花だけじゃなくて支柱や土にまで名前をつけるような人でした

あの人に名前を呼ばれる度あたし数ミリ単位で溶けていってる

家出でて上りきたりし高台ゆはるか我が家の見えて嬉しき

その嘘のぬくもりだけで生きられる女に生まれて来ればよかった

セキュリティ越しにあなたとリンクする安全じゃなく安心のため

幸せの証拠のように湯気あげる土鍋のふたが少し欠けてた

http://www.geocities.co.jp/PowderRoom-Tulip/9830/

よう逃げずまだ居りたるか尾の切れしとかげが厨の隅を走れり

店先に愛媛蜜柑の文字みつけ甘く酸っぱくよみがえる日よ

http://homepage3.nifty.com/y-chan-waiwai/

寂しきは自ら励むこともせずこの世の矛盾言い募るとき

都立高音楽教諭茂利（もり）いづみ君が代弾く手わずか乱るる

八人の子等を育てし老い母に趣味もてと言えば寂しき顔す

いつの日かふと送られたオルゴール歌を忘れた恋も忘れた

http://homepage3.nifty.com/y-chan-waiwai/

隣り家の飼ひ犬の名は知つてゐるけれど飼ひ主の名が出て来ない

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/9392/?

カマンベール入りのチーズの美味しさよ　人の矛盾もこんなものかな

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/9392/?

のろのろと進む行列待つに倦み人さまざまの表情をもつ

ここならば圏外だから身を縮め息を殺して今日を生き抜け

空虚とふ哀しびのとき手をはじけ掴み戻さむ過去のページを

ひらがなで書けばかなしき姫百合の紅あざやかに自己主張せり

http://www.urban.ne.jp/home/sei97/uta/utamoku.html

ガラス戸の汚るる箇所を表裏から教え合いつつ夫と磨ける

ゆっくりと膝にのるにゃあやわらかな重みぬくもり緑の瞳

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/3750/

運命を口ずさんでる唇のカタチがすごく気になるのです

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/3750/

幾たびも母と書きてはひしがれし思いに耐えし昔の日記

試してる答えをきくのがこわいのに安心させてもっと許して

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/3750/

安楽死は出来ぬと医者は言いたりき人さまざまのリスク負いたる

空　春のひかり風菜の花の色なにもいわない助手席のひと

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/3750/

二十五世紀　ねずみとひとの子孫なるネズーパーマン　ＡＫ団とたたかってをり

かくれたる日の大きさよ残照の去りたる山はたちまちに墨絵

レーザーの青彩緑彩赤彩よせろふぁんごしにあなた切りとれ

http://www003.upp.so-net.ne.jp/haihoo/

あたたかき部屋の気配にゆるゆると活けしばかりの芥子は苞脱ぐ

「安心」とつぶやいてくれる人がいる　日曜の午後ソファの上で

期待値が乱高下するホワイト・デー運用利回りゼロもあり得る

カルシウム　掃き集めるとカサカサと空ろにひびく生きた証

子供らが塗り分けてゐる世界地図オーストラリアは安心なのか

働かぬ日はこの足の痛まぬと夫は笑えり足叩きつつ

「君なんかもう愛していない」と捨て台詞みれんたらたら帰りのバスは

芝の目に沿うて転がる球のごと時に流され流れて来たり

安心と安易の狭間渡りゆくビートたけしが首曲げるたび

どしゃぶりのもなか裸足であゆみゐる　ひとりきりのデモ拳もあげず

大太鼓叩ける勇者は胸広げ空見つめたり恍惚として

高き胸を春着につつみ若きらは靴ならしつつ街へとけ行く

白き犬のかたむきながら走りきて｢用か｣と問へどとほりすぎたる

金色(こんじき)に玉蜀黍畑(もろこしばたけ)朽ち果てよ安心といふ毒を食らはば

われはいまかたまりかけのチーズなり不可触領のゆれゆれやまず

神社から太鼓の音が聞こえくる春のお祭り心がおどる

フェンスごしひろがるきみの引力圏外はちみつ流れ黒鹿毛いななく

１２５台集めてコンサート　フル・オルゴール・チャイコフスキー

空色の勝負服着てアンカツよ砂の国より凱旋なさん

金の迷彩服に身を包み自衛と言う名で人を殺しに

茅ヶ崎で夏の渚を駆けて行く裸足の悪魔とは気付かずに

火星にも水があるというならばその水に春のぬくもりを伝えよ

精霊流しの川辺に携えてきたモザイクの木箱きみの遠足の思い出の

風の夜偶然めかして落ち合ったフロドとサムのように裸足で

本日朝退職を表明した同僚がいた。

職を退きドイツに旅立つ女のあり葡萄の房手に笑まふ姫なれ

ひとりだけ女の子のをりて乱取のおねがひしますを男の子そぷらの

http://www.geocities.co.jp/PowderRoom/3788/

君からの着信ありし十七時シネコンに行き映画を観よう

展（ひら）きゆく四肢のラインを黄金（きん）のごと愛す数学の儀式のやうに

ふるさとの蜜柑届きて紐に字に揃ひし粒に母のおもかげ

http://www.geocities.co.jp/PowderRoom/3788/

空虚とふ哀しびのとき手をはじけ掴み戻さむ過去のページを

君となら行けるところまでどこまでもたとえば天国のような場所まで

お大師と連れ立ちありく遍路あり　分け入っても分け入っても山は青からむ

これまでになんべん呼んだことだろう弟のおとうとの弟の名前

http://

羽田よりいざ向かわん東京へモノレールから芝浦工大

辛夷の芽ひらかんとするぬくもりはかの日弟のあかぎれの手

http://

男性へ　ジョシコウセイのミニスカはぱんつを見せるためにあるのよ

http://chiakiyuhka.easter.ne.jp/

紛い物臭い“希望”を餌にしていつも誰かが殺しあってる

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灰色のコカコーラの空　海原に愛嬌クジラは歌を響かせをり

怪談のようなはなしでもある我の発病二度の再発

(松濤権之丞の書簡）
権之丞は流山に近藤勇を訪ねたるらし　京の古書店に書簡浮びあがりぬ

３月３日中学校の国語の恩師逝く。享年９０。
達筆で、漢和辞典を諳んじた。合掌。

桃の日に木村蕪城は身罷りぬ大試験詠み空に還らむ

知り合いに上野っていうひとがいた　甘い唇が愛しかった

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濃き黒き炎（ほむら）なれ吾にすだくもの土の象（かたち）に口づけしは魔（サタン　ハズ　キスド）

モー娘のコンサートを観るときの君はミニスカ対抗すると

賞味期限切れたチーズを庭に置き妖精待ってる狂気の正午

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息かかるほどにそばにいるけれど君のキモチは私の圏外

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お姫様白馬の王子を待ち焦がれ歳だけとってりゃ世話ナシだわね

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こじつけて答え出したい恋愛論　数学みたいに真実(ホント)をヒトツ

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お昼まで眠っていよう明日の朝　抱かれる予感の土曜日の夜

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ひたすらに一途な恋の副作用胃が縮こまり切なく揺れる

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張り合いのない生活に飽きたから遊牧民の妻になりたい

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沸点を超えて空気と同化してあなたの中で生きてゆきたい

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胃にもしか顔のあるならわたくしの胃はどんな顔下がり眉かな

目を伏して爪を磨きぬ　憤る本心をこそ気取られまじと

居酒屋で生中頼む銘柄は名古屋で飲めどサッポロビール

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口に出し言わないけれどウェブ日記読んでくれれば本音満載

人目避け指先繋ぐハイリスク愛でなければリターンは無理

夕映をやきつけるまで遊ぶ子よ放課後といふ風に吹かれて

出世する間違いナシとお墨つきでも条件と構合うじゃなし

「ただいま」の終わる間もなく駆けてくる犬が居た部屋これからはひとり

引き攣った頬に微笑み貼り付けてクラス参加の免許とりたて

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曇りがちサラッとしない日がつづく君の笑顔に望みを託す

みそかなる情念のあり沸点をきはめむとして大地に立つ朝

ロビーにてまどろみをればどこかしら覚えある背中小さくなりゆく

雑踏を抜けて向かいし「彩」の文字いつもの席に君は座れリ

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東京へ新幹線が延びてから上野駅は通過点となる

食細り激やせする水無月に胃カメラを飲み「正常ですよ」

四万十の清けき流れ裸足にて確かめてごと夏は過ぎをり

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ピル飲みてもはや統べられをらぬわれ裸足のダンス月に捧ぐる

おほけなくあるにやあらむわたくしに貴方の心の免許はとれるか

待つ宵よ百夜へてなほいとしかり星もおもひも繚乱してゆく

偏見を消さむとすれどむづかしくまず犬好きを嫌ふことから

ケンネルに並びし犬の眼差しを今の私に映しておりぬ

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ねんごろに蜜柑のスジをとる人の白き指より果汁したたる

胸筋に貼りつくシャツを脱ぎ捨てて運ちゃんたちの真昼にぎやか

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やはやはとしろきチーズの裁（き）られゆくをみなに殺人鬼なきはまことか

ママ、なんで名前に<子>の字を使ったの女の子だから使ったんだよ

アルバムのチーズする笑みこわばりてやり直したい「はいチーズ」から

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自販機の<冷>と<温>とを見比べて10円の差がぬくもりの価値

暖かい春が来たなら二人して自由気ままに遊んでいたい

最新版「姫君の思考パターン」のダウンロードは[ここ]からどうぞ

土のつく医学用語はないはずだ火を持つたまま答へてゐたり

どうせなら可視圏外から躍りでて心臓狙ってあんたを撃ちたい

おおきな実両手でかかえかりこりとからすうりかむ姫ねずみかな

安心は其処此処にあり　崖下に夜鷹の巣あり鳴く子等が居り

天蓋を突き破らんと飛ぶ空の高きに眩む　籠抜けの鳥

天気雨名前はたぶんこんな日にまとめて街に降つてくるんだ

君のこといつでもどこでも気にかかる僕の頭は沸騰している

夕暮れに我一人いて庭に撒くサッポロビール気は抜けており

唯一の汚点は免許証に残る一年前のホントの自分

あなたとのフォークダンスは慎重に息の乱れを気取られぬよう

タイ料理中華料理に強い酒　天まで飛びます土曜日ならば

神戸でのステイを終えて富山へと旅立つ朝のロビーは凛と

自転車に腰掛けふたり丘の上　春一番が髪を乱して

人身の事故のため免許証を取り上げられ制裁受ける

浜崎の「M」オルゴールバージョンをダウンロードし携帯で聞く

http://tanka-journey.hp.infoseek.co.jp

「彩」という文字を見たときキャラクターが何人も出てきていて困る

http://tanka-journey.hp.infoseek.co.jp

世の乱れ敏感なる僕だから日々のニュースに心乱れる

ミニロトを鼻唄まじりに求めゐし所ジョージを久慈町で見き

ストーブに背をあてながら暖をとりぱくぱく食べる紀ノ国蜜柑

「こら！こら！こら！ルールをちやんと読まんかい！」五十嵐きよみの怒りと祈望

携帯電話（ケータイ）のレンズを向ける不躾な輩（やから）に上野彦馬を見たり

＜すっぱいです＞と札立てて売る夏蜜柑萩の城下の軒低き店

ネットにて調べた知識披露するいつまで続く君の感心

唄ひだす臓器持つゆえ落ち着けぬオルゴール人形照れた眼をして

数学で宇宙の全て記述するその試みが宇宙を変える

http://homepage3.nifty.com/K_YOUKADA/

江戸川乱歩の死とともに麻布竜土町も地上より消え

七変化と呼ばるる花の七彩の変化の果ての実りか黒し

夏蜜柑の皮をゆっくり煮詰めてるひとりの午後の開放感は

忠犬パトラッシュよおまへにはかけがへのなき暴君か少年ネロは

http://www.geocities.co.jp/Hollywood/3151/

ネットにて調べた知識披露するいつまで続く君の感心

むらさきに黴びたチーズよその昔ダンテはルシフェルの毛を探りき

http://www.geocities.co.jp/Hollywood/3151/

愛し合ふとは蹠（あうら）見せあふ久方の大気圏外にも水鳥が

http://www.geocities.co.jp/Hollywood/3151/

ステージに裸足で唄う歌姫ははぐれた子猫のような声して

のど自慢愛しき君の好きな歌我にとっては全て絶唱

安藤美姫のwhipのやうにやはらかな身体を軍事機密とぞ思ふ

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逢う程に君の魅力にひかされて恋に溺れ行くの意識あり

数学を使ひこなした強盗を乳白色の樹脂で固める

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電話にて愛の告白せし我に君曖昧にアイラブユーと

白無垢の便器へ誘ふ土曜日の女の舌は輝いており

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国王の名前は「春」で王宮の壁海水を吸ひつくすかも

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人類もレッドリストの絶滅種もたぬ太陽爆発までも

大き頭をつと寄せられぬ　この犬にわが淋しさを嗅ぎ取られしか

円天井を漏るるぬくもり十字架を伝ひ祈りの膝を濡らしぬ

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濁流のごとき運指のピアニスト去り置いてけぼりの協奏曲（コンチェルト）

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君はダメ人格否定挑発し火に油注ぎ怒り心頭

「はいチーズ」死語を使ったカメラマン被写体たちは冷めて固まる

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うどん好き目指すうどん屋遠くあり払う運賃越える代金

安心は値切つて買おうたらちねのセールスレディ逃げないうちに

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猫とねずみチーズをめぐる攻防のまぬけなトムがご贔屓だった

ＮＢＣ（エヌビーシー・核、生物、化学）すすむ汚染の現代に地球圏外生きる場は無い

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評判の行列出来るラーメン屋行列のなく入るを躊躇う

地獄には空が無いのに悪魔には軽金属の翼があると

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天国にいきしと思い安らげる息子の死より二年も過ぎて

勇者様竜を倒して姫を得るそして始まる退屈な日々

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（蛇に化身してしまわぬうちに）
0Gの舌ピの少女眠るまま都市圏外れてゆく春のバス

マイカーを君が運転四万へ行く後で真青家族限定

大会社技術優秀個性的出る杭となり土に埋もる

地図の線法律なんぞは後回し国は人なり国は土なり

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死ぬまではたいして役に立ちもせぬ名前を売って何を得るのか

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木琴のキンコンカンの音聞けば小学生の時代懐かし

実家（さと）に残る姫鏡台の小抽斗その薄闇に何仕舞ひけむ

戦友のぬくもり残る蚕棚（かいこだな）魚雷の狭間に眠る水兵

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山歩き苦手な我も夜の街水得た魚喜々とし泳ぐ

運べない持て余しても捨てられぬ「考え」という浪費の極致

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偶々に出会いし君の影響で俳句でなくて短歌詠むなり

生真面目な子の受験期の数学のノートに残る微分積分

見ず聞かず言わずなんにも考えずそして手軽な安心を得る

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君いつも枝葉こだわり混沌と我明解に本質を説く

軟質の白い石灰チョーク成すまた白亜なる殿堂と成す

憧れて夢をかなえて空に散り海に眠ったサン・テグジュペリ

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(犬狗戌往ぬ）good dogはgoodsじゃねぇ　googooってみなよgodと出るから

※（付：よみ方、可能ならばrap調で）いヌいヌいヌいヌ（４音で読むこと）
　グッドドッグはグッズじゃねぇ　ググってみなよ　ゴッドと出るから

http://yositama.cocolog-nifty.com/

長江の三峡クルーズ君見初め我大津行き果たす再会

届きたる泥付き野菜　鹿足郡（かのあしぐん）柿木村の土が匂へり

蒸し暑く眠り難き夜掛け布団抱き枕如丸め抱き寝る

梨りんご柿は食べぬが我好む皮むき容易みかんとバナナ

一人旅軟席車乗り杭州へゆったりとしてコーヒー楽しむ

永遠に終はる事無きかくれんぼ名前知らねば呼ぶ術なくて

戦争で混乱続くイラクにも千夜一夜のよき時代あり

洗濯しパンツよじれて表裏縫い目ない方知る表側

ふきのたう花となりたる庭隅に陽のぬくもりのふくふく匂ふ

故郷の徳島にいる我が友の整形医院最もはやる

東洋と西洋結びかけた橋東西交流架け橋となる

サンパウロ街歩く人アジア人白人黒人人種の坩堝

はろばろと唐土の鳥の運び来しインフルエンザ　囃せ七草

メール打つ相手間違え君宛に我が評判は急降下する

父の背に背負われて揺るるベビー靴　あん・しん　あん・しん　安心ねむい

鴨川に冬を運ぶとふユリカモメ見ぬまま今年は春になるらし

鳥花粉黄砂行き交ふこの空の何処（いずへ）飛ぶらむ青き輸送機