそう活発で、
もしかしたら現在、藤原さんは大変お疲れなのではないでしょうか。
きちんと議論をつづけるためには気力も体力も必要です。
相手の状況が見えない掲示板上で発言を強く求めることは、
時に議論の相手を追い詰めることにもつながるかもしれません。
ただ書くだけが「真摯な態度」というわけでもなく、
時として「書かないこと」もまた
強い意志を必要とする、自分自身での選択ですよね。

> (この情報は公開したくなかったです!!)

わたしは、こういう態度は潔くないと思います。
でもきっとこんなことを書いてしまうのは、
それだけ辰巳さんが傷ついている、ということなのでしょうね。
辰巳さんも体調を崩していらっしゃるようですし、
藤原さんが元気に顔を出されるまで
しばらくお待ちになってはいかがでしょう。
辰巳さんが本当に否定されるような人間性であるかどうかは、
まわりで見ているひとたちがそれぞれ判断できるはずですし、
ご自身に自信を持っておられるのであれば、
毅然としていればいいのではないかと思います。

余計なことかと思いましたが顔を出してしまいました。
これから仕事に出かけます。
どうかお大事に。ごめんください。


[2749] 無題 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/05(Mon) 05:36

[2747]
自分で自分の発言を削除したことが、一度もなかった

というのは、削除要請を前提しない削除をしたことが一度もなかった、という意味です。
「他人の痛みに対する想像力の欠如」
……いかんなあ、神経が尖ります。わたしでなくても、自分が言われたら、誰だってこれには神経が尖ると思います。
また、
わたしは、謝るべきところは謝って、認めているのに、藤原さんが、一切の非を認めない態度であることが気になっています。

それから、[2744]で言いましたけど、
ここでのやりとりが、当事者の全人格を顕しているのではない、という視点を、読んでいる人にはもってほしいです。もちろん、人格の一部は、確実に顕してしまっているのだと思うけれど。
それと、作家として素晴らしいかどうかは、いったん切り離されるべきことだと思います。
「他人の痛みに対する想像力の欠如」について、わたしやっぱり放置できないんですけど、思いつめて、ちょっと、お腹がいたくなってきたので、いったん書き込むのヤメますね。


[2748] 無題 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/05(Mon) 05:13

[2747]
ここまで弁明しないと、藤原さんに、払拭していただけないし、謝罪もしていただけないと思いました。
それが、どこの誰であっても、
人間性を否定する発言をされて、怒るのはあたりまえだと思います。

わたしは、ふつうの人間です。
誰でももつような悩みをもち、「ちょっとわたし、変かしら?」と思うようなこともあいくつかあって、これといってルールを犯したこともなく、友だちがいて家族がいます。「他人の痛みに対する想像力」が、「欠如」しているような人間ではありません。

五十嵐きよみさん、玲はる名さん、有意義な、一般論をありがとうございます。
ただ、わたしにとっては、そのどちらも、ことの本質(人間性の否定)に触れていないので、一般論として、承るだけになります。ご発言を素通りしているわけではないので、これもご理解ください。


[2747] 神経症の産物 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/05(Mon) 04:49

藤原さんが、
「この言葉、一生、忘れません」というのを、わたしが破壊力を意識して三回メールで送りつけた、というふうに受け取ってしまった背景には、
わたしがプロット論争以前に、

自分で自分の発言を削除したことが、一度もなかった

からだと思います。
なので、意図していると受け取られてしまったのだと思う。
自主削除を、意趣返しのように、受け取られたのだと思います。
ある意味、名誉?なことかもしれません。それだけ、計算と意図がはたらいた、プロの仕事だと思っていただいていたわけですから…………。

多くの読者のイメージのなかで、わたしはすごく強くて、「殺しても死なない女」なんだと思います。そう思われていて、いっこうにかまわないんですけれど、根っからそうだというわけではないですよ。
発言の破壊力という点からいえば、
特定の人物(辰巳泰子)を名指しし、そのパーソナリティーについて、
「他人の痛みに対する想像力が欠如している」
というような、
人間性を否定する発言を、確信しておこなう。
そのほうが、よほど破壊力があるように思います。
わたしにすれば、この発言によって、いささか平静を喪ってしまい、神経を尖らせてしまったということです。

わたし、軽い「どもり症」があります。
女性のどもりは、大変珍しいそうです。特に親しくなってくると、気づかれたかな……と、気になったりします。おおぜいの前だと大丈夫なのに、「親しい」から、「特に親しい」に移行するときに、日常会話のなかで、少しどもります。
それによって「困った」ことがないので、病気だとは思っていません。
(この情報は公開したくなかったです!!)

何が言いたいのかというと、
完成度の高いプロの仕事、なんていうものは、覚悟の産物なのではなくて、神経症の産物だということです。わたしに限らず、いい仕事をする人はおそらく、ほとんどが神経症で、「こまかいことに、尋常でなくこだわる」面を持っています。なので、この場合、それが不都合にはたらいたと、どうかそのように、ご理解ください。


[2746] 掲示板の機能の件について 投稿者:玲はる名 投稿日:2001/11/05(Mon) 01:07

玲はる名です。みなさま、こんばんは。

☆ 掲示板の機能の件について。

 わたしの掲示板にも書き込みをすると、メールで送信される機能が
 ついています。これは、削除されたものも読むことができますね。
 でも、珍しい機能ではないです。送信された時点で、書き込まれた
 ものをストックする機能のついた、ブラウザだって世の中にはたく
 さんあります。

 個人的な考えとしては、削除する、というのは1回本に載ったもの
 を撤回するぐらいの意思によってなされるべきなのではないかな、
 と思います。誤字脱字がある、気持ちの整理や言葉の整理がつかな
 いままで送信をするのは怖いことだと思った方がいいのかな、と。

 1回送信をすれば、それを一瞬にせよ、読む人がいる可能性がある。
 その可能性は、ネットで書く以上は、紙上掲載と同じ配慮で書くこ
 とが要求される【場面もある】、と。

 削除には、撤回する場合と、誤字を直す場合と、場を移す場合と、
 他にもたくさんあると思いますけれど、そのことによって、非難さ
 れることはあってはならないし、卑怯なことではないと思います。

 などなどです。

 すべてのみなさまに、安心な夜としあわせな未来を願っています。

http://homepage2.nifty.com/tanka


[2745] 「モノガタリは進化する!」を読んでいて 投稿者:松木 秀 投稿日:2001/11/04(Sun) 16:49

なぜか、「私小説のもっとも良い部分を継承している」
短歌は、実は藤原さんの短歌なのではないかとふと思ってしまったのは
なぜなのでしょう・・・。自分でも理由はわからないのですが。


[2744] 「7・1朗読バトル」の藤原さんはよかったです。 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/04(Sun) 14:45

そこのところ、
誰から何を言われても、どうか自信をお持ちになってください。
わたしは、おなじ舞台に立ちながら、感動しました。
歌人として、これまでと変わらない気持ちで、これからも信頼し申し上げます。

藤原さんは、誰をも、傷つけてはこなかったよ。
みんなにやさしかった。
皆さん、そのことをどうか、忘れないでね。
わたしの場合は、自業自得ですからね。


[2743] 昔『競馬四季報』に 投稿者:松木 秀 投稿日:2001/11/04(Sun) 13:41

「今必要なのは休養。ストレスを取り除かなければ本当に駄目になって
しまうかもしれない。レースを使ってはいけないだろう」と異例のコメントを
された馬がいたことを、なぜかこの掲示板を読んでいて想起しました。
そして現在、藤原さんはちゃんと掲示板を運営し、真摯に返答のできる状態に
あるのだろうかと考えてしまいました。

〔2733〕で書いたことの繰り返しのようになってしまいますが、
疲労困憊しているとどんな人でもひとりよがりで感情的になってしまいます。
そしてここ数日間のやりとりを読んでいますと、辰巳さんや松原さんの真剣な
書き込みに、藤原さんが冷静かつ的確に応答できる状態だとは思えないのです。
(四〜五ヶ月ぐらい前から少しずつ冷静さが失われていったような感じです。
先程過去ログを読みましたら)

いったん数日とは言わず今年一杯ぐらい掲示板を休止して「放牧に出る」ことも
検討されては、という考えにまで及びました。

松原さんのように決定事項ではありませんが、
いま、私も『藤原龍一郎様』と宛て名を書いた歌稿の封筒を眺めつつ、
送り先を変更しようかと思案しております。

失礼な記述がありましたらお許しを。


[2742] モノガタリは進化する!(三) 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/04(Sun) 13:39

ふり返れば、
初めて書いた小説がオクラになってしまう背景には、柳美里さんの裁判と時期的に重なってしまった影響も、あったと思います。
しかし、もし自分の書いたものが、圧倒的な作品であったらどうだっただろうか。
オクラになったことに傷ついてしまったいちばんの原因は、その自信がなかったから、その事実に尽きるのだと思う。

どうやって、顔をあげたらいいの?
言い訳したままでは、わたし、生きられないんです。

オクラになった初めての小説、のべ800枚は書きました。
疲れ果てて、もう、あきらめようかと思った。家族をも眼中にいれないで、どんどんつまらなくするための手直しをして、徹夜のつづいていた明け方だった。わたしの人生、なんなの、大切な、生きる時間を、こんなにも無駄にして、30歳過ぎて、何をやってるの……。

だんだん外が明るんできて、鳥の声がしてね。
突然、はっとした。自分に足りなかったものが、わかったんです。
オクラになった作品のプロットは、離婚した母親が、自分の子どもを手放したくなくて、裁判で元夫と争う話でした。

(そんなもん、誰が読みたい……?)

声が聞こえてきた。
鳥の声がね。耳からはいって、からだじゅうにいっぱいになった。

(そんな、おはなし、誰がたのしい……?)

わたしは、知らず知らずのうちに、登場人物を守ろうとしていた。
特に、子どもには、自分の子を投影してしまっていて、おはなしのなかで、絶対つらい思いをさせるまいとしていた。

(ハハオヤは、子どもを守る。子どもは、ハハオヤを慕う。そんな図式よりも、ハハオヤはオトコのために子どもを捨てて、子どもは孤独に放置される。
……そのほうが、絶対、おもしろい!)

うすうす、わかってはいたんです。でも、自分の子どもを不幸にするようで、そんな怖ろしい筋書きは、考えるまいとしていた。
でも、決意しました。
そうして、書き上げたのは「森」という80枚の短編です。
いったん喪った文章の生彩は取り戻せなかったけれど、わたしが、大きく自分自身を突き放して書く、その契機を得ることのできた作品です。
そして、ひどく改稿を重ねたぶん、こじんまりとしてしまい、はじめに書きたかったものとは、別物になっています。
別物に仕立ててしまったことを、たまらなく後悔するいっぽうで、わたしは、「虚構化する」とはどういうことなのかを、悶絶と孤独のなかで、からだで覚えたと思う。
逃げなかったよ。

(アンタの人生はぜんぶ、むだ、役に立たない、反古、大切に思ってるのは、自分だけ。世界中の人は、だあれも、あんたなんか、いたっていなくたっていいと思ってンのにさ! やあっと気づいたの…………? そんなもん、守ってどおすンの?)

鳥がね。
笑ってた。わたしも、つられて笑うことができた。
それは「剥皮の苦痛」などではなかった。
そんなもの、抱きしめていたら、書くことできませんでした。
自分の実人生への哀惜と痛みを、わたしはいったん、喪失しなければなりませんでいた。

もしもわたしが、愉快犯のような振る舞いを、この掲示板でしているかに見えるとしたら、それは、書くためには、自分の実人生を「苦痛」なしに「剥皮」できるからです。

わたしは、今この原稿も、傷つきながら書いています。
どのようなシステムであれ、藤原さんが、なんら議論の本質に触れることのないまま、わたしの人間性を貶める材料として、作為的に用いられたことには変わりはありません。藤原さんの関心が、そこに集中していたことに、失望しています。

でも、自分で自分のこと、「対岸の火事」と思えれば、おもしろいこと考えつく。
これ、……変態おじさんとプレイしてるように見えるンじゃないの? とか。
「剥皮の苦痛」なんて、SMじゃん!


[2741] 私の中では終わっていないこと 投稿者:松原一成 投稿日:2001/11/04(Sun) 12:39

>井上さん
わざわざ「レスは不要」と書かれたのは、ご自分の書き込みを
捨て台詞のように認識されているということなのでしょうか?
そうだとしても看過できないので、書きますが、
辰巳さんは小説で食べている人ではありません。読者に媚びる必要がない。
だから表現者として、あるべき姿を貫けるのだし、そのすばらしさをわかる人が、熱烈な読者になるのです。
[2735]のプロットを読んで離れてゆくような人は、はなから辰巳さんの読者なんかではありませんよ。
井上さんにご心配いただかなくても、井上さんと違う考えの読者は増えてきます。

[2735]のプロットは面白い。私は完成したものを読みたいです。

>藤原さん
今回はあなたの醜悪な部分を、とくと見せていただきました。
真摯に対応している人に、これほどひとりよがりで、
感情的な態度をとれる人だとは、思っていませんでした。
7・1朗読バトルでも、ご自分の世界にひきこもったような朗読をされていたので
「藤原さんって、舞台の上で自らを慰めているみたい」と思っておりましたが、
今、そのときの印象が間違っていなかったと感じています。

藤原さんが、同じ志で同じ舞台に立った人を、
このようにおとしめることのできる人だということを、私は一生忘れませんよ。
そして、あなたに歌稿を送ることは、もうやめにいたします。

>再び井上さん
井上さんは、私や辰巳さんにご意見を述べられるばかりで、藤原さんには、何も発言されませんよね。
「もう終わったことなのでしょうが‥‥」と、
藤原さんの勝手な終結宣言をお受けになったように書かれていますが
藤原さんが今回とられた態度については、どうお考えなのでしょうか?

同じ短歌組織の一員として書きづらいとおっしゃるなら、レスは不要です。


[2740] 削除された書き込みのことについて 投稿者:五十嵐きよみ 投稿日:2001/11/04(Sun) 11:44

おはようございます。
こちらの掲示板の書き込みが、自動的に藤原さんにメールで届く件について、
部外者が書くことではないかもしれませんが、
同じ機能を持つ掲示板を運営している立場として、
少々書かせていただければと思いました。

掲示板の書き込みがメールで届く仕組みになっているのは、
メールチェックをするだけで、新たな書き込みがあったかどうかわかること、
書き込みをメールのかたちで保存できること、
この2つのメリットのためだと思います。
とりあえず、私自身は、この2点に大きなメリットを感じています。

ただ、この機能がゆえに、いったん書き込まれた内容は、
投稿者本人が後で削除しても、投稿時点でメールとして届いてしまうため、
投稿者にとっても、管理者にとっても、
ときどき、困ったことになる欠点があると思います。

まず、投稿者は、削除した内容を読まれてしまうわけですから、
ばつが悪いですし、不本意でもあると思います。
そのことを考慮して、私は自分の掲示板で、当初は、
「投稿内容がメールで届く=削除された投稿も読めてしまう」
という事実を、あえては公表していませんでした。

しかし、最近は考えを変えまして、
折にふれて、そのことを掲示板でお知らせしています。
そうすれば、書き込まれる方も、そのことを頭に入れて書き込まれるでしょうし、
お互いにすっきりするように思ったからです。

こちらの掲示板でも、投稿(削除されたものも含めて)がメールで届くことは、
前に明らかにされていたと思います。
それもあって、私もその方針を取り入れたのでした。

また、私の掲示板で、削除された書き込みの中に、
削除されてさえいなければ、正面きって反論できるのに…と
思う内容のものが何度かあったこともありました。
実際には読んでいるのに、読んでいないものとしてふるまうのは、
精神衛生上、かなり負担があり(これが管理者のほうのデメリットと考えています)
読んでいることをお知らせすれば、
削除される投稿も減るのではないかと考えたからでした。

こちら(↑すぐ上の)の事例については、
投稿がメールで届く事実をお知らせするようになったことだけが理由ではないのですが、
解消されました。

また、お知らせしておいたほうがお互いにすっきりするだろう、
というほうについては、利用者の方に確認したわけではないですが、
私はすっきりしていますし、たぶん、利用者の方にとってもそうだろうと思っています。

長々と書きましたが、要点としては、
掲示板の書き込みが管理者にメールで届くのは、
削除された内容をこっそり読むことが目的ではない、ということを
書かせていただきたかったのでした。
その点で誤解が生じるのは、同じ機能を持つ掲示板の運営者として
望ましくないと思いましたので、部外者ながら、書かせていただきました。

http://www.parkcity.ne.jp/~noma-iga/


[2739] 蛇足ながら、 投稿者:枡野浩一 投稿日:2001/11/04(Sun) 11:27

藤原龍一郎さんは「小説」に関しては読み手に徹していて、
辰巳泰子さんは「小説」の書き手でもある……。
両者の立場のちがいは、
大きいと思うのです。

なので私個人として「辰巳泰子」に期待することは、
その「私小説」観にそった作品を
今後も徹底的に追求していただきたいなあ(私が読みたいから!)、
ということです。

そうして産み出された「私小説」作品が、
たとえば「歌人・藤原龍一郎」には支持されなかったとしても、
(残念ですが……)仕方のないことでしょう。

未来の読者は、
ここの掲示板を見ていない、
もっと遠くの人々の中にも、
きっといます。

辰巳さんは藤原さんを「信頼」し、
藤原さんを「愛」し、
藤原さんに「期待」していたからこそ、
藤原さんと「衝突」したのでしょう。
しかし、
お二人が「衝突」したのは、
じつは「共有」している部分が多かったからでもあると思うんですが……。
そして、
「未来の読者」というのは、
藤原さんともまた全然ちがった、
もっと想像外の「私小説」観を持った輩ばかりかもしれません。

辰巳泰子の真の「敵」は、
藤原龍一郎ではないはず、
というのが、
私の申し上げたいことです。

そんなわけで、
後日改めて辰巳さんにはメールしますが、
同人誌の購読を希望します。

http://www82.tcup.com/8244/happyhappy.html


[2738] 歌垣 投稿者:島田牙城 投稿日:2001/11/04(Sun) 11:26

西王さん、そして藤原さん、その節はお世話になりました。
歌垣がこの掲示板で話題になると面白いですね。書き込みはすべて31文字でやるとか.....。
信濃毎日の特集は「伝」がテーマだそうです。それにしても、人に伝えるってむずかしいなあとおもいながら、この掲示板を読ませてもらっています。言葉に心を乗り移させるマニュアルなんて、ないのでしょうね。一表現者として、悩みはつきません。


[2737] もう終わったことなのでしょうが・・・ 投稿者:井上 洋 投稿日:2001/11/04(Sun) 11:13

受け手(小説、短歌の場合、読者)がいてはじめて表現者は生きていける
のです。

ゆえに作者は、読者に忌避的な思いを抱かせてはいけない。
一世紀に何人かという天才ならともかく、読者との対話はとても重要です。

[2735]は、またまた辰巳泰子さんの読者を減らす書き込みですね。
何度、言ってもご理解いただけないのですね。

以上、レスは不要です。


[2736] 藤原龍一郎さん、辰巳泰子さん、終わらないで! 投稿者:枡野浩一 投稿日:2001/11/04(Sun) 11:08

> ……もう少し言葉を補えば、
> 「藤原さんはいち読者のあいまいな視線でしか私小説を眺めていない。表現者の立場で考えることをしていない。だったらわたしの言いたいこと理解できるはずがない。それが残念!」
> ということを言いたかった。

と、辰巳さんはお書きになりました。
私自身は、
もとより辰巳さんのあの「プロット」を支持していますし、
辰巳さんの「私小説」観にも強く興味を持っているで、
いちばん最初の(言葉を補っていないストレートな)書き方でも、
ああ、これはあの時の話の続きなんだな……と想像し、
「納得」できたんだと思うんです。

しかし、
藤原さんは、枡野とはちがう立場だった。
だから、
藤原さんにその辰巳さんのお考えを伝えるためには、
やはり「少し言葉を補」う必要があったのではないか、
そんな気もするのですが……。



そして藤原さんは、
ある時点から辰巳さんに対して
必要以上に「警戒モード」で接してしまっていて、
いろんな「邪推」が生じてしまったのでは……と想像します。



私にとっては、
どちらか一方が正しくて、一方が正しくないとは、
とても思えない「行き違い」でした。

http://www82.tcup.com/8244/happyhappy.html


[2735] 蛇足ながら 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/04(Sun) 10:56

今、思いついているプロットは、
極端なストレスを抱えた、中年から初老へ向かう大企業正社員が、ピーピング・トムに見守られながら、バーチャルで擬似SMプレイに走るというポルノグラフィーです。


[2734] 完全無視 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/04(Sun) 10:37

藤原さんから、メディア人としてのレスはいただきました。
ありがとうございます。
しかし、「剥皮の苦痛」という、
ご自身が見識をかけておられたはずの部分、もっとも本質に触れる部分については完全無視。
そして、「終わりました」と宣言される。
何が「終わった」のでしょうか。
わたし、ストレス発散のオカズにされたような、不快感を残しています。
そのことを、付け加えておきます。


[2733] お見苦しい点 投稿者:松木 秀 投稿日:2001/11/04(Sun) 09:57

というのは、個人的にはありませんでした。ここ三日間についても。
辰巳泰子さんの私小説論や、枡野浩一さんとのやりとりなど興味深かったのです。
「お見苦し」かったなら、一日千数百アクセスもカウンタが回るはずはないです。

ただ、勝手な憶測かも知れませんが、この掲示板以外の部分で藤原龍一郎さんが
物凄いストレスを抱えていて、それがこの掲示板の運営やレスのつけ方に
非常に影響を与えているような気がしてならないのです。

「掲示板以外の部分で」というのがポイントで、それは
読んでいてとてつもない息苦しさを、掲示板よりもここ数ヶ月の
『電脳日記・夢みる頃を過ぎても』から感じてしまうゆえなのですが。
「歌稿を送ってもいいのだろうか」とさえ思ってしまうような
疲労困憊ぶりを感じてしまうのです。

願わくは、この短文が杞憂や妄想のたぐいであることをのぞみます。


[2732] 歌垣と相聞 投稿者:西王燦 投稿日:2001/11/04(Sun) 09:30

西王です。ご無沙汰いたしています。

枡野さんお書きのところ[2720]

>短歌誌「短歌人」のホームページの掲示板
http://www5.airnet.ne.jp/~ttsc/bbs/tankajin/tankajin-bbs.cgi
> に〈松本〉さんが書き込んだ文章を私なりにアレンジして、無断で引き写しただけですニャ……。

すこし懐かしい話題になってしまいましたが、現在、短歌人の当該アドレスの
掲示板は、休止されています。ごめんなさい。

あたらしい「短歌人」の掲示板は、

http://www5.airnet.ne.jp/~ttsc/bbs/tankajin/tankajinbbs.cgi
となっています。


私事ですが、昨日は藤原龍一郎さんとナマでお会いしました。短歌人の雑事用件
にかまけて、ゆっくりお話をする機会はなかったのですが、ひとつだけ、

島田牙城(邑書林のかた)さんから藤原さんへ→(藤原さんがその件なら西王へと伝え)→島田さんから私へと転送された質問

「現代の日本に歌垣はあるか?」

について、すこしだけ話をすることができました。

島田さんの質問(来年正月の信濃毎日新聞の記事のためらしい)については、

歌垣を「短歌ネルトン」と仮想してみて、現代短歌のモノローグの重さが、
「紙ナプキン連句」よりはつらいかもしれない、、、

などと私は書いたので、用件は済んだのですが、なお気になります。


「歌垣」(男と女が両側に分かれて歌の掛け合いをするもの)は
今、どこかにありますか?
ナマでも、あるいはウェブ上でも。

あら、僕達やっているわ!というかたがありましたら、私に教えてください。

http://www.mitene.or.jp/~nishio/


[2731] 終りました 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/04(Sun) 09:16

この三日間、この掲示板上で、お見苦しい点が多々ありましたことを
アクセスしていただいたみなさまにおわびします。


[2730] 感想 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/04(Sun) 09:07

モノガタリは進化する1で私が感想を言える部分にのみ、素直に書いておきます。


> > メディアは、私小説を含めた創作主体の表現ジャンルについて、作品を「フィクション」として、もっと積極的に保護するべきです。
> >
> > インターネットをつうじて、社会は大きく移り変わっています。
> > 産業を巻き込んで裁判などの事態が引き起されるのを避けるためには、メディアが規制に乗り出すことはある程度、いたしかたないといえます。
> > だからといって、
> > 多くの読者が、「これは事実だ!」と感じてしまった(感じてしまうようなリアリティのある)モノガタリについて、予想される読者の反応にばかりまんまと押し流され、規制へと傾くほかに、術はないものでしょうか。

これはすぐれたフィクションとして完成されているということが前提になると思います。
モデルがあって作品がつくられる時、作者もモデルもどちらにも悪意がないにも関わらず
トラブルが生じてしまうことは現実にあります。
たとえば、作者がフィクション性を強めるために、あるデフォルメした行動を作中人物
に、させたとすると、モデルにされた側には
「私はこんなことはしないから、これは私じゃない」という安堵の思いよりも
「私をモデルにして、こんなひどいことを書いている」と思ってしまうこともありえます。
そこに、また感情的なトラブルのタネが生まれてしまうわけです。
理想と現実とのギャップはいつも卑小な現実の側にひきずりおろされてしまいがち
なのです。
そうなると、商業的なメディアの場合、スポンサーからの圧力があったり、
企業という組織のトラブルを嫌う体質から、「早く、収束しろ」という、組織上で
拒否できない指示がきたりするわけです。
さらに、こういうトラブルをタネにして、脅しや強請りで一儲けしてやろうという悪意
の第三者も出てきたりすることもあります。
そういう結果、誰かが寝回しして、不鮮明な形式的な和解というようなことが
生じてしまうわけです。
そういう状況から、過剰な自己規制がおこなわれることになってしまいます。
こういう問題は、個々の事情によって、より適切な解決方法がはかられるべき
なので、これだ!という万能の方法はありません。

特に変った意見でもありませんが、いちおう、ここまで、私見を書いておきます。


[2729] さいごに 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/04(Sun) 08:50

[2716]の、藤原龍一郎さんの発言。

実はこの掲示板に書き込まれた文章は、同時にメールとして私に届くようになって
いるのですが、[2715]に至っては、3通のメールになって届いていました。
書き込みをおこなっては削除し、また、書き込んだということなのでしょうか。
言葉を選んで、書き込みなおしたのでしょうか。
いずれにせよ、「この言葉、一生、忘れません」というメールが何通も届いているのは
気持ちのよいものではありません。
辰巳さんは、このフレーズが相手に与えるパワーを十分に意識したうえで
書き込んでいることがよくわかりました。

「この言葉、一生、忘れません」というフレーズについて。
そのつもりでしたが、藤原氏がどのようにお考えかということが、すでに、わたしにとり、取るに足りないことになってしまいました。
なので、もう、いろんなこと、忘れてかけています。
すごく、いやしい「行為」を見た、という後味のわるさを、しばらくひきずると思いますけれど、気持ちはもう、俯瞰しています。

「わたしにたいへん多くの発言の場をくださった藤原龍一郎さん」、
ありがとうございます。
「わたしの発言に傷ついてしまわれた藤原龍一郎さん」、
申し訳ございませんでした。
「疲れている藤原龍一郎さん」
そのお疲れは、あなた自身のほか、だれのせいでもありません。

ではではん☆


[2728] 枡野浩一様 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/11/04(Sun) 08:36

ずっと、お心づかいをいただき、たいへん申し訳なく思っています。
枡野さんに深夜まで、ご厚情にみちた言葉を書き込み続けていただいたことは
感謝にたえません。
このような書き込みの言葉だけで、私が今考えている感謝をおつたえするのは
むずかしいのですが、いまは、ありがとうございます、という一言に集約させて
いただきます。


[2727] 枡野浩一さんへのレス 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/04(Sun) 08:18

[2726]のレス。
> > 11月1日の日記を読んで。
> > 藤原さんの「私小説」観が、私の考えとは全然ちがうとわかって、残念!

この「修正案」は、とおらないです。
わたしは、共感がほしいのではないのです。
「愛」を表現しているのでもありません。わたし、ストレートなので、「愛」は、別のウインドで、藤原さんが「好き」だと率直に語っています。
その気持ち、もう、なくなりましたけど。
わたしは、文字どおり、
「藤原さんは、わかっておられると思っていたのに、わかっていないのが残念!」
……もう少し言葉を補えば、
「藤原さんはいち読者のあいまいな視線でしか私小説を眺めていない。表現者の立場で考えることをしていない。だったらわたしの言いたいこと理解できるはずがない。それが残念!」
ということを言いたかった。

「モノガタリは進化する!(一)」は抽象論なので、いちばん理解されたいことを、具体的に工房を明かすかたちで(三)に書きたかった。
なのに、
藤原さんは、対象が「どんなにひどい人間かを訴える」ためなら、ここまで積極的に「行為」できる。([2716]参照)
そんなエネルギーの使い方なさっていたら、疲れてあたりまえ。
なので、彼のお疲れは、わたしのせいでも、枡野さんのせいでもありませんよ。

モノガタリは進化する!(一)」は、「プロット論争のやり残し」として書きました。というか、わたしはずーっと、「プロット論争のやり残し」を意識して発言していました。「虚構と現実がいかに読まれるべきかを考える」のが、表現者の急務であると、と申し上げたはず。
(※岡井隆歌集「E/T」につきましても、あの論争の延長上で、発言しています)

藤原さんは、これについて
《「良識」に絡めとるのではないかたちで、レスする》
と、プロット論争のときに約束してくださった。(この発言、削除なさったかもしれませんが)
それなので、決して「唐突に殴りつけた」のではありません。
ずっと待っていました。
もう興味を失いましたが……。

枡野さん、突いてほしいポイントに、いつもきちんと気づいてくださるので、うれしい。松原一成さんも、作品に立ち返って発言してくださったのが、うれしい。
ありがとうございます。

わたしも、「森本平」論について、松本洋一さんほか、お待たせしています。
ここでは、ちょっと時機を逸してしまったので、触れるとしたら、来年一月から「歌壇」誌に連載の、エッセイふう短歌入門のなかでその機会を持てそうです。


[2726] Re[2710]: 余計なお節介かと思いつつ、藤原龍一郎さんと辰巳泰子さんへ……。 投稿者:枡野浩一 投稿日:2001/11/04(Sun) 01:53

> 今回の辰巳泰子さんの書き込みが、
> たとえば下記のような書きだしだったら、
> 藤原龍一郎さんは「不愉快」にはならなかったでしょうか?
>
> > 11月1日の日記を読んで。
> > 藤原さんの「私小説」観が、私の考えとは全然ちがうとわかって、残念!
>
> ……もちろん「辰巳泰子」の血の通った文章を
> 勝手に改変したりする資格は私にはないんですが、
> もしも上記のような書きだしで始まっていたら、
> 藤原さんも納得されていた……ということなのでしたら、
> 藤原龍一郎さんと辰巳泰子さんの「私小説」をめぐる考えのちがいが、
> ここの掲示板で議論として展開されていくのは
> 素晴らしいことだと思うんです。
>
> 辰巳泰子さんご本人としては、
> たとえば上記のような書きだしは、
> 「不本意」なものですか?



……というわけで、
[2710]: 余計なお節介かと思いつつ、藤原龍一郎さんと辰巳泰子さんへ……。
という私の書き込みに、
文脈上は、
つながるでしょうか。

http://www82.tcup.com/8244/happyhappy.html


[2725] Re[2707]: モノガタリは進化する!(一) 投稿者:枡野浩一 投稿日:2001/11/04(Sun) 01:45

> 最初に、結論から申し上げます。
>
> メディアは、私小説を含めた創作主体の表現ジャンルについて、作品を「フィクション」として、もっと積極的に保護するべきです。
>
> インターネットをつうじて、社会は大きく移り変わっています。
> 産業を巻き込んで裁判などの事態が引き起されるのを避けるためには、メディアが規制に乗り出すことはある程度、いたしかたないといえます。
> だからといって、
> 多くの読者が、「これは事実だ!」と感じてしまった(感じてしまうようなリアリティのある)モノガタリについて、予想される読者の反応にばかりまんまと押し流され、規制へと傾くほかに、術はないものでしょうか。
>
> ここで、あえて感傷的な言い方をしますと、表現者にとって、その作品は、自分が産んだ「子ども」です。そして、作者とは別個の人格を持っていることは言うまでもありません。そのうえで、作者が「子」を、全身全霊で守ろうとする。
> これは、当然の権利です。
>
> さて、「剥皮の苦痛」という批評タームについて。
> 「剥皮の苦痛」とは、「私小説」が作者の体験的事実や心境告白に基づいて「読まれる」からこそ、用いられるタームではありますまいか。
> 「私小説」が、作者の体験的事実や心境告白に基づいて書かれているという定義自体はよしんば変えようがないとしても、作品が「どう読まれるか」は、作品が「どう書かれたか」ということから、もっと自在に離れていていいのではないでしょうか。
>
> 「私小説」として書かれたものであっても、作品の記述のすべてが「体験的事実」であるとしても、そこにあるのは「編集された事実」です。
> それは、意図された文脈のなかにある事実です。
> 「編集された事実」に対して、読者側が「剥皮の苦痛」を感じ取ったとしても、作者からすれば、もとより自分の苦痛などではなしに、読者の内面に、「意図して創造した苦痛」であるということです。
> これはもとより、事実を構成することによって、「私小説」といえども、すでにフィクショナリティを獲得しているわけですから……。
>
> もちろん、読者の「私的」なたのしみとして、作者の体験として作品世界を追体験し、苦痛を感じ取るということは、おおいにあっていいと思います。
>
> ある読者が、〈この作品には、作者の「剥皮の苦痛」がある〉と感じ取ったとします。
> これは、作者にとって、たいへんうれしいことです。
> それだけのリアリティがあったということなのですから、歓迎しないはずはありません。というより、作品がリアリティを持ったことの証左、これ以上のうれしい感じ方はないとしても過言ではありません。
>
> しかし、そのような「読み」が、あたかも、作品の価値を公に決める「批評」や「規制」などの社会的行為の、直接の契機となってしまう現状があるとすれば、これはたいへん危険なことではありますまいか。
>
> 「剥皮の苦痛がある」という感じ方と並ぶ、作品の主体と作者を同一視する感じ方は、「いち読者」の感傷や慰藉の一部にすぎません。
> どのような立場からかわからないまま、発信されていい言辞ではありません。
>
> 表現者とメディア人の側面を合わせ持つなどした発信者が、立場を明らかにしないまま、そのように発信したとすれば、プライバシーの侵害ということをまるでよくわかっておられない。
> 作者の側に責任を押しつけて作品を抹殺し、自分は自由気ままな読者でいたい、ということなのでしょうか。
>
> 繰り返しになりますが、
> メディアは、作品のフィクショナリティの保障を、積極的に行うべきです。
>
> それは、「私小説」のモデルとおぼしき人々の肖像権を守るうえでも、必要なことであり、自由度の高い「読み」を保障することでもあります。
>
> それでもなおかつ、
> あくまでも批評者(表現者)として、
> 「私小説」について、「この作品は、実体験として読むことで、もっとも生きる」
> という立場をお取りになるなら、それは素晴らしいことです。
> そうして、どうか自身の評言に、責任とリスクを負っていただきたい。
> そのようなお立場から「剥皮の苦痛」を認めていただけることは、あらゆる作家にとって、たいへん喜ばしいことではないでしょうか。
>
> もう一つ。
> 批評者としての発言であれば、作品を殺す「読み」は許されない。
> すべからく、より人間の本質に迫るための、産婆の業(わざ)であってほしい。
> 責任を持って、どうか、作品を、とことん生かしめてください。
> 途中で、遺棄したり、処刑したりしないでください。
>
> 次回は実作者として、「剥皮の苦痛」なるものが果たして存在するのかということを、体験を中心に書きます。






以上の全文、
私はたいへん興味深く拝読しました。
くだんの(私は大好きだった、あの)「プロット」うんぬんの
やりとりを補完する(?)書き込みとして、
積極的に支持したいお考えだと思います。

が、
辰巳さんのお考えと、
藤原さんの「私小説」観が、
必ずしも一致している必要はない、
とも考えるのですが、
いかがでしょう。

余談ですが私はマスノ短歌教という「宗教」の教祖様なので、
『かんたん短歌の作り方(マスノ短歌教を信じますの?)』(筑摩書房)
という本では徹底的に「口語短歌」を推奨し、
「文語短歌」をつくっている歌人を揶揄すらしましたが、
ほんとうは、
「文語短歌」でも好きな歌は好きだし、
「いろんな考えの表現者が、
いてもいいし、いてほしいと、おもう」
というのが、
常に自分の中の大前提になっています。

http://www82.tcup.com/8244/happyhappy.html


[2724] (一)は美しい文章です 投稿者:松原一成 投稿日:2001/11/04(Sun) 01:33

私は、以前から、藤原さんがあまりにも態度をコロコロ変えるので、
何度もそのことを糾弾しようとしましたが、そのつど、辰巳さんに止められてきました。
辰巳さんは、藤原さんを責めるよりも、
この掲示板で、真に中身のある意見が交わされることに力を注いできました。

議論を放棄してしまったかのような藤原さんの態度に、今、ひどく脱力感を覚えています。

藤原さんは[2704]で
「このやりとりは、すでに十分、醜さを見せ始めている」と、
辰巳さんの書き込みを巻き込んだような書き方をしていますが、
皆さん、どうか、辰巳さんの書き込みだけを通して読んでみてください。
醜いどころか、シンプルで明快で、特に[2707]の(一)など、
どこへ出しても、これだけで圧倒的な説得力をもつ、
美しくて、すばらしい文章であることが、わかってもらえると思います。

これだけは言いたいので、書き記します。
連載をあおっておいて、削除をしたり、
真摯に自論を展開している人を、トラブルメーカーのように言ったりと、
他人の痛みに対する想像力が欠如しているのは、藤原さんのほうです。

掲示板に書き込まれる文章が、ひそかにメールとしても届くようにしていて、
(そして、書き込んだり、削除したりというプロセスがわかるようにしていて)
それを掲示板上で、武器のように使うのは、品格に欠ける行為です。

また、相手が、理性をもって、話を展開しているのに、
「気持ちのよいものではありません」とか「不愉快」とか、
感情的な言葉ばかりでかわそうとするのは、
最低限の礼儀をもわきまえていない行為であると思います。


[2723] (一)を読んでいただけたら……。 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/11/04(Sun) 00:50

「モノガタリは進化する!」のつづきは、ほかの媒体で書くことにします。
わたしとしては、
ここでは(一)を読んでいただけたら、とりあえずはそれでいいかな、とも思います。藤原さんには、ぜひ、(一)について、コメントしていただけたらと存じます。