まっさらの楽譜を胸にだきしめてラルゴのテンポでバスに揺られる

http://www7.plala.or.jp/laurie/

クロールで真っ直ぐ泳ぐ事なんてできぬ背を向け意地を張りゆく

http://love.ap.teacup.com/watashinouta/

四つ葉など見つけたわたし今更にメルヘン出来ず野原で悩む

http://www14.plala.or.jp/nemu31/

ハンガーでスーツの上着が揺れていてその持ち主は吾の中にいて

http://www14.plala.or.jp/nemu31/

スローイン・ファストアウトであのひとはもはや春から消えてしまった

http://www14.plala.or.jp/nemu31/

狼は狙ってくれもしないから藁でお城を編む三十路です

http://www14.plala.or.jp/nemu31/

爪がのび髪がのびるのなにもかも科学のせいだ息がくるしい

http://www14.plala.or.jp/nemu31/

鬼の子は鬼の子だから鬼になるかあさんぼくは産まれていいの？

http://www14.plala.or.jp/nemu31/

処女たちは嘘を覚えた　教会に初めて時雨が降った日の午後

http://blog.kansai.com/funaskin

じくじくと痛む心で食むサラダ　冷蔵庫も僕も空っぽ

http://takaokaism.ciao.jp/tsumugi/

m_btnOK.EnableWindow(FALSE);(ボタンOK イネーブルウィンドウ フォールス)OKボタンを淡色表示。

http://www015.upp.so-net.ne.jp/m-nakase/

弓子とふ名をもつ友はしなやかに奏でつつゆく紆余曲折を

http://homepage3.nifty.com/flat_m3/

三十歳(さんじふ)をすでに越えどもわが生のつぼみは未だ固きなるかも

http://www015.upp.so-net.ne.jp/m-nakase/

男性の休憩室の入口に暖色のスリッパ並べり今日は

http://www015.upp.so-net.ne.jp/m-nakase/

君のため素敵な歌をつくったが楽譜がないと歌えないのだ

http://blog.livedoor.jp/ammy

荒らしとの抗争のなかROM（ロム）ってはことなかれ主義とごまかすのよ

原稿がどっしり残り終わらぬと焦燥だけが私を撃つの

メガホンがあっても君に耳なんてついてないからつけるの首輪

真昼間に女を待つときジャン＝ポール・ベルモンド淡き顔する

風にそよぐ枝より狂気舞い立ちぬ吾泣き濡れし風媒の時

この声は小さすぎない　きみだけに聞かせるためにしゃべりつづける

http://wankowanko.air-nifty.com

ならずもの　彼らの虹が変えたもの変わらないもの　転がれ石よ

明日でも　今日でもないよな　午前二時　空間だけの　ような気がする

窓際で　透ける器に　もりもりサラダ　中から外から　春色になる

おとうとかいもうと欲しいとねだられて頼んでごらんお父さんにね

紫外線対策そろそろ必要か曲がり角ならとうに過ぎたが

お気軽にピザとコーラでジャズ等と洒落ているよな気分で横浜

冷や汗をかいてなんとか乗り切ったおそらくばれてはいないと思う

探偵で一度調べてみたいもの　私自身がどこまで解る？

禁断の恋だからこそ燃え上がる成就するのか火傷するだけか

いつまでも背中合わせの君と僕たまには見詰め合ってみようか

池の中ちんまい魚にも命あり静かにそーっと覗いてごらん

最後まで使いきったる乾電池ご苦労さまとひとこえ掛ける

怪盗と名探偵とのせめぎあいこんな月夜にゃ何かが起きる

たらちねの母素水（まみづ）ならちちのみの父は木の橋、欄干のなき

http://www8.plala.or.jp/haru3-kan/

嗚呼ローマは一日にしてならずものくさ太郎でもなきわれは　嗚呼

http://www8.plala.or.jp/haru3-kan/

チョコレート根こそぎつかみレジへ行く　深夜３時の過食症なり

http://31.com

2005年は今「部分的に過去」である　うさぎ年我三十路に入る

http://31.com

ふつかよいが原子のパズル組まされてへどのついでに言った「光あれ」

弓道をする恋人の肩幅は抱くときにこそ相当広い

http://31.com

己とふくらきよどみに出口なく儒艮（じゅごん）のごとき目の調香師

日曜は副作用にてうたた寝し「サザエさん症候群」がまた！（泣）

http://31.com

享楽を求めクラブへ／朝が来た　割引券を持ち、こぼしてる

http://31.com

春告げにわが喉元を訪れし素魚（しろうお）明るき弾力に満つ

アラビアの場所をいつ頃知るだろう　我が子がせいいっぱい立っている

http://31.com

教室の後ろの『はだしのゲン』なぜか誰もが（そっと？）読んだことある

http://31.com

「『岩！』『ちがう、陸！』」　またあいまいにニュースみたいのを古舘が読む

http://31.com

四次元の世界行くには脳味噌をあと何キログラム足せばいい

たそがれる場所を求めて僕たちは移住してきた　ここはニッポン

http://31.com

せめて後生むつまじきやう朧夜は進ぜませうか菜の花の膳

騎士来むと人形語らふ夜更けにもするどき四肢で待つわらの馬

「友達」と「知り合い」の論理積に居て「知り合いじゃない友達」求む

http://31.com

作曲は偉大なことと聞こゆれど最前列で寝てしまひけり

花束と警察組織あるわけは蚊と人類が血を好むから

「主義なんて持っていません。生きてりゃいい」放送大学的許容力

http://31.com

軟弱な果物ナイフが迫るなら紅玉覚悟の相対死を

たそがれて　満ちて引く波　見つめては　冷たき海の　悲しみを知る

「焦」の字は抗不安剤を思い起こす　レキソタン入れ（C'est la vie!）ただ待つ

http://31.com

辛いとき　寂しいときは　一緒だよ　君と結ぶ友好条約

ドアを出る私をあなた呼び止めてこの不届き者そこへなおれと

海水は　「別れてもいい」続けても　いい　淡水の下を流れる

http://www.d3.dion.ne.jp/~y_hyogo/

「いちがい」と　語る貴方を　受け止める　頭脳明晰　完璧主義者

暖かき潮（うしほ）に灼けし腕（かひな）もつ兄がわたしにいたのではもしや

別れ際　潤む涙を　堪えては　君を見る目の　焦点合わず

二十二本の薔薇を掴んで来た男爾来五尺の満身に棘

かなしみの季節よ誰も映さない銀の背中の冬遠ざかる

死に装束ふと思はれて粛々と紙巻き煙草を燃しをりやさしく

DVDでの追体験は　メガホンで教授が「前ならえ！右向け右！」

http://31.com

今日食べた一部始終を詠みおこすこれあいいかも歌ダイエット

計画は倒すべし夢は潰すべし陽落つるなだりの穏やかなこと

京都こそ「チル・アウト・シティ」　鴨川のバカップルをも許してくれる

http://31.com

首かしげ穴に落ちたる白うさぎアリスとともに今も生きおり

http://www.pluto.dti.ne.jp/~ohto/waka/wakaindex.html

わたくしのなかにも一尾回遊魚　いつか　いつしか　海に　あるいは

http://www003.upp.so-net.ne.jp/capverses/

電動の感受性たれ乾電池ぬけばなんにも感じなくなる

http://www003.upp.so-net.ne.jp/capverses/

雪水のうはずみ盗みたはむれにそつと含んで閉ぢるくちびる

http://www003.upp.so-net.ne.jp/capverses/

夜をこめて橋を渡れば氷河期につながつていたものに繋がる

http://www003.upp.so-net.ne.jp/capverses/

ポケットのなかの仔石はならずもの磨いてはだめ　だめよどなたも

http://www003.upp.so-net.ne.jp/capverses/

海神と母アザラシにえらばれてゆりかごとなる流氷がある

http://www003.upp.so-net.ne.jp/capverses/

チョコレート工場を襲撃せよ凶器は銃と蟻とドライヤー！

http://www12.ocn.ne.jp/~kitten/

生きたくて夢に描くののうのうとまだ見ぬ君の胸で眠る夜

http://www.pbqd.jp/MICCI/mixist/

水槽をはさんで見合ふいもうとが顔に泳がす畸形の金魚

http://www5.ocn.ne.jp/~willows/z_willows_anex_index.htm

或る人とヴィエンナ土産食うべて詠める

”思ひ出”といふかに眉間いたむ午後チョコレート菓子は容赦なく濃し

http://www5.ocn.ne.jp/~willows/z_willows_anex_index.htm

何を言っても許される気がしてた真夏１３０個のメガホン

銀色の冷たい大きな鉛筆を尖らせていく　都会が眠る

ようやくに敬語だらけの手紙書く万年筆のインク乏しき

空蝉の世を脱ぎ捨てて北島のごとく泳げばちょー気持ちいい

http://mizukiuta.exblog.jp/

スーパーでまるまる肥る　新らしければ膚の茶色に　いかにもなおいしそうなれば　身は皮を剥ぎおさしみに　げそこそは塩辛にせむ　琥珀色の胆こそ宝　わが指のさぐりゆかむ　そうーっと取れよ、と

うまきものはするめなりけり　剣さきの烏賊高価なれば鯣烏賊を購ふ

http://mirainozom/exblog.jp

街を出て朱鷺のいる島一周し線路はいつか海へと消える

燃え上がる向日葵　舌を絡め合う　君よ私の焦点となれ

http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i＝utayomu

図書館の借りたる本に手紙あり歌会へ誘ふ友の手紙か

時代経て主義のつくもの変りゆき変らぬものは主義とふ言葉

異次元の世界は怖し我が部屋の炬燵に座り深く落ち着く

ウインドに映るは背（せな）の曲がりたる我かと思うやはり我なり

鞄って邪魔なんだもん持たないよ握りたいのは君の手なんだ

http://www.pbqd.jp/MICCI/mixist/

物騒だわ嘘発見器なんて見抜くならシックスセンスでお願い

http://www.pbqd.jp/MICCI/mixist/

いま一度見んと思ほし名を呼ばむ君が瞳のチョコレート色

http://mizukiuta.exblog.jp/

春の朝つり橋渡るとすぐ妬むかみさま草に寝転んでいた

http://www.mag2.com/m/0000121502.htm

特急も新幹線も行き過ぎて四国は我の謎の島なり

持ち慣れぬスーツケースやオルガンの百の和音は我を貫く

どこまでも続いていると思うからホームに立つと見るんだ線路を

http://www.scn.tv/user/nisi-t/takashi/

別項の櫛にまつわる数本の髪に白いものも見つかる
別項の→鼈甲の
鼈甲の櫛にまつわる数本の紙に白いものも見つかる
変換ミスでした

オルガンの音の響きて消えていく新樹の通り手製の表紙

アラビア糊アラビア数字千一夜われに身近なアラビアここまで

たましひを盗み取られてからつぽの吾となりしを見逃したね君

http://www.geocities.jp/ake_ake3/

あかつきのまだ無防備なしづけさの核に向けメガホンを構へる

http://ogihara.cocolog-nifty.com/

星形の手で毟られてサボテンは陸イグアナの進化をつなぐ

http://www.aa.aeonnet.ne.jp/~kyo/page/Beran/u.ber.html

この夜の端ふるはせて都市ガスの春のほのほは鍋を奏でる

http://ogihara.cocolog-nifty.com/

冷や汗とともに記憶がよみがえる失敗ばかりしてた若き日

http://haboki.fc2web.com

決勝戦のプラスチックのメガホンは３０分で割れてしまいぬ

影ふみの子どもの影がひとつだけ足りない　もうすぐ夕焼け小焼け

http://mypage.odn.ne.jp/home/erimana0508

「四十字以内で要旨をまとめなさい」言葉にできない一生もある

http://mypage.odn.ne.jp/home/erimana0508

短剣を抜けば抜く時切っ先は万人の涙あつめてしたたる

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制服を着て武装せよ！学校は戦場だからと誰かが叫ぶ

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海岸の松に背をよせ君を待つただ｢待つ｣という動詞に惹かれて

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どんぶりの底に残ったラーメンのスープのような生き方もある

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シャツパンツ靴下タオル投げ込んで洗濯機にある混沌（カオス）を楽しむ

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ばさばさと髪洗うときシャンプーの泡にまぎれて流れゆく今日

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わたくしが私であるための二重螺旋（ＤＮＡ）実験室に再生されて

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笑い皺に隠れてしまう泣きぼくろ歳とることもそう悪くない

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この空を染めるくらいに音楽が耳からこぼれて君にとどいた

http://roo.to/x_x_x/

アラビアの砂になりたい踏まれても倦まず雨には諸手をあげる

http://replicaprince.easter.ne.jp/

ジダコてふ蜘蛛をけしかけ争わす幼き日々の遊びは廃れし

http://www.pluto.dti.ne.jp/~ohto/waka/wakaindex.html

遠浅の白砂の浜に人はなく少年はただ泳ぎておりし

http://www.pluto.dti.ne.jp/~ohto/waka/wakaindex.html

ウィスキー入りチョコレートをば虫歯にて噛みしめており君が贈れば

http://www.pluto.dti.ne.jp/~ohto/waka/wakaindex.html

首かしげ穴に落ちたる白兎アリスとともに今も生きおり

http://www.pluto.dti.ne.jp/~ohto/waka/wakaindex.html

ふわふわと泳ぐ弟のなめらかな白き背中は海へ溶けゆく

http://homepage3.nifty.com/reikononamida/

無心にてただ点のみを見つめては人と弓とがひとつとなりぬ

http://www.pluto.dti.ne.jp/~ohto/waka/wakaindex.html

「ち　よ　こ　れ　い　と」確かめながら駆け上るシューズの裏はチョコレート色

http://homepage3.nifty.com/reikononamida/

うたた寝で時を見紛う昼下がり脳の起きるをしばし待ちおり

http://www.pluto.dti.ne.jp/~ohto/waka/wakaindex.html

楽々と歌を詠まんと欲せども浮かぶ言葉は豊潤ならず

http://www.pluto.dti.ne.jp/~ohto/waka/wakaindex.html

アラビアの栄華が伝ゆ古の知恵無かりせば違ひてあらん

http://www.pluto.dti.ne.jp/~ohto/waka/wakaindex.html

降り続く弥生の雪を外に見て教室の窓湿気で曇る

http://www.pluto.dti.ne.jp/~ohto/waka/wakaindex.html

流されて故郷の島も陸も見ず数千キロを小船は行きし

http://www.pluto.dti.ne.jp/~ohto/waka/wakaindex.html

> 運動会見てる文には気楽だがやってるほうは生きた心地せぬ
文→分
運動会やってる分には気楽だがやってるほうは生きた心地せぬ

マラソンで歩いている人抜き去ってゴール近くで抜き返される

未来型ロボット我に来るならば小姑のようなものだろう

静脈より血をぬかるるときその色の暗きに心沈みたりけり

私はね陸にあがりし人魚姫側にいるのに声が出せない

http://blogs.dion.ne.jp/oketa_sami/

留守番の子はいなくなり留守番の猫もいなくなりて団地は

時という流れを飛べる翼持ちかなわぬ恋を実らせてみたい

中学校進学塾なるもの知らざりき小学六年生の私は

沈黙といふナイフをば突きつけて男は寝間へ行きてしまへり

わが親の婚姻届が出る前に母は私を身ごもっていた

暖房具ひとつもなしにこの冬を乗り切ったこと怠惰の結果

あなたへと綴る手紙をあたらしい楽章として秋を奏でる

http://www2.spitz.net/hinatsu/

冬薔薇の咲く図書館の中庭で捨て猫が鳴く気もそぞろになる

アラビアと口にするたび白い花こぼれますます遠いアラビア

http://www2.spitz.net/hinatsu/

教科書の3巻目を失って途方にくれているところだ

食のため放映休止　真昼に起こったためしがないが

新しいコンピューターを購入する計画ひそかに立てて楽しむ

昨日今日携帯占い依存症結局何も言い出せず居り

貧乏のわが小学は　ひとつもの服大切に　丁寧に母の手をもて　洗ひ日に干したまふありき　六年間のわが記念の　写真をみればいつもいつも　母の着せし同じ服きて　機嫌よく写りしならむ　しかめつらぞよき

制服の安価なれよかし　母子家庭或は父子家庭の負担なきやうに

http://mirainozom/exblog.jp

まんまるで実は必要無いようなうさぎのしっぽに憧れている

http://m-space.jp/?25345225

弓の字の形のまんま眠ってるふりしてお尻を近づけてみる

http://m-space.jp/?25345225

こたつにてうたた寝をして見つかって怒られながら起きる幸せ

http://m-space.jp/?25345225

楽しさと楽さは意味が違うのに同じ漢字（カンジ）でいるから困る

http://m-space.jp/?25345225

旋律へ溶けゆきたくて棚奥の歌集ひらけば白き蜘蛛這う

悪びれず目を泳がせずいるだけで罪と言いたき女の視線

拒まれているんだろうなビター・チョコレートをつまむ疲労は深く

うさぎ飼う恋人たちは婚をなすキスをせよとの声に応えて

かなわねど今は逢いたし愛弓という生き方へたなわれに似る友

チョコレート色の首輪の犬の傍そろりと歩いて秘密基地へ

叫ばれたり叩かれたりしてメガホンは庶民の不満をそらしているのだ

http://kadesh.air-nifty.com/tanka/

障害を持って生まれたおとうとが凛と見上げる手足なき月

http://b1.jaxy.net/d/index.php/b422907263bbc3

「悲」と「恋」のはな咲き終えし紫の野にふりやまぬ千年の雪

http://b1.jaxy.net/d/index.php/b422907263bbc3

大陸のおまけのごとき島に来てなに思いけんマンモスの脳

後ろ髪引かれてうさぎの帯留にそっと名付けもすませちゃったよ

弓となるタイミングさえもはかってる　わたしはわたしを許しちゃいない

懐かしいくるみボタンの糸を切りうたた寝してる矜持を起こす

夕暮れの線路の上を歩いた日スタンド・バイ・ミー繰り返し聴く

おなじでも皿の中身を見せあってふっと笑って通うは音楽

明け方の触れゆくだけのくちづけに導かれるまま眠りに帰る

あのころは声をかけあうひとがいたペンネ・アラビアータからめてすくう

教室の窓によりそうさくらばな　みんなこうしておいてきたんだ

「家を出る」つもりで広げた鞄には　お菓子の袋　決意が萎えた

図書館の書架にさっくり恩田陸ページひらけば受粉はじまる

「愛してる？」嘘発見器の針振れて　別れの季節三月到来

目の前の時計をわざとくるわせる帰る時間がわからぬように

異国にてホームシックを誘うもの手紙、電話とマカロニサラダ

卒業を祝うがごとくちらほらと舞う淡雪は紙ふぶきとなる

明日から施行されます街中のならずものには桃色帽子

http://www.h3.dion.ne.jp/%7emaples/index.htm

ボサボサのわが子の髪を切るように母はナイフで鉛筆削る

http://www.h3.dion.ne.jp/%7emaples/index.htm

つぼみのまま手折った梅の花開くダイニング発開花宣言

そういえば海も液体自分より大きいものを信じ込む癖

http://www.h3.dion.ne.jp/%7emaples/index.htm

街頭の少年の絵に色添える日曜の午後一時の光

起きぬけのかすれた声が聞きたくて朝一番のケータイ電話

いつもいつも貌の見えざる探偵はただ抱くために夢に現る

窺えば立ち入り禁止踏み込めば土足厳禁　子らの思春期

古き世のこの列島に　奢らずに樹木をうやまひ　秋に降る木の葉梢を　うやまひてひろひ集めし　痩せぎすのをうなをきなの　をんなをとこの　男の子女の子の　それこそは無量壽のありき　林はそれこそは生きて　みどり染める風こそは清く　童子の頬吹きぬ

松風の普通の日々に吹ききては　このくにの人のほゝを浄くせしも

http://youyoujoho.com/yasima

深闇に白き十字のどくだみが濁世（じょくせ）清めよと慈悲もちて咲く

銭形平次（ぜにがた）が切る手裏剣の飛ぶ先に必ず悪行働く者がいる

立ちあがれ！歓楽街で幸うすき人群（ひとむら）みてた男の叫び

スカート丈短き制服流行（はやり）らし白き太腿タクタク歩く

2005年3月20日福岡西方沖にて地震起きる

地震発生時刻を示す謎解けり落下時計より乾電池跳ぬ


すみませんでした。コピペをする欄を間違えてました。

東京の日本文化の　生き死にのここにこそありと　引き攣れる形相のまま　ＴＶ局のディレクターの目の　血まなこにヴィデオ向けるに　われこそは神様なると　ずんどうの大き鍋撫で　職人のおほごゑあげて　写りけりはや

ラーメンが人間の根源の尊厳の砦にあるＴＯＫＩＯやあはれ　

http://youyoujoho.com/yasima

雪吊りの作業するする新しき縄くりながら松ヶ枝囲む

視聴率高き「ラーメン」「寿司」のネタ探す裏方焼肉弁当