文字を書く芸術があると墨をするあるいは道というの不思議を

　水色と白のピースを組みながら全紙サイズの空を切り取る

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　イニシャルのやうな名前の銀行に口座開きてはつなつの鬱

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　遠雷は近づくことなく過ぎにけり帰らぬ理由ひとつ失せたり

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半ば陶酔のように鴛鴦（おし）むつむ返照するもみじもゆる水脈

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アルカイダ、首切断の悲鳴に顕（た）つナチ虐殺のチクロンの薬

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ま裸となりて背後ゆかき抱けばきみはくねらす羽二重の肌

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いつの日か逢う日を待てる吾の身の胸元までも捕らわれし事

バス降りて高台寺坂登り行く真っ直ぐ前を君は見据えて

ささやかな夢のかけらを探す夜　とかげの尻尾復活遂げん

おんなでもおとこでもなくこうもりやむささびみたいに生きているぼく

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潮の字はあさしおだから潮騒は朝の海だね　日の出桟橋

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熱量を計算しても意味ないよ、って言ったら泣かれちゃったよ

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工学部機械工学科出身　好きな工具は棒やすり（丸）

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たそがれの川原で歌う自由曲指揮棒消えて終わる闇練

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家元は何代将軍だったっけ家綱のあと吉宗の前？

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後夜祭フォークダンスの七面鳥あと五分間逃げ続けてくれ

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「濃硫酸に水」を試してみたいんだ怖いもの見たさを満たせるでしょう？

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ここ数年映画館には行っていない浅葱の幕が振り落とされる

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明日には全採血と決まってるウサギ一匹赤い眼をして

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追認といふ方法論 何度でも思ひ知らせてあげるよ､わたしに

#10626の再投稿分です。お手間おかけしてごめんなさい。

ぬくもりは血のほのかなる伝導の　熱く触れしがまた散りぬるを

運動が不足ぎみだがまぁべつにだいぢやうぶ　と、「死」のツラまだ視えねば

安心(あんじん)も苦ももろともに薄らいでかへりゆくかの山襞の果て

「天国の人妻」といふ店はあり人妻の天国にあらざるところ

http://tadarei.com/

過ぎざまにつと触れてみる芝桜かつてひたにその蜜を吸ひにき

http://tadarei.com/

目をとじて行ける何処かは廃屋の八百屋が燃えたにらをならべる

http://cat.zero.ad.jp/gips/

ありえない表情をするガーゼしかまとわぬ姉が手鏡にいて

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「上野くん」「そういう君は望さん」　こんな歌しか浮かばぬ五月

http://members.jcom.home.ne.jp/mizunami/

愛嬌で女を語る男らと仕事の酒を飲みて帰りき

どんな身が在っても不思議でないことの大学病院ロビー明るき

みずくきの教員免許わたくしの春の楔の１枚なりき

ちゅるちゅるとねずみのしっぽにビー玉がくくりつけられ愛しすぎるよ

http://www.h7.dion.ne.jp/~hinauta/

くまに手をひかれるままに乗りこんだバスは上野動物園行き

数学のノートに書いた恋文は赤点ですか？まだだめですか？

http://ageha.bambina.jp

なくしてた夢を取り戻しに行こうなんでもできる土曜の魔法

http://ageha.bambina.jp

疑わぬ故になおさら深くなる痛み　消毒済みのことばよ

今はまだモザイクつきの少女Ａで済まされる　だから急いで、

http://chiakiyuhka.easter.ne.jp/

カモシカは二重瞼をあけしまま解剖台に死屍をゆだねり

http://www.hokuriku.ne.jp/utusemi/

体内の死にし細胞はこぶごとゴンドラは昏き運河をわたる

http://www.hokuriku.ne.jp/utusemi/

雨音に似た声が好き　さみだれて吹かるるままに乱拍子なり

にせものの星空見に行く夏の夜の明石天文科学館前

奴隷船今なほ北をめざしたり白人の歌うスピリチュアル

片意地を隠すがごとく春日傘肩にあずけて母住む街へ

ゆずれない第一志望なんてない第二志望は３つあるけど

電源を切るに伴い負うリスク電波を知らぬ時代（とき）に生きたし

絶唱 →→→ http://www.its.caltech.edu/~yel/Fire.html
ビリー・ジョエルが羅列するなまへ聴きつつくすぶつてゐる

一客の磁器に溺るる午後五時をどうぞと笑まふチャールズ・フォートナム

くぐもった音でこたえる木琴は森の眠りの覚めやらぬがごと

否応もなくひと言を伝へむと車を駆ける　けふは雨降り

天国への階段の数をかぞえよう。もう日時計は影を作らない

http://mypage.odn.ne.jp/home/erimana0508

初芝のホームランこそかなしけれがらんとライトスタンド　空白

http://mypage.odn.ne.jp/home/erimana0508

お化けより人間の方が怖いのだ。小泉八雲の怪談を聞く

http://mypage.odn.ne.jp/home/erimana0508

ミニモニ。の身長をいまだ超えられぬ娘（こ）が掴もうとする春の星

http://mypage.odn.ne.jp/home/erimana0508

爪先を朱(あけ)に染めベニカナメモチ空の青さを追いかけている

http://homepage3.nifty.com/flat_m3/

半ときで帰る汝なれど逢ひしときわが残生も麗しと思ふ

http://www.hokuriku.ne.jp/utusemi/

なにとなくさびしきままに皮膚薬の匂ひ滲みこむ布団ひき寄す

http://www.hokuriku.ne.jp/utusemi/

汝の肌にはじめて触れて熱保つ薬指より眠りにおちぬ

http://www.hokuriku.ne.jp/utusemi/

赤錆を埋めて繁るハルジョオン無口な機械野仏のごと

ラブ・パーソナル・スペースに侵入者！　ハート目掛けてモモイロビーム！！

http://www.geocities.jp/takieri9/

キミなんていなくていいよ強がりじゃないよキリキリ胃の音がする

http://mini.pussycat.jp/

イニシャルは聞かないでくれ　あの松田聖子と同じＳＭだから

http://www.mnet.ne.jp/~miusin/

雷がしょっちゅう胸にたまるので生きてくためにときどき落とす

http://www.mnet.ne.jp/~miusin/

というより置いていったわ捨て台詞は　捨てる値打ちもない枕元に　

カーテンが緑のコンドミニアムで初めて朝の意味を覚えた

いつか見た虹のようだね「絶望」を「ゼッタイノゾム」と信じてた頃の

今日もまた連句の中で恋をして淡けりゃダルいし濃けりゃ切ない

http://homepage2.nifty.com/mizusu/

上野には僕より君に愛された長いまつげのペンギンがいる

胃にやさしいスチームミルクを飲むくせにいつも傷つく方を選ぶね

山城の国の竹よりエジソンはフィラメント生みぬ練実として

流されて生きたくないと言い合ひし青き言葉に隔たれし友

草陰に薬莢冷えてゆく秋を殺意のごとく咲く曼珠沙華

http://www6.plala.or.jp/a_mutsuki/

わが腕に残れる髪のすぢ消えて　逢ひし名残の肌は冷えゆく

http://www6.plala.or.jp/a_mutsuki/

別れとふ言なきほどの捨て台詞　受話器をめぐるコール音聴く

http://www6.plala.or.jp/a_mutsuki/

朝なさな駅に同じき顔ならび　機械仕掛けの太鼓打つ猿

http://www6.plala.or.jp/a_mutsuki/

ひからびたチーズを齧るなにもかも息絶えてゆくような雨の夜

http://www.asahi-net.or.jp/~ht1k-iwsk/index.html

煮つまってゆく諍いの圏外に泉のような子の眠りあり

http://www.asahi-net.or.jp/~ht1k-iwsk/index.html

かさこそと何かが渇いたまま きのふまた欠けたあの練炭火鉢

#10600の差し替えです｡ごめんなさい｡

群青の空の高みに囚われてもう声だけの姫雛鳥だ

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現代詩よりも理解できない　数学を教えて米を買うかなしみは

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チョコブラウニー割れても笑う少女らに踏み荒らされる春の黒土

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正直になれない分だけ正直なネットの方程式が愛しい

絶唱はたぶんマリナア海溝に向かつて独りいつかはする､と

溺愛をしたことあります あの人を通して寂しいわたしのことを

熱したらいつかは冷める 曖昧が保障してゐる優しい共生

丸で囲む同類項はひとつだけ 二重螺旋のどこかしらが修羅

後悔はミシン油が注せなくて明日も軋む予定の扉

間近でも越えてはいけない境界は奥ほど広くなる遠近法

人波に押し流される交差点には時系列なんてないから

ゾウさんの家族になつて鼻先でくすぐられたら Southern Circle

琥珀とか化石みたいな森の奥 埋もれてゐる巣箱､探して

あたたかい毛布のやうに､土のやうに､抱きしめた樹のやうに 木琴

初歩的な疑問は５Ｗ１Ｈ以下でＷＨＡＴとＨＯＷを コトコト

聞き慣れた常套句ならそらですら言へちやうんだよ いまホイッスル

混沌はあるやうでゐてないもので 裸の王が着てゐた服で

線を引く､チョークがぜんぶ終はるまで 揺れる振り子が泣きやめるまで

会ひたくて逢ひたくてけふ再会の約束すつぽかさうと決めたの

抱きしめてあげられないよ､それなのに 抱き枕とふいびつな心

ささくれを剥けば指だけ見る 爪に残つた皮もわたくしなのに

敗北は血の味 けふは例へればタコとか軟体動物のまま

いつ･どこで･だれの元へ､も選べない誕生 わたしの隣はイラク

いつまでも答へを出さない臆病が繋がる縫ひ目､ほどく こつそり

泣きたくても笑へなくてものつぺらばう 定刻通りの整形手術

東洋の東洋だから西洋で 世界地図的自己中､わたし

混ぜこぜがあべこべになる 脳髄が坩堝の中ででんぐり返り

音もなく下降してゆくエレベーター 潜水艦はいま何処ですか

咲き残るあさがほ 意固地になる積りなんてなかつたはずだつたのに

弱いから長い首へと鬣を生やしたキリン 反逆未満

永遠の渡り廊下が蛇行してまだ届かない空中庭園

海老反りの姿勢をすれば会へますか シングル･エイジの汚れのなさに

追認といふ方法論 何度でも思ひ知らせるあげるよ､わたしに

哀しみがどんどん濁つてゆくやうで 時が生み出すにせものの色

奢りとか高慢だとか面子とか わたしの奴隷はあたくしだけを

くるくると廻せばゆつくり効く麻酔 もう雨傘は空に返さう

早送りしてゐるビデオ これくらゐ何でも他愛なく思へたら

講堂にモザイク壁画の聖母子は清く正しく動かずにいる

http://www.h7.dion.ne.jp/~hinauta/

ガラスより鋼がいいと思ふから絆創膏はきつとはらない

水色の空を映して水溜り 怖がらないで海に帰らう

イニシャルはひと欠け残る白い骨 夜明けの前に爪が切りたい

立ち込めた雷雲を睨んだらよぎつた言葉 やぶからばうつて

胸元に指鉄砲を押しあてて 自殺志願ぢやないのだけれど

高台のてつぺんならばもう少し夜の近くへ 東に往かう

切り捨てた思ひがしくしく疼くから とかげの器用さに憧れて

夕暮れにけふ生み出した矛盾だけくちびるにのせ鳴らす草笛

八月の光と影を探します ブランコ揺れる未来の記憶

こゑのないこゑでも判る､いまどんな表情なのか 雨の夜です

磨くとはたぶん磨り減ることだから ８０年のストップウォッチ

騙すならば誰より自分 覚悟すらできないことは書かない日記

代償はすなはちリスク 手に入れたものの数だけ失つたもの

息をとめまゆ墨をひく 眉やまのあたりでちよつと砂丘を思ふ

ささやかに途切れた夢は箱庭のミニチュア･ハウスの中のひと部屋

痛点は星の数ほどこの胸にあるから 明日､夜汽車に乗らう

国境は朝でて夜に入るドア 匿つてゐたをんなよ､いいよ

また海が泣いてゐるね､とくちびるを噛み締めたまま とほい潮騒

ごめん､まだ熱効率が悪いからおずおずとしか笑へなくつて

真夜中に機械仕掛けの空耳が半べそをかく もう明日です

極めれば錬金術はマスクメロン 試験管から胎児がぐずる

脊柱が継承をした異端とふ流派の習ひ ぼくは家元

まだ残る大脳皮質がダンスする 太古の空はきつとあるから

ふと思ふ 濃縮還元つてなんだらう あの夏の日がまたとほくなる

どうせなら無声映画で泣きたくて 聞こえてゐるよ､みんな聞こえる

ぷつくりと血マメができてゐる指を庇ふだなんて 荒野をめざせ

ねずみ色した夕方は舌足らず 口の周りにビスケの欠片

モザイクのやうにだんだん美化される記憶 やりきれないつてかういふのだらう

跨がうか､いや潜らうか 注連縄はこの魂のリトマス試験紙

出し惜しみしてゐるものは愛嬌で 天狗の団扇がとつても欲しい

例へれば流域一帯洪水でちひさな中州また探してる

嘘ならば二重底した棺へと仕舞ふ 今夜も､別れませうね

こきざみにそよぐ睫毛は穂のやうに､ロープウェイのゴンドラのやうに

大半は水に流してしまいませう レテ河といふ安全弁に

薬缶ではきのふの白昼夢が沸いて 歯を喰ひしばつては笑へないから

いつもよりボタンをふたつ開けたまま おいで五月よ､この素肌へと

捨て台詞､捨てたい台詞､捨てられない 栞代はりに本の間で

はにかんだやうにゆつくり話す癖 けふの太鼓はそつと震へる

決着はぜんぶ無視する 赤道のこつちにあつちから来ればいい

天国に帰りたいから砂山を蹴飛ばしたあと踏んづけてみる

少しだけ自己嫌悪した とりあへず芝生と眉が背くらべ中

怖がらなくていいよ 眠ればいい だから怪談ひとつ謡つてあげる

ミニチュアのまたミニチュアのミニチュアはなんてでつかい 銀河系発

さかさまの望遠鏡はお喋りで後ずさりする未来よ､すすめっ！

｢逃げるなら北 帰るなら南東の港町だ｣とカモメ 上野の

お祭りのあとのけだるさ　小太鼓のような心音ふっつり絶えて

わたしには見えないわたし 胃カメラは憧れといふ嫉妬のカタチ

お遊戯で雨だれなんてやりました ほつぽつぽつと過去を棒読み

凝固点は融点だから沸点は少し酸つぱい May I pass on？

ふれられたくちびる軽く結びつつ ココロのロビーで流離ひませう

わたくしに発行をした免許証 大地の草としてここに立つ

シナプスが胡乱にすすり泣く夜は夢の彼方にギヌンガが見える

この指に剥かれる蜜柑 痛いからスプリンクラーを恨んであげる

幾兆のわたしがいまも忘れないカンブリア紀の波 オルゴール

水彩の滲み 油彩の境界線 ここはあそこでどこかが夜明け

ただ裸足で逃げてきました 行けたかも知れない未来から逃げました

知らぬ間に少し鋭くなつてゐた犬歯を舐める 矛盾のかほり

あまりにも罪深ければチーズさへやたら切ない 罰をください

背伸びして両手バタバタ羽ばきの練習､大気圏外の夢

姫さまは姫さまだから姫でしかゐられぬ痛み 鉄格子越し

等号と不等号との裏表 数学よりも算数の意味

ここに生まれ､ここへだけしか帰れない 土の匂ひは地球の吐息

名前なんてご都合主義の骨頂で要らないよ ねぇ､ここにゐるから

雪だるまゆつくりおほきく抱きしめて あげるぬくもり貰ふ愛しさ

憧れはやつぱりフンコロガシだから鞄は持たずに抱へて運ばう

安心はあさつてのはう向いたままこつそり思ひ出す平方根

これ以上ないほどちひさくうずくまる 窓の向かうは空の隅つこ

戦中に生きた父の生きざまを否定するかに着ける薄紅

再会だけが生きぬくすべなのお願いいつものサインを頂戴

ささやかにいじめてみる　抱き枕と遊ぶあなた　おとといきやがれ

泣き疲れ雲呑の皮とんとろりん白髪葱の湯（タン）に救いを

表情の柔軟体操欠かせない　あなたに話しかける前には

なんとなく気になるイニシャルＥＴが図書カードの先にいつもあり

http://www.toshies.com

くちもとに < 藤岡弘、 > の読点が萌（きざ）す、すなはち曖昧な笑み

教卓に残る眼鏡と白墨と鐘が鳴る鐘が鳴る　夕暮れ

そのむかし上野の園で無理矢理に夫婦にされた熊猫がおり

http://members.jcom.home.ne.jp/mizunami/

だれかさんに遠隔操作さるるごと近頃映画の好みが変はる

わらしべのでんでん太鼓聞きながら茶店の団子三個ほおばる

君が着る見栄の鎧を脱ぎ去ればもっと自由になれるだろうに

ノックする　開けておくれとノックする　千年閉じた天国の門

眼に視えぬ傀儡の糸に急かされて芝増上寺で切腹をする