[18086] 033:半 藤原龍一郎 2004年10月03日 (日) 21時23分

半田美希VS立野記代なるジャーマンスープレックス限定マッチ壮絶


[18085] 090:木琴 南 純子 2004年10月03日 (日) 21時13分

木琴の音色優しもたどたどと打てばちょうちょはヒラと舞い初む


[18084] 089:歩 南 純子 2004年10月03日 (日) 21時00分

万歩計歩数はいつも6,000余狭き世界に生きいるや我


[18083] 032:薬 藤原龍一郎 2004年10月03日 (日) 20時59分

さもなくば喪服を……されば薬師丸ひろ子に凍れる薔薇の花弁を


[18082] 088:句 南 純子 2004年10月03日 (日) 20時57分

「一首です」短歌と俳句が分からずに一句詠んでと言う人がいる


[18081] 087:混沌 南 純子 2004年10月03日 (日) 20時55分

混沌に杖を浸して作られし日本は今や戻されている


[18080] 086:チョーク 南 純子 2004年10月03日 (日) 20時52分

「鯱」という漢字はないと断言し元校長が色チョーク折る


[18079] 085:再会 南 純子 2004年10月03日 (日) 20時49分

再会の相手と場所は覚えてる何故か時間が思い出せない


[18078] 084:抱きまくら 南 純子 2004年10月03日 (日) 20時48分

抱きまくら時に按摩機眠るため君は一つの我のアイテム


[18077] 031:肌 藤原龍一郎 2004年10月03日 (日) 20時48分

李小竜死に行く夜半かかにかくに肌寒きゆえ詩歌に拠りて


[18076] 083:皮 南 純子 2004年10月03日 (日) 20時44分

林檎剥き皮の長さを自慢せし男と別離それが躓き


[18075] 082:軟 南 純子 2004年10月03日 (日) 20時42分

我らには必要不可欠柔軟剤静電防止消えゆく火花


[18074] 030:捨て台詞  藤原龍一郎 2004年10月03日 (日) 20時29分

NEWSなる業を負いたる語り部の久米宏その捨て台詞こそ


[18073] 081:イラク 南 純子 2004年10月03日 (日) 20時24分

イラクにて溢れる怒り悲しみを吹き飛ばせぬか荒ぶる風よ


[18072] 029:太鼓 藤原龍一郎 2004年10月03日 (日) 20時21分

新月の蝕の無念を受信して小名木綱夫の『太鼓』読むべし


[18071] 028:着 魚柳志野 2004年10月03日 (日) 20時06分

昼の間にあたためられていた海水 着衣のままでこいと云われて

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Hanamizuki/4426


[18070] 028:着 藤原龍一郎 2004年10月03日 (日) 20時01分

逢着といふことのはのはかなさにカレン・カーペンターもはかなし


[18069] 040:ねずみ 井口瑛里 2004年10月03日 (日) 19時52分

天高く風柔らかく髪靡く君がいるのにねずみが騒ぐ

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/8788/index.html


[18068] 039:モザイク 井口瑛里 2004年10月03日 (日) 19時51分

僕の目を見ずに好きだという君の薬指にはモザイクリング

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/8788/index.html


[18067] 070:にせもの  桑原憂太郎 2004年10月03日 (日) 19時51分

うつつなら信じてみやう君の手に握られてゐるにせものの夢


[18066] 069:奴隷  桑原憂太郎 2004年10月03日 (日) 19時50分

スパルタクス己の生命とひきかへに闘ひたりし奴隷の正義


[18065] 068:傘  桑原憂太郎 2004年10月03日 (日) 19時50分

嵐呼ぶやうな夜中も更けにけり男二人の相合傘で


[18064] 067:ビデオ  桑原憂太郎 2004年10月03日 (日) 19時49分

ビデオテープ6本分の夏休み再生もせず二学期となる


[18063] 066:鋼  桑原憂太郎 2004年10月03日 (日) 19時48分

鋼鉄の戦車進めりスターリングラード生い茂るタイガの街に


[18062] 065:水色  桑原憂太郎 2004年10月03日 (日) 19時48分

水色の記憶25mプールに沈む幼き記憶


[18061] 064:イニシャル  桑原憂太郎 2004年10月03日 (日) 19時48分

教室のA子とB美が目を伏せてノートに書くのはイニシヤルトーク


[18060] 063:雷  桑原憂太郎 2004年10月03日 (日) 19時47分

干草に横顔押しつけてゐた我遠雷かすかに夏のこだま


[18059] 062:胸元  桑原憂太郎 2004年10月03日 (日) 19時46分

胸元にローズタトウあり裏町の三菱銀行強盗殺人犯


[18058] 061:高台  桑原憂太郎 2004年10月03日 (日) 19時46分

高台に登りたり夏幼少の頃に遊びし沼見えたりき


[18057] 027:天国 藤原龍一郎 2004年10月03日 (日) 18時45分

裸ゆえ山下清は大将ではだか天国ホテル紅葉(こうよう)


[18056] 062:胸元 佐原みつる 2004年10月03日 (日) 18時25分

春雷の窓を鳴らして胸元にひきよせておく深緑色


[18055] 061:高台 佐原みつる 2004年10月03日 (日) 18時25分

高台へつづく坂道いつもいつも途中までしか行けずに帰る


[18054] 060:とかげ 佐原みつる 2004年10月03日 (日) 18時24分

許しても許されなくても日は暮れてゆきそうになる とかげを放つ


[18053] 059:矛盾 佐原みつる 2004年10月03日 (日) 18時23分

矛盾する気持ちのままに抱かれる薄いみずうみ色のパンジー


[18052] 058:八 佐原みつる 2004年10月03日 (日) 18時23分

八月の風の吹かない真昼間に踏みつけているそのひとの影


[18051] 057:表情 佐原みつる 2004年10月03日 (日) 18時22分

流れない雲をみつめる表情で防波堤から垂れ下がる足


[18050] 056:磨 佐原みつる 2004年10月03日 (日) 18時21分

もうわるいものが降ってはこないよう歯磨きガムを呑み込む土曜


[18049] 055:日記 佐原みつる 2004年10月03日 (日) 18時21分

絵日記に描けなかった日チューブから直接ページに塗り込んだ赤


[18048] 054:リスク 佐原みつる 2004年10月03日 (日) 18時20分

助手席に乗せて生活圏内を駆けるくらいのちいさなリスク


[18047] 053:墨 佐原みつる 2004年10月03日 (日) 18時20分

たいせつなひとのなまえをおもいだせない眉墨カートリッジを替える


[18046] 026:芝 藤原龍一郎 2004年10月03日 (日) 18時01分

慈悲のごと芝・留園のCMにリンリン・ランラン微笑むあわれ


[18045] 020:遊 うつほ 2004年10月03日 (日) 17時36分

遊人の日がな一日厭きもせず雲をみてをり鳥をみてをり

http://homepage1.nifty.com/utuho-net/


[18044] 019:沸 うつほ 2004年10月03日 (日) 17時35分

深みより沸きたつ熱の細波はやがて津波に宙を掻く爪

http://homepage1.nifty.com/utuho-net/


[18043] 018:ロビー うつほ 2004年10月03日 (日) 17時35分

深夜二時廃墟病院ロビー跡人と霊とで賑わう盛り

http://homepage1.nifty.com/utuho-net/


[18042] 017:免許 うつほ 2004年10月03日 (日) 17時34分

親になるための免許は何故ないの?傷の減らない子のひとりごと

http://homepage1.nifty.com/utuho-net/


[18041] 016:乱 うつほ 2004年10月03日 (日) 17時34分

山々の峰に手をかけ身を起こす巨人のやうな積乱雲よ

http://homepage1.nifty.com/utuho-net/


[18040] 015:蜜柑 うつほ 2004年10月03日 (日) 17時34分

腐りかけ蜜柑搾りて芋と煮る三時のおやつ緑茶とともに

http://homepage1.nifty.com/utuho-net/


[18039] 014:オルゴール うつほ 2004年10月03日 (日) 17時33分

「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」のメロディは母の遺せしオルゴールのもの

http://homepage1.nifty.com/utuho-net/


[18038] 013:彩 うつほ 2004年10月03日 (日) 17時33分

水彩で描きしか君輪郭はいつもぼやけて思い出せない

http://homepage1.nifty.com/utuho-net/


[18037] 012:裸足 うつほ 2004年10月03日 (日) 17時33分

冬の日に裸足のままで逃げてきた愛しきひとの爪先にキス

http://homepage1.nifty.com/utuho-net/


[18036] 011:犬 うつほ 2004年10月03日 (日) 17時32分

逸らされぬ犬の視線は底の底見透かしている罪悪の井戸

http://homepage1.nifty.com/utuho-net/


[18035] 025:怪談 藤原龍一郎 2004年10月03日 (日) 16時58分

怪談の快楽を説く雑誌「幽」加門七海の写真が怖い


[18034] 085:再会 夏瀬佐知子 2004年10月03日 (日) 16時57分

再会は祝うべきですお互いの変化を笑う余裕なくても

http://www.natsuse.com/diary/


[18033] 084:抱き枕 夏瀬佐知子 2004年10月03日 (日) 16時55分

遠いから添い寝する人される人うなされるだけ抱き枕とて

http://www.natsuse.com/diary/


[18032] 024:ミニ 藤原龍一郎 2004年10月03日 (日) 16時49分

その夏の「平凡パンチ」のグラビアにミニ・スカートのツイギーがいる


[18031] 012:裸足 竹田 迅 2004年10月03日 (日) 15時33分

赤ん坊の柔き裸足はまどろみぬ やがてやがてのその日来るまで


[18030] 023:望  藤原龍一郎 2004年10月03日 (日) 15時30分

喜望峰なる先端を発見しバスコ・ダ・ガマは自賛したるや


[18029] 011:犬 竹田 迅 2004年10月03日 (日) 15時30分

例えば棒 投げれば犬が持ってくる  私投げれば拾うか犬よ


[18028] 010:チーズ 竹田 迅 2004年10月03日 (日) 15時26分

流れでる時の腐臭を塗りつけてパンとチーズの晩餐を終ゆ


[18027] 009:圏外 竹田 迅 2004年10月03日 (日) 15時22分

つつかれて圏外という新天地ドミソドレミをでたらめにする


[18026] 008:姫 竹田 迅 2004年10月03日 (日) 15時18分

乱心の姫おりましてピラカンサ花の中にてまあるく眠る


[18025] 007:数学 竹田 迅 2004年10月03日 (日) 15時14分

数学の美しさなんて他人事コツコツコツと人を殺すよ


[18024] 006:土 竹田 迅 2004年10月03日 (日) 15時09分

土ぼこり激しかったかグランドは義母を残して秋は遠のく


[18023] 022:上野 藤原龍一郎 2004年10月03日 (日) 14時57分

ああ上野駅には井沢八郎の笑顔が高度成長を負う


[18022] 052:部屋 浅場純子   2004年10月03日 (日) 13時20分

見たきものあなたの部屋の書棚にてなんにもないといつもの科白


[18021] 051:痛 浅場純子   2004年10月03日 (日) 13時07分

ボクサー犬ならぬ人間責め攻めらるかかって来いとあ痛痛痛つつつ


[18020] 050:おんな 浅場純子   2004年10月03日 (日) 12時56分

鬼橋はけんけんにしてその昔おんな振り向く刻をかさねつ


[18019] 049:潮騒 浅場純子   2004年10月03日 (日) 12時46分

松原を抜けて砂浜果てしなく潮騒ありぬ聴きつつもとな


[18018] 087:混沌 高崎れい子 2004年10月03日 (日) 11時21分

混沌の闇に潜むは現代の得体の知れぬ罪の数数

http://homepage3.nifty.com/reikononamida/


[18017] 086:チョーク 高崎れい子 2004年10月03日 (日) 11時20分

夕暮れにちびたチョークで落書きを描いた路地裏茜色に沈む

http://homepage3.nifty.com/reikononamida/


[18016] 085:再会 高崎れい子 2004年10月03日 (日) 11時19分

鮮明に己の過去を映し出す鏡持たざれば再会敵はじ

http://homepage3.nifty.com/reikononamida/


[18015] 084:抱き枕 高崎れい子 2004年10月03日 (日) 11時18分

抱き枕の開いた非常出口よりさらさら涙の零れ落ちゆく

http://homepage3.nifty.com/reikononamida/


[18014] 083:皮 高崎れい子 2004年10月03日 (日) 11時17分

皮膚と皮膚触れ合ふ面積広げても解消されない錆色の不安

http://homepage3.nifty.com/reikononamida/


[18013] 082:軟 高崎れい子 2004年10月03日 (日) 11時16分

傷ついたこころに軟膏擦り込んでざくりざくざく振り向かずにゆく

http://homepage3.nifty.com/reikononamida/


[18012] 036:流(再投稿) 春村 蓬 2004年10月03日 (日) 10時11分

敗北のだうだうめぐりに何時迄も川になれない流れるプール


[18011] 038:連 春村 蓬 2004年10月03日 (日) 10時10分

ハムエッグ、サラダ、ミルクと目覚めては食物連鎖を崩してをりぬ


[18010] 037:愛嬌 春村 蓬 2004年10月03日 (日) 10時09分

牛筋を煮込む数日愛嬌のいらない場所で絵を描きながら


[18008] 035:二重 春村 蓬 2004年10月03日 (日) 10時08分

どうもその絶対音感持つひとと二重唱とはどうも、あの、その


[18007] 034:ゴンドラ 春村 蓬 2004年10月03日 (日) 10時07分

ゴンドラは鳥の高さの空に浮く近づくものは遠ざかるもの


[18006] 023:望 YUKIKO 2004年10月03日 (日) 09時47分

硝子戸に雨降り止まずぬばたまの雲の上なる秋の望月

http://www2.plala.or.jp/barrack/milky/index.html


[18005] 064:イニシャル キタダヒロヒコ 2004年10月03日 (日) 09時27分

横がほのうつくしかりしひと、われにイニシャルのみを告げて笑まひき


[18004] 063:雷 キタダヒロヒコ 2004年10月03日 (日) 09時26分

おれよりも勁(つよ)き雷(いかづち)秘むる女(ひと)添ひゐておれの雷管を撫づ


[18003] 062:胸元 キタダヒロヒコ 2004年10月03日 (日) 09時25分

胸さはぎなぜするのだらう、胸元にあなたが覗いてゐたからだらう


[18002] 061:高台 キタダヒロヒコ 2004年10月03日 (日) 09時24分

高台にあをぞら展け雲うかびわれはかなしく碧き歌詠む


[18001] 052:部屋 鈴木英子 2004年10月03日 (日) 09時16分

扇型パノラマビューの不安定 住むための部屋に丸みは要らぬ


[18000] 052:部屋(訂正) 本所飛鳥 2004年10月03日 (日) 03時53分

子の部屋は服・マンガ・菓子散らかってカミナリ落ちた後だけキレイ

http://aja-bochan.hp.infoseek.co.jp/


[17999] 052:部屋 本所飛鳥 2004年10月03日 (日) 03時52分

子の部屋は服・マンガ・菓子散らかってカミナリ落ちた後でけキレイ

http://aja-bochan.hp.infoseek.co.jp/


[17998] 051:痛 本所飛鳥 2004年10月03日 (日) 03時34分

黒い歯が痛み出す前歯医者へとなぜかうれしくニコニコする子

http://aja-bochan.hp.infoseek.co.jp/


[17997] 027:天国 魚柳志野 2004年10月03日 (日) 03時23分

罵られながら考えていたのは天国の中の国境のこと

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Hanamizuki/4426


[17996] 026:芝 魚柳志野 2004年10月03日 (日) 03時12分

いつかまた生えてくるのだ 芝の目が逆さに阻みつづけていても

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Hanamizuki/4426


[17995] 025:怪談 魚柳志野 2004年10月03日 (日) 03時08分

真昼間の怪談のような曼珠沙華屹立するには短かすぎるけど

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Hanamizuki/4426


[17994] 054:リスク 石川美南 2004年10月03日 (日) 02時48分

フリスクのCMに出て欲しいのは黒衣のロッテンマイヤー夫人

http://homepage3.nifty.com/yaginoki/


[17993] 053:墨 石川美南 2004年10月03日 (日) 02時48分

墨を吐く生き物たちが赤外線くぐりて盗み出す『土左日記』

http://homepage3.nifty.com/yaginoki/


[17992] 052:部屋 石川美南 2004年10月03日 (日) 02時47分

空き部屋に弟の声 ホテルニューハンプシャーから絵葉書届き

http://homepage3.nifty.com/yaginoki/


[17991] 051:痛 石川美南 2004年10月03日 (日) 02時46分

真夜中の膝の痛みよ老ヒースクリフは草の中を歩める

http://homepage3.nifty.com/yaginoki/


[17990] 070:にせもの 2004年10月03日 (日) 02時06分

にせものと知っていたって愛着は湧くもの 奴を捨てた後泣く

http://kanwado.cool.ne.jp/


[17989] 050:おんな 石川美南 2004年10月03日 (日) 02時04分

群青の山をしばらく眺めては展望台を去るをんなたち

http://homepage3.nifty.com/yaginoki/


[17988] 049:潮騒 石川美南 2004年10月03日 (日) 02時04分

潮騒を聴くのも良いか荒井由実の歌詞に出てくる女に化けて

http://homepage3.nifty.com/yaginoki/


[17987] 048:熱 石川美南 2004年10月03日 (日) 02時03分

星々と会話せし子よ 平熱に戻りたる朝くつきりと顔

http://homepage3.nifty.com/yaginoki/


[17986] 069:奴隷 2004年10月03日 (日) 01時51分

言い訳もできないなんて酷い奴隷属させなきゃ駄目なのあなた

http://kanwado.cool.ne.jp/


[17985] 068:傘 2004年10月03日 (日) 01時49分

『雨傘』という掌編を思い出でポートレイトを探す六月

http://kanwado.cool.ne.jp/


[17984] 024:ミニ 魚柳志野 2004年10月03日 (日) 01時49分

旅愁と呼ぶにはあまりに帰化されたミニストップの多国籍料理

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Hanamizuki/4426


[17983] 067:ビデオ 2004年10月03日 (日) 01時48分

ありふれたビデオのように簡単に巻き戻さないで 私を 過去を

http://kanwado.cool.ne.jp/


[17982] 066:鋼 2004年10月03日 (日) 01時08分

真綿よりふわふわとした私だけど鋼鉄よりは丈夫なつもり

http://kanwado.cool.ne.jp/


[17981] 065:水色 2004年10月03日 (日) 01時06分

マジックの音楽が鳴る教室で掃除をしたから恋は水色

http://kanwado.cool.ne.jp/


[17980] 064:イニシャル 2004年10月03日 (日) 01時04分

歯ブラシもコップも指輪も飼い猫も今日から同じイニシャルになる

http://kanwado.cool.ne.jp/


[17979] 063:雷 2004年10月03日 (日) 01時01分

制服の濡れた背中をくっつけて春雷などに責められている

http://kanwado.cool.ne.jp/


[17978] 062:胸元 2004年10月03日 (日) 01時00分

胸元の熱は怠慢 掌でこの心臓を止められるのに

http://kanwado.cool.ne.jp/


[17977] 089:歩 多喜エリ 2004年10月03日 (日) 00時58分

歩み寄るには遠すぎる位置にいる春 走り去る そしてまた春

http://www.geocities.jp/takieri9/


[17976] 087:混沌 枝川由佳 2004年10月03日 (日) 00時20分

本を閉じ中と外との気温差の混沌として窓の水滴


[17975] 086:チョーク 枝川由佳 2004年10月03日 (日) 00時19分

見積りのチョークコイルの単価から日々の代価が浮かんで消える


[17974] 015:蜜柑(再投稿) よごろうざ 2004年10月03日 (日) 00時07分

二分五秒冷凍蜜柑を陽にかざし霜の模様で今日を占う

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/3405/


[17973] 065:水色 門哉彗遥 2004年10月03日 (日) 00時01分

フェニックスの皮が舞い散る水色の横断歩道渡る短夜

http://hullz.net/photo/


[17972] 064:イニシャル 門哉彗遥 2004年10月03日 (日) 00時01分

不規則な回転をしてイニシャルが海馬の底に落ちては消える

http://hullz.net/photo/


[17971] 063:雷 門哉彗遥 2004年10月03日 (日) 00時01分

暁にフィルムケースに詰め込んだ雷咥え疾走すべし

http://hullz.net/photo/


[17970] 062:胸元 門哉彗遥 2004年10月03日 (日) 00時00分

交われば赤くなるだろ胸元のインド蝶々この手の中に

http://hullz.net/photo/


[17969] 061:高台 門哉彗遥 2004年10月03日 (日) 00時00分

高台に住んどる浮浪爺、噴水で朝も早よからシャンプーしてま

http://hullz.net/photo/


[17968] 084:抱き枕 emi 2004年10月02日 (土) 23時41分

モーツァルト聴きながら膝を抱き枕は君をリセットにする

http://www.tcp-ip.or.jp/~panse219/index.htm


[17967] 083:皮 emi 2004年10月02日 (土) 23時30分

垂直に刻まれた日を忘れない逆光の君の皮膚透けてく

http://www.tcp-ip.or.jp/~panse219/index.htm


[17966] 083:皮 田丸まひる 2004年10月02日 (土) 23時20分

ゆるゆるに腐った桃の皮をむく君の(つぶれろ)指がほしいの

http://replicaprince.easter.ne.jp/


[17964] 014:オルゴール よごろうざ 2004年10月02日 (土) 22時53分

鼻声でナ行がうまく歌えないオルゴールならそれ、僕のです

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/3405/


[17963] 013:彩 よごろうざ 2004年10月02日 (土) 22時53分

「その澄んだ虹彩が好き」匿名の恋文とうとう俺にも届く

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/3405/


[17962] 012:裸足 よごろうざ 2004年10月02日 (土) 22時52分

一月は一月なりの上機嫌裸足で歩く夜更けの線路

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/3405/


[17961] 011:犬 よごろうざ 2004年10月02日 (土) 22時52分

犬の目が映す表面張力のおよぶぎりぎりまでの困惑

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/3405/


[17960] 010:チーズ よごろうざ 2004年10月02日 (土) 22時51分

ぬる甘いチーズみたいな弾力で君を来世も縛りつけたい

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/3405/


[17959] 009:圏外 よごろうざ 2004年10月02日 (土) 22時50分

今君がついた嘘なら僕が明日成層圏外まで投げ上げよう

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/3405/


[17958] 008:姫 よごろうざ 2004年10月02日 (土) 22時50分

相棒はお姫気質で私はといえばさしずめ婆やってとこ?

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/3405/


[17957] 007:数学 よごろうざ 2004年10月02日 (土) 22時49分

真理しか書かれてないと気がつけばますます怖い数学の本

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/3405/


[17956] 006:土 よごろうざ 2004年10月02日 (土) 22時49分

あの時はああする以外なかったとつぶやき続ける土星の輪っか

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/3405/


[17955] 005:名前 よごろうざ 2004年10月02日 (土) 22時48分

なんにでも名前をつける性分が嵩じて歌なぞ詠んでおります

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/3405/


[17954] 004:ぬくもり よごろうざ 2004年10月02日 (土) 22時47分

ぬくもりを拒みつづけたあしゆびを口にふくんだ男に嫁ぐ

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/3405/


[17953] 003:運 よごろうざ 2004年10月02日 (土) 22時47分

運ぶもの運ばれるもの自転車のカゴに押し込む気に入りの本

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/3405/


[17952] 002:安心 よごろうざ 2004年10月02日 (土) 22時46分

安心が欲しくてむしりとるように持ってきた実は3日で饐えて

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/3405/


[17951] 001:空 よごろうざ 2004年10月02日 (土) 22時45分

なすすべがないってこんなにうつくしい音もなくただ明けてゆく空

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/3405/


[17950] 023:望 魚柳志野 2004年10月02日 (土) 22時39分

翼からのびる飛行機雲 望みつづけるためのくびきとして

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Hanamizuki/4426


[17949] 048:熱 浅場純子   2004年10月02日 (土) 22時23分

たをやめを誰も知らない身熱の浮かれ小袖をまとひしひと日


[17948] 078:洋 小林看空 2004年10月02日 (土) 22時22分

ふと此の世に残れるものを考へるヴィーナスの唇洋梨の象(かたち)


[17947] 077:坩堝 小林看空 2004年10月02日 (土) 22時21分

夕焼けは斯くも気高き色なるやワインレッドに坩堝煮つめぬ


[17946] 047:機械 浅場純子   2004年10月02日 (土) 21時55分

機械体操人形の首ぐらぐらと修まりがたきを如何にせむかと


[17945] 046:練 浅場純子   2004年10月02日 (土) 21時48分

木登りに練達しよう飛び降りの稽古にはげむ何時の日かなう


[17944] 045:家元 浅場純子   2004年10月02日 (土) 21時30分

もののけに家元あるや英吉利の森の水辺の妖精たちよ


[17943] 077:坩堝 相沢銕誠 2004年10月02日 (土) 21時29分

「好きです」を坩堝に入れて三昼夜出来たインクで書くラヴレター


[17942] 076:降 相沢銕誠 2004年10月02日 (土) 21時25分

避雷針持って構える正眼に降りる言葉を傍受したくて


[17941] 075:あさがお 相沢銕誠 2004年10月02日 (土) 21時23分

ベランダに去年の夏はあさがおで今年オクラの花が咲いてる


[17940] 044:ダンス 浅場純子   2004年10月02日 (土) 21時22分

音痴とは音楽だけにあらずして少し気取りてモンキーダンス


[17939] 074:キリン 相沢銕誠 2004年10月02日 (土) 21時21分

妖怪の中にキリンがいないのはキャラがかぶった首がいるから?


[17938] 073:廊 相沢銕誠 2004年10月02日 (土) 21時19分

100の題ゴール出来ない人は皆廊下に並び立っていなさい!


[17937] 072:海老 相沢銕誠 2004年10月02日 (土) 21時17分

桜海老小柱入りのかき揚げをおむすびにして彼をまちぶせ


[17936] 074:キリン 和良珠子 2004年10月02日 (土) 21時07分

真っ先に箱舟に乗り込む絵図に必ずやいるキリンの夫婦


[17935] 043:濃 浅場純子   2004年10月02日 (土) 21時07分

日がな一日ぼんやりと居るこの濃さよ空気密度にきりきり巻かる


[17934] 073:廊 和良珠子 2004年10月02日 (土) 21時01分

なきにしもあらず無限の回廊の 「始まり」「終わり」「果てしない」「果て」


[17933] 042:映画 浅場純子   2004年10月02日 (土) 20時54分

そもそものなれそめなれる父の背に負はれて見たるターザン映画


[17932] 060:とかげ  桑原憂太郎 2004年10月02日 (土) 20時05分

占ひのラッキーアイテムとかげ柄のTシヤツそれは無理があるだよ


[17931] 059:矛盾  桑原憂太郎 2004年10月02日 (土) 20時04分

矛盾ばかり貯め込んでゐる軽トラのキイを優しく君に手渡す


[17930] 058:八  桑原憂太郎 2004年10月02日 (土) 20時04分

うちわあおぎ十八の夏はこれまでと違う景色に鮮やかに見え


[17929] 057:表情  桑原憂太郎 2004年10月02日 (土) 20時03分

いどむやうな表情で我と対峙するA男はポケツトにナイフを握る


[17928] 056:磨  桑原憂太郎 2004年10月02日 (土) 20時03分

今日もまた教室に入れぬA君は理化準備室で試験管磨く


[17927] 055:日記  桑原憂太郎 2004年10月02日 (土) 20時03分

はじまりは何を記すや新しき当用日記の表紙を開く


[17926] 054:リスク  桑原憂太郎 2004年10月02日 (土) 20時02分

リスクとは言えぬ君との約束を守れないから背負ひ込むだけ


[17925] 053:墨  桑原憂太郎 2004年10月02日 (土) 20時02分

手鏡を見据えまばたき一つせず唯一心に眉墨を引く


[17924] 052:部屋  桑原憂太郎 2004年10月02日 (土) 20時01分

うらぶれた部屋にテレビの音だけが飽くこともなく囁ひてをり


[17923] 051:痛  桑原憂太郎 2004年10月02日 (土) 20時01分

14の夏に神経抜いたはず32になりまた痛みだす


[17922] 080:縫い目 佐藤りえ 2004年10月02日 (土) 18時55分

バービーの服剥ぎませりテディ・ベアの背中の縫い目ほどきませり

http://www.ne.jp/asahi/sato/dolcevita/


[17921] 079:整形 佐藤りえ 2004年10月02日 (土) 18時54分

ひとと闇の境目をはやく閉じなくては整形外科の扉を叩く

http://www.ne.jp/asahi/sato/dolcevita/


[17920] 078:洋 佐藤りえ 2004年10月02日 (土) 18時53分

ぐずぐずの洋梨みたいな手触りが目をつむっても夢にならない

http://www.ne.jp/asahi/sato/dolcevita/


[17919] 077:坩堝 佐藤りえ 2004年10月02日 (土) 18時52分

興奮の坩堝となった出口前たすかりたくてこわしてしまう

http://www.ne.jp/asahi/sato/dolcevita/


[17918] 076:降 佐藤りえ 2004年10月02日 (土) 18時52分

まがまがしきものをのこらず降ろしたら池袋発へちまのにおい

http://www.ne.jp/asahi/sato/dolcevita/


[17917] 075:あさがお 佐藤りえ 2004年10月02日 (土) 18時51分

じっとして指を副えればあさがおのつるが巻きつく 思い通りに

http://www.ne.jp/asahi/sato/dolcevita/


[17916] 074:キリン 佐藤りえ 2004年10月02日 (土) 18時50分

臨時ニュース・動物園はキリンから順次脱出開始の模様

http://www.ne.jp/asahi/sato/dolcevita/


[17915] 073:廊 佐藤りえ 2004年10月02日 (土) 18時49分

もう一度廊下の奥に目をこらす煤けた闇が煮凝るばかり

http://www.ne.jp/asahi/sato/dolcevita/


[17914] 072:海老 佐藤りえ 2004年10月02日 (土) 18時48分

天婦羅の海老の衣をはがしたる箸先わずか5ミリの汚れ

http://www.ne.jp/asahi/sato/dolcevita/


[17913] 071:追 佐藤りえ 2004年10月02日 (土) 18時48分

追いかけているのはなぜか忘れたよバナナフィッシュの水打つひびき

http://www.ne.jp/asahi/sato/dolcevita/


[17912] 095:油 井上佳香 2004年10月02日 (土) 16時39分

どっぷりと家族に漬かって生きる時期panに残った油のような


[17911] 094:遠 井上佳香 2004年10月02日 (土) 16時39分

つかのまの晴れの一日頭のうちにシオンの鐘が遠く鳴り出づ


[17910] 093:列 井上佳香 2004年10月02日 (土) 16時38分

つきのひかりさす卓の上に列なりて林檎のようだ人の意識は


[17909] 092:家族 井上佳香 2004年10月02日 (土) 16時37分

南洋より送られて来し薬びん透明のこれは小さな家族


[17908] 091:埋 井上佳香 2004年10月02日 (土) 16時37分

木犀のもとに埋めし蝉の身に届いた頃か夜にふる雨


[17907] 048:熱 大江ケンジ 2004年10月02日 (土) 15時55分

ひんやりとその手の甲を首すじにあててほしくて発熱します

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/9680/


[17906] 047:機械 大江ケンジ 2004年10月02日 (土) 15時55分

あまりにも機械的だと内心は惚れているなと思っちゃうわよ

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/9680/


[17905] 046:練 大江ケンジ 2004年10月02日 (土) 15時54分

完璧に練りハミガキを使い切る/自分のことがよくわからない

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/9680/


[17904] 045:家元 大江ケンジ 2004年10月02日 (土) 15時53分

家元にまちがえられて家元のさみしさみたいなものに触った

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/9680/


[17903] 044:ダンス 大江ケンジ 2004年10月02日 (土) 15時53分

ダンスにはあれこれあってダンサーもいろいろいるさ もう泣くなって

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/9680/


[17902] 083:皮 夏瀬佐知子 2004年10月02日 (土) 15時30分

鮭の皮、焼き鳥の皮、豚足や鰈の煮付けも若返るらしい

http://www.natsuse.com/diary/


[17901] 082:軟 夏瀬佐知子 2004年10月02日 (土) 15時25分

軟弱なああ精神よ見え隠れする十五夜よ果ては尼僧に

http://www.natsuse.com/diary/


[17900] 072:海老 和良珠子 2004年10月02日 (土) 13時47分

そこはかとなく祖母(おおはは)の面影の線香は海老茶色 火を消す


[17899] 071:追 和良珠子 2004年10月02日 (土) 13時08分

追う方の立場に立てば死角ばかりの街 いくたびも家猫を呼ぶ


[17898] 100:ネット 立花るつ 2004年10月02日 (土) 12時22分

とうめいなかなしみに絵の具塗り重ねネットの中に私を描く


[17897] 099:絶唱 立花るつ 2004年10月02日 (土) 12時21分

絶唱と呼べるものなどなにひとつ持たぬ女は無力でしょうか


[17896] 098:溺 立花るつ 2004年10月02日 (土) 12時21分

溺れたいときに溺れられなくていくつになっても一人っ子です


[17895] 097:曖昧 立花るつ 2004年10月02日 (土) 12時21分

曖昧な身分のままで過ぎて行く季節をいくつ数えただろう


[17894] 096:類 立花るつ 2004年10月02日 (土) 12時20分

「料理酒は酒類でない」とつぶやいて男は去った黒猫残し


[17893] 095:油 立花るつ 2004年10月02日 (土) 12時20分

アトリエの油の匂いに身を潜め筆先見つめる黒猫だった


[17892] 090:木琴 前野真左子 2004年10月02日 (土) 12時18分

マレットをなくした玩具の木琴はドレミばかりに傷残るまま


[17891] 089:歩 前野真左子 2004年10月02日 (土) 12時16分

速度ややおとして歩む帰り道歌の片端温めながら


[17890] 088:句 前野真左子 2004年10月02日 (土) 12時15分

投げ出してしまへば軽し<句>の題の結句据わらぬ歌の切れ端


[17889] 087:混沌 前野真左子 2004年10月02日 (土) 12時13分

砂色の混沌がひょいと投げよこす迷彩色のサディズムの陰画(ネガ)


[17888] 086:チョーク 前野真左子 2004年10月02日 (土) 12時11分

色足らぬチョーク集めて放課後の教室に描く虹は淋しい