紫の雲路を見ている君よ君憂き世の空は今日もきれいよ

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粉碾きの水車ゆっくりまわるおとうとうとうとうと春の昼過ぎる

彼女のワンピース脱がしたらパズルが壊れるようなプロポーション！

http://www12.ocn.ne.jp/~kitten/

ナニ族か淡路の道を　まつ白のフリルまみれに　金銀の繍（ぬひとり）襟の　ひらひらと年増になるも　よりそへる相手に縋り　ずらずらとひきづられゆき　一直線淡路駅前　マクドナルドにはひりてゆくも　春の宵（よひ）なほうるはしき　ものぐるひらや

わが頭（どたま）をのれの胴（どう）の幅（はば）よりかおほきぬひぐるみゐ抱（だ）く男女（をめ）来（き）ぬ

http://blogs.yahoo.co.jp/mirainozom

黒い毛の背中に花びらのせ帰宅今日は何処を冒険したの

http://blog.goo.ne.jp/ura_kuroneko/

明日には消える思いもあるだろうきつく束ねた髪はそのまま

http://www.h3.dion.ne.jp/%7emaples/index.htm

「母さんの子供でよかった、ありがとう」君の一粒の涙の重さ

灰色でグリーンガムのバスに乗り走りぬけたい針葉樹林

ヘタをとりばらばらになりぐずぐずにシチューの中のわたし芽キャベツ

三月にうさぎはあなにおちましたそれが罠ですいいえ嘘です

「録音はやめたらどうだ」そうしたい　許しがたくて買う乾電池

でん、としたアラビア半島人々の強くはかない想いを受けとむ

封されし箱の内側ひとりでに燃ゆることあり密書のたぐひ

環状線春の名物屋上によくぞ集めたぬいぐるみの家

（雪は天からの手紙である　中谷宇吉郎）

雪は天からの手紙と　携帯がシャランと鳴って外は粉雪

黄金（くがね）より輝りまさりけれ千早ぶる神の寝所に忘れし櫛よ

声上ぐることも忘れつ　おそろしき未知のリズムのうねりに呑まれ

しっかりとまなこ見据えて訴えるいつまでもこの痛みが続けばいいと

くちづけには麻酔効果があるんだと緋色の麻酔にわれを眠らす

息を詰め額と額をくっつける行為がときにキスより恥し

髪掴み引き摺り倒しインク壺蹴っ飛ばしたる闇に入りけり

美しき終章としてマイナスの次元へ吸はれゆけMIM-104 Patriot

晴れの日にまるごと我を洗濯し海辺の街のイカ干し気分

書きながら心は常に血を流し傷ついてないふりをした日々

かつちりと仕立てあがつて官僚と名づけられをり昂然として

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甘すぎるふたりとなりぬ時折はあの日のサラダほどの酸味を

重浪（しきなみ）の島かげかくも淡（あは）あはと波を越えゆくさくら幾ひら

撫で撫でて硬きつぼみよまるまると花の一生（ひとよ）を畳みてあれば

星々を天馬で翔けるハネムーン目覚め来る間の夢は永遠

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可視光を全て集めて黒髪のおんな優しき破滅たくらむ

友という生き物一人カクテルのグラスに閉じてしばし眺める

http://members.jcom.home.ne.jp/mizunami/

東風（こち）春日（かすが）泡沫（うたかた）一期（いちご）夏初月（なつはづき）大和言葉は花に似ている

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ならずものと名前をつけたのらねこをボンネットにはべらせて五月は

http://www2.spitz.net/hinatsu/

好きだよと抱きしめられて聴く声は変ホ長調の響きを持てり

http://www4.ocn.ne.jp/~siesta07/

上等なおんなの象徴赤ワインならば我が血はさしずめ濁酒

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アルバムの中の嬉しき発表会ちょうちん袖のワンピースを着て

http://www4.ocn.ne.jp/~siesta07/

聴かせてよ大和言葉のうつしき響きで紡ぐ君の哀歌を

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やはらかな小川の底の春泥のやうな貴方の愛撫に満ちて

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家中を闊歩するのは許すけどジグソーパズルを踏むなよ。こらポチ！

http://www4.ocn.ne.jp/~siesta07/

濃淡をそんなにつけるものじゃない　老びとひとり呟いて去る

朱と白の奇麗な縞を仕舞いてはつぼみのままに落ちた椿だ

末っ子のおとうとゆえの思いいれ父は頼朝いつも貶せり

教室のざわめき不意にしずまりて　さりさりさり、とデッサンの音

男もすなる子育て、掃除、洗濯を君もすなるか　やはり　おとうと

残像にうつつ確かむ中年の身は紫の陽に晒されて

ああこの人も悲しきまでに母なりき　美空ひばりの生れし横浜

深夜まで帰り来ぬ子の顔文字は冷や汗流し頭下げいる

降りて来て、書き留められて、蠢(うごめ)いて　飛べない言葉　今はうたた寝

http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=utayomu

　釧路とは遠くで死んだね渡さん今頃たぶん線路をとぼとぼ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（合掌）

http://d.hatena.ne.jp/ikinapage

眠ってる渡さんは眠ってる死んだら死んだで歌うのですよね

http://d.hatena.ne.jp/ikinapage

敬愛する詩人であり、見習うべき唄歌いである高田渡さん。逝去。

（「自衛隊に入ろう」などで知られるフォーク歌手の高田渡さんが１６日未明、入院先の病院で死去した。死因は不明。時事的な話題を皮肉ったり現代詩をメロディーに乗せるなど、批評精神に富んだ作風。「日本の吟遊詩人」とも呼ばれた）




鞄には高田渡を詰め込んでそんな柄の旅暮らしがあった

http://d.hatena.ne.jp/ikinapage

獣には獣の都合しんしんと折りかさなればうつくしい墓

http://www.hct.zaq.ne.jp/koharubiyori/index.htm

もし生まれ変われるならばたそがれにめざめる合歓の花のやさしさ

物言わず床に転がるじゃがいもを踏みつけたくなる凶暴な春

年老いてなお吠え唸る飼い犬は人には見えぬ影を抱きぬ

「お客様、切符を拝見致します。南十字(サウザンクロス)は次の駅です」

振り翳(かざ)せ手に握りたるその剣罪の意識に錆び付く前に

制服のスカートベッドに脱ぎ捨てて日々薄れゆく我とプリーツ

ヴァイオリン弦を無尽に滑る弓ツィゴルネルワイゼン松脂のにおい

空腹にチャルメラの音染みわたりラーメン屋台が空しく通る

乾電池切れるまで汽笛鳴らしつつ歌いつつ走る玩具と子ども

http://kazuminogi.hp.infoseek.co.jp/

歌時雨詠みても直ぐにお題が変わり野点の抹茶冷えて声なく

書きつけに「子供のボレロ」曲でなく何か長袖買ってやらねば

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木曜日午後九時半の改札に彼は待ちおり花束抱え

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横浜のをぐらき舶来雑貨店こけももきゃんでぃまだ売りたるか

http://www5.ocn.ne.jp/~willows/z_willows_anex_index.htm

さんずいは漢和辞典の四画の部にあり学びに遅かりしは無し

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乗り換えの駅階段に幼子とスーツケースを抱える男

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汗吸ひし木蔭に寄れば水楢の樹液ゆつくり身ぬちをめぐる

http://www5.ocn.ne.jp/~willows/z_willows_anex_index.htm

カサブタの消えた後でも膝を見て怪我思い出し痛いふりする

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金ぴかのロゴが光って回るのはＣＧの技『城南予備校』

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　今は書店で入手します
放課後に小学校の中庭で毎月もらった『科学』と『学習』

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銀易く緑は難し色鬼の子らの足音響く通路で

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おしょうゆを三滴塩はひとつまみ風邪の喉に優しき重湯

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ばあさんとのなれそめ？それは内緒じゃがいもうとみたいに可愛い娘（こ）じゃった

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　　　4月、灰野さんちはどこですか？

はじめてとアラビアータを食(は)む祖母と森田一義アワー　いつまで

http://www15.plala.or.jp/kasane/

奥美濃は楮(こうぞ)三椏(みつまた)迷い路 牛に曳かれて風に梳かれて

http://www.aa.aeonnet.ne.jp/~kyo/page/Beran/u.ber.html

言いしれぬ寂しさの中伸ばす手に触れる蜘蛛さえいとおしくなる

http://www.tcp-ip.or.jp/~panse219/index.htm

スイッチを切られたようにうたた寝が終わる。明日は夢など見ない。

http://www2.tbb.t-com.ne.jp/popgirl/

お別れのカラータイマーたそがれは後３分で日が沈みます

それ以上近づかないで吐息でも崩れてしまう友達の壁

いきおいで脱げたサンダル追っかけてけんけんぱってまだ、楽しいね。

http://www2.tbb.t-com.ne.jp/popgirl/

アラビアのいのち。ナイジェリアのいのち。ニホンのいのち。アメリカのいのち。

http://www2.tbb.t-com.ne.jp/popgirl/

瞼を閉じる事もなく世界が終わるのを凝視する魚の目

http://blog.goo.ne.jp/ura_kuroneko/

ロレックスすぐに止まった　官僚の端くれだった父の形見の

　

http://www.mag2.com/m/0000121502.htm

不揃いな迷惑並べて干していく脱水槽をぶるぶるいわせて


　

http://www.mag2.com/m/0000121502.htm

雪降れば陸の孤島となる村に春を告げるは仔馬の誕生

邪宗門　都はるみのあかねさす自叙伝も売る枯木灘書房

べつべつに帰る朝ならなおさらに手櫛のへたな男は嫌い

さよならという声いまだこの耳の迷路にありてさんがつの雨

憎らしいあなた姑息なニヒリズム気取るマザコン男のくせに

邪宗門　都はるみのあかねさす自叙伝も売る枯木灘書房

やさしさともの悲しさと恋しさとたそがれどきは記憶の扉

脳髄のうしろで君を追っていた残滓がすべて消えうせるまで

青葉の噎せかへれる　夏にゆきて斎藤茂吉が　あるところ墓地に迷へば　茂吉なればらんらんとして　ふたつある目のかがやくは　歌のにほいそこかしこから　涌きいづるゆゑ

乳のみごを携帯しては刑務所に乳飲子を死なせしをみなありけり。と

http://blogs.yahoo.co.jp/mirainozom

泥つきの春ダイコンが十二本　台所まで押しかけて来る

http://fairydoll.exblog.jp/

夕映えはオレンジを血の色に染めさまよう影の住む王城（アル・カサル）

科学者は幸せにしてくれるかな　さすらう星のストレンジャーを

横浜は海にひらいて人びとはどこか遠くを見てゐるだらう


　仮名遣いの間違いがありましたので 再投稿いたします。

http://homepage3.nifty.com/flat_m3/

叩きつつ渡る世間は鬼か蛇か橋田かピン子かえなりかずきか

まっ青な部屋の中には何もなく鞄の中身投げ出している

春なれば我が身を保つ液体はふつりふつりと穴よりこぼる

http://homepage2.nifty.com/sora_uta/index.htm

君の背にほくろを３つ発見（みつけ）たり１つを消してみたい夕暮

半熟の卵が似合うきみだから２２時にはさよならを言う

いつもいつもあなたがサラダ食べし後レモン一切れ残れるを知る

忘れたいことあるらしくひたすらにジクソーパズルに取り組む私

http://fairydoll.exblog.jp/

２９年、嫌だったけど今日からは好きになりそう淡き煙草香

からみつくダブルガーゼのワンピースのわたしを盗みたいならどうぞ

http://replicaprince.easter.ne.jp/

「待っている」そんな言葉はいらないわ。私、あなたのつぼみじゃないの

日曜の２５時半！ケータイは色を放たず唯そこにある

結界がはってあるごと濃密なダージリンの香が満ちている部屋

http://fairydoll.exblog.jp/

風邪ひいて寝込んでなさいナルシスト「1000字までしか書きこめません」

じゃがいもは細切りにして素揚げしてイモ・クラウスと唱えつつ食え

天からの声が聞こえる「明日からはパンとミルクがもらえるんだよ」

木村カエラちゃんと会っちゃって馬鹿みたいに舞い上がる！リルラ！リルハ!

http://www12.ocn.ne.jp/~kitten/

とうさんの背中はいつもまっすぐに空へのびてる 悲しいくらい

横浜の花火のようにこの恋も華やかに散る鮮やかに散れ

http://mizukiuta.exblog.jp/

官僚のお囃子に乗りまつりごといずれ哀しき宴あとかも

http://sun.ap.teacup.com/crow/

この一年遊んでくれたお返しに友へと贈るアジアンタム鉢

友からの写メール見ては落胆す我の隣テレビ見る君

http://yaplog.jp/ck_m/

ぼんやりと寝床で聞いた主義主張時折大きくいびきをかく君

http://yaplog.jp/ck_m/

乾電池交換すればポチもまた動きだすよね、お父さん。ねぇ。

http://blog.goo.ne.jp/ura_kuroneko/

等身大和田アキ子像そびえ立ち挙動不審なわたしを睨む

http://blog.livedoor.jp/ammy

こんなにも日照り続きじゃ泥沼な関係にさえ憧れてしまう

http://blog.livedoor.jp/ammy

楽しいと笑う悲しさ　水底(みなそこ)に動かぬままの石の斧あり

http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=utayomu

星空を掴み続けて九世紀明星桜は生き継ぎてゐる

麻酔なき生みの苦しみ忘れゆき葉桜が打つ春のピリオド

彼きらいだから君好きなんていう変な理屈を言うのは禁止

いくつもの背中がすぎるその愛はほんとに誇れるものなんですか

クリムトの「金魚」見にゆく暴風雨スパンコールのミュールを履いて

乾電池で動くカラダになったのはお前のせいだ遠いサイレン

この店のスカート全部盗んでも君が足りないだからやらない。

ウエハースで橋をかけようおたがいにはしをかじってキスできるように。

お揃いのブレスレットを二本とも手首に巻いたわたし馬鹿よね

http://love.ap.teacup.com/watashinouta/

花筏ようよう寝床みつかりぬ螺旋かさぬる水面に疲れ

http://www.h3.dion.ne.jp/%7emaples/index.htm

迷はずにたどり着けたらご褒美をあげると云つた薄ら笑ひで

http://homepage3.nifty.com/flat_m3/

動くもの響くものにとらわれて松や桜を愛でるに遠く

http://bsn.bbzone.net/osato/

放課後の音楽室に射し込んだ夕焼け色に染まるフォスター

http://yumi.myfws.com/

アラビアの夜空に浮かぶ三日月は姫さまが乗る舟なのでせう

http://yumi.myfws.com/

赤錆びた線路を辿る　手に入らないものだらけと知ってしまった

http://takaokaism.ciao.jp/tsumugi/

君のこと全部まとめて引き出しの奥に眠らせ長期旅行へ

http://takaokaism.ciao.jp/tsumugi/

月うさぎ餅つく姿みえれども海外行くとそうはとられず

弓絞りびょうと飛び立つ与一の矢ひらひらと舞う平家の扇

満開の桜の下でうたた寝す月夜の風に舞う花びらよ

白髪を夕陽に染めておとうとよ金魚うづめし日をいとほしむ

むらさきの匂えるいもと言いながら紫芋のクリーム舐める

天井の木目おんなじふしを持ち主義なき量産戸建て住宅

禁じ手と知りつつ剥がすかさぶたに血が滲みたりまだ生きている

曇日の友の額にうつろえる「感想という名の打撃」をわれに

もういちど逢えるのならば影でもいい　教会の扉（と）を何度も開く

十字架のない教会でエアリスは小さな花を育てています

ふうはりと大島弓子の絵のなかを吹きくるかぜにそよぐ前髪

http://blog.livedoor.jp/capybara2/

取扱注意レベル５　言葉　毒　地雷あるいは諸刃の剣

制服のままでしようよ明日からは自由なんだしもう会わないし

雪だよと小さく松に呼びかけて静かに閉じるいちにちがある

今にして思えば気負いし四十代今宵ゆったり淡麗あおる

さみしくて死んだりしません野うさぎは　けれどあたしは飼われたうさぎ、で

http://www.geocities.jp/isanajpjp/

あつくなり拳開けばうっすらと汗とほこりの感情線が

http://www.geocities.jp/fumi_680/

　探偵よ片翼（better half）の失せ場所を捜してくれぬか　飛び立てぬのだ

http://www.geocities.jp/fumi_680/

ひっそりと眠れぬ夜に纏うのは弓張り月からしたたる虚無　虚無

http://www.geocities.jp/isanajpjp/

志と弓は似ている一点を見詰めキリキリ・キ・・リ・・・引き絞る

http://www.scn.tv/user/nisi-t/takashi/

犬心臓糸状虫症を媒介する蚊よ近づくなうたた寝のグリに

http://www.scn.tv/user/nisi-t/takashi/

泣きぼくろ持つ者同士で話し合はう　大陸、半島、雨は日本へ　

http://www8.plala.or.jp/haru3-kan/

変はり者はいづこにもゐる美しく言はば桜が松に咲くがに

　　　　　(http://www.geisya.or.jp/~tamaruya/agarusagaru/11/index.html)

http://www2.diary.ne.jp/user/144560/

魂の渦中に咲いた心だけ盗んでおいてそれはひどいよ

http://www4.diary.ne.jp/user/463976/

どこへゆく　ちゃちゃつぼちゃつぼみがわれて　ちゃちゃつぼちゃつぼみのおきどころ

http://homepage3.nifty.com/k_k_s/

弓を引く山本せんせ前世は不思議の街の番台蛙

うたた寝は宇宙船億光年の夢ひと巡りのち帰還する

リビングに転がる腰をその声で甘く結わえておいてください

http://members.goo.ne.jp/home/orangemoon1103

有り難く屈んで拝見楽茶碗利休お好み？ぼちぼちでんな

アラビアの使者はおらぬか花冷えのこんな夜更けに給油ランプがっ

眠剤に頼りっきりのあの人を僕が救ってあげられますか

盗癖のある子もなにげなく席にすわらせて村のクリスマス会

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アラビアンナイト(千一夜物語)遙かに超える日々　心を解き　愛しき人に

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青色の絵の具足します背泳ぎで見おくった夏もどらないけど

http://www.tcp-ip.or.jp/~panse219/index.htm

夏はまたなめらかに来てほろ苦いチョコレート飲むたぶん孤独に

http://www.tcp-ip.or.jp/~panse219/index.htm

おとうとのあさがおきょうもさかなくてひとりふいてるしょぼーん玉

http://www.aa.aeonnet.ne.jp/~kyo/page/Beran/u.ber.html

絶景かな絶景かな絶句する吊り橋なんて怖くないもん

http://www4.diary.ne.jp/user/463976/

愛なんて言葉は全部信じるな　ほらこの頬を打てならずもの

あまりにもみたされなくて母さんが煮た林檎ジャム一瓶空けた

珊瑚一斉に産卵桜散る月夜もされば同じ液体

黒い髪のばしてるのは星月夜君を捕らえる蜘蛛になるため

青色のダイヤモンドをあげるからあたしも一緒に盗んで欲しい

http://blog.goo.ne.jp/ura_kuroneko/

春の日のやけにきいろい雨粒をアラビア糊に揺られつつ見る

触れられぬ　他の誰にも　許さない　私の心は陸の孤島

いじめっ子をなくそうとして鉛筆を削る先生　「教室が変！！」

夏の遊園地の浮き輪を陸にして新人類のわれら生まれる

たそがれに侵食されるナルシシズム　秋桜、アリア、君の三つ編み

投げるように薄荷の飴をくれし友　恋など俗な悩みであると

馬づらの彼がジョッキを空にしてひひひんぶるるひひんぶるるる

官僚のごとき現場の監督はラジオ体操第二が苦手

笑おうか泣こうか迷うこんなときとても無難に怒ったそぶり

きょうだいのいないあたしにメロメロのおとうとおかあ＆じじばば

紫のいろえんぴつが尖るのはなすびが嫌という証拠です

「大阪の海は悲しい色やね」とひとり横浜港でくちぶえ

勝ち負けがつくまでずっとこうしてる？ぎったんばっこん上下する汗

あの夜は「探偵！ナイトスクープ」を観ていたことにしてくださいな

二度づけを禁止している串かつのソースの底に店主のあくび