「おしまい」と差し出されたるハンカチの市松模様忘れ得ぬまま

２００５年題詠マラソンスタートが神無月過ぎうなされる日々

三編みのポニーテールが得意なのラーメンマンつて言わないでよね

二学期の皆勤賞のごほうびは赤い毛糸の靴下でした

髪結ひの手の照らひこそかなしけれほうほう木枯らし吹く漁師町

前髪に憂ひはらませ駆けのぼる螺旋階段天はもうすぐ

泣かざりしおまへの頬に書きてやろせめて小さき泣きぼくろふたつ

「変はり種オムレツあります。お一人でどうぞお越しを。とさか屋店主」

内心の怒り抑えた表情の不動明王私は信じる

食卓のワインの赤に憧れし聖夜は今も待居の彼方

袖口を濡らしてしまふ切なさに似てゐる里の高僧譚は

大和には群山あれど園児らの成すピラミッドおほそらを指す

未来などちっとも見えない過去という湖の中に生きているだけ

河底の泥の中より咲き出づる花や虚ろの春となりけり

自画像のジグソーパズル一ピースはめ忘れたるままの宿替

反魂香焚きしめて待つ母の影背後に秋の陽をしまひつつ

しずやしず静御前が舞うすがた凛としつつもなみだの流れ

馬の口とらへて行かないづくより桜舞ひ込む雑居ビル街

大昔官僚たりしといふ噂隣家より漏れる美声の主は

迷ひ子の手を引くごとく入り来たる鄙の家並なべて閉ぢをり

そういえばリズム感ってなかったけ神様もみな僕を見捨てる

雉一羽おとうおとうと呼ぶこゑの谺して刈田には冬支度

空虚なる心のわけはあの人が私の前を留守してるから

風の丘のぼるにつれて身が軽くどうりで翼がはえつつあった

九月まで進まぬ題詠マラソンで十月からは歌人をめざそう

動物の匂いを沈め雨の降る木下サーカスのテントの上に

一筋の風にひらける夕空は未来を俯瞰しつつ暮れゆく

赤薔薇の花びらたくさん集めては使ったナイフをつつむ妄想

残像のごとく静かな初雪にわれの言葉は吸い込まれゆく

その顔もおぼろになりて留守電に残せし君の声持ち歩く

上昇の気流なければ飛べぬとう黒き翼のコンドルは飛ぶ

ＳＦの響きのありて砂浜に日進月歩日進月歩

五線譜に見立てた蜘蛛の巣にかかる音は♯（シャープ）の悲鳴をあげる

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ナイフにて絵の具を混ぜる秋の朝、否、光を混ぜている朝

届かざる母の声かな夕方の四時に目覚めしわれの憂鬱

手つかずの哀しみ窓におとづれて小さき薔薇は窓越しに咲く

心配をさせたことのみ残りたり夕べ暖かき風の吹き始め

手つかずの哀しみ窓におとづれて小さき薔薇は窓越しに咲く

断面のレントゲン写真に写りたる髑髏を巻ける霧に似たもの

風の吹く部屋のソファーに弟は白き光の中で梨食う

金持ちになる計画を企てて豊作の秋の食欲は増す

水ほどにわれを占めゆく人のいて白馬の星を眺めてみたし

玉葱は落ちてピーター・ラビットの胸騒ぎは風に吹かれつ

教室の窓より見ゆる竹林の座談のごとく揺るる影かな

畑より盗めるキャベツ抱えつつ酔いたる父は帰途を歩めり

アメリカの論理というものあるらしく同時にそれは罠であるらし

洗濯機の音やみてのち廊下には一掬いなる秋日の差せり

友になる予感は日記に書かれありヘルマン・ヘッセの文体をして

古びたるぬいぐるみのごとき毛羽立ちに中学校の思い出はあり

携帯に声持ち歩く不思議さに歌舞伎町の街路暮れゆく

白猫と小学生の門限が官僚主義と秋は深まる

横浜で迷子になって白猫と一緒に義母は浦和で捕まる

おとうとは百匹ほどはいたのかな猫の情熱父には微熱

クレヨンの紫色が足りなくて帝國主義は終わりを告げる

じゃがいもをレンジに入れて凝と待つキューピーマヨネーズ握りしめて

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壁に影の生れる　人馬のような青黒の影

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青空に十字架そして十字架の描き出す影　十字架を踏む

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その女　剣のような足先で私の背中を踏んで歩いた

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制服のスカートに線つけるため布団の下に敷いて眠った

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好きだよと言ってくれない不満あり　あなたの罠にどんどんはまる

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晴れた日は私も外で寝てみるよ　洗濯したての心にするよ

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書くよりも打つことの方が増えてゆく日常ゆえにひどい肩こり

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ひたすらにインク切れしたペン握り見えない染みをぐりぐり広げる

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どうしても捨てられないの押入れのぬいぐるみの横にそっとしまう

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コーヒーが私の心に麻酔をかける　現実逃避と言えなくもない

東大寺図書館までの道行を松葉の雨に打たれてしまう

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その声もその微笑みも携帯し今日も社会の荒波を行く

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髪を梳く母の姿が懐かしい飴色の櫛少女の記憶

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貴方さえ飲み込みそうな二次元のリアルに鍵を取り走り出す

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ボサノヴァのリズムの中で手をつなぐ　ゆらゆらの中　ぐらぐらの中

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飽き性の私にしては続いてる七十五首目題詠マラソン

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前ばかり見てる振りして目隠しのまま来た道は曲がりくねって

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この世から私の存在消えてゆく麻酔よふわふわふわふわふわり

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皺の寄る額に額を合わせては幸せだよと呟く月夜

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青色のインクが瓶から零れてく私の瞳も午後からは雨

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あなたのね捻くれているところがね次元に似ててルパンより好き

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曲者と言われることは慣れたけど片目を開けるあなたとのキス

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バラよりもガーベラだけの花束を私に頂戴　微笑返し

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花瓶ないうちは花束もらっても飾れないから指輪でいいよ

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酢を少し蓮華に入れてラーメンの麺を浸して食べるのが好き

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色褪せた写真をかざる額縁に秘密の言葉が隠されている

偶像と愛と期待を破ること四人姉妹にそれぞれの恐れ

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インクびん中にとけてた言の葉がペンの先から文字に変わるよ

先っぽを洗濯バサミでとめたから靴下のさき凹んで乾く

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水晶の屈折している面ごとに次元は重なり拡散していく

不安げな顔してスーツに着られてる人と鏡を挟み向き合う

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誰とも話さない夜は確かめる指先は未だ消えてないかと

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王子往く茨切り裂き城の塔姫はドラゴン従えて待つ

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手触りをしらない髪のなだらかな曲線をみて　見て　さようなら

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体中科学貼り付け情報の海を無邪気に泳ぐアトムら

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奪い取りたがるわが鬼抑えつつ機会うかがう理性こそ鬼

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春風に膝ふるわせて踊る夜　螺旋のような体から風

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シャンプーを変えてみましたフローラルブーケの香りに飽きてきたから

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ああ今日は会えてよかった　思い出したくなるワインを分けあえたから

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窓際でクラリネットを吹いている君はやっぱり半袖が似合う

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再会はたとえばあした屋上で大和証券戸塚支店で

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親戚の子に何回もねだられて泥鰌の絵ばかり描くなつやすみ

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ここそこに終わりが見えるパズルから立ち現れてくる対の塔

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ふわふわのフレンチトースト焼き上げる香りでゆっくり起こしてあげる

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変なのは私だけではありません避難場所では気が滅入ります

理論よりワインを好む吾である被災地の神へ憤り撒く

朝まだき今川氏の山城跡にけさもウォーキングしたる靴あと

ウェアーもシューズも科学されたるに総身を纏ひただ登る朝

人形の袖が幾つも流れおり水上にまた狂女ありしや

水芭蕉ほつりほつりと咲く鬼無里へろりほろりと淡雪の降る

風邪気味の猫を残して来たる山にイロハモミジの赤く冷たし

防人の歎きの雨か大和まで上らず国府は水を集める

リュックの背に温かかりしじやがいもの峠まで来て冷たかりけり

富士の影いま伸びる伸びる樹海までアオゲラも霧も包み込みたり

西日受け薄くれないの北岳に知らず知らずと十字切りをり

泥どろの子供老人美青年土嚢リレーに鈴なりとなる

憧れを掻き立てながら眼前に吾を拒絶する剣岳岩場

血赤色のNorth FaceのTシャツを山行仲間の制服となす

缶入りの松の実残り少なくて振ればカラカラ音をたてたり

山頂にカップラーメン食ふまでの三分間の全景眺望

村は今ジグソーパズル堤防の土くれ私の五臓ならんや

右足よりまず足を入る毎朝の靴下を履くわたしのルール

身体髪膚切り刻みたるにはあらぬピアスホールを一つ穿ちぬ

香という名前の娘はブーメランを飛ばすしぐさでタオル強い裂く

朝顔の螺旋構造　黄の色を好める人に近付きゐしもの

大粒の泣きぼくろひとつ眦に春のゆふぐれふたこぶ駱駝

馬手小指いつからだらうこの異変少し痺れてほんのり痛い

なみなみとグラスに注ぐ赤ワイン透かして見ゆる顔の歪める

馬小屋の藁は湿りぬ俺の家異臭なすなかまぐあっておる

セーターの袖たくし上げ対へるは題詠マラソン投稿画面

官僚の被災地視察続く市（まち）石の礫をあつめておりぬ

流れ行く道を失くして迷い行く水また俺の血流なのだ

おとうとの手を持ち兄に手を引かる次男の眉間最も険し

紫の袴の裾もドロだらけ神官一人曇天見上ぐ

たちばなのあけみのひまごおおみずのみまいしたため横浜よりくる

汗の結晶夕べ集めて黄昏の光に照らすショウウインドウ

シェパードを連れて探偵ゴミ山の不法投棄と俺の老後を

立入禁止の「止」の字の上に夏あかねとまりて「正」の字を作る橋

福井市の市章は汗でぐっちょぐちょ背中に非常時光らせて夏

境分かたぬ川・溝・池・井戸。横滑りしながら泳ぐ魚もわたしも

乾電池泡噴き錆びて死ににけり俺もすさびに毒つきて酒

父の形見家族のアルバム盗み行く水魔お前の名は信長か

生きるって楽しいかなってキミに訊く。洗濯が終わるタイミングで。

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書くことがなくなったあと思い出すぼやけた真実とかいうもの。

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抱いて寝るだけならきっとぬいぐるみ。あたしを切れば血が流れるよ。

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感情がゆっくり左右されていく知らない誰かが書いた日記に

ぬいぐるみしか産めないから針と糸手放せないまま歳を重ねる

ケータイを携帯し忘れ気づいのこんなにあなたに縛られてたこと

櫛通す余裕もないまま髪まとめゴミを出す朝 ああ生きている

狂いゆく内なるリズムに身をゆだね水底深くふかくにねむる

耳鳴りが続く右耳の奥に住む古い記憶に別れを告げたし

麻酔では効かない痛みを包むから胸の脂肪は白く柔らか

逃れたい記憶を匿う額には水疱瘡の痕が消えない

インクだと思えば悲しい絵本からロールシャッハの鷹が飛び立つ

三次元の文字を点筆で打ちながら立体的な言葉を求める

曲芸のような人格の綱渡り自分に帰ろう、一人に帰ろう

網棚に置いてけぼりの花束が熱い視線を投げかけてくる

悲しみの記憶を囲むのが家族押しつぶされても四辺形成す

本人の時間は極めて短くてスーツを着たまま幼児に変わる

人格の一つが消える前告げた虐待の記憶負う肩は震え

自らを守ろうとして城築く別人格そのまた別人格

解離性同一性障害の脳が生み出す人格 これが科学か

さみしさは絵本の中にも充ち満ちて鬼は成敗され続けている

甘ったるい口調で風邪を訴える子猫のような女に見とれる

野菜室で芽を伸ばしゆくじゃがいものように私は望まれぬまま

我よりも長き足持つ我が影に励まされているまだ大丈夫

十字架の重さに耐えかね逃げ出した私はどこに向かうのだろう

つまらない男の言葉をぶすぶすと剣山に刺す生け花教室

ああこの子は見てほしいんだ制服のリボンで隠したリスカの傷を

はらはらと松脂の雪降りそそぐ舞台に黒檀二胡の輝き

横浜で会って別れて以来なり薔薇は褪せたか猫は癒えたか

鼻水と涙が混ざってぐちゃぐちゃの顔にラーメン吸い込まれていく

あの部屋で初めて靴下脱いだ日の雨が心に降り続いている

所有していたはずの髪が落とされる美容院の床は冷ややか

美術館の螺旋階段駆け上る無数の蝶に誘われるまま

この題に会うまで知りませんでした夫に泣きぼくろあったことなど

三人の会話を泳ぐわたくしに石あり沈めば二人の対話

忌々しき同僚の記憶文庫本に散りたるチョコレート染みと成果て

晩秋の嫁入り行列花嫁はひそかに抱く怯えるうさぎ

弓なりに半島延びる日曜の窓は開かむ海風いれよ

谷川俊太郎「たね」へ寄せて

不貞寝よりうたた寝となる癪の種は蒔きたる豆をくすねたる鳩

不器用に生きてはをれどじゃがいもの如く密かに芽吹きて止まず

子の影に夫の影に隠れをり己が姿はいつしか消えて

休日の歩行者天国十字路に行き交ふ人の中の孤独さ

ガキを産みフル・マラソンを走ったら作品がつまらなくなる柳美里

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あんなもの動かせるから友達を殺すんだエヴァ・初号機・シンジ
（「エヴァ」＝アニメーション「新世紀エヴァンゲリオン」）

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威張るなよ科学　鉄腕アトムには連れてこれない明るい未来

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静けさは喧騒の中で聴くものだ無音室では脈がうるさい

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考えない子ブタが建てた藁の家　放火は留守中　建て直し、ラク。

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翼持つ鳥になりたい鶏の手羽先かじる　名古屋・「やまちゃん」
（「やまちゃん」：手羽先のから揚げで有名な居酒屋チェーン、本社は名古屋。店によって味にかなりのバラツキはあるが、手羽先の唐揚げが美味）

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人生ゲーム「一回休み」しょげるなよ進まぬ方が良いコマもある

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ナイフ持つ　つかの間心に闇あれど突き刺す先はビールの缶だ

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国後島　郵政民営化翌年　届かぬ遺書を死ぬまで待とう

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陽だまりの暖もりに眠る猫たちよ　まどろみ方を教えてほしい

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「薔薇は薔薇は気高く咲いて美しく散」らせる前に花びらむしれ
（「薔薇は薔薇は／気高く咲いて／薔薇は薔薇は／美しく散る」
　アニメーション「ベルサイユの薔薇」エンディング・ソング歌詞）

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五寸釘に電線を巻け　それだけで電線走る電気は盗める

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「食べねば」で治しちゃダメよ拒食症少女のヤセは「ねば」じゃ治らん

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どのように予定不調和計画を立てれば調和を壊せるだろう？

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信じるな・笑え・ののしれ・破いちゃえ・ただそのために占いはある

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音楽隊過ぎ去りしのち鉦鳴れば共振を始める本堂の柱

外せない近眼鏡と貧弱な胸騒ぎすぎ理系の男子
（キーワード：「貧乳・眼鏡っ子」）

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義父義母の和食好みは知りながらペンネアラビアータ作る日曜のキッチン