[2107] >石井さんその2 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/09/05(Wed) 22:24

石井さんは醜くないよ。
それに………。
あなたは、ご自分は傷つきやすいとしても、あなた自身はだれも、傷つけてはいないじゃないですか。放恣な発言をしてもそうならないのは、天与の美徳だと思いますよ。


[2106] >石井さん 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/09/05(Wed) 22:06

気にしない、気にしない。
わたしは、実際とても傷つきやすいにんげんだし、醜いおばさんですもん。
でも、だからといって、今のわかい人たちが、わたしよりも強いとは思わないし、うつくしいとも思わないよ?
HPは見てないけどね、
傷つきやすくて醜いわたしほどにも、恵まれてなくて、かわいそうだよ。ね?


[2105] ベニサン・ピットへ 投稿者:松原一成 投稿日:2001/09/05(Wed) 21:39

辰巳さん、お誘い、ありがとう。
「ガラスの動物園」ぜひ行きましょう。
石井さん一押しということで、私も興味津々です。
先日喜劇仕立てハムレットで、がっかりした憂さも、晴らしたい。

「ジャミパン」の感想も、重ねて、ありがとう。
一番難儀した本なので、うれしいです。
自分は、淡々とした人間だと思ってたんですが、
本当は、情念系だったのかと、最近いろいろ気づいています。


[2104] 傷つきやすい大人たち! 投稿者:石井辰彦 投稿日:2001/09/05(Wed) 18:25

國學院大学短歌会の掲示板で、解散したパンチマンがらみで、傷つきやすい大人たち、とか、醜いおじさんおばさん、とか言われている歌人の中には、当然私も含まれているんでしょうね。もちろん、辰巳さんも! やれやれ、です。


[2103] 旧聞ですが 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/09/05(Wed) 17:18

>松原さん
お書きのラジオドラマの中で、「ジャミパン」はすっごくよかった。
宣伝なさっていた「動機」や、アインシュタインをはるかに凌いでいました。
うわーかっこいい!こんな脚本書けるなんて!!!
と、心底思いましたよ。江國香織を、情念系に生まれ変わらせた凄いホンでした。
ガラスの動物園、観てみませんか。こないだの喜劇仕立てのハムレットは、よくなかったし。またしても子連れになりますけど、よろしくーー。


[2102] 紙一重アマチュアに引き寄せる体質 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/09/05(Wed) 17:05

というものが、今日の歌壇人口を支えているといって過言ではないでしょう。あくまでも、「人口」ね。
>松原さん
あなたはだいじょーぶ。太鼓判押します。とっても謙虚な人だから。
(と言いつつ、BBSの外では、ぱんちぱんちの辰巳ちゃんであった)


[2101] テレビ界と品性 投稿者:松原一成 投稿日:2001/09/05(Wed) 13:40

自分は、たとえばテレビの仕事でメシを食ってますが
テレビ界は、もっとも品性を失いやすいところかもしれない。
影響力大きすぎるので、舞い上がったり、勘違いしたりしやすいんですよね。

まちがえて、権威づけのほうに走らないよう、
常に自分を戒めとかないとと思っています。
自分を過大評価して、尊大にふるまうのは、
もっとも恥ずかしいことだと考えてるので。


[2100] ガラスの動物園 投稿者:石井辰彦 投稿日:2001/09/05(Wed) 13:01

このところこの掲示板で、演劇と朗読の関係あたりが論じ合われているようなので、ここに書き込みます。昨日、森下のベニサン・ピットで、tpt の公演、ロバート・アラン・アッカーマン演出の『ガラスの動物園』を観て来ました。出演は、アマンダに佐藤オリエ、ローラに富田靖子、トムに山本亨、ジムにみのすけ。美術を担当した日本初登場のボビー・ヴォヤヴォツキーを含め、誰もが実力を発揮した、優れた舞台だと思います。もちろん、戯曲が奇跡的なくらいよく書けているわけだけれど、ともかく2001-2002シーズンの劈頭を飾るに相応しい公演だと言えるでしょう。今月30日まで上演していますので、是非!

で、演劇と朗読の関係がらみでひと言。この『ガラスの動物園』、出演者の中でトム役の山本くんとだけ面識があります。で、四人ともしっかりとした演技を披露しているにもかかわらず、トムにだけ余計にはらはらしたり、変な違和感を感じたりしてしまう。これって、知っている歌人の朗読を聴く時の感じに似ているなあ、と思ったのですが、いかがでしょう? そう言えば、山本くんよりずっとヴェテランの俳優たち、たとえば渡辺えりこさんとか新橋耐子さんとか左幸子さんとか、さらには人間国宝の中村雀右衛門さんとかでさえ、個人的に知っている、というだけで他の役者さんとは違った見方をしてしまいます。その俳優を個人的に知っている、ということが、舞台上の俳優を紙一重分アマチュアの側に引き寄せてしまう、ということなのでしょうか? むずかしい問題ですね!

ちなみに、昨日のベニサン・ピットには、浅野温子さんや朝倉摂さんなどに混じって、俵万智さんも来てらっしゃいました。彼女は山本くんの飲み友達だそうですから、私より深いお付き合いがあるわけですが、私と同じ様な違和感を感じたかどうか、聞き漏らしてしまいました。今度会ったら聞いてみようっと!


[2099] あいさつ 投稿者:月岡道晴 投稿日:2001/09/05(Wed) 04:10

あれ、じぶんの名前が出ている。辰巳さん、「月鞠」のわたしの拙稿をアピールしていただき、ありがとうございます。
拙稿の内容ですが、この掲示板でも西王さんなどが問題にされていた、朗読と作者の関係を中心に論じてあります。掲示板を見てそのような問題に興味をもたれた方々もたくさんいらっしゃるでしょう。よろしければ「月鞠」所収の拙稿、ご笑覧ください。


[2098] 一首お見舞い 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/09/05(Wed) 02:58

冬野由布 様

病む君の潜(くく)る秋の扉(と)冬のはら若駒は待てりはるか夏野に


[2097] アカデミー賞について 投稿者:松本洋一 投稿日:2001/09/04(Tue) 23:21

私はその本は、読んでいませんが、確かにマリリン・モンローは「荒馬と女」カーク・ダグラスは「OK牧場の決闘」リリアン・ギッシュは「散り行く花」ジュディ・ガーランドは「オズの魔法使い」アラン・ラッドは「シェーン」オーソン・ウェルズは「市民ケーン」で、受賞してしかるべきでしたね。もっとも、ジュディー・ガーランドは「風と共に去りぬ」とかち合ってしまった不運もありましたが。
 辰巳さんに個人的伝言。冬野は、9月4日をもって、岐阜南病院ヘ入院しました。おおかたは、私のせいなので、責められても仕方ありませんが。せめて、冬野由布に「花束をひとつ、捧げてやって下さい」(盗作:ダニエル・キィス)


[2096] 品性としての技術力 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/09/04(Tue) 20:29

品性としての技術力が、さらにその、プロの紙一重を支えるのだ、と思っています。短歌の世界でいうところの技術力とは、発言を権威づけするためのものであることが多くて、例えば結社誌の作品評などを読んでも、辟易するのであります。
(ウインドが三つになってすんません)


[2095] 技術力 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/09/04(Tue) 20:22

いろいろ意見のわかれるところだと思いますが、わたしは「技術力」が支えるのは、権威ではなく品性だと思っています。


[2094] 紙一重の励まし 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/09/04(Tue) 19:33

胸に沁みます。
そうなんだよね。……眼と耳と鼻の穴が二つ、口が一つ。だれでも変わらないように、プロとアマも、やることは変わらない。
わたしは、その差を、例えば自分に引きつけて考えると、
辰巳泰子的なるものと、そうでないものの紙一重の差だ、と思っています。
「プロとアマの差」としてそれを追いかけても、逃げてゆくだけでしょう。その差は圧倒的な差ではなく、紙一重であるからこそよいのだと思っています。圧倒的な差というものは、技術力であることが多い。それは短歌に引きつけるとよくわかる。
藤原さんのいう「紙一重の差」というのは、技術力ではないんです。


[2093] 紙一重、髪一重 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/09/04(Tue) 08:48

「るしおる」まだ手に入っていません。
今日明日にはなんとか、「るしおる」を売っている書店まで行かなくては。
私は石井辰彦さんの『現代詩としての短歌』で展開された朗読論に刺激されて
この一年間、何度か自分が声を出すという試みをしてみました。
現時点では、自分のやりたかったことは、ここまでだな、との思いで
今後は、聴衆、観客というポジションで、辰巳泰子さんをはじめとする
他の歌人、詩人、俳人のみなさまのトライアルを感受したいと思っています。

今、芝居や演芸の名人とよばれた人たちの芸談を意識して読んでいます。
プロとアマチュアの差は紙一重、髪一重であっても、その一重が永遠にこえられない。
これを短歌にあてはめてみると、暗澹たる気分にならざるをえません。


[2092] ずっと大人の物語 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/09/04(Tue) 07:42

「るしおる」は、版型も少し変わっていて、読み応えのある詩誌です。また、石井辰彦の短歌朗読は、おおいに蒙を啓いてくれるものです。わたしも、石井さんとの出会いがなかったら、今のようには考えられない。

ところで、今月中に「月鞠」第五号が発行されます。
月岡道晴くんの「震えという表現――短歌の朗読論として」は、編集人一押しの朗読論です。月岡くんは、二六歳。「白鳥」の若手です。(「白鳥」は、成瀬有さん、一ノ関忠人さん、棗隆さんが中心の結社誌)

また、「短歌人」の内山晶太くんが、60首に及ぶ贈答歌を寄せています。中河与一の
小説「天の夕顔」を彷彿とさせる、清冽な出来栄えです。

辰巳は、某BBS初出の「恐山ももいろ紀行」「父ねこものがたり」の改稿に手を焼いているところですが、紙媒体では、ずっと大人の物語に生まれ変わる予定。

季節が変わりました。
最愛の人に出ていかれて、世界でいちばん取り残された気分をぽろぽろ零してしまうんですが、どうか、わたしは、わたし自身のあたらしい季節を、このような空っぽの袋のなかからでも、生み落としてゆくことができますように。


[2091] 「開放区」発送完了 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/09/03(Mon) 21:16

「開放区」をお申し込みいただいたみなさまには、本日、発送、完了しました。

辰巳泰子さんの「背水の陣」は、凡人ではマネができません。
もちろん、良い子のみなさんは、マネしないようにね。


[2090] 背水の陣 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/09/03(Mon) 19:48

またろーどく!?次の子どもつくれないじゃないか!! といって、とうちゃんは出ていきました…………。タッチの差で人生がくるうときがある。
背水の陣というより赤壁の悲愴感というべきですが、曹操は生き残ります。一年後には舞台に立っています。


[2089] 今日の日記より 投稿者:松原一成 投稿日:2001/09/03(Mon) 14:10

9月2日の日記を読んで‥‥

以前、お笑い奇人伝のような番組で、
藤山寛美さんの資料をずいぶん読みました。
ゆえに、座付き作者が「裏切られた」と嘆くのも、わかる気がします。
が、しかし、寛美さんに心底惚れてたら、
そうは思わなかったんじゃないでしょうか。
寛美さんに本を書けるなんて、
作家にとっては、どれほど嬉しいかと思うんですが‥‥

私は7・1朗読バトルをやって、辰巳さんに惚れぬいたので
「また、やりましょう」と口説いたわけで‥‥
(うーん、ちょっと、強引でしたか)
準備を進めながら、やることになってよかったと喜んでます。
プレッシャーは、ものすごいですけどね。
とにかく、言い出しっぺなので、いい台本書かねば!


[2088] 白鳥信一監督 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/09/03(Mon) 07:45

松本洋一様
白鳥信一監督のロマンポルノはかなり見ていると思います。
もっとも好きなのは『団地妻・女の匂い』という作品。
脚本が奥様の白鳥あかねさんでした。
レイプされた団地妻と葛の葉伝説がダブルイメージになったストーリーで
映像の抒情的な美しさも忘れられません。
いい人がまた亡くなってしまいました。


[2087] 作家の畑山博さんが亡くなりました 投稿者:松本洋一 投稿日:2001/09/03(Mon) 07:15

御存知ないかたもいらっしゃるかも知れませんが、この人は、既製の文壇外でいい仕事を続けてこられた人です。芥川賞受賞作「いつか汽笛を鳴らして」や、長篇「海に降る雪」も良かったし、なにより、そのユニークな宮沢賢治研究にある可能性を見い出していたので、66才という若さでの死は、いかにも惜しいことだと思わざるを得ません。
そういえば、これはもう旧聞に属するかも知れないですが、白鳥信一という映画監督も亡くなりました。日活のロマンポルノのなかで、藤田敏八や、神代辰巳や、田中登ほど生々しくはないですが、良質の抒情的な映画を作っていた人です。ピンクの方(若松孝二系)でいうと、中村幻児にあたるかな?片桐夕子の主演作をたくさん作っていた人です。こちらはもう引退していたし、71才という年令だったから惜しくはない(?)人ですが、ある時期ロマンポルノにお世話になっていた(?!)人には、忘れがたい人です。片桐夕子はどうしているでしょう。生きていたなら、もう相当のオバさん(お婆さん?)になっているでしょうか。宮下順子みたいに演技派として生き残るのではなく、あのまま消えてくれて、良かったと思います。(というと、何ほどかの可能性を否定したことになって、良くないでしょうか?)


[2086] 強引な人 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/09/03(Mon) 06:34

[2085]のつづき。
それからすごく強引な人ですね。
わたしは放言はしますが、全然強引な人じゃないです。
意外に思われるかもしれませんが、わたしは元来は「NO」をいえない性格なので、強く出られるとあっさり譲るところがあります。
子どものころ、わたしがなんでもかんでも受け入れてしまうので、親きょうだいが、しょっちゅう真っ青になって。厳密にいうと、「NO」をいえないんじゃなくて、不都合なことなのにNOだと思えない。思い出すといろいろおそろしい。
少数精鋭で物事を成し遂げるには、人格的に補完してくれる人材が必要におもう。実務とは別にね。松原さんはその一人です。


[2085] 演劇経験 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/09/03(Mon) 06:09

わたしには演劇経験がまったくありません。
じつは、演劇的な流れをつくっているのは、わたしじゃないんだよね。
松原一成さんは、釣り糸垂れてわたしに言わせたりさせたりするのがうまい。次回やります、というのだって、わたしが決めないうちに、「おれやるよ」オーラがびしばし出てて、鈍いわたしも、「では次回」と言うしかなくなった?!!
なんやかやと外堀、埋められてます。
ときどき反発を感じます。
じぶんの世間はしっかりキープしちゃってる人ですから。


[2084] 舞台・・・。 投稿者:天野慶 投稿日:2001/09/02(Sun) 20:19

ほんとうにお芝居は難しいですよね。
目の前にお客さんがいて、集中力が途切れたりしたとたんに
それが伝わってしまう、恐ろしい空間です。
どんなにすばらしい出来でもその瞬間にすべて消えてしまう儚さも抱えて。
21年の人生のうち約半分を芝居に費やして、しみじみと思いました。

朗読はさらに声だけだから、難しさも倍増だなあと遠くから考えている次第です。

http://www3.justnet.ne.jp/~o-kei/index.htm


[2083] 宣伝! 投稿者:石井辰彦 投稿日:2001/09/02(Sun) 13:42

書肆山田発行の詩誌「るしおる」第44号(定価=本体価格1,000円)に、連作短歌「(地下鉄)と(ローマ)」を発表しました。昨年同誌第40号に発表した「(最初の二つの章)」の続きです。御一読ください! なお、「るしおる」は書籍扱なので、本屋さんでは雑誌コーナーではなく詩書のコーナーに置いてあるはずです。


[2082] Re[2080]: テレビと舞台 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/09/02(Sun) 11:52

そうそう、昨日のお芝居ね!
ピンで出せる人は、全身の輪郭がぶれないの。くっきり、空気を型で抜いたような存在感があってね。
あー、こうでなきゃいかん。自分に課しました。
役者さんのなかには、
すでにテレビで活躍してるわかい人もいたけど、存在感が乏しいから、「沈黙」をつくれない。
なんにせよ、おかげさまで、朗読ライヴの参考になりました。
迷える子羊の辰巳ちゃんでした!


[2081] そうそう‥‥ 投稿者:松原一成 投稿日:2001/09/02(Sun) 11:29

辰巳さん朗読ライブの現在唯一のスタッフとして、
私も、仲間ができるのを待ってます。
心ある方、ぜひ‥‥。


[2080] テレビと舞台 投稿者:松原一成 投稿日:2001/09/02(Sun) 11:25

昨日は芝居を観ました。
好きな劇団なので期待したのに、裏切られました。
全然共感できなかった。カタルシスが得られなかった。
こんなはずでは‥‥と思いながら、つらい2時間をやり過ごしました。

さて、テレビと演劇についてですが‥‥
テレビは、誰が出てもいい。どんな、ド素人でも。
一部しか映さないし、撮り直せるし、編集できるし、
ナレーションでメリハリつけるし、音楽で、盛り上げちゃったりもするんだから。
ひとつでも面白いところがあれば、出演OKです。

でも、舞台は、誰もが立っていいところではない。
全身見えるし、空気いっしょだし、やりなおせないし‥‥。
セットや照明があったって、演者を底上げすることは、あまりできないんですよね。

今月の「短歌人」に「朗読がブーム‥‥」という文章が載ってたけど、
「自分にも、朗読できるんじゃないか」と思う人、増えてるんですかね?
別にいいけど、舞台に立ってまでやろうというのなら、
自分に、それだけの力があるか、どうか、判断してからにして下さいねー。
しかも、芝居で脇役というなら、まだしも、
ピンで短歌朗読ときた日には、人間力、まんま出るんだから。
例えば、自分自身とちゃんと向き合っていないような人が
高いところに立って、たくさんの人と向き合えるのか?
普通に考えれば、わかりますよね。

ま、考えないで、立っちゃう人もいるんだろうけど、
そんな人には、心あるスタッフはつかないでしょう。
(今日は、おおかみモードの松原ちゃんでした)


[2079] 藤原さんアドバイスありがとうございます。 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/09/01(Sat) 23:57

希望日周辺に、三鷹市の公共事業がはいったと聞いてびっくり。なんと、9月は半分どそれで埋まったようです。しかも、希望日は先着順でなく、抽選になるとか。審査に一か月かかるんだと!
朗読バトルのときと違ってる!と思って交渉したり、(朗読バトルの時の審査は、一週間で通知ありました)今日はてんやわんやでした。

一年前からの準備で、早すぎるということはない!
スタッフは現在のところ、松原さん一人しかない。ふんとに募集中。
とにかく、後手後手に回ることだけは避けたいですね。


[2078] 「開放区」ありがとうございました 投稿者:五十嵐きよみ 投稿日:2001/09/01(Sat) 19:12

こんばんは。
こちらのご案内を拝見して申し込んだ「開放区」、
本日届きました。
早々にありがとうございました。
これからゆっくり読ませていただきます。

http://www.parkcity.ne.jp/~noma-iga/


[2077] 木村浩一郎 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/09/01(Sat) 18:45

下で書き忘れましたが、宇田川さんが書いている木村浩一郎という人は
日本格闘技界の知る人ぞ知る実力者。
あのヒクソン・グレイシーとも、高田や船木より早く、闘っています。
木村はプライドとかには、出る気はないのかなあ。
もう、誰でもいいから、ミルコを倒して、溜飲をさげてほしいのだけど。


[2076] TAJIRIの知名度 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/09/01(Sat) 18:42

宇田川寛之さん
WWFが中継されている国の数は野球やサッカーより多いから、RAWのレギュラーに
なれば、たしかに世界的知名度ということになれば、中田やイチローの比ではないかも
しれません。
とにかく、大日本プロレスとかIWAジャパンとかのインディー出身の田尻義博が、
アメリカで成功しているのは、うれしいことです。
それから、私信ですが、9月の勉強会の件はコンパクトにまとめていきます。

辰巳さん、松原さん
早くも来年の朗読会の準備をされているそうで、たいへんですね。
三鷹近辺でやるのなら、土曜日の夜にやるのが、集客的にもベターだと思います。
まあ、なかなか、会場のスケジュールのおさえは、思うようにはならないものです
けどね。今度は観客としてうかがいます。


[2075] DDTステーキ 投稿者:宇田川寛之 投稿日:2001/09/01(Sat) 14:42

藤原さんの8月30日の日記でTAJIRIのことに触れていましたが、
某週刊誌によると、世界での知名度は、中田やイチローよりあるとか。
このことに日本人は気づいてないそうです。そんなに有名なんですか。

休日出社の今日、27日にオープンした「DDTステーキ」に行ってきました。
会社から徒歩2分。院長が歌人の三崎医院の前。
メニューを取りにきたのがMIKAMIで、肉を焼いたのは木村浩一郎。
かなり驚きました。これはファンにはたまらない。
ミーハーな私は帰りがけに頑張ってくださいと声をかけてしまいました。
でも、頑張るって何を頑張るんだろうとも思いましたが…。
あまりに貴重な経験なので、つい書き込んでしまいました。
藤原さんも水道橋にお立ち寄りの際は是非。

短歌とまったく関係なくて、申し訳ありません。


[2074] 早速困ってます。 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/09/01(Sat) 13:16

来年9月の朗読ライヴ、会場は決めているんですが、希望日押さえに難儀しそう。
この9・1から動こうと話し合っていたのに……。
実務面のアドバイスをくださる方募集中! スタッフも募集中!!


[2073] テレビ的? 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/09/01(Sat) 04:27

BBSで言わなくても、とっくにコンセンサスのあることなんですが。

松原さんはあるとき、「テレビ的」という言葉を、どきっとするほどの批判のタームとして使っていたね。その反対語として、「演劇的」という言葉を使っておられました。
そのあたりも言及してみたら?

松原さんは羊の皮をかぶったおおかみなので、ぜひぜひ議論に加わっていただきたいですね。あなたからメシの種を取り上げる人はこの世界にはいませんよ。
あ、でも、話す人を選ぶのかな……もしそうなら、わたしはけっこうえげつないことやってと言ってますね。
PS いいうたつくってね。


[2072] 「開放区」満席御礼 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/08/31(Fri) 23:45

ええ、私が「タイタニック」の前篇を見て居るあいだに、みなさまからの
あたたかいメールがいくつも届き、「開放区」はすべて、行き先が決定
いたしました。
お送りできる方々には、メールで、明朝までに、ご返事をおだしします。
まにあわなかったかたは[2066]に私が名前を列記した方々は、持っているはずなので
個別に交渉してください。
ありがとうございます。


[2071] テレビ的 投稿者:松原一成 投稿日:2001/08/31(Fri) 22:55

>荻原さん

>> 「奥様変身プロジェクト」のコーナーを担当しています。

>あ、これ、よく観ています。
>秀香さんが出てくるコーナーですよね。

そうです。本当によく観てくださってますね。恐縮です。

さて、石井さんの「これはもう、戦略的よ、戦略的」読みました。
「手紙魔まみ」は、書店でざっと立ち読みしただけですが、
テレビ番組的歌集という印象をもちました。
テレビは、一分ごとに視聴率が出るので、
それこそ細部に至るまで、戦略的に作っていますからね。
穂村さんは、構成作家としてはすごい!

そういえば今年のゴールデンウイークにマラソン・リーディングを観たのが、
私の短歌朗読鑑賞初体験でしたが、
三十数人の歌人が、4時間半にわたって
とっかえひっかえやるだけという流れに、驚きましたね。
「構成はないのか? 構成は!」
と心で叫びながら、ぐったりしていました。
私は「構成」=「観る者(聴く者)への思いやり」だと考えているので、
歌人が、構成という発想をもつこと自体は、いいことだと思いますよ。


[2070] 酔っぱらいです。 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/31(Fri) 21:22

八一くんと、さんまの刺身を食べてます。
あぶらの多さにびっくらこいて、あ、秋なんだ。今朝パンジーの狂い咲きなんか見たもんだから、なんか、春だか秋だかわかんない。
さんまの刺身は、春のほうが、んまい、よ。ちょいと酢で〆たら、これがまた……。

石井さんの「これはもう、戦略的よ、戦略的」読みました。
穂村弘が、啄木に自らを比定している点に言及されたあたり、石井辰彦の鋭さを見ます。小池光も、(かつて?)そうでした。
ここんところですね。象徴的に「戦略的」だ。小池光は、もっとセンチメンタルだったとおもうけど。
石井さん、わたしがかつて「穂村弘には韜晦があるのではないか」と発言したこと(このBBS上での発言で、すでに自動削除されているはず)に共感してくださったのがうれしい。でも、わたし、ちょっと訂正いれたいな。
韜晦って、本来才能を隠すことですね。でも、ひょっとして、才能を隠すんじゃなくて、穂村弘は、隠すものがもうないんじゃないの。
もうダムはからからかもしれないね。
「手紙魔まみ」には、わたしは魅力、感じない。
案外、「結婚」なんかで、インプットされてしまう男なんじゃないか。
そんな気がしてしまいます。
だからこその「大人気歌人」なんでしょね。
で、「大人気歌人」が駆逐するところの「大歌人」て、どういった層なんでしょね。
少なくとも、岡井・馬場でないことは確か。未来の大歌人候補の団塊歌人なんじゃないの。
うわーそこまで言う、の辰巳ちゃんでした!

石井さん、飲み過ぎ気をつけてね。わたしも煙草吸いすぎだ。
昨日、「現代詩手帖」を買ってきてもらった。だって、三鷹は田舎なんで、売ってまへんね。夕方から、松原一成さんと、来年の朗読ライヴの打ち合わせでした。

で、んまいつくねの串焼き食べながら、石井さんの文章を肴にしました。

いわく、
「穂村弘は、モラトリアム層に人気が出るんだよ! 読者に、人生の言い訳させてくれるからさ。こんなやり方してまで売れたくないわ、なんて。だから心底憎まれることもない」

ほうほう。


[2069] Re[2068]: 明日は9・1 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/08/31(Fri) 21:20

>松原一成さん

> 「奥様変身プロジェクト」のコーナーを担当しています。

あ、これ、よく観ています。
秀香さんが出てくるコーナーですよね。
今週もたしか観ましたよ。
ちょっと珍しい姓の人で
結婚式をやらないかわりに
倉木麻衣に変身して云々という。
そんなエピソードでした。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[2068] 明日は9・1 投稿者:松原一成 投稿日:2001/08/31(Fri) 11:37

>荻原さん
水曜日の「ジャスト」意識して観て下さるとのこと、ありがとうございます。
私は主に「街で噂の流行りモノ」や
「奥様変身プロジェクト」のコーナーを担当しています。

ところで、7・1朗読バトルも二ヶ月前のことになりましたが
私の本棚には、いまだに藤原さんからお借りした
「聞かせてよ愛の言葉を」と、「寺山修司 その知られざる青春」があります。
小川太郎氏がお書きになったこの2冊を、
私は「空想対談 寺山修司vs中城ふみ子」の台本を書くために、何度も読みました。
本棚の背表紙を見る度に、さまざまなことを思い、考えてしまいます。


[2067] ラスト・チャンス 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/31(Fri) 09:54

藤原さんご紹介のHPクィクィで議論されているのは、詩人岸本マチ子の盗作「祈り」をめぐる諸問題です。あきらめていたが、俯瞰する視点が現れはじめた。そーこなくっちゃ。見る人は見てるもんだ。

昔、小川太郎さんにひどいこと言ってしまった記憶があります。
ながいこと謝りたくて、7・1朗読バトルの資料を分けていただく際、思いきって打ち明けてみました。もう7年も前の、酒席での、ほんの一言。
忘れる人のほうが多いようなことで、口にすると、こちらが神経質なにんげんに思われるんじゃないかと、きっかけを失ってたんですが、自分としては後味がわるかった。
初めはさあー覚えてないとおっしゃっていた小川さんでしたが、やはり傷ついておられた。
後日、資料といっしょに、お電話いただいて、やさしい気持ちを感じました、
としたためてあって。
それから、著作にもっと売れてほしかったということが、お茶目に走り書きしてあって。
小川様。人をやさしいと感じられる人こそがやさしい……。
あれは、ほんとうに、ラスト・チャンスだった。


[2066] 「開放区」まだ、間に合います 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/08/31(Fri) 07:36

「開放区」、既に、お申し込みいただいた方々には、本日、送付します。
あと数部、現時点で残っていますので、ご遠慮なく、お申し込みください。
錦見映理子、吉村実紀恵、内山晶太、三原由紀子さんたちの作品も読めますよ。

荻原裕幸様
どうも、ご心配かけて、失礼しました。
ちょっと、元気がないふりをして、おぎりんにやさしくしてもらいたかったの。オホホ!


[2065] クィクィでの書き込み 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/31(Fri) 05:03

>石井さん
あっちでも書いたけれど、わたしにはクィクィで展開されている同じお盆に乗っかってものを言う気がまったくなし。
島田牙城さんただ一人に、「理解されたい」のでも「理解したい」のでもなくて、なんと言っていいのかな、はっとしてほしくて。
驚いてほしいのでなくて、気づいてほしいの。忘れ物してませんか、ということなのよ。ちょうど振り返りのタイミングじゃないですか、というか。
そのことを、もう、いろんな言い方で、伝えてるんです。
なので、はなから議論でなし。
島田さんご本人には、なんとなく、もう伝わっている気がしています。きっと「わかった」と、彼は発言しないと思うけど、もう、それで十分。


[2064] 【玲はる名歌集『たった今覚えたものを』批評会】 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/08/31(Fri) 04:43

ふたたびのPRになりますが、
【歌葉】から第一歌集を出版した
玲はる名さんの歌集批評会を下記の通り開催します。
現在、歌集が入手できていない人もお気軽にご参加下さい。
当日は配布資料を元にディスカッションを行いますので、
話が見えなくなることはないと思います。

================================================

【玲はる名歌集『たった今覚えたものを』批評会】

日時=2001年9月2日(日)
   午後1時開場、午後1時半開始(午後5時終了)

会場=名古屋YWCA(105会議室)
   名古屋市中区新栄町2−3
   TEL(052)961−7707
   地下鉄栄下車、5番出口東(出て左側)へ徒歩5分

会費=1000円

出演=加藤治郎、穂村 弘、荻原裕幸
   飯田有子、勝野かおり、玲はる名

  穂村弘司会による歌集批評ディスカッション
  加藤治郎・荻原裕幸の【歌葉】をめぐる対話
  著者・玲はる名による短歌作品朗読、を予定

※玲はる名さんの歌集は、下記にて入手できます。
http://www.bookpark.ne.jp/cm/utnh/select.asp

出席希望の方は、荻原裕幸宛にご連絡下さい。
ogihara@imagenet.co.jp

================================================

以上、どうぞよろしくお願いします。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[2063] あれこれ 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/08/31(Fri) 04:39

>藤原龍一郎さん

日曜の植松大雄さんの批評会、
藤原さんの発言を興味深く拝聴しました。
掲示板発言などでは、どこかしら元気がない感じで、
すくなからず心配していたのですが、
パワーを全開にされた発言だったので安心しました。

>石井辰彦さん

歌人が「現代詩手帖」や「俳句」を読むかどうか、
気にかけて見るかどうか、という件ですけれども、
短歌の総合誌が他ジャンルの人からあまり読まれない
のと同様にあまり読まれていないように思います。
いささか面倒なことかも知れませんが、
電脳短歌BBS
http://www.imagenet.co.jp/~ss/com/dt/bbs.cgi
等で(さしつかえなければ毎月)宣伝してみて下さいませ。
仮にダイレクトな反応がなくても、
実際に雑誌を手にとる人は増えると思います。

>松原一成さん

TBS系の「ジャスト」、
放映時間すべてではないですけれど、
たいていの日は観ている番組です。
これから、水曜日は、
松原さんを意識して観ることにします。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[2062] 「開放区」さしあげます 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/08/30(Thu) 21:27

「開放区」第62号が発刊になりました。
福島久男歌集『チャンピオン』の批評特集は福島泰樹、勝部祐子、藤原龍一郎が執筆。
この歌集は、この歌集は、2001年4月16日、みなとみらい21国立大ホールで開催された
星野敬太郎の世界タイトルマッチ会場で販売されたという画期的な快挙をなしとげた
歌集であり、まさに熱血という言葉がふさわしい一巻です。
もう一冊は
吉村実紀恵歌集『異邦人』書評特集。こちらは小守有里、入野早代子、小川太郎の三氏が
執筆。ご存じのように、小川太郎氏は亡くなられましたので、この書評が絶筆になります。
この歌集は『東京式』などと同じく、北冬社のポエジー21シリーズの一冊で
「朗読のためのテキスト」というサブタイトルどおり、著者がこの二年間の朗読ライブ
で、朗読してきた作品を集めた一巻です。
他にも錦見映理子さんのエッセイ「ネット上で書くということ」
福島久男「BC級戦犯たちの歌」、稲垣留女「窪田空穂編『最新一萬集』」などなど
読み応え十分の文章がそろっています。

この「開放区」62号を先着9名の方にさしあげます。
読みたい方は、藤原までメールで住所、氏名をお書きの上、お申し込みください。
9名をこえた場合は、お許しください。
では、今すぐお申し込みを!


[2061] また宿酔! 投稿者:石井辰彦 投稿日:2001/08/30(Thu) 16:21

遅くまで友人たちと飲んで、また宿酔です。やれやれ! 富山の中学校で二年間の約束で英語を教えている Shimon Tanaka という青年を囲んで飲んでいたのですが、彼は実は小説家でもあり、去年 Harvest/Harcourt から出版された "Best New Amerucan Voices 2000" というアンソロジーには短編 "Video Ame" が収録されています。なかなかの作品でしたよ!

なかなかの作品、と言えば、昨日最後まで一緒だった寮美千子ちゃんが目下「公明新聞」に連載中の長編、面白いんだそうです。あと半年ほど続くんですが、早く単行本化されないかなあ!

辰巳さんは「クィクィ」に出張中だけど、「風景」連載の再開もお忘れなくね! 「クィクィ」掲示板での辰巳さんと牙城さんの考え方の食違いは、ちょっと私には難解、というか理解しがたいところがあって、しばらく静観、といったところです。もっと考えてから、自分なりの意見を書込めたら嬉しいんですが。


[2060] クィクィに出張中 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/30(Thu) 12:57

強くなりたい。もっともっと、強くなりたい。ずず。ふー。(お茶)
石井さん、玉稿の感想は、一両日中に書き込みます。ちょい待ってくださいね。


[2059] 出直してきて 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/08/29(Wed) 22:48

「週刊女性」も読みましたが宣伝にもなってないな。で、「しゅうかんじょせい」だからああなるし、「プレイボーイ」、「an-an」、「週刊文春」、「婦人公論」それぞれ違ったことになるでしょう。(出版社の問題はおいといて)で、どうなるかはだれにもわからないけれど、それは穂村弘の負う責任で(見ない振りと言う訳でなく)あると考えます。
 どこへ流れようと見届ける責任は歌人にあるでしょうが。


[2058] 石井辰彦様 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/08/29(Wed) 21:15

「現代詩手帳」は購読して(夫が)よんでおります。あの装丁に関する考察「たしかに、しかし」ということになります。品がないとかあるとかいう問題はともかく歌とはそんなにミスマッチでない気がします。
これだけしか述べられないのはどうも考えが浅い。でも安易に何か言って後でおたおたするよりはましなのでまた出直します。


[2057] 告知&お礼 投稿者:パンチマン広報部石川美南 投稿日:2001/08/29(Wed) 13:18

パンチマンの解散に伴い
パンチマンHP(FOR WORLD PUNCHMAN)は
8月31日をもって閉鎖させていただきます。
HPに遊びにきてくださった皆様、
四角いジャングル!のジャッジをしてくださった皆様、
本当にありがとうございました!
(ここの掲示板にもたびたび暑苦しい広告を書き込んですみませんでした…)
私はほんとに楽しかったです。

9月発行予定のパンチマン3号&四角いジャングル!総集編を
読んでくださる方は、お近くのパンチマンまでメールでご一報ください。

http://www.h3.dion.ne.jp/~punchman/


[2056] どうもどうも! 投稿者:石井辰彦 投稿日:2001/08/29(Wed) 13:13

藤原さん、拙文「これはもう、戦略的よ、戦略的」に触れていただいて、恐縮です。穂村弘さんの熱烈支持層に重なる若い読者はもちろんですが、既成歌壇に安住している歌人たちに、なんとか読んでほしいですね。もちろん、拙文だけではなく、穂村さんの歌集そのものも、なのですが、ともかく何人の歌人が「現代詩手帖」を気に懸けているか、となると、大いに心許なくなってきます。同様に、何人の歌人が「俳句」を手にして牙城さんの文章を読むか、と考えると、なんだか暗澹たる気分になってきますよね。

「クィクィ」の掲示板、辰巳さんの参加で盛り上がってきましたが、肝心の牙城論文を辰巳さんが読まれてからが本番、ってところでしょうか。楽しみに待っています。辰巳さん、一刻も早く本屋さんへ! 


[2055] こちらにもURLを 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/08/29(Wed) 09:53

石川為丸さんのホームページ「クィクィ」をぜひ読んでください。
表現するものとして、考えねばならないことが、資料の公開と
掲示板での議論で展開されています。
↓からとべます。

http://www.h3.dion.ne.jp/~kuikui/


[2054] クィクィでの展開 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/29(Wed) 08:53

わたし書き込みしてきちゃった。
藤原さんが、ニヤリと笑っているような気がするんですが……。
おとなしくするはずだったのに。


[2053] 必読ですね 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/08/29(Wed) 07:57

石井辰彦様

『現代詩手帖』9月号の「これはもう戦略的よ、戦略的」拝読しました。
28日の日記に少し紹介させていただきました。
既成歌壇の反応は私も興味津々です。
この石井さんの文章、『手紙魔まみ』を読んだ人には必読です。
[2051]のオススメ、ありがとうございます。
島田牙城さんの「俳句」9月号の文章と一緒に「クィクィ」での展開もふくめて
ぜひ、読んでいただきたいと思います。
「クィクィ」のURLは、私の電脳日記の8月27日の項にあります。


[2052] 石井さんと大暴れになってしまっている 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/29(Wed) 03:12

辰巳ちゃんです。
やんちゃコンビなのだ!
(何日持つかわかりませんが、)しばらくおとなしくしている予定です。
もうページ改まってしまいましたが、[2022]あたりから、6話もので「風景」(いちおう短編小説)連載しています。未読のかたは、よかったら、すくろーる!して読んでくださったらうれしいです。
いま、真夜中ですが、夏の名残に、冬瓜を炊いています。


[2051] 必読の文章! 投稿者:石井辰彦 投稿日:2001/08/28(Tue) 17:20

「電脳日記・夢みる頃を過ぎても」で藤原さんが推奨してらしゃる、俳人にして編集者・島田牙城さんの文章、歌人も必読だと信じます。牙城さんの「俳句」での連載「現代俳句時評・こだわれば俳句」は実に質の高いもので、八月号まで三回続いた歳時記の話にも、大いに蒙を啓かれました。九月号の「剽窃を考える」もまた、実に見事な論考です。要するに表現者の倫理観が問われているわけで、読む者は誰もが、粛然と襟を正さざるを得ないでしょう。これと較べれば、下の方で宣伝した私の文章なんか、まったく取るに足りませんね。ともかく、私からも強くお薦めしておきます。


[2050] ambivalence 投稿者:石井辰彦 投稿日:2001/08/28(Tue) 08:13

昨日の夜は、かなり酔っぱらっていたこともあって、書込みの文体が掲示板にはいささか相応しくないある「強さ」を持ってしまったようです。やれやれ!

それにしても、アンビヴァレントな気持をよく感じるという枡野浩一に「大嫌いだから大好き」なんて思われたら、どうしよう! 考えるだに悍しい、ような。


[2049] あ、石井さんがノーコンというのは。 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/28(Tue) 07:13

的はずれという意味ではないですよ。
刺さる相手に刺さりすぎだよ、力の加減が……という意味です。あと、厚顔な相手にはひらきなおられちゃいますね。人のこと言えませんが。
あ、もう朝だ。いいお天気だ!!わるぐちではじめちゃってごみんなさい。


[2048] 松原さんだ☆ 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/28(Tue) 02:00

わたいも主婦なんで、「ジャスト」たまに見ます。ロケ台本お書きになってるとか。よくメールで話題になりますよね。お話うかがってると、中村メイコさんに、とってもかわいがられておられるのがわかります。自慢たらしくないおとこって、いいよね。


[2047] 屈折した直球なんて、 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/28(Tue) 01:52

つまんないじゃない。単に。
嫉妬深いおとこは、せめてかわいくないと。
高校一年くらいのとき、(三年ではありません、念のため)いたいた、クラスにこーゆー男の子。「粘膜で口づけするような歌人の言うこと聞かないでいいよ」なんて、陰口大好きな子。かわいいんでなくて、幼いの。


[2046] 真っ直ぐに宣伝ですが‥‥ 投稿者:松原一成 投稿日:2001/08/28(Tue) 01:51

先々月から、TBSの「ジャスト」という番組の構成に携わっています。
月〜金、14時〜16時の主婦向け情報番組で、私の担当は、水曜日。
この時間、家に居られるかた、もしよかったら、チャンネルあわせてみてください。

ラジオドラマは、次の作品選びのため、今は休業モード。
現在、いろんな小説を読まされています。

辰巳さんの連作小説のような「風景」も、休載ですか。
再開、待ってます。


[2045] 屈折した直球??? 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/28(Tue) 01:44

石井さんは、屈折してないよ。まだ読んでないけど、そういう資質の人じゃない。ちょっとノーコンなだけ。ずるいヤツが、そこにひっかけちゃんだね。
考えて投げる石井さんの球は、エレガントですよ。わたしはノーコンなほうも、どっちも好き。たのしませてくれるから。


[2044] 戦略? 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/08/28(Tue) 01:13

 勉強不足を痛切に感じる。ここに書き込むことも戦略の一つか。反論したりする手法もおのおのの戦略か。
 でも誰と戦うのか。何と戦うのか。なぜ戦うのか。戦う以前に歌はできてしまっては居ないか。なぜだろう?

 「戦略」の意味を考えている隙に何かこぼれた気がした。


[2043] なにせ小学館ですもの! 投稿者:石井辰彦 投稿日:2001/08/28(Tue) 00:20

もう私(石井辰彦)に呼びかけない、という以上は呼捨てでいいと思いますが、枡野浩一が何と言おうと、小学館の宣伝雑誌に書いた以上、「なにせ小学館ですもの」という批判を、彼は甘んじて受けなければならないでしょう。その書評の中に他の歌人(正岡豊さんとか加藤千恵 the maiden とか)の著作の宣伝を行ったことを自慢している(枡野浩一の掲示板参照)のだから、反論はできないはずですよね。まあ、「無口のふりをして自著の宣伝をするこの根性」を自認している枡野浩一を、そんなに気にする必要はないと思いますよ、振り子さん! あんなのは、無視しておけばいいんです。

因みに、私が「現代詩手帖」に書いた文章も、「屈折した直球」なのかもしれませんね。嫉妬深い、という点で、私と枡野浩一とは似ているのかも。私は彼みたいに「小心」ではありませんが!


[2042] 山口裕子さん、はじめまして。 投稿者:枡野浩一 投稿日:2001/08/28(Tue) 00:11

もろもろ了解いたしました。

当然、
小学館のPR誌上で読まれる文章である、
ということは意識して書いた原稿ですので、
その上でどう受けとめてくださってもかまいません。
冗談だとしても、
あやまる必要など一切ないと思います。
その「あやまり」、あなたにお返しします。

私は、
「大好きだから大嫌い」
「愛しすぎて憎んでる」
といった、
いわゆるアンビバレンツな気持ち
というものを非常によく感じるのです。
その気持ちを
できるだけ的確に表現したいと苦しんでいます。

あと私自身は、
自分を皮肉屋だと思ったことは一度もありません。
自分の短歌も、
常に直球勝負だと思っています。
まっすぐな気持ちを伝えるためには、
表現はまっすぐでは駄目、
そう考えているだけです。
本気です。

その「本気」が成功するかどうかはまた別の問題で、
失敗ばかりしているんですけれども。

http://talk.to/mass-no


[2041] 昨日はありがとうございました。 投稿者:玲はる名 投稿日:2001/08/27(Mon) 23:58

玲はる名です。

 藤原龍一郎さま。

 昨日は、『鳥のない鳥籠』植松大雄の批評会へ、お時間のない中パネルを
 お願い致しまして、どうもありがとうございました。ほんとうに、こころ
 より感謝いたしております。

 なにかあると、つい、藤原さんに頼ってしまう癖がついてしまったな、と
 思いつつも、あのように、会が予想をはるかに越えた完成度を持つと、は
 たと安心する己もおりつつ……。

 あぁ、わたしはもっと、方々で、藤原さんをたたえるべきだと思った一日
 でした。

 では、また。

http://homepage2.nifty.com/tanka


[2040] 枡野様へ 投稿者:振り子 投稿日:2001/08/27(Mon) 23:07

はじめまして、振り子(山口裕子)と申します。
『本の窓』9・10月号(小学館)の「私の書評」を読んで、実はよく判らなかったのです。枡野さんがなにか不本意なものを抱きつつ依頼された原稿を書いたのか、あるいは、本意そのものをそれこそ直球で書いたのかが。もし後者ならば、かなり屈折しているなあと感じてしまったのです。ごめんなさい。正直そう読めてしまったのです。むろん書評がすべてその作品をホメチギル場であるとはもうとう考えているものではありません。いか様にも評することができる場であるべきでしょう。その意味では「屈折した直球」とでもいう「私を絶望させる穂村弘」書評は枡野さんの特有の表現回路なのでしょうか。
私の書き込みの「なにせ小学館ですもの。」は一読者の疑問符だったとお流しください。
 『君の鳥は歌を歌える』(マガジンハウス)はまだ読んでおりません。早速入手し拝読させていただきます。

あっ! 村井さんが見ていたらどうしょう・・・


[2039] 火の器 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/08/27(Mon) 22:38

五十嵐きよみさん、歌集、楽しみです。
同じ「歌葉」シリーズで「短歌人」の榊原敦子さんの新歌集『火の器』も
発売されています。

・「午前九時の太陽のごとき」民主主義あびて育ちぬヒト科亜種にて

彼女の第二歌集で、離婚から子育てという人生の屈折に力強く立ち向かう歌です。
『港のヨーコをさがしていない』と同じく、「歌葉」サイトから購入できます。
一読をおすすめいたします。


[2038] 港のヨーコを探していない 投稿者:五十嵐きよみ 投稿日:2001/08/27(Mon) 22:19

こんばんは。
ただいまの話題とは何の関係もなく、突然、宣伝にお邪魔してしまいました。

このほど、「歌葉」サイトより、
私の第二歌集『港のヨーコを探していない』が発売になりました。

http://www.bookpark.ne.jp/cm/utnh/select.asp

上記のURLで、ご注文のほか、
内容の閲覧もしていただけますので、よかったらぜひご覧くださいませ。

(どうも失礼いたしました)

http://www.parkcity.ne.jp/~noma-iga/


[2037] 皮肉屋の枡野さんが、 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/27(Mon) 19:57

他人の皮肉には、直球で返してしまうというのは、おもしろい構図です。
(これ、皮肉じゃないよ。字義どおり。わたし、皮肉言えない人)


[2036] 振り子さん、 投稿者:枡野浩一 投稿日:2001/08/27(Mon) 19:41

一度メディアに発表したものをどう読んでいただいても結構なんですが、
せっかくのご縁なので一言。

〈なにせ小学館ですもの。〉
というお言葉はまったくいただけませんでした。
そんな理由で文章を書いていないからです。

以前、
重松清さんからご指名をいただいて、
重松清のデビュー小説の書評を、
幻冬舎のPR誌に書きました。
その小説が幻冬舎文庫になるにあたって、
依頼された原稿です。
私が書いた書評のタイトルは「好きだった重松清」。
好きだった。過去形にしたところがポイントです。
重松清さんとは一度も会ったことがありませんが、
今後も永遠に会わなくても仕方ない、
そう思って書きました。
その書評は拙著『君の鳥は歌を歌える』(マガジンハウス)
に収録しました。
無口のふりして必ず自著の宣伝をするこの根性、
しかし文章を書く時は、
「小学館だから」なんていう部分で書いたりはしません。

振り子さん、
あなた自身はそういうことで文章を左右させるのでしょうか。
私はそうではないのです。
そんなことをしなくても、
本当に言いたいことを書く方法はある、
そう考えています。

なお、
ネット上のハンドルネームや匿名での書き込みを信頼しない、
という頑な主張も、
同じ『君の鳥は歌を歌える』(マガジンハウス)に書きました。
ご縁がありましたら、ご笑覧いただけると幸いです。

http://talk.to/mass-no


[2035] 「戦略的」に期待します。 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/27(Mon) 19:23

歌壇でよく使われる「戦略」というタームはとても意味が狭くて、子どもに玩具を持たせたような批評用語に感じています。
石井さんの「戦略的」に期待します。もちろん、本屋へ走りますよ!


[2034] 時間が目にしみる 投稿者:振り子 投稿日:2001/08/27(Mon) 18:41

石井様。
振り子です。こちらではたぶん書き込み二回目かな。早速読んでみます。
こちらの抒情が目にしみるは、わたくし如きは入りにくくただただ傍観者でおりました。ひとつの歌集について盛り上がっていたのがもう去年のことのように遠のいてみえます。
 そういえば、小学館のPR誌「本の窓」9・10月号に枡野浩一さんが「私を絶望させる穂村弘」と題して『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』を書いてます。これは結局エールなのかしら?なにせ小学館ですもの。


[2033] 宣伝! 投稿者:石井辰彦 投稿日:2001/08/27(Mon) 15:54

先月中旬頃でしたか、この掲示板で、穂村弘さんの新歌集『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』について意見が交されたことがありましたよね。あの時私も、挿絵に嫌悪感を覚えたとかなんとか、いろいろなことを書込みましたが、議論、と呼べるほどには盛り上がらずに終ったように記憶します。あれはもっといろいろな角度から論じられるべき歌集なのにね!

で、今日あたり書肆店頭に並んだはずの「現代詩手帖」9月号で、書評、というわけではありませんが、あの歌集について書いておきました。タイトルは「これはもう、戦略的よ、戦略的」としてあります。御一読ください。例によって短歌雑誌は反応が遅いので、印刷された最も早い批評のひとつとなったことは、多分間違いありません。


[2032] 待合室T 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/08/27(Mon) 13:39

月曜の病院といえば混むのが宿命みたいだが今日はまだ5人めだった。常連に軽く頭を下げる。一時期話に加わろうとしたが病院に来てまで他人を楽しませる必要はない。こちらも病気でやっとのことで来るのだし。
 実は服薬をサボっていた、そうしたら血糖値が信じられない高さになっていた。


[2031] 風景6 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/27(Mon) 12:06

月曜日の早朝、まだ暗いうちに散歩に出た。
今年、見あげるのがつらかったノウゼンカズラの花を見あげる。それは赤茶けた通り沿いのマンションの植え込みから、もうじきあかりを落とす街灯に巻きついている。
コンビニエンスストアで煙草を買って戻ると、わずかな不在の間に、扉の前に犬のものともにんげんのものともつかない便が残されていた。
3階の通路はしんかんとして、腰を落としてそれを片づけた。洗面器に水を汲んで流すとき、だれかが見ているかもしれないと思った。
あと半月もすれば、彼と、ここかここに近い番地で暮らすことになる。入れ違いになって発つ人がゆくのは、おなじ東京でもとおい町になる。
そこが寒々しいところではないように、少し機嫌のいいときには、祈ることがある。

(「風景」はいったん休載いたします。)


[2030] 風景5 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/27(Mon) 05:42

入学式の写真を、台所のシンクの内側で焼いた。
甘い焦げの匂いが漂って、端のほうから燃えあがった。
一年生の正装が、足下からめりめり呑みこまれてゆく。男の顔の部分だけが焼けのこったので、もう一度ライターを使う。写真だったものは、縮れて巻きあがり、やがて、繊維の籠のようなかたちになった。
火の粉が繊維の筋にからみついて、螢のような紅い点滅がいくつも、籠のなかをさまようのが見えた。燃え尽きたものを三角コーナーに捨てようとすると、崩れて、拾いあげることができない。燃やしながら、二人をいっしょにしてよかったのかとはげしく悔いたけれど、男の顔だけがいったん焼け残ったのは、怖ろしいようでいて、天の思いやりのようにも感じられる。
蛇口から水を流して、赤茶けたシンクの汚れを拭きとり、換気扇を回す。
八一はまだ、眠っている。

(この物語はフィクションです。よい子は絶対まねしないように)


[2029] 風景4 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/27(Mon) 03:23

冷蔵庫に、八一の入学式の写真が貼ってある。
パートナーが正装した八一の肩を抱き、二人とも花のように笑っている。
ふと見ると、男の顔の部分だけが、丸いマグネットで隠してある。同じものをこれで二度見る。一度は貼り直した記憶がある。
去年の五月、八一とふたりで恐山を旅したとき、現地から彼に絵葉書を贈った。
見事な紅葉の恐山を、壁にピンで留めたままにしていた。思い出して外してみると、ワインレッドのペンで走り書きがしてある。雨を逃れて、大畑駅のストーブにあたりながら書いたものだ。

恐山、必ず、一緒に行きましょう。
夏か秋のうつくしい時に、
必ず、必ず。


[2028] 風景3 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/27(Mon) 02:41

布団に俯して眠る。
なみだを流した、と書けば、なみだを流したことが風景になり、書かなければ一人の胸に蔵うしかないのだろう。わたしと、契約解除の近いパートナーが、今よりも少しわかかったころ、もらいものの旅行券で、安房白浜の海を一泊で見に行った。4歳だった八一を連れた、婚前旅行になった。
それから、房総には毎年行った。
今年は、行かれなかったね。
夏のはじめに、八一は過去形でかたった。
あのときの服が、まだ寝室に吊ったままになっている。


[2027] Re[2024]: 初秋は冬の始まり 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/08/26(Sun) 17:33

> 歩いても歩いても、もう、風にはなれない。
もし記憶違いでなければこのフレーズは谷山浩子ですね。もろに。
> 足元はもうまっくらや秋の暮 草間時彦
汝を惑わすか逢魔が少女 なんてね。


[2026] 風景2 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/26(Sun) 14:32

わたしは自分が書かなければならない理由をいちいち説明しながら行くのがいやだ。
理由のなかに棲むのは窮屈だ。
こんどはその理由のなかに棲むのはなぜかという理由を探すのだろう。
八一が携帯電話の機能で作曲を覚えた。一日中電子音がして、ひどく勘にさわるので、虫の音のような落ち着いた曲を着メロにしてほしいと頼んだ。騒がしい乱麻のなかにいるようで、過ぎてしまえば風景だろうと決めこんでいたけれど、過ぎてしまわなくてもしょせんは風景なのだといまは思う。


[2025] 私が感傷に自己陶酔しているあいだに 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/08/26(Sun) 13:17

松原未知子さんが、映画のタイトルの誤りを指摘してくださいました。

たしかに『憲兵とバラバラ死美人』でした。
1957年新東宝作品。
監督・並木鏡太郎
出演 中山昭二、若杉嘉津子、天知茂、細川俊之

以上のようです。こわそうですねー。


[2024] 初秋は冬の始まり 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/08/26(Sun) 13:11

急にここ数日、自分の年齢を意識するようになってしまった。
訃報が続いたからかもしれない。
歩いても歩いても、もう、風にはなれない。

足元はもうまっくらや秋の暮 草間時彦


[2023] 憲兵とバラバラ美女 投稿者:松原未知子 投稿日:2001/08/26(Sun) 13:10

藤原さま。
「憲兵とバラバラ死美人」というのが正確なタイトルだったように思います。
同世代の友人が小学校時代にちかくの映画館でみて、怖くて夜トイレに行け
なくなったという話を聞き、ずっとずっとおぼえていました。
憲兵の記憶のまだ生々しき昭和30年代の映画だったと思います.
昨年、チャンネルNECOでくり返し放映していたのを見たのですが、怖かっ
たですよー。スプラッター・ムービーではなく、撮影所でとったのっぺりした
モノクローム画面の、古典的ともいえる怖さのものでした。
憲兵はたしか中山昭一で、死美人は忘れました。
重要なシーンに猫がからんでいることは間違いありません、ええ。

http://www.adachi.ne.jp/users/mitico/index.html


[2022] 風景 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/26(Sun) 10:24

台風が百日紅の房を打ち散らしていった。
昨日は西荻の小さな公園で、昼花火をした。「降落二傘」という銘柄で、ノウゼンカズラの色をした落下傘が二つ、夕方近い空に向けて打ちあがった。
おかあさん、追いかけて。
八一はわたしが落下傘を追いかけるところが見たいのだ。わたしは八一が追いかけるところが見たい。お互い、いやいやしているうちに、落下傘はたちまち公園の木にひっかかってしまい、もう落ちてはこなかった。
それから水の少ない川を渡り、坂道を登り降りして、彼が昔住んでいたというアパートを見に行った。緑の奥まった露地を入ると、よくある名前のアパートが「少しきれいになって」建っていた。もうちがう人が、住んでいるらしかった。
それから同じ道を駅のほうへ引き返した。
遠くまでつづくアスファルトを蹴りあげて、八一のキックボードは暴走中。みるみる背中が小さくなって、坂を登りきったところで、今度は風を運びながら、折り返してきた。
ふたり、結婚しなよ。
わたしたちはちょっと黙ってしまった。
友だちに会ったのはそれからだった。わたしは会話を盛りあげる努力をしない人なので、彼ががんばっているのがわかった。彼女は考え方のうえで、フリーターとフリーランスを混同していた。ちょっとしょうがないので、わたしが言葉を蔵ってしまうと、彼女はこちらへ向かって深追いしてきた。大変気まずくなった。なぜ深追いをする気になったんだろう。
彼女と別れたあと、電車で三鷹に向かった。おにぎりを三つ作ってあったのを、忘れてきてしまったので。ただそれだけのためにはじめて家のなかにあがってもらい、おにぎりを食べ、お茶を一杯飲んで、帰ってもらった。途中、公園の植え込みに、白粉花の香が立ちこめていた。
駅まで送ってから戻ると、火曜サスペンス劇場が始まっていて、わたしはそのまま眠ってしまった。
その間、八一は勝手にわたしのパソコンをひらいて彼にメールを送ったらしく、夜中に目を覚ますと、八一宛の返信があった。
もう一つメールが届いていた。半年ばかり別居しているペーパー上のパートナーからのもので、怖ろしく孤独であることが訴えてあった。


[2021] お散歩 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/26(Sun) 05:05

ロスト・バージンを済ませた友だちに、わたしのパートナーを紹介した。
八一くんもいっしょに焼き鳥をたべた。
友だちは、いい人ね。
と言った。そして、
だいじょぶ。とらないから。
と付け加えた。
眠って起きたら、そんな会話を思い出した。
今日は、仕事が一段落してゆっくり過ごせる日。まだ息子は眠ってるので、抜け出して、早朝のファミレスでコーヒーでも飲んでこよう。
お散歩、大好きです。一人になれるし。
そういえば、
いしばしをたたきすぎてこわさないようにしなさいよ。
というアドバイスもくれた。
お散歩しながら、いろいろ洗っちゃお。


[2020] 松本洋一のほうのコンピューターが 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/08/25(Sat) 21:47

 学校から下どってセキュリティーソフト入れてたらしい。で、やろうかといってみたけど自分でやるとがんばっていたのでまあ傍観していたり今日は図書館に詰めてた。おんなじソフトをこのノートにも入れたけど、彼、徹夜しても埒あかないとは。
 挙句インターネットにつながらんということになったと。眠ってしまったぜおい。
明日見てみよう。


[2019] 土曜の午後の散歩 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/08/25(Sat) 17:25

ちょっと、いろいろと悩みが深く、迷いもあって、午後2時から5時まで
町中をふらふらと歩きまわってきました。
少なくとも私にとっては、歩くことはストレス解消になるようです。
体重も多少は減るかもしれないし。


[2018] 月日は容赦なく流れて行く 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/08/25(Sat) 08:41

沢口芙美さんから、はがきをいただきました。
小川太郎さんの死を悼む言葉が書かれていました。
いい人はみな早く死んでしまう。
辰巳泰子さんがお書きのように、私もまた、傷を引き受けて生きて行く。
なおさら、早死にしてはいけないと決心する。


[2017] やせ我慢 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/25(Sat) 04:23

傷つけたことに、傷ついてないはずはない。
そこはぐっと、やせ我慢。忘れませんよ。そのためのやせ我慢。


[2016] レトロスペクティブ 投稿者:佐藤りえ 投稿日:2001/08/25(Sat) 02:51

ごぶさたしております、こんばんわ。
お名前をお見受けしたのでここに書いちゃいますが、佐藤弓生さん、おめでとうござ
います。いや、なんかそんな大した話をしていたわけではなかったと思いますよ(^^)

さて石井辰彦さんお書きの村上隆&奈良美智のレトロスペクティブ、わたしも会期中に
なんとか見に行きたいと思っています。奈良さんの小さな個展を名古屋で見たきりなの
で、今回の催しは期待大です。「BRUTUS」で特集を組んでいたようなので、そち
らはチェックしてみました。
それともうひとり、会田誠の個展がたしか9月から、横浜であったような・・・。奈良
さんらとは同年代か、もう少し下になるのだろうか。共通点というほど濃ゆくはないの
ですが、そこに流れる何か、を感じます。見に行ってもうすこし考えよう。

http://www.fsinet.or.jp/~la-vita/


[2015] 吉田漱さんと『斉唱』 投稿者:西王燦 投稿日:2001/08/24(Fri) 19:25

西王です。

[2006] 吉田漱さんの訃報  投稿者:西王燦

には、書き間違いがありました。

8行目は

岡井隆さんの歌集『斉唱』の装丁や、歌集『フインランディア』の涼しさに
ついて話をしました。

とあるべきです。ごめんなさい。

ついでに補足しておきますと、『斉唱』の装丁は吉田漱さんの手になるものです。
よく知られているように、この表紙は、星の天文写真です。
『斉唱』を、あたかも、星が一斉に唱うような、と解釈して、吉田漱さんが星の
写真を使ったようです。

斉唱は、monophonyですが、『斉唱』は、polyphonyだったと思います。

「朗読」の時代の短歌は、どんどんとmonophonyに傾いていくように、私には
思われます。


[2014] 井の頭、西荻窪 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/24(Fri) 14:53

そらは曇り空。
景色の繋ぎ目には、竹藪の竹が揺れている。
向日葵畑ではひまわりが首を揃えて、みんな、こちらを向いている。
隣にはいないのに、
引き寄せて、
自分の産んだ男の子を抱きしめたくなりました。

玉川上水に沿って、公園から、ずっと歩いてきました。
あしたは、友だちのロスト・バージンのお祝いです。

もつももつと大きくおなり覗きなさい木槿の芯に差すくれなゐを
                      「仙川心中」


[2013] 藤原さま 投稿者:佐藤弓生 投稿日:2001/08/24(Fri) 01:24

こんばんは、私のことを書いていただいたと聞きまして、やってまいりました。
(土曜日は、さとりえさんとの会話にわりこんで、失礼いたしました)
おこころづかい、ありがとうございます。選考会は水曜日だったようです。
悲しいニュースもいろいろあるようですので、このくらいで・・・
26日、どうぞよろしくおねがいいたします。


[2012] Re[2011]: 追記:辰巳さんへ 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/24(Fri) 00:53

> 以下の、言葉のコンスタティヴとパフォーマティヴとの二つの使い方についての私の書き込みは、すでに荻原さんによって、この掲示板に引用されています。

[1921]のことですね。
この引用について、「具体例」がほしい、とコメントしたのはわたしですから、覚えてますよ。すくろーる、すくろーる!!ふうう。


[2011] 追記:辰巳さんへ 投稿者:松本洋一 投稿日:2001/08/24(Fri) 00:15

以下の、言葉のコンスタティヴとパフォーマティヴとの二つの使い方についての私の書き込みは、すでに荻原さんによって、この掲示板に引用されています。


[2010] 吉田漱さんのこと 投稿者:おおつじ 投稿日:2001/08/23(Thu) 23:29

吉田漱さんのご逝去、切なく、言葉を失いました。

「若き歌人たちの肖像」(「パピエシアン」)でとりあげた
「未来月報」のなかの
昭和28年9月1日の
吉田漱さんは
こんなに生き生きと生きているのに。
生きている瞬間は、文のなかに刻印されているのに。

もっともっとたくさんのことをお聞きしたかった。
もっともっと心の底からの話をたくさん聞いて置きたかった。

吉田さんの死とともに失われたこと。
その大きさに茫然と立ちすくむ思いです。

ご冥福をお祈りします。


[2009] 枡野浩一さんへ 投稿者:松本洋一 投稿日:2001/08/23(Thu) 23:13

私もそう思います。デリダが「あらゆるげんせつについて、その使用が(略)コンスタンティヴかパフォーマティヴか決定することが原理的にできない(略)あらゆる言説は同時に二つのコンテキストに(略)二つの読解レヴェルに所属しうる」戸書いています。奥村さんの歌も、なぜシャープでもサインペンでもなく「ボールペン」だったか、なぜビックでもセーラーでもなく「ミツビシ」だったかと考えると、幾らでもパフォーマティヴに読めると思います。それでもなお、この分類が有効なのかと私が(東浩紀がーデリダが?)考えるのは、一つの言説が異なった言説の場に置かれると、異なった「効果」を現わすからです。奥村さんの歌がたとえばアララギ系の結社誌と、商業誌と、「かばん」のなかに、もっと極端にいうと小説の中に置かれたとすると、異なった読み方をされるでしょう。「読み」はいつでも多義的です。(あたりまえのことですが)短歌は常にこのような読みの多義性(東ーデリダの用語では「散種性」)の効果を利用してきたと思います。


[2008] やりきれない夜 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/08/23(Thu) 22:41

今夜は「短歌人」の編集会議だったので、高田流子さんから、小川太郎さんのお通夜の
様子など、聞いてきました。
それにしても、やりきれない気持ちの夜です。


[2007] 吉田漱さんと福富太郎 投稿者:西王燦 投稿日:2001/08/23(Thu) 21:49

西王です。下に書きました1998/6の『芸術新潮』を、吉田漱さんの訃報とともに
思い出したのかということを書かないでおくと、なにやら、さっぱり解らない記事
だったですね。今更、こんな雑誌は手に入らないしね。

この雑誌の対談相手は、福富太郎さんでした。知らない人には説明しにくいのです
が、いわゆる「風俗」系で財をなした人物です。

福富太郎さんが河鍋暁斎の絵を入手した最初は、昭和38年ごろ。古道具屋で、
本箱を買ったとき。店主が、なにやかにや言って、値段をつり上げる。福富さんは
つり上がった値段に見合うように、「おまけ」として、自分の気に入った掛け軸を
付けさせた。

もちろん、福富さんは「河鍋暁斎」という名前など知らない。ただ、気に入った
だけだ。

このあたりのやりとりが、『芸術新潮』では、とても面白い。

下に書いたように、20年近く以前に、吉田漱さんと話した折りには、「絵」の
話としてではあるが、「作者名」と「作品そのもの」との微妙な関係を、私に、
解りやすく、柔らかく伝えてくださったように記憶している。


[2006] 吉田漱さんの訃報 投稿者:西王燦 投稿日:2001/08/23(Thu) 21:09

西王です。「叙情が目にしみる」の掲示板、元気に再開していますね。
休憩中には、いろいろ余計なことを書いてごめんなさい。

さて、吉田漱さんがなくなったという記事、悲しく読みました。
私は、いわゆる「歌壇」的なつきあいが、ほとんどできないような山村に暮らして
いるのですが、なぜか偶然に、吉田漱さんとはゆっくり話をする機会に恵まれまし
た。20年近く昔のことですが、おもに「絵」の話をしました。短歌に関する話題
は、岡井隆さんの歌集『フィンランディア』の装丁(吉田漱)の、涼しい印象につ
いて話したばかりです、、、。

1998年6月の『芸術新潮』に河鍋暁斎の特集があり、吉田漱さんは、素敵な、
洒落た対談をしていました。
ひそかに哀悼を。


[2005] 小川太郎さんへの手紙 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/23(Thu) 17:32

7・1朗読バトルでは、ご高著「聞かせてよ愛の言葉を」を資料として提供していただきました。遠いところへ行かれて、残念です。
読み進めながら、小川さんの、中城ふみ子を包むやさしい視線に気づきました。
一読してはわかりませんでした。
小川さんご自分の意見は述べられていませんが、病床でジャーナリストの若月彰を求めた凄惨な描写などには、男性たちが、結局は自分のエゴでしかふみ子を見ていないことが示されているように、だんだん思われてきました。
わたしにとり、もっとも大きな「気づき」であったのは、精神愛であれ性愛であれ、あんなに貪欲だったふみ子が、たった一つ、みずから手放した愛についてです。

ふみ子は、野村英之介に、もう病室へは来ないでほしいこと、ずっと大人の自分にはこんな別れ方しかないことをしたためた手紙に、一か月前のポートレートを同封しています。これは、わたし自身がふみ子であってもそうしただろうという共感からわかることですが、死という別れが近く待ち受けていることを悟ったとき、英之介に、癌臭のわが身ばかりを思い出してほしくない、いずれ他人の思い出のなかにしか棲めないのなら、たったひとりの人の思い出のなかに望む姿で棲むことを、選んだのでしょう。
あとのことは、ながいながい断末魔、わたしには、すべて英之介を求めていたと思われます。性ではなく、英之介を求めた、ジャーナリストが欲しがるとっておきの醜聞と引き換えに、ひとりの人の影を探したのではないでしょうか。
なぜといって、小川さん、野村英之介について、ほかの男性とは違って、もっと包むように書いておられます。小川さんは、ふみ子その人を暴いても、ふみ子が大切にした人を、暴くことはしなかった。わたしにはそのように映りました。
小川さんは、ふみ子が望むことをされたのだと思いました。
小川さんに愛された女性は、幸せです。
大切にするものを持つ者には、それがわかります。
ご冥福をお祈りします。


[2004] Retrospective 投稿者:石井辰彦 投稿日:2001/08/23(Thu) 16:09

ずっと前ここで触れましたが、穂村弘さんの新しい歌集の挿絵を担当したタカノ綾さんが所属する HIROPON FACTORY ってのを、覚えてらっしゃるでしょうか? で、あの団体の主宰者である村上隆さんのレトロスペクティヴが、土曜日(25日)から東京都現代美術館で始まります。村上さんと同じく今を時めく小山登美夫ギャラリーの代表作家である奈良美智さんのレトロスペクティヴ「I DON'T MIND, IF YOU FORGET ME」も、横浜美術館で開催中ですよね。こういう世代のアーティストが、公立の美術館でレトロスペクティヴを開くようになった、ということに、ある感慨を覚えずにはいられません。

われわれ歌人もまた、彼らのようにある時点で、自身の仕事を総括してみるべきなのかもしれません。そう考えれば、おそらく既成の歌壇からは「時期尚早!」という批判を受けたに違いない荻原裕幸さんの現時点での全歌集『デジタル・ビスケット』の持つ大きな意味も、見えてくるように思われます。塚本邦雄さんや岡井隆さんも、壮年期に全歌集を纒めることによって、次のステップを確実なものにしたと考えられるわけですからね。

で、私=石井辰彦は? 目下私は詩誌「るしおる」に長い長い連作を不定期で連載中で、11月頃創刊されるボーダーレスの同人誌「三蔵2」にもその一部を掲載することになっていますが、その作品こそが即ちレトロスペクティヴだ、という感覚を持っています。歌人としての私の過去のすべてをあそこに流し込んでいる、ということなのですが……。

あ、なんだか宣伝になってしまいました。ともかく、村上隆さんと奈良美智さんのレトロスペクティヴ、私自身はこの週末に観に行く予定なのですが、お薦めしておきます。日本人の大好きな印象派の展覧会(きちんとしたものなら話は別だけれど)とかに行くより、ずっと楽しいはずですよ!


[2003] また訃報 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/08/23(Thu) 13:00

田中えんじゅさんの掲示板を拝見したら、「未来」の吉田漱さんが亡くなられたとのこと。
吉田さんとは、「綱手」の方の出版記念会で、一度、同じ円卓になったことがあり
お話しをさせていただいた思い出があります。
「パピエシアン」に大辻隆弘さんが連載中の「未来月報を読む」でも、重要な登場人物と
なっていらっしゃいます。
ご冥福をお祈りいたします。


[2002] 松本洋一さん、お手紙など届きました。 投稿者:枡野浩一 投稿日:2001/08/23(Thu) 12:16

「字義どおりの言葉」「身振りとしての言葉」につきましては、
松本さんの挙げてくださった
香川ヒサの歌、
奥村晃作の歌、
を例にあげて、
次回の毎日新聞で再度考察することも検討したいと思います。
もしくは、
毎日新聞の連載を単行本にまとめる予定がありますので、
単行本化の際に、考察を加えたいと思います。

私自身は、
じつは奥村晃作さんのあの歌でさえ、
「身振りとしての言葉」と読むことは可能では、
と感じています。



藤原龍一郎さん、
掲示板の再開、ほっとしました。
私自身の
掲示板と関わるときの態度は、
「東京式」のしおりで
藤原さんがおっしゃっていた方式を
踏襲しているつもりです。

松本洋一さんにはもともと、
直接連絡をとるつもりはなくて、
毎日新聞のあのコラムも人づてに伝わるなら伝わってもいい、
みたいな執筆態度だったのですが、
面識ある藤原さんの掲示板に松本さんがいらっしゃっていたので、
これもご縁だと思い、
呼びかけてみました。
松本さんはメール使用不能、ということでしたので。

私の呼びかけが、
混乱を招いてしまったのだとしたら、すみませんでした。



予告どおり、
しばらく「無口」に徹しますが、
皆様の書き込みは有り難く拝読しております。

皆様、もろもろ、ありがとうございました。

http://talk.to/mass-no


[2001] 角川短歌賞決定 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/08/23(Thu) 06:38

毎日新聞によると、佐藤弓生さんが、角川短歌賞を受賞されたとのこと。
佐藤弓生さん、おめでとうございます。
佐藤さんとは、先週の土曜日にお目にかかったはせかりだけれど、
もう、あのときには、ご本人には受賞の連絡が入っていたのかな?
早く、作品を読みたいものです。


[2000] ショックです 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/08/22(Wed) 19:47

福島久男様
小川太郎さんの急逝、福島さんの書き込みで初めて知りました。
ちょうど、一年前の8月に、加藤英彦さんや佐伯裕子さんたちと『血と雨の墓標』の
読書会をやって、そのあとのうちあげの居酒屋で、上機嫌だった小川さんの顔が
目に浮かびます。
この二年ほど、特に親しみを感じていた人が何人も亡くなって、衝撃つづきです。
私が最初の歌集『夢みる頃を過ぎても』を出した時、「短歌人」で批評の座談会を
おこない、小川太郎さんに出ていただきました。

小川さんが書いた、中城ふみ子、寺山修司、岸上大作の評伝は、私もこれからも
何度も読み返すことになるでしょう。

・母われとわが死を産みき灯の壁の小面が裏にためる暗黒/小川太郎


[1999] わたしは松本洋一さんの書き込み読みたいです。 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/22(Wed) 18:49

パフォーマティヴと、もう一つなんだっけか。
字義どおりとかいう意味でしたね。
「字義どおりの短歌」がどういうものか、その具体を、例歌2首で一発で納得させてくれました。また、靖国神社=キャラクター空洞説も、多くの問題に敷衍することが可能な指摘で、目をひらかれるものがありました。
完全主義でいくことないんじゃない。それだけの聡明さをお持ちなのだから。


[1998] またちょっと過激なことを書くようですが。 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/22(Wed) 18:11

読者のみなさまへ。
辰巳の「勧告」のせいで、いろんな波紋が起こった、とかいう受け取り方はやめてくださいね。
また、ヴァーチャルのせいでもメディアのせいでもありません。
ヴァーチャル不信より、自分不信に陥ったほうが建設的だと思うよ。
自分に覚悟がなかったり、精神的に弱かったりすることが、浮き彫りにされただけのこと。ネット参加するなら、そのメリットだけを享受しようとせず、デメリットも引き受けなければ。子どもではないのだから。
えげつなく見えても、自分の身を守るところはツメを怠らず守っていったほうがいい。
わたしは自分不信の塊です。いつだって、これでいいと思ってることは一つもないけれど、ないからこそ、いいのだと思ってる。


[1997] 追伸 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/08/22(Wed) 16:34

夫は昨日松木さんとのやり取りを聞き非常な徒労を感じている、ヴァーチャル不信に陥っている。彼には書物のほうが近しいからしばらくそっとしておこう。用は使い方だと思うが彼にはどうも恐怖感が植え付けられたようだ。


[1996] 自戒 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/08/22(Wed) 16:17

 コンピューターは機械である。私のいる部屋の窓から見えるものの方がこのディスプレイに見えるものより現実であること。しかしこの仮想世界はとても広く見えること。
 自分の持っている欠陥がまさにここにあること。常に念頭におけ。「お前は仮想に夢をみたがる傾向にある」

 再開おめでとうございます。辰巳さん、松木さん、松原さん、西王さん、荻原さん、そして藤原さん。みんな好きです。大好きです。


[1995] 栗明純生「黄のチューリップ」 投稿者:村田 馨 投稿日:2001/08/22(Wed) 13:03

村田馨です。藤原さん、みなさま、こんにちは。
栗明純生の第二歌集「黄のチューリップ」を読了しました。
藤原さんが「国際的なビジネスの現場から詠われる歌はマクロな
世界を描き、そしてスポーツに挑む肉体に向ける目は繊細な感情
の襞を抒情する」と帯を書いておられます。
著者はながらく大手証券会社に勤務ののち、2度の転職を経て
外資系金融会社に籍を置くビジネスマンです。主に海外で活動する
自らの姿を短歌に詠いこんだ第一歌集「銀のハドソン」に引き続き
自分の職場をあますところなく描いており、不惑を過ぎて数年
とは思えない力強さが作品ににじみ出ています。
手を伸ばす禁断の実のビックバン嗅げばプーンと甘酸っぱいぞ
この午後もヘッドハンターは誘えりハスキーボイスに囁きやまず
二十年の職を辞すると告ぐる時一瞬に色失せし若きら
徒労とも思う時折さはあれど抗いゆかんひとつわが生


[1994] 小川太郎さんのご冥福をお祈りします 投稿者:福島久男 投稿日:2001/08/22(Wed) 11:52

藤原さんにお会いした福島泰樹さんが詩のボクシングに出られた時、田島邦彦さんや武藤雅治さん、黒田和美さんたちといっしょに飲んだのが、小川さんにお会いした最期でした。
私が「開放区」に「BC級戦犯たちのうた」の第1回目を載せた直後に、お電話をいただき「歌壇への批判 あれはあれでおもしろいけど、、こういう仕事をきちんとしてぜひ一冊の本にしてください」と励まされました。国会図書館や都立中央図書館などで資料を読んでいる時など小川さんの声を思い出していました。
中城ふみ子・寺山修司・岸上大作と、小川さんはいい仕事をされましたよね。この三冊の本近日中に再読しょうと思っています。


[1993] 朝帰りしてきたら‥‥ 投稿者:松原一成 投稿日:2001/08/22(Wed) 11:28

(と言っても、色気のある話ではなく、
毎週火曜日の夕方から、翌朝まで、局にこもって
ナレーション原稿書いているというだけのことですが)
‥‥ここが再開されていました。
台風が近づきつつある夜に再開というのも、なんだか、らしくていいですね。
きっと大気のちりなどは、すべて吹き飛ばされて、青空が広がることと思います。

今、松木さんの日記も読みましたが、
松木さん、とばっちりを受けていたようで、なんとも言葉がありません。
顔が見えないということは、かくも怖いことかと噛みしめています。

ところで松木さん、お願いだから、
東京に出てきて、放送作家になろうなどとは考えないでね。
そんなことされたら、私の仕事が減りそうな気がする。


[1992] 【玲はる名歌集『たった今覚えたものを』批評会】 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/08/22(Wed) 08:52

玲はる名さんの歌集批評会を下記の通り開催します。
みなさん是非ご参加下さいますようご案内もうしあげます。

=====================================================

【玲はる名歌集『たった今覚えたものを』批評会】


日時=2001年9月2日(日)
   午後1時開場、午後1時半開始(午後5時終了)

会場=名古屋YWCA(105会議室)
   名古屋市中区新栄町2−3
   TEL(052)961−7707
   地下鉄栄下車、5番出口東(出て左側)へ徒歩5分

会費=1000円


出演=加藤治郎、穂村 弘、荻原裕幸
   飯田有子、勝野かおり、玲はる名

  穂村弘司会による歌集批評ディスカッション
  加藤治郎・荻原裕幸の【歌葉】をめぐる対話
  著者・玲はる名による短歌作品朗読、を予定

※玲はる名さんの歌集は、下記にて入手できます。
http://www.bookpark.ne.jp/utanoha/


出席希望の方は、荻原裕幸宛にご連絡下さい。
ogihara@imagenet.co.jp

=====================================================

以上、どうぞよろしくお願いします。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[1991] >藤原龍一郎さん 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/08/22(Wed) 08:50

再開宣言どうもありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。



再開早々宣伝で恐縮ですが、
玲はる名さんの歌集批評会を企画していますので、
この場をお借りしてあとでお知らせさせていただきます。
ご都合のつく方はぜひご参加下さいますようご案内もうしあげます。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[1990] 台風接近中 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/08/22(Wed) 06:51

昨日は再開したあと、ちょっと、横になって本を読んでいたら
そのまま眠ってしまっていた。
気がついたら四時半だったので、もちろん、もう一度寝て、さっき、おきたところです。
夜中にいつものみなさんが、書き込んでいただいているので、うれしい朝です。
しかし、今、ラジオ聞いていると、台風が荒れ狂っている。
こんな吹き降りの中、会社へ行きたくないなあって、晴れてても、一緒なんだけど。
いちおう、私の勤め先は報道機関なので、こういう日は、なんとしても、出社することと
決められています。意味のないだらだら文でごめん。


[1989] 西王さん。 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/22(Wed) 06:22

ごめんねです。「おらとあんたの仲」に、ちょっとやきもち、やきました。


[1988] 再開おめでとうございます 投稿者:松木 秀 投稿日:2001/08/22(Wed) 03:47

夜11時に寝ましたら、3時に目覚めてしまいました。
このような時間になりましたが、掲示板再開おめでとうございます。
私のほうにもいろいろありましたが、とにかく読んでいるだけでふつふつと
表現意欲が湧いてくる掲示板、いち読者としてエールをおくります。

北海道も雨風が強くなってきました。そんな深夜です。

http://www2.diary.ne.jp/user/86872/


[1987] 学びの場 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/21(Tue) 23:35

藤原さん、荻原さん、石井さん、ありがとうございます。
思いやりということの、学びの場とさせてください。


[1986] 再開おめでとうございます! 投稿者:石井辰彦 投稿日:2001/08/21(Tue) 23:29

いろいろな行き違いがあったようですが、雨降って地固まる、きっと前よりさらに素敵な掲示板になることでしょう。何と言っても、この掲示板ほど意味深く面白い掲示板は、そうはないのですから。藤原さん、荻原さん、辰巳さんをはじめとする常連のみなさん、よろしくお願いしますね!

台風が来ようとしている夜です!


[1985] 再開します! 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/08/21(Tue) 21:59

それでは再開いたします。
たくさんのみなさまの書き込みをお待ちします。
もちろん、私も書き込みます。
どうぞ、よろしく。


[1984] 再開について 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/08/21(Tue) 09:29

特に何もスタイルを変更することなく再開しますが、
藤原龍一郎さんに「再開します」というコメントを
いただいた上で再開したいと思います。

お仕事から戻られてということであれば、
今晩か明日からということになるかも知れませんが、
それまでは書きこみをお待ち下さいませ。
藤原さんのコメントが入りましたら、
あとはこれまで通り自由にコメントなさって下さい。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[1983] 以上、 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/08/21(Tue) 09:28

ひとりひとりのこだわりにまでは踏みこめていませんが、
複雑にしすぎないように問題点を整理したつもりです。
今回の件について何かまだ不足を感じられる方は、
管理人宛にメールをいただければ幸いです。
必要があると判断した場合は、
運営的な立場から掲示板上でお答えします。

当面、特に運営のスタイルを変更する予定はありません。
短歌に関すること、また掲示板運営に関することも含め、
にぎやかに種々の議論をかわしてゆければ幸いです。

あと、個人的なことですが、
辰巳泰子さんが、迷惑を感じている、とか
ことばには書いていませんが、つらい、
と訴えているその状況に対して、
掲示板上ではどうにもフォローできないこと、
たいへんにつらい気分です。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[1982] 当掲示板の運営について 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/08/21(Tue) 08:57

この掲示板は藤原龍一郎さんの運営によるものですが、
他者のコメントの書きこみの削除といった物理的な権限は、
管理人である荻原裕幸が、藤原さんに貸与していません。
従って、[1973] の松原一成さんのコメントにあった、
問題があったと松原さんが感じられたコメントを
即座にも現在も削除しないというのは、
荻原一人の考え・責任であえて許容したものです。
事情ご理解いただければ幸いです。

なぜ物理的な権限を貸与していないかという理由は、
現在のスタイルで掲示板をはじめたときの
荻原の一方的な考えに基づくもので、
一人で運営のすべてを抱える困難を避けて
長期に、有益な議論の場を継続してゆくために、
ある程度の分業が必要だと考えているからです。
削除の権限があれば当然重い責任が発生しますし、
その点は荻原がひきうけるということで、
藤原さんとの「分業」が成り立っています。

むろん今後このスタイルの変更が必要になれば、
あらためて検討しますが、現在のところ、
一人の負担が過剰にならないように
このスタイルを維持してゆくつもりでいます。
ときにみなさんにご迷惑かける点があるかも知れませんが、
どうぞよろしくお願いいたします。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[1981] 辰巳泰子さんから、 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/08/21(Tue) 07:46

問題になっていた「迷惑メール」を転送していただきました。
辰巳さんどうもお手数かけました。ありがとう。
プライベートなものでもあるので、いずれ廃棄いたします。
こちらからの転送および公開はもちろんいたしません。

結論だけもうしあげておきますと、
これが辰巳さんにとって迷惑な行為だというのは理解できましたが、
それ以上の何かであるかどうかは、ぼくには判断できかねるものでした。
ただ、藤原さんが決断なさって辰巳さんに「勧告」を奨めた以上、
発信者には、今後このBBSへの書きこみをご遠慮いただくよう、
ぼくから電子メールで通知をいたします。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[1980] [1960] の「本日はお休み」宣言について。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/08/21(Tue) 07:14

>西王燦さん、辰巳泰子さん、冬野由布さん、松原一成さん

[1960] の「本日はお休み」宣言について。

[1968] に書かれていた
藤原龍一郎さんと辰巳さんのやりとりを知らないと
[1960]は、藤原さんが書きこみされていたように、
一つの問題がつきつめられてゆくのではなく、
字義通り「錯綜」した感じで複数の問題が同時に流れ、
全体に収拾の糸口がなかなか見つからない感じで、加えて、
辰巳さん宛の迷惑メールというただならぬ問題も出たので、
ともかく一日ガス抜きをしましょう、という意味に読めます。

辰巳さんが「再開宣言まで」と理解されたのは、
諸事情を勘案した上で、このBBSのことを
あれこれ思慮していただいた結果だと思われますが、
同時に、[1968] に書かれていた事情を知らない
西王さんが、「本日一日」が過ぎて、
この場の空気を和らげようとする感じの書きこみをしたのも、
やはりこのBBSのことを思慮した結果だと思われます。
藤原さんが、では再開しましょう、と書かれたのも、
辰巳さんと西王さんのきもちが同時に見えたからではないでしょうか。
なしくずし、とは微妙にちがっているのではないかと思います。
みなさんのこうしたあたたかいきもちが見えると、
管理・運営サイドからは、何も言えなくなってしまいます。
どうぞこの件での議論は今後ご勘弁下さいますようお願いします。

本来、管理人かもしくは藤原さんが、もっと早く、
どのようなかたちで再開すべきかを明確に伝えるべきでした。
この点、深くおわびもうしあげます。ごめんなさい。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[1979] [1958]の「勧告」について。 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/08/21(Tue) 06:08

>辰巳泰子さん、藤原龍一郎さん

[1958]の「勧告」について。

ぼくはくだんのメールを拝見していないので、
辰巳さんが迷惑をしているのは十全に理解できますが、
「ストーカー行為」と呼べるようなものなのか何なのか
どのようにも判断することができません。
直接名前を出さないとしても、このBBSに
誰かの行為を「犯罪」だと規定して記述する場合、
今後は管理人にもご相談下さいますよう
どうぞよろしくお願いいたします。

このBBSは、管理人がプロバイダとの契約で占有している場所で、
辰巳さんがおっしゃるような「犯罪」にかかわる記述は、
ことの正当性とはまったく関係のない次元で、
辰巳さんご本人と契約者である荻原と提供者のプロバイダとが、
連帯して責任を負う事態が発生します。
窮屈な感じでたいへんもうしわけありませんが、
この点、ご理解いただければ幸いです。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[1978] お詫び 投稿者:荻原裕幸@管理人 投稿日:2001/08/21(Tue) 04:02

管理人の荻原裕幸です。
都合で顔が出せなかったことお詫びします。
問題点の整理をさせていただきますので、
それが完了するまで、こちらでどうぞと言うまで、
書きこみをお待ち下さい。

http://www.ne.jp/asahi/digital/biscuit/


[1977] 再び、言葉が足りない 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/08/21(Tue) 03:44

 少なくとも私は辰巳さんが迷惑だとか間違ってるとは思わない。HP関連の事件には私自身が門外漢だ、といってますが。少なくとも一つは(松原さんのような)人が現れたのだと。で、あとのことは
 問題点が 幾つ どこに いかほどの緊急性をもって 存在するか。
こちらも夜っぴきかんがえていていい事思いつけばよかったけど。
 また流れはチェックします。おやすみ。


[1976] 勇気 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/21(Tue) 03:18

いいですか。みなさま。
基本的に、わたしは間違ってないよん。
ストーカーに勧告するのだって、当然のことでないですか。
ストーカー事件というのは、そもそも個人のちからで解決できないよん。
西王さん、娘さんがおなじ目にあって、人に相談することじゃない、自分で解決しろって言えるんかいな。
わたしは、利害の一致がだれにあるかで、相談相手を選びました。
つまり、勧告することで、その人の持つ場の利益にはなっても、不利益のない相手を選びました。
わたしとしても、じゅうぶんな配慮をいたしました。
し損じないようにと。
相手がわたしのことを考えてくれるように、わたしだって、相手の利益を必死に考えてたんですよ?
わたしのことばが強すぎて、藤原さんに誤解を生んでしまったのは事実だけれど。
わたしのここでの発言は、まわりにたしなめられるような、迷惑行為かいな。
本質は、いたって、正論だと思いますが。
ほんとうに迷惑をかける人には、
だれも、まともにそいつを指摘する勇気がなんて、ないくせに。
だれか、勇気を出してやってくれないかなーと、
心の中で、ちらとでも思ってたんなら、
少なくともその人に、わたしをたしなめる資格なんてないんではないの???

松原さん援護射撃ありがとう。
でもわたし、一人で、だいじょぶ。
強い子だから。
風向きで、言いたいことが、変わったりはしない子だから。


[1975] 言葉が足りなかった 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/08/21(Tue) 01:36

 敵ってのは少し感情入ってるな、でもなんて言うかね、対立ってだけではない。なんか人を冷静にさせないもの。感情を誘発するもの。
 そのfactor持ってないと歌できないけどね。
 そういうものがあふれやすいところだから流れを整理したり止めたりする役どころも必要なのではないかなあ。私では不足だが。


[1974] 長々と書いているうちに 投稿者:松原一成 投稿日:2001/08/21(Tue) 01:06

〔1971〕のあとに書き込むつもりが、長々と書いているうちに、
辰巳さんに先に書かれてしまいました。


[1973] 掲示板の再開についてですが 投稿者:松原一成 投稿日:2001/08/21(Tue) 01:02

藤原さんが「本日はお休み」と宣言されたわけなので、
再開の宣言も、藤原さんご自身がお出しになるものと思っていました。
それが第三者の閑話休題的書き込みが入っただけで、
「では、再開しましょう」では、
なんのために、掲示板を開店休業するという大きな行為に出たのか
わからなくなるのではないでしょうか?

そもそもは、藤原さんや荻原さんから、
書き込みのマナーを注意されている人がいて、
しかも、その人は、いっこうに改めようとしなかった。
さらに、辰巳さんに、迷惑メールを送り出したので、彼女は藤原さんに相談。
意を汲んだ藤原さんが、いったん掲示板を休止する措置をとった。
‥‥と、これだけのことだと思います。
(本来なら、注意を聞き入れなかった時点で、
その人の書き込みは、即座に削除してもよかったと思います)
で、休止した以上は、
藤原さんが、今後の、この掲示板について、
なんらかの方向を示したうえで、再開なさると思ったのです。

「はい、では、再開しましょう」では、問題を先送りにしただけですし
辰巳さんも、そう指摘しているのみですよね。
彼女は、この再開の仕方は、
この掲示板のあとあとのことを考えると、よくないのではないですかと
言っただけで、それがなぜ、たとえば
敵を作ることになったりするのか、私には、解せません。




[1972] 言葉の重さ 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/21(Tue) 00:53

藤原さんの休止宣言。

ちょっと、ここ数日、この掲示板の書き込みが、錯綜しているように思います。

今後、問題を整理して、発展的な交流の場にいたしましょう。


わたしは、再開に文句をつけているのではありません。
いったん放ったら、言葉はしかるべきあり方で守られるものであったほしい。

藤原龍一郎が、自ら遣った「錯綜」という言葉のその意味を、藤原龍一郎自身が解き明かさずして、どうやって、「問題を整理」することができるのか。
「錯綜」している自身の庭を、どうやって「発展的な交流の場」にすることができるのか。
それにふさわしい方法があるはずだということです。

わたしは、ひたすら、二つのことを言い続けている。

藤原さん、ありがとう、ごめんなさい。
ということと、
言葉の重さということです。言葉に見合う現実はないのか、ということです。

「辰巳は敵をつくっている」という見方は、感情的な問題へのすりかえです。
思ってくださるのはありがたいけれど。


[1971] 西王、辰巳、藤原3氏へ、追伸 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/08/20(Mon) 23:27

藤原さん、ここは貴方の庭だってこと。肉体精神とも無理しないでください、OK?
西王さん、ここでアジっててもしょうがなくねえか、貴方は体力ありすぎなの、OK?
辰巳さん、上の人に比べたら私ら若いからさあ、暴走するのもあるけど、必要以上に敵作ってどうするよ、お互い損な性分なこたぁわかっててもやっぱ見てれんとこ有るよ、OK?


[1970] 藤原さん。ありがとうざいます。 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/20(Mon) 23:17

そして、がっかりさせてごめんなさい。わたしの書き込みが、藤原さんの人品を卑しめることになってしまいませんように。……そんなつもりじゃなかった。わたしとて、浅慮でした。不気味なメールに、かなり取り乱していたため。ほんとうに、申し訳なく。


[1969] ちょっと整理しましょうか、皆さん 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/08/20(Mon) 23:14

 ああ、「錯綜」の意味まで錯綜してないですかねえ?

T・ネット上の「話題」が錯綜している。
2.枡野がらみの錯綜「発言者」の錯綜か?
3.「錯綜」という概念論そのもの。

A−1.これはHPのデザインの問題な気がする。
A-2.これはワタシの守備範囲を超えているのでノーコメント。
A-3.下がっていってみてください。

そこへ辰巳問題が絡まっている、と。これは西王さんの意見(メールに関しては)辰巳さんの意見(西王x藤原関係の変さ加減?!失礼か??)双方の錯綜があるきがする。
 私にできる範囲のことで考えました。


[1968] 藤原さんに対策を相談した経緯 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/20(Mon) 23:07

わたしが迷惑メールの送信を受けたのは二回です。
しかし、これを藤原さんを含め二人の方に転送して見ていただいたとき、はっきり「変だ」(藤原さん)あるいは、「絶対許してはいけない」(もう一人)というご意見をいただきました。
この人物は、当BBSにも不利益がある行為を繰り返しています。
つまり、書き込みのマナーを、管理人である荻原さん、また藤原さんの両方からBBS上で注意されても、改めようとしない人物です。
そのため、わたし一人で処理しないほうがいい、少なくとも相談しておく必要があると考えました。
「勧告」をさせてほしい旨を藤原さんにお伝えし、また、文案も見ていただきました。
藤原さんは、重要度の高いことだと受け止めてくださいました。
わたしがタイミングをはかりかねていると、「勧告は、いつおこなってもいい」と言ってくださったので、許しを得て行いました。
しかし、たちどころに膨大な書き込みによって、「勧告」が下へ押し流されてしまう危惧を持ちましたので、藤原さんに再びご相談しました。
藤原さんは、この「勧告」が、多くの人の目に止まるように、BBSをストップしてくださったのです。

わたしが現在危惧しているのは、
その人物が、ただでさえマナーや管理サイドの注意を無視しているのに、このような、なしくずしの印象を与える再開の仕方は不適切ではないか、ということです。

しかし、それはわたしが決めることではないので、意見としてのみ、提示させていただきます。

わたし自身の不利益については、厳しい態度で臨みましたので、解決したと考えています。これ以上ないほど親身になってくださった藤原さんには、大深謝しております。

わたしとて、
藤原さんが思ってくださるように、藤原さんに対しておなじ気持ちでいますから、

うわーーー。あかんあかん!それじゃ自分の家が守れないよ?!

と申し上げたかったということです。実際、あがりこむ田舎のオヤジもいるし。


[1967] ネットまた進化! 投稿者:西王燦 投稿日:2001/08/20(Mon) 22:15

西王です。たびたびでごめん。

[1961] 綾さんのこと、洞窟抜けの儀式  投稿者:西王燦

でもって、私が「錯綜というより軽い誤解」と書いていましたのは、
その出所として私が関与していた、松本さんがお書きの東浩紀のことなど、
についての、その後の、石井辰彦×枡野浩一や、枡野浩一×辰巳泰子+西王
にみられる齟齬のことだと思っていました。

モニタに現れる文体は、膝を交える会話や筆跡のある手紙に比べて、誤解を
生みやすいものです。

windows95の時代に、私が最初に誘われて参加した「北陸地方のメーリングリスト」
では、いわゆる「パソコン通信」とインターネットが混在していて、メールで
HTMLの文章を送ることは御法度でした。
ある若い女性がHTMLでもって参加しました。とても洒落た文章だったので、
ひそかにナンパしようと思っているうちに、「てめえ、何考えてHTMLで送り
やがるんだ」という非難が集中して、彼女は(おそらく泣きながらであろう、
あいかわらずのHTMLで)お詫びの文章を書いて、そのリストを抜けました。
私も管理者の落ち度を非難したうえでそのリストから抜けました。

こういうことは、インターネットの常だ、と『インッターネットは空っぽの洞窟』
に書いてあります。

辰巳泰子さんに対する夥しいメールは、とても気の毒だと思いますが、それによ
って、この掲示板がどうのこうのといういうモンダイではないように思います。
ご自分に届いたメールはご自分の判断で「ゴミ箱」に捨てていいのではないでし
ようか?どうもこの掲示板とは関係ないような気がします。
もし、メールアドレスを知られることが厭ならば、公開せずに書き込めるはずで
すね。

「字短歌人」うんぬんというのは、私が「洞窟ぬけ」を書いた意図とは、相当に
違うので、敢えて書いておきます。

どうぞ、楽しく、かつ辛辣な話題を!


[1966] 確かに何らかの方策を練る時期では 投稿者:冬野由布 投稿日:2001/08/20(Mon) 22:11

 私はHPはおろかメールにも暗いのでたいしたことは言えないですが。だから辰巳さんとの「私信で済ませること」まで書き込み迷惑書けたことをわびなければならない。すいません。
 が、迷惑メールはこういう場でも警告しないといけないだろうし
   錯綜する書き込みは藤原さん自身の手に余ることでは。

 最終的には藤原さんのHPであるんだから彼自身の判断で良い。西王さんは自身HPもってらっしゃる、そういう意味でなんかあるでしょうに。性急なことはよくなさそう…
 私見ですが。


[1965] したの書き込み、藤原さんに心配かけてしまった。 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/20(Mon) 20:56

メールいただきました。
ごめんなさい。
わたしが、「親しき仲こそ礼儀あり」と申し上げたのは、
西王さんが、オーナーである藤原さんが再開しようというまで待てない。
ということに関して。
お二人には、長年「短歌人」の同胞でいらした、さまざまな機微があるんでしょうけれど、こういう再開の仕方は、藤原さんが、なしくずしを許してしまう、優柔不断な人物であるという印象を与えるではないですか。ここは、短歌人村の、さらに狭い「字短歌人」なんですか?
ものごっつう田舎くさいで。
藤原さん、都会人とちゃうのん?????
「字短歌人」だったら、機微のわからない者が、おかしいということになりますね。
超田舎で、主人の留守に、あがりこんで酒を酌み始めるイメージとでもいうのでしょうか?
おらとあんたの仲だべさ。
田舎は田舎でいいけれど。素敵だと思うけど。
かなしいよ。
ストーカー事件を協議して、問題のメールも転送して見てもらって。そのうえでBBSのストップを決めた藤原さんは、なんと大胆なと、超超カッコよかったのにさ。
東京式で、決めてほしかった。
というのは、わたしが藤原さんの世界を、熱烈に好きだからなんでしょう。……


[1964] なんかもう、あきれてものがいえない。 投稿者:辰巳泰子 投稿日:2001/08/20(Mon) 20:34

親しき仲こそ礼儀ありだとおもうけど。
藤原さんとわたしは、友人の条件が違うみたい。

年内に、
辰巳泰子はHPを開設します。皆様、ぜひお越しになってくださいね。
BBSもつくるからね。
ただし、ストーカー行為をなさった方が書き込まれた場合は、予告なしで即・削除しますね。またご連絡いたします。


[1963] セコくない洞窟抜け 投稿者:西王燦 投稿日:2001/08/20(Mon) 20:18

西王です。

[1950] 松木 秀さん、  投稿者:枡野浩一

 ここの掲示板でかつて、
 西王燦さんと枡野浩一が交わしたやりとりの一部を、
 ほうふつさせるのが、
 あのときの辰巳泰子さんの書き込みだったのです。

これは、辰巳さんお書きの

 いったん話題を振っておき、それ以上に興味を持ったものに対して、
 「他のメディアに書いています。これ以上は話題にしません」と。

という部分ですね。たしかに以前、私はこの掲示板に、直接的に枡野さんに対する
ようにして、「ホームページのトップページに自分の書いた文章の掲載先だけを載
せるのは好きではない。その中身も記載するのが本筋だ」と書きました。
ただ、これは数日後に新聞に掲載される中身を言えよ、という意味ではなかったで
す。
なつかしく思い出すようになりますが、前回の話題はNHKの教育テレビ系でもっ
て枡野さんを中心にして「インターネットと短歌」という番組を作る頃でした。
この企画を作ったNHK名古屋の美人ディレクターに、「インターネットのことを
テレビで扱うこと自体が錯誤だぜ」と抗議していたのでした。
つまり、インターネットのことはインターネットの中で語るべき、というヒッピー
的な理想主義を振りかざしていたのですね。
たとえば、週刊誌のすべての記事がモニタで読めるような近未来を想定し、それに
対する『インターネットは空っぽの洞窟』ふうな儚い現状を勘案したうえで、出来
るだけすべてのものをウェブ上に、というアジテーションでした。
そのとき、すかさず荻原さんが、「発行日とのタイムラグがあるから、、」とお書
きになったのは、じつに正解でした。
とにかく私が書こうとしたのは、古代の物書きから未来の物書きまでの曖昧なホラ
話のようなものでした。今、現実に物書きでメシを食う人に言うべき言葉ではな
かったと反省しています。
私だって、たまにオアシをいただける原稿を書けば、その本が書店に並び、やがて
書店から引き上げられるまでの期間は、その中身をホームページに載せませんし、
結社誌の原稿でも発行まで待ちます。これは紙媒体に対する仁義でしょう。

枡野さんは「セコイ」などとご自分のことを言うよりも、これはオアシのいただけ
る文章。ここまでは宣伝、あとは、買って読んでくれ、と書いていいと思います。
これが許されないならば、木戸銭を取って短歌の朗読会をする宣伝も許されないだ
ろう。おっと。

さて、枡野さんが去年の書き込みを思い出したならば、是非ともこのことも思い出
してほしかった。

●枡野は現代の柄井川柳である。

これ、気に入っている書き方なんだがなあ。

ただ、今回の松本さんの引用の流れについていえば、あれは、許諾願いふうに、
「短歌人」の掲示板に、軽く流してもよかったかもしれないね。
短歌人の掲示板もけっこう閲覧者がいて、(他にひらかれていて)平均年齢は
ここより若いかもしれない。

あ、例の美人ディレクターとは、今も親しく、(武下ともども)ごくたまに
ドライブしています。ご安心を。



[1962] はい、では 投稿者:藤原龍一郎 投稿日:2001/08/20(Mon) 20:15

再開いたしましょう。西王様、ありがとうございます。


[1961] 綾さんのこと、洞窟抜けの儀式 投稿者:西王燦 投稿日:2001/08/20(Mon) 19:23

西王です。この掲示板が「錯綜」というよりも『インターネットは空っぽの洞窟』
で書かれていたような、いろんな軽い誤解が生じている気配は、たしかに感じられ
ますね。たまたま私と私の家族が出演している場面があるので、この「お休み」中にこれらを楽しく補足しておきます。

[1947] 言外の意味  投稿者:松木 秀

 武下 うちの娘、高校一年生なんですよ。
 藤原 作ってるの?
 武下 全然駄目ですよ。読ませるとね、とても面白いことを言う。「言外の意味
    がしんどい」って言うんですよ。たぶん、彼女たちの世代が短歌にこれか
    ら関わってくるとすると、その言外の意味を全部排除したかたちになるん
    じゃないかという気がしますね。
この「うちの娘」は私の娘でもあります。今は大学生なので、この頃、武下が、
直接的に東さんの言う「字義通り」という言い回しの影響を受けていたとは思えな
いのですが、松木さんの引用は、この掲示板の流れから適切だったと思います。
母・娘の会話には、父のあずかり知らぬ部分がありますが、ここでの武下の発言は
彼女自身の解釈に彩られていると思います。
父親である私が、娘に短歌の話をしようものなら、握り拳のなかから長い中指をつ
き出して「ケッ・ヘンタイ!」と言うばかりです。
(男というものは、なにかにつけてナンパをするものだ、相手が気にくわない場合
は、こうして「ファックユー」をするのが礼儀なのだと3歳の頃から教えていたこ
とに対する逆襲かしら、、、)

ただ、父親の感触としては、娘は、短歌より「かんたん短歌」のほうがマシだと、
思っているような気配は感じられます。

枡野さんの本に、「綾」さんが登場しています。この綾さんは家の娘と同性同名
です。これが家の娘そのものだったら、とても楽しいトピックスなのですが、残念
ながら、別人です。